WO2004108818A1 - 非架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線およびワイヤーハーネス - Google Patents

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Mamoru Kondo
Masashi Sato
Tatsuya Hase
Hiroshi Hayami
Osamu Ohama
Masuo Iida
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Autonetworks Technologies, Ltd.
Sumitomo Wiring Systems, Ltd.
Sumitomo Electric Industries, Ltd.
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Abstract

十分な難燃性、機械的特性、柔軟性及び加工性を有するとともに、長期にわたって劣化せず、耐熱特性に優れた非架橋型難燃性樹脂組成物、これを用いた絶縁電線、ワイヤーハーネスを提供すること。(A)プロピレン単量体の含有率が50重量%以上であるプロピレン系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂中に、(B)金属水和物、(C)ヒンダードフェノール系酸化防止剤、(D)イオウ系酸化防止剤および(E)金属酸化物を含有させた組成物とする。(D)成分としては、イミダゾール系化合物、(E)成分としては、亜鉛の酸化物を好ましく用いる。また、当該組成物を絶縁被覆材に用いたノンハロゲン系絶縁電線とし、この電線をワイヤーハーネスの電線束中に使用する。

Description

非架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線およびヮ ィヤーハーネス
技術分野
本発明は、 非架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線 およびワイヤーハーネスに関し、 さらに詳しくは、 自動車などの車両部 品、 電気 ·電子機器部品などに用いられる絶縁電線の絶縁被覆材として 好適な非架橋型難燃性樹脂組成物ならびにこれを用いた絶縁電線および ワイヤ—ハーネスに関するものである。
背景技術 '
従来、 自動車などの車両部品、 電気 ·電子機器部品などの配線に用い られる絶縁電線の絶縁被覆材としては、 一般に、 難燃性に優れた塩化ビ ニル樹脂が広く用いられており、 これに耐摩耗性や引張強さ、 引張伸び などの機械的特性、 柔軟性および加工性などの各種必要特性に応じて、 可塑剤や安定剤などの添加剤が適宜配合され、 また、 これら添加剤の種 類や配合量が調整されてきた。
しかしながら、 塩化ビニル樹脂は、 それ自身難燃性を備える反面、 分 子鎖中にハロゲン元素を有しているため、 車両の火災時や電気 ·電子機 器の焼却廃棄時の燃焼時に有害なハロゲン系ガスを大気中に放出し、 環 境汚染の原因になるという問題がある。
このような背景から、 近年、 ベース樹脂にポリエチレンまたはポリプ ロピレンなどを用い、 難燃剤として水酸化マグネシウムなどの金属水和 物を添加した、 いわゆるノンハロゲン系難燃性樹脂組成物が開発されて きたが、 このノンハロゲン系難燃性樹脂組成物は、 難燃剤として金属水 和物を多量に添加する必要があるため、 耐摩耗性などの機械的特性が著 しく低下するという欠点があった。
そこで、 このような欠点を補うため、 例えば、 特許第 3 2 8 0 0 9 9 号公報には、 複数のポリオレフイン系樹脂やゴムなどをベース樹脂とし て用い、 さらに、 このベース樹脂中に特定の官能基を特定量含有させる ことにより、 ベース樹脂と金属水和物との親和性を高め、 耐摩耗性など の機械的特性を向上させる技術が開示されている。
しかしながら、 従来知られるノンハロゲン系難燃性樹脂組成物は、 難 燃性、 機械的特性、 柔軟性、 加工性、 耐熱性を有しているものの、 絶縁 電線の絶縁被覆材として使用した場合には、 以下のような問題が生じる ことが判明した。
すなわち、 自動車などの車両において絶縁電線を使用する場合、 一般 に、 複数の絶縁電線をひとまとまりに束ねて電線束とし、 この電線束の 外周に、 テープ状、 チューブ状またはシート状などの種々の形状からな る保護材を卷回することによりワイヤ一ハーネスとして使用することが 多い。
この際、 このワイヤーハーネスを構成する絶縁電線としては、 絶縁被 覆材としてノンハロゲン系難燃性樹脂組成物を用いたノンハロゲン系絶 縁電線のみならず、 これまでの実績などから、 絶縁被覆材としてポリ塩 化ビニルなどの塩化ビエル樹脂組成物を用いた塩化ビニル系絶縁電線な どもふんだんに使用されている。
そのため、 ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビエル系絶縁電線との混在 を完全に避けるのは困難な状況にあり、 このような状況の下、 ノンハロ ゲン系絶縁電線が塩化ビニル系絶縁電線などと接触した状態で使用され ると、電線束中のノンハロゲン系絶縁電線の絶縁被覆材が著しく劣化し、 耐熱特性が悪化するという問題が生じる'ことが判明した。
さらに、通常、電線束に巻回されるワイヤーハーネス保護材の基材は、 塩化ビ二ル樹脂組成物などが多く用いられていることから、 ノンハロゲ ン系絶縁電線が塩化ビニル系ワイヤーハーネス保護材などと接触した状 態で使用されても、 同様の問題が生じることが判明した。
これら問題の原因としては、 詳細なメカニズムまでは解明されていな いが、 塩化ビニル系絶縁電線や塩化ビニル系ワイヤーハーネス保護材な どとノンハロゲン系絶縁電線とが接触すると、 ノンハロゲン系難燃性樹 脂組成物からなる絶縁被覆材中の酸化防止剤が著しく消費されるか、 あ るいは、 酸化防止剤そのものが塩化ビニル系絶縁電線や塩化ビニル系ヮ ィヤーハーネス保護材中に移行するためではないかと推測されている。 いずれにせよ、 この種の劣化の問題を早期に解決する必要があった。 そこで、 本発明が解決しょうとする課題は、 上記問題点を回避でき、 十分な難燃性、 機械的特性、 柔軟性および加工性を有するとともに、 長 期にわたって劣化せず、 耐熱特性に優れた非架橋型難燃性樹脂組成物を 提供することにある。
また、 絶縁被覆材として、 上記非架橋型難燃性樹脂組成物を用いたノ ンハロゲン系絶縁電線、 このノンハロゲン系絶縁電線を含んだワイヤ一 ハ一ネスを提供することにある。 発明の開示
これら課題を解決するため、 本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物 は、 (A )プロピレン単量体の含有率が 5 0重量%以上であるプロピレン 系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂中に、 (B ) 金属水和物、 (C ) ヒンダ —ドフヱノール系酸化防止剤、 (D ) ィォゥ系酸化防止剤および(E )金 属酸化物を含有してなることを要旨とする。
この際、 各成分の配合量としては、 前記 (A ) 非架橋型ベース樹脂 1 0 0重量部に対して、 前記 (B ) 金属水和物 3 0〜2 0 0重量部、 前記 ( C )ヒンダードフヱノール系酸化防止剤 0 . 5〜 1 0重量部、前記( D ) ィォゥ系酸化防止剤 0 . 5〜2 ◦重量部および前記(E )金属酸化物 0 · 5〜2 0重量部の範囲内とするのが好ましい。
また、 前記 (D ) ィォゥ系酸化防止剤は、 イミダゾール系化合物であ ることが好ましい。
また、 前記 (E ) 金属酸化物は、 亜鉛 (Z n )、 アルミニウム (A l )、 マグネシウム (M g )、 鉛 (P b ) およびスズ (S n ) から選択される少 なくとも 1種の金属の酸化物であることが好ましい。
また、 前記 (B ) 金属水和物は、 水酸化マグネシウムまたは水酸化ァ ルミニゥムであることが好ましい。
一方、 本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線は、 上記非架橋型難燃性 樹脂組成物を導体の外周に被覆してなることを要旨とする。
また、 本発明に係るワイヤーハ一ネスは、 上記ノンハロゲン系絶縁電 線単独からなる単独電線束または上記ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビ ニル系絶縁電線とを少なく とも含んでなる混在電線束を、 ノンハロゲン 系樹脂組成物、 塩化ビニル樹脂組成物または当該塩化ビエル樹脂組成物 以外のハロゲン系樹脂組成物を基材として用いたワイヤーハーネス保護 材により被覆してなることを要旨とする。
本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物によれば、 ( A )プロピレン単 量体の含有率が 5 0重量%以上であるプロピレン系樹脂を含む非架橋型 ベース樹脂中に、 (B ) 金属水和物、 (C ) ヒンダ一ドフヱノール系酸化 防止剤、 (D ) ィォゥ系酸化防止剤および(E )金属酸化物を含有してい るので、 燃焼時にハロゲン系ガスを発生することなく、 十分な難燃性、 耐摩耗性、 引張強さ、 引張伸びなどの機械的特性、 柔軟性および加工性 を有するとともに、 長期にわたって劣化することがなく、 耐熱特性に優 れる。
また、 上記非架橋型難燃性樹脂組成物を絶縁被覆材として用いた本発 明に係るノンハロゲン系絶縁電線、 このノンハロゲン系絶縁電線を電線 束中に含んだ本発明に係るワイヤーハ一ネスによれば、 ノンハロゲン系 絶縁電線が、 電線束中の塩化ビニル系絶縁電線、 あるいは、 電線束の外 周を覆う塩化ビニル系ワイヤーハーネス保護材ゃ当該塩化ビニル系ワイ ヤーハーネス保護材以外のハロゲン系ワイヤーハーネス保護材と接触す る形態で使用された場合でも、 絶縁被覆材が著しく劣化することなく、 長期にわたつて十分な耐熱特性が発揮される。
そのため、 本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤー ハーネスを、 自動車のエンジン回りなど、 熱源に近い環境下で使用 すれば、 長期にわたり高い信頼性を確保することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、 発明の実施の形態について詳細に説明する。 本発明に係る非架 橋型難燃性樹脂組成物は、 ( A )プロピレン単量体の含有率が 5 0重量% 以上であるプロピレン系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂中に、 ( B )金属 水和物、 (C ) ヒンダ一ドフヱノール系酸化防止剤、 (D ) ィォゥ系酸化 防止剤および (E ) 金属酸化物を含有している。 初めに、 本発明に係る 非架橋型難燃性樹脂組成物の各成分について説明する。
本発明において、 ( A )非架橋型ベース樹脂中のプロピレン系樹脂とは、 プロピレン単量体の含有率が 5 0重量%以上のものをいう。 この際、 プ ロピレン系樹脂は、 プロピレン単量体単独からなっていても良いし、 必 要に応じて、 プロピレン単量体以外の他の単量体を 1種または 2種以上 含んでいても良い。
他の単量体としては、 エチレン、 炭素数 3〜 2 0のひ一ォレフィン、 非共役ポリエンなどが挙げられる。
上記炭素数 3〜 2 0の 一ォレフィンとしては、 プロピレン、 1—ブ テン、 4一メチル一 1—ペンテン、 1 一へキセン、 1一ヘプテン、 1— ォクテン、 1—ノネン、 1—デセン、 1 _ゥンデセン、 1—ドデセン、 1一トリデセン、 1—テトラデセン、 1—ペン夕デセン、 1一へキサデ セン、 1—ヘプ夕デセン、 1一ノナデセン、 1—エイコセン、 9—メチ ルー 1ーデセン、 1 1ーメチルー 1一ドデセン、 12—ェチル一 1テト ラデセンなどが挙げられる。 また、 上記非共役ポリェンとしては、 ジシ クロペン夕ジェン、 ェチリデンノルボルネンなどが挙げられる。
また、 上記プロピレン系樹脂は、 J I S K 6758に準拠して測 定 (温度 230°C、 加重 2. 1 6k g下で測定) されるメルトフローレ イ ト (MFR) が 0. 1 g〜5 g/10分の範囲内にあるものが望まし い。 MFRが 0. l g/10分未満では、 樹脂組成物の流動性が悪くな る傾向が見られ、 MFRが 5 g/10分を越えると、 機械的特性などが 低下する傾向が見られるからである。
本発明において、 (B)金属水和物は、 難燃剤として用いるもので、 具 体的には、 水酸化マグネシウム、 水酸化アルミニウム、 水酸化ジルコ二 ゥム、 水和珪酸マグネシウム、 水和珪酸アルミニウム、 塩基性炭酸マグ ネシゥム、 ハイ ドロタルサイ トなどの水酸基または結晶水を有する化合 物などが挙げられ、これらは 1種または 2種以上併用して用いても良い。 これらのうち、 特に好ましいのは、 水酸化マグネシウム、 水酸化アルミ ニゥムである。 難燃効果、 耐熱効果が高く、 経済的にも有利だからであ
Ό
この際、 金属水和物の粒径は、 種類によって異なるが、 上記水酸化マ グネシゥム、 水酸化アルミニウムなどの場合、 平均粒径 (d5。) が◦ . 5〜5. 0 zmの範囲内にあることが望ましい。 平均粒径が 0. 5 zm 未満では、 粒子同士の二次凝集が起こり、 機械的特性が低下する傾向が 見られるからであり、 平均粒径が 5. を越えると、 機械的特性が 低下し、 絶縁被覆材として用いた場合に、 外観荒れなどが生じる傾向が 見られるからである。
また、 本発明において、 (B) 金属水和物は、 脂肪酸、 脂肪酸金属塩、 シラン力ヅプリング剤、 チタネートカツプリング剤などの表面処理剤に より表面処理が施されていても良い。 なお、 表面処理された金属水和物 を用いる場合、 予め表面処理剤により表面処理された金属水和物を組成 物中に配合しても良いし、 未処理状態の金属水和物を表面処理剤ととも に組成物中に配合して表面処理を行っても良く、 特に限定されるもので はない。
本発明において、 (C) ヒンダードフエノール系酸化防止剤としては、 ペン夕エリスリ ト一ルテトラキス [ 3— ( 3 , 5—ジ一 t e r t—プチ ルー 4—ヒドロキシフエニル)プロピオネート]、チオジェチレンビス [ 3 — (3, 5—ジー t e r t—ブチル一 4—ヒドロキシフエニル) プロピ ォネート]、ォクタデシルー 3— (3, 5—ジー t e r t—プチルー 4一 ヒドロキシフエニル) プロピオネート、 N, N, 一へキサン一 1 , 6— ジィルビス [3— (3, 5—ジ一 t e r t—プチルー 4ーヒドロキシフ ェニルプロピオンアミ ド)、 ベンゼンプロパン酸, 3, 5—ビス ( 1, 1 —ジメチルェチル) —4—ヒドロキシ, C 7— C 9側鎖アルキルエステ ル、 2, 4—ジメチルー 6— ( 1—メチルペン夕デシル) フヱノール、 ジェチル [[ 3 , 5—ビス ( 1 , 1—ジメチルェチル) 一 4—ヒドロキシ フエニル] メチル] ホスフォネート、 3, 3,, 3", 5, 5, 5" —へ キサ一 t e r t—プチル一 a, a,, a"— (メシチレン一 2 , 4 , 6— トリィル) トリ一 ρ—クレゾ一ル、 カルシウムジェチルビス [[[3, 5 —ビス ( 1 , 1—ジメチルェチル) 一 4—ヒドロキシフエニル] メチル] ホスフォネート]、 4, 6—ビス (ォクチルチオメチル) 一 0—クレゾ一 ル、 エチレンビス (ォキシエチレン) ビス [3— (5— t e rt—プチ ル一 4—ヒドロキシ一 m—トリル) プロピオネート]、へキサメチレンビ ス [3— (3, 5—ジー t e r t—プチルー 4ーヒドロキシフエニル) プロピオネート、 1 , 3, 5—トリス (3, 5—ジー t e r t—ブチル 一 4—ヒドロキシベンジル) ー 1, 3, 5—トリアジン一 2, 4, 6 (1 H, 3H, 5H) —トリオン、 1, 3, 5—トリス [(4— t e r t—ブ チル一 3—ヒドロキシ一 2, 6—キシリル) メチル] — 1, 3, 5—ト リアジン一 2, 4, 6 (1 H, 3H, 5 H) —トリオン、 2, 6— t e r t—プチルー 4一 (4, 6—ビス (ォクチルチオ) 一 1, 3, 5—ト リアジン一 2—ィルァミノ) フエノール、 2 , 6—ジー t e r t—プチ ルー 4—メチルフエノ一ル、 2, 2, 一メチレンビス (4—メチルー 6 - t θ r t—プチルフエノール)、 4 , 4 ' —ブチリデンビス ( 3—メチ ルー 6— t e r t—プチルフエノール)、 4 , 4, 一チォビス ( 3—メチ ルー 6— t e r t—ブチルフエノール)、 3, 9—ビス [2— (3— (3 — t e r t—ブチルー 4—ヒドロキシ一 5—メチルフエニル) 一プロピ ノキ) 一 1 , 1ージメチルェチル] —2, 4, 8, 10—テトラォキサ スピロ (5, 5) ゥンデカンなどが挙げられ、 これらは 1種または 2種 以上併用して用いても良い。
本発明において、 (D)ィォゥ系酸化防止剤としては、 イミダゾール系 化合物、 チアゾ一ル系化合物、 スルフェンアミ ド系化合物、 チウラム系 化合物、 ジチォ力ルバミン酸塩系化合物、 キサントゲン酸塩系化合物な どが挙げられ、 これらは 1種または 2種以上併用して用いても良い。 な お、 本発明にいうイミダゾール系化合物はィォゥ (S) 原子を含んでい る。
上記イミダゾール系化合物としては、 2—メルカプトべンズイ ミダゾ ール、 2—メルカプトメチルベンズイミダゾール、 4一メルカブトメチ ルベンズィミダゾール、 5—メルカプトメチルベンズィミダゾールなど やこれらの亜鉛塩などが挙げられる。
また、 上記チアゾ一ル系化合物としては、 2—メルカプトべンズチア ゾール、 ジ一 2—べンズチアゾ一ルジスルフイ ド、 2—メルカプトベン ズチアゾールの亜鉛塩、 2—メルカブトべンズチアゾールのシクロへキ シルァミン塩、 2— (N, N—ジェチルチオ力ルバモイルチオ) ベンズ チアゾール、 2— (4, 一モルホリノジチォ) ペンズチアゾールなどが 挙げられる。
また、 上記スルフヱンアミ ド系化合物としては、 N—シクロへキシル ― 2一べンズチアゾ一ルスルフェンアミ ド、 N— t e r t—ブチルー 2 —ベンズチアゾールスルフェンアミ ド、 N—ォキシジエチレン一 2—べ ンズチアゾールスルフェンアミ ド、 N , N—ジイソプロピル一 2—ベン ズチアゾ一ルスルフェンアミ ド、 N , N, 一ジシクロへキシル一 2—べ ンズチアゾールスルフェンアミ ドなどが挙げられる。
また、 上記チウラム系化合物としては、 テトラメチルチウラムモノス ルフアイ ド、 テトラメチルチウラムジスルフィ ド、 テトラェチルチウラ ムジスルフィ ド、 テトラブチルチウラムジスルフィ ド、 ジペンタメチレ ンチウラムテトラスルフィ ド、 テトラキス (2—ェチルへキシル) チウ ラムジスルフィ ドなどが挙げられる。
また、 上記ジチォ力ルバミン酸塩系化合物としては、 ジメチルジチォ 力ルバミン酸亜鉛、 ジェチルジチ才力ルバミン酸亜鉛、 ジー n—ブチル ジチォカルバミン酸亜鉛、 N—ェチルー N—フヱニルジチ才力ルバミン 酸亜鉛、 N—ペンタメチレンジチォ力ルバミン酸亜鉛、 ジベンジルジチ 才力ルバミン酸亜鉛などが挙げられる。
また、 上記キサントゲン酸塩系化合物としては、 イソプロピルキサン トゲン酸ナトリウム、 イソプロピルキサントゲン酸亜鉛、 プチルキサン トゲン酸亜鉛などが挙げられる。
上記ィォゥ系酸化防止剤のうち、 特に好ましいのは、 イミダゾール系 化合物である。
本発明において、 (E ) 金属酸化物としては、 亜鉛 (Z n )、 アルミ二 ゥム (A 1 )、 マグネシウム (M g )、 鉛 (P b )、 スズ (S n ) などの金 属の酸化物、 前記金属の合金の酸化物などが挙げられ、 これらは 1種ま たは 2種以上併用して用いても良い。これらのうち、特に好ましいのは、 亜鉛 (Z n ) の酸化物である。
本発明において、 上記各成分 (A ) 〜 (E ) の配合量としては、 (A ) 非架橋型ベース樹脂 1 0 0重量部に対して、 (B )金属水和物 3 0〜2 0 0重量部、 ( C )ヒンダードフヱノ一ル系酸化防止剤 0 . 5〜 1 0重量部、 ( D ) ィォゥ系酸化防止剤 0 . 5〜2 0重量部、 (E ) 金属酸化物 0 . 5 〜2 0重量部配合されていることが好ましい。
この際、 上記 (B ) 金属水和物の配合量が 3 0重量部未満では、 十分 な難燃性が得られない傾向が見られ、 2 0 0重量部を越えると、 十分な 機械的特性が得られない傾向が見られるため好ましくない。
また、 上記 (C ) ヒンダードフエノール系酸化防止剤の配合量が 0 . 5重量部未満では、 十分な耐熱特性が得られない傾向が見られ、 1 0重 量部を越えると、 その配合の効果も飽和する傾向が見られ、 さらに、 当 該組成物の使用中に添加剤が表面に添加剤が滲み出してくる傾向が見ら れるため好ましくない。
また、 上記 (D ) ィォゥ系酸化防止剤の配合量が 0 . 5重量部未満で は、十分な耐熱特性が得られない傾向が見られ、 2 0重量部を越えると、 その配合の効果も飽和する傾向が見られ、 さらに、 当該組成物の使用中 に添加剤が表面に滲み出してくる傾向が見られるため好ましくない。
また、 上記 (E ) 金属酸化物の配合量が 0 . 5重量部未満では、 十分 な耐熱特性が得られない傾向が見られ、 2 0重量部を越えると、 その配 合の効果も飽和する傾向が見られ、 加えて、 十分な機械的特性が得られ ない傾向が見られるため好ましくない。
以上、 本発明の必須成分である成分 (A ) 〜 (E ) にっき、 詳細に説 明したが、本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物には、必要に応じて、 他の任意樹脂成分としてポリオレフインまたはゴムを併用しても構わな い。 ポリオレフインとしては、 高圧ラジカル重合法による低密度ポリエ チレン、 エチレン · ひーォレフィン共重合体、 エチレン一ビニルエステ ル共重合体、 エチレン一ひ, ?一不飽和カルボン酸アルキルエステル共 重合体などが挙げられる。 また、 ゴムとしては、 エチレンプロピレン系 ゴム、 ブタジエン系ゴム、 ィソプレン系ゴム、 天然ゴム、 二トリルゴム、 イソプチレンゴムなどが挙げられる。 これらのポリオレフイン、 ゴムは 単独でも混合物でも良い。
上記エチレン · 一才レフィン共重合体に用いられる 一ォレフィン 共重合体としては、 チーグラー触媒やシングルサイ ト触媒などを用いる 中低圧法およびその他の公知の方法によるものが用いられ、 ひ—ォレフ インとしては、 エチレンおよび炭素数 3〜 2 0の 一才レフイン、 具体 的には、 プロピレン、 1—ブテン、 1—へキセン、 1—ヘプテン、 1— ォクテン、 1一ノネン、 1ーデセン、 1一ゥンデセン、 1ードデセン、 1—トリデセン、 1—テトラデセン、 1一ペン夕デセン、 1—へキサデ セン、 1—ヘプタデセン、 1一ノナデセン、 1一エイコセン、 9—メチ ル一 1ーデセン、 1 1ーメチルー 1ードデセン、 1 2—ェチル— 1テト ラデセンなどが挙げられる。
上記ェチレン一ビニルエステル共重合体に用いられるビニルエステル 単量体としては、プロピオン酸ビエル、酢酸ビニル、力プロン酸ビニル、 カプリル酸ビニル、 ラウリル酸ビエル、 ステアリン酸ビエル、 トリフル ォル酢酸ビ二ルなどが挙げられる。
上記エチレン—ひ, ^一不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体 に用いられる、 ひ, ?—不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体とし ては、 アクリル酸メチル、 メタアクリル酸メチル、 アクリル酸ェチル、 メタァクリル酸ェチルなどが挙げられる。
上記エチレンプロピレン系ゴムとしては、 エチレンおよびプロピレン を主成分とするランダム共重合体および第 3成分としてジシクロペン夕 ジェン、 ェチリデンノルボルネンなどのジェンモノマーを加えたものを 主成分とするランダム共重合体などが挙げられる。 上記ブタジエン系ゴムとしては、 ブタジエンを構成要素とする共重合 体をいい、 スチレン一ブタジエンプロック共重合体およびその水添また は部分水添誘導体であるスチレン一エチレン一ブタジエン—スチレン共 重合体、 1 , 2—ポリブタジエン、 無水マレイン酸変性のスチレンーェ チレン一ブタジエン一スチレン共重合体、 コアシェル構造を有する変性 ブ夕ジェンゴムなどが挙げられる。
上記ィソプレンゴムとしては、 ィソプレンを構成要素とする共重合体 をいい、 スチレン一ィソプレンプロック共重合体およびその水添または 部分水添誘導体であるスチレン一エチレン一イソプレン一スチレン共重 合体、 無水マレイン酸変性のスチレン一エチレン一イソプレンースチレ ン共重合体、 コアシヱル構造を有する変性イソプレンゴムなどが挙げら れる。
この際、上記ポリオレフィンまたはゴムは、 (A )非架橋型ベース樹脂 1 0 0重量部に対して、 1 0 0重量部程度まで適用される。 配合量が 1 0 0重量部を超えると、 機械的特性などが低下する傾向が見られ、 好ま しくないからである。
また、本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物中には、必要に応じて、 当該組成物の物性を損なわない範囲で他の添加剤が配合されていても良 レ、。 具体的には、 無機充填剤、 上述した酸化防止剤以外の他の酸化防止 剤、 金属不活性化剤 (銅害防止剤)、 紫外線吸収剤、 紫外線隠蔽剤、 難燃 助剤、 加工助剤 (滑剤、 ワックスなど)、 カーボンやその他の着色用顔料 など、 一般的に樹脂成形材料に使用される添加剤などが配合されていて も良く、 特に限定されるものではない。
例えば、 添加剤として無機充填剤を配合した場合には、 難燃剤である ( B ) 金属水和物の配合量を減少させることもできるし、 他の特性を付 与することもできる。 このような無機充填剤としては、 具体的には、 硫 酸カルシウム、 珪酸カルシウム、 クレー、 珪藻土、 タルク、 珪砂、 ガラ ス粉、 酸化鉄、 グラフアイ ト、 炭化珪素、 窒化珪素、 シリカ、 窒化ホウ 素、 窒化アルミニウム、 カーボンブラック、 雲母、 ガラス板、 セリサイ ト、 パイロフィライ ト、 黒鉛、 シラスパルーン、 ガラスパルーン、 軽石、 ガラス繊維、 炭素繊維、 ゥイスカー、 グラフアイ ト繊維、 シリコンカー バイ ト繊維、 アスベスト、 ワラストナイ トなどが挙げられる。
また、 本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物においては、 各種物性 を高めるために一般的に用いられる官能基を非架橋型ベース樹脂に導入 することもできる。 本発明の基本的特性である難燃性、 耐熱特性を妨げ るものではないからである。 具体的な官能基としては、 カルボン酸基ま たは酸無水基、 エポキシ基、 ヒドロキシル基、 アミノ基、 アルケニル環 状イミノエ一テル基、 シラン基などが挙げられる。
上述した本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物の製造方法としては、 特に限定されるものではなく、 公知の製造方法を用いることができる。 例えば、 必須成分である成分 (八) 〜 (£ ) と、 必要に応じて、 上記任 意樹脂成分や他の添加剤などを配合し、 これらを通常のタンブラ一など でドライブレンドしたり、あるいは、バンバリミキサ一、加圧ニーダー、 混練押出機、 二軸押出機、 ロールなどの通常の混練機で溶融混練して均 一に分散したりすることにより当該組成物を得ることができる。
次に、 本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物の作用について詳細に 説明する。
上記構成を備えた非架橋型難燃性樹脂組成物は、 (A )プロピレン単量 体の含有率が 5 0重量%以上であるプロピレン系樹脂を含む非架橋型べ —ス樹脂中に、 (B ) 金属水和物、 (C ) ヒンダードフヱノール系酸化防 止剤、 (D ) ィォゥ系酸化防止剤および(E )金属酸化物を含有している ので、 燃焼時にハロゲン系ガスを発生することなく、 十分な難燃性、 耐 摩耗性、 引張強さ、 引張伸びなどの機械的特性、 柔軟性および加工性を 有するとともに、 長期にわたって劣化することがなく、 耐熱特性に優れ る。 この際、 各成分が上述した特定の配合割合の範囲にあれば、 各特性 のバランスに優れる。
そして特に、 この非架橋型難燃性樹脂組成物をノンハロゲン系絶縁電 線の絶縁被覆材として用いた場合であって、 このノンハロゲン系絶縁電 線が、 電線束中の塩化ビニル系絶縁電線、 あるいは、 電線束の外周を覆 う塩化ビエル系ワイヤーハーネス保護材などと接触する形態で使用され る場合には、 ノンハロゲン系絶縁電線の絶縁被覆材が著しく劣化するこ となく、 長期にわたって十分な耐熱特性が発揮される。
ここで本発明において重要な点は、 (B )金属水和物を含んだ (A ) プ ロピレン系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂中に、 (C )ヒンダードフヱノ ール系酸化防止剤、 (D ) ィォゥ系酸化防止剤および(E )金属酸化物が セヅ卜で含有きれている点にある。
すなわち (B ) 金属水和物を含んだ (A ) 非架橋型ベース樹脂中に、 ( C ) ヒンダードフヱノ一ル系酸化防止剤のみ含有されている場合はも ちろんのこと、 (C ) ヒンダードフエノール系酸化防止剤と (D ) ィォゥ 系酸化防止剤の 2成分が含有されている場合であっても、 上述した本発 明に特有な作用効果が生じることはなく、 (C )ヒンダ一ドフエノール系 酸化防止剤、 (D ) ィォゥ系酸化防止剤および(E )金属酸化物の 3成分 が含有されていて初めて、 上述した本発明に特有な作用効果が生じるの である。
この点、 従来、 ゴム系材料においては、 フエノール系酸化防止剤とィ ォゥ系酸化防止剤を併用して使用することにより、 高温使用時の性能に おいて相乗効果が得られることは知られてはいる。 しかしながら、 本発 明のような、 分子構造の全く異なるプロピレン系樹脂を含む非架橋型べ —ス樹脂においては、 (C ) ヒンダ一ドフヱノール系酸化防止剤と (D ) ィォゥ系酸化防止剤とを併用して使用しただけでは、 ゴム系材料に見ら れる相乗効果は全く期待できないのである。 ところが、 このようなプロピレン系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂で あっても、 (C ) ヒンダードフエノール系酸化防止剤、 (D ) ィォゥ系酸 化防止剤の存在下の下、 さらに、 (E )金属酸化物が存在している場合に は、 明らかに長期にわたって材料が劣化することなく、 耐熱特性が改善 される。
したがって、 本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物においては、 そ の詳細なメカニズムまでは解明されていないが、 (E ) 金属酸化物が、 ( D ) ィォゥ系酸化防止剤の触媒的な役割を果たすことにより、 プロピ レン系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂中においても、 (C )ヒンダ一ドフ ヱノール系酸化防止剤と (D ) ィォゥ系酸化防止剤による相乗効果など が生じ、 上述した本発明に特有な作用効果が発現されるものと推測され る。
次に、 本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネス の構成について説明する。
本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線は、 上述した非架橋型難燃性樹 脂組成物を絶縁被覆材の材料として用いたものである。 このノンハロゲ ン系絶縁電線の構成としては、 導体の外周に直接、 絶縁被覆材が被覆さ れていても良いし、 導体とこの絶縁被覆材との間に、 他の中間部材、 例 えば、 シールド導体や他の絶縁体などが介在されていても良い。
また、 導体は、 その導体径ゃ導体の材質など、 特に限定されるもので はなく、 用途に応じて適宜定めることができる。 また、 絶縁被覆材の厚 さについても、 特に制限はなく、 導体径などを考慮して適宜定めること ができる。
上記ノンハロゲン系絶縁電線の製造方法としては ンバリミキサ一、 加圧ニーダ一、 ロールなどの通常用いられる混練機を用いて溶融混練し た本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物を、 通常の押出成形機などを 用いて導体の外周に押出被覆するなどして製造することができ、 特に限 定されるものではない。
一方、 本発明に係るワイヤ一ハーネスは、 上記ノンハロゲン系絶縁電 線単独からなる単独電線束または上記ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビ ニル系絶縁電線とを少なく とも含んでなる混在電線束が、 ワイヤーハー ネス保護材により被覆されてなる。
ここで、 本発明に言う、 塩化ビニル系絶縁電線は、 塩化ビニル樹脂組 成物を絶縁被覆材の材料として用いたものである。 ここで、 塩化ビニル 樹脂とは、 塩化ビエル単量体を主成分とする樹脂をいい、 この樹脂は、 塩化ビニルの単独重合体であっても良いし、 他の単量体との共重合体で あっても良い。 具体的な塩化ビエル樹脂としては、 ポリ塩化ビニル、 ェ チレン塩化ビニル共重合体、 プロピレン塩化ビニル共重合体などが挙げ
^れ
なお、 塩化ビニル系絶縁電線の絶縁被覆材以外の構成や電線の製造方 法については、 上述したノンハロゲン系絶縁電線とほぼ同様であるので 説明は省略する。
また、 本発明に言う、 単独電線束とは、 上記ノンハロゲン系絶縁電線 のみがひとまとまりに束ねられた電線束をいう。一方、混在電線束とは、 上記ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビ二ル系絶縁電線とを少なく とも含 み、 これら絶縁電線が混在状態でひとまとまりに束ねられた電線束をい う。 この際、 単独電線束および混在電線束に含まれる各電線の本数は、 任意に定めることができ、 特に限定されるものではない。
また、 本発明に言う、 ワイヤ一ハーネス保護材は、 複数本の絶縁電線 が束ねられた電線束の外周を覆い、 内部の電線束を外部環境などから保 護する役割を有するものである。
本発明においては、 ワイヤーハーネス保護材を構成する基材として、 ノンハロゲン系樹脂組成物、 塩化ビニル樹脂組成物または当該塩化ビニ ル樹脂組成物以外のハ口ゲン系樹脂組成物を用いる。 ノンハロゲン系樹脂組成物としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、 プロピレン一エチレン共重合体などのポリオレフィンに、 ノンハロゲン 系難燃剤などの各種添加剤を添加してなるポリォレフィン系難燃性樹脂 組成物や、 上述した本発明に係る非架橋型難燃性樹脂組成物などを用い ることができる。
また、 塩化ビニル樹脂組成物としては、 上述した塩化ビニル系絶縁電 線材料として説明したものを用いることができる。
また、 塩化ビニル樹脂組成物以外のハロゲン系樹脂組成物としては、 上記ポリオレフインにハロゲン系難燃剤などの各種添加剤を添加したも のなどが挙げられる。
なお、 基材に用いられるこれらの樹脂組成物は、 必要に応じて、 シラ ン系架橋剤などの架橋剤や電子線照射などにより架橋されていても良い。 また、 このワイヤーハーネス保護材としては、 テープ状に形成された 基材の少なくとも一方の面に粘着剤が塗布されたものや、 チューブ状、 シート状などに形成された基材を有するものなどを、 用途に応じて適宜 選択して用いることができる。
ここで、 本発明に係るワイヤーハーネスは、 上述した電線束の種類と ワイヤーハーネス保護材の種類により、 次のような組み合わせのワイヤ 一ハーネスを含んでいる。
すなわち、 本発明に係るワイヤーハーネスは、 ノンハロゲン系絶縁電 線単独からなる単独電線束を塩化ビニル系ワイヤーハーネス保護材によ り被覆したワイヤーハーネス、 ノンハロゲン系絶縁電線単独からなる単 独電線束をノンハロゲン系ワイヤーハーネス保護材により被覆したワイ ヤーハーネス、 ノンハロゲン系絶縁電線単独からなる単独電線束をハ口 ゲン系ワイヤ一ハーネス保護材により被覆したワイヤーハ一ネス、 ノン ハロゲン系絶縁電線と塩化ビ二ル系絶縁電線とを少なく とも含んでなる 混在電線束を塩化ビニル系ワイヤーハーネス保護材により被覆したワイ ヤーハ一ネス、 ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビニル系絶縁電線とを少 なくとも含んでなる混在電線束をノンハロゲン系ワイヤーハーネス保護 材により被覆したワイヤーハーネス、 ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビ 二ル系絶縁電線とを少なくとも含んでなる混在電線束をハロゲン系ワイ ヤーハーネス保護材により被覆したワイヤーハ一ネスを含んでいる。 次に、 本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネス の作用について説明する。
本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線、 このノンハロゲン系絶縁電線 を電線束中に含んだ本発明に係るワイヤーハーネスによれば、 ノンハロ ゲン系絶縁電線が、 電線束中の塩化ビエル系絶縁電線、 あるいは、 電線 束の外周を覆う塩化ビニル系ワイヤ一ハーネス保護材ゃ当該塩化ビニル 系ワイヤ一ハーネス保護材以外のハロゲン系ワイヤーハーネス保護材な どと接触する形態で使用された場合でも、 絶縁被覆材が著しく劣化する ことなく、 長期にわたって十分な耐熱特性が発揮される。
そのため、 本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハー ネスを、 自動車のエンジン回りなど、 熱源に近い環境下で使用すれば、 長期にわたり高い信頼性を確保することができる。
【実施例】
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、 本発明はこれらに よって限定されるものではない。
(供試材料および製造元など)
本実施例において使用した供試材料を製造元、 商品名、 物性値などと ともに示す。
(A) 非架橋型ベース樹脂:
( a 1 ) ポリプロピレン [出光石油化学 (株) 製、 商品名 「E 1 5 0 G K」、 M F R = 0 . 6 g/ 1 0分]
( a 2 ) ポリプロピレン [日本ポリケム (株) 製、 商品名 「B C 8 A」、 MFR= 0. 7 g/10分]
(a 3) ポリプロピレン [出光石油化学 (株) 製、 商品名 「J一 750 HP」、 MFR二 14. 0 g/10分]
(a 4) ポリプロピレン [デュポンダウエラストマ一 (株) 製、 商品名 「ノーデル I P4 & 40」、 プロピレン含有率 40%]
なお、 (a4)はプロピレン含有率が 40%であるため、本発明にいう プロピレン系樹脂ではないが、説明の便宜上、 (A)非架橋型ベース樹脂 の分類に含ませて記載している。
(B) 金属水和物:
(b 1 )水酸化マグネシウム [マーティ ンスベルグ(株)製、 商品名 「マ グニフィン H I 0」、 平均粒径約 1. 0 zm]
(b 2) 水酸化マグネシウム [昭和電工 (株) 製、 商品名 「ハイジライ ト H42」、 平均粒径約 1. 0 m]
(b 3) 水酸化マグネシウム [試薬、 平均粒径約 0. 5 m]
(b 4) 水酸化マグネシウム [試薬、 平均粒径約 5.
(b 5) 水酸化マグネシウム [試薬、 平均粒径約 0. 1 m]
(b 6) 水酸化マグネシウム [試薬、 平均粒径約 7. 0〃m]
(C) ヒンダードフヱノール系酸化防止剤:
(c 1) チバスペシャルティケミカルズ (株) 製、 商品名 「ィルガノヅ クス 1010」
(D) ィォゥ系酸化防止剤:
(d 1) 2—メルカプトべンズイミダゾール [大内新興化学工業 (株) 製、 商品名 「ノクラヅク MB」]
(d 2) 2—メルカプトメチルベンズイミダゾール [大内新興化学工業 (株) 製、 商品名 「ノクラック MMB」]
(d 3) 2—メルカプトべンズイミダゾールの亜鉛塩 [大内新興化学ェ 業 (株) 製、 商品名 「ノクラック MB Z」] (E) 金属酸化物:
(e l)酸化亜鉛 (亜鉛華) [ハクスィテック (株) 製、 商品名 「酸化亜 鉛 2種」]
その他の成分:
(X 1) 旭化成ケミカルズ (株) 製、 商品名 「タフテヅク H 1041」 (x 2) 旭化成ケミカルズ (株) 製、 商品名 「タフテヅク Ml 9 13」 (X 3) 三井 · デュポンポリケミカル (株) 製、 商品名 「HPR VR 103」
( 1 ) チバスペシャルティケミカルズ (株) 製、 商品名 「ィルガノヅ クス MD 1024」
なお、 (X 1 ) 〜 (X 3) は、 ポリオレフインまたはゴムであり、 (y 1) は、 金属不活性化剤である。
塩化ビ二ル系絶縁電線材料およびワイヤ一ハーネス保護材材料: ポリ塩化ビニル樹脂 [東ソ一 (株) 社製、 商品名 「4000M3」、 重 合度 1300 ]
ジイソノニルフタレート (D INP) [大日本インキ化学 (株) 社製、 商品名 「モノサイザ一 D INP」]
ジォクチルフタレート (DOP) [大日本インキ化学 (株)社製、 商品 名 「モノサイザ一 DOP」]
重質炭酸カルシウム [丸尾カルシウム (株) 製、 商品名 「スーパー # 1700」]
カルシウム亜鉛系安定剤 [堺化学 (株) 製、 商品名 「OW— 800」] スチレンブタジエンゴム [J SR (株) 製、 商品名 「1013N」] 天然ゴム [RS S 2号]
酸化亜鉛 [ハクスィテック (株) 製、 商品名 「酸化亜鉛 2種」] ロジン系樹脂 [荒川化学工業 (株) 製、 商品名 「エステルガム H」] (組成物および絶縁電線の作製) 初めに、 二軸混練機を用いて、 後述の表に示す各成分を混合温度 25 0°Cにて混合した後、 ペレタイザ一にてペレツト状に成形して本実施例 に係る組成物と比較例に係る組成物を得た。 次いで、 得られた各組成物 を、 '50 mm押出機により、 軟銅線を 7本撚り合わせた軟銅撚線の導体 (断面積 0. 5 mm2) の外周に 0. 28 mm厚で押出被覆し、 本実施 例に係るノンハロゲン系絶縁電線および比較例に係るノンハロゲン系絶 縁電線を作製した。
次いで、 ポリ塩化ビエル樹脂 (重合度 1300 ) 100重量部に対し て、 可塑剤として D INP (ジイソノニルフタレート) 40重量部、 充 填剤として重質炭酸カルシウム 20重量部、 安定剤としてカルシウム亜 鉛系安定剤 5重量部をオープンロールで 180°Cで混合し、 ペレタイザ 一にてペレツト状に成形したポリ塩化ビニル樹脂コンパウンドを、 50 mm押出機により、 軟銅線を 7本撚り合わせた軟銅撚線の導体 (断面積 0. 5 mm2) の外周に 0. 28 mm厚で押出被覆し、 塩化ビニル系絶 縁電線を作製した。
(ワイヤーハーネスの作製)
次に、 得られた本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、 比較例に係 るノンハロゲン系絶縁電線および塩化ビニル系絶縁電線を用いて、 ワイ ヤーハーネスを作製した。 すなわち、 任意の数のノンハロゲン系絶縁電 線と、 任意の数の塩化ビニル系絶縁電線を混在させた混在電線束を作製 し、 その外周に、 ワイヤーハーネス保護材として、 粘着剤付テープを巻 き付けることにより作製した。
この際、 粘着剤付テープは、 ポリ塩化ビニル樹脂コンパウンドからな る基材の片側表面全体に、 粘着剤として 0. 02mm厚の粘着層を設け たものであり、 当該テープの全体厚さは 0. 13mmとした。 ここで、 粘着剤付テープ材料として使用したポリ塩化ビ二ル樹脂コンパウンドは、 ポリ塩化ビニル樹脂 (重合度 1300 ) 100重量部に対して、 可塑剤 として D〇 P (ジォクチルフ夕レート) 6 0重量部、 充填剤として重質 炭酸カルシウム 2 0重量部、 安定剤としてカルシウム亜鉛系安定剤 5重 量部を配合したものを用いた。 また、 粘着剤としてはスチレンブ夕ジェ ンゴム 7 0重量部に対して、 天然ゴム 3 0重量部と、 酸化亜鉛 2 0重量 部、 ロジン系樹脂 8 0重量部を配合したものを用いた。
(試験方法)
以上のように作製した各絶縁電線について、 難燃性試験、 引張伸び試 験、 引張強度試験、 耐摩耗性試験、 柔軟性試験、 加工性試験およ 耐熱 性 A試験を行った。 一方、 ワイヤーハーネス中の絶縁電線については、 耐熱性 B試験を行った。 以下に各試験方法および評価方法について説明 する。
(難燃性試験)
J A S O D 6 1 1 - 9 4に準拠して行った。 すなわち、 ノンハロゲ ン系絶縁電線を 3 0 0 mmの長さに切り出して試験片とした。 次いで、 各試験片を鉄製試験箱に入れて水平に支持し、 口径 1 0 mmのブンゼン バーナーを用いて還元炎の先端を試験片中央部の下側から 3 0秒以内で 燃焼するまで当て、 炎を静かに取り去った後の残炎時間を測定した。 こ の残炎時間が 1 5秒以内のものを合格とし、 1 5秒を超えるものを不合 格とした。
(引張伸び試験、 引張強度試験)
J A S 0 D 6 1 1 - 9 4に準拠して行った。 すなわち、 ノンハロゲ ン系絶縁電線を 1 5 0 mmの長さに切り出し、 導体を取り除いて絶縁被 覆材のみの管状試験片とした後、 その中央部に 5 0 mmの間隔で標線を 記した。 次いで、 2 3 ± 5 °Cの室温下にて試験片の両端を引張試験機の チヤヅクに取り付けた後、 引っ張り速度 2 0 0 mm/分で引っ張り、 試 験片の破断時の荷重および標線間の距離を測定した。 引張伸びについて は 1 2 5 %以上のものを合格とし、 1 2 5 %未満のものを不合格とした。 一方、引張強度については 1 5 . 7 M P a以上のものを合格とし、 1 5 . 7 M P a未満のものを不合格とした。
(耐摩耗性試験)
J A S O D 6 1 1— 9 4に準拠し、 ブレード往復法により行った。 すなわち、 ノンハロゲン系絶縁電線を 7 5 0 mmの長さに切り出して試 験片とした。 次いで、 2 5 °Cの室温下にて、 台上に固定した試験片の絶 縁被覆材の表面を軸方向に 1 0 mmの長さにわたってブレードを往復さ せ、 絶縁被覆材の摩耗によってプレードが導体に接触するまでの往復回 数を測定した。 この際、 ブレードにかける荷重は 7 Nとし、 ブレードは 毎分 5 0回の速度で往復させた。 次いで、 試験片を 1 0 0 mm移動させ て、 時計方向に 9 0 °C回転させ、 上記の測定を繰り返した。 この測定を 同一試験片について合計 3回行い、 最低値が 1 5 0回以上のものを合格 とし、 1 5 0回未満のものを不合格とした。
(柔軟性試験)
各絶縁電線を手で折り曲げた際の手感触により判断した。 すなわち、 触感が良好のものを合格とし、 良好でないものを不合格とした。
(加工性試験)
各被覆電線の端末部の樹脂被覆部を皮剥した際に、 ヒゲが形成される か否かを確認し、 ヒゲが形成されないものを合格とし、 ヒゲが形成され るものを不合格とした。
(耐熱性 A試験)
ノンハロゲン系絶縁電線 1本を 1 5 0 °C X 7 2時間の条件下にて老化 させた後、 自己径巻き付けにより絶縁被覆材に亀裂が生じないものを合 格とし、 亀裂が生じたものを不合格とした。
(耐熱性 B試験)
ワイヤーハーネス、 すなわち、 ノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビニル 系絶縁電線をそれぞれ任意の数にて混在させた混; S電線束の外周に、 塩 化ビエル系粘着剤付テープを巻き付けたものを 1 5 0 °C x 7 2時間の条 件下にて老化させた後、 混在電線束中より任意のノンハロゲン系絶縁電 線を 1本取り出し、 自己径巻き付けにより電線被覆材に亀裂が生じない ものを合格とし、 亀裂が生じたものを不合格とした。
なお、 表 3に示す配合についてはブリードの有無も確認した。
以下の表 1〜 5に組成物の成分配合および評価結果を示す。
【表 1】 実施例 1 実施例 2 比較例 1 比較例 2
(A)非架橋型へ' -ス樹脂
(a1 ) E150GK 100
(a2) BC8A 100
(a3) J- 750HP 100
(a4)ノーテ"ル IP4640 100
(B)金属水和物
(bl )マゲニフィン H10 70 70 70 70
(C)ヒンタ "-ト 'フエノ-ル系酸化防止剤
(cl ルカ ックス 1010 3 3 3 3
(D ォゥ系酸化防止剤
(d1 )ノクラック MB 5 5 5 5
(E)金属酸化物
(el )酸化亜鉛 2種 5 5 5 5 その他の成分
(x1 )タフテック H1041 10 10 10 10
(yl )ィルカ'ノックス MD1024 1 1 1 1
難燃性 合格 合格 合格 □ 1¾· 引張伸び(%) 600 480 630 700 弓 I張強度(M Pa) 40 28 12 5 耐摩耗性 (回数) 1000 650 100 10 柔軟性 合格 合格 合格 合格 加工性 合格 合格 不合格 不合格 耐熱性 A 合格 合格 不合格 不合格 耐熱性已 ※) 合格 合格 不合格 不合格
※ ノンハロゲン系絶縁電線 (本) 10 10 10 10
※ 塩化ビニル系絶縁電線 (本) 20 20 20 20 実施例 3 実施例 4 実施例 5 実施例 6 実施例 7 比較例 3 比較例 4 比較例 5 比較例 6
(A)非架橋型 -ス樹脂
Figure imgf000027_0001
(a1 ) E150GK 100 100 100 100 100 100 100 100 100
(B)金属水和物
( 1 )マク'ニフィン1"110 30 200 20 210
(b2) /、イシ'ライト H42 70
(b3)水酸化マクネシゥム 70
(b4)水酸化マゲネシゥム 70
(b5)水酸化マク'ネシゥム 70
(b6)水酸化マゲネシゥム 70
(C)ヒンダ-ト'フ Iノ-ル系酸化防止剤
(cl ルカソックス 1010 3 3 3 3 3 3 3 3 3
(D 才ゥ系酸化防止剤
(cl1 クラック MB 5 5 5 5 5 5 5 5 5
(E)金属酸化物
(e1 )酸化亜鉛 2種 5 5 5 5 5 5 5 5 5 その他の成分
(x2)タフ亍ック M1913 10 10 10 10 10 10 10 10 10
(y1 )ィルカソックス MD1024 1 1 1 1 1 1 1 1 1 難燃性 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 合格 合格 合格 引張伸び (%) 610 650 150 620 200 650 100 320 250 弓 I張強度(M Pa) 38 50 20 45 22 50 12 11 7 耐摩耗性(回数) 900 1300 250 1 100 300 1300 100 120 80 柔軟性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 合格 合格 加工性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 不合格 不合格 耐熱性 A 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 不合格 耐熱性 ※) 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 不合格
※ ノンハロゲン系絶縁電線 (本) 10 10 10 10 10 10 10 10 10
※ 塩化ビニル系絶縁電線 (本) 20 20 20 20 20 20 20 20 20
【表 3】
実施例 8 実施例 9 実施例 10 比較例 7 比較例 8 比較例 9
(A)非架橋型へ'-ス樹脂
(a1 ) E150GK 100 100 100 100 100 100
(B)金属水和物
(b1 )マゲニフィン H10 70 70 70 70 70 70
(C)ヒンダ -ト'フエノ-ル系酸化防止剤
(c1 )ィルカ'ノックス 1010 0.5 5 10 0.1 15
(D ォゥ系酸化防止剤
(dl )ノクラック MB 5 5 5 5 5 5
(E)金属酸化物
(e1 )酸化亜鉛 2種 5 5 5 5 5 5 その他の成分
(x1 )タフテック H1041 10 10 10 10 10 10
(yl )ィルカ ックス MD1024 1 1 1 1 1 1 難燃性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 引張伸ぴ(%) 600 580 480 610 590 460 引張強度(M Pa) 40 38 32 41 39 30 耐摩耗性(回数) 1000 1300 1500 1 100 1 150 1 600 柔軟性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 加工性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 耐熱性 A 合格 合格 合格 不合格 不合格 合格 耐熱性 B X) 合格 合格 合格 不合格 不合格 合格 ブリードの有無 無し 無し 無し 無し 無し 有り
※ ノン Λロゲン系絶縁電線(本) 10 10 10 10 10 10
※ 塩化ビこル系絶縁電線 (本) 20 20 20 20 20 20
実施例 11 実施例 12実施例 13実施例 14実施例 15実施例 16実施例 17実施例 18比較例 10比較例 11 比較例 12
(A)非架橋型 Λ'-ス樹脂
(a1 ) E150GK 100 100 100 100 100 100 100 100 100
(a2)BC8A 100 100
(B)金属水和物
(bl )マゲニフィン H10 70 70 70 70 70 70 70 70 70 70 70
(C)ヒンダ-ト'フ ι>Ηレ系酸化防止剤
(c1 )ィルカ'ノックス 1010 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
(D)ィォゥ系酸化防止剤
(cM )ノクラック MB 5 5 5 5 0.5 20 0.1 25
(d2)ノクラック MMB 5
(d3)ノクラック MBZ 5
(E)金属酸化物
(el )酸化亜鉛 2種 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 その他の成分
(xl )タフテック H1041 10 10 10 10 10 10 10 10
(x3) HPR VR103 10 10
(yl ルカ'ノックス MD1024 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 難燃性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 引張伸び(%) 500 600 610 590 580 580 620 350 625 630 85 引張強度(M Pa) 30 40 42 39 30 30 38 20 37 38 17 耐摩耗性 (回数) 600 1000 1100 900 800 800 1 100 400 1150 1200 350 柔軟性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 加工性 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 耐熱性 A 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 不合格 合格 耐熱性 B (:※) 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 合格 不合格 不合格 不合格
※ ノン ΛΠゲン系絶縁電線 (本) 10 5 10 10 10 5 10 10 10 10 10
※ 塩化ビこル系絶縁電線 (本) 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20
【表 5】
Figure imgf000030_0001
本発明の一実施例に係る非架橋型難燃性樹脂組成物は、 いずれも 十分な難燃性、 引張伸び、 引張強度、 耐摩耗性などの機械的特性、 柔軟性および加工性を有するとともに、 当該組成物を絶縁被覆材と して用いたノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビニル系絶縁電線とが 混在した状態でワイヤーハーネスと して使用された場合であって も、 絶縁被覆材が劣化することなく、 長期にわたって十分な耐熱特 性を有することが確認できた。

Claims

請求の範囲
1. (A) プロピレン単量体の含有率が 5 0重量%以上であるプ 口ピレン系樹脂を含む非架橋型ベース樹脂中に、 (B )金属水和物、 (C) ヒンダードフヱノール系酸化防止剤、 (D) ィォゥ系酸化防 止剤および (E) 金属酸化物を含有してなることを特徴とする非架 橋型難燃性樹脂組成物。
2. 前記 (A) 非架橋型べ一ス樹脂 1 0 0重量部に対して、 前記 (B) 金属水和物 30〜20 0重量部、 前記 (C) ヒンダードフヱ ノール系酸化防止剤 0. 5〜 1 0重量部、 前記 (D ) ィォゥ系酸化 防止剤 0. 5〜2 0重量部および前記 (E) 金属酸化物 0. 5〜2 0重量部を含有してなることを特徴とする請求項 1に記載の非架 橋型難燃性樹脂組成物。
3. 前記 (D) ィォゥ系酸化防止剤は、 イ ミダゾール系化合物で あることを特徴とする請求項 1または 2に記載の非架橋型難燃性 樹脂組成物。 '
4. 前記 (E ) 金属酸化物は、 亜鉛 ( Z n) 、 アルミニウム (A 1 ) 、 マグネシウム ( M g ) 、 鉛 ( P b ) およびスズ ( S n ) から 選択される少なく とも 1種の金属の酸化物であることを特徴とす る請求項 1ないし 3に記載の非架橋型難燃性樹脂組成物。
5. 前記 (B) 金属水和物は、 水酸化マグネシウムまたは水酸化 アルミニウムであることを特徴とする請求項 1ないし 4に記載の 非架橋型難燃性樹脂組成物。
6 . 請求項 1ないし 5に記載の非架橋型難燃性樹脂組成物を導体の外 周に被覆してなることを特徴とするノンハロゲン系絶縁電線。
7 . 請求項 6に記載のノンハロゲン系絶縁電線単独からなる単独電線 束または請求項 6に記載のノンハロゲン系絶縁電線と塩化ビニル系絶縁 電線とを少なくとも含んでなる混在電線束を、 ノンハロゲン系樹脂組成 物、 塩化ビニル樹脂組成物または当該塩化ビニル樹脂組成物以外のハロ ゲン系樹脂組成物を基材として用いたワイヤ一ハーネス保護材により被 覆してなることを特徴とするワイヤ一ハーネス。
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