WO2014167736A1 - 数値制御プログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラム - Google Patents

数値制御プログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

NCプログラム編集装置(100)は、NCプログラムを構成する加工単位毎に記載された属性情報に基づいて、3次元の仮想空間における位置情報を有する3次元の加工形状を加工単位毎に生成する3D加工形状生成部(7)と、前記属性情報を前記NCプログラムから抽出するとともに、対応する加工形状に応じた3次元の位置情報を前記抽出した属性情報に対応付ける属性処理部(10)と、前記NCプログラムをプログラム表示画面に、前記加工 形状の投影図を当該加工形状が有する位置情報に応じて形状表示画面に、夫々表示するとともに、前記NCプログラムを編集する入力を前記プログラム表示画面を介して受け付けたとき、前記入力された内容を前記NCプログラムに反映させる表示画面制御部(11)と、を備え、前記表示画面制御部(11)は、前記属性情報を前記形状表示画面のうちの当該属性情報に対応付けられた位置情報に応じた位置に表示する。

Description

数値制御プログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラム
 本発明は、工作機械を数値制御するための数値制御プログラム(Numerical Control machining Program:NCプログラム)の編集を行うための数値制御(NC)プログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラムに関する。
 近年、オペレータが製作図面を見ながら加工対象物の座標値を設定する入力を行うだけでNCプログラムを作成できるNCプログラム作成装置がある。また、CADシステムを用いてモデリングされたCADデータを直接読み込んでNCプログラムを作成できNCプログラム作成装置も登場している。
 ところで、NCプログラム作成装置に加工形状の定義をオペレータがマウスまたはキーボードなどの入力装置を用いて入力してNCプログラムを作成せしめる場合、オペレータは、データの入力ミスが無いか確認する必要がある。
 例えば特許文献1に記載の数値制御装置は、入力装置から加工形状の定義を入力した時に定義形状をオペレータに確認せしめるための描画手段を備え、加工形状が定義された際の基準点の座標を記憶し、各端点の座標と記憶した座標を比較することで形状の寸法を形状の描画に加えて表示する寸法表示手段を備える。
 また、特許文献2に記載の加工データ編集装置は、位置指定手段により加工形状の所定の位置が指定されると、加工データ検出手段が指定位置に対応する加工データを検出し、編集制御手段が検出した加工データを表示手段に表示させるとともに、加工データ編集手段による編集を可能にする。
 また、特許文献3に記載の数値制御装置は、表示装置に工具の軌跡とともに任意の座標軸情報を生成して表示することにより、オペレータが前記工具の軌跡の正確な通過点の座標値を確認できるようにする。
特開平3-201010号公報 特開平1-307805号公報 特開平4-307605号公報
 しかしながら、上記従来の技術によれば、何れの装置も3次元の形状の奥行き方向の寸法または座標を表示できないため、オペレータがNCプログラムの確認を行うことが簡単でないという問題があった。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、オペレータがNCプログラムの確認を簡単に行うことができるNCプログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラムを得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、NCプログラムを構成する加工単位毎に記載された寸法情報または位置情報である属性情報に基づいて、3次元の仮想空間における位置情報を有する3次元の加工形状を加工単位毎に生成する加工形状生成部と、前記属性情報を前記NCプログラムから抽出するとともに、対応する加工形状に応じた3次元の位置情報を前記抽出した属性情報に対応付ける属性処理部と、前記NCプログラムをプログラム表示画面に、前記加工形状が有する位置情報に応じて前記仮想空間に配置した当該加工形状を斜投影した投影図を形状表示画面に、夫々表示するとともに、前記NCプログラムを編集する入力を前記プログラム表示画面を介して受け付けたとき、前記入力された内容を前記NCプログラムに反映させる表示画面制御部と、を備え、前記表示画面制御部は、前記抽出された属性情報を前記形状表示画面のうちの当該属性情報に対応付けられた位置情報に応じた位置に表示する、ことを特徴とする。
 本発明にかかるNCプログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラムは、加工形状を立体的に表示するとともに当該立体的に表示された加工形状上の対応する位置に寸法情報または位置情報を表示することができるので、オペレータがNCプログラムの確認を簡単に行うことができるようになるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係るNCプログラム編集装置の構成を示すブロック図である。 図2は、表示画面制御部が生成する表示画面の一例を示す図である。 図3は、NCプログラムの構成例を示す図である。 図4は、NCプログラムの構成例を示す図である。 図5は、NCプログラムの構成例を示す図である。 図6は、実施の形態に係るNCプログラム編集装置の動作を説明するフローチャートである。 図7は、3D加工形状生成部が穴加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。 図8は、穴加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。 図9は、3D加工形状生成部が線加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。 図10は、線加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。 図11は、3D加工形状生成部が面加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。 図12は、面加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。 図13は、3D加工形状生成部が旋削加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。 図14は、単位番号#3の旋削加工単位によって定義される3D加工形状を示す図である。 図15は、3D仕上がり形状生成部が素材形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。 図16は、素材形状の一例を示す図である。 図17は、穴加工単位の3D加工形状の位置の表示例を示す図である。 図18は、穴加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。 図19は、素材形状の寸法の表示例を示す図である。 図20は、旋削加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。 図21は、線加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。 図22は、面加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。 図23は、旋削加工指示データが選択された状態の表示例を示す図である。 図24は、旋削加工指示データのうちの「切込-X」項目が選択された状態の表示例を示す図である。 図25は、軌跡の要素の1つが選択された状態の表示例を示す図である。 図26は、軌跡の要素を設定する項目のうちの「半径R」項目が選択された状態の表示例を示す図である。 図27は、単位番号#7の面加工単位が選択された場合の座標オブジェクトの表示例を示す図である。 図28は、線加工単位の3D加工形状の寸法の別の表示例を示す図である。 図29は、「深さ」項目、「取代-Z」項目および「取代-R」項目の夫々の優先度が「始点座標」項目および「終点座標」項目の優先度よりも低く設定されている場合の線加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。 図30は、オペレータが形状表示画面上に表示されているテキスト情報を選択した際の表示画面制御部の動作を説明するフローチャートである。 図31は、テキスト情報が選択された場合の表示例を示す図である。 図32は、全ての項目が未設定となっている状態の素材加工単位を表示する形状表示画面の表示例を示す図である。 図33は、図32の状態から「素材外径」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図34は、図33の状態から「素材内径」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図35は、図34の状態から「素材長さ」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図36は、図35の状態から「素材端面長さ」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図37は、全ての項目が未設定となっている状態のドリル加工単位を表示する形状表示画面の表示例を示す図である。 図38は、図37の状態から「穴径」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図39は、図38の状態から「穴深さ」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図40は、図39の状態から「面取」項目が設定された場合における形状表示画面の表示例を示す図である。 図41は、2D形状生成部の動作を説明するフローチャートである。 図42は、旋削加工単位が新規作成される際に「線」が「形状」項目に設定された場合における表示画面を示す図である。 図43は、線中心加工単位が新規作成される際に、「直線」が「形状」項目に設定された場合における表示画面を示す図である。
 以下に、本発明にかかるNCプログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
 図1は、本発明に実施の形態に係るNCプログラム編集装置の構成を示すブロック図である。NCプログラム編集装置100は、NCプログラムを編集するための装置である。NCプログラムは、数値制御装置を制御するプログラムである。数値制御装置は、NCプログラムに基づいて工作機械を動作させることによって、加工対象物である素材(加工前の被加工物)を加工し、加工仕上がり形状を有した製品(加工後の被加工物)を形成する。
 NCプログラム編集装置100は、対話操作処理部1、表示部2、指示入力部3およびプログラム編集部4を備えている。対話操作処理部1は、表示部2、指示入力部3およびプログラム編集部4に接続されている。プログラム編集部4は、プログラム入力部5、プログラム記憶部6、3D加工形状生成部(加工形状生成部)7、3D仕上がり形状生成部(仕上がり形状生成部)8、CADデータ入力部9、属性処理部10、表示画面制御部11、2D形状生成部12およびプログラム出力部13を備える。
 NCプログラム編集装置100が備える機能構成要素のうち、対話操作処理部1、プログラム入力部5、プログラム記憶部6、3D加工形状生成部7、3D仕上がり形状生成部8、CADデータ入力部9、属性処理部10、表示画面制御部11、2D形状生成部12およびプログラム出力部13のうちの一部または全部は、ソフトウェア、ハードウェア、または両者の組合せによって実現される。プログラム記憶部6は、メモリまたはレジスタによって構成される。ソフトウェアによって実現されるとは、記憶装置および演算装置を備えたコンピュータにおいて、記憶装置が予め所定のプログラムを記憶し、演算装置が記憶装置が記憶する所定のプログラムを実行することによって該当の機能構成要素として機能することをいう。機能構成要素をハードウェアで実現するかソフトウェアで実現するかは、具体的な実施態様、或いは装置全体に課される設計制約に依存する。なお、機能構成要素を実現するプログラムのロード元の記録媒体は、コンピュータが備える記憶装置のほか、一時的でない有形の媒体であればどのような媒体であっても適用可能である。例えば、記録媒体としてCD-ROM、DVD-ROM、外部記憶装置または着脱可能なメモリデバイスが適用可能である。
 なお、NCプログラム編集装置100は、単一またはネットワークで接続された複数のコンピュータによって実現されてもよい。また、NCプログラム編集装置100は、任意の装置の制御コンピュータを用いて実現されてもよい。例えば、NCプログラム編集装置100は、数値制御装置の制御コンピュータ上で実現されてもよい。また、NCプログラム編集装置100は、定義形状またはCADデータに基づいてNCプログラムを自動生成するNCプログラム作成装置として機能するコンピュータ上で実現されてもよい。
 表示部2は、表示画面を表示するための装置であって、例えば液晶モニタである。指示入力部3は、マウスおよびキーボードを備えて構成され、オペレータからの操作情報などの入力を受け付ける。指示入力部3を介して入力された操作情報は、対話操作処理部1へ送られる。
 対話操作処理部1は、GUI環境を提供する。即ち、例えば、対話操作処理部1は、プログラム編集部4から送られてきた表示画面を表示部2に表示したり、表示画面上にカーソルが表示されている状態でマウスがクリックされたときにクリックされた箇所のスクリーン座標およびクリックされた旨の通知をプログラム編集部4に送ったりする。
 プログラム入力部5は、外部記憶装置(図示せず)などからNCプログラム20を入力し、NCプログラム20をプログラム記憶部6に格納する。
 3D加工形状生成部7は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムに基づいて、加工により除去される形状の3次元モデルである3D加工形状を生成する。NCプログラムは、複数の指示データにより構成される。なお、1つまたは同一の複数の加工形状を定義するための、指示データの集合の最小単位を、加工単位という。3D加工形状生成部7は、加工単位毎に3次元の加工形状モデル(以降、3D加工形状)を生成する。なお、3D加工形状生成部7が生成した夫々の3D加工形状は、互いの位置関係がNCプログラムに基づく加工単位毎の加工形状間の位置関係に等しくなるように、3次元の仮想空間における位置情報を有している。3次元の仮想空間における位置情報は、単一の座標系を用いて表現される。3D加工形状の位置情報が準拠する座標系は、どのような座標系であってもよいが、NCプログラムに基づく相対的でない座標系(例えば機械座標系)との間で1対1の対応関係が成立するものとする。なお、NCプログラムの構成については後ほど詳しく説明される。
 3D仕上がり形状生成部8は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムに基づいて、素材形状の3次元モデル(以降、単に素材形状)を生成する。また、3D仕上がり形状生成部8は、生成した素材形状と、3D加工形状生成部7によって生成された3D加工形状とに基づいて、仕上がり形状の3次元モデルである3D仕上がり形状を生成する。3D仕上がり形状生成部8によって生成される素材形状および3D仕上がり形状は、3D加工形状と同様に、仮想空間における位置情報を有する。即ち、素材形状および3D仕上がり形状の位置情報が準拠する座標系は、3D加工形状の位置情報が準拠する座標系と等しい。以降、3D加工形状、3D仕上がり形状および素材形状を総称して3D形状という場合がある。
 CADデータ入力部9は、CADシステム(図示せず)または外部記憶装置(図示せず)からCADデータ30を入力し、NCプログラムに基づく座標系に配置する。CADデータ30は、例えば、製品に関する情報、素材に関する情報、素材から製品を形成する際に用いられる加工指示に関する情報などを含んで構成されている。CADデータ30内の製品に関する情報には、例えば、製品の形状データなどがある。製品の形状データ(以下、製品形状データという)は、例えば、CADシステムなどを用いて生成されたものであり、製品の形状および寸法を示す情報を有している。
 属性処理部10は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムに加工単位毎に記載された属性情報である寸法データを抽出する。そして、属性処理部10は、3D形状に寸法データを配置する。言い換えると、属性処理部10は、抽出した寸法データに、対応する3D加工形状に応じた位置情報を対応付ける。ここで、寸法データとは、3D形状を定義する寸法情報、位置情報またはその両方を含む。寸法データは、例えば、3D形状の長さ情報、3D形状間の距離情報、または3D形状が位置する座標値情報などが該当する。
 表示画面制御部11は、表示部2に表示する表示画面を生成したり、オペレータによって表示画面を介して入力された操作情報を解釈したりする。
 図2は、表示画面制御部11が生成する表示画面の一例を示す図である。図示するように、表示画面200は、プログラム表示画面201と形状表示画面202とを備えている。表示画面制御部11は、プログラム表示画面201に、NCプログラムの一部または全部を表示する。また、表示画面制御部11は、形状表示画面202に、寸法データが配置された3D形状を立体的に表示する。具体的には、表示画面制御部11は、形状表示画面202に表示する画像を次のようにして生成する。表示画面制御部11は、3D形状を3次元の仮想空間上に夫々が備える位置情報が示す位置に配置して、配置した3D形状を予め定められた視点から2次元平面に斜投影する。表示画面制御部11は、2次元平面上に斜投影して生成された投影図を形状表示画面202に表示する。なお、投影の視点はオペレータによって所望のように設定されてもよい。また、夫々の3D形状には、寸法データが表示される。寸法データの表示位置は、その寸法データに与えられた位置情報に基づく。
 形状表示画面202は、表示中の寸法データを指定する入力を受け付けることができる。表示中の寸法データを指定する入力とは、例えば、表示中の寸法データがクリックされることである。具体的には、形状表示画面202に表示されている寸法データにマウスカーソルが置かれた状態でマウスがクリックされたとき、対話操作処理部1は、クリックされたスクリーン座標を表示画面制御部11に送る。表示画面制御部11は、スクリーン座標に基づいて、指定された寸法データを特定する。そして、表示画面制御部11は、NCプログラムにおける、特定した寸法データが記載された部位を探し出して、探し出した部位をプログラム表示画面201に強調表示する。
 2D形状生成部12は、工具の軌跡の設定を必要とする加工形状が新規作成された際に、工具の軌跡の初期値を示す軌跡形状を生成する。生成された軌跡形状は、仮想空間における位置情報を有する。生成された軌跡形状は、表示画面制御部11に送られる。
 プログラム出力部13は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラム(NCプログラム40)を外部に出力する。オペレータは、NCプログラムの編集が完了した後に、NCプログラムを出力する指示(出力指示)を指示入力部3に入力することができる。対話操作処理部1は、出力指示を検知すると、当該出力指示をプログラム編集部4に送る。プログラム出力部13は、出力指示を受信すると、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムを外部に出力する。
 続いて、NCプログラムの構成について説明する。図3、図4および図5は、NCプログラムの構成例を示す図である。なお、図3~5は、夫々、同一のNCプログラムが分割された部分プログラムを示している。
 図3~図5に示すNCプログラムにおいて、単位番号とは、加工単位に対して振られる識別番号である。なお、ここでは、便宜的に、素材形状、基本座標、および、加工面角度などを設定する指示データも、夫々加工単位として扱われることとしている。
 単位番号#0の加工単位は、素材形状を設定する指示データからなる加工単位(素材加工単位)である。素材加工単位は、素材形状および素材材質を夫々設定する属性(項目)を備えている。ここでは、加工対象の素材の形状は円筒であることを前提としている。「素材材質」項目は、加工する素材の材質を設定する項目である。「素材外径」項目は、素材の最大外径(素材外径)を設定する項目である。「素材内径」項目は、素材の最小内径(素材内径)を設定する項目である。「素材長さ」項目は、素材形状の軸方向の長さを設定する項目である。「素材端面長さ」項目は、ワーク原点からの-Z軸方向の素材突き出し部の長さ(素材長さ)を設定する項目である。「回転数」項目は、旋削加工の際の主軸回転数の最大回転数を設定する項目である。なお、ワーク座標系のZ軸は旋削回転軸であって、旋削加工の場合には+Z軸方向に加工するものとしている。
 単位番号#1の加工単位は、ワーク原点位置(基本座標)を設定する指示データからなる加工単位(基本座標加工単位)である。基本座標加工単位は、機械原点とワーク原点までの距離と方向とを設定する複数の項目を備えている。例えば、「X」項目は、X軸方向における、機械原点からワーク原点までの座標値を設定する項目である。「Y」項目は、Y軸方向における、機械原点からワーク原点までの座標値を設定する項目である。「Z」項目は、Z軸方向における、機械原点からワーク原点までの座標値を設定する項目である。「θ」項目は、機械座標系とワーク座標系とがなす角度を設定する項目である。「C」項目は、機械座標系とワーク座標系とがなす角度のうちの旋削回転軸を中心とした成分を設定する項目である。
 単位番号#2の加工単位および単位番号#15の加工単位は、加工面の角度を設定する指示データからなる加工単位(加工面角度加工単位)である。加工面角度加工単位は、加工面の角度を設定する複数の項目を備えている。「角度B」項目は、ミル軸ヘッドを割り出す角度を設定する項目である。「角度C」項目は、旋削軸であるC軸を割り出す角度を設定する項目である。
 単位番号#3の加工単位は、素材端面の突き出す部を削り落とす加工を指令する加工単位(端面加工単位)である。端面加工単位は、削り落とす部分を設定する端面加工指示データと、工具および工具にかかる条件を設定する工具指示データと、端面加工によって加工される形状を設定する形状指示データとを備える。端面加工指示データは、加工位置を設定する項目である「加工部」項目と、夫々切込点の座標値を設定する項目である「切込-X」項目および「切込-Z」項目とを備える。なお、「加工部」項目には、-Z側の端面が加工される場合には正面が設定され、+Z側の端面が加工される場合には背面が設定される。工具指示データは、端面加工単位で使用される工具が設定される際に割り当てられる識別番号が格納される「工具番号」項目と、工具を設定する「工具」項目、「呼び」項目、「周速」項目および「送り」項目とを備えている。形状指示データは、端面加工によって加工される形状を定義する要素毎に割り当てられる識別番号が格納される「形状番号」項目と、端面加工によって加工される形状を定義する要素を設定する「形状」項目および具体的な数値を設定する項目とを備える。端面加工によって加工される形状を定義する要素とは、具体的には、加工面を定義するワイヤ形状を構成する1以上の要素をいう。「形状」項目には、「線」または「円弧」など、線種が設定される。具体的な数値を設定する項目は、例えば、「始点座標」項目、「終点座標」項目および「半径R」項目を含む。「形状」項目に「線」が設定される場合には、「始点座標」項目および「終点座標」項目が使用される。なお、端面加工の座標値はXZ平面を用いて設定される。「形状」項目に「円弧」が設定される場合には、さらに、円弧の半径を設定する項目である「半径R」項目が使用される。
 単位番号#4の加工単位は、一般旋削工具を用いて丸棒の外周、内周、正面または背面を旋削する加工(旋削加工)を指令する加工単位(旋削加工単位)である。旋削加工単位は、一般旋削する部分を設定する旋削加工指示データと、工具および工具にかかる条件を設定する工具指示データと、旋削工具によって加工する形状を設定する形状指示データとを備える。旋削加工指示データは、加工位置を設定する項目である「加工部」項目と、夫々切込点の座標値を設定する項目である「切込-X」項目および「切込-Z」項目とを備える。なお、「加工部」項目には、外周が加工される場合には「外径」が設定され、内周が加工される場合には「内径」が設定され、正面が加工される場合には「正面」が設定され、背面が加工される場合には「背面」が設定される。工具指示データは、旋削加工単位で使用される工具が設定される際に割り当てられる識別番号が格納される「工具番号」項目と、「工具」項目、「呼び」項目、「周速」項目、および、「送り」項目とを備える。形状指示データは、旋削加工によって加工される形状を定義する要素毎に割り当てられる識別番号が格納される「形状番号」項目と、旋削加工によって加工される形状を定義する要素を設定する「形状」項目および具体的な数値を設定する項目とを備える。旋削加工によって加工される形状を定義する要素とは、具体的には、工具の軌跡を構成する1以上の要素をいう。「形状」項目には、「線」または「円弧」など、線種が設定される。具体的な数値を設定する項目は、端面加工単位にて説明した項目と同様である。
 単位番号#6の加工単位、単位番号#9の加工単位、および、単位番号#16の加工単位は、ワーク原点位置の移動を指令する加工単位(基本座標移動加工単位)である。基本座標移動加工単位は、基本座標加工単位によって設定されたワーク原点位置からのX軸方向の移動量が設定される項目である「移動X」項目、基本座標加工単位によって設定されたワーク原点位置からのY軸方向の移動量を設定する項目である「移動Y」項目、基本座標加工単位によって設定されたワーク原点位置からのZ軸方向の移動量を設定する項目である「移動Z」項目、C軸の、基本座標加工単位によって設定された角度からの旋回角度を設定する項目である「移動C」、および、加工面が割り出された後のXY平面におけるワーク座標系を回転させる角度を設定する項目である「回転θ」項目を備える。
 単位番号#7の加工単位は、フェイスミルを用いて素材の表面を平らにする加工(表面加工)を指令する加工単位(面加工単位)である。面加工単位は、表面加工によって加工される深さを設定する面加工指示データと、工具および工具にかかる条件を設定する工具指示データと、表面加工によって加工される領域の形状を設定する形状指示データとを備える。面加工指示データは、ワーク原点から加工仕上がり面までのZ軸方向の距離を設定する項目である「深さ」項目、取代の長さであってワーク座標系におけるZ軸方向の長さを設定する項目である「取代-Z」項目、および、仕上げ加工を行う場合の仕上げ加工代の長さであってワーク座標系におけるZ軸方向の長さを設定する項目である「仕上代-Z」項目を備える。工具指示データは、面加工単位で使用される工具が設定される際に割り当てられる識別番号が格納される「工具番号」項目と、「工具」項目、「呼び」項目、「周速」項目、および、「送り」項目などと、を備える。形状指示データは、表面加工によって加工される領域の形状を定義する要素毎に割り当てられる識別番号が格納される「形状番号」項目と、表面加工によって加工される領域の形状を定義する要素を設定する項目である「形状」項目および具体的な数値を設定する項目とを備える。表面加工によって加工される領域の形状を定義する要素とは、当該領域の境界を構成する1以上の要素をいう。「形状」項目には、「直線」または「円弧」など、線種が設定される。具体的な数値を設定する項目は、例えば、「始点座標」項目、「終点座標」項目および「半径R」項目を含む。「形状」項目に「直線」が設定される場合には、「始点座標」項目および「終点座標」項目が使用される。「形状」項目に「円弧」が設定される場合には、さらに、円弧の半径を設定する項目である「半径R」項目が使用される。
 単位番号#10の加工単位、単位番号#12の加工単位および単位番号#14の加工単位は、工具の中心を当該加工単位において設定される軌跡に沿って移動せしめる加工(線中心加工)を指令する加工単位(線中心加工単位)である。線中心加工単位は、線中心加工によって加工される深さなどを設定する線加工指示データと、工具および工具にかかる条件を設定する工具指示データと、線中心加工によって工具の中心を移動せしめる軌跡の形状を指定する形状指示データとを備える。線加工指示データは、ワーク原点から加工仕上がり面までのZ軸方向の距離を設定する項目である「深さ」項目、取代の長さであってワーク座標系におけるZ軸方向の長さ(軸方向取代)を設定する項目である「取代-Z」項目、取代の長さであってワーク座標系におけるXY平面上の長さ(径方向取代)を設定する項目である「取代-R」項目、および、仕上げ加工を行う場合の仕上げ加工代の長さであってワーク座標系におけるZ軸方向の長さを設定する項目である「仕上代-Z」項目を備える。工具指示データは、線中心加工単位で使用される工具が設定される際に割り当てられる識別番号が格納される「工具番号」項目と、「工具」項目、「呼び」項目、「周速」項目、および、「送り」項目などと、を備える。形状指示データは、工具の軌跡の形状を定義する要素毎に割り当てられる識別番号が格納される「形状番号」項目と、工具の軌跡の形状を定義する要素を設定する項目である「形状」項目および具体的な数値を設定する項目とを備える。「形状」項目には、「直線」または「円弧」など、線種が設定される。具体的な数値を設定する項目は、面加工単位にて説明した項目と同様である。
 なお、線中心加工は、線状の軌跡に沿って工具を移動せしめる加工(線加工)のうちの1つである。線加工は、線中心加工のほかに、工具の左端(工具の進行方向を正面とする場合の工具の左側)が設定された軌跡に沿うように工具を移動せしめる線右側加工と、工具の右端(工具の進行方向を正面とする場合の工具の右側)が設定された軌跡に沿うように工具を移動せしめる線左側加工と、を含む。線右側加工の加工単位および線左側加工の加工単位が含むデータおよび項目は、夫々線中心加工と同様である。
 単位番号#17の加工単位は、ドリルによる穴あけ加工を指令する加工単位(ドリル加工単位)である。ドリル加工単位は、穴の寸法を設定する穴加工指示データと、工具および工具にかかる条件を設定する工具指示データと、穴あけ加工によって加工される位置を設定する形状指示データとを備える。穴加工指示データは、穴の直径を設定する項目である「穴径」項目、穴の深さを設定する項目である「穴深さ」項目、および、穴の淵を面取り加工する際の面取り加工を実行する長さを設定する項目である「面取」項目を備える。工具指示データは、ドリル加工単位で使用される工具が設定される際に割り当てられる識別番号が格納される「工具番号」項目と、「工具」項目、「呼び」項目、「周速」項目、「送り」項目、「加工穴径」項目および「加工穴深さ」とを備える。形状指示データは、加工位置毎に割り当てられる識別番号が格納される「形状番号」項目、位置の形状の種類を設定する項目である「形状」項目、および、位置を設定する項目である「座標値」項目を備える。「座標値」項目は、XYZ座標を用いて設定される。
 なお、ドリル加工単位は、素材形状に穴をあける加工(穴加工)のうちの1つである。穴加工は、ドリル加工のほかに、リーマ加工またはタップ加工などがある。リーマ加工の加工単位およびタップ加工の加工単位が含むデータおよび項目は、夫々ドリル加工と同様である。
 続いて、NCプログラム編集装置100の動作について説明する。図6は、実施の形態に係るNCプログラム編集装置100の動作を説明するフローチャートである。
 まず、プログラム入力部5は、NCプログラム20の入力を受けつける(ステップS101)。プログラム入力部5は、受け付けたNCプログラム20をプログラム記憶部6に格納する。
 次に、3D加工形状生成部7は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムに基づいて、加工単位ごとに3D加工形状を生成する(ステップS102)。生成された3D加工形状は、3D仕上がり形状生成部8および表示画面制御部11に送られる。
 次に、3D仕上がり形状生成部8は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムに基づいて素材形状を生成する(ステップS103)。そして、3D仕上がり形状生成部8は、生成した素材形状から3D加工形状生成部7によって生成された3D加工形状を引き去ることによって、3D仕上がり形状を生成する(ステップS104)。生成された3D仕上がり形状は、表示画面制御部11に送られる。
 次に、属性処理部10は、プログラム記憶部6に保存されているNCプログラムから加工単位ごとに寸法データを抽出し、作成した寸法データに位置情報を対応付ける(ステップS105)。ここで、属性処理部10は、例えば、3D形状(3D加工形状および素材形状)のうちの寸法データが設定された項目を表す部位(またはその近傍)を、その寸法データの位置情報に対応付ける。なお、寸法データに与えられる位置情報は、対応する3D加工形状からの相対位置で表現されてもよい。位置情報が対応付けられた寸法データは、表示画面制御部11に送られる。
 次に、表示画面制御部11は、3D仕上がり形状生成部8が生成した3D仕上がり形状と、3D加工形状生成部7が生成した3D加工形状と、寸法データとを表示する画像データを生成し、生成した画像データを形状表示画面202に表示する(ステップS106)。寸法データの表示位置は、当該寸法データに対応付けられた位置情報に基づく位置である。なお、表示画面制御部11は、オペレータの指示により、3D仕上がり形状の代わりにCADデータ入力部が入力したCADデータ30を形状表示画面202に表示するようにしてもよい。
 ここで、NCプログラム編集装置100は、出力指示およびNCプログラムの編集入力を受け付けることができる。プログラム出力部13は、出力指示が有るか否かを判定する(ステップS107)。出力指示があった場合(ステップS107、Yes)、プログラム出力部13は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムを外部に出力する(ステップS108)。そして、NCプログラム編集装置100の動作が終了となる。
 出力指示がない場合(ステップS107、No)、表示画面制御部11は、プログラム表示画面201を介したNCプログラムの編集入力が有るか否かを判定する(ステップS109)。NCプログラムの編集入力があった場合(ステップS109、Yes)、表示画面制御部11は、編集入力された内容をプログラム記憶部6に格納されたNCプログラムに反映させ(ステップS110)、ステップS102の処理が再び実行される。NCプログラムの編集入力がない場合(ステップS109、No)、ステップS107の処理が再び実行される。
 続いて、ステップS102の処理を加工の種類毎に説明する。
 図7は、3D加工形状生成部7が穴加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。3D加工形状生成部7は、まず、穴加工指示データにおいて、「穴径」項目に設定された穴径、「穴深さ」項目に設定された穴深さ、および、「面取」項目に設定された面取り量に基づいて、穴加工定義形状を生成する(ステップS201)。
 穴加工定義形状は、例えば、次のようにして生成される。まず、穴径を直径とし、穴深さを軸方向の長さとする円柱のソリッドモデルが生成される。そして、(穴径+面取り量×2)を大径、穴径を小径、面取り量を軸方向の長さとする円錐のソリッドモデルが生成される。そして、円柱のソリッドモデルと円錐のソリッドモデルとが互いに所定の位置関係を保つように配置されるとともに2つのソリッドモデルの和演算が行われることによって、穴加工定義形状が生成される。
 次に、3D加工形状生成部7は、生成した穴加工定義形状を、形状指示データに設定されている座標に配置する(ステップS202)。形状指示データに複数の座標が定義されている場合は、3D加工形状生成部7は、穴加工定義形状を定義されている数だけコピーして、コピーされた穴加工定義形状を夫々の座標に配置する。
 次に、3D加工形状生成部7は、生成した穴加工定義形状を加工面に合わせるように回転せしめる(ステップS203)。ステップS203の処理においては、穴加工単位の前に指令される加工面角度加工単位のうちの最後の加工面角度加工単位により設定された加工面が使用される。以降、着目している加工単位の前に指令される加工面角度加工単位のうちの最後の加工面角度加工単位を、直前の加工面角度加工単位という場合がある。
 次に、3D加工形状生成部7は、回転後の穴加工定義形状を、ワーク原点位置の移動・回転量だけ移動・回転せしめる(ステップS204)。ステップS204の処理においては、穴加工単位の前に指令される基本座標移動加工単位のうちの最後の基本座標移動加工単位により設定された移動・回転量が使用される。以降、着目している加工単位の前に指令される基本座標移動加工単位のうちの最後の基本座標移動加工単位を、直前の基本座標移動加工単位という場合がある。
 以上により、穴加工単位の3D加工形状の生成が完了する。生成された穴加工単位の3D加工形状は、ステップS203およびステップS204の処理によって決定された位置情報が付随する。
 図8は、穴加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。破線で示される形状300は、図3~5に示したNCプログラムによる仕上がり加工形状である。また、実線で示される形状301は、単位番号#17の穴加工単位によって設定される3D加工形状である。
 図9は、3D加工形状生成部7が線加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。3D加工形状生成部7は、まず、線加工指示データにおいて「取代-R」項目に設定された径方向取代と、形状指示データに設定された工具の軌跡の形状とに基づいて、線加工定義形状を生成する(ステップS301)。
 線加工定義形状は、例えば次のようにして生成される。まず、線加工形状データに設定された工具の軌跡の形状に基づいてワイヤ形状が生成される。ワイヤ形状の生成手法は、線加工の種類(線右側加工、線左側加工、線中心加工)に応じて異なる。線右側加工が指示されている場合は、工具の軌跡の右側(工具の進行方向を正面に見て右側)に径方向取代の長さ分だけオフセットして得られる形状が算出される。そして、工具の軌跡の形状の端点と当該軌跡からオフセットして得られる形状の端点との間がワイヤで補間されることによって、閉ループ状のワイヤ形状が生成される。線左側加工が指示されている場合は、工具の軌跡の左側(工具の進行方向を正面に見て左側)に径方向取代の長さ分だけオフセットして得られる形状が算出される。そして、工具の軌跡の形状の端点と当該軌跡からオフセットして得られる形状の端点との間がワイヤで補間されることによって、閉ループ状のワイヤ形状が生成される。線中心加工が指示されている場合は、工具の軌跡の左右にそれぞれ径方向取代の長さの半分の長さだけオフセットして得られる形状が夫々算出される。そして、算出された夫々の形状の端点の間がワイヤで補間されることによって、閉ループ状のワイヤ形状が生成される。なお、何れの場合であっても、端点間は径方向取代を直径とする半円状の円弧を用いて補間される。半円状の円弧は、複数の短い直線によって近似的に表現されてもよい。ワイヤ形状が生成された後、生成されたワイヤ形状を境界とする面が線加工定義形状に設定される。
 次に、3D加工形状生成部7は、生成した線加工定義形状を、線加工指示データにおいて「取代-Z」項目に設定された軸方向取代の長さ分だけ押し出すことにより、線加工の3D加工形状を生成する(ステップS302)。
 次に、3D加工形状生成部7は、生成した3D加工形状を加工面に合わせるように回転せしめる(ステップS303)。そして、3D加工形状生成部7は、回転後の3D加工形状をワーク原点位置の移動・回転量だけ移動・回転せしめる(ステップS304)。加工面に合わせた回転およびワーク原点位置の移動・回転量にあわせた移動・回転は、穴加工単位の場合と同様に、直前の加工面角度加工単位および直前の基本座標移動加工単位により夫々設定された値が用いられる。以上により、線加工単位の3D加工形状の生成が完了する。生成された線加工単位の3D加工形状は、ステップS303およびステップS304の処理によって決定された位置情報が付随する。
 図10は、線加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。実線で示される形状302は、単位番号#10の線加工単位によって設定される3D加工形状である。
 図11は、3D加工形状生成部7が面加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。3D加工形状生成部7は、まず、面加工形状データに基づいて、加工面を示す面加工定義形状を生成する(ステップS401)。面加工定義形状は、例えば次のように生成される。まず、面加工形状データに基づいて、加工面を示す閉ループ状のワイヤ形状が生成される。ワイヤ形状を境界とする面が面加工定義形状に該当する。
 次に、3D加工形状生成部7は、生成した面加工定義形状を、面加工指示データにおいて「取代-Z」項目に設定されている取代の長さ分だけ押し出すことにより、面加工単位の3D加工形状を生成する(ステップS402)。そして、3D加工形状生成部7は、生成した3D加工形状を加工面に合わせるように回転せしめる(ステップS403)。そして、3D加工形状生成部7は、回転後の3D加工形状をワーク原点位置の移動・回転量だけ移動・回転せしめる(ステップS404)。加工面に合わせた回転およびワーク原点位置の移動・回転量にあわせた移動・回転は、穴加工単位の場合と同様に、直前の加工面角度加工単位および直前の基本座標移動加工単位により夫々設定された値が用いられる。以上により、面加工単位の3D加工形状の生成が完了する。生成された面加工単位の3D加工形状は、ステップS403およびステップS404の処理によって決定された位置情報が付随する。
 図12は、面加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。実線で示される形状303は、単位番号#7の面加工単位によって設定される3D加工形状である。
 図13は、3D加工形状生成部7が旋削加工単位の3D加工形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。3D加工形状生成部7は、まず、旋削加工形状データに基づいて旋削加工定義形状を生成する(ステップS501)。旋削加工定義形状は、例えば次のようにして生成される。旋削加工指示データに設定された切込点と、旋削加工形状データに設定された軌跡とを含む、閉ループ状のワイヤ形状を生成する。切込点と軌跡との間はワイヤ形状によって補間される。補間には、例えば素材形状の断面の形状を用いられる。生成されたワイヤ形状が旋削加工定義形状に該当する。切込点および軌跡は位置情報を有するので、ステップS501の処理により生成された旋削加工定義形状は位置情報を有する。
 次に、3D加工形状生成部7は、旋削加工定義形状を旋削中心軸を中心として360度回転押し出しすることにより、旋削加工単位の3D加工形状を生成する(ステップS502)。以上により、面加工単位の3D加工形状の生成が完了する。生成された面加工単位の3D加工形状は、ステップS501の処理によって定まる位置情報が付随する。
 図14は、旋削加工単位の3D加工形状の一例を示す図である。実線で示される形状304は、単位番号#4の旋削加工単位の3D加工形状である。
 このように、3D加工形状生成部7は、加工単位に記載された寸法データに基づいて3D加工形状を生成することができる。
 次に、ステップS103の処理をさらに詳しく説明する。
 図15は、ステップS103の処理、即ち、3D仕上がり形状生成部8が素材形状を生成する処理手順を説明するフローチャートである。3D仕上がり形状生成部8は、まず、素材加工単位において、「素材外径」項目に設定された素材外径、「素材内径」項目に設定された素材内径、および、「素材長さ」項目に設定された素材長さに基づいて、素材定義形状を生成する(ステップS601)。
 素材定義形状は、例えば次のように生成される。素材外径を直径、素材長さを軸方向の長さとする円柱のソリッドモデルが生成される。そして、素材内径を直径、素材長さを軸方向の長さとする円柱のソリッドモデルが生成される。そして、素材外径を直径とする円柱のソリッドモデルから素材内径を直径とする円柱のソリッドモデルを除くための差演算が実行されることによって、素材定義形状が生成される。
 次に、3D仕上がり形状生成部8は、素材定義形状の配置位置を決定する(ステップS602)。具体的には、例えば、Z軸が旋削中心軸であるものとすると、素材定義形状の円柱中心軸とZ軸とが一致するように素材定義形状が配置される。そして、ワーク原点位置からの突き出す部の長さが「素材端面長さ」項目に設定された素材端面長さに一致するように、-Z軸方向に素材定義形状の端面が平行移動せしめられる。以上により、素材形状の生成が完了する。生成された素材形状は、ステップS602の処理によって定まる位置情報が付随する。
 図16は、素材形状の一例を示す図である。実線で示される形状400は、単位番号#0の素材加工単位によって設定される素材形状である。
 続いて、表示画面制御部11によるステップS106の処理において寸法データを表示する処理を詳しく説明する。
 寸法データが座標値を示す場合には、表示画面制御部11は、寸法データをテキスト情報に変換する。そして、表示画面制御部11は、当該寸法データに付された位置情報が示す点を形状表示画面202を構成する2次元平面に投影する。そして、表示画面制御部11は、その点が投影された位置の近傍に、そのテキスト情報を形状表示画面202の2次元平面に表示する。
 図17は、穴加工単位の3D加工形状の位置の表示例を示す図である。形状表示画面202には、形状指示データを構成する項目のひとつである「座標値」項目に設定された、穴の位置を示す座標値が表示されている(テキスト情報501)。なお、テキスト情報501の元となる寸法データは、「座標値」項目に設定された座標値が位置情報として対応付けられる。位置情報が示す位置に点が表示され、その点がテキスト情報501の左隅部に一致するようにテキスト情報501が表示される。
 図18は、穴加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。形状表示画面202には、「穴径」項目、「穴深さ」項目および「面取」項目の夫々に設定された値と、穴の個数とが表示されている(テキスト情報502)。穴の個数は、形状指示データに設定された加工位置の数に等しい。なお、テキスト情報502の元となる寸法データは、「座標値」項目に設定された座標値が位置情報として対応付けられる。位置情報が示す位置に点が表示され、その点から右斜め上方に引出し線が表示され、その引出し線の先端がテキスト情報502の左隅部に一致するようにテキスト情報502が表示される。
 なお、属性処理部10は、抽出した寸法データの先頭に、抽出元の項目に応じた接頭辞を追加する。ここでは、穴加工単位の「穴径」項目に設定された値には「D」という接頭辞が付され、「穴深さ」項目に設定された値には「H」という接頭辞が付され、「面取」項目に設定された値には「C」という接頭辞が付され、穴の個数を示す値には「-」という接頭辞が付されている。
 また、位置情報が示す点から引出し線を引き出すか否かは任意である。例えば、属性処理部10は、引出し線を用いる指示を寸法データに添付する。引出し線を用いる指示を寸法データに添付するか否かは、例えば項目毎に予め設定される。表示画面制御部11は、引出し線を用いる指示が寸法データに添付されている場合には、引出し線を表示する。
 図19は、素材形状の寸法の表示例を示す図である。形状表示画面202には、「素材外径」項目、「素材内径」項目、「素材長さ」項目および「素材端面長さ」項目の夫々に設定された値が表示されている(テキスト情報503)。素材加工単位の「素材外径」項目に設定された値には「OD」という接頭辞が付され、「素材内径」項目に設定された値には「ID」という接頭辞が付され、「素材長さ」項目に設定された値には「L」という接頭辞が付され、「素材端面長さ」項目に設定された値には「WF」という接頭辞が付されている。テキスト情報503の元となる寸法データは、例えば夫々2つの引出し線の引出し位置を位置情報として有する。2つの引出し位置を始点とする引出し線が夫々表示され、引出し線間に両側矢印の形状の寸法線が表示され、両側矢印の近傍の所定の位置にテキスト情報503が表示される。
 このように、表示画面制御部11は、長さを表示する際には、2つの引出し線と両側矢印とを描画することができる。例えば、属性処理部10は、2つの引出し線と両側矢印とを用いる指示を寸法データに添付する。また、属性処理部10は、引出し線の引出し位置およびテキスト情報503の表示位置を寸法データの位置情報とする。表示画面制御部11は、寸法データに与えられた位置情報と指示とに基づいて、引出し線、両側矢印およびテキスト情報503を表示する。
 図20は、旋削加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。形状表示画面202には、「切込-X」項目および「切込-Z」項目に設定された切込点の座標値と、「始点座標」項目、「終点座標」項目および「半径R」項目に設定された要素毎の値とが表示されている(テキスト情報504)。旋削加工単位の「切込-X」項目に設定された値には「D」という接頭辞が付され、「半径R」項目に設定された値には「R」という接頭辞が付され、「始点-Z」項目または「終点-Z」項目に設定された値には「L」という接頭辞が付され、「始点-X」項目または「終点-X」項目に設定された値には「D」という接頭辞が付されている。また、形状表示画面202には、始点座標から終点座標に向かう矢印を用いて軌跡の要素が表示されている。
 図21は、線加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。形状表示画面202には、「深さ」項目、「取代-Z」項目および「取代-R」項目の夫々に設定された値と、「始点座標」項目および「終点座標」項目に設定された要素毎の値とが表示されている(テキスト情報505)。線加工単位の「取代-Z」項目に設定された値には「SrvZ」という接頭辞が付され、「取代-R」項目に設定された値には「SrvR」という接頭辞が付され、「深さ」項目に設定された値には「Dep」という接頭辞が付されている。軌跡の要素が円弧である場合には、「半径R」項目に設定された値が表示される。また、形状表示画面202には、始点座標から終点座標に向かう矢印を用いて軌跡の要素が表示されている。
 図22は、面加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。形状表示画面202には、「深さ」項目および「取代-Z」項目の夫々に設定された値と、「始点座標」項目および「終点座標」項目に設定された要素毎の値とが表示されている(テキスト情報506)。面加工単位の「深さ」項目に設定された値には「Dep」という接頭辞が付され、「取代-Z」項目に設定された値には「Srv」という接頭辞が付されている。軌跡の要素が円弧である場合には、「半径R」項目に設定された値が表示される。また、形状表示画面202には、始点座標から終点座標に向かう矢印を用いて、加工面を定義する要素の形状が表示されている。
 このように、加工単位が始点座標および終点座標を設定する項目(例えば工具の軌跡を設定する項目)を有する場合には、表示画面制御部11は、始点座標から終点座標に向かう矢印を用いて要素を表示する。例えば、属性処理部10は、軌跡の要素毎の始点座標および終点座標と要素の形状と矢印を表示する指示とを含む矢印表示指示を加工単位に設定された対応する項目に基づいて生成する。表示画面制御部11は、矢印表示指示に基づいて要素の形状を表示する。
 表示画面制御部11は、NCプログラムを編集する入力を、プログラム表示画面201を介して受け付けることができる。具体的には、プログラム表示画面201に表示中のNCプログラムのうちの所望の項目が選択された状態において指示入力部3を介した値の入力を受け付けることができる。表示画面制御部11は、プログラム記憶部6に格納されているNCプログラムのうちの選択された項目の設定値を入力された値で更新することができる。なお、プログラム表示画面201に表示中のNCプログラムのうちの選択可能な単位は項目単位のみに限定されない。ここで、表示画面制御部11は、プログラム表示画面201において項目が選択された状態となっているとき、形状表示画面202において、選択された項目に対応する寸法データまたは3D形状を強調表示することができる。
 図23は、旋削加工指示データが選択された状態の表示例を示す図である。図示するように、「切込-X」項目に設定された値を表示するテキスト情報507と「切込-Z」項目に設定された値を表示するテキスト情報508とが太字で強調されている。
 図24は、旋削加工指示データのうちの「切込-X」項目が選択された状態の表示例を示す図である。図示するように、「切込-X」項目に設定された値を表示するテキスト情報507が太字で強調されている。なお、「切込-Z」項目は選択されていないので、対応するテキスト情報508は強調表示されていない。
 図25は、軌跡の要素の1つが選択された状態の表示例を示す図である。ここでは、円弧の形状の要素が選択されている。図示するように、選択された項目に対応する、円弧の形状の矢印509が太線で強調されている。また、「始点座標」項目を構成する「始点-X」項目に設定された値を表示するテキスト情報510、「始点座標」項目を構成する「始点-Z」項目に設定された値を表示するテキスト情報511、「終点座標」項目を構成する「終点-X」項目に設定された値を表示するテキスト情報512、「終点座標」項目を構成する「終点-Z」項目に設定された値を表示するテキスト情報513、および「半径R」項目に設定された値を表示するテキスト情報514が太字で強調されている。
 図26は、軌跡の要素を設定する項目のうちの「半径R」項目が選択された状態の表示例を示す図である。図示するように、「半径R」項目に設定された値を表示するテキスト情報514が太字で強調されている。選択されていない項目に対応するテキスト情報(テキスト情報510~513)および矢印509は、強調表示されていない。
 なお、強調表示の手法は、太字または太線で表示することだけに限定されない。他の箇所と異なる特定の色を用いて表示したり、点滅表示したりする手法が強調表示の手法として採用可能である。
 また、表示画面制御部11は、プログラム表示画面201に表示中の加工単位が選択されている場合(指示データまたは項目が選択されている場合も含む)には、選択された加工単位の3D形状が準拠するワーク座標系を示す座標オブジェクトを形状表示画面202に表示することができる。例えば、属性処理部10は、選択された加工単位の直前の加工面角度加工単位および直前の基本座標移動加工単位に基づいて、ワーク座標原点の位置情報およびワーク座標を構成する各座標軸の向き情報(ワーク座標情報)を生成する。表示画面制御部11は、属性処理部10が生成したワーク座標系にかかる情報が示す位置に、座標軸の向きが向き情報が示す向きに一致するように座標オブジェクトを表示する。
 図27は、単位番号#7の面加工単位が選択された場合の座標オブジェクトの表示例を示す図である。座標オブジェクト515は、単位番号#7の面加工単位の直前の加工面角度加工単位である単位番号#5の加工単位と、単位番号#7の面加工単位の直前の基本座標移動加工単位である単位番号#6の加工単位とに基づく位置に表示されている。具体的には、座標オブジェクト515は、単位番号#5の加工単位の「角度B」項目の設定値「45」に応じて、+Y軸を中心として半時計周りに45度回転せしめられた向きを向くような様態で、かつ、単位番号#6の加工単位の「移動X」項目の設定値「50」および「移動Z」項目の設定値「-25」に応じて、X軸方向に50だけ移動せしめられるとともにZ軸方向に-25だけ移動せしめられた位置にワーク座標原点が一致するような様態で、座標オブジェクト515が表示されている。
 また、表示画面制御部11は、オペレータからの指示などに基づいて形状表示画面202の縮尺を変更することが可能に構成されてもよい。複数のテキスト情報の表示が重なり合う場合には、表示画面制御部11は、優先度が高い項目にかかるテキスト情報と表示が重なる優先度が低い項目にかかるテキスト情報を表示しないようにしてもよい。優先度は、例えばオペレータにより予め項目毎に設定される。
 図28は、線加工単位の3D加工形状の寸法の別の表示例を示す図である。図示するように、線加工単位の3D加工形状とともに、種々のテキスト情報が互いに重なり合って表示されている。図29は、「深さ」項目、「取代-Z」項目および「取代-R」項目の夫々の優先度が「始点座標」項目および「終点座標」項目の優先度よりも低く設定されている場合の線加工単位の3D加工形状の寸法の表示例を示す図である。図示するように、「始点座標」項目および「終点座標」項目に設定された値が表示され、「深さ」項目、「取代-Z」項目および「取代-R」項目に設定されたテキスト情報が非表示となっている。
 図30は、オペレータが形状表示画面202上に表示されているテキスト情報を選択した際の表示画面制御部11の動作を説明するフローチャートである。オペレータが形状表示画面202上でマウスをクリックすると、クリックされた位置のスクリーン座標が対話操作処理部1によって検知される。表示画面制御部11は、対話操作処理部1によって検知されたスクリーン座標を取得する(ステップS701)。表示画面制御部11は、取得したスクリーン座標が表示中のテキスト情報の表示領域と交差するか否かを判定する(ステップS702)。スクリーン座標がテキスト情報の表示領域と交差しない場合(ステップS702、No)、表示画面制御部11は、スクリーン座標に最も近い位置に表示されたテキスト情報を特定し(ステップS703)、特定したテキスト情報の表示領域とスクリーン座標との距離が所定の距離よりも小さいか否かを判定する(ステップS704)。
 ステップS703の処理により特定したテキスト情報の表示領域とスクリーン座標との距離が所定の距離よりも大きい場合(ステップS704、No)、表示画面制御部11は、処理を終了する。ステップS703の処理により特定したテキスト情報の表示領域とスクリーン座標との距離が所定の距離よりも小さい場合(ステップS704、Yes)、表示画面制御部11は、NCプログラムを構成する項目のうちの、ステップS703の処理により特定したテキスト情報に対応する項目を特定する(ステップS705)。
 スクリーン座標がテキスト情報の表示領域と交差する場合(ステップS702、Yes)、表示画面制御部11は、NCプログラムを構成する項目のうちの、表示領域がスクリーン座標と交差するテキスト情報に対応する項目を特定する(ステップS706)。
 ステップS705またはステップS706の処理の後、表示画面制御部11は、プログラム表示画面201において、ステップS705またはステップS706の処理により特定された項目を表示する部位にカーソルを移動させ(ステップS707)、処理を終了する。
 図31は、テキスト情報が選択された場合の表示例を示す図である。素材形状の寸法のうちの素材長さが表示されている表示領域601の近傍にマウスカーソル600が置かれた状態でマウスがクリックされたことに応じて、素材加工単位に含まれる「素材長さ」項目にカーソルが表示されている。なお、ここでは、強調表示された状態をカーソルが置かれた状態であるものとしている。
 表示画面制御部11は、加工単位を新規作成する編集入力を受け付けることができる。加工単位が新規作成される際の、各項目が設定されるまでの過渡状態においては、未設定である旨を示す「***」が寸法データとして表示される。属性処理部10は、予め定められた初期値の位置情報を寸法データに対応付ける。
 図32は、全ての項目が未設定となっている状態の素材加工単位を表示する形状表示画面202の表示例を示す図である。図示するように、寸法にかかるテキスト情報には「***」が表示されている。この状態においては、素材形状はまだ表示されない。
 図33は、図32の状態から「素材外径」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「素材外形」項目が設定されると、設定された素材外形を直径とする円板が表示される。
 図34は、図33の状態から「素材内径」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「素材内径」項目が設定されると、素材外径を直径とする円板から素材内径を直径とする円板が差演算されて得られる円板が表示される。
 図35は、図34の状態から「素材長さ」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「素材長さ」項目が設定されると、素材外径を直径とする円板から素材内径を直径とする円板が差演算されて得られる円板を、設定された素材長さだけ押し出して得られる形状が表示される。
 図36は、図35の状態から「素材端面長さ」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「素材端面長さ」項目が設定されると、ワーク原点位置からの突き出す部の長さが素材端面長さに一致するように、図35に示した形状が移動せしめられて表示される。
 図37は、全ての項目が未設定となっている状態のドリル加工単位を表示する形状表示画面202の表示例を示す図である。図示するように、寸法にかかるテキスト情報には「***」が表示されている。この状態においては、初期値を用いて生成された、穴加工単位の3D加工形状が表示されている。
 図38は、図37の状態から「穴径」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「穴径」項目が設定されると、設定された穴径に応じて穴の直径が変化せしめられた3D加工形状が表示される。
 図39は、図38の状態から「穴深さ」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「穴深さ」項目が設定されると、設定された穴深さに応じて穴の軸方向の長さが変化せしめられた3D加工形状が表示される。
 図40は、図39の状態から「面取」項目が設定された場合における形状表示画面202の表示例を示す図である。「面取」項目が設定されると、面取り加工を実行する部分の長さが「面取」項目に設定された長さとなるように3D加工形状が変化せしめられた3D加工形状が表示される。
 なお、図32~図40に示す3D形状は、3D加工形状生成部7によって生成される。
 形状指示データに工具の軌跡の設定が必要となるような加工単位が新規作成される際には、表示画面制御部11は、工具の軌跡を形状表示画面202に表示する。工具の軌跡を示す表示オブジェクトは、2D形状生成部12によって生成される。
 図41は、2D形状生成部12の動作を説明するフローチャートである。オペレータが工具の軌跡の要素を定義する線種を「形状」項目に設定すると、2D形状生成部12は、設定された線種の形状を定義する寸法の初期値を取得する(ステップS801)。寸法の初期値は、例えば、線種毎に予め設定される。次に、2D形状生成部12は、取得した寸法の初期値に基づいて、軌跡を示すワイヤ形状を生成する(ステップS802)。なお、属性処理部10は、2D形状生成部12が生成したワイヤ形状に基づいて、位置情報を有する寸法データを生成する。表示画面制御部11は、2D形状生成部12が生成したワイヤ形状を寸法データとともに形状表示画面202に表示する。
 図42は、旋削加工単位が新規作成される際に「線」が「形状」項目に設定された場合における表示画面200を示す図である。ここでは、旋削加工指示データおよび工具指示データが既に設定された状態で、「線」が「形状」項目に設定されている。この場合、「切込-X」項目および「切込-Z」項目に設定された切込み点を始点として当該始点から-X軸方向に初期値分だけ移動した位置を終点とする軌跡を示す矢印と、当該矢印の終点を次の軌跡の始点とし、当該次の軌跡の始点から+Z軸方向に初期値分だけ移動した位置を終点とする軌跡を示す矢印と、からなるワイヤ形状が形状表示画面202に表示されている。また、「始点-X」項目、「始点-Z」項目、「終点-X」項目および「終点-Z」項目は未設定であるため、寸法データのテキスト情報として「D***」、「***」が表示されている。なお、テキスト情報に含まれる接頭辞「D」は、直径であることを意味する。
 図43は、線中心加工単位が新規作成される際に、「直線」が「形状」項目に設定された場合における表示画面200を示す図である。ここでも上記と同様に、線加工指示データおよび工具指示データが既に設定された状態で、「直線」が「形状」項目に設定されている。この場合、ワーク座標原点から+X軸方向および+Y軸方向に対して夫々初期値の長さを有する直線形状のワイヤ形状が、形状表示画面202に表示されている。また、「始点-X」項目、「始点-Z」項目、「終点-X」項目および「終点-Z」項目は未設定であるため、寸法データのテキスト情報として「D***」、「***」が表示されている。
 以上述べたように、本発明の実施の形態によれば、NCプログラム編集装置100は、NCプログラムを構成する加工単位毎に記載された寸法データに基づいて3次元の仮想空間における位置情報を有する3D加工形状を生成する3D加工形状生成部7と、寸法データをNCプログラムから抽出するとともに、対応する3D加工形状に応じた3次元の位置情報を当該抽出した寸法データに設定する属性処理部10と、NCプログラムをプログラム表示画面201に、3D加工形状の投影図を形状表示画面202に夫々表示するとともに、NCプログラムを編集する入力をプログラム表示画面201を介して受け付けたとき、入力された内容を元のNCプログラムに反映させる表示画面制御部11と、を備える。そして、表示画面制御部11は、抽出された寸法データを形状表示画面202のうちの当該寸法データに設定された位置情報に応じた位置に表示する。このように、本発明の実施の形態によれば、NCプログラム編集装置100は、加工単位毎の加工形状を立体的に表示するとともに当該立体的に表示された加工形状上の対応する位置に寸法情報または位置情報を表示することができるので、オペレータがNCプログラムの確認を簡単に行うことができるようになる。
 また、表示画面制御部11は、形状表示画面202に表示中の任意のテキスト情報を選択する入力を形状表示画面202を介して受け付けたとき、プログラム表示画面201に表示中のNCプログラムのうちの前記選択されたテキスト情報に記載された寸法データが記載された箇所にカーソルを移動させる。これにより、オペレータがNCプログラムを編集する際のオペレータによる入力の回数を削減することが可能となる。
 また、表示画面制御部11は、プログラム表示画面201において任意の項目を選択する入力をうけつけたとき、形状表示画面202に表示中のテキスト情報のうちの前記選択された項目に対応するテキスト情報を強調表示する。これにより、オペレータに編集箇所を理解しやすくすることができるようになる。
 また、表示画面制御部11は、形状表示画面202において複数のテキスト情報が重なり合う場合には、表示が重なり合うテキスト情報のうちの1つのみを表示することができる。これにより、寸法データの視認性を向上させることができる。なお、例えば、項目毎に予め優先度が設定され、表示画面制御部11は、表示が重なり合うテキスト情報のうちの最も高い優先度が設定された項目にかかるテキスト情報を表示するように構成されてもよい。
 また、属性処理部10は、加工形状毎にワーク座標原点およびワーク座標系が備える各軸の向きを記述するワーク座標情報を生成し、表示画面制御部11は、ワーク座標情報に基づいて座標オブジェクトを形状表示画面202に表示する。これにより、オペレータによるワーク座標系の理解を助けることができる。
 また、表示画面制御部11は、工具の軌跡の形状を始点から終点に向かう矢印を用いて表示する。これにより、オペレータは始点および終点の区別を理解しやすくなる。
 また、属性処理部10は、抽出した寸法データが未設定の場合、当該未設定の寸法データに所定の初期値の位置情報を対応付け、表示画面制御部11は、未設定の寸法データを当該未設定の寸法データに対応付けられた初期値の位置情報に応じた位置に、未設定である旨を示す様態で表示する。これにより、オペレータは、未設定の項目がどのような項目であるかを簡単に理解できるようになる。
 また、CADデータ入力部9は、CADデータを入力し、表示画面制御部11は、CADデータと3D加工形状と寸法データとを重ねて表示する。これにより、オペレータはCADデータとNCプログラムとを比較しながらプログラム編集でき、プログラムの確認を簡単にできるようになる。
 以上のように、本発明にかかる数値制御プログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラムは、工作機械を数値制御するためのNCプログラムの編集を行うための数値制御プログラム編集装置、数値制御プログラム編集方法およびプログラムに適用して好適である。
 1 対話操作処理部、2 表示部、3 指示入力部、4 プログラム編集部、5 プログラム入力部、6 プログラム記憶部、7 3D加工形状生成部、8 3D仕上がり形状生成部、9 CADデータ入力部、10 属性処理部、11 表示画面制御部、12 2D形状生成部、13 プログラム出力部、20,40 NCプログラム、30 CADデータ、100 NCプログラム編集装置、200 表示画面、201 プログラム表示画面、202 形状表示画面、300~304,400 形状、501~508,510~514 テキスト情報、509 矢印、515 座標オブジェクト、600 マウスカーソル、601 表示領域。

Claims (11)

  1.  数値制御プログラム(NCプログラム)を構成する加工単位毎に記載された寸法情報または位置情報である属性情報に基づいて、3次元の仮想空間における位置情報を有する3次元の加工形状を加工単位毎に生成する加工形状生成部と、
     前記属性情報を前記NCプログラムから抽出するとともに、対応する加工形状に応じた3次元の位置情報を前記抽出した属性情報に対応付ける属性処理部と、
     前記NCプログラムをプログラム表示画面に、前記加工形状が有する位置情報に応じて前記仮想空間に配置した当該加工形状を斜投影した投影図を形状表示画面に、夫々表示するとともに、前記NCプログラムを編集する入力を前記プログラム表示画面を介して受け付けたとき、前記入力された内容を前記NCプログラムに反映させる表示画面制御部と、
     を備え、
     前記表示画面制御部は、前記抽出された属性情報を前記形状表示画面のうちの当該属性情報に対応付けられた位置情報に応じた位置に表示する、
     ことを特徴とする数値制御プログラム編集装置。
  2.  前記表示画面制御部は、前記形状表示画面において当該形状表示画面に表示中の任意の属性情報を選択する入力を受け付けたとき、前記プログラム表示画面に表示中の前記NCプログラムのうちの前記選択された属性情報の記載箇所にカーソルを移動させる、
     ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御プログラム編集装置。
  3.  前記表示画面制御部は、前記プログラム表示画面において当該プログラム表示画面に表示中の任意の属性情報を選択する入力を受け付けたとき、前記形状表示画面に表示中の属性情報のうちの前記選択された属性情報を強調表示する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御プログラム編集装置。
  4.  前記表示画面制御部は、前記形状表示画面において複数の属性情報の表示が重なる場合には、表示が重なり合う属性情報のうちの1つのみを表示する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御プログラム編集装置。
  5.  前記NCプログラムを構成する加工単位は、前記属性情報が記載される項目を複数備え、
     項目毎に予め優先度が設定され、
     前記表示画面制御部は、前記表示が重なり合う属性情報のうちの最も高い優先度が設定された項目にかかる属性情報を表示する、
     ことを特徴とする請求項4に記載の数値制御プログラム編集装置。
  6.  前記属性処理部は、前記NCプログラムに基づいて、加工形状毎にワーク座標原点およびワーク座標系が備える各軸の向きを記述するワーク座標情報を生成し、
     前記表示画面制御部は、前記ワーク座標情報に基づいて前記形状表示画面にワーク座標原点およびワーク座標系が備える各軸の向きを示すワーク座標オブジェクトを表示する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御プログラム編集装置。
  7.  前記NCプログラムを構成する加工単位は、工具の軌跡の始点および終点の位置情報が属性情報として記載される加工単位を含み、
     前記表示画面制御部は、前記形状表示画面に、前記工具の軌跡の形状を前記始点から前記終点に向かう矢印を用いて表示する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御プログラム編集装置。
  8.  前記属性処理部は、前記抽出した属性情報が未設定である場合、当該未設定の属性情報に所定の初期値の位置情報を対応付け、
     前記表示画面制御部は、前記抽出された未設定の属性情報を当該未設定の属性情報に対応付けられた初期値の位置情報に応じた位置に、未設定である旨を示す様態で表示する、
     ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御プログラム編集装置。
  9.  前記加工形状に基づいて前記仮想空間における位置情報を有する3次元の仕上がり形状を生成する仕上がり形状生成部をさらに備え、
     前記表示画面制御部は、前記形状表示画面に、前記仕上がり形状が有する位置情報に応じて前記仮想空間に配置した当該仕上がり形状を斜投影した投影図を表示する、
     ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の数値制御プログラム編集装置。
  10.  NCプログラムを構成する加工単位毎に記載された寸法情報または位置情報である属性情報に基づいて、コンピュータが、3次元の仮想空間における位置情報を有する3次元の加工形状を加工単位毎に生成するステップと、
     前記コンピュータが、前記属性情報を前記NCプログラムから抽出するとともに、対応する加工形状に応じた3次元の位置情報を前記抽出した属性情報に対応付けるステップと、
     前記コンピュータが、前記NCプログラムをプログラム表示画面に、前記加工形状が有する位置情報に応じて前記仮想空間に配置した当該加工形状を斜投影した投影図を形状表示画面に、夫々表示するステップと、
     前記コンピュータが、前記抽出された属性情報を前記形状表示画面のうちの当該属性情報に対応付けられた位置情報に応じた位置に表示するステップと、
     前記コンピュータが、前記NCプログラムを編集する入力を前記プログラム表示画面を介して受け付けたとき、前記入力された内容を前記NCプログラムに反映させるステップと、
     を備えることを特徴とする数値制御プログラム編集方法。
  11.  コンピュータに、
     NCプログラムを構成する加工単位毎に記載された寸法情報または位置情報である属性情報に基づいて、3次元の仮想空間における位置情報を有する3次元の加工形状を加工単位毎に生成する機能と、
     前記属性情報を前記NCプログラムから抽出するとともに、対応する加工形状に応じた3次元の位置情報を前記抽出した属性情報に対応付ける機能と、
     前記NCプログラムをプログラム表示画面に、前記加工形状が有する位置情報に応じて前記仮想空間に配置した当該加工形状を斜投影した投影図を形状表示画面に、夫々表示する機能と、
     前記抽出された属性情報を前記形状表示画面のうちの当該属性情報に対応付けられた位置情報に応じた位置に表示する機能と、
     前記NCプログラムを編集する入力を前記プログラム表示画面を介して受け付けたとき、前記入力された内容を前記NCプログラムに反映させる機能と、
     を実現させるためのプログラム。
     
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