JP2015006836A - U字形サスペンション - Google Patents

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Abstract

【課題】全方向の衝撃や振動に対して良好な緩衝効果を得ることができるサスペンションを、安価に提供する。【解決手段】複数のU字形ばね部110を放射状に配置すると共に、各U字形ばね部110の上側端部110a及び下側端部110bを保持機構120,130で保持する。保持機構120,130は、外側固定板121,131と内側固定板122,132とを備える。更に、外側固定板121,131のボルト挿通孔121b,131b、U字型ばね部110の貫通孔111,112及び内側固定板122,132のボルト挿通孔122b,132bをそれぞれ貫通するように、円筒形状のカラー126a,136aが挿通される。そして、各U字形ばね部110の上側端部110a及び下側端部110bは、コラムリング123,133に当接する。【選択図】図3

Description

本発明は、運搬貨物等に与えられる衝撃や振動等を緩和するサスペンションに関する。
乗り物や貨物運搬車両には、地面やエンジン等から搭乗者や搭載物に伝わる衝撃や振動を緩和するために、サスペンションが使用される。
従来より、乗り物や貨物運搬車用のサスペンションとしては、金属サスペンションやエアーサスペンション等が知られていた。
金属サスペンションとは、金属製のコイルばねを使用したサスペンションである(例えば、特許文献1参照)。
エアーサスペンションとは、袋状に形成したエラストマの中に気体を封入したてなるサスペンションである。
特開2008−202738号公報
金属サスペンションは、コイルばねが軸方向にのみ変形するように構成されている。このため、金属サスペンションは、ばねの変形に伴う加重の分散が起き難く、従って、水平方向の衝撃や振動に対する緩衝が不十分になり易いという欠点がある。
これに対して、エアーサスペンションは、水平方向や捻れ方向の衝撃や振動に対しても、十分な緩衝を行うことが可能である。しかしながら、エアーサスペンションは、エアーコンプレッサを必要とするため、構造が複雑で、高価である。ここで、例えば電気機関車にはエアーブレーキ用のエアーコンプレッサが搭載されているが、これをエアーサスペンションにも使用することは、エアーコンプレッサの能力からして困難である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、全方向の衝撃や振動に対して良好な緩衝効果を得ることができるサスペンションを、安価に提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係るU字形サスペンションは、放射状に配置され、非荷重状態で略U字形状を呈する、複数のU字形ばね部と、該複数のU字形ばね部の第1の端部をそれぞれ保持する第1の保持機構と、該第1の保持機構に対向して配置され、前記複数のU字形ばね部の第2の端部をそれぞれ保持する第2の保持機構とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係るU字形サスペンションは、上記請求項1に記載の構成に加え、前記第1、第2の保持機構が、前記U字形ばね部の前記第1、第2の端部を、該第1、第2の端部を結ぶ直線方向への移動が自在となるように保持することを特徴とする。
請求項3の発明に係るU字形サスペンションは、請求項2に記載の構成に加え、前記第1、第2の保持機構が、前記U字形ばね部の前記第1、第2の端部の外側面に対向する外側固定板と、前記第1、第2の端部の内側面に対向する内側固定板と、前記第1、第2の端部に設けられた貫通孔を貫通して、前記外側固定板及び前記内側固定板にネジ止めされるネジ止め機構と、前記外側固定板と前記内側固定板との間に配置されて、該外側固定板又は該内側固定板に前記第1、第2の端部を当接させる介在部材とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明に係るU字形サスペンションは、請求項3に記載の構成に加え、前記介在部材が環状部材であることを特徴とする。
請求項5の発明に係るU字形サスペンションは、請求項1乃至4のいずれかに記載の構成に加え、前記第1の保持機構は、前記U字形ばね部が前記第1、第2の端部が近づく方向に所定量変位したときに、前記第2の保持機構に当接する、センターブロックを備えることを特徴とする。
請求項6の発明に係るU字形サスペンションは、請求項1乃至5のいずれかに記載の構成に加え、前記U字形ばね部が、複数の略U字形状の弾性材を重ね合わせて構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、放射状に配置された複数のU字形ばね部で荷重を吸収するので、衝撃や振動を全方向に分散させることができ、且つ、構造が簡単で安価である。
加えて、請求項1の発明によれば、U字形ばね部を使用することにより、サスペンションの全高を短くすることができる。
請求項2の発明によれば、U字形ばね部の疲労破壊を抑制することができる。
請求項3、4の発明によれば、簡単且つ安価に、請求項2の構成を得ることができる。
請求項5の発明によれば、U字形ばね部の変位を所定量以下に抑えることができるので、U字形ばね部の永久変形を防止することができる。
請求項6の発明によれば、U字形ばね部に衝撃や振動が加わったときに、U字形弾性材間で摩擦力を発生させることができ、該摩擦力によって該衝撃や振動を減衰させることができる。
加えて、請求項6の発明によれば、厚みの小さい弾性材を複数枚重ねることによって、所望のばね定数のU字形ばね部を得ることができる。これにより、同じばね定数のU字形ばね部を、厚みの大きい1枚の弾性材で構成する場合と比較して、耐久性を向上させることができる。
実施の形態1に係るU字形サスペンションの構造を概略的に示す斜視図である。 実施の形態1に係るU字形サスペンションの構造を概略的に示す平面図である。 実施の形態1に係るU字形サスペンションの構造を概略的に示す図であり、図2のA−A断面図である。 実施の形態1に係るU字形ばね部を概略的に示す図であり、(a)は側面図、(b)は背面図である。 実施の形態1に係るU字形サスペンションが変位した状態を示す断面図である。 実施の形態2に係るU字形サスペンションの構造を概略的に示す側面図である。
[発明の実施の形態1]
本発明の実施の形態1に係るU字形サスペンションについて、図1乃至図5を用いて説明する。
図1乃至図3は、この実施の形態1に係るU字形サスペンションの構造を概略的に示しており、図1は斜視図、図2は平面図、図3は図2のA−A断面図である。また、図4は、この実施の形態1に係るU字形ばね部を概略的に示しており、(a)は側面図、(b)は背面図である。
図1乃至図3に示したように、この実施の形態1に係るU字形サスペンション100は、複数(ここでは8個)のU字形ばね部110を備えている。これらのU字形ばね部110は、放射状に配置されている。
U字形ばね部110のサイズは特に限定されないが、ここでは、高さHを100mm、奥行きDを200mm、幅Wを20mm、板圧Tを4mm、曲率半径Rを50mmとした(図4(a)、(b)参照)。
U字形ばね部110は、例えば、鋼鉄板(例えばJIS規格のSK5)を高温でU字形状に曲げ加工し、更に、焼き入れ及び焼き鈍しによって応力を零にすることで、作製できる。このようにして作製したU字型ばね部110は、荷重の無い状態でも、U字形状を有する。
U字形ばね部110の一方の端部(ここでは、上側端部110a)には貫通孔111が、他方の端部(ここでは、下側端部110b)には貫通孔112が、それぞれ形成されている。
保持機構120は、本発明の「第1の保持機構」に相当し、各U字形ばね部110の上側端部110aを保持する。このために、保持機構120は、外側固定板121と、内側固定板122と、コラムリング123とを備えている。
外側固定板121は、例えばアルミニウム合金等で形成されており、U字形ばね部110の一方の端部の外側面(ここでは、上側端部110aの上面)と対向するように配置される。この外側固定板121の外縁部下側には、図3に示したように、段差部124が設けられている。また、外側固定板121は、中心部に配置されたボルト挿通孔121aと、外縁に沿って配置された複数の(ここでは8個)ボルト挿通孔121bとを、それぞれ備えている。更に、外側固定板121の、ボルト挿通孔121bよりも内側には、複数(ここでは8個)の取付用挿通孔121cが設けられている。
一方、内側固定板122は、例えばステンレス鋼等で形成されており、U字形ばね部110の一方の端部の内側面(ここでは、上側端部110aの下面)と対向するように配置される。この内側固定板122は、上記ボルト挿通孔121a,121b及び取付用挿通孔121cと対向する位置に配置された、ボルト挿通孔122a,122b及び取付用挿通孔122cを備えている。
図3に示したように、外側固定板121と内側固定板122とは、中央部が当接するように配置される。そして、ボルト挿通孔121a,122aにボルト125aが挿通されて、ナット125bで締め付け固定される。
外側固定板121の段差部124は、所定の空間を隔てて、内側固定板122の外縁部と対向する。この段差部124には、U字形ばね部110の上側端部110aが配置される。更に、外側固定板121のボルト挿通孔121b、U字型ばね部110の貫通孔111及び内側固定板122のボルト挿通孔122bをそれぞれ貫通するように、円筒形状のカラー126aが挿通される。これにより、U字型ばね部110の上側端部110aは、保持機構120に、垂直移動自在に保持される。そして、カラー126aの貫通孔に、ボルト126bが挿通されて、ナット126cで締め付け固定される。
コラムリング123は、例えば鋼鉄で環状に形成されており、U字型ばね部110と内側固定板122との間に配置される。このコラムリング123に当接した状態で、U字型ばね部110の上側端部110aは、保持機構120に保持される。
取付用挿通孔121c,122cは、U字形サスペンション100を、例えば輸送コンテナ等に固定するために使用される。
保持機構130は、本発明の「第2の保持機構」に相当し、各U字形ばね部130の下側端部110bを保持する。このために、保持機構130は、外側固定板131と、内側固定板132と、コラムリング133とを備えている。
外側固定板131は、例えばアルミニウム合金等で形成されており、U字形ばね部110の他方の端部の外側面(ここでは、下側端部110bの下面)と対向するように配置される。この外側固定板131の外縁部上側には、段差部134が設けられている。また、外側固定板131は、中心部に配置されたボルト挿通孔131aと、外縁に沿って配置された複数の(ここでは8個)ボルト挿通孔131bとを、それぞれ備えている。更に、外側固定板131の、ボルト挿通孔131bよりも内側には、複数(ここでは8個)の取付用挿通孔131cが設けられている。
一方、内側固定板132は、例えばステンレス鋼等で形成されており、U字形ばね部110の他方の端部の内側面(ここでは、下側端部110bの上面)と対向するように配置される。この内側固定板132は、上記ボルト挿通孔131a,131b及び取付用挿通孔131cと対向する位置に配置された、ボルト挿通孔132a,132b及び取付用挿通孔132cを備えている。
図3に示したように、外側固定板131と内側固定板132とは、中央部が当接するように配置される。そして、ボルト挿通孔131a,132aにボルト135aが挿通されて、ナット135bで締め付け固定される。
外側固定板131の段差部134は、所定の空間を隔てて、内側固定板132の外縁部と対向する。この段差部134には、U字形ばね部110の下側端部110bが配置される。更に、外側固定板131のボルト挿通孔131b、U字型ばね部110の貫通孔112及び内側固定板132のボルト挿通孔132bをそれぞれ貫通するように、円筒形状のカラー136aが挿通される。これにより、U字型ばね部110の下側端部110bは、保持機構130に、垂直移動自在に保持される。そして、カラー136aの貫通孔に、ボルト136bが挿通されて、ナット136cで締め付け固定される。
コラムリング133は、例えば鋼鉄で環状に形成されており、U字型ばね部110と内側固定板132との間に配置される。このコラムリング133に当接した状態で、U字型ばね部110の下側端部110bは、保持機構130に保持される。
取付用挿通孔131c,132cは、U字形サスペンション100を、例えば輸送車両等に固定するために使用される。
また、図3に示したように、保持機構120の中央下面には、センターブロック140が設けられている。このセンターブロック140は、アルミニウムブロック141と、緩衝部142とを備えている。アルミニウムブロック142は、上側補助板151を介して、保持機構120の内側固定板122に、ボルト125aを用いて固定されている。緩衝部142は、ゴム等の弾性体で形成されており、アルミニウムブロック142の下面に固定されている。センターブロック140と下側補助板152との距離は、例えば20〜30mmである。このセンターブロック140は、過剰な衝撃や振動によってU字形ばね部110が大きく変位したときに、下側補助板152に当接して、それ以上の変位を防止する。これにより、U字形ばね部110の変位が弾性限界点を超えることによる、永久変形を防止することができる。
図5は、衝撃や振動によってU字形ばね部110が変位した状態を概念的に示す断面図である。
上述のように、U字形ばね部110の上側端部110a及び下側端部110bは、コラムリング123,133に接した状態で、保持されている。このため、図5に示したように、U字形ばね部110が変位したとき、端部110a,110bは、コラムリング123,133との接触部を支点として傾斜する。これにより、U字形ばね部110の荷重応力がU字形ばね部110の湾曲部分全域に分散して、応力集中が緩和される。この結果、U字形ばね部110の疲労破壊が生じ難くなり、クラッキングの発生等を抑制することができる。
以上のような構造のU字形サスペンション100によれば、放射状に配置された複数のU字形ばね部110で衝撃や振動を吸収することができ、従って、これら衝撃や振動を全方向に分散させることができる。従って、この実施の形態1によれば、上下方向、回転方向、ねじり方向のいずれについても、衝撃や振動を吸収することが可能である。
また、この実施の形態1によれば、構造が簡単で、製造コストが非常に安価である。特に、非荷重状態でU字形状のばねを使用することにより、通常の板ばねを付勢力に抗してU字形状に湾曲させた状態に固定・保持する作業と比較して、組立工程が非常に容易である。更には、エアーサスペンションと異なり、エアコンプレッサが不要であるため、構造や取り扱いが簡単である。
加えて、上述のように、この実施の形態1では、コラムリング123,133を用いて、U字形ばね部110の上側端部110a及び下側端部110bを、段差部124,134に当接させる構造としたので、U字形ばね部110の耐久性を向上させることができる。
更に、この実施の形態1では、センターブロック140を設けたので、U字形ばね部110の、上側端部110aと下側端部110bとが近づく方向への変位を所定量以下に抑えることができ、これにより、U字形ばね部110の永久変形を防止することができる。
[発明の実施の形態2]
以下、本発明の実施の形態2に係るU字形サスペンションについて、図6を用いて説明する。
図6は、この実施の形態2に係るU字形サスペンションの構造を概略的に示す断面図であり、上記図2のA−A断面に対応している。図6において、図3と同じ符号を付した構成要素は、それぞれ図3と同じものを示している。
図6に示したように、この実施の形態2に係るU字形サスペンション600は、各U字形ばね部610を、それぞれ、複数(ここでは、2個)のU字形弾性材611,612によって構成した。これらのU字形弾性材611,612は、U字形弾性材611の内側面とU字形弾性材612の外側面とが重ね合わされるように構成されている。
このような構成によれば、U字形ばね部610に衝撃や振動が加わったときに、U字形弾性材611,612間で、摩擦力を発生させることができる。そして、この摩擦力によって、U字形ばね部610の衝撃や振動を減衰させることができる。従って、この実施の形態2によれば、上記実施の形態1と比較して、衝撃や振動の吸収能力を、更に高めることができる。
なお、この実施の形態2では、2個のU字形弾性材611,612から1個のU字形ばね部610を構成したが、3個以上のU字形弾性材から1個のU字形ばね部610を構成することも可能である。
上述の各実施の形態1、2では、コラムリング123,133を、内側固定板122,132とU字型ばね部110,610との間に配置したが、外側固定板121,131とU字型ばね部110,610との間に配置してもよい。
また、上述の各実施の形態1、2では、コラムリング123,133を、カラー126a,136よりも外側に配置したが、カラー126a,136よりも内側に配置してもよい。
上述の各実施の形態1、2では、U字型ばね部110,610の数を8個としたが、この個数は特に限定されず、複数個であればよい。
また、U字型ばね部110,610の形状は、略U字形状であればよく、例えば、U字よりも曲率の大きいものや、半円形のものであってもよい。
更に、上述の各実施の形態1、2において、U字形ばね部の永久変形が問題にならない場合は、センターブロック140を設けなくてもよい。
100,600 U字形サスペンション
110,610 U字形ばね部
111,112,121,122 貫通孔
120,130 保持機構
121,131 外側固定板
122,132 内側固定板
123,133 コラムリング
140 センターブロック
151 上側補助板
152 下側補助板
611,612 U字形弾性材

Claims (6)

  1. 放射状に配置され、非荷重状態で略U字形状を呈する、複数のU字形ばね部と、
    該複数のU字形ばね部の第1の端部をそれぞれ保持する第1の保持機構と、
    該第1の保持機構に対向して配置され、前記複数のU字形ばね部の第2の端部をそれぞれ保持する第2の保持機構と、
    を備えることを特徴とするU字形サスペンション。
  2. 前記第1、第2の保持機構は、前記U字形ばね部の前記第1、第2の端部を、該第1、第2の端部を結ぶ直線方向への移動が自在となるように保持することを特徴とする請求項1に記載のU字型サスペンション。
  3. 前記第1、第2の保持機構は、
    前記U字形ばね部の前記第1、第2の端部の外側面に対向する外側固定板と、
    前記第1、第2の端部の内側面に対向する内側固定板と、
    前記第1、第2の端部に設けられた貫通孔を貫通して、外側固定板及び前記内側固定板にネジ止めされるネジ止め機構と、
    前記外側固定板と前記内側固定板との間に配置されて、該外側固定板又は該内側固定板に前記第1、第2の端部を当接させる介在部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のU字形サスペンション。
  4. 前記介在部材は、環状部材であることを特徴とする請求項3に記載のU字型サスペンション。
  5. 前記第1の保持機構は、前記U字形ばね部が前記第1、第2の端部が近づく方向に所定量変位したときに、前記第2の保持機構に当接する、センターブロックを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のU字形サスペンション。
  6. 前記U字形ばね部は、複数の略U字形状の弾性材を重ね合わせて構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のU字形サスペンション。
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