WO2016121591A1 - 表示装置付き建材ガラス板及び建材ガラス構造 - Google Patents

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貴彦 秋山
福井 毅
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旭硝子株式会社
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Definitions

  • the present invention relates to a building material glass plate with a display device and a building material glass structure.
  • FIG. 1 is a diagram illustrating a building material glass plate 100 with a display device in the embodiment
  • FIG. 2 is a schematic cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
  • FIG. 3 is a front view illustrating a state in which the building material glass plate 100 with a display device is installed together with two second building material glass plates, that is, a building material glass structure.
  • the building material glass plate 100 with a display device is preferably provided with a cover 40 that covers the back surface of the display device 30.
  • the cover 40 has a rectangular box shape with an opening on the building material glass plate 10 side, and is fixed to the support member 33 of the display device 30 with screws or the like.
  • a substrate (not shown), wiring, and the like are accommodated between the cover 40 and the backlight 32 of the display device 30.

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Abstract

ガラス面での反射像により表示装置の表示面の視認性が低下しにくい表示装置付き建材ガラス板、及び建材ガラス構造を提供することを目的とする。建築物に鉛直状態で取り付けられる建材ガラス板(10)と、表示装置(30)とが貼合材を介して貼合されており、前記建材ガラス板(10)の可視光線反射率が8%以下であることを特徴とする表示装置付き建材ガラス板(100)。

Description

表示装置付き建材ガラス板及び建材ガラス構造
 本発明は、表示装置付き建材ガラス板及び建材ガラス構造に関する。
 例えば、窓ガラスに液晶ディスプレイ等の表示装置が取り付けられた表示装置付き窓ガラスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-132206号公報
 上記した表示装置付き窓ガラスでは、窓ガラス全面に表示装置が取り付けられているが、窓ガラスとして内外を視認するためには窓ガラスの一部に表示装置が取り付けられることが望まれる。
 一方、表示装置の表示面が窓ガラスを介して屋外に面している場合、屋外から見てガラス面での反射像が表示装置の表示像の視認性を低下させる。特に、窓ガラスの全面のうち表示装置が取り付けられていない部分と表示装置が取り付けられている部分とがあることで、反射像がより目立つことになる。この傾向は、複数の窓ガラスが建物に連装されている場合であって、表示装置が取り付けられている窓ガラスと取り付けられていない窓ガラスとが隣り合う場合に、より顕著になる。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ガラス面での反射像により表示装置の表示面の視認性が低下しにくい表示装置付き建材ガラス板、及び建材ガラス構造を提供することを目的とする。
 本発明の表示装置付き建材ガラス板は、建築物に鉛直状態で取り付けられる建材ガラス板と、表示装置と、建材ガラス板と表示装置とを貼合させる貼合材とを有し、前記建材ガラス板に前記表示装置の表示面が前記貼合材を介して貼合されてなる、表示装置付き建材ガラス板であって、前記表示装置の表示面は、前記建材ガラス板の全面のうちの一部に前記貼合材を介して貼合されており、前記表示装置を貼合していない側の面から測定した、前記表示装置を貼合している部分の前記建材ガラス板の可視光線反射率が8%以下であることを特徴とする。
 また、本発明の建材ガラス構造は、前記表示装置付き建材ガラス板と、表示装置の取り付けられていない第2の建材ガラス板とが隣り合うように配置された、建材ガラス構造であって、第2の建材ガラス板の可視光線反射率Rgと前記表示装置付き建材ガラス板における建材ガラス板の可視光線反射率Rdとの差(Rg-Rd)が、2%以上であることを特徴とする。
 本発明の表示装置付き建材ガラス板及び建材ガラス構造によれば、ガラス面での反射像により、表示装置の表示面の視認性の低下を低減できる。
実施形態における表示装置付き建材ガラス板を例示する図である。 図1のA-A断面概略図である。 実施形態における建材ガラス構造を例示する正面図である。
 以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
  本明細書においては、図1~図3に示すように、建材ガラス板10の表示装置30が配置されている面を、建材ガラス板10の一面と呼び、建材ガラス板10の表示装置30が設置されていない面を、建材ガラス板10の他面と呼ぶ。また、X方向は、表示装置付き建材ガラス板100の設置状態における水平方向、Y方向は設置状態における鉛直方向、Z方向は厚さ方向である。
 図1において、上記建材ガラス板10の一面をS1と表記し、上記建材ガラス板10の他面をS2と表記する。
 (表示装置付き建材ガラス板)
  図1は、実施形態における表示装置付き建材ガラス板100を例示する図であり、図2は、図1のA-A断面概略図である。また、図3は、表示装置付き建材ガラス板100が、2枚の第2の建材ガラス板とともに設置された状態、すなわち建材ガラス構造を例示する正面図である。
 表示装置付き建材ガラス板100は、図1及び図2に示すように、建材ガラス板10の一面S1に、正面視において建材ガラス板10の面積よりも小さい面積の表示装置30が対向配置されている。そして、本実施形態においては、建材ガラス板10と表示装置30とは、透明貼合材12を介して貼合されている。また、建材ガラス板10の一面の表示装置30の周縁に対応する領域には、遮光部20が設けられていることが好ましい。
 上記した例において、建材ガラス板10は、正面視において矩形状のものが使用されており、また表示装置30の表示面の輪郭形状は、正面視において矩形状のものが使用されている。
 図1に示すように、表示装置付き建材ガラス板100は、表示装置30への電源供給並びに/もしくは、データ送信及び/または受信する配線51を備えている。配線51は、表示装置30に接続されて表示装置30から突出している。表示装置30から突出した配線51は、建材ガラス板10の一面に沿い、表示装置30が対向していない領域に配置されている。また、少なくとも建材ガラス板10の一面側では、配線51は、モール50で覆われていることが好ましい。
 後述のとおり、建材ガラス板10は、建築物において、建築窓ガラス、建築ドアガラス、間仕切り等の前面・背面が鉛直状態となるように配置されるものに使用されるものを例示できる。この場合、表示装置30の表示像を離れた位置からも視認しやすくできる等から、表示装置30は、建材ガラス板10の鉛直方向中央よりも上方に配されていることが好ましい。
 本発明において、建築物に鉛直状態で取り付けられる建材ガラス板とは、建築物の鉛直方向及び略鉛直方向を含め、広く鉛直方向に取り付けられる建材ガラス板を意味する。
 (建材ガラス板)
  建材ガラス板10の材料は、例えば、ソーダライムガラス、アルミノシリケートガラス、アルミノボロシリケートガラス、または無アルカリガラス等の無機ガラス、もしくはポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等からなる有機ガラスが挙げられる。さらに、建材ガラス板10は、上記した無機ガラスまたは有機ガラスが複数枚貼り合わされた合わせガラス、または無機ガラス及び有機ガラスが貼り合わされた合わせガラスでもよい。また、無機ガラスまたは有機ガラスからなる複層ガラスであってもよい。
  建材ガラス板10が無機ガラスである場合には、例えば化学強化処理または物理強化処理等の強化処理が施されていてもよい。
 建材ガラス板10の他面S2には、機能膜が設けられてもよい。機能膜としては、例えばシリケートや金属酸化物の薄膜や類似の薄膜が形成された反射防止膜が挙げられる。反射防止膜は、例えばスパッタリング法、蒸着法、湿式コーティング法等により、建材ガラス板10の表面に直接形成できる。また、上記した反射防止膜が形成されたフィルムを建材ガラス板10に貼り付けて、建材ガラス板10の他面に反射防止膜を間接的に形成することもできる。建材ガラス板10に反射防止膜を設けると、建材ガラス板10での外光の反射が抑制され、表示装置30に表示される画像を外部からより鮮明に見ることができる。
 前記機能膜としては、防汚、撥水又は撥油等の機能を有する機能膜でもよい。これらの膜を設けると、建材ガラス板10に防汚性能や易清浄性を付与できるため好ましい。防汚、撥水又は撥油等の機能膜は、例えば、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等の樹脂薄膜を、蒸着法により、または粘着層等を介して、建材ガラス板10の他面に形成できる。
 なお、必要に応じて、上記建材ガラス板10の一面S1に、上記機能膜を設けてもよい。
 なお、本実施形態における建材ガラス板10は、正面視で矩形を用いているが、建材ガラス板10の形状は、矩形以外の任意の形状を用いることができる。
 建材ガラス板10は、それ自体構造体としてなるものであり、例えば建築窓やドアやカーテンウォール用ガラス板、衝立、間仕切り、看板、ショーケースの扉、列車ホームドア等用のガラス板を例示できる。こうして、これら部位において表示装置で表示される情報等を公衆等に提供できる。
 建材ガラス板10の可視光線反射率は、8%以下、好ましくは5%以下、より好ましくは2%以下である。ここにおける可視光線反射率は、建材ガラス板10の屋外側の面、すなわち建材ガラス板10の他面S2から測定した、表示装置が貼合されている部分10aにおける可視光線反射率を指す。 可視光線反射率は、JIS R3106に準じて測定される。
 表示装置30の表示面は、建材ガラス板10の一面S1において、その全面のうちの一部に透明貼合材12を介して貼合されている。これにより、建材ガラス板10の表示装置30が貼合されている部分10aでの建材ガラス板10の反射像が絶対量として低減され、建材ガラス板10の表示装置が貼合されていない部分10bでの反射像と比較して際立つことを防止できる。
 建材ガラス板10が平面視で矩形状であり、表示装置の表示面が平面視で矩形状である場合、図1に示されるように、建材ガラス板10の鉛直辺10vと鉛直辺10vに近接する表示装置の表示面の鉛直辺30vとの距離は、100mm以上が好ましく、150mm以上がより好ましい。また、建材ガラス板10の水平辺10hと表示装置の水平辺30hとの距離は、100mm以上が好ましく、150mm以上であることがより好ましい。
 なお、建材ガラス板10及び表示装置の表示面のいずれか一方、あるいは双方が平面視で矩形状でない場合には、建材ガラス板10の一辺10v´と当該一辺10v´に近接する表示装置の表示面の一辺30v´との距離は、100mm以上が好ましく、150mm以上がより好ましい。また、建材ガラス板10の他辺10h´と表示装置の他辺30h´との距離は、100mm以上が好ましく、150mm以上であることがより好ましい。
 表示装置30の対向領域である部分10aと非対向領域である部分10bとの区別が強調されると、表示装置30の表示像が鮮明に浮き出るように視認できる。一方、上述の部分10aでの反射像は、部分10bでの反射像に対し際立ちやすい。建材ガラス板10の各辺に対する表示装置30の各辺の距離が上記範囲であるときに、建材ガラス板10の可視光線反射率を8%以下にすることは、表示装置30の表示像を鮮明にする観点で有益である。
 建材ガラス板10の可視光線反射率を8%以下に保ちつつ、近赤外線透過率、具体的には950nmの波長の光の透過率を40%以上にすることが好ましく、50%以上にすることがより好ましい。これにより、建材ガラス板10の可視光反射率が低くなっても、表示装置30の表示像を、本来の色調で表示できる。上述のように建材ガラス板10の可視光線反射率を低減するために、建材ガラス板の表面(すなわち、他面S2)に反射防止膜を設けると、近赤外線領域の光の反射も低減される。しかし、近赤外線領域の光の反射率が大きく下がると、建材ガラス板10全体の色調が青みがかり、表示装置30の表示像の色調が本来の色調とずれるおそれがある。建材ガラス板10の可視光線反射率を8%以下に保ちつつ近赤外線透過率、具体的には950nmの波長の光の透過率を40%以上にする方法としては、例えば反射防止膜の膜構成を複数層の金属酸化物層構成としたり、建材ガラス板10の原料として鉄の含有量が低いものを選んだり、部分10aにのみ反射防止膜を設けることが、好適に挙げられる。
 (表示装置)
  建材ガラス板10の一面S1には、表示装置30が設けられている。本実施形態における表示装置30は、液晶ディスプレイ装置であるが、例えば有機ELディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、各種の表示装置を例示できる。表示装置30は、例えば不図示の記憶装置に記憶されている画像や、ネットワークを介して接続するコンピュータやサーバ等から送信される画像を、配線51を介して表示できるものである。
 本実施形態で用いている表示装置30は、表示面となる画像表示部としての液晶パネル31、バックライト32を有する。液晶パネル31は、透明貼合材12を介して建材ガラス板10の一面に当接するように設けられている。液晶パネル31は、カバー40に固定されていてもよい。本実施形態では、バックライト32は、液晶パネル31の背面側に設けられ、カバー40に固定されている。さらに、本実施形態では、カバー40は、接着剤11により建材ガラス板10の下記遮光部20に接合された支持部材33により固定支持されている。
 本実施形態における建材ガラス板10の一面S1には、液晶パネル31の外周縁及び表示装置30の外周縁(支持部材33の外周縁)を含む領域に、遮光部20が設けられている。
 遮光部20は、建材ガラス板10の一面に形成された不透明な部分であり、建材ガラス板10の他面S2側から一面S1側が見えないように遮蔽する。遮光部20は、例えばセラミックカラーの焼成体により形成される。遮光部20は、不透明な層であればよく、例えばインクジェット印刷等の異なる方法により形成されてもよく、不透明なフィルム等が貼合されることで形成されてもよい。
 建材ガラス板10に設けられている遮光部20により、表示装置30の外周縁及び液晶パネル31の外周縁が建材ガラス板10の他面側から見えなくなり、表示装置付き建材ガラス板100の意匠性が向上する。さらに、建材ガラス板10の他面から液晶パネル31の外周縁が見えなくなることで、液晶パネル31に表示される画像が、建材ガラス板10の他面側に浮き上がって見えるような効果が得られる。
 (貼合材)
  本実施形態では、建材ガラス板10と表示装置30とは、貼合材、好ましくは透明貼合材12を介して貼合されている。他の実施形態では、両面に透明貼合材12を有するガラス板を貼合材として用いて建材ガラス板と表示装置とを貼合される。他の実施形態では、建材ガラス板10に遮光部20を直接設けず、基材ガラス板に遮光部を設けることができる。
 透明貼合材12は、液状又はペースト状の状態で建材ガラス板10と表示装置30との間に充填されて介在してもよく、フィルム状の透明貼合材として介在してもよい。透明貼合材12は、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系等の樹脂を例示できる。透明貼合材12は、例えば屈折率が、建材ガラス板10の屈折率に対して0.8倍~1.3倍であることが好ましく、0.93倍~1.12倍であることがより好ましい。他の実施形態においては、これらの樹脂が基板ガラス板の両面に設けられた形態が好ましい。
 本実施形態においては、建材ガラス板10と表示装置30とが透明貼合材12を介して貼合されているため、表示装置30の表示像が建材ガラス板10の一面S1に写ることがなく、または反射することがなく、建材ガラス板10の他面S2側からの表示像の視認性が向上する。
 透明貼合材12は、硬化性樹脂組成物の硬化物を用いてもよい。透明貼合材12が硬化性樹脂組成物の硬化物である場合には、建材ガラス板10の一面に硬化性樹脂組成物を塗布して液晶パネル31を配置した後、硬化性樹脂組成物に光を照射するなどして硬化物を形成することで、液晶パネル31を建材ガラス板10に貼合できる。そして、液晶パネル31の背面にバックライト32とカバー40を設けて、表示装置30を設けることができる。
 透明貼合材12は、25℃におけるせん断弾性率が、10Pa~10Paであることが好ましく、10Pa~10Paであることがより好ましい。特に、透明貼合材12の25℃におけるせん断弾性率が10Pa~10Paである場合には、表示装置30と建材ガラス板10との間に生じ得る空隙を比較的容易に消失させることができるため好ましい。
 透明貼合材12の25℃におけるせん断弾性率が10Pa以上であれば、塗布された透明貼合材12の形状が維持されやすい。したがって、適用された透明貼合材12の厚さが厚くても、透明貼合材12全体で厚さが均一に保たれ、液晶パネル31と透明貼合材12との界面に空隙が発生し難くなる。透明貼合材12は、25℃におけるせん断弾性率が10Pa以上で変形がさらに抑制される。さらに、透明貼合材12の25℃におけるせん断弾性率が10Pa以下であれば、表示装置30と建材ガラス板10との貼合密着力が高くなり、表示装置30が建材ガラス板10から剥離しにくくなる。
 透明貼合材12の厚さは、0.03mm~2mmが好ましく、0.1mm~0.8mmがより好ましい。透明貼合材12の厚さが0.03mm以上であれば、建材ガラス板10の他面から外力等が加わった際に、透明貼合材12が外力による衝撃を十分に低減し、液晶パネル31を保護できる。また、液晶パネル31と建材ガラス板10との間に、透明貼合材12の厚さ未満の寸法の異物が混入しても、透明貼合材12の厚さが変化せず、異物混入による視認性への影響が抑制される。また、液晶パネル31の視認性の低下を抑制する点で、透明貼合材12の厚さは、2mm以下が好ましい。
 (カバー)
  表示装置付き建材ガラス板100には、図2に示すように、表示装置30の背面を覆うカバー40が設けられていることが好ましい。本実施形態において、カバー40は、建材ガラス板10側が開口した矩形箱型の形状を有し、表示装置30の支持部材33にネジ等により固定される。そして、カバー40と、表示装置30のバックライト32との間に、不図示の基板や配線等が収納される。
 カバー40には、通気孔が形成されていることが好ましい。これにより、表示装置30により加熱された空気は、通気孔を通ってカバー40の外部に排出される。その結果、カバー40の内部に表示装置30によって加熱された空気が籠もることがなく、カバー40の内部の温度上昇を抑制できる。
 カバー40の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い材料で形成されることが好ましい。このような材料でカバー40を形成すると、カバー40の内部の熱が外部に放出され易くなり、カバー40の内部の温度上昇がより抑制される。
  なお、カバー40の形状は、本実施形態で例示する形状に限定されず、ドーム状等の異なる形状を採用できる。また、カバー40を建材ガラス板10に固定する支持部材33は、図2に例示される構成に限られない。
 (建材ガラス構造)
  建材ガラス板は、複数のガラス板が鉛直状態で隣接配置されて建材ガラス構造を呈して設置されることが多い。例えば、店舗窓であれば、水平方向に複数の窓ガラスが隣接し、店舗内への採光や店舗内外の視認性を確保している。窓に限らず、ドアや間仕切りも同様である。一方、本発明の表示装置付き建材ガラス板100を建材ガラス構造の1つのガラス板部材として用いる場合、表示装置付き建材ガラス板100と、表示装置の取り付けられていない第2の建材ガラス板200とが隣り合うように配置される。図3の例は、表示装置付き建材ガラス板100が、正面視で2枚の第2の建材ガラス板200a、200bにはさまれて配置された構造を示している。
 図3に示した例は、表示装置付き建材ガラス板100が、表示装置の取り付けられていない第2の建材ガラス板200とが隣り合うように配置され、2枚の第2の建材ガラス板200により表示装置付き建材ガラス板100が挟まれるように配置された形態であるが、表示装置の取り付けられていない第2の建材ガラス板の枚数は、3枚以上であってもよいし、また隣り合う表示装置付き建材ガラス板の枚数も1枚に限らず、2枚以上あってもよいし、その他各種の配置形態が採用可能である。
 このような建材ガラス構造において、第2の建材ガラス板200の可視光線反射率Rg(すなわち、第2の建材ガラス板200の建材ガラス板100の他面(すなわち、建材ガラス板100の表示装置が配置されている側の面)と同じ側の面の可視光線反射率Rg)と、表示装置付き建材ガラス板100の建材ガラス板10の可視光線反射率Rd(すなわち、建材ガラス板100の他面の可視光線反射率Rd)との差(Rg-Rd)は、2%以上が好ましく、5%以上がより好ましい。すなわち、Rg>Rdであることで、第2の建材ガラス200における反射像が際立ち、表示装置付き建材ガラス100の部分10aの反射像が目立ちにくくなる。特に、建材ガラス板10の部分10aは、建材ガラス板10の一面に表示装置30が配置されていることで透視性がなくなっているため、ガラス板面での反射像がより鮮明に見えやすい状態にある。そこで、Rg-Rdを2%以上にすると、部分10aでの反射像の顕著さを低減させ、表示像の視認性を向上させることができる。
 ここにおいて、第2の建材ガラス板の可視光線反射率Rgと表示装置付き建材ガラス板における建材ガラス板の可視光線反射率Rdとの差(Rg-Rd)の上限としては、例えば、8%が適当である。
 以上、実施形態に係る表示装置付き建材ガラス板及び建材ガラス構造について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
 本発明の表示装置付き建材ガラス板は、例えばデジタルサイネージを構成する部材として有用である。建材ガラスの可視光線反射率が所定の範囲にあるため、画像表示装置の表示画像の視認性が低下しにくい。また、この表示装置付き建材ガラス板を用いれば、ガラス面での反射像により、表示装置の表示面の視認性の低下を低減できる建材ガラス構造を提供することができる。
 なお、2015年1月26日に出願された日本特許出願2015-012328号の明細書、特許請求の範囲、図面および要約書の全内容をここに引用し、本発明の開示として取り入れるものである。
10:建材ガラス板、  11:接着剤、  12:透明貼合材、  20:遮光部、  30:表示装置、  31:液晶パネル(画像表示部)、  32:バックライト、  33:支持部材、  40:カバー、  50:モール、  51:配線、  100:表示装置付き建材ガラス板、  200:第2の建材ガラス板。

Claims (6)

  1.  建築物に鉛直状態で取り付けられる建材ガラス板と、表示装置と、建材ガラス板と表示装置とを貼合させる貼合材とを有し、前記建材ガラス板に前記表示装置の表示面が前記貼合材を介して貼合されてなる、表示装置付き建材ガラス板であって、
     前記表示装置の表示面は、前記建材ガラス板の全面のうちの一部に前記貼合材を介して貼合されており、
     前記表示装置を貼合していない側の面から測定した、前記表示装置を貼合している部分の前記建材ガラス板の可視光線反射率が8%以下であることを特徴とする、表示装置付き建材ガラス板。
  2.  前記建材ガラス板の950nmの波長の光の透過率が40%以上である、請求項1に記載の表示装置付き建材ガラス板。
  3.  前記建材ガラス板及び前記表示装置の表示面が平面視で矩形状であり、前記建材ガラス板の鉛直辺と該鉛直辺に近接する前記表示装置の表示面の鉛直辺との距離が100mm以上であり、前記建材ガラス板の水平辺と該水平辺と前記表示装置の表示面の水平辺との距離が100mm以上である、請求項1または2に記載の表示装置付き建材ガラス板。
  4.  前記建材ガラス板が建築窓ガラスである、請求項1から3の何れか一項に記載の表示装置付き建材ガラス板。
  5.  請求項1から4の何れか一項に記載の表示装置付き建材ガラス板と、表示装置の取り付けられていない第2の建材ガラス板とが隣り合うように配置された、建材ガラス構造であって、第2の建材ガラス板の可視光線反射率Rgと請求項1から4の何れか一項に記載の表示装置付き建材ガラス板における建材ガラス板の可視光線反射率Rdとの差(Rg-Rd)が、2%以上である、建材ガラス構造。
  6.  請求項1から4の何れか一項に記載の表示装置付き建材ガラス板が、正面視で2枚の第2の建材ガラス板の間に挟まれて配置されている、請求項5に記載の建材ガラス構造。
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