JP5011182B2 - チャージポンプ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサの充放電によって電圧を生成するチャージポンプ回路に関する。
マイコンチップに搭載されるフラッシュメモリは、動作時に高電圧を使用するために、フラッシュメモリの内部にチャージポンプ回路を備えて昇圧電圧を生成している。チャージポンプ回路の動作時には、外部供給電源に多大な電流消費をもたらし、その電流消費に起因する電磁的妨害(Electro Magnetic Interference;略称:EMI)ノイズが、マイコンチップの外部に放出される。
放出されるEMIノイズが大きいと、マイコンチップ周辺の機器に障害をもたらし、特にオーディオ機器などに使用されるIC(Integrated Circuit)では、マイコンチップから放出されるEMIノイズの周波数帯がオーディオ機器の受信周波数帯と重ならないように注意する必要がある。チャージポンプ回路の動作に起因するEMIノイズの周波数成分は、チャージポンプ回路の動作クロック周波数の倍数成分が支配的である。したがってチャージポンプ回路の動作クロック周波数は、ICが使用される環境において制限されるべき周波数帯を考慮して設定される。
特許文献1に開示される電源回路では、コンパレータが基準電圧以上であることを一旦検出すると、クロック信号の1パルス内ではそれ以降のコンパレータ出力によってスイッチ動作をしないようにしている。これによって、チャージポンプが高周波で動作することを抑え、ノイズの発生を防止している。
特開2005−20971号公報
従来技術のチャージポンプ回路の構成では、チャージポンプ回路が非活性状態から活性状態に変化するときに、クロック信号に同期せずに動作する期間が存在する。このクロック信号に同期せずに動作する期間には、チャージポンプ回路の動作クロック周波数に無関係な周波数成分のEMIノイズが発生し、前記動作クロック周波数に無関係な周波数成分が、ICの使用される環境において制限されるべき周波数帯に該当すると、ICの動作に障害をもたらすので好ましくない。
本発明は、非活性状態から活性状態に変化するときに、動作クロック周波数に無関係な周波数成分のEMIノイズが発生することを抑制することができるチャージポンプ回路を提供することを目的とする。
本発明のチャージポンプ回路は、直列に接続される複数の電荷転送素子および前記複数の電荷転送素子間の接続路に介挿される複数の容量素子を備え、隣接する容量素子を交互に充放電することによって、外部電源から電荷転送素子に供給される外部電源電圧を昇圧して、外部電源電圧よりも高い昇圧電圧を出力するチャージポンプ回路本体と、チャージポンプ回路本体から出力される昇圧電圧と予め定める基準電圧とを比較して、比較結果に応じたレベル検出信号を出力するレベル検出回路と、レベル検出回路から出力されるレベル検出信号に応じて、クロック信号を出力するオシレータ回路と、レベル検出回路から出力されるレベル検出信号を、オシレータ回路から出力されるクロック信号に同期させた同期化検出信号を出力する検出信号同期化回路とを備え、チャージポンプ回路本体の各容量素子は、オシレータ回路から出力されるクロック信号と、検出信号同期化回路から出力される同期化検出信号とに応じて、充放電されることを特徴とする。
また本発明のチャージポンプ回路は、直列に接続される複数の電荷転送素子および前記複数の電荷転送素子間の接続路に介挿される複数の容量素子を備え、隣接する容量素子を交互に充放電することによって、外部電源から電荷転送素子に供給される外部電源電圧を昇圧して、外部電源電圧よりも高い昇圧電圧を出力する複数のチャージポンプ回路本体と、前記複数のチャージポンプ回路本体から出力される昇圧電圧と予め定める基準電圧とを比較して、比較結果に応じたレベル検出信号を出力するレベル検出回路と、レベル検出回路から出力されるレベル検出信号に応じて、前記複数のチャージポンプ回路本体にそれぞれ、クロック信号を出力するオシレータ回路と、前記チャージポンプ回路本体と1対1に対応して前記チャージポンプ回路本体と同数が設けられ、レベル検出回路から出力されるレベル検出信号を、オシレータ回路から対応するチャージポンプ回路本体に出力されるクロック信号に同期させた同期化検出信号を出力する複数の検出信号同期化回路とを備え、各チャージポンプ回路本体の各容量素子は、オシレータ回路から出力されるクロック信号と、対応する検出信号同期化回路から出力される同期化検出信号とに応じて、充放電されることを特徴とする。
本発明のチャージポンプ回路によれば、オシレータ回路から出力されるクロック信号と、クロック信号に同期して検出信号同期化回路から出力される同期化検出信号とに応じて、チャージポンプ回路本体の各容量素子が充放電される。これによって、レベル検出信号に応じてチャージポンプ回路本体の動作が非活性状態から活性状態に変化するときに、容量素子が充放電されることを防ぐことができるので、非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、チャージポンプ回路本体の動作をクロック信号に同期させることができる。したがって、非活性状態から活性状態に変化するときに、クロック信号に非同期なチャージポンプ回路の動作に起因する動作クロック周波数に無関係な周波数成分のEMIノイズの発生を防止することができる。
本発明のチャージポンプ回路によれば、各チャージポンプ回路本体は、オシレータ回路から出力されるクロック信号と、このクロック信号に同期して、対応する検出信号同期化回路から出力される同期化検出信号とに応じて、各容量素子が充放電される。これによって、レベル検出信号に応じてチャージポンプ回路本体の動作が非活性状態から活性状態に変化するときに、容量素子が充放電されることを防ぐことができるので、非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、全てのチャージポンプ回路本体の動作をクロック信号に同期させることができる。したがって、非活性状態から活性状態に変化するときに、クロック信号に非同期なポンプ動作に起因する消費電流ピークの発生および動作クロック周波数に無関係な周波数成分のEMIノイズの発生を防止することができる。
<第1の前提技術>
図1は、フラッシュメモリを搭載したマイコンチップ10を模式的に示す図である。マイコンチップ10は、フラッシュメモリ11、チャージポンプ回路12、電源ピン13およびCPUコア14を備えて構成される。チャージポンプ回路12は、フラッシュメモリ11内に設けられている。チャージポンプ回路12が動作することによって、チャージポンプ回路12に電源電圧を供給する電源ピン13からマイコンチップ10の外部に、EMIノイズが放出される。
チャージポンプ回路12の動作に起因し、電源ピン13から放出されるEMIノイズの周波数成分は、チャージポンプ回路12の動作クロック周波数の倍数成分が支配的であるので、チャージポンプ回路12の動作クロック周波数は、ICが使用される環境において制限されるべき周波数帯を考慮して設定される。
次に、本発明のチャージポンプ回路を説明する前に、本発明の前提となるチャージポンプ回路20について説明する。図2は、本発明の前提となるチャージポンプ回路20の構成を示す図である。チャージポンプ回路20は、レベル検出回路21、オシレータ回路22、チャージポンプ回路本体(以下「ポンプ回路本体」という場合がある)23を備えて構成される。
レベル検出回路21は、第1抵抗R1、第2抵抗R2およびオペアンプ30を備えて構成される。第1抵抗R1の一端は、後述するポンプ回路本体23と接続され、第1抵抗R1の他端は、第2抵抗R2の一端およびオペアンプ30の反転入力端子に接続されている。第2抵抗R2の他端は、グランドに接続されている。オペアンプ30の出力端子は、後述するオシレータ回路22およびポンプ回路本体23と接続されている。
オペアンプ30の反転入力端子には、後述するポンプ回路本体23で生成される昇圧電圧VPが第1抵抗R1と第2抵抗R2との間の分圧点で分圧された電圧(以下「分圧電圧」という)VDIVが入力され、オペアンプ30の非反転入力端子には、基準電圧VREFが入力される。オペアンプ30は、分圧電圧VDIVと基準電圧VREFとを比較し、レベル検出信号(以下、単に「検出信号」という場合がある)DETを出力する。さらに具体的に述べると、オペアンプ30は、VREF>VDIVであれば、検出信号DETとしてハイ(High;略称:H)レベルの信号を出力し、VREF≦VDIVであれば、検出信号DETとしてロー(Low;略称:L)レベルの信号を出力する。オペアンプ30から出力された検出信号DETは、後述するオシレータ回路22およびポンプ回路本体23に与えられる。
オシレータ回路22は、第1インバータ40、第2インバータ41、第3インバータ42、第4インバータ43およびMOSトランジスタ44を備えて構成される。第1,第3および第4インバータ40,42,43は、インバータによって構成され、第2インバータ41は、クロックドインバータによって構成される。オシレータ回路22では、3段のインバータ、すなわち第2〜第4インバータ41〜43によってリングオシレータを構成している。第2〜第4インバータ41〜43は、それぞれ直列に接続され、リングオシレータを構成する1段目の第2インバータ41の入力端子と3段目の第4インバータ43の出力端子とが接続されている。第4インバータ43の出力端子は、後述するポンプ回路本体23と接続されている。MOSトランジスタ44は、NMOSによって構成される。
第1インバータ40およびリングオシレータを構成する1段目の第2インバータ41は、レベル検出回路21のオペアンプ30と接続されている。第1インバータ40は、リングオシレータを構成する1段目の第2インバータ41およびMOSトランジスタ44のゲートに接続されている。MOSトランジスタ44のドレインは、第2インバータ41と第3インバータ42との接続点に接続され、MOSトランジスタ44のソースは、グランドに接続されている。
オシレータ回路22において、第1インバータ40およびリングオシレータを構成する1段目の第2インバータ41には、レベル検出回路21から出力された検出信号DETが入力される。検出信号DETは、オシレータ回路22の活性信号として機能する。第2インバータ41には、第1インバータ40から出力された前記検出信号DETの反転信号および第4インバータ43からの出力信号が入力される。MOSトランジスタ44のゲートには、第1インバータ40から出力された前記検出信号DETの反転信号が入力される。
オシレータ回路22では、リングオシレータがポンプ回路本体23の動作周波数に相当する周波数で発振し、リングオシレータを構成する第4インバータ43からクロック信号CLKを出力する。第4インバータ43から出力されたクロック信号CLKは、第2インバータ41およびポンプ回路本体23に与えられる。
ポンプ回路本体23は、2段構成のポンプ回路であり、インバータ50、第1ポンプドライバ51、第2ポンプドライバ52、第1ポンプ容量53、第2ポンプ容量54、第1転送MOSトランジスタ55、第2転送MOSトランジスタ56および第3転送MOSトランジスタ57を備えて構成される。第1および第2ポンプドライバ51,52は、論理積(AND)回路によって構成される。容量素子である第1および第2ポンプ容量53,54は、コンデンサによって構成される。電荷転送素子である第1〜第3転送MOSトランジスタ55〜57は、NMOSによって構成される。
インバータ50の入力端子は、オシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子と接続され、インバータ50の出力端子は、第1ポンプドライバ51の入力端子と接続される。第1ポンプドライバ51の入力端子は、レベル検出回路21のオペアンプ30の出力端子と接続されている。第1ポンプドライバ51の出力端子は、第1ポンプ容量53の一端と接続されている。
第2ポンプドライバ52の入力端子は、オシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子およびレベル検出回路21のオペアンプ30の出力端子と接続されている。第2ポンプドライバ52の出力端子は、第2ポンプ容量54の一端と接続されている。第1および第2ポンプドライバ51,52には、外部電源がそれぞれ接続されている。
ポンプ回路本体23では、ゲートがドレインにダイオード接続された複数個、ここでは3個のMOSトランジスタ、具体的には第1〜第3転送MOSトランジスタ55〜57が直列に接続されている。第1転送MOSトランジスタ55のドレインは、外部電源VPPに接続されている。第3転送MOSトランジスタ57のソースは、レベル検出回路21の第1抵抗R1に接続されている。第1ポンプ容量53の他端は、第1ポンプノードP1に接続され、第2ポンプ容量54の他端は、第2ポンプノードP2に接続されている。ここで、第1ポンプノードP1は、第1転送MOSトランジスタ55のソースと第2転送MOSトランジスタ56のドレインとの接続点である。第2ポンプノードP2は、第2転送MOSトランジスタ56のソースと第3転送MOSトランジスタ57のドレインとの接続点である。
ポンプ回路本体23において、インバータ50および第2ポンプドライバ52には、オシレータ回路22から出力されたクロック信号CLKが入力される。第1および第2ポンプドライバ51,52には、レベル検出回路21から出力された検出信号DETが、各ポンプドライバ51,52の活性信号として機能するポンプ活性信号PENとして入力される。さらに第1ポンプドライバ51には、インバータ50から出力される前記クロック信号CLKの反転信号が入力される。第1ポンプドライバ51は、インバータ50から与えられる前記クロック信号CLKの反転信号と、前記レベル検出回路21のオペアンプ30から与えられる検出信号DETとの論理積を演算し、その演算結果を表す信号を出力する。第2ポンプドライバ52は、前記オシレータ回路22の第4インバータ43から与えられるクロック信号CLKと、前記レベル検出回路21のオペアンプ30から与えられる検出信号DETとの論理積を演算し、その演算結果を表す信号を出力する。
このようにポンプ回路本体23では、第1および第2ポンプドライバ51,52によって、クロック信号CLKに同期させて第1ポンプ容量53と第2ポンプ容量54とを交互に充放電するように構成されている。これによって、外部電源VPPから第1〜第3転送MOSトランジスタ55〜57を昇圧しながら電荷を転送し、昇圧電圧VPを生成している。ポンプ回路本体23で生成された昇圧電圧VPは、第3転送MOSトランジスタ57のソースから、チャージポンプ回路12の外部に出力されるとともに、レベル検出回路21に与えられる。
図3は、図2のチャージポンプ回路20の動作タイミングを示すタイミングチャートである。時刻T10において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出すると、検出信号DETが活性、すなわち検出信号DETがLレベルからHレベルに変化し、これを受けてポンプ回路本体23とオシレータ回路22とが活性状態になる。これによってポンプ回路本体23では、第1ポンプドライバ51の出力N1がLレベルからHレベルに変化し、第1ポンプノードP1のレベルが上昇する。そして第2転送MOSトランジスタ56が導通して第1ポンプノードP1から第2ポンプノードP2に電荷が転送され、第2ポンプノードP2のレベルが上昇し、第1ポンプノードP1のレベルが低下する。オシレータ回路22は、活性されてからクロック信号CLKを出力するまでに遅延時間T2を要する。
時刻T10から遅延時間T2が経過した後の時刻T11において、クロック信号CLKがLレベルからHレベルに変化すると、第2ポンプドライバ52の出力N2がLレベルからHレベルに変化し、第2ポンプノードP2のレベルが上昇する。そして第3転送MOSトランジスタ57が導通して第2ポンプノードP2から電荷が転送され、昇圧電圧VPのレベルが上昇し、第2ポンプノードP2のレベルが低下する。
同時に時刻T11において、第1ポンプドライバ51の出力N1は、HレベルからLレベルに変化し、第1ポンプノードP1のレベルが低下する。そして第1転送MOSトランジスタ55が導通して外部電源VPPから第1ポンプノードP1に電荷が転送され、第1ポンプノードP1のレベルが上昇する。
次に時刻T12において、クロック信号CLKがHレベルからLレベルに変化すると、第1ポンプドライバ51の出力N1がLレベルからHレベルに変化し、同時に第2ポンプドライバ52の出力N2がHレベルからLレベルに変化する。そして第1ポンプノードP1のレベルが上昇し、第2ポンプノードP2のレベルが低下し、第2転送MOSトランジスタ56が導通して第1ポンプノードP1から第2ポンプノードP2に電荷が転送され、第2ポンプノードP2のレベルが上昇し、第1ポンプノードP1のレベルが低下する。その後は、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLdに到達するまで、時刻T11および時刻T12における動作を繰り返す。
時刻T14において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd以上であることを検出すると、検出信号DETが非活性、すなわち検出信号DETがHレベルからLレベルになり、これを受けてポンプ回路本体23とオシレータ回路22とが非活性状態になる。
次に時刻T15において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出するまで、ポンプ回路本体23は非活性状態を維持する。このようにポンプ回路本体23は、時刻T10から時刻T15までの間に、活性状態と非活性状態とのサイクルを繰り返すことによって、所望の昇圧電圧VPを生成している。
次に、ポンプ回路本体23が動作するときの外部電源VPPの消費電流(以下「消費電流」という場合がある)I_VPPについて説明する。外部電源VPPに大きな消費電流が発生するのは、第1ポンプドライバ51の出力N1および第2ポンプドライバ52の出力N2が、LレベルからHレベルに変化して、第1ポンプ容量53または第2ポンプ容量54を充電するときである。換言すると、図3では、検出信号DETが非活性から活性に変化、すなわち検出信号DETがLレベルからHレベルに変化する時刻T10および時刻T15と、クロック信号CLKがLレベルからHレベルまたはHレベルからLレベルに変化する時刻T11、時刻T12、時刻T13、時刻T16および時刻T17とに、パルス状の消費電流I_VPPが生じる。
図4は、図2のポンプ回路本体23における消費電流I_VPPの周波数と消費電流I_VPPの強度との関係を示すグラフである。グラフの横軸は、消費電流I_VPPの周波数(Hz)を表し、グラフの縦軸は、消費電流I_VPPの強度(db)を表す。図4に示すように、消費電流I_VPPは、強度のピークを3つ有している。最も強度が高い周波数は1/T1であり、ポンプ回路本体23が動作するクロック信号CLKの周波数の2倍にあたる。2番目に強度が高い周波数は1/T0であり、ポンプ回路本体23が非活性状態に変化してから次に活性状態に変化するまでの間欠時間T0に由来する成分である。1/T0は、一般的に低周波である。最も強度が低い周波数は1/T2であり、これは図3の時刻T10から時刻T11および時刻T15から時刻T16までの時間、すなわち検出信号DETが非活性状態から活性状態に変化してから、クロック信号CLKの最初の立上りまでの遅延時間T2に由来する成分である。この1/T2は、ポンプ回路本体23の動作クロック周波数とは無関係の周波数成分であり、ICの使用される環境において制限されるべき周波数帯であった場合は、ICの動作に障害をもたらすので問題となる。
1/T2の周波数成分が発生するのは、図3において時刻T10および時刻T15においてで、検出信号DETが活性されると同時に第1ポンプドライバ51の出力N1がLレベルからHレベルに変化するためである。すなわち時刻T10および時刻T15において、ポンプ回路本体23はクロック信号CLKと同期しない動作をしており、これがクロック周波数とは無関係の周波数成分を発生させる要因である。そこで本発明のチャージポンプ回路では、図5に示す構成を採用している。
<第1の実施の形態>
図5は、本発明の第1の実施の形態であるチャージポンプ回路60の構成を示す図である。図5に示すチャージポンプ回路60の構成および機能は、前述の図2に示すチャージポンプ回路20の構成および機能と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、対応する部分には同一の参照符を付して共通する説明を省略する。
チャージポンプ回路60は、レベル検出回路21、オシレータ回路22、ポンプ回路本体23および検出信号同期化回路70を備えて構成される。検出信号同期化回路70は、RSフリップフロップ(以下「RSFF」という場合がある)71および同期化用インバータ72を備える。検出信号同期化回路70は、レベル検出回路21から出力された検出信号DETに基づいて、ポンプ回路本体23の活性タイミングを、オシレータ回路22から出力されるクロック信号CLKに同期させた信号(以下「同期化検出信号DETSYNC」という)を生成し、生成した同期化検出信号DETSYNCをポンプ回路本体23に、ポンプ活性信号PENとして与える。
RSFF71のセット端子Sは、オシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子と、ポンプ回路本体23のインバータ50の入力端子および第2ポンプドライバ52の入力端子との接続点に接続されている。RSFF71のリセット端子/Rは、レベル検出回路21のオペアンプ30の出力端子と、オシレータ回路22の第1インバータ40の入力端子との接続点に接続されている。RSFF71の反転出力端子/Qは、同期化用インバータ72の入力端子に接続されている。同期化用インバータ72の出力端子は、ポンプ回路本体23の第2ポンプドライバ52の入力端子に接続されている。
前述の図2に示すチャージポンプ回路20では、レベル検出回路21のオペアンプ30から出力された検出信号DETが、ポンプ回路本体23の第1および第2ポンプドライバ51,52にポンプ活性信号PENとして入力されているが、図5に示す本実施の形態のチャージポンプ回路60では、レベル検出回路21のオペアンプ30から出力された検出信号DETが、RSFF71のリセット端子/Rに入力される。
またチャージポンプ回路60では、オシレータ回路22の第4インバータ43から出力されたクロック信号CLKが、ポンプ回路本体23のインバータ50および第2ポンプドライバ52に入力されるとともに、検出信号同期化回路70のRSFF71のセット端子Sに入力される。
検出信号同期化回路70のRSFF71の反転出力端子/Qから出力された信号は、同期化用インバータ72によって論理が反転され、その論理が反転された信号が、同期化検出信号DETSYNCとなる。同期化検出信号DETSYNCは、ポンプ回路本体23の第1および第2ポンプドライバ51,52に、各ポンプドライバ51,52の活性信号として機能するポンプ活性信号PENとして入力される。
図6は、検出信号同期化回路70の真理値表を示す図である。図7は、検出信号同期化回路70の動作タイミングを示すタイミングチャートである。検出信号同期化回路70では、RSFF71のリセット端子/Rに入力される検出信号DETがLレベルであれば、RSFF71のセット端子Sに入力されるクロック信号CLKに関わらず、同期化用インバータ72から出力される同期化検出信号DETSYNCは、Lレベルとなる。また検出信号DETがHレベルでかつクロック信号CLKがHレベルであれば、同期化検出信号DETSYNCは、Hレベルとなる。また検出信号DETがHレベルでかつクロック信号CLKがLレベルであれば、同期化検出信号DETSYNCは、前状態保持となる。
このように、検出信号同期化回路70から出力される同期化検出信号DETSYNCは、図6に示される真理値表に従って、検出信号DETおよびクロック信号CLKに基づいて生成される。図7において、まず時刻T20における検出信号DETの立上り時は、クロック信号CLKがLレベルであるので、同期化検出信号DETSYNCは、前状態のLを保持する。次に、時刻T21におけるクロック信号CLKの立上り時は、検出信号DETがHレベルであるので、同期化検出信号DETSYNCは、Hレベルにセットされる。そして、時刻T24における検出信号DETの立下り時は、同期化検出信号DETSYNCは、Lレベルにリセットされる。以上のように、同期化検出信号DETSYNCの立上りは、クロック信号CLKの立上りに同期する。
図8は、図5のチャージポンプ回路60の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図9は、図5のポンプ回路本体23における消費電流I_VPPの周波数と消費電流I_VPPの強度との関係を示すグラフである。グラフの横軸は、消費電流I_VPPの周波数(Hz)を表し、グラフの縦軸は、消費電流I_VPPの強度(db)を表す。
まず時刻T30において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出すると、検出信号DETが活性、すなわち検出信号DETがLレベルからHレベルに変化し、これを受けてオシレータ回路22が活性状態になる。検出信号同期化回路70から出力される同期化検出信号DETSYNCは、Lレベルであるので、この時刻T30の時点ではポンプ回路本体23は活性状態にならない。
オシレータ回路22は、活性状態に変化してからクロック信号CLKを出力するまでに遅延時間を要する。時刻T31において、クロック信号CLKがLレベルからHレベルに変化すると、同期化検出信号DETSYNCがLレベルからHレベルに変化する。これを受けてポンプ回路本体23は活性状態になり、以降クロック信号CLKに同期して動作する。
時刻T34において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd以上であることを検出すると、検出信号DETが非活性、すなわち検出信号DETがHレベルからLレベルになり、オシレータ回路22が停止する。また同時に、同期化検出信号DETSYNCがHレベルからLレベルになり、ポンプ回路本体23が非活性状態になる。
次に時刻T35において、レベル検出回路111が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出するまで、ポンプ回路本体23は非活性状態を維持する。
以上のように本実施の形態では、ポンプ回路本体23に供給するポンプ活性信号として、ポンプ動作用のクロック信号CLKに同期させた同期化検出信号を用いる。つまり、ポンプ回路本体23の第1ポンプ容量53および第2ポンプ容量54は、オシレータ回路21から出力されるクロック信号と、クロック信号に同期して検出信号同期化回路70から出力される同期化検出信号とに応じて、充放電される。
これによって、検出信号に応じてポンプ回路本体23の動作が非活性状態から活性状態に変化するときに、第1および第2ポンプドライバ51,52を介して第1および第2ポンプ容量53,54が充放電されることを防ぐことができるので、非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、ポンプ回路本体23の動作をクロック信号に同期させることができる。つまり、ポンプ回路本体23を、非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、完全にクロック信号に同期して動作させることができる。
したがって、非活性状態から活性状態に変化するときに、クロック信号に非同期なポンプ回路本体の動作に起因する動作クロック周波数に無関係な周波数成分のEMIノイズの発生を防止することができる。
具体的に述べると、図8に示すように、本実施の形態では、外部電源VPPの消費電流I_VPPには、従来の検出信号DETをポンプ活性信号に用いた構成において非活性状態から活性状態に変化するときに生じていたクロック信号CLKに非同期な消費電流パルスは存在せず、クロック信号CLKの立上り、立下りの両エッジに同期した消費電流パルスのみが存在する。
したがって、図9のようにI_VPPの強度のピークは、クロック信号CLKの周波数に由来する周波数1/T1およびポンプの間欠時間T0に由来する周波数1/T0のみであり、従来の問題であった非活性状態から活性状態への変化時のクロック信号CLKに非同期なポンプ回路本体の動作に起因する周波数成分1/T2は生じないことがわかる。
また本実施の形態では、検出信号同期化回路70は、RSFF71を備えており、RSFF71のリセット端子/Rには、レベル検出回路21から出力されるレベル検出信号が与えられ、セット端子Sには、オシレータ回路22から出力されるクロック信号が与えられ、反転出力端子/Qから同期化検出信号が出力される。つまり、同期化検出信号は、レベル検出回路21から出力されるレベル検出信号を/R入力、オシレータ回路22から出力されるクロック信号をS入力とするRSフリップフロップの/Q出力の反転信号として生成される。
これによって、レベル検出信号に応じてポンプ回路本体23の動作が非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、ポンプ回路本体23の動作をクロック信号に同期させることのできるチャージポンプ回路60を実現することができる。
また本実施形態のようにRSFF71を用いることによって、後述するDフリップフロップ75を用いる場合に比べて、少ない素子数で検出信号同期化回路70を実現することができるので、チャージポンプ回路60を小形化することが可能である。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態のチャージポンプ回路について説明する。本実施の形態のチャージポンプ回路の構成および機能は、前述の図5に示すチャージポンプ回路60の構成および機能と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、対応する部分には同一の参照符を付して共通する説明を省略する。
図10は、Dフリップフロップ75を示す図である。前述の第1の実施の形態のチャージポンプ回路60では、検出信号同期化回路70を、RSFF71および同期化用インバータ72によって構成しているが、本実施の形態のチャージポンプ回路では、検出信号同期化回路を、Dフリップフロップ75によって構成している。
Dフリップフロップ(以下「DFF」という場合がある)75のデータ入力端子Dおよびリセット端子/Rは、レベル検出回路21のオペアンプ30の出力端子と、オシレータ回路22の第1インバータ40の入力端子との接続点にそれぞれ接続されている。DFF75のクロック入力端子CKは、オシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子と、ポンプ回路本体23のインバータ50の入力端子および第2ポンプドライバ52の入力端子との接続点に接続されている。DFF75の出力端子Qは、ポンプ回路本体23の第1および第2ポンプドライバ51,52の入力端子に接続されている。
DFF75のデータ入力端子Dおよびリセット端子/Rには、レベル検出回路21のオペアンプ30から出力された検出信号DETが入力される。DFF75のクロック入力端子CKには、オシレータ回路22の第4インバータ43から出力されたクロック信号CLKが入力される。DFF75の出力端子Qからは、同期化検出信号DETSYNCが出力される。
DFF75の動作タイミングのタイミングチャートは、前述の図7に示される検出信号同期化回路70の動作タイミングのタイミングチャートと同一である。したがって検出信号同期化回路を、DFF75によって構成した場合でも、前述の第1の実施の形態と同様に、同期化検出信号DETSYNCの立上りは、クロック信号CLKの立上りに同期する。
以上のように本実施の形態では、検出信号同期化回路は、DFF75によって構成されており、DFF75のデータ入力端子Dおよびリセット端子/Rには、レベル検出回路21から出力されるレベル検出信号が与えられ、クロック入力端子CKには、オシレータ回路22から出力されるクロック信号が与えられ、出力端子Qから同期化検出信号が出力される。つまり、同期化検出信号は、レベル検出回路21から出力されるレベル検出信号をD入力かつ/R入力、オシレータ回路22から出力されるクロック信号をCK入力とするDフリップフロップのQ出力として生成される。これによって、レベル検出信号に応じてポンプ回路本体23の動作が非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、ポンプ回路本体23の動作をクロック信号に同期させることのできるチャージポンプ回路を実現することができる。
<第2の前提技術>
前述の実施の形態において、ポンプ回路本体23の動作時に、外部電源VPPの消費電流I_VPPのピーク値を抑えるために、複数のポンプ回路本体23を備える構成にして、それぞれのポンプ回路本体23を、位相をずらしたクロック信号で動作させる手法がある。このような手法を用いた本発明のチャージポンプ回路を説明する前に、本発明の前提となるチャージポンプ回路80について説明する。
図11は、本発明の前提となるチャージポンプ回路80の構成を示す図である。図11に示すチャージポンプ回路80の構成および機能は、図2に示すチャージポンプ回路20の構成および機能と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、対応する部分には同一の参照符を付して共通する説明を省略する。
チャージポンプ回路80は、レベル検出回路21、オシレータ回路22、第1ポンプ回路本体23A、第2ポンプ回路本体23Bおよび第3ポンプ回路本体23Cを備えて構成される。第1ポンプ回路本体23Aは、2段構成のポンプ回路であり、インバータ50a、第1ポンプドライバ51a、第2ポンプドライバ52a、第1ポンプ容量53a、第2ポンプ容量54a、第1転送MOSトランジスタ55a、第2転送MOSトランジスタ56aおよび第3転送MOSトランジスタ57aを備えて構成される。容量素子である第1および第2ポンプ容量53a,54aは、コンデンサによって構成される。電荷転送素子である第1〜第3転送MOSトランジスタ55a〜57aは、NMOSによって構成される。
第2ポンプ回路本体23Bは、2段構成のポンプ回路であり、インバータ50b、第1ポンプドライバ51b、第2ポンプドライバ52b、第1ポンプ容量53b、第2ポンプ容量54b、第1転送MOSトランジスタ55b、第2転送MOSトランジスタ56bおよび第3転送MOSトランジスタ57bを備えて構成される。容量素子である第1および第2ポンプ容量53b,54bは、コンデンサによって構成される。電荷転送素子である第1〜第3転送MOSトランジスタ55b〜57bは、NMOSによって構成される。
第3ポンプ回路本体23Cは、2段構成のポンプ回路であり、インバータ50c、第1ポンプドライバ51c、第2ポンプドライバ52c、第1ポンプ容量53c、第2ポンプ容量54c、第1転送MOSトランジスタ55c、第2転送MOSトランジスタ56cおよび第3転送MOSトランジスタ57cを備えて構成される。容量素子である第1および第2ポンプ容量53c,54cは、コンデンサによって構成される。電荷転送素子である第1〜第3転送MOSトランジスタ55c〜57cは、NMOSによって構成される。
第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cを構成するインバータ50a〜50c、第1ポンプドライバ51a〜51c、第2ポンプドライバ52a〜52c、第1ポンプ容量53a〜53c、第2ポンプ容量54a〜54c、第1転送MOSトランジスタ55a〜55c、第2転送MOSトランジスタ56a〜56cおよび第3転送MOSトランジスタ57a〜57cは、図2のポンプ回路本体23を構成するインバータ50、第1ポンプドライバ51、第2ポンプドライバ52、第1ポンプ容量53、第2ポンプ容量54、第1転送MOSトランジスタ55、第2転送MOSトランジスタ56および第3転送MOSトランジスタ57とそれぞれ同様の機能を有し、同様に動作する。
オシレータ回路22の第2インバータ41の出力端子は、第1ポンプ回路本体23Aのインバータ50aの入力端子および第2ポンプドライバ52aの入力端子に接続されている。またオシレータ回路22の第3インバータ42の出力端子は、第2ポンプ回路本体23Bのインバータ50bの入力端子および第2ポンプドライバ52bの入力端子に接続されている。またオシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子は、第3ポンプ回路本体23Cのインバータ50cの入力端子および第2ポンプドライバ52cの入力端子に接続されている。
レベル検出回路21のオペアンプ30の出力端子は、オシレータ回路22に接続されるとともに、第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cにおける第1ポンプドライバ51a〜51cの各入力端子および第2ポンプドライバ52a〜52cの各入力端子にそれぞれ接続されている。第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cにおける第3転送MOSトランジスタ57a〜57cの各ソースは、レベル検出回路21の第1抵抗R1に共通に接続されている。
オシレータ回路22の第2インバータ41の出力端子からは第1クロック信号CLK1が出力され、第1ポンプ回路本体23Aのインバータ50aおよび第2ポンプドライバ52aにそれぞれ入力される。オシレータ回路22の第3インバータ42の出力端子からは第2クロック信号CLK2が出力され、第2ポンプ回路本体23Bのインバータ50bおよび第2ポンプドライバ52bにそれぞれ入力される。オシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子からは第3クロック信号CLK3が出力され、第3ポンプ回路本体23Cのインバータ50cおよび第2ポンプドライバ52cにそれぞれ入力される。第1クロック信号CLK1と第3クロック信号CLK3とは、同相の信号であり、第2クロック信号CLK2は、第1および第3クロック信号CLK1,CLK3とは逆相の信号である。
第1ポンプ回路本体23Aの第1および第2ポンプドライバ51a,52aには、レベル検出回路21のオペアンプ30から出力された検出信号DETが、各ポンプドライバ51a,52aの活性信号として機能する第1ポンプ活性信号PEN1として入力される。第2ポンプ回路本体23Bの第1および第2ポンプドライバ51b,52bには、レベル検出回路21のオペアンプ30から出力された検出信号DETが、各ポンプドライバ51b,52bの活性信号として機能する第2ポンプ活性信号PEN2として入力される。第3ポンプ回路本体23Cの第1および第2ポンプドライバ51c,52cには、レベル検出回路21のオペアンプ30から出力された検出信号DETが、各ポンプドライバ51c,52cの活性信号として機能する第3ポンプ活性信号PEN3として入力される。
第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cによって生成された昇圧電圧VPは、第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cにおける第3転送MOSトランジスタ57a〜57cの各ソースから、レベル検出回路21にそれぞれ与えられる。
図12は、図11のチャージポンプ回路80の動作タイミングを示すタイミングチャートである。時刻T40において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出すると、検出信号DETが非活性から活性、すなわち検出信号DETがLレベルからHレベルに変化する。これを受けて第1ポンプ回路本体23Aの第1ポンプドライバ51a、第2ポンプ回路本体23Bの第2ポンプドライバ52bおよび第3ポンプ回路本体23Cの第1ポンプドライバ51cが動作する。
このように時刻T40において、第1〜第3クロック信号CLK1〜CLK3に非同期で、3つのポンプ回路本体、すなわち第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cが全て動作するので、時刻T40における消費電流I_VPPの強度のピーク値が、時刻T41以降における消費電流I_VPPの強度のピーク値よりも大きくなる。したがって、複数のポンプ回路本体を備えることによる消費電流I_VPPの強度のピーク値を抑える効果が得られないという問題がある。
また1つのポンプ回路本体を備えて構成される場合と同様に、消費電流I_VPPには、検出信号DETが活性した時刻からクロック信号CLKの最初の立上り時刻までの遅延時間T5に由来する、クロック信号CLKに無関係の周波数成分が存在するので、ICの動作に障害をもたらす場合があるという問題がある。
これらの問題を解決するためには、第1実施の形態と同様に、ポンプ回路本体の活性信号に、活性タイミングをクロック信号CLKに同期させた同期化検出信号DETSYNCを用いればよいが、それぞれのポンプ回路本体の活性信号にはそれに対応するクロック信号CLKに同期させた同期化検出信号DETSYNCを用いる必要がある。そこで本発明のチャージポンプ回路では、図13に示す構成を採用している。
<第3の実施の形態>
図13は、本発明の第3の実施の形態であるチャージポンプ回路90の構成を示す図である。本実施の形態のチャージポンプ回路90の構成および機能は、前述の図11に示すチャージポンプ回路80の構成および機能と類似しているので、異なる部分についてのみ説明し、対応する部分には同一の参照符を付して共通する説明を省略する。
チャージポンプ回路90は、レベル検出回路21、オシレータ回路22、第1ポンプ回路本体23A、第2ポンプ回路本体23B、第3ポンプ回路本体23C、第1検出信号同期化回路70A、第2検出信号同期化回路70B、第3検出信号同期化回路70Cおよびインバータ95を備えて構成される。
第1検出信号同期化回路70Aは、RSFF71aおよび同期化用インバータ72aを備える。第2検出信号同期化回路70Bは、RSFF71bおよび同期化用インバータ72bを備える。第3検出信号同期化回路70Cは、RSFF71cおよび同期化用インバータ72cを備える。
第1〜第3検出信号同期化回路70A〜70Cを構成するRSFF71a〜71cおよび同期化用インバータ72a〜72cは、図5の検出信号同期化回路70を構成するRSFF71および同期化用インバータ72とそれぞれ同様の機能を有し、同様に動作する。
第1検出信号同期化回路70AのRSFF71aのセット端子Sは、オシレータ回路22の第2インバータ41の出力端子と、第1ポンプ回路本体23Aのインバータ50aの入力端子および第2ポンプドライバ52aの入力端子との接続点に接続されている。第3検出信号同期化回路70CのRSFF71cのセット端子Sは、オシレータ回路22の第4インバータ43の出力端子と、第3ポンプ回路本体23Cのインバータ50cの入力端子および第2ポンプドライバ52cの入力端子との接続点に接続されている。
オシレータ回路22の第3インバータ42の出力端子と、第2ポンプ回路本体23Bのインバータ50bの入力端子および第2ポンプドライバ52bの入力端子との接続点は、インバータ95の入力端子に接続されている。インバータ95の出力端子は、第2検出信号同期化回路70BのRSFF71bのセット端子Sに接続されている。
第1〜第3検出信号同期化回路70A〜70CにおけるRSFF71a〜71cのリセット端子/Rは、レベル検出回路21のオペアンプ30の出力端子と、オシレータ回路22の第1インバータ40の入力端子との接続点にそれぞれ接続されている。
チャージポンプ回路90では、オシレータ回路22の第2インバータ41から出力された第1クロック信号CLK1は、第1ポンプ回路本体23Aのインバータ50aおよび第2ポンプドライバ52aに入力されるとともに、第1検出信号同期化回路70AのRSFF71aのセット端子Sに入力される。RSFF71aの反転出力端子/Qから出力された信号は、同期化用インバータ72aによって論理が反転され、その論理が反転された信号が、第1同期化検出信号DETSYNC1となる。第1同期化検出信号DETSYNC1は、第1ポンプ回路本体23Aの第1および第2ポンプドライバ51a,52aに、各ポンプドライバ51a,52aの活性信号として機能する第1ポンプ活性信号PEN1として入力される。
オシレータ回路22の第4インバータ43から出力された第3クロック信号CLK3は、第3ポンプ回路本体23Cのインバータ50cおよび第2ポンプドライバ52cに入力されるとともに、第3検出信号同期化回路70CのRSFF71cのセット端子Sに入力される。RSFF71cの反転出力端子/Qから出力された信号は、同期化用インバータ72cによって論理が反転され、その論理が反転された信号が、第3同期化検出信号DETSYNC3となる。第3同期化検出信号DETSYNC3は、第3ポンプ回路本体23Cの第1および第2ポンプドライバ51c,52cに、各ポンプドライバ51c,52cの活性信号として機能する第3ポンプ活性信号PEN3として入力される。
オシレータ回路22の第3インバータ42から出力された第2クロック信号CLK2は、第2ポンプ回路本体23Bのインバータ50bおよび第2ポンプドライバ52bに入力されるとともに、インバータ95に入力される。インバータ95から出力された信号は、第2検出信号同期化回路70BのRSFF71bのセット端子Sに入力される。RSFF71bの反転出力端子/Qから出力された信号は、同期化用インバータ72bによって論理が反転され、その論理が反転された信号が、第2同期化検出信号DETSYNC2となる。第2同期化検出信号DETSYNC2は、第2ポンプ回路本体23Bの第1および第2ポンプドライバ51b,52bに、各ポンプドライバ51b,52bの活性信号として機能する第2ポンプ活性信号PEN2として入力される。
図14は、図13のチャージポンプ回路90の動作タイミングを示すタイミングチャートである。まず時刻T60において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出すると、検出信号DETが活性、すなわち検出信号DETがLレベルからHレベルに変化し、これを受けてオシレータ回路22が活性状態になる。第1〜第3検出信号同期化回路70A〜70Cからそれぞれ出力される第1〜第3同期化検出信号DETSYNC1〜DETSYNC3は、Lレベルであるので、この時刻T60の時点では第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cはいずれも活性状態にならない。
オシレータ回路22は、活性状態に変化してから第1〜第3クロック信号CLK1〜CLK3を出力するまでに遅延時間を要する。時刻T61において、第1クロック信号CLK1がLレベルからHレベルに変化すると、第1同期化検出信号DETSYNC1がLレベルからHレベルに変化する。これを受けて第1クロック信号CLK1で動作する第1ポンプ回路本体23Aが活性状態になり、以降第1クロック信号CLK1に同期して動作する。
時刻T62において、第2クロック信号CLK2がHレベルからLレベルに変化すると、第2同期化検出信号DETSYNC2がLレベルからHレベルに変化する。これを受けて第2クロック信号CLK2で動作する第2ポンプ回路本体23Bが活性状態になり、以降第2クロック信号CLK2に同期して動作する。
時刻T63において、第3クロック信号CLK3がLレベルからHレベルに変化すると、第3同期化検出信号DETSYNC3がLレベルからHレベルに変化する。これを受けて第3クロック信号CLK3で動作する第3ポンプ回路本体23Cが活性状態になり、以降第3クロック信号CLK3に同期して動作する。
時刻T68において、レベル検出回路21が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd以上であることを検出すると、検出信号DETが非活性、すなわち検出信号DETがHレベルからLレベルになり、オシレータ回路22が停止する。また同時に、第1〜第3同期化検出信号DETSYNC1〜DETSYNC3がHレベルからLレベルになり、全てのポンプ回路本体、すなわち第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cが非活性状態になる。
次に時刻T69において、レベル検出回路111が、昇圧電圧VPのレベルが予め定める検出レベルLd未満であることを検出し、検出信号DETが活性するまで、第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cは非活性状態を維持する。
図15は、図13の第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cにおける消費電流I_VPPの周波数と消費電流I_VPPの強度との関係を示すグラフである。グラフの横軸は、消費電流I_VPPの周波数(Hz)を表し、グラフの縦軸は、消費電流I_VPPの強度(db)を表す。消費電流I_VPPの強度のピークは、第1〜第3クロック信号CLK1〜CLK3の周波数に由来する周波数1/T3と、第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cの間欠時間T4に由来する周波数1/T4のみである。
したがって従来の問題であった非活性状態から活性状態への変化時における第1〜第3クロック信号CLK1〜CLK3に非同期な第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cの動作に起因する周波数成分1/T5が生じないことがわかる。
以上のように本実施形態によれば、第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cは、オシレータ回路21から出力されるクロック信号と、このクロック信号に同期して、対応する検出信号同期化回路70A〜70Cから出力される同期化検出信号とに応じて、第1ポンプ容量53a〜53cおよび第2ポンプ容量54a〜54cが充放電される。これによって、検出信号に応じて第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cの動作が非活性状態から活性状態に変化するときに、第1ポンプ容量53a〜53cおよび第2ポンプ容量54a〜54cが充放電されることを防ぐことができるので、非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cという全てのチャージポンプ回路本体の動作をクロック信号に同期させることができる。
つまり、本実施の形態のように、ポンプ回路本体を複数に分割し、各ポンプ回路本体23A〜23Cを、位相をずらしたクロック信号で動作させる場合、各ポンプ回路本体23A〜23Cのポンプ活性信号として、各ポンプ回路本体23A〜23Cに対応したクロック信号に同期させた同期化検出信号を用いることによって、全てのポンプ回路本体23A〜23Cを、非活性状態から活性状態に変化するときも含めて、完全にクロック信号に同期して動作させることができる。
したがって、第1の実施の形態と同様に、非活性状態から活性状態に変化するときに、クロック信号に非同期なポンプ回路本体の動作に起因する消費電流ピークの発生および動作クロック周波数に無関係な周波数成分のEMIノイズの発生を防止することができる。
具体的に述べると、図14に示すように、本実施の形態では、外部電源VPPの消費電流I_VPPには、従来の検出信号DETをポンプ活性信号に用いた構成において非活性状態から活性状態に変化するときに生じていたクロック信号に非同期な消費電流パルスは存在せず、クロック信号CLK1〜3の立上り、立下りの両エッジに同期した消費電流パルスのみが存在する。したがって、従来の問題であった、検出信号に応じて非活性状態から活性状態に変化するときの各ポンプ回路本体の非同期動作によるI_VPPのピークの発生を防ぐことができる。
前述の各実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば前述の第3の実施の形態では、第1〜第3検出信号同期化回路70A〜70Cを、RSFF71a〜71cおよび同期化用インバータ72a〜72cによって構成しているが、このような構成に限らず、第1〜第3検出信号同期化回路70A〜70Cを、図10に示すDFF75によって構成してもよい。第1〜第3検出信号同期化回路70A〜70CをDFF75によって構成した場合でも、前述の第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
フラッシュメモリを搭載したマイコンチップ10を模式的に示す図である。 本発明の前提となるチャージポンプ回路20の構成を示す図である。 図2のチャージポンプ回路20の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図2のポンプ回路本体23における消費電流I_VPPの周波数と消費電流I_VPPの強度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態であるチャージポンプ回路60の構成を示す図である。 検出信号同期化回路70の真理値表を示す図である。 検出信号同期化回路70の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図5のチャージポンプ回路60の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図5のポンプ回路本体23における消費電流I_VPPの周波数と消費電流I_VPPの強度との関係を示すグラフである。 Dフリップフロップ75を示す図である。 本発明の前提となるチャージポンプ回路80の構成を示す図である。 図11のチャージポンプ回路80の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態であるチャージポンプ回路90の構成を示す図である。 図13のチャージポンプ回路90の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図13の第1〜第3ポンプ回路本体23A〜23Cにおける消費電流I_VPPの周波数と消費電流I_VPPの強度との関係を示すグラフである。
符号の説明
12,20,60,80,90 チャージポンプ回路、21 レベル検出回路、22 オシレータ回路、23 チャージポンプ回路本体、23A 第1チャージポンプ回路本体、23B 第2チャージポンプ回路本体、23C 第3チャージポンプ回路本体、70 検出信号同期化回路、70A 第1検出信号同期化回路、70B 第2検出信号同期化回路、70C 第3検出信号同期化回路、71 RSフリップフロップ、75 Dフリップフロップ。

Claims (4)

  1. 直列に接続される複数の電荷転送素子および前記複数の電荷転送素子間の接続路に介挿される複数の容量素子を備え、隣接する容量素子を交互に充放電することによって、外部電源から電荷転送素子に供給される外部電源電圧を昇圧して、外部電源電圧よりも高い昇圧電圧を出力するチャージポンプ回路本体と、
    チャージポンプ回路本体から出力される昇圧電圧と予め定める基準電圧とを比較して、比較結果に応じたレベル検出信号を出力するレベル検出回路と、
    レベル検出回路から出力されるレベル検出信号に応じて、クロック信号を出力するオシレータ回路と、
    レベル検出回路から出力されるレベル検出信号を、オシレータ回路から出力されるクロック信号に同期させた同期化検出信号を出力する検出信号同期化回路とを備え、
    チャージポンプ回路本体の各容量素子は、オシレータ回路から出力されるクロック信号と、検出信号同期化回路から出力される同期化検出信号とに応じて、充放電されることを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 前記検出信号同期化回路は、RSフリップフロップを備え、
    前記RSフリップフロップは、リセット端子に、前記レベル検出回路から出力されるレベル検出信号が与えられ、セット端子に、前記オシレータ回路から出力されるクロック信号が与えられ、反転出力端子から同期化検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
  3. 前記検出信号同期化回路は、Dフリップフロップを備え、
    前記Dフリップフロップは、データ入力端子およびリセット端子に、前記レベル検出回路から出力されるレベル検出信号が与えられ、クロック入力端子に、前記オシレータ回路から出力されるクロック信号が与えられ、出力端子から同期化検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
  4. 直列に接続される複数の電荷転送素子および前記複数の電荷転送素子間の接続路に介挿される複数の容量素子を備え、隣接する容量素子を交互に充放電することによって、外部電源から電荷転送素子に供給される外部電源電圧を昇圧して、外部電源電圧よりも高い昇圧電圧を出力する複数のチャージポンプ回路本体と、
    前記複数のチャージポンプ回路本体から出力される昇圧電圧と予め定める基準電圧とを比較して、比較結果に応じたレベル検出信号を出力するレベル検出回路と、
    レベル検出回路から出力されるレベル検出信号に応じて、前記複数のチャージポンプ回路本体にそれぞれ、クロック信号を出力するオシレータ回路と、
    前記チャージポンプ回路本体と1対1に対応して前記チャージポンプ回路本体と同数が設けられ、レベル検出回路から出力されるレベル検出信号を、オシレータ回路から対応するチャージポンプ回路本体に出力されるクロック信号に同期させた同期化検出信号を出力する複数の検出信号同期化回路とを備え、
    各チャージポンプ回路本体の各容量素子は、オシレータ回路から出力されるクロック信号と、対応する検出信号同期化回路から出力される同期化検出信号とに応じて、充放電されることを特徴とするチャージポンプ回路。
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