WO2010004747A1 - 多相クロック分周回路 - Google Patents

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    • H03K5/15Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors
    • H03K5/15013Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with more than two outputs

Definitions

  • FIG. 13 shows the configuration of the frequency dividing circuit described in Patent Document 1.
  • the frequency dividing circuit 900 receives the multiphase clock signals CLK ⁇ 0> to CLK ⁇ 7> and outputs the multiphase frequency divided clock signals FCK ⁇ 0> to FCK ⁇ 7>.
  • the reference clock signal SIGA of the latch circuit DFFA may be any one of the clock signals CLK ⁇ 3> to CLK ⁇ 7>, and the clock signals CLK ⁇ 3> to CLK ⁇ 7> are operated. It is also possible to use a clock signal after calculation generated in this manner, or a clock signal obtained by delaying these clock signals.
  • the number of reference clock signals is M (M is an integer value of 1 or more), M latch circuits are provided as main latch circuits 10 corresponding thereto, and M latch circuits output from the M latch circuits of the main latch circuit 10 are provided.
  • M sub latch circuits 20 corresponding to these M inverted data signals It is also possible to provide a latch circuit.
  • FIG. 8A, FIG. 8B, and FIG. 8C are modified examples of the main latch circuit 10.
  • NR ⁇ 0> in FIGS. 8B and 8C is a logic element.
  • the main latch circuit 10 does not depend on the number of multiphase clocks, and only one or two reference clock signals are input to the main latch circuit 10.
  • the reference clock signals SIGA and SIGB can ensure a phase difference of 180 degrees. Therefore, even if the output signal (output Q or inverted output NQ) of the latch circuit DFFA is used as the data signal of the latch circuit DFFB, as shown in FIGS. A sufficient data latch time can be secured.
  • the oscillator circuit 510 can be used in common, and an increase in circuit area and output voltage fluctuation are suppressed. Is possible.
  • the frequency dividing ratio in the multiphase clock frequency dividing circuit 520 is not limited to the frequency dividing by 2, and as described in the fifth embodiment, the frequency dividing circuit 100 of the first embodiment and the frequency dividing circuit of the second embodiment. By dividing the frequency divider circuit 300 or the like in multiple stages, it is possible to divide the frequency by 4 or 8 or the like.

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Abstract

 高い周波数を持つ多相クロック信号においてもデータラッチ時間が十分確保できる多相クロック信号用の分周回路を提供するように、例えば8相クロック信号のうち2本のクロック信号を用いて反転データ信号を生成するメインラッチ回路(10)と、8相クロック信号をトリガとし前記反転データ信号を共通のデータ信号として取り込むサブラッチ回路(20)とを設ける。

Description

多相クロック分周回路
 本発明は、高い周波数で発振されている多相クロック信号の位相関係を保持しつつ正確に分周することができる多相クロック分周回路に関するものである。
 近年、不揮発性半導体記憶装置であるフラッシュメモリにおいては、単一電源電圧あるいは低い電源電圧でのデータの読み出し、データの書き換えが要求されており、各動作を実施する際にオンチップで昇圧電圧、あるいは負昇圧電圧を供給する昇圧回路が必要とされている。
 昇圧回路の回路面積削減の一手法として、より高い周波数を持つ昇圧クロック信号で昇圧回路を動作させる手法があるが、一方、昇圧電圧として所定の電圧を出力した後には、ノイズ対策や消費電流削減等のために昇圧クロック信号を低い周波数で動作させる技術が必要となる。更に、昇圧回路においては多相クロック信号が用いられ、その位相関係が昇圧動作において非常に重要な役割を果たす。したがって、高い周波数で発振されている多相クロック信号の位相関係を保持しつつ正確に分周することができる多相クロック分周回路が必要となる。
 図13は、特許文献1に記載の分周回路の構成を示す。分周回路900は多相クロック信号CLK<0>~CLK<7>が入力されて多相分周クロック信号FCK<0>~FCK<7>を出力するラッチ回路DFF<0>~DFF<7>と、ラッチ回路DFF<I>(0≦I≦6)の反転出力NQとラッチ回路DFF<I+1>の出力Qとを受けてラッチ回路DFF<I+1>のデータ信号を生成する論理素子NR<0>~NR<6>とを備える。ラッチ回路DFF<0>のみ、当該ラッチ回路DFF<0>自身の反転出力NQをデータ信号として入力する。
 次に、図14を参照しつつ、図13に示した分周回路900の動作について簡単に説明する。
 〔時刻T0:初期状態〕
 まず時刻T0においては、ラッチ回路DFF<0>~DFF<7>の出力Q(多相分周クロック信号FCK<0>~FCK<7>)は“L”(論理ローレベル)、反転出力NQは“H”(論理ハイレベル)である。したがって、論理素子NR<0>~NR<6>のデータ信号DT0~DT6は“L”に固定される。データ信号DT0~DT6が“L”の期間は、クロック信号CLK<1>~CLK<7>の入力にかかわらずラッチ回路DFF<1>~DFF<7>の出力Q(多相分周クロック信号FCK<1>~FCK<7>)は“L”に固定される。一方、ラッチ回路DFF<0>の入力データ信号は、当該ラッチ回路DFF<0>自身の反転出力NQであるので“H”である。
 〔時刻T1〕
 時刻T1において、クロック信号CLK<0>が“H”になると、ラッチ回路DFF<0>の出力Qが“H”、反転出力NQが“L”となる。これにより、多相分周クロック信号FCK<0>が“H”となり、またデータ信号DT0が“H”になってラッチ回路DFF<1>に入力され、Hデータラッチ時間Tlatr以内で取り込まれる。ここで、Hデータラッチ時間Tlatrは、(1/クロック周波数fosc)/多相クロック信号数であり、例えば、クロック周波数fosc=100MHz、多相クロック信号数=8相とすると、Hデータラッチ時間Tlatr=1.25nsとなる。
 〔時刻T2〕
 時刻T2において、クロック信号CLK<1>が“H”になると、ラッチ回路DFF<1>に取り込まれているデータ(DT0=“H”)が出力されて出力Qが“H”、反転出力NQが“L”となる。これにより、多相分周クロック信号FCK<1>が“H”となり、またデータ信号DT1が“H”になって、ラッチ回路DFF<2>に入力され、Hデータラッチ時間Tlatr以内で取り込まれる。同時に、データ信号DT0が“L”となる。
 以下、時刻T3~T8においても同様にして、ラッチ回路DFF<2>~DFF<7>による分周が行われる。この間、時刻T6にてクロック信号CLK<1>が“L”になると、ラッチ回路DFF<1>はデータ端子Dに入力されているデータ信号DT0=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。ここで、Lデータラッチ時間Tlatfは、多相クロック信号数に関係なく、クロック周波数に大きく依存し、ほぼ(1/クロック周波数fosc)/2であり、例えば、クロック周波数fosc=100MHzの時、データラッチ時間Tlatf=5nsとなる。以下、時刻T9~T17においても、同様である。
特開2001-350539号公報
 特許文献1の分周回路では、クロック周波数が高くなった場合、あるいは多相クロック信号数が多くなった場合には、十分なHデータラッチ時間Tlatrを確保することができず、正確なクロック信号の分周ができない課題があった。
 本発明の1つの局面に従うと、Mを1以上の整数とし、NをM以上の整数とするとき、M本の第1の信号を受けるM個の第1の分周器と、N本の第2の信号を受けるN個の第2の分周器とを備えた分周回路において、I個目(1≦I≦M)の前記第1の分周器は、当該第1の分周器に入力される前記第1の信号に応じて、当該第1の信号を分周した第3の信号を出力し、K個目(1≦K≦N)の前記第2の分周器は、当該第2の分周器に入力される前記第2の信号に応じて、当該第2の分周器に入力される前記第3の信号と同等の周波数を持つ第4の信号を出力することを特徴とする。
 また、本発明の他の1つの局面に従うと、Mを1以上の整数とし、NをM以上の整数とするとき、M本の第1の信号を受けるM個の第1の分周器と、N本の第2の信号を受けるN個の第2の分周器とを備えた分周回路において、I個目(2≦I≦M)の前記第1の分周器は、前記第1の信号を入力する第1の入力端子と、前記第1の信号を分周して第3の信号を出力する第1の出力端子と、(I-1)個目の前記第1の分周器の前記第3の信号を入力する第2の入力端子とを有し、K個目(1≦K≦N)の前記第2の分周器は、前記第2の信号を入力する第3の入力端子と、前記第3の信号を入力する第4の入力端子と、前記第3の信号と同等の周波数を持つ第4の信号を出力する第2の出力端子とを有することを特徴とする。
 本発明によれば、分周回路に用いる全てのラッチ回路のデータラッチ時間を十分に確保することができ、かつ位相関係を維持することができる。これによって、高い周波数における多相クロック信号においても正確な分周クロック信号を生成することができる。
本発明の第1の実施形態による分周回路の構成を示すブロック図である。 図1の分周回路の動作を示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態の他の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の更に他の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による分周回路の構成を示すブロック図である。 図5の分周回路の動作を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施形態の他の一例を示すブロック図である。 (a)、(b)及び(c)は本発明の第3の実施形態による分周回路におけるメインラッチ回路の構成をそれぞれ示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による分周回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態の他の一例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態による分周回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態による分周回路の使用例である内部電圧発生回路の構成を示すブロック図である。 分周回路の従来例の構成を示すブロック図である。 図13の分周回路の動作を示すタイミング図である。
 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
 (第1の実施形態)
 <構成>
 図1に示す分周回路100は、周波数foscを持つ多相クロック信号CLK<0>~CLK<7>のうち、CLK<3>を基準クロック信号SIGAとし、CLK<7>を基準クロック信号SIGBとし、これらの基準クロック信号SIGA(=CLK<3>)及びSIGB(=CLK<7>)をトリガとして、これらの基準クロック信号SIGA及びSIGBを分周し、反転データ信号NDTA及びNDTBを出力するメインラッチ回路10と、反転データ信号NDTA及びNDTBをそれぞれデータ端子Dに入力し、多相クロック信号CLK<0>~CLK<7>(以下、単にクロック信号と記載する)を分周して多相分周クロック信号FCK<0>~FCK<7>(以下、単に分周クロック信号と記載する)を出力するサブラッチ回路20とを備える。
 更に具体的には、メインラッチ回路10は、基準クロック信号SIGAをトリガとして、fosc/2の周波数を持つ分周クロック信号をデータ信号DTA及び反転データ信号NDTAとして出力するラッチ回路DFFAと、基準クロック信号SIGBをトリガとして、fosc/2の周波数を持つ分周クロック信号をデータ信号DTB及び反転データ信号NDTBとして出力するラッチ回路DFFBとを備え、反転データ信号NDTBをラッチ回路DFFAのデータ端子Dに入力し、データ信号DTAをラッチ回路DFFBのデータ端子Dに入力する。
 一方、サブラッチ回路20は、反転データ信号NDTAを取り込み、クロック信号CLK<0>~CLK<3>をトリガとして、分周クロック信号FCK<0>~FCK<3>を出力するラッチ回路DFF<0>~DFF<3>と、反転データ信号NDTBを取り込み、クロック信号CLK<4>~CLK<7>をトリガとして、分周クロック信号FCK<4>~FCK<7>を出力するラッチ回路DFF<4>~DFF<7>とを備える。
 次に、図2を参照しつつ、図1に示した分周回路100の動作を簡単に説明する。
 〔時刻T0:初期状態〕
 まず時刻T0において、ラッチ回路DFFAの出力Qは“L”(DTA=“L”)であり、反転出力NQは“H”(NDTA=“H”)、一方、ラッチ回路DFFBの出力Qも“L”(DTB=“L”)であり、反転出力NQは“H”(NDTB=“H”)である。したがって、基準クロック信号SIGAが“L”であるラッチ回路DFFAでは、ラッチ回路DFFAに反転データ信号NDTB=“H”が取り込まれる。また、ラッチ回路DFF<0>~DFF<3>のデータ端子Dには反転データ信号NDTA=“H”が、ラッチ回路DFF<4>~DFF<7>のデータ端子Dには反転データ信号NDTB=“H”がそれぞれ入力されており、クロック信号CLK<0>~CLK<3>が“L”であるラッチ回路DFF<0>~DFF<3>では、ラッチ回路DFF<0>~DFF<3>に反転データ信号NDTA=“H”が取り込まれる。また、ラッチ回路DFF<0>~DFF<7>の出力Q(分周クロック信号FCK<0>~FCK<7>)は、全て“L”に固定されている。
 〔時刻T1〕
 時刻T1において、クロック信号CLK<0>が“H”になると、ラッチ回路DFF<0>の出力Qが“H”となる。これにより、分周クロック信号FCK<0>が“H”となる。また、クロック信号CLK<4>が“L”になると、ラッチ回路DFF<4>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“H”を取り込む。
 以下、時刻T2~T3においても同様にして、ラッチ回路DFF<1>~DFF<2>の出力Qが“H”となり、一方ラッチ回路DFF<5>~DFF<6>は反転データ信号NDTB=“H”を取り込む。
 〔時刻T4〕
 時刻T4において、クロック信号CLK<3>が“H”になると、ラッチ回路DFF<3>の出力Qが“H”となる。これにより、分周クロック信号FCK<3>が“H”となる。一方、クロック信号CLK<7>が“L”になると、ラッチ回路DFF<7>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“H”を取り込む。ここで、反転データ信号NDTAを使用する最後のラッチ回路DFF<3>へのトリガ信号であるクロック信号CLK<3>が“H”となったことで、反転データ信号NDTAを論理変更してもミスラッチが発生することはなく、ラッチ回路DFFAは、基準クロック信号SIGA(CLK<3>)が“H”になることで出力Q(DTA)=“H”、反転出力NQ(NDTA)=“L”を出力する。これにより、ラッチ回路DFF<0>~DFF<3>のデータ端子Dに入力される反転データ信号NDTAが“H”から“L”に変更される。また、基準クロック信号SIGB(=CLK<7>)が“L”であるため、ラッチ回路DFFBにはデータ端子Dに入力されているデータDTA=“H”がLデータラッチ時間Tlatfm以内で取り込まれる。ここで、Lデータデータラッチ時間Tlatfmは、多相クロック信号数に関係なく、クロック周波数に大きく依存し、ほぼ(1/クロック周波数fosc)/2であり、例えば、クロック周波数fosc=100MHzの時、Lデータラッチ時間Tlatfm=5nsとなる。
 〔時刻T5〕
 時刻T5において、クロック信号CLK<4>が“H”になると、ラッチ回路DFF<4>の出力Qが“H”となる。これにより、分周クロック信号FCK<4>が“H”となる。一方、クロック信号CLK<0>が“L”になると、ラッチ回路DFF<0>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTA=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。ここで、Lデータラッチ時間Tlatfは、多相クロック信号数に関係なく、クロック周波数に大きく依存し、ほぼ(1/クロック周波数fosc)/2であり、例えば、クロック周波数fosc=100MHzの時、Lデータラッチ時間Tlatf=5nsとなる。
 以下、時刻T6~T7においても同様にして、ラッチ回路DFF<5>~DFF<6>の出力Qが“H”となり、一方ラッチ回路DFF<1>~DFF<2>は反転データ信号NDTA=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。
 〔時刻T8〕
 時刻T8において、クロック信号CLK<7>が“H”になると、ラッチ回路DFF<7>の出力Qが“H”となる。これにより、分周クロック信号FCK<7>が“H”となる。一方、クロック信号CLK<3>が“L”になると、ラッチ回路DFF<3>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTA=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。ここで、反転データ信号NDTBを使用する最後のラッチ回路DFF<7>へのトリガ信号であるクロック信号CLK<7>が“H”となったことで、反転データ信号NDTBを論理変更してもミスラッチが発生することはなく、ラッチ回路DFFBは、基準クロック信号SIGBが“H”になることで出力Q(DTB)=“H”、反転出力NQ(NDTB)=“L”を出力する。これにより、ラッチ回路DFF<4>~DFF<7>のデータ端子Dに入力される反転データ信号NDTBが“H”から“L”に変更される。また、基準クロック信号SIGA(=CLK<3>)が“L”であるため、ラッチ回路DFFAにはデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“L”がHデータラッチ時間Tlatrm以内で取り込まれる。ここで、Hデータラッチ時間Tlatrmは、多相クロック信号数に関係なく、クロック周波数に大きく依存し、ほぼ(1/クロック周波数fosc)/2であり、例えば、クロック周波数fosc=100MHzの時、Hデータラッチ時間Tlatrm=5nsとなる。
 〔時刻T9〕
 時刻T9において、クロック信号CLK<0>が“H”になると、ラッチ回路DFF<0>の出力Qが“L”となる。これにより、分周クロック信号FCK<0>が“L”となる。一方、クロック信号CLK<4>が“L”になると、ラッチ回路DFF<4>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。
 以下、時刻T10~T11においても同様にして、ラッチ回路DFF<1>~DFF<2>の出力Qが“L”となり、一方ラッチ回路DFF<5>~DFF<6>は反転データ信号NDTB=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。
 〔時刻T12〕
 時刻T12において、クロック信号CLK<3>が“H”になると、ラッチ回路DFF<3>の出力Qが“L”となる。これにより、分周クロック信号FCK<3>が“L”となる。一方、クロック信号CLK<7>が“L”になると、ラッチ回路DFF<7>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“L”をLデータラッチ時間Tlatf以内で取り込む。ここで、反転データ信号NDTAを使用する最後のラッチ回路DFF<3>へのトリガ信号であるクロック信号CLK<3>が“H”となったことで、反転データ信号NDTAを論理変更してもミスラッチが発生することはなく、ラッチ回路DFFAは基準クロック信号SIGAが“H”になることで出力Q(DTA)=“L”、反転出力NQ(NDTA)=“H”として出力する。これにより、ラッチ回路DFF<0>~DFF<3>のデータ端子Dである反転データ信号NDTAが“L”から“H”に変更される。また、基準クロック信号SIGB(=CLK<7>)が“L”であるため、ラッチ回路DFFBにはデータ端子Dに入力されているデータDTA=“L”がラッチ時間Tlatrm以内に取り込まれる。
 〔時刻T13〕
 時刻T13において、クロック信号CLK<4>が“H”になると、ラッチ回路DFF<4>の出力Qが“L”となる。これにより、分周クロック信号FCK<4>が“L”となる。一方、クロック信号CLK<0>が“L”になると、ラッチ回路DFF<0>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTA=“H”をHデータラッチ時間Tlatr以内で取り込む。ここで、Hデータラッチ時間Tlatrは、多相クロック信号数に関係なく、ほぼ(1/クロック周波数fosc)/2であり、例えば、クロック周波数fosc=100MHzの時、Hデータラッチ時間Tlatr=5nsとなる。
 以下、時刻T14~T15においても同様にして、ラッチ回路DFF<5>~DFF<6>の出力Qが“L”となり、一方ラッチ回路DFF<1>~DFF<2>は反転データ信号NDTA=“H”をHデータラッチ時間Tlatr以内で取り込む。
 〔時刻T16〕
 時刻T16において、クロック信号CLK<7>が“H”になると、ラッチ回路DFF<7>の出力Qが“L”となる。これにより、分周クロック信号FCK<7>が“L”となる。一方、クロック信号CLK<3>が“L”になると、ラッチ回路DFF<3>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTA=“H”をHデータラッチ時間Tlatr以内で取り込む。ここで、反転データ信号NDTBを使用する最後のラッチ回路DFF<7>へのトリガ信号であるクロック信号CLK<7>が“H”となったことで、反転データ信号NDTBを論理変更してもミスラッチが発生することはなく、ラッチ回路DFFBは基準クロック信号SIGBが“H”になることで出力Q(DTB)=“L”、反転出力NQ(NDTB)=“H”を出力する。これにより、ラッチ回路DFF<4>~DFF<7>のデータ端子Dである反転データ信号NDTBが“L”から“H”に変更される。また、基準クロック信号SIGA(=CLK<3>)が“L”であるため、ラッチ回路DFFAにはデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“H”がラッチ時間Tlatfm以内で取り込まれる。
 〔時刻T17〕
 時刻T17において、クロック信号CLK<0>が“H”になると、ラッチ回路DFF<0>の出力Qが“H”となる。これにより、分周クロック信号FCK<0>が“H”となり、クロック信号CLK<0>の周波数foscに対して1/2の周波数を持つ分周クロック信号FCK<0>が生成される。一方、クロック信号CLK<4>が“L”になると、ラッチ回路DFF<4>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“H”をHデータラッチ時間Tlatr以内で取り込む。
 以下、時刻T18~T19においても同様にして、ラッチ回路DFF<1>~DFF<2>の出力Qが“H”となって、クロック信号CLK<1>~CLK<2>の1/2の周波数を持つ分周クロック信号FCK<1>~FCK<2>が生成される。一方、ラッチ回路DFF<5>~DFF<6>は反転データ信号NDTB=“H”をHデータラッチ時間Tlatr以内で取り込む。
 〔時刻T20〕
 時刻T20において、クロック信号CLK<3>が“H”になると、ラッチ回路DFF<3>の出力Qが“H”となる。これにより、分周クロック信号FCK<3>が“H”となる。一方、クロック信号CLK<7>が“L”になると、ラッチ回路DFF<7>はデータ端子Dに入力されている反転データ信号NDTB=“H”をHデータラッチ時間Tlatr以内で取り込む。ここで、反転データ信号NDTAを使用する最後のラッチ回路DFF<3>の出力Q(FCK<3>)が“H”となったことで、反転データ信号NDTAを論理変更してもミスラッチが発生することはなく、ラッチ回路DFFAは基準クロック信号SIGAが“H”になることで出力Q(DTA)=“H”、反転出力NQ(NDTA)=“L”を出力する。これにより、ラッチ回路DFF<0>~DFF<3>のデータ端子Dである反転データ信号NDTAが“H”から“L”に変更される。また、基準クロック信号SIGB(=CLK<7>)が“L”であるため、ラッチ回路DFFBにはデータ端子Dに入力されているデータDTA=“H”が取り込まれる。
 以降、時刻T21にて時刻T5と同じ状態となった後、時刻T22、T23、T24と推移する。以上の結果、クロック信号CLK<0>~CLK<7>の位相関係を維持しつつ正確な分周クロック信号FCK<0>~FCK<7>が繰り返し生成される。
 なお、反転データ信号NDTAの論理変更タイミングは、反転データ信号NDTAを使用する最後のラッチ回路(例えばラッチ回路DFF<3>)へのトリガ信号(クロック信号CLK<3>)が“H”となった後、反転データ信号NDTAを使用する最初のラッチ回路(例えばラッチ回路DFF<0>)のトリガ信号(例えばクロック信号CLK<0>)が“L”から“H”となるまでであればよい。
 今、各相クロック信号CLK<0>~CLK<N>からなる多相クロック信号(N≧3)を備えた場合、最後のラッチ回路はDFF<K>(1≦K≦N-1)の範囲で選択することができる。
 反転データ信号NDTAを使用する最後のラッチ回路をDFF<K>、最初のラッチ回路をDFF<0>とすると、ラッチ回路DFFAの基準クロック信号SIGAは、クロック信号CLK<K>~CLK<N>のいずれかでよく、更には、クロック信号CLK<K>~CLK<N>を演算させて生成した演算後のクロック信号、また、これらのクロック信号を遅延させたクロック信号を用いてもよい。図示の例では、各相クロック信号CLK<0>~CLK<7>からなる多相クロック信号を備え、反転データ信号NDTAを使用する最後のラッチ回路をDFF<3>、最初のラッチ回路をDFF<0>とすると、ラッチ回路DFFAの基準クロック信号SIGAは、クロック信号CLK<3>~CLK<7>のいずれかでよく、更には、クロック信号CLK<3>~CLK<7>を演算させて生成した演算後のクロック信号、また、これらのクロック信号を遅延させたクロック信号を用いてもよい。
 また、反転データ信号NDTBの論理変更タイミングは、反転データ信号NDTBを使用する最後のラッチ回路(例えばラッチ回路DFF<7>)へのトリガ信号(クロック信号CLK<7>)が“H”となった後、反転データ信号NDTBを使用する最初のラッチ回路(例えばラッチ回路DFF<4>)のトリガ信号(例えばクロック信号CLK<4>)が“L”から“H”となるまでであればよい。
 今、各相クロック信号CLK<0>~CLK<N>からなる多相クロック信号(N≧3)を備えた場合、反転データ信号NDTAを使用するラッチ回路をDFF<0>~DFF<K>とすると、反転データ信号NDTBを使用する最初のラッチ回路はDFF<K+1>(1≦K≦N-1)となり、反転データ信号NDTBを使用する最後のラッチ回路はDFF<N>となる。ラッチ回路DFFBの基準クロック信号SIGBは、クロック信号CLK<N>、CLK<0>~CLK<K>のいずれかでよく、更には、クロック信号CLK<N>、CLK<0>~CLK<K>を演算させて生成した演算後のクロック信号、また、これらのクロック信号を遅延させたクロック信号を用いてもよい。図示の例では、各相クロック信号CLK<0>~CLK<7>からなる多相クロック信号を備え、反転データ信号NDTBを使用する最後のラッチ回路をDFF<7>、最初のラッチ回路をDFF<4>とすると、ラッチ回路DFFBの基準クロック信号SIGBは、クロック信号CLK<7>、CLK<0>~CLK<3>のいずれかでよく、更には、クロック信号CLK<7>、CLK<0>~CLK<3>を演算させて生成した演算後のクロック信号、また、これらのクロック信号を遅延させたクロック信号を用いてもよい。
 なお、各相クロック信号CLK<0>~CLK<7>からなる8相クロック信号を用いた例を取り上げて説明を行ったが、図3の分周回路200に示す構成でも同様の動作及び効果を得ることが可能であり、偶数相からなる多相クロック信号であればよい。
 また、多相クロック信号CLK<0>~CLK<7>において基準クロック信号をSIGA及びSIGBとし、メインラッチ回路10としてラッチ回路DFFA及びDFFBを用いた例を取り上げて説明を行ったが、図3の変形例である図4の分周回路250の構成のように、0~180度のクロック信号のみを分周する場合、基準クロック信号SIGA、メインラッチ回路10としてラッチ回路DFFAのみを用いた構成を使用することが可能であり、同様の動作と効果を得ることが可能である。当然、設計マージンによって、180度をそれ以上に設定してもよい。同様に基準クロック信号SIGB、メインラッチ回路10としてラッチ回路DFFBのみを用いた構成も可能である。
 更に、基準クロック信号をSIGA及びSIGBの2本とし、それに対応するメインラッチ回路10として2個のラッチ回路DFFA及びDFFBを設け、これらラッチ回路DFFA及びDFFBが出力する2本の反転データ信号NDTA及びNDTBを利用し、これら2本の反転データ信号NDTA及びNDTBに対応するサブラッチ回路20としてラッチ回路DFF<0>~DFF<3>及びラッチ回路DFF<4>~DFF<7>を設けたが、基準クロック信号をM本(Mは1以上の整数値)とし、それに対応するメインラッチ回路10としてM個のラッチ回路を設け、このメインラッチ回路10のM個のラッチ回路が出力するM本の反転データ信号を利用し、これらM本の反転データ信号に対応するサブラッチ回路20としてM個のラッチ回路部を設けることも可能である。
 <効果>
 以上のように、同一周波数の多相クロック信号をトリガとして動作し、反転データ信号生成用に分周クロックを生成するメインラッチ回路10と、反転データ信号を用いて多相クロック信号から分周クロック信号を生成するサブラッチ回路20とを備えたことで、分周回路に用いる全てのラッチ回路のデータラッチ時間を十分に確保することができ、かつ位相関係を維持することができる。これによって、高い周波数における多相クロック信号においても正確な分周クロック信号を生成することができる。
 また、反転データ信号の生成タイミングを多相クロック信号及び遅延回路を用いて任意に生成できるため、回路動作マージンを十分に確保することができる。
 (第2の実施形態)
 <構成>
 図5に示す分周回路300は、クロック信号CLK<0>~CLK<N>(Nは1以上の奇数値)を分周する第2の実施形態の分周回路であり、第1の実施形態に対して、サブラッチ回路20において、ラッチ回路DFF<2×I>(0≦I≦(N-1)/2)のみを用いたものである。
 ラッチ回路DFF<2×I>に入力されるクロック信号と出力される分周クロック信号との関係は、次のとおりである。すなわち、クロック信号CLK<0>~CLK<N>のうち、クロック信号CLK<2×I>がラッチ回路DFF<2×I>に入力され、出力Qより分周クロック信号FCK<I>が、反転出力NQより分周クロック信号FCK<I+(N+1)/2>がそれぞれ出力される。もちろん、分周クロック信号FCK<I+(N+1)/2>は、分周クロック信号FCK<I>から生成してもよい。
 これによって、図6に示すとおり、Lデータラッチ時間Tlatf及びHデータラッチ時間Tlatrは、第1の実施形態と同様、多相クロック信号数に関係なく、ほぼ(1/クロック周波数fosc)/2である。例えば、クロック周波数fosc=100MHzの時、Hデータラッチ時間Tlatr、Lデータラッチ時間Tlatfは、いずれも5nsとなる。また、それぞれの分周クロック信号の位相差を分周クロック信号の周期に対して均等に分割することができる。つまり、分周クロック信号FCK<0>~FCK<N>の立ち上がり又は立ち下がりの遅延時間Tdeltは、Tdelt=(1/fosc)/2/(N+1)に設定することができる。
 なお、第1の実施形態に対して、サブラッチ回路20のラッチ回路DFF<(2×I+1)>(0≦I≦(N-1)/2)のみを用いて構成してもよく、ラッチ回路DFF<(2×I+1)>に入力されるクロック信号と出力される分周クロック信号との関係は、次のようになる。すなわち、クロック信号CLK<0>~CLK<N>のうち、クロック信号CLK<(2×I+1)>がラッチ回路DFF<(2×I+1)>に入力され、出力Qより分周クロック信号FCK<I>が、反転出力NQより分周クロック信号FCK<I+(N+1)/2>がそれぞれ出力される。もちろん、分周クロック信号FCK<I+(N+1)/2>は、分周クロック信号FCK<I>から生成してもよい。
 また、ラッチ回路に関して、ラッチ回路DFF<2×I>を用いた場合においても、ラッチ回路DFF<2×I+1>を用いた場合においても、ラッチ回路DFF<0>~DFF<N>のうち、反転データ信号NDTAに対してはラッチ回路DFF<K>(K=0~(N-1)/2)を接続し、反転データ信号NDTBに対してはラッチ回路DFF<K>(K=(N+1)/2~N)を接続した場合、Lデータラッチ時間Tlatf及びHデータラッチ時間Tlatrを最も長く設定できるが、これに限らず、反転データ信号NDTAに対してはラッチ回路DFF<K>(0~(N-2))を接続し、反転データ信号NDTBに対してはラッチ回路DFF<K>((N-1)~N)を接続、あるいは、反転データ信号NDTAに対してはラッチ回路DFF<K>(0~1)を接続し、反転データ信号NDTBに対してはラッチ回路DFF<K>(2~N)を接続してもよい。
 また、各相クロック信号CLK<0>~CLK<7>からなる8相クロック信号を用いた例を取り上げて説明を行ったが、図7の分周回路350に示す構成でも同様の動作及び効果を得ることが可能であり、偶数相からなる多相クロック信号であればよい。
 <効果>
 以上のように、クロック信号CLK<2×I>とラッチ回路DFF<2×I>、又は、クロック信号CLK<(2×I+1)>とラッチ回路DFF<2×I+1>を用いて、各ラッチ回路の出力Qより分周クロック信号FCK<I>、反転出力NQより分周クロック信号FCK<I+(N+1)/2>を出力することで、それぞれの分周クロック信号の位相差を分周クロック信号の周期に対して均等に分割して、一定の遅延時間Tdeltを設定することができる。また、サブラッチ回路20の個数を削減することができ、回路面積を削減することが可能となる。
 (第3の実施形態)
 図8(a)、図8(b)及び図8(c)は、メインラッチ回路10の変形例である。図8(b)及び図8(c)中のNR<0>は論理素子である。第1の実施形態の図1で示されているように、メインラッチ回路10は多相クロック数に依存せず1本又は2本の基準クロック信号のみが入力され、かつメインラッチ回路10に入力される基準クロック信号SIGA及びSIGBは、理想的には180度の位相差を確保することができる。したがって、図8(a)、図8(b)及び図8(c)に示すとおり、ラッチ回路DFFAの出力信号(出力Q又は反転出力NQ)をラッチ回路DFFBのデータ信号として使用したとしても、データラッチ時間を十分に確保することができる。同様にラッチ回路DFFBの出力信号(出力Q又は反転出力NQ)をラッチ回路DFFAのデータ信号として使用したとしても、データラッチ時間を十分に確保することができる。本構成により、基準クロック信号SIGA及びSIGBの位相関係を保持しつつ分周クロック信号を生成し、当該分周クロック信号を次段のサブラッチ回路20のデータ信号として供給することが可能である。
 (第4の実施形態)
 図9に示す分周回路370は、図1の分周回路100におけるメインラッチ回路10とサブラッチ回路20との間に論理素子30を介在させたものである。この論理素子30は、ラッチ回路DFFAのデータ信号DTAを反転させることにより反転データ信号NDTAを生成し、この反転データ信号NDTAをラッチ回路DFF<0>~DFF<3>の各々のデータ端子Dへ供給するものである。図9の分周回路370に示す構成でも、図1の場合と同様の動作及び効果を得ることが可能である。
 図9の変形例である図10の分周回路380の構成のように、ラッチ回路DFFBの反転データ信号NDTBとラッチ回路DFF<4>~DFF<7>の各々のデータ端子Dとの間にバッファ機能を持つ論理素子31を更に介在させることも可能である。
 (第5の実施形態)
 図11は、実施の形態1の分周回路100や、実施の形態2の分周回路300において、多相クロック信号をN分周するものである。
 図11の分周回路400は、メインラッチ回路10をN段接続してなる多段メインラッチ回路15を有することで、N分周が可能である。図11では、8分周するためメインラッチ回路10を3段直列に接続して構成している。それぞれのメインラッチ回路10は、図1又は図8(a)~図8(c)に示されるように、他のラッチ回路の出力信号を入力して分周信号を出力する構成であればよく、図1又は図8(a)~図8(c)と同等の機能を有するものであれば、これに限らなくてよい。また、当然、段数も任意の段数を直列に接続することが可能であり、それぞれのメインラッチ回路10を構成するラッチ回路もDFFA及びDFFBの2つでなくてもよい。例えば、図4に1つのラッチ回路DFFAの構成を示しているが、任意の数で構成することが可能である。
 以上により、多相クロック信号をN分周するとき、ラッチ回路の個数が少ないメインラッチ回路10のみを任意の段数直列に接続すればよく、面積の増大を抑制することが可能である。
 (第6の実施形態)
 図12の500は、多相分周回路を使用した内部電圧発生回路の例である。図12において、510は多相クロック信号CK<0>~CK<N>を発生するオシレータ回路(OSC)、520は多相クロック信号CK<0>~CK<N>を分周して多相分周クロック信号FCK<0>~FCK<N>を生成する多相クロック分周回路、530は多相クロック信号CK<0>~CK<N>に同期して昇圧動作を行い、昇圧電圧VPUMP1を発生する第1の昇圧回路(PUMP1)、540は多相分周クロック信号FCK<0>~FCK<N>に同期して昇圧動作を行い、昇圧電圧VPUMP2を発生する第2の昇圧回路(PUMP2)である。
 図12の内部電圧発生回路500に示すように、多相クロック分周回路520を用いることで、オシレータ回路510を共通に使用することが可能となり、回路面積の増大及び出力電圧変動を抑制することが可能となる。当然、多相クロック分周回路520における分周比は、2分周に限らず、第5の実施形態で説明したように、第1の実施形態の分周回路100、第2の実施形態の分周回路300等を多段に接続することで4分周、8分周等も可能である。
 本発明に係る分周回路は、位相関係を保持又は等分配しつつ高い周波数の多相クロック信号を分周することが可能であり、不揮発性半導体記憶装置に用いられる昇圧回路やCMOSプロセスで用いられる多相クロック信号を分周する機能を必要とする様々な部品用途に応用できる。
10 メインラッチ回路
15 多段メインラッチ回路
20 サブラッチ回路
30,31 論理素子
100,200,250,300,350,370,380,400 分周回路
500 内部電圧発生回路
510 オシレータ回路
520 多相クロック分周回路
530 第1の昇圧回路
540 第2の昇圧回路
900 分周回路
CLK<0>~CLK<7> 多相クロック信号(第2の信号)
DFF<0>~DFF<7> ラッチ回路(第2の分周器)
DFFA,DFFB ラッチ回路(第1の分周器)
DT0~DT6 データ信号
DTA,DTB データ信号(第3の信号)
FCK<0>~FCK<7> 多相分周クロック信号(第4の信号)
NDTA,NDTB 反転データ信号(第3の信号)
NR<0>~NR<6> 論理素子
SIGA,SIGB 基準クロック信号(第1の信号)

Claims (17)

  1.  Mを1以上の整数とし、NをM以上の整数とするとき、M本の第1の信号を受けるM個の第1の分周器と、N本の第2の信号を受けるN個の第2の分周器とを備えた分周回路であって、
     I個目(1≦I≦M)の前記第1の分周器は、当該第1の分周器に入力される前記第1の信号に応じて、当該第1の信号を分周した第3の信号を出力し、
     K個目(1≦K≦N)の前記第2の分周器は、当該第2の分周器に入力される前記第2の信号に応じて、当該第2の分周器に入力される前記第3の信号と同等の周波数を持つ第4の信号を出力することを特徴とする分周回路。
  2.  請求項1記載の分周回路において、
     I個目の前記第1の分周器は、他の前記第1の分周器のいずれかが出力する前記第3の信号を入力することを特徴とする分周回路。
  3.  請求項1記載の分周回路において、
     M本の前記第1の信号は、各々N本の前記第2の信号のいずれかと同一であることを特徴とする分周回路。
  4.  請求項1記載の分周回路において、
     M本の前記第1の信号の周波数は、N本の前記第2の信号の周波数と同一であることを特徴とする分周回路。
  5.  請求項1記載の分周回路において、
     M本の前記第1の信号とN本の前記第2の信号とは、それぞれ位相が異なる多相クロック信号であることを特徴とする分周回路。
  6.  請求項1記載の分周回路において、
     Lを2以上の整数とするとき、M個の前記第1の分周器が直列にL段接続され、
     L段接続されたM個の前記第1の分周器は、2分周した前記第3の信号を出力することを特徴とする分周回路。
  7.  請求項6記載の分周回路において、
     L段接続されたM個の前記第1の分周器は、同一段の他の前記第1の分周器のいずれかが出力する前記第3の信号を入力することを特徴とする分周回路。
  8.  請求項1記載の分周回路が前記第4の信号として出力した分周クロック信号に応じて昇圧動作を行うことを特徴とする昇圧回路。
  9.  Mを1以上の整数とし、NをM以上の整数とするとき、M本の第1の信号を受けるM個の第1の分周器と、N本の第2の信号を受けるN個の第2の分周器とを備えた分周回路であって、
     I個目(2≦I≦M)の前記第1の分周器は、前記第1の信号を入力する第1の入力端子と、前記第1の信号を分周して第3の信号を出力する第1の出力端子と、(I-1)個目の前記第1の分周器の前記第3の信号を入力する第2の入力端子とを有し、
     K個目(1≦K≦N)の前記第2の分周器は、前記第2の信号を入力する第3の入力端子と、前記第3の信号を入力する第4の入力端子と、前記第3の信号と同等の周波数を持つ第4の信号を出力する第2の出力端子とを有することを特徴とする分周回路。
  10.  請求項9記載の分周回路において、
     M本の前記第1の信号は、各々N本の前記第2の信号のいずれかと同一であることを特徴とする分周回路。
  11.  請求項9記載の分周回路において、
     I=1個目の前記第1の分周器の第2の入力端子には、I=1個目又はI=M個目の前記第1の分周器の前記第3の信号が入力されることを特徴とする分周回路。
  12.  請求項9記載の分周回路において、
     I個目(1≦I≦M)の前記第1の分周器の第2の入力端子には、論理素子を介して前記第3の信号が入力されることを特徴とする分周回路。
  13.  請求項9記載の分周回路において、
     K個目(1≦K≦N)の前記第2の分周器の前記第4の入力端子には、論理素子を介して前記第3の信号が入力されることを特徴とする分周回路。
  14.  請求項9記載の分周回路において、
     M本の前記第1の信号とN本の前記第2の信号とは、それぞれ位相が異なる多相クロック信号であることを特徴とする分周回路。
  15.  請求項9記載の分周回路において、
     Lを2以上の整数とするとき、M個の前記第1の分周器が直列にL段接続され、
     L段接続されたM個の前記第1の分周器は、2分周した前記第3の信号を出力することを特徴とする分周回路。
  16.  請求項15記載の分周回路において、
     L段接続されたM個の前記第1の分周器は、同一段の他の前記第1の分周器のいずれかが出力する前記第3の信号を入力することを特徴とする分周回路。
  17.  請求項9記載の分周回路が前記第4の信号として出力した分周クロック信号に応じて昇圧動作を行うことを特徴とする昇圧回路。
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