JP6314004B2 - センサ支持装置 - Google Patents

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この発明は、例えば鉄道レールなどの検出対象物にセンサを取付けるためのセンサ支持装置に関する。
鉄道レールの状態を監視するために、検出対象物である鉄道レールにセンサを取付けることがある。例えば鉄道レールの近傍で工事等が行なわれる場合に、その影響が鉄道レールに及んでいるか否かを判断する1つの手段として、鉄道レールの姿勢の変化(傾き等)を検出するための変位センサが使用されることがある。このような目的で鉄道レールに変位センサを取付けるために、例えば特許文献1に見られるように、マグネットを備えたブラケットとセンサとを有するセンサユニットを、マグネットによってレールの側面等に固定することが提案されている。
レール上を車両が走行する際、レールに振動が生じることが知られている。この振動は低周波成分から高周波成分を含んでいる。しかもこの振動は一定の方向だけでなく、様々な方向に作用することが知られている。このためレールに取付けられたセンサは様々な振動にさらされることになる。特に高精度のセンサほど構造的に脆い傾向があり、レールに設けるセンサのように振動的に厳しい状況にさらされるセンサでは、耐久性が落ちて検出機能が低下したり、極端な場合にはセンサが破損したりするなどの問題が生じる。
レールに取付けたセンサが振動の影響を受けにくくするために、例えばブラケットとセンサとの間にゴム状弾性体を設けた振動支持装置が提案されている。ゴム状弾性体の耐熱性や耐候性、ばね定数などに問題がある場合には、金属製の圧縮コイルばねや板ばねをブラケットとセンサとの間に設けることも考えられる。また鉄道レール用ではないが、特許文献2に記載されているように、センサに伝わる振動をキャンセルして周波数特性に与える影響を小さくした衝撃緩衝機能を有するセンサ支持装置も提案されている。
特開2010−7452号公報 特開2010−53878号公報
従来のセンサ支持装置のように、センサをゴム状弾性体や圧縮コイルばねによって検出対象物から弾性的に浮かせた状態で支持した場合、弾性体の撓みや共振などの影響がセンサの検出精度に影響を与える原因になることがある。センサは所定の姿勢となるように検出対象物に取付ける必要があるが、弾性体によってセンサを浮かせた状態で支持するセンサ支持装置の場合、センサを様々な姿勢でも問題なく取付けることができるようにするには、センサの周りを囲むように多数の弾性体を配置する必要があるなど、構造が複雑となってしまう。
従って本発明の目的は、例えば鉄道レール等の検出対象物に配置されるセンサが振動の影響を受けることを抑制できる簡易なセンサ支持装置を提供することにある。
本発明に係るセンサ支持装置は、互いに向かい合う第1の支持壁および第2の支持壁を有するフレーム構体と、前記第1の支持壁と前記第2の支持壁との間において前記第1の支持壁に対向する第1の対向壁と前記第2の支持壁に対向する第2の対向壁とを有しセンサホルダと、前記第1の支持壁と前記第1の対向壁との間に圧縮した状態で配置された少なくとも1つの第1のワイヤメッシュばねと、前記第2の支持壁と前記第2の対向壁との間に圧縮した状態で配置された少なくとも1つの第2のワイヤメッシュばねとを有している。さらにこのセンサ支持装置は第1〜第4のストッパを備えている。第1のストッパは前記第1の支持壁に設けられ、前記第1のワイヤメッシュばねの一端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する。第2のストッパは前記第1の対向壁に設けられ、前記第1のワイヤメッシュばねの他端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する。第3のストッパは前記第2の支持壁に設けられ、前記第2のワイヤメッシュばねの一端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する。第4のストッパは前記第2の対向壁に設けられ、前記第2のワイヤメッシュばねの他端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する。前記フレーム構体は、例えば締結機構等によって鉄道レールに取付けるクランプ式の取付治具に取付けられている。
本発明に係るセンサ支持装置の実施形態は、前記センサホルダの回転を防ぐための回り止め手段を備えている。回り止め手段の一例は、互いに平行に並べて配置された複数の前記第1のワイヤメッシュばねと、互いに平行に並べて配置された複数の前記第2のワイヤメッシュばねと、前記フレーム構体と前記センサホルダとに形成され前記複数の第1のワイヤメッシュばねの両端が挿入される凹部と、前記複数の第2のワイヤメッシュばねの両端が挿入される凹部とからなる。
回り止め手段の他の例は、断面が非円形(例えば長円形や楕円、矩形など)の前記第1のワイヤメッシュばねおよび前記第2のワイヤメッシュばねの少なくとも一方と、前記フレーム構体と前記センサホルダとに形成され前記非円形のワイヤメッシュばねの両端が挿入される凹部とからなる。あるいは、前記第1のワイヤメッシュばねと前記第2のワイヤメッシュばねの少なくとも一方のワイヤメッシュばねの両端が接する前記フレーム構体および前記センサホルダに形成された粗面からなり、ワイヤメッシュばねとの間に摩擦抵抗を生じさせることより、センサホルダの回転を防ぐ。
回り止め手段のさらに別の例では、前記第1のワイヤメッシュばねと前記第2のワイヤメッシュばねの少なくとも一方のワイヤメッシュばねの両端が接する前記フレーム構体および前記センサホルダに形成された棘からなり、これらの棘をワイヤメッシュばねに突き刺すことにより、センサホルダの回転を防止する。
1つの実施形態では、前記第1および第2のワイヤメッシュばねが、それぞれ、外面と内面とを有する円筒形をなし、これら第1および第2のワイヤメッシュばねが前記第1の支持壁と前記第2の支持壁との間に直列に配置されている。前記第1および第2のストッパの一例は、それぞれ、前記第1の支持壁と前記第1の対向壁とに形成された円形の凹部の内側の周壁からなり、これら周壁を前記第1のワイヤメッシュばねの外面と対向させている。前記第3および第4のストッパの一例は、それぞれ、前記第2の支持壁と前記第2の対向壁とに形成された円形の凹部の内側の周壁からなり、これら周壁を前記第2のワイヤメッシュばねの外面と対向させている。
また前記第1および第2のストッパが、それぞれ、前記第1の支持壁と前記第1の対向壁とに形成された凸部の側面からなり、これら凸部の側面を前記第1のワイヤメッシュばねの内面と対向させてよい。前記第3および第4のストッパが、それぞれ、前記第2の支持壁と前記第2の対向壁とに形成された凸部の側面からなり、これら凸部の側面を前記第2のワイヤメッシュばねの内面と対向させてよい。前記第1および第2のストッパが、それぞれ、前記第1のワイヤメッシュばねの端面に形成された凹部に挿入される凸部であってもよい。また前記第3および第4のストッパが、それぞれ、前記第2のワイヤメッシュばねの端面に形成された凹部に挿入される凸部であってもよい。さらに前記第1および第2のストッパが、それぞれ、軸線方向の高さが前記第1のワイヤメッシュばねの径方向に変化するテーパ状の傾斜面であり、前記第3および第4のストッパが、それぞれ、軸線方向の高さが前記第2のワイヤメッシュばねの径方向に変化するテーパ状の傾斜面であってもよい。
これら第1のストッパと第2のストッパの形態が互いに同じでもよいし、第1のストッパと第2のストッパが互いに異なる形態の組合わせであってもよい。同様に、第3のストッパと第4のストッパの形態が同じでもよいし、第3のストッパと第4のストッパが互いに異なる形態の組合わせであってもよいなど、第1〜第4のストッパの形態が全て共通でもよいし、異なる形態のストッパを適宜組合わせてもよい。
本発明のセンサ支持装置によれば、例えば鉄道レール等の検出対象物に取付けられたセンサが振動の影響を受けることを抑制でき、振動に弱いセンサが壊れたり故障したりするなどの不具合を防止することができる。また、検出対象物の所定の位置にセンサを所定の姿勢で取付けることができ、しかも振動の影響がセンサに及ぶことを軽減できるため、センサの精度を維持することができる。センサホルダの回転を抑制するための回り止め手段を備えている実施形態の場合には、ワイヤメッシュばねを介して保持されているセンサホルダが回転することを防止できるため、センサが回転することによる問題を回避できるものである。
第1の実施形態に係るセンサ支持装置を鉄道レールに取付けた状態の側面図。 図1に示されたセンサ支持装置と鉄道レールの一部の正面図。 図1に示されたセンサ支持装置の斜視図。 図1に示されたセンサ支持装置の分解斜視図。 図2中のF5−F5線に沿うセンサ支持装置の断面図。 図1に示されたセンサ支持装置のベース部材の斜視図。 図1に示されたセンサ支持装置に負荷される荷重と撓みとの関係を示す図。 図1に示されたセンサ支持装置に軸線と直角な方向の振動を与えた場合の周波数とパワースペクトルとの関係を示す図。 比較例のセンサ支持装置に軸線と直角な方向の振動を与えた場合の周波数とパワースペクトルとの関係を示す図。 第2の実施形態に係るセンサ支持装置の断面図。 第3の実施形態に係るセンサ支持装置の断面図。 第4の実施形態に係るセンサ支持装置の断面図。 第5の実施形態に係るセンサ支持装置の正面図。 図13中のF14−F14線に沿うセンサ支持装置の断面図。 第6の実施形態に係るセンサ支持装置の正面図。 第7の実施形態に係るセンサ支持装置を鉄道レールに取付けた状態の側面図。 図16に示されたセンサ支持装置と鉄道レールの一部の正面図。 図16に示されたセンサ支持装置のワイヤメッシュばねの断面図。 図16に示されたセンサ支持装置の支持プレートの斜視図。 図16に示されたセンサ支持装置のワイヤメッシュばねと支持プレートの断面図。 第8の実施形態に係るワイヤメッシュばねの断面図。 図21に示されたワイヤメッシュばねが嵌合する支持プレートの斜視図。 第9の実施形態に係る回り止め手段を備えた支持プレートの斜視図。 図23に示された支持プレートとワイヤメッシュばねの断面図。
以下に第1の実施形態に係るセンサ支持装置について、図1から図9を参照して説明する。
図1と図2は、鉄道レール1(以下、単にレール1と称す)に第1の実施形態に係るセンサ支持装置10を取付けた状態を示している。レール1は検出対象物の一例であり、枕木に固定される底部2と、レール1上を走行する車両の車輪が転接する頭部3と、底部2と頭部3との間に形成された胴部4とを有している。
センサ支持装置10は、クランプ式の取付治具11によってレール1の底部2に固定されている。取付治具11は、レール1の底部2に取付けるクランプ部材12および台座部13と、ボルト14とナット15を有する締結機構16などを有している。クランプ部材12はワイヤからなり、レール1の底部2を下面側から抱え込むように配置されている。台座部13を締結機構16のボルト14とナット15によってレール1の底部2に側方から押付けることによって、台座部13がレール1に強固に固定されている。台座部13上にセンサ支持装置10が配置されている。
図3はセンサ支持装置10を下側から見た斜視図である。図4はセンサ支持装置10の分解斜視図、図5はセンサ支持装置10の断面図である。センサ支持装置10は、取付治具11に固定されるフレーム構体20と、フレーム構体20に対して移動可能なセンサホルダ21とを有している。センサホルダ21には、レール1の状態を検出するためのセンサ22が搭載されている。センサ22の一例は、レール1の状態、例えば傾斜の変化を三次元的にとらえることが可能な検出素子を有した加速度センサであるが、目的に応じて種々のセンサが採用される。
フレーム構体20は、ベース部材30と、一対の段付ボルト31と、ばね受け部材32と、必要に応じて設ける荷重調整部材33とを含んでいる。ベース部材30は第1の支持壁35を有している。ばね受け部材32は第2の支持壁36を有している。図5に示されるように第1の支持壁35と第2の支持壁36とは、互いに向かい合っている。
段付ボルト31は、レンチ等の工具でつかんで回すことができる頭部40と、頭部40から軸線Z(図5に示す)に沿う方向に延びる軸部41と、軸部41の先端に形成されたねじ部42とを有している。ねじ部42の径は軸部41の径よりも小さいため、軸部41とねじ部42との間に段差部43が形成されている。
ばね受け部材32には、段付ボルト31の軸部41が挿入される孔45が形成されている。このばね受け部材32は、荷重調整部材33を介して段付ボルト31の頭部40に支持され、段付ボルト31に対して軸線Z方向に移動しないように軸線Z方向の位置が規制されている。
図6はベース部材30の斜視図である。このベース部材30には、ベース部材30を取付治具11の台座部13に固定するためのボルト50(図2に示す)を挿入するねじ孔51と、段付ボルト31のねじ部42を挿入するねじ孔52が形成されている。これらベース部材30や段付ボルト31、ばね受け部材32、荷重調整部材33は、いずれもSUS304等の非磁性のステンレス鋼からなる。
一方、センサホルダ21は、フローティング部材60と、ねじ61によってフローティング部材60に固定された側板部材62,63と、側板部材62,63の他端側にねじ64によって固定されたセンサ取付ベース65などを含んでいる。センサ取付ベース65に前記センサ22が取付けられている。
フローティング部材60は、第1の支持壁35と第2の支持壁36との間に配置されている。このフローティング部材60には、段付ボルト31の軸部41を挿入する孔70が形成されている。フローティング部材60は、フレーム構体20に対して軸線Zに沿う第1の方向や、軸線Zと直角な第2の方向(図5に矢印Xで示す方向)など、全方向に移動することができるようになっている。
このフローティング部材60は、ベース部材30の第1の支持壁35に対向する第1の対向壁71と、ばね受け部材32の第2の支持壁36に対向する第2の対向壁72とを有している。これらフローティング部材60と側板部材62,63と、センサ取付ベース65は、いずれもSUS304等の非磁性のステンレス鋼からなる。
第1の支持壁35と第1の対向壁71との間に、一対の第1のワイヤメッシュばね81が配置(並列置き)されている。また、第2の支持壁36と第2の対向壁72との間に、一対の第2のワイヤメッシュばね82が配置(並列置き)されている。
ワイヤメッシュばね81,82の一例は、伸線加工等によって加工硬化したステンレス鋼線を編んで得たワイヤメッシュ(金網)を金型内に充填し、軸方向に圧縮成形することによって円筒形に形成したものであり、ステンレス鋼線が互いに複雑に絡み合うことにより、圧縮方向あるいは圧縮方向以外の荷重に対して弾性を発揮することができる。ステンレス鋼線はSUS304等の非磁性のステンレス鋼からなる。このように本実施形態のワイヤメッシュばね81,82は、それぞれ、外面と内面とを有する円筒形に成形されている。そして第1および第2のワイヤメッシュばね81,82が第1の支持壁35と第2の支持壁36との間に直列に配置されている
図5に示されるように、段付ボルト31の頭部40とばね受け部材32との間に、例えばワッシャの形態をとる荷重調整部材33が設けられている。段付ボルト31のねじ部42がベース部材30のねじ孔52に挿入され、段付ボルト31の段差部43が第1の支持壁35に突き当る位置まで段付ボルト31を締付けた状態において、ワイヤメッシュばね81,82が第1の方向(軸線Zに沿う方向)にある程度圧縮されるように、ベース部材30からばね受け部材32までの距離が設定されている。この距離は、荷重調整部材33の厚さや枚数によって調整することができる。
荷重調整部材33は、軸線Z方向に圧縮されたワイヤメッシュばね81,82の荷重を調整する機能を有している。例えばセンサ支持装置10に要求される仕様に応じてワイヤメッシュばね81,82が所望の荷重を発揮できるように、荷重調整部材33の枚数が選定される。ただし荷重調整部材33が不要な場合も有りえるので、荷重調整部材33の有無や枚数が限定されるものではない。
図7中の実線L1は、荷重調整部材33を2枚重ねて使用し、ワイヤメッシュばね81,82に軸線Z方向の荷重を負荷した場合の荷重と撓みとの関係を示している。これに対し図7中の1点鎖線L2は、荷重調整部材33を4枚重ねて使用した場合の荷重と撓みとの関係を示している。いずれの場合も、矢印Aで示す方向に荷重を増加したのち矢印Bで示す方向に荷重を減少させると、ステンレス鋼線同士の摩擦によって生じるヒステリシスなどによって、フレーム構体20とセンサホルダ21との間の相対移動(振動)を減衰させことができる。
図5や図6等に示すように、ベース部材30の第1の支持壁35に、第1のワイヤメッシュばね81の一端81aが挿入される円形の凹部90が形成されている。本実施形態のようにベース部材30に一対の第1のワイヤメッシュばね81が配置される場合、凹部90は第1の支持壁35に一対形成されている。
凹部90の内側の周壁は、第1のワイヤメッシュばね81の一端81aの外面と対向し、第1のワイヤメッシュばね81の一端81aが径方向(軸線Zと直角な方向)に移動することを規制するための第1のストッパ91をなしている。この第1のストッパ91は、座ぐり等の機械加工によって第1の支持壁35に凹部90を形成することにより、それぞれ、ねじ孔52を中心として同心円状に成形されている。
第1の支持壁35と対向するフローティング部材60の第1の対向壁71に、第1のワイヤメッシュばね81の他端81bが挿入される円形の凹部95が形成されている。本実施形態のように第1のワイヤメッシュばね81が一対配置される場合、凹部95は第1の対向壁71に一対形成されている。
凹部95の内側の周壁は、第1のワイヤメッシュばね81の他端81bの外面と対向し、第1のワイヤメッシュばね81の他端81bが径方向(軸線Zと直角な方向)に移動することを規制するための第2のストッパ96をなしている。この第2のストッパ96は、座ぐり等の機械加工によって第1の対向壁71に凹部95を形成することにより、それぞれ、孔70を中心として同心円状に成形されている。
ばね受け部材32の第2の支持壁36には、第2のワイヤメッシュばね82の一端82aが挿入される円形の凹部100が形成されている。本実施形態のように第2のワイヤメッシュばね82が一対配置される場合、凹部100は第2の支持壁36に一対形成されている。
凹部100の内側の周壁は、第2のワイヤメッシュばね82の一端82aの外面と対向し、第2のワイヤメッシュばね82の一端82aが径方向(軸線Zと直角な方向)に移動することを規制するための第3のストッパ101をなしている。この第3のストッパ101は、座ぐり等の機械加工によって第2の支持壁36に凹部100を形成することにより、それぞれ、孔45を中心として同心円状に成形されている。
第2の支持壁36と対向するフローティング部材60の第2の対向壁72に、第2のワイヤメッシュばね82の他端82bが挿入される円形の凹部110が形成されている。本実施形態のように第2のワイヤメッシュばね82が一対配置される場合、凹部110は第2の対向壁72に一対形成されている。
凹部110の内側の周壁は、第2のワイヤメッシュばね82の他端82bの外面と対向し、第2のワイヤメッシュばね82の他端82bが径方向(軸線Zと直角な方向)に移動することを規制するための第4のストッパ111をなしている。この第4のストッパ111は、座ぐり等の機械加工によって第2の対向壁72に凹部110を形成することにより、それぞれ、孔70を中心として同心円状に成形されている。
以上説明したように、ベース部材30と、段付ボルト31と、ばね受け部材32と、荷重調整部材33などによって、レール1に対して固定される側であるフレーム構体20が構成されている。これに対し、フローティング部材60と、側板部材62,63と、センサ取付ベース65などによって、フレーム構体20に対し相対移動可能なセンサホルダ21が構成されている。しかもセンサホルダ21は、ワイヤメッシュばね81,82を介して、フレーム構体20に弾性的に支持されている。
ワイヤメッシュばね81,82は、段付ボルト31によって軸線Z方向に圧縮された状態(初期荷重を有する状態)のもとで、フレーム構体20とセンサホルダ21との間に配置されている。ワイヤメッシュばね81,82は、ブロック状の弾性体であるとともに剛性も有しているため、センサ支持装置10を取付ける姿勢にかかわらずセンサ22を所定の位置に所定の姿勢に保持することができる。
レール1からフレーム構体20を介してセンサホルダ21に向かう振動(特に数百Hz以上の高周波振動)に対し、ワイヤメッシュばね81,82は、軸線Z方向や軸線Zと直角な方向をはじめとする全ての方向の振動に対して前記ヒステリシス(図7参照)に基く減衰作用を発揮する。特に、ワイヤメッシュばね81,82のそれぞれの両端81a,81b,82a,82bの径方向への移動がストッパ91,96,101,111によって拘束されることにより、軸線Zと角度をなす方向から入力する高周波振動を効果的に遮断することができる。
その結果、レール1からフレーム構体20を介してセンサホルダ21に向かう全ての方向の振動をワイヤメッシュばね81,82によって吸収することができ、レール1の振動(特に高周波振動)がセンサ22に伝わることを抑制することができる。このためセンサ22が破損したり故障したりすることがなくなり、所定のセンシング機能を全うすることができる。
図8は、本実施形態のワイヤメッシュばね81,82とストッパ91,96,101,111を備えたセンサ支持装置10に、レールを介して軸線Zと直角な方向(図5に矢印Xで示す方向)に車両(列車)からの振動を与えた場合の周波数とパワースペクトルとの関係を測定した結果を示している。ここでパワースペクトルとは、空間的に変動する量の2乗平均値を振動数成分の分布として表わしたものである。図8に示されるように、特に200Hzを越える高周波域でパワースペクトルが減少していることが判る。
これに対し図9は、前記ストッパとワイヤメッシュばねを有しない比較例のセンサ支持装置に、図8と同じ方向の振動を車両(列車)から与えた場合の周波数とパワースペクトルとの関係を測定した結果を示している。図9に示されるように比較例のセンサ支持装置は、特に高周波域でパワースペクトルが減少することなく振動がセンサに伝わるため、センサによっては破損したりセンシング機能に悪影響が生じたりする。
このセンサ支持装置10は、センサホルダ21が仮想の回転中心C(図1〜図3に示す)まわりに回転してしまうことを防ぐための回り止め手段115を備えている。回り止め手段115は、一対(2個)の第1のワイヤメッシュばね81を互いに平行に並べて配置してなる第1ユニットと、一対(2個)の第2のワイヤメッシュばね82を互いに平行に並べて配置してなる第2ユニットとを含んでいる。
図4と図5に示されるように、第1のワイヤメッシュばね81の両端81a,81bがそれぞれベース部材30の凹部90とフローティング部材60の凹部95に嵌合し、第2のワイヤメッシュばね82の両端82a,82bがそれぞればね受け部材32の凹部100とフローティング部材60の凹部110に嵌合している。このように第1のワイヤメッシュばね81と第2のワイヤメッシュばね82をそれぞれ一対(2個)ずつ配置したことにより、センサホルダ21の回転を防止するための回り止め手段115として機能させている。
図10は、第2の実施形態に係るセンサ支持装置10Aの断面図である。このセンサ支持装置10Aは、第1のワイヤメッシュばね81の内面に対向する凸部の側面からなる第1のストッパ91および第2のストッパ96と、第2のワイヤメッシュばね82の内面に対向する凸部の側面からなる第3のストッパ101および第4のストッパ111とを有している。第1のストッパ91および第2のストッパ96によって、第1のワイヤメッシュばね81の両端81a,81bが径方向に移動することが規制される。第3のストッパ101および第4のストッパ111によって、第2のワイヤメッシュばね82の両端82a,82bが径方向に移動することが規制される。それ以外の構成と作用について、このセンサ支持装置10Aは第1の実施形態のセンサ支持装置10と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図11は、第3の実施形態に係るセンサ支持装置10Bの断面図である。このセンサ支持装置10Bは、第1の支持壁35および第1の対向壁71に形成された凸部からなる第1のストッパ91および第2のストッパ96と、第2の支持壁36および第2の対向壁72に形成された凸部からなる第3のストッパ101および第4のストッパ111を有している。第1のストッパ91および第2のストッパ96は、第1のワイヤメッシュばね81の端面に形成された凹部に挿入されている。これらストッパ91,96によって、第1のワイヤメッシュばね81の両端81a,81bが径方向に移動することが規制される。第3のストッパ101および第4のストッパ111は、第2のワイヤメッシュばね82の端面に形成された凹部に挿入されている。これらストッパ101,111によって、第2のワイヤメッシュばね82の両端82a,82bが径方向に移動することが規制される。それ以外の構成と作用について、このセンサ支持装置10Bは第1の実施形態のセンサ支持装置10と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図12は、第4の実施形態に係るセンサ支持装置10Cの断面図である。このセンサ支持装置10Cは、軸線Z方向の高さが第1のワイヤメッシュばね81の径方向に変化する傾斜面からなるテーパ状の第1のストッパ91および第2のストッパ96と、軸線Z方向の高さが第2のワイヤメッシュばね82の径方向に変化する傾斜面からなるテーパ状の第3のストッパ101および第4のストッパ111とを有している。
このようなテーパ状の第1のストッパ91および第2のストッパ96によって、第1のワイヤメッシュばね81の両端81a,81bが径方向に移動することが規制され、第3のストッパ101および第4のストッパ111によって、第2のワイヤメッシュばね82の両端82a,82bが径方向に移動することが規制される。それ以外の構成と作用について、このセンサ支持装置10Cは第1の実施形態のセンサ支持装置10と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図13と図14は、第5の実施形態に係るセンサ支持装置10Dを示している。このセンサ支持装置10Dのフレーム構体20は、第1の支持壁35を有する第1フレーム20aと、第2の支持壁36を有する第2フレーム20bとを有している。フレーム構体20の内側に空間Sが形成され、この空間Sに、センサホルダ21とセンサ22とワイヤメッシュばね81,82とが配置されている。センサホルダ21は、第1の対向壁71と第2の対向壁72とを有している。第1の支持壁35と第1の対向壁71との間に、第1のワイヤメッシュばね81が軸線Z方向に圧縮された状態で配置されている。第2の支持壁36と第2の対向壁72との間に、第2のワイヤメッシュばね82が軸線Z方向に圧縮された状態で配置されている。
このセンサ支持装置10Dは、フレーム構体20の内側にセンサホルダ21とセンサ22とワイヤメッシュばね81,82が収容されるため、センサ支持装置10Dの高さTを小さくすることができ、コンパクトに構成できるという利点がある。それ以外の構成と作用について、このセンサ支持装置10Dは第1の実施形態のセンサ支持装置10と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
図15は、第6の実施形態に係るセンサ支持装置10Eを示している。このセンサ支持装置10Eは、マグネット式の取付治具11´によって、レール1の底部2と胴部4とに固定されている。マグネット式の取付治具11´は、レール1の底部2に吸着するマグネット120およびヨーク121を備えた台座部122と、台座部122から略垂直方向に立上がる縦壁部123とを有している。縦壁部123には、レール1の胴部4に吸着するマグネット124とヨーク125が設けられている。これら台座部122と縦壁部123とは、補強板126によって補強されている。台座部122上に、センサ支持装置10Eが配置されている。マグネット式の取付治具11´は、磁力によってレール1に簡単に取付けることができるという利点がある。この実施形態のセンサ支持装置10Eの構成と作用は第1の実施形態のセンサ支持装置10と共通であるため、両者に共通の箇所に共通の符号を付して説明を省略する。
なお、第1および第2のストッパ91,96が共通の形態(例えば図5,図10,図11、図12のうちいずれかの形態)でもよいし、第1および第2のストッパ91,96が互いに異なる形態の組合わせでもよい。同様に、第3および第4のストッパ101,111が共通の形態(例えば図5,図10,図11、図12のうちいずれかの形態)でもよいし、互いに異なる形態の組合わせでもよい。さらには第1〜第4のストッパ91,96,101,111が全て共通の形態でもよいし、異なる形態を適宜組合わせてもよい。
図16から図20は、第7の実施形態に係るセンサ支持装置10Fを示している。以下にこのセンサ支持装置10Fについて説明する。なお、このセンサ支持装置10Fの構成に関して第1の実施形態(図1〜図6)のセンサ支持装置10と共通の部分には、両者に共通の符号を付して説明を省略する。
センサ支持装置10Fは、取付治具11aによって鉄道レール1に固定されている。取付治具11aは、第1の実施形態の取付治具11(図1,図2)と同様に、ワイヤからなるクランプ部材12と、台座部13を備えたベース部材30と、締結機構16などを有している。図17に示されるようにクランプ部材12は一対の腕部130,131を有している。腕部130,131にばね部132,133が形成されている。クランプ部材12にばね部132,133を設けたことにより、ベース部材30が弛むことを抑制できる。腕部130,131同士が互いに接続部材135によってつながれている。
この実施形態のセンサ支持装置10Fは、図16と図17において下側に位置する第1の支持プレート151と、上側に位置する第2の支持プレート152と、非円筒形の1個の第1のワイヤメッシュばね153と、非円筒形の1個の第2のワイヤメッシュばね154と、第1のフローティング部材155と、第2のフローティング部材156などを含んでいる。
第1の支持プレート151と第2の支持プレート152とは、フレーム構体20の一部をなしている。第1のフローティング部材155と第2のフローティング部材156とはセンサホルダ21の一部をなしている。センサホルダ21を構成する第1のフローティング部材155と第2のフローティング部材156との間にセンサ22が設けられている。センサ22は、ボルトとナットなどの固定用部材157,158によって、フローティング部材155,156に固定されている。
第1のフローティング部材155は、第1のワイヤメッシュばね153を介して第1の支持プレート151によって支持されている。第2のフローティング部材156は、第2のワイヤメッシュばね154を介して第2の支持プレート152によって支持されている。これら支持プレート151,152は、4本の連結用ロッド160によって互いに締結されている。支持プレート151,152間の距離が連結用ロッド160によって一定に保たれている。
ワイヤメッシュばね153,154は、それぞれ第1の実施形態のワイヤメッシュばね81,82と同様にステンレス鋼線からなり、圧縮方向あるいは圧縮方向以外の荷重に対して弾性を発揮することができる。ワイヤメッシュばね153,154は、支持プレート151,152とフローティング部材155,156との間に圧縮された状態で配置されている。
本実施形態のセンサ支持装置10Fは、第1のワイヤメッシュばね153と第2のワイヤメッシュばね154とがそれぞれ1個ずつであるため、第1の実施形態のセンサ支持装置10と比較してワイヤメッシュばね153,154の数が少なくてすむ。しかしワイヤメッシュばね153,154がそれぞれ1個ずつの場合、仮にワイヤメッシュばね153,154が円筒形(径方向の断面が円形)であると、ワイヤメッシュばね153,154が中心軸まわりに回転し、センサホルダ21とセンサ22も回転してしまうことにより、センサ22の機能に影響が出る可能性がある。
そこで本実施形態のセンサ支持装置10Fでは、センサホルダ21が回転することを防ぐための回り止め手段115を備えている。回り止め手段115の一例は、図18に示すように第1のワイヤメッシュばね153の断面(径方向の断面)を、それぞれ非円形(例えば長円形や楕円、矩形など)としている。第2のワイヤメッシュばね154も第1のワイヤメッシュばね153と同様に断面が非円形である。
図19に示されるように、第1の支持プレート151の凹部90は、ワイヤメッシュばね153の形状に応じて非円形としている。フローティング部材155(図20に示す)の凹部95もワイヤメッシュばね153の断面に応じて非円形としている。第2の支持プレート152の凹部100(図17に示す)と、第2のフローティング部材156の凹部110(図17に示す)も、それぞれ第2のワイヤメッシュばね154の断面に応じて非円形としている。図19に示されるように第1の支持プレート151には、連結用ロッド160を挿入する孔161と、ボルト50を挿入する孔162が形成されている。
図16,図17および図20に示されるように、第1のワイヤメッシュばね153の一端153aが第1の支持プレート151の凹部90に挿入されている。第1のワイヤメッシュばね153の他端153bは第1のフローティング部材155の凹部95に挿入されている。また第2のワイヤメッシュばね154の一端154aが第2の支持プレート152の凹部100に挿入されている。第2のワイヤメッシュばね154の他端154bは第2のフローティング部材156の凹部110に挿入されている。
このように断面が非円形のワイヤメッシュばね153,154と、これらワイヤメッシュばね153,154が嵌合する非円形の凹部90,95,100,110とによって、回り止め手段115が構成されている。この回り止め手段115によって、センサホルダ21が回転することを防いでいる。なおワイヤメッシュばね153,154のうちのいずれか一方のワイヤメッシュばねを円形断面としてこのワイヤメッシュばねの両端が嵌合する凹部を円形とし、他方のワイヤメッシュばねを非円形断面としてこのワイヤメッシュばねの両端が嵌合する凹部を非円形としてもよい。
図21と図22は、それぞれ第8の実施形態に係る第1のワイヤメッシュばね153と支持プレート151とを示している。ワイヤメッシュばね153の径方向の断面は円形である。支持プレート151の凹部90も円形である。ワイヤメッシュばね153の一端が接する凹部90の内面に、多数の凹凸からなる粗面180が形成されている。ワイヤメッシュばね153の他端が接する第1のフローティング部材155の凹部95の内面にも同様の粗面が形成されている。これらの粗面180がワイヤメッシュばね153の両端と摩擦係合することにより、センサホルダ21の回転が防止される。なお、第2のワイヤメッシュばね154の両端が接する第2の支持プレート152の凹部100の内面と、第2のフローティング部材156の凹部110の内面にも同様の粗面が形成されてもよい。
図23と図24は、それぞれ第9の実施形態に係る回り止め手段115を備えた支持プレート151とフローティング部材155を示している。ワイヤメッシュばね153の径方向の断面は円形である。支持プレート151の凹部90と、フローティング部材155の凹部95もそれぞれ円形である。ワイヤメッシュばね153の一端153aが接する支持プレート151の凹部90の内面に、ワイヤメッシュばね153に向かって突き出る棘190が形成されている。ワイヤメッシュばね153の他端153bが接するフローティング部材155の凹部95の内面にも、同様の棘190が形成されている。これらの棘190がワイヤメッシュばね153に突き刺ささることにより、フローティング部材155を含むセンサホルダ21の回転を防止することができる。なお、第2のワイヤメッシュばね154の両端が接する第2の支持プレート152の凹部100の内面と、第2のフローティング部材156の凹部110の内面にも同様の棘が形成されていてもよい。
本発明を実施するに当たって、フレーム構体やセンサホルダ、取付治具等の具体的な形状や寸法、構造、配置をはじめとして、ワイヤメッシュばねの数や材料、ばね定数など、センサ支持装置を構成する各部材の態様や構造、センサ支持装置を取付ける向きや角度等を種々に変更して実施できることは言うまでもない。例えば第1のワイヤメッシュばねは1つでもよいし、3つ以上であってもよい。第2のワイヤメッシュばねも、1つあるいは3つ以上であってもよい。また本発明は、鉄道レール以外の検出対象物のためのセンサ支持装置に適用することもできる。
1…鉄道レール(検出対象物の一例)、10,10A,10B,10C,10D,10E,10F…センサ支持装置、11,11´…取付治具、20…フレーム構体、21…センサホルダ、22…センサ、30…ベース部材、31…段付ボルト、32…ばね受け部材、33…荷重調整部材、35…第1の支持壁、36…第2の支持壁、60…フローティング部材、65…センサ取付ベース、71…第1の対向壁、72…第2の対向壁、81…第1のワイヤメッシュばね、81a…一端、81b…他端、82…第2のワイヤメッシュばね、82a…一端、82b…他端、90…凹部、91…第1のストッパ、95…凹部、96…第2のストッパ、100…凹部、101…第3のストッパ、110…凹部、111…第4のストッパ、115…回り止め手段、180…粗面、190…棘

Claims (16)

  1. 互いに向かい合う第1の支持壁および第2の支持壁を有するフレーム構体と、
    前記第1の支持壁と前記第2の支持壁との間において前記第1の支持壁に対向する第1の対向壁と前記第2の支持壁に対向する第2の対向壁とを有したセンサホルダと、
    前記第1の支持壁と前記第1の対向壁との間に圧縮した状態で配置された少なくとも1つの第1のワイヤメッシュばねと、
    前記第2の支持壁と前記第2の対向壁との間に圧縮した状態で配置された少なくとも1つの第2のワイヤメッシュばねと、
    前記第1の支持壁に設けられ、前記第1のワイヤメッシュばねの一端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する第1のストッパと、
    前記第1の対向壁に設けられ、前記第1のワイヤメッシュばねの他端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する第2のストッパと、
    前記第2の支持壁に設けられ、前記第2のワイヤメッシュばねの一端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する第3のストッパと、
    前記第2の対向壁に設けられ、前記第2のワイヤメッシュばねの他端が該ワイヤメッシュばねの軸線と直角な方向に移動することを阻止する第4のストッパと、
    を具備したことを特徴とするセンサ支持装置。
  2. 前記センサホルダの回転を防ぐための回り止め手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のセンサ支持装置。
  3. 前記回り止め手段が、互いに平行に並べて配置された複数の前記第1のワイヤメッシュばねと、互いに平行に並べて配置された複数の前記第2のワイヤメッシュばねと、前記フレーム構体と前記センサホルダとに形成され前記複数の第1のワイヤメッシュばねの両端が挿入される凹部と、前記フレーム構体と前記センサホルダとに形成され前記複数の第2のワイヤメッシュばねの両端が挿入される凹部とからなることを特徴とする請求項2に記載のセンサ支持装置。
  4. 前記回り止め手段が、断面が非円形の前記第1のワイヤメッシュばねおよび前記第2のワイヤメッシュばねの少なくとも一方と、前記フレーム構体と前記センサホルダとに形成され前記非円形のワイヤメッシュばねの両端が挿入される凹部とからなることを特徴とする請求項2に記載のセンサ支持装置。
  5. 前記回り止め手段が、前記第1のワイヤメッシュばねと前記第2のワイヤメッシュばねの少なくとも一方のワイヤメッシュばねの両端が接する前記フレーム構体および前記センサホルダに形成された粗面からなることを特徴とする請求項2に記載のセンサ支持装置。
  6. 前記回り止め手段が、前記第1のワイヤメッシュばねと前記第2のワイヤメッシュばねの少なくとも一方のワイヤメッシュばねの両端が接する前記フレーム構体および前記センサホルダに形成された棘からなることを特徴とする請求項2に記載のセンサ支持装置。
  7. 鉄道レールに固定する取付治具をさらに有し、該取付治具に前記フレーム構体を取付けてなることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ支持装置。
  8. 前記第1および第2のワイヤメッシュばねが、それぞれ、外面と内面とを有する円筒形をなし、これら第1および第2のワイヤメッシュばねが前記第1の支持壁と前記第2の支持壁との間に直列に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ支持装置。
  9. 前記第1および第2のストッパが、それぞれ、前記第1の支持壁と前記第1の対向壁とに形成された円形の凹部の内側の周壁からなり、これら周壁を前記第1のワイヤメッシュばねの外面と対向させたことを特徴とする請求項8に記載のセンサ支持装置。
  10. 前記第3および第4のストッパが、それぞれ、前記第2の支持壁と前記第2の対向壁とに形成された円形の凹部の内側の周壁からなり、これら周壁を前記第2のワイヤメッシュばねの外面と対向させたことを特徴とする請求項8または9に記載のセンサ支持装置。
  11. 前記第1および第2のストッパが、それぞれ、前記第1の支持壁と前記第1の対向壁とに形成された凸部の側面からなり、これら凸部の側面を前記第1のワイヤメッシュばねの内面と対向させたことを特徴とする請求項8に記載のセンサ支持装置。
  12. 前記第3および第4のストッパが、それぞれ、前記第2の支持壁と前記第2の対向壁とに形成された凸部の側面からなり、これら凸部の側面を前記第2のワイヤメッシュばねの内面と対向させたことを特徴とする請求項8または11に記載のセンサ支持装置。
  13. 前記第1および第2のストッパが、それぞれ、前記第1のワイヤメッシュばねの端面に形成された凹部に挿入される凸部からなることを特徴とする請求項8に記載のセンサ支持装置。
  14. 前記第3および第4のストッパが、それぞれ、前記第2のワイヤメッシュばねの端面に形成された凹部に挿入される凸部からなることを特徴とする請求項8または13に記載のセンサ支持装置。
  15. 前記第1および第2のストッパが、それぞれ、軸線方向の高さが前記第1のワイヤメッシュばねの径方向に変化するテーパ状の傾斜面からなることを特徴とする請求項8に記載のセンサ支持装置。
  16. 前記第3および第4のストッパが、それぞれ、軸線方向の高さが前記第2のワイヤメッシュばねの径方向に変化するテーパ状の傾斜面からなることを特徴とする請求項8または13に記載のセンサ支持装置。
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