JP2005045507A - 非整数分周器 - Google Patents
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Abstract
【課題】単純な機能の回路を組み合わせることで構成でき、分周比の設定などを単純に行うことができる非整数分周器を提供する。
【解決手段】第1設定値Aとフリップフロップ回路15の出力とを加算する加算器11と、加算器11の出力から第2設定値Bを減算する減算器12と、第2設定値Bと加算器11の出力とを比較して比較結果を出力する比較器13と、
加算器11の出力と減算器12の出力とを入力し、第2設定値Bが加算器11の出力よりも大きい場合は加算器の出力を選択して出力し、第2設定値Bが加算器11の出力以下である場合は減算器12の出力を選択して出力するセレクタ回路14と、セレクタ回路14の出力をクロックに同期させて取り込み出力するフリップフロップ回路15とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】第1設定値Aとフリップフロップ回路15の出力とを加算する加算器11と、加算器11の出力から第2設定値Bを減算する減算器12と、第2設定値Bと加算器11の出力とを比較して比較結果を出力する比較器13と、
加算器11の出力と減算器12の出力とを入力し、第2設定値Bが加算器11の出力よりも大きい場合は加算器の出力を選択して出力し、第2設定値Bが加算器11の出力以下である場合は減算器12の出力を選択して出力するセレクタ回路14と、セレクタ回路14の出力をクロックに同期させて取り込み出力するフリップフロップ回路15とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非整数分周器に関する。
【0002】
【従来の技術】
所定の周波数(源周波数)の信号から他の所望周波数の信号を生成する分周器において、所望周波数と源周波数との比である分周比が1:非整数であっても分周することができる非整数分周器がある。例えば、源周波数が23kHzで、所望周波数が5KHzとすると、分周比は5:23=1:4.6となる。従来の非整数分周器としては、例えば、プリセットが可能な第1分周回路と、その分周回路の出力に応じて第1分周回路をプリセットする第2分周回路などからなるものが考え出されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来の非整数分周器としては、分周比N1を可逆的に指定可能とする第1カウンタと、分周比N2を可逆的に指定可能とする第2カウンタと、基準クロックと第2カウンタの出力との論理積をとり、その結果を第1カウンタに出力する論理積回路とからなるものが考え出されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭56−16353号公報
【特許文献2】
特開昭59−190724号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている従来の非整数分周器では、プリセット可能な第1分周回路と第1分周回路を所定のタイミングでプリセットする第2分周回路とが必要であり、複雑な機能回路の組み合わせで構成されていた。また、特許文献2に記載されている従来の非整数分周器では、第1及び第2の2つのカウンタが必要であり、さらに分周比(N1,N2)を設定するために複雑な計算が必要であった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、単純な機能の回路を組み合わせることで構成でき、分周比の設定などを単純に行うことができる非整数分周器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。
即ち、請求項1に記載された発明に係る非整数分周器は、第1設定値(a)と第2設定値(b)との比を分周比とする非整数分周器において、前記第1設定値(a)と前記非整数分周器の出力(g)とを加算する加算器と、前記加算器の出力から前記第2設定値を減算する減算器と、前記第2設定値(b)と前記加算器の出力(c)とを比較して比較結果(e)を出力する比較器と、前記加算器の出力(c)と前記減算器の出力(d)と前記比較器の出力(e)とを入力し、前記第2設定値(b)が該加算器の出力(c)よりも大きい場合は該加算器の出力(c)を選択して出力し、前記第2設定値(b)が該加算器の出力(c)以下である場合は該減算器の出力(d)を選択して出力するセレクタ回路と、前記セレクタ回路の出力(f)をクロックに同期させて取り込み出力(g)するものであって、該出力(g)を前記非整数分周器の出力として前記加算器に出力するとともに、該出力(g)を分周結果として出力するフリップフロップ回路とを有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された非整数分周器において、前記第2設定値(b)の2分の1の値を出力する1/2割算器と、前記1/2割算器の出力(h)と前記フリップフロップ回路の出力(g)とを比較して比較結果を出力(i)するデューティー用比較器と、前記デューティー用比較器の出力(i)を前記クロックに同期させて取り込み出力(j)するものであって、該出力(j)を分周結果として出力するデューティー用フリップフロップ回路とを有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載された発明は、第1設定値(p)と第2設定値(B)との比を分周比とする非整数分周器において、前記第1設定値(p)と前記非整数分周器の出力(r)とを加算する加算器と、前記加算器の出力(q)をクロックに同期させて取り込み出力(r)するものであって、該出力(r)を前記非整数分周器の出力(r)として前記加算器に出力するとともに、該出力を分周結果として出力するフリップフロップ回路とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る非整数分周器の構成例を示す回路図である。本実施形態に係る非整数分周器1は、第1設定値A(a)と第2設定値B(b)との比(A/B)を分周比として源クロックclkを分周するものである。そして、非整数分周器1は、加算器11、減算器12、比較器13、セレクタ回路14、フリップフロップ回路15、1/2割算器16、デューティー用比較器17及びデューティー用フリップフロップ回路18から構成されている。
【0010】
ここで、非整数分周器1は、加算器11、減算器12、比較器13、セレクタ回路14及びフリップフロップ回路15のみで構成することもできる。1/2割算器16、デューティー用比較器17及びデューティー用フリップフロップ回路18は、非整数分周器1の出力信号(分周結果)のデューティー比を50%に近づけるためのものである。
また、加算器11、減算器12、比較器13、セレクタ回路14、フリップフロップ回路15、1/2割算器16、デューティー用比較器17及びデューティー用フリップフロップ回路18はデジタル回路とする。
【0011】
第1設定値A(a)は、非整数分周器1で生成したいクロックの周波数である分周結果周波数F1の値とすることができる。第2設定値B(b)は、源クロックclkの周波数F0の値とすることができる。また、第1設定値A(a)及び第2設定値B(b)は、F1/F0=A/Bの関係が成立する値であればよい。
【0012】
例えば源クロックclkの周波数F0を23KHzとして、分周結果周波数F1を5KHzとする。すると、5KHz/23KHzを約分して5/23とする。これより、第1設定値A(a)は「5」、第2設定値B(b)は「23」とする。このとき分周比は5/23=0.21739…となる。また、第1設定値A(a)及び第2設定値B(b)は、それぞれ別個のレジスタに保持されるものとしてもよい。
レジスタに保持された第1設定値A(a)は、ビット幅が[m:0]のデジタルデータ(設定値a)として並列に非整数分周器1に入力されることが好ましい。ここで、ビット幅が[m:0]のデータとは、ビット0からビットmまでのm+1個のビットで構成されているデータを意味している。例えば、8ビット幅のデータは、ビット0からビット7までの8個のビットで構成され、[7:0]と表記される。このようにデータはビット0から始まっているので、データの桁数はmではなくm+1となる。したがって、「m」は第1設定値A(a)を示すデジタルデータの桁数−1の値となる。他のレジスタに保持された第2設定値B(b)は、ビット幅[n:0]のデジタルデータ(設定値b)として並列に非整数分周器1に入力されることが好ましい。ここで「n」は第2設定値B(b)を示すデジタルデータの桁数−1の値となる。
【0013】
次に、非整数分周器1の構成要素について説明する。加算器11は、第1設定値A(a)とフリップフロップ回路15の出力gとを加算してその加算結果(出力c)を出力するものである。減算器12は、加算器11の出力cから第2設定値B(b)を減算してその減算結果(出力d)を出力するものである。比較器13は、第2設定値B(b)と加算器11の出力cとを比較して比較結果eを出力するものである。
【0014】
セレクタ回路14は、加算器11の出力cと減算器の出力dとのうちの一方を比較器の出力eに基づいて選択し、その選択したものを出力するものである。すなわち、セレクタ回路14は、第2設定値B(b)が加算器11の出力cよりも大きい場合(b>c)、加算器11の出力cを選択して出力し、一方、セレクタ回路14は、第2設定値B(b)が加算器11の出力c以下である場合(b≦c)、減算器12の出力dを選択して出力する(出力f)。
【0015】
フリップフロップ回路15は、セレクタ回路14の出力fを源クロックclkに同期させて取り込み出力gとするものである。フリップフロップ回路15の出力gは、前述の加算器11に出力される。また、フリップフロップ回路15の出力gは、非整数分周器1の分周結果ともなる。また、フリップフロップ回路15は、リセット信号rst_nでリセットされる。例えばリセット信号rst_nが「0」になるとフリップフロップ回路15はリセットされる。
【0016】
1/2割算器16は、第2設定値B(b)を入力し、その第2設定値B(b)を1/2にして出力する(出力h)割算器である。デューティ用比較器17は、1/2割算器16の出力hとフリップフロップ回路15の出力gとを比較してその比較結果を出力iとする比較器である。デューティー用フリップフロップ回路18は、デューティー用比較器17の出力iをクロックclkに同期させて取り込み出力jとするものであって、該出力jを分周結果として出力するものである。また、デューティー用フリップフロップ回路18は、リセット信号rst_nでリセットされる。例えばリセット信号rst_nが「0」になるとデューティー用フリップフロップ回路18はリセットされる。
【0017】
次に、上記構成の非整数分周器1の動作例について図2を参照して説明する。図2は、非整数分周器1の動作例を示しており、クロックclk,設定値a,b及び出力c〜jに関するタイミングチャートである。図2に示す動作例では、第1設定値A(a)=5(図2の設定値a)、第2設定値B(b)=23(図2の設定値b)としている。これにより、非整数分周器1は、源クロックclkについての23周期(第2設定値B)の間に、5周期(第1設定値A)の分周クロックを出力する。この場合の分周比は、5/23=0.21739…である。以下、非整数分周器1の具体的な動作を説明する。
【0018】
先ず、源クロックclkの周波数F0として、生成したいクロックの周波数である分周結果周波数F1とすると、F1/F0を約分してA/Bを算出する。この算出結果のAが第1設定値A(a)となり、一方の算出結果のBが第2設定値B(b)となる。この約分の計算は、非整数分周器1にとって必ずしも必要ではない。ただし、上記約分の計算をすることにより、第1設定値A(a)及び第2設定値B(b)のビット幅が小さくなり、非整数分周器1の構成に必要なハードウェアサイズを小さくすることができるという効果を奏する。
【0019】
第1設定値aとフリップフロップ回路15の出力gとは加算器11で加算されその加算結果は加算器11の出力cとされる。この加算器11の出力cは、第1設定値A(a)から(第1設定値a+第2設定値b−1)までの範囲に収まる。減算器12では加算器11の出力cから第2設定値B(b)が減算され、その減算結果が減算器12の出力dとされる。この減算器12の出力dが使用されるのは、目的とする分周クロックの一周期に一回、源クロックの一周期時間幅だけである。この期間における減算器12の出力dの値は、0から(第1設定値a−1)までの範囲に収まる。
【0020】
第2設定値bと加算器の出力cとは比較器13で比較される。この比較において、「c<b」の場合は比較器13の出力eが「1」となり、「c≧b」の場合は比較器13の出力eが「0」となる。これにより、比較器13の出力eは、目的とする分周クロックの一周期に一回、源クロックclkの一周期時間幅だけ「0」となり、その他の時間帯は「1」となる。この比較器13の出力eを分周クロック出力とすることができる。
【0021】
そして、比較器13の出力eはセレクタ回路14を制御する信号となる。比較器13の出力eが「1」のとき、セレクタ回路14は加算器11の出力cを選択して出力する。比較器13の出力eが「0」のとき、セレクタ回路14は減算器12の出力dを選択して出力する。ここで、セレクタ回路14の出力fが減算器12の出力dとなるのは、目的とする分周クロックの一周期に一回、源クロックclkの一周期時間幅だけである。セレクタ回路14の出力fの値は、0から(第2設定値b−1)までの範囲に収まる。
【0022】
フリップフロップ回路15の出力gは、源クロックclkの立ち上がりエッジ毎に、値が第1設定値aづつ増加する。ただし、この増加において(g+a)の値が第2設定値b以上になると、次の源クロックclkの立ち上がりエッジにてフリップフロップ回路15の出力gの値は減算器12の出力d(=c−b)となる。フリップフロップ回路15の出力gの値は、0から(第2設定値b−1)までの範囲に収まる。
【0023】
したがって以上の動作により、比較器13の出力eとして、生成しようとする周波数の信号を得ることができ、非整数分周器1の分周動作は完了したこととなる。以下の動作は、非整数分周器1の応用範囲を広げるためのものであり、非整数分周器1にとって必須的な機能ではない。
フリップフロップ回路15の出力gの波形はデューティー比が50%から大きくずれている場合がある。このデューティー比を50%に近づける動作が以下の動作である。
【0024】
第2設定値bは、1/2割算器16によって半分の値にされる。この半分の値にすることは、第2設定値bを示す2進デジタル値における最下位ビットであるLSBを除くことでよく、すなわち第2設定値bを示すデジタル値を右に1ビットだけシフトさせればよく、特別なロジック回路を用いなくとも実現できる。1/2割算器16の出力hとフリップフロップ回路15の出力gとは、デューティー用比較器17で比較される。この比較によりデューティー用比較器17の出力iは、デューティー比がほぼ50%となる。また、デューティー用比較器17の出力iは、非整数分周器1の分周信号(分周結果)となる。さらに、デューティー用比較器17の出力iは、デューティー用フリップフロップ回路18においてクロックclkに同期して取り込まれ出力jとされる。デューティー用フリップフロップ回路18では、デューティー用比較器17によって生じる遅延時間のばらつきを取り除き、分周信号を源クロックclkの立ち上がりからほぼ一定時間後に変化する信号にしている。
【0025】
これらにより、本実施形態の非整数分周器1によれば、源クロックclkの周波数を第2設定値B(b)として、生成したいクロックの周波数を第1設定値A(a)とすればよいので、分周比の設定を直感的に単純に行うことができる。
ここで、第1設定値A(a)と第2設定値B(b)との比(A/B)を約分して、その約分結果の分子を新たな第1設定値A(a)とするとともに約分結果の分母を新たな第2設定値B(b)としてもよい。これにより、非整数分周器1のハードウェアサイズを小さくすることができる。
また、本実施形態の非整数分周器1によれば、図1に示すように単純な機能の回路を組み合わせることで非整数分周器を構成することができる。
【0026】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る非整数分周器について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る非整数分周器30の構成例を示す回路図である。図4は、非整数分周器30の動作を示すタイミングチャートである。本実施形態の非整数分周器30は、上記第1実施形態と同様に、第1設定値A(p)と第2設定値Bとの比(A/B)を分周比として源クロックclkを分周するものである。
ただし、本実施形態の非整数分周器30では、第2設定値Bが2のべき乗(B=2n)であるものとする。このように、第2設定値Bを2のべき乗に限定すると、比較処理及び減算処理が簡単に行えるので、非整数分周器をさらに単純化することができる。
【0027】
非整数分周器30は、加算器31とフリップフロップ回路32とで構成されている。加算器31は、第1設定値pとフリップフロップ回路32の出力rとを加算する加算器である。フリップフロップ回路32は、加算器31の出力qを源クロックclkに同期させて取り込み出力rとする。フリップフロップ回路32の出力rは、非整数分周器30の分周信号(分周結果)となる。
【0028】
加算器31の出力qのビット幅は、[n:0]である。ただし、加算器31の出力qのうちq[n]のビットを使用しないのであれば、加算器31の出力qをq[n−1:0]とすることも可能である。ここで、「n」は0以上の整数である。例えば第2設定値B[n:0]=16、とすると、16=24であり、n=4となる。
【0029】
また、フリップフロップ回路32は、加算器31の出力qのうち、第2設定値Bの最上位桁nに対応する桁以外の桁の値のみ(q[n−1:0])を、源クロックclkに同期させて取り込み出力(r[n−1]:0)として出力する選択出力手段として機能するものとしてもよい。このフリップフロップ回路32の出力(r[n−1]:0)が加算器31に入力される。
フリップフロップ回路32の出力rは、非整数分周器30の分周信号(分周結果)となる。この分周信号としては、フリップフロップ回路32の出力rのうち(r[n−1])とすることが好ましい。
【0030】
図4に示すタイミングチャートでは、第1設定値A(p)=3、第2設定値B[n:0]=16、としている。第2設定値B=16なので、n=4である。
これらにより、本実施形態の非整数分周器30によれば、第2設定値Bが2のべき乗に限定されるが、第1実施形態よりもさらに回路構成を単純化することができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0032】
以上の説明では、本発明に係る非整数分周器をすべてハードウェアで構成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明に係る非整数分周器の一部構成をソフトウェアで実現してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、単純な機能の回路を組み合わせることで非整数分周器を構成でき、かかる非整数分周器の分周比の設定などを単純に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る非整数分周器の構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る非整数分周器の動作例を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る非整数分周器の構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る非整数分周器の動作例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…非整数分周器、11…加算器、12…減算器、13…比較器、14…セレクタ回路、15…フリップフロップ回路、16…1/2割算器、17…デューティー用比較器、18…デューティー用フリップフロップ回路、30…非整数分周器、31…加算器、32…フリップフロップ回路、A…第1設定値、B…第2設定値、clk…源クロック、rst_n…リセット信号
【発明の属する技術分野】
本発明は、非整数分周器に関する。
【0002】
【従来の技術】
所定の周波数(源周波数)の信号から他の所望周波数の信号を生成する分周器において、所望周波数と源周波数との比である分周比が1:非整数であっても分周することができる非整数分周器がある。例えば、源周波数が23kHzで、所望周波数が5KHzとすると、分周比は5:23=1:4.6となる。従来の非整数分周器としては、例えば、プリセットが可能な第1分周回路と、その分周回路の出力に応じて第1分周回路をプリセットする第2分周回路などからなるものが考え出されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来の非整数分周器としては、分周比N1を可逆的に指定可能とする第1カウンタと、分周比N2を可逆的に指定可能とする第2カウンタと、基準クロックと第2カウンタの出力との論理積をとり、その結果を第1カウンタに出力する論理積回路とからなるものが考え出されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭56−16353号公報
【特許文献2】
特開昭59−190724号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている従来の非整数分周器では、プリセット可能な第1分周回路と第1分周回路を所定のタイミングでプリセットする第2分周回路とが必要であり、複雑な機能回路の組み合わせで構成されていた。また、特許文献2に記載されている従来の非整数分周器では、第1及び第2の2つのカウンタが必要であり、さらに分周比(N1,N2)を設定するために複雑な計算が必要であった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、単純な機能の回路を組み合わせることで構成でき、分周比の設定などを単純に行うことができる非整数分周器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。
即ち、請求項1に記載された発明に係る非整数分周器は、第1設定値(a)と第2設定値(b)との比を分周比とする非整数分周器において、前記第1設定値(a)と前記非整数分周器の出力(g)とを加算する加算器と、前記加算器の出力から前記第2設定値を減算する減算器と、前記第2設定値(b)と前記加算器の出力(c)とを比較して比較結果(e)を出力する比較器と、前記加算器の出力(c)と前記減算器の出力(d)と前記比較器の出力(e)とを入力し、前記第2設定値(b)が該加算器の出力(c)よりも大きい場合は該加算器の出力(c)を選択して出力し、前記第2設定値(b)が該加算器の出力(c)以下である場合は該減算器の出力(d)を選択して出力するセレクタ回路と、前記セレクタ回路の出力(f)をクロックに同期させて取り込み出力(g)するものであって、該出力(g)を前記非整数分周器の出力として前記加算器に出力するとともに、該出力(g)を分周結果として出力するフリップフロップ回路とを有することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された非整数分周器において、前記第2設定値(b)の2分の1の値を出力する1/2割算器と、前記1/2割算器の出力(h)と前記フリップフロップ回路の出力(g)とを比較して比較結果を出力(i)するデューティー用比較器と、前記デューティー用比較器の出力(i)を前記クロックに同期させて取り込み出力(j)するものであって、該出力(j)を分周結果として出力するデューティー用フリップフロップ回路とを有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載された発明は、第1設定値(p)と第2設定値(B)との比を分周比とする非整数分周器において、前記第1設定値(p)と前記非整数分周器の出力(r)とを加算する加算器と、前記加算器の出力(q)をクロックに同期させて取り込み出力(r)するものであって、該出力(r)を前記非整数分周器の出力(r)として前記加算器に出力するとともに、該出力を分周結果として出力するフリップフロップ回路とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る非整数分周器の構成例を示す回路図である。本実施形態に係る非整数分周器1は、第1設定値A(a)と第2設定値B(b)との比(A/B)を分周比として源クロックclkを分周するものである。そして、非整数分周器1は、加算器11、減算器12、比較器13、セレクタ回路14、フリップフロップ回路15、1/2割算器16、デューティー用比較器17及びデューティー用フリップフロップ回路18から構成されている。
【0010】
ここで、非整数分周器1は、加算器11、減算器12、比較器13、セレクタ回路14及びフリップフロップ回路15のみで構成することもできる。1/2割算器16、デューティー用比較器17及びデューティー用フリップフロップ回路18は、非整数分周器1の出力信号(分周結果)のデューティー比を50%に近づけるためのものである。
また、加算器11、減算器12、比較器13、セレクタ回路14、フリップフロップ回路15、1/2割算器16、デューティー用比較器17及びデューティー用フリップフロップ回路18はデジタル回路とする。
【0011】
第1設定値A(a)は、非整数分周器1で生成したいクロックの周波数である分周結果周波数F1の値とすることができる。第2設定値B(b)は、源クロックclkの周波数F0の値とすることができる。また、第1設定値A(a)及び第2設定値B(b)は、F1/F0=A/Bの関係が成立する値であればよい。
【0012】
例えば源クロックclkの周波数F0を23KHzとして、分周結果周波数F1を5KHzとする。すると、5KHz/23KHzを約分して5/23とする。これより、第1設定値A(a)は「5」、第2設定値B(b)は「23」とする。このとき分周比は5/23=0.21739…となる。また、第1設定値A(a)及び第2設定値B(b)は、それぞれ別個のレジスタに保持されるものとしてもよい。
レジスタに保持された第1設定値A(a)は、ビット幅が[m:0]のデジタルデータ(設定値a)として並列に非整数分周器1に入力されることが好ましい。ここで、ビット幅が[m:0]のデータとは、ビット0からビットmまでのm+1個のビットで構成されているデータを意味している。例えば、8ビット幅のデータは、ビット0からビット7までの8個のビットで構成され、[7:0]と表記される。このようにデータはビット0から始まっているので、データの桁数はmではなくm+1となる。したがって、「m」は第1設定値A(a)を示すデジタルデータの桁数−1の値となる。他のレジスタに保持された第2設定値B(b)は、ビット幅[n:0]のデジタルデータ(設定値b)として並列に非整数分周器1に入力されることが好ましい。ここで「n」は第2設定値B(b)を示すデジタルデータの桁数−1の値となる。
【0013】
次に、非整数分周器1の構成要素について説明する。加算器11は、第1設定値A(a)とフリップフロップ回路15の出力gとを加算してその加算結果(出力c)を出力するものである。減算器12は、加算器11の出力cから第2設定値B(b)を減算してその減算結果(出力d)を出力するものである。比較器13は、第2設定値B(b)と加算器11の出力cとを比較して比較結果eを出力するものである。
【0014】
セレクタ回路14は、加算器11の出力cと減算器の出力dとのうちの一方を比較器の出力eに基づいて選択し、その選択したものを出力するものである。すなわち、セレクタ回路14は、第2設定値B(b)が加算器11の出力cよりも大きい場合(b>c)、加算器11の出力cを選択して出力し、一方、セレクタ回路14は、第2設定値B(b)が加算器11の出力c以下である場合(b≦c)、減算器12の出力dを選択して出力する(出力f)。
【0015】
フリップフロップ回路15は、セレクタ回路14の出力fを源クロックclkに同期させて取り込み出力gとするものである。フリップフロップ回路15の出力gは、前述の加算器11に出力される。また、フリップフロップ回路15の出力gは、非整数分周器1の分周結果ともなる。また、フリップフロップ回路15は、リセット信号rst_nでリセットされる。例えばリセット信号rst_nが「0」になるとフリップフロップ回路15はリセットされる。
【0016】
1/2割算器16は、第2設定値B(b)を入力し、その第2設定値B(b)を1/2にして出力する(出力h)割算器である。デューティ用比較器17は、1/2割算器16の出力hとフリップフロップ回路15の出力gとを比較してその比較結果を出力iとする比較器である。デューティー用フリップフロップ回路18は、デューティー用比較器17の出力iをクロックclkに同期させて取り込み出力jとするものであって、該出力jを分周結果として出力するものである。また、デューティー用フリップフロップ回路18は、リセット信号rst_nでリセットされる。例えばリセット信号rst_nが「0」になるとデューティー用フリップフロップ回路18はリセットされる。
【0017】
次に、上記構成の非整数分周器1の動作例について図2を参照して説明する。図2は、非整数分周器1の動作例を示しており、クロックclk,設定値a,b及び出力c〜jに関するタイミングチャートである。図2に示す動作例では、第1設定値A(a)=5(図2の設定値a)、第2設定値B(b)=23(図2の設定値b)としている。これにより、非整数分周器1は、源クロックclkについての23周期(第2設定値B)の間に、5周期(第1設定値A)の分周クロックを出力する。この場合の分周比は、5/23=0.21739…である。以下、非整数分周器1の具体的な動作を説明する。
【0018】
先ず、源クロックclkの周波数F0として、生成したいクロックの周波数である分周結果周波数F1とすると、F1/F0を約分してA/Bを算出する。この算出結果のAが第1設定値A(a)となり、一方の算出結果のBが第2設定値B(b)となる。この約分の計算は、非整数分周器1にとって必ずしも必要ではない。ただし、上記約分の計算をすることにより、第1設定値A(a)及び第2設定値B(b)のビット幅が小さくなり、非整数分周器1の構成に必要なハードウェアサイズを小さくすることができるという効果を奏する。
【0019】
第1設定値aとフリップフロップ回路15の出力gとは加算器11で加算されその加算結果は加算器11の出力cとされる。この加算器11の出力cは、第1設定値A(a)から(第1設定値a+第2設定値b−1)までの範囲に収まる。減算器12では加算器11の出力cから第2設定値B(b)が減算され、その減算結果が減算器12の出力dとされる。この減算器12の出力dが使用されるのは、目的とする分周クロックの一周期に一回、源クロックの一周期時間幅だけである。この期間における減算器12の出力dの値は、0から(第1設定値a−1)までの範囲に収まる。
【0020】
第2設定値bと加算器の出力cとは比較器13で比較される。この比較において、「c<b」の場合は比較器13の出力eが「1」となり、「c≧b」の場合は比較器13の出力eが「0」となる。これにより、比較器13の出力eは、目的とする分周クロックの一周期に一回、源クロックclkの一周期時間幅だけ「0」となり、その他の時間帯は「1」となる。この比較器13の出力eを分周クロック出力とすることができる。
【0021】
そして、比較器13の出力eはセレクタ回路14を制御する信号となる。比較器13の出力eが「1」のとき、セレクタ回路14は加算器11の出力cを選択して出力する。比較器13の出力eが「0」のとき、セレクタ回路14は減算器12の出力dを選択して出力する。ここで、セレクタ回路14の出力fが減算器12の出力dとなるのは、目的とする分周クロックの一周期に一回、源クロックclkの一周期時間幅だけである。セレクタ回路14の出力fの値は、0から(第2設定値b−1)までの範囲に収まる。
【0022】
フリップフロップ回路15の出力gは、源クロックclkの立ち上がりエッジ毎に、値が第1設定値aづつ増加する。ただし、この増加において(g+a)の値が第2設定値b以上になると、次の源クロックclkの立ち上がりエッジにてフリップフロップ回路15の出力gの値は減算器12の出力d(=c−b)となる。フリップフロップ回路15の出力gの値は、0から(第2設定値b−1)までの範囲に収まる。
【0023】
したがって以上の動作により、比較器13の出力eとして、生成しようとする周波数の信号を得ることができ、非整数分周器1の分周動作は完了したこととなる。以下の動作は、非整数分周器1の応用範囲を広げるためのものであり、非整数分周器1にとって必須的な機能ではない。
フリップフロップ回路15の出力gの波形はデューティー比が50%から大きくずれている場合がある。このデューティー比を50%に近づける動作が以下の動作である。
【0024】
第2設定値bは、1/2割算器16によって半分の値にされる。この半分の値にすることは、第2設定値bを示す2進デジタル値における最下位ビットであるLSBを除くことでよく、すなわち第2設定値bを示すデジタル値を右に1ビットだけシフトさせればよく、特別なロジック回路を用いなくとも実現できる。1/2割算器16の出力hとフリップフロップ回路15の出力gとは、デューティー用比較器17で比較される。この比較によりデューティー用比較器17の出力iは、デューティー比がほぼ50%となる。また、デューティー用比較器17の出力iは、非整数分周器1の分周信号(分周結果)となる。さらに、デューティー用比較器17の出力iは、デューティー用フリップフロップ回路18においてクロックclkに同期して取り込まれ出力jとされる。デューティー用フリップフロップ回路18では、デューティー用比較器17によって生じる遅延時間のばらつきを取り除き、分周信号を源クロックclkの立ち上がりからほぼ一定時間後に変化する信号にしている。
【0025】
これらにより、本実施形態の非整数分周器1によれば、源クロックclkの周波数を第2設定値B(b)として、生成したいクロックの周波数を第1設定値A(a)とすればよいので、分周比の設定を直感的に単純に行うことができる。
ここで、第1設定値A(a)と第2設定値B(b)との比(A/B)を約分して、その約分結果の分子を新たな第1設定値A(a)とするとともに約分結果の分母を新たな第2設定値B(b)としてもよい。これにより、非整数分周器1のハードウェアサイズを小さくすることができる。
また、本実施形態の非整数分周器1によれば、図1に示すように単純な機能の回路を組み合わせることで非整数分周器を構成することができる。
【0026】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る非整数分周器について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る非整数分周器30の構成例を示す回路図である。図4は、非整数分周器30の動作を示すタイミングチャートである。本実施形態の非整数分周器30は、上記第1実施形態と同様に、第1設定値A(p)と第2設定値Bとの比(A/B)を分周比として源クロックclkを分周するものである。
ただし、本実施形態の非整数分周器30では、第2設定値Bが2のべき乗(B=2n)であるものとする。このように、第2設定値Bを2のべき乗に限定すると、比較処理及び減算処理が簡単に行えるので、非整数分周器をさらに単純化することができる。
【0027】
非整数分周器30は、加算器31とフリップフロップ回路32とで構成されている。加算器31は、第1設定値pとフリップフロップ回路32の出力rとを加算する加算器である。フリップフロップ回路32は、加算器31の出力qを源クロックclkに同期させて取り込み出力rとする。フリップフロップ回路32の出力rは、非整数分周器30の分周信号(分周結果)となる。
【0028】
加算器31の出力qのビット幅は、[n:0]である。ただし、加算器31の出力qのうちq[n]のビットを使用しないのであれば、加算器31の出力qをq[n−1:0]とすることも可能である。ここで、「n」は0以上の整数である。例えば第2設定値B[n:0]=16、とすると、16=24であり、n=4となる。
【0029】
また、フリップフロップ回路32は、加算器31の出力qのうち、第2設定値Bの最上位桁nに対応する桁以外の桁の値のみ(q[n−1:0])を、源クロックclkに同期させて取り込み出力(r[n−1]:0)として出力する選択出力手段として機能するものとしてもよい。このフリップフロップ回路32の出力(r[n−1]:0)が加算器31に入力される。
フリップフロップ回路32の出力rは、非整数分周器30の分周信号(分周結果)となる。この分周信号としては、フリップフロップ回路32の出力rのうち(r[n−1])とすることが好ましい。
【0030】
図4に示すタイミングチャートでは、第1設定値A(p)=3、第2設定値B[n:0]=16、としている。第2設定値B=16なので、n=4である。
これらにより、本実施形態の非整数分周器30によれば、第2設定値Bが2のべき乗に限定されるが、第1実施形態よりもさらに回路構成を単純化することができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0032】
以上の説明では、本発明に係る非整数分周器をすべてハードウェアで構成することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明に係る非整数分周器の一部構成をソフトウェアで実現してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、単純な機能の回路を組み合わせることで非整数分周器を構成でき、かかる非整数分周器の分周比の設定などを単純に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る非整数分周器の構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る非整数分周器の動作例を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る非整数分周器の構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る非整数分周器の動作例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…非整数分周器、11…加算器、12…減算器、13…比較器、14…セレクタ回路、15…フリップフロップ回路、16…1/2割算器、17…デューティー用比較器、18…デューティー用フリップフロップ回路、30…非整数分周器、31…加算器、32…フリップフロップ回路、A…第1設定値、B…第2設定値、clk…源クロック、rst_n…リセット信号
Claims (3)
- 第1設定値と第2設定値との比を分周比とする非整数分周器において、
前記第1設定値と前記非整数分周器の出力とを加算する加算器と、
前記加算器の出力から前記第2設定値を減算する減算器と、
前記第2設定値と前記加算器の出力とを比較して比較結果を出力する比較器と、
前記加算器の出力と前記減算器の出力と前記比較器の出力とを入力し、前記第2設定値が該加算器の出力よりも大きい場合は該加算器の出力を選択して出力し、前記第2設定値が該加算器の出力以下である場合は該減算器の出力を選択して出力するセレクタ回路と、
前記セレクタ回路の出力をクロックに同期させて取り込み出力するものであって、該出力を前記非整数分周器の出力として前記加算器に出力するとともに、該出力を分周結果として出力するフリップフロップ回路とを有することを特徴とする非整数分周器。 - 前記第2設定値の2分の1の値を出力する1/2割算器と、
前記1/2割算器の出力と前記フリップフロップ回路の出力とを比較して比較結果を出力するデューティー用比較器と、
前記デューティー用比較器の出力を前記クロックに同期させて取り込み出力するものであって、該出力を分周結果として出力するデューティー用フリップフロップ回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の非整数分周器。 - 第1設定値と第2設定値との比を分周比とする非整数分周器において、
前記第1設定値と前記非整数分周器の出力とを加算する加算器と、
前記加算器の出力をクロックに同期させて取り込み出力するものであって、該出力を前記非整数分周器の出力として前記加算器に出力するとともに、該出力を分周結果として出力するフリップフロップ回路とを有することを特徴とする非整数分周器。
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