JP2009299821A - テンショナ - Google Patents

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Hiromi Matsuura
博巳 松浦
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Abstract

【課題】ベルト伝動装置に用いられるテンショナにおいて、テンショナプーリ周りの大きさを抑制する。
【解決手段】テンショナアーム12を回転軸X1の周りに搖動自在にテンショナカップ11に枢着する。一端がテンショナカップ11に係合され、他端がテンショナアーム12に係合されたコイルスプリング21によりテンショナアーム12に回転付勢力を与える。テンショナアーム12において、回転軸X1からオフセットされた位置に、回転軸X1と平行な回転軸X2周りにテンショナプーリ13を枢着するプーリ取付ボス部24を設ける。ベアリング26の内輪27の内側にプーリ取付ボス部24の上部円筒部24Aを嵌入する。上部円筒部24Aの中心に設けられたシャフトボア25にシャフト部材30を圧入し、内輪27をシャフト部材30のヘッド部32とプーリ取付ボス部24の下部円筒部24Bとの間で押圧し固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルト伝動装置において用いられるテンショナのプーリ取付機構に関する。
自動車等のエンジン補機の駆動には、一般にベルト伝動装置が用いられる。しかし例えばエンジンのフロントエンド周りは、そのスペースが限られるため、テンショナの小型化が望まれる。テンショナの小型化を実現するものとして、ピボットアームの付勢に用いられるコイルスプリングの巻回形状を工夫することにより、テンショナカップの軸方向高さおよび外径を抑え、テンショナ全体を小型化したものが知られている(特許文献1)。
特開平10−227345号公報
しかし、特許文献1の構成は、テンショナカップの大きさを抑えるものであって、テンショナプーリ周りの大きさを抑えるものではない。
本発明は、ベルト伝動装置に用いられるテンショナにおいて、テンショナプーリ周りの大きさを抑制することを目的としている。
本発明のテンショナは、プーリと、テンショナアームと、プーリとテンショナアームとの間に介装されてプーリをテンショナアームに対して回転自在に保持するベアリングとを備え、ベアリングの内輪が圧入手段を用いてテンショナアームに固定されることを特徴としている。
圧入手段は、例えばヘッド部を有するシャフト部材を備え、シャフト部材のシャフト先端部がテンショナアームに設けられたボアに圧入され、内輪がヘッド部とテンショナアームとの間に挟まれることによりテンショナアームに固定される。
また、圧入手段は、例えばテンショナアームに設けられた円筒部を備え、内輪が円筒部に圧入されることによりテンショナアームに固定される。また更に、円筒部の中心には例えばネジ穴が設けられ、このネジ穴に螺着されるボルトによりダストシールドが内輪に固定される。
以上のように本発明によれば、ベルト伝動装置に用いられるテンショナにおいて、テンショナプーリ周りの大きさを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるオートテンショナの断面図である。
オートテンショナ10は、エンジンブロック(不図示)などの固定部に固定されるテンショナカップ11と、テンショナカップ11に揺動自在に枢着されるテンショナアーム12と、テンショナアーム12において揺動軸からオフセットされた位置に回転自在に枢着されるテンショナプーリ13とを備える。
テンショナカップ11は、カップ形状を呈し、その底面略中央には、ボス部14が設けられ、ボス部14にはカップ底面を貫通するシャフトボア15が設けられる。テンショナアーム12は、テンショナカップ11の開口部を覆う蓋体形状を呈し、その略中央には蓋面から延出するシャフト部16が設けられる。シャフト部16はシャフトボア15に嵌挿され、シャフト部16とシャフトボア15との間には、合成樹脂製のスリーブ17が介挿される。
シャフト部16は中空部材として形成され、その先端部内側には雌ネジが刻設される。この雌ネジはテンショナカップ11の外側からシャフトボア15内に螺入されたボルト18と螺合される。ボルト18のヘッドには、バネ座金19を介して平座金20が係合され、ボルト18が締められると、平座金20はスリーブ17のフランジ部を挟んでボス部14の段部に押圧されテンショナアーム12は、テンショナカップ11に枢着される。これにより、テンショナアーム12は、シャフト部16からなる回転軸X1を中心に揺動自在にテンショナカップ11に支持される。
テンショナカップ11内には、コイルスプリング21がシャフト部16の周りを巻回するように装置される。コイルスプリング21の一端はテンショナカップ11の底面に係合・固定され、他端はテンショナアーム12に係合・固定される。
テンショナアーム12には、シャフト部16と同軸的な円筒部22が形成され、テンショナアーム12がテンショナカップ11に装着されるとき、円筒部22はテンショナカップ11の開口部からカップ内へと嵌入される。また、円筒部22の外周面とテンショナカップ11の開口部内周面との間には合成樹脂製のダンピングバンド23が介挿される。
テンショナアーム12には、回転軸X1からオフセットされた位置にプーリ取付ボス部24が形成され、プーリ取付ボス部24には、回転軸X1に平行な軸X2を有するプーリ取付ボア25が形成される。プーリ取付ボス部24の上部は段付きの円筒形状とされ、段部には例えばベアリング(例えばボールベアリング)26の内輪27が載置される。
すなわち、プーリ取付ボス部24は、上部円筒部24Aと下部円筒部24Bとを備え、上部円筒部24Aは下部円筒部24Bの頂面の中心に配置される。上部円筒部24Aの外径は公差を除いてベアリング26の内輪27の内径に等しく、内輪27は上部円筒部24Aに嵌装される。下部円筒部24Bの外径は、内輪27の外径に略等しく(少なくともベアリング26の外輪28の内径よりも小さい)、内輪27は下部円筒部24Bの頂面上に載置される。また、テンショナプーリ13の中心にはボア29が形成され、ベアリング26の外輪28は、ボア29内に圧入され、テンショナプーリ13に固定されている。
プーリ取付ボス部24に載置されたベアリング26の内輪27には、上方からシャフト部材30が挿入され、そのシャフト先端部31はプーリ取付ボス部24に設けられたプーリ取付ボア25に圧入される。また、シャフト部材30はヘッド部32を備え、ヘッド部32と内輪27との間には、ダストシールド33が介挿される。すなわち、内輪27は、シャフト部材30がプーリ取付ボア25に圧入されると、ダストシールド33を介してヘッド部32と、プーリ取付ボス部24の下部円筒部24Bの間に挟まれ、テンショナアーム12に固定される。これにより、テンショナプーリ13は、プーリ取付ボア25の中心軸(シャフト部材30の軸)X2を回転軸として回転自在にテンショナアーム12に取り付けられる。
なお、ダストシールド33は、皿状の薄板部材からなり、その中心にはシャフト部材30を挿通するためのシャフト径と略同径の穴が形成されている。またダストシールド33は、内輪27の外径を僅かに越える位置(但しベアリング26の外輪28の内径よりも内側)まで、平らな円板形状を呈し、その外側では直線的に上方に反り返り、外周縁は外輪28の上方を覆い、例えば外輪28の外径を越えた位置にまで延在する。
以上のように構成された第1実施形態のテンショナ10では、テンショナアーム12は、回転軸X1を中心にコイルスプリング21によりエンジンブロックなどに固定されたテンショナカップ11から回転付勢力を与えられる。これにより回転軸X1に平行な回転軸X2周りに回転自在なテンショナプーリ13が、テンショナアーム12の回転に伴って回転軸X1周りに揺動可能となる。
以上のように第1実施形態においては、ボルトに代えてテンショナアームに設けられたボアに圧入されるシャフト部材を用いてテンショナプーリをテンショナアームに枢着している。シャフト部材はボルトのようにヘッド部をレンチ等で回転する必要がないので、ヘッド部の厚さを薄くすることが可能となる。すなわち、第1実施形態のシャフト部材では、ヘッド部は、ベアリング内輪をテンショナアームに押圧・固定するための強度を備えていれば十分であり、回転力が与えられボルトヘッドに比べて大幅に軸方向への厚さを薄くできる。これにより、テンショナプーリ周りの軸方向へのサイズを小さくすることが可能となる。
次ぎに、図2を参照して本発明の第2実施形態のテンショナについて説明する。図2は、第2実施形態のテンショナの断面図である。なお、第2実施形態の構成は、テンショナプーリの取付部分の構成以外、第1実施形態の構成と同一である。したがって、同一な構成については同一参照符号を用いその説明を省略する。
第2実施形態のテンショナ40においても、プーリ取付ボス部41は、上部円筒部41Aと下部円筒部41Bとを備え、上部円筒部41Aは下部円筒部41Bの頂面の中心に配置される。また、第1実施形態と同様に、下部円筒部41Bの外径は、ベアリング26の内輪27の外径に略等しく(少なくともベアリング26の外輪28の内径よりは小さい)、内輪27は下部円筒部41Bの頂面上に載置される。
一方、上部円筒部41Aの外径は、第1実施形態とは異なり、ベアリング26の内輪27の内径よりも僅かに大きい。すなわち、ベアリング26の内輪27は上部円筒部41Aに圧入され、これにより内輪27はプーリ取付ボス部41(テンショナアーム12)に固定される。なお、テンショナプーリ13のベアリング26の外輪28への取り付け方法は第1実施形態と同様である。
また第2実施形態では、上部円筒部41Aの中心に、回転軸X2を中心軸とするネジ穴42が形成され、ダストシールド33は、ネジ穴42に螺着されるボルト43によりベアリング26の内輪27に固定される。
以上のように、第2実施形態によれば、ベアリングの内輪をプーリ取付ボス部に形成された円筒部に圧入されて固定されるためテンショナプーリのテンショナアームへの枢着にボルトが不要となる。これによりヘッド部の大きなボルトを用いる必要がないので、テンショナプーリ周りの軸方向へのサイズを小さくすることが可能となる。
なお、第2実施形態では、テンショナプーリのテンショナアームへの固定は、主にベアリングの内輪とプーリ取付ボス部との圧入嵌合によって支えられており、ボルトはダストシールドの固定にのみ主に用いられる。したがって、ボルトはサイズの小さいものに置き換えることができ、ダストシールドの固定にボルトを用いたとしても、ヘッド部の大きさはやはり小さいものとすることができ上記効果が損なわれることはない。
なお、第2実施形態において、ダストシールドの固定に用いたボルトの代わりに、シャフト部材を用い、このシャフトをプーリ取付ボス部に設けられた穴に圧入する構成とすることも可能である。
第1実施形態のオートテンショナの断面図である。 第2実施形態のオートテンショナの断面図である。
符号の説明
10、40 テンショナ
11 テンショナカップ
12 テンショナアーム
13 テンショナプーリ
24、41 プーリ取付ボス部
24A、41A 上部円筒部
24B、41B 下部円筒部
25 シャフトボア
26 ベアリング
27 内輪
28 外輪
30 シャフト部材
31 シャフト先端部
32 ヘッド部
42 ネジ穴
43 ボルト

Claims (4)

  1. プーリと、テンショナアームと、前記プーリと前記テンショナアームとの間に介装されて前記プーリを前記テンショナアームに対して回転自在に保持するベアリングとを備え、前記ベアリングの内輪が圧入手段を用いて前記テンショナアームに固定されることを特徴とするテンショナ。
  2. 前記圧入手段がヘッド部を有するシャフト部材を備え、前記シャフト部材のシャフト先端部が前記テンショナアームに設けられたボアに圧入され、前記内輪が前記ヘッド部と前記テンショナアームとの間に挟まれることにより前記テンショナアームに固定されることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記圧入手段が前記テンショナアームに設けられた円筒部を備え、前記内輪が前記円筒部に圧入されることにより前記テンショナアームに固定されることを特徴とする請求項1に記載のテンショナ。
  4. 前記円筒部の中心にネジ穴が設けられ、前記ネジ穴に螺着されるボルトによりダストシールドが前記内輪に固定されることを特徴とする請求項3に記載のテンショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016008666A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 バンドー化学株式会社 オートテンショナ

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