明 細 書 ダイバーズ ffl† 報処理 ¾1S 技術分野
本発明は、 ダイバーズ ffl† 報処理装置に関し、 特にダイバーのダイ ビング中の 浮上時における圧力減少率をダイバーに報知し、 圧力変化率が大きくなりがちな r:¾所におけるダイビングのダイバーの減圧 ;および肺の 膨張愆^にかかる危険 性を低減させることに^する。
背^技術
いわゆるグイブコンピュータとも称せられるダイバーズ用怙 処 :装 におい て行われる^水後の減圧 ¾件の, fl 方法については、 KEN LOYST et al. :の 「DI VE COMPUTERS A CONSUMER'S GUIDE TO HISTORY, THEORY & PERFORMANCES Waters port Publishing Inc. ( 1991 )に ,ΐΐ細に述べられている。 また、 理論についての义 献としては、 A.A.Buhlmann-^co 「Decompression- Decompression Sicknessj 、 Sp ringer, Berlin(1984), pp.14に IL!彼の計算方法も検討されている。
そこで、 ダイバーズ用 報処理装 では、 上記の理論からグイビング中および ダイビング後の体内不活性ガスの吸収および排出を計算し、 体内不活性ガス Sを ; 時把握し、 ダイバーの減圧症にかかる危険性を低減している。
また、 減圧症を防止すると う観点からすれば、 ' 上速度が速すぎると休内に 溶け込んでいた窒素などの不活性ガスが気泡となって減圧症を起こすので、 水面 への、??上速度を守ることも重要である。 そこで、 従来のダイバーズ用怙報処理装 置では、 浮上速度を監視し、 予め設定されている 1つの浮上速度上限値よりも浮 上速度が速いときには浮上速度違反である旨の警告を発し、 ダイバーに知らせる ように構成されているものもある。 また、 浮上逨度として、 浮上時の水圧値の変化ではなく、 単位時 ίί'内における 浮上前後の水圧比の大小に着目し、 水深に応じて浮上速度上限値を設定し、 浮上
速度を監視しているダイパーズ用情報処理装置もある。
しかしながら、 これらはダイビングを行っている水面の気圧について、 なんら 考慮されていないという問題点があった。 仮に、 水面の気圧の低い高所でダイ ビ ングを行った場合と、 水面の気圧の高い低所でダイビングを行った場合を比べる と、 同じ密度で、 冏じ時簡に同じ距離だけ ^七を行ったとしても、 移動終了後の 圧力を移動^始前の圧力で割つた圧力変化率は高所でダイビングを行つたほうが 小さく、 逆に肺中の空気は、 圧力変化率に反比例し低所グイ ビングよりも膨張し やすく、 減圧症および肺の過膨張傺¾にかかる危険性は大きい。
しかるに、 従来のダイパーズ用情報処理装 ;aは、 水深に応じて浮上中の浮上速 度上限値が ¾定されていたものもあったが、 多くのダイバーズ用情報処理装 ϋは 、 一律に-;'?上中の浮上速度上限値が設定され、 水面の気圧に閲してはなんら考慮 されていなかった。 そのため、 安全性を重視するという観点からすれば、 ^上速 度上限俯をかなり小さめに設定することになる。 その結果、 水面の気圧の い低 所のダイ ビングでは、 浮上速度に余裕があるにも関わらず浮上速度逸反である旨 の警告が頻繁に允せられ、 現状からずれた情報を提供することになる。 それとは 逆に、 浮上速度上限値を大きめに設定して警告を誤って発するのを防止しょうと すると、 減圧症を確実に防止することが困難となる。
以上の問題点に鑑みて、 本発明では、 ダイビングを行っている水面の気圧に基 づいて浮上時の圧力減少率上限値を設定し、 水面の気圧の低い高所でのダイビン グにおいても適正な浮上速度を監視することのできるダイパーズ用情報処理装置 を提供することを目的とする。
発明の 1 示
上記目的を速成するために、 本発明のダイバーズ用情報処理装置は、 圧力測定 手段と、 潜水時間を計測する潜水時間計時手段と、 前記圧力測定手段によって計 測された圧力と、 前記計時手段に基づいて、 浮上時の圧力減少率を導出する圧力 減少率導出手段と、 圧力減少率上限値を設定する圧力減少率上限値設定手段と、 前記圧力上限値設定手段によって設定された圧力減少率上限値と圧力減少率導出
手段によって導出された現在の圧力減少率とを比較する圧力減少率比較手段と、 前記圧力減少率上限値設定手段は、 ダイ ビングを行っている水面の気圧情報に基 づいて、 ダイ ビング中の浮上時における前 3ΰ圧力減少率 1:限値が設定されること を特徴とする。
本発明では、 ダイ ビングの^上時に起こる圧力減少率が適正か否かを監視する にあたって、 水面の気圧毎に所定の圧力減少率上限 ftが設定されている。 この圧 力減少率とは、 現在の絶対圧から t秒 (分) 前の絶対圧の差分を時問 tで割った であり、 现在の水而の気圧に対応する圧力減少率上限値との比較を行う。 例え ば、 圧力減少率上限値は、 水面の気圧の低い^所ダイ ビングでは小さな俯が設定 されている。 なぜなら、 単位時問あたりにおける浮上時の絶対圧の変化は、 水面 の気圧の高い低所ダイ ビングより水面の 圧の低い t;¾所ダイビングのほうが大き いからである。 すなわち、 ダイビング中の浮上時の水圧値の減少率よりもむしろ 、 単位時問あたりにおける浮上前後の絶対圧比の大小が重要な問題であり、 特開 - 1 0 - 2 5 0 6 8 3では現在の水深に応じて浮上速度上限値の設定されるよう になっているものもある。 また、 この浮上前後の絶対圧比の大小に着目したため 、 純に浮上速度を用いず、 圧力値によって浮上時の安全を監視する。 なぜなら 、 例えば、 淡水と海水など、 水の密度が ®なる場合、 同じ浮上速度でも、 圧力の 変化が^なるからである。 そこで、 本発明では、 水面の気圧の高い低所ダイ ビン グでは比較的大きな圧力減少率を許容し、 水面の気圧の低い高所ダイ ビングでは 比較的小さな圧力減少率しか許容しないように、 圧力減少率上限値を設定するこ とにより、 上時における適切な安全の判断が可能となる。
請求^ 2のダイバーズ用情報処理装置は、 請求項 1 において、 圧力減少率導出 手段によって前回導出された圧力減少率と現在導出された圧力減少率の変化率か ら、 後の圧力減少率を 測する圧力減少率予測手段を備えたことを特徴とする。 ダイビングの浮上時に急な浮上を行うと、 減圧症にかかる危険性は高まり、 さ らに急な浮上に伴う減圧により、 肺中の空気が膨張し肺の破裂も起こる危険性が ある。 これを防ぐためには、 危険な速度になつてから警告を行うことは危険であ り、 危険な速度にならないような報知の仕方が必要である。 そのためには、 圧力
減少率の変化率を調べ、 その変化率から危険な浮上速度にならないように予測す ることが大切であり、 このように危険な速度にならないように予測することは、 ダイバ一により大きな安全を提供することができる。
したがって、 この :力減少率予測手段は、 前回導出された圧力減少牛:と現在導 ,1 Πされた圧力減少率の変化率から、 潜水終了時点まで圧力減少率を予測するよう になっていることが好ましく、 浮上を行なう場合は、 数秒後の圧力減少率を逐次 ?測できるようになつていることがより好ましい。
求 ifi 3のダイバーズ用 ½報処 ¾装 は、 求 ¾ 1において、 前記^力減少率 ヒ限 ίΰ設定 ΐ段は、 m記圧力計測手段によって計測された圧力値と予め設^され ている圧力変化率より、 ダイ ビング中の浮上時における前記圧力減少率 h限値が 設定されることを特徴とする。
ここで、 圧力変化率とは現 の絶対圧で t秒 (分) 後の絶対 ΠΙの ½を剖つた値 である。 この圧力変化率を用いれば、 現在の圧力値のみから圧力減少率上限 ίιίίが 設定できるため、 水面での気圧 tfi報や、 現在の水 ¾に ½づいて圧力減少书上限値 が設定する ΐ問が け、 処理が減少するという効果を有する。
請求項4のダイパーズ ffl† 報処理装 ΪΞは、 求項 1乃至から^求项 3までのい ずれか 1顷において、 現在の圧力減少率を報知する、 もしくは圧力減少申-上限値 と現在の圧力減少率を比較して現在の圧力減少率が前記圧力減少率上限値より大 きい場合には、 告を行う圧力減少率報知手段とを有することを特徴とする。 このように圧力减少申.を報知^段によって、 速続的に報知レベルを変えた埸合 、 現時点で圧力減少率が 加傾向にあるのか減少傾向にあるのか感笕的に把握す ることができ、 危険な圧力減少率に達する前にダイバーに危険を伝達することが 容易となる効果を右する。
前記報知レベルをアラーム音の周波数の高低によって連続的に変化させること によって、 圧力減少率を伝達することにより、 連続的な変化を表現でき、 現時点 で圧力減少率が増加傾向にあるのか'减少傾向にあるのか感党的に把握することが でき、 危険な圧力減少率に ^する mにダイバーに危険を伝達することが容易とな る効果を有する。 また、 特に、 危険な圧力減少率に近づいた場合に周波数が高く
なるようにしておけば、 危険が迫っていることが直感的に認識しやすいという効 ¾を有する。
また、 前記報知レベルをァラーム^のテンポの1 fi®によつて迚続的に変化させ ることによって、 圧力減少率を伝速することにより迚絞的な変化を表現でき、 感的に ¾時点で圧力減少率が i¾加傾向にあるのか減少傾向にあるのか把握するこ とができ、 危険な圧力減少率に達する前にダイバーに危険を伝违することが容易 となる効果を有する。 また、 特に、 危険な圧力減少率に近づいた場合にテンポが アップするようにしておけば、 人問が危険に接したときに心拍数が上がるように 、 ^感的に危険に接していることを認識しやすいという効果を有する。
さらに、 ¾記報知レベルをアラーム音の音: の大小よつて速続的に変化させる ことによって圧力減少 を银知することにより迚続的な変化を表現でき、 現時点 で圧力減少率が i¾加傾向にあるのか減少傾向にあるのか感党的に把握することが でき、 危険な圧力減少率に する前にグイバーに危険を報知することが容 ¾とな る効 をィ了する。 また、 特に、 危険な圧力減少申に近づいた場合に ί¾が大きく なるようにしておけば、 より危険性を認識させやすく、 ダイバーの注怠を喚起し やすいという効果を冇する。
また、前記報知レベルを振動アラームの振幅の大小や振動アラームの振動のテ ンポの早遅によって連続的に変化させることでもよい。 このように振動アラーム を使川すれば、 アラーム音の場合のように、 自分 身の警告か、 他人の,告か惑 わされることがなく、 それゆえ圧力減少率の†, 報が ΓΊ分に対して向けられている ことが、 期に認識でき、 Γ£力減少率が危険な に违することを予防する効果を 有する。 特に、 危険な圧力減少率に近づいた場合にテンポがアップするようにし ておけば、 人問が危険に接したときに心拍数が上がるように、 直感的に危険に接 していることを認識しやすいという効果を有する。
請求頃 5のダイバーズ用情報処理装置は、 請求項 1から請求項 4までのいずれ か 1項において、 圧力減少率の前記圧力減少率上限値に対する許容度を表示する 圧力減少率上限値表示手段を有することを特徴とする。 このように表示部を利用 し視覚に訴えることも圧力减少率の危険をダイバーに報知する手段としては有効
である。 この表示部と、 請求項 1ないし 5で述べてきた報知手段と複合させて使 用すれば、 よりダイバーへの危険の伝违が容易になる効果を有する。 なお、 求 ίΠ 1ないし 求項 5はすべてどのように ¾合させて fflいてもよく、 ダイバーにわかりやすく危険が報知され、 伝わればよい。 図面の简 ^な説明
図 1は、 本発明を適用したダイバーズ用情報処理装^の装置本体、 および腕バ ン ドの一部を示す平而図である。
図 2は、 木発明を適用したダイバーズ用^報処理装 ϋの全体プロック図である
図 3は、 本発明を適川したダイバーズ用怙報処理装; Sにおいて、 圧力減少率違 反 告を行うためのプロヅク図である。
図 4は、 木発明を適用したダイバーズ用情報処理装^において、 体内 ¾?¾ Siを 計^するためのプロック図である。
図 5は、 木発明を適用したダイバ一ズ用 報処理 ¾ [gがおする各機能を^すフ ローチャートである。
図 6は、 タイムモードおよびサ一フェスモードの衷示に関する説明図である。 図 7は、 プランモ一ドの衷示に関する説明図である。
図 8は、 設定モードの表示に関する説明図である。
図 9は、 ダイブモードの表示に関する説明図である。
図 1 0は、 ログモードの衷示に関する説明図である。
図 1 1は、 報音装證の説明図である。
図 1 2は、 振動発生装置の説明図である。
図 1 3は、 振動発生装置の動作説明図である。
図 1 4は、 振動発生装置のステ一夕に関する説明図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[全体構成]
図 1は本形態のダイバーズ用情報処理装 Kの装匿本体、 および腕バンドの一部 を示す f-面図である。 図 2はそのプロック図である。
図 1 において、 本形態の ¾処¾ ¾ ^ 1は、 いわゆるダイブコンピュータとも 称せられるものであり、 潜水中のダイバーの水深位 や潜水時問を計^してそれ らを ¾示するとともに、 潜水中に体内に蓄積される不活性ガス量、 (主に窒素量 ) を,计測し、 この計測結 から、 潜水後に陸上にあがってから体内に された 窒素が排出される時 などを衷示するものである。
この怙報処现装 ; 1は、円形の装 木体 2に対して腕時 Γΐ|-における 6時の側およ び 12時の側に腕バン ド 3 , 4がそれそれ迚結され、 これらの腕バン ド 3 , 4によ つて腕時,计と同様、 腕に装; Τίして使用することができる。 ¾ ^本体 2は、 上ケ一 スと下ケースとが完全水密状態でビス 1ヒめなどの方法で ΡίΙ定され、 その内部には 各種の 部品などが^載された基板 (図示せず) が収納されている。
装^本体 2の l iifi側には、 液晶表示パネル 1 1 を用いた表示部 1 0が構成され 、 それより腕時,计における 6時の側には 2つのプッシュボタンからなるスィ ツチ A , Bが構成されている。 ここで、 スイ ッチ A、 Bは、 報処现装; g lで行われ る各モ一ドを選択、 切り換えするための操作部 5である。
装置本体 2の上面側のうち、 腕時計における 9時の側には、 潜水を開始したか 否かを監視するための水分検知センサ一を用いた潜水動作スィ ツチ 3 0が構成さ れている。 この潜水勋作監視スィ ッチ 3 0は装 :本体の上面に露出している 2つ の電極 3 1 , 3 2を( ぇ、 これらの電極 3 1 , 3 2が海水などで導通し、 電極 3 1 , 3 2間の抵抗値が小さくなつたときに潜水を開始したものと判断する。 但し 、 この潜水動作監視スィ ッチ 3 0は、 あく まで入水したことを検出して、 ダイ ビ ングモ一ドに移行するのに用いられるだけで、 1本のダイ ビングを開始した旨を 検出するものではない。 すなわち、 情報処理装置 1 を装着した腕が海水に浸かつ ただけのこともあり、 このような場合にはダイビングを開始したものと扱うべき ではないからである。 それ故、 本形態の情報処理装匿 1では、 装置本体に内蔵の 圧力センサによって水深 (水圧) が一定以上、 たとえば、 本形態では水深値が 1
. 5 mより深くなつたときに、 ダイビングを開始したものと見なし、 かつ、 この 水深値よりも浅くなつたときにダイ ビングが終了したものと見なす。
図 2に すように、 木形態の ½報処 ¾装 IS 1は、 各極の ½報を^示するための 液品¾示パネル 1 1 , およびそれを駆動する液品ドライバ一 1 2、 各モードでの 処 を行うとともに、 各モードに応じた表示を液品表示パネル 1 1で行わせる制 御部 5 0とによって表示部 1 0が構成されている。 制御部 5 0に対しては、 スィ ツチ A, B、 および水検知センサを用いた潜水動作監視スィ ッチ 3 0からの出力 が人力されるようになっている。
ダィパーズ川 報処理 ¾ [Ξ 1では、 通常時刻の ,ト測や 水時問の監視を行うこ とから、 制御部 5 0に対しては、 允振回路 3 1からのクロック出力が分周回路 3 2を介して入力され、 時刻川カウンタ 3 3によって 1秒単位での 時が行われる ,!t時部 6 8が構成されている。
また、 ダイバーズ用情報処 装 [S 1では、 水深を計測、 ^示するとともに、 水 深 (水 ΓΙΪ ) と潜水時問とから体内に ^被される窒素ガス (不活性ガス) の ¾を計 測していく ことから、 圧力センサ 3 4 (半導体圧力センサ) 、 この圧力センサ 3 4の出力信 に対する增幅回路 3 5、 およびこの增幅回路 3 5から出力されるァ ナログ信^をデジタル信号に変換して制御部 5 ◦に出力する A / D変換回路 3 6 を (ιίίΐえる圧力計測部 6 1 が構成されている。 さらに、 情報処理装 1には報知装 IS 3 7や振動発生装置 3 8が構成され、 警告などをアラーム咅ゃ拫動としてダイ バーに伝违することが可能である。 なお、 圧力, :汁測は、 水深 ,11 "測と 圧,计測の 者を 1つのセンサで計測してもよいし、 水深計測と気圧計測とを別々のセンサを 用いて, t測してもよい。
本形態において、 制御部 5 0には、 装置全体の制御を司る C P U 5 1 と、 この C P U 5 1の制御の下に液晶ドライバ一 1 2および時刻用カウンタ 3 3を制御す る制御回路 5 2とが構成され、 R O M 5 3に格納されているプログラムに基づい て C P U 5 1が行う各処理によって後述する各モ一ドが実現される。
ダイバーズ用½報処理装 [Γί 1は、 後述するダイビングモード中、 ダイバーの圧 力減少率を監視するように構成され、 この機能は、 C P U 5 1、 R〇M 5 3、 R
A M 5 4などの機能を利用して以下の構成として実現される。
すなわち、 図 3に示すように、 ダイバーズ用情報処理装匿 1では前記の計時部
6 8の,计測結! ¾、 および圧力計測部 6 1の,计測結 に ^づいて浮上時の圧力減少 率を計測する圧力減少率導出部 7 5 1 と、 圧力計測部 6 1で計測されたダイ ビン グ P j始 mの水而の気圧怙報を ffiに、 もしくは操作部 5によって入力されたダィ ビ ング閲始前の水面の気圧愔報を基に、 圧力減少率上限値設定部 7 6によって設定 された圧力減少率上限 ft、 前述の圧力減少率導出部 7 5 1によって導出された圧 力減少 とを比較する圧力減少牛:比較部 7 9 1 と、 圧力減少率導出部 7 5 1によ つて前 M ¾出された圧力減少率と、 現時点での圧力減少率の差分をとり、 前回と ¾在の時問で剂つた圧力減少率の変化率を求め、 数秒後の 力減少率を Μする 圧力減少率 測部 7 5 2 と、 現在もしくは数秒後の JT:力減少率が ΓΓ:力減少牛: I:限 値より大きい J¾合には圧力減少率違反との 告を行い、 また、 現在もしくは数秒 後の / 力減少率を 接報知、 または、 現在もしくは数秒後の ΐ力減少 が圧力減 少率 L-.限 ίのどれく らいに ffl当するのかを報知する圧力減少率報知部 7 7 1によ つて構成されている。 ここで、 圧力減少率はダイバーが認識しやすいようにその 海水もしくは淡水の密度を考慮した浮丄:速度に変換して報知してもよい。 また、 压力減少率 ヒ限値設定部 7 6は現在の圧力値から圧力変化率を用いて圧力減少率 上限 iを設定してもよい。 圧力減少率導出部 7 5 1は図 2に示した C P U 5 1 、 R O M 5 3、 R A M 5 4の演 機能として突現される一方、 圧力減少率報知部 7 7 1は、 図 2に示した C P U 5 1、 R 0 M 5 3、 R A M 5 4、 報知装 3 7、 振 動発生装; S 3 8、 液晶パネル 1 1での表示などの機能として実現される。
本形態において、 圧力減少率報知部 7 7 1は、 前記の圧力減少率上限値設定部
7 6によって設定され R〇M 5 3に格納されている水面の気圧範 11毎の圧力減少 率上限値と現在の圧力減少率を比較部 7 9 1によって比較して、 現在の圧力減少 率が現在の水面気圧に対応する圧力減少率上限値より大きい場合には液晶表示パ ネル 1 1での表示、 報音装匿 3 7からのアラーム音の発生、 さらに振動 ¾生装匿 3 8からダイバーへの振動の伝達などの方法で圧力減少率違反の警告を行い、 圧 力減少率上限値より遅く状態に戻った時点で圧力減少率違反の警告を停止する。
また、 本形態において、 圧力減少率報知部 7 7 1は、 圧力減少率導出部 7 5 1 によって得られた圧力減少率の情報を、 報音装置 3 7からアラーム音の周波数を 圧力減少率が大きくなるにつれ、 周波数が高くなるように変化させることによつ て伝達する。 アラーム音の周波数を変えるばかりではなく、 アラーム音のテンポ を変えたり、 アラーム咅の ¾量を変えたり してもよい。 また、 圧力減少率報知部 7 7 1は、 振動発生装置 3 8を用いてもよく、 振動の振幅の大小や、 振動のテン ポなどでもよい。 また、 圧力減少率報知部 7 7 1は、 表示 1 1 を用いてもよく、 圧力減少率 ¾出部 7 5 1で得られた圧力減少率と圧力減少率上限値設定部 7 6に よって設定された ίΕ力減少率上限値から、 圧力減少牛: J:限値に対する現時点での Π:力減少申-許容度を圧力減少率比較部 7 9 1によって、 圧力減少率許容度を導出 し、 その ¾出結果を衷示 1 1で表示される。 なお、 その表示方法としては、 図 1 のバ一グラフ 1 1 8のようにグラフィカルに表示するとよい。
さらに、 圧力減少率報知部 7 7 1はこれら報音装匿 3 7 , 振動允生装 15: 3 8、 表示 1 1 を組み合わせてもよい。
また、 ダイバーズ用 報処 ¾装置 1には、 圧力計測部 6 1が計測した水深値が 1 . 5 m (潜水 L¾始判定 ffl水深値) より深くなつたときから 1 . 5 m (潜水終了 判定用水深値) より浅くなつたときまでを 1回の潜水動作としてこの問の^水結 果 (ダイビングの日付、 潜水時間、 最大水深、 などの様々なデータ) を R A M 5 4に記憶、 保持しておく潜水結果記録部 Ί 8が構成されている。 この潜水結果記 録部 7 8も、 図 2に示した C P U 5 1, R 0 M 5 3、 R A M 5 4の機能として突 現される。 ここで、 潜水結果記録部 7 8は、 圧力減少率報知部 7 7 1がー回の潜 水で速続して複数回の 告、 たとえば連続して 2回以上の警告を発したときに圧 力減少率違反があった旨を潜水結果として記録するように構成され、 後述する口 グモードにおいて過去の潜水結果が再生、 表示されるときには、 ダイ ビング中に 圧力減少率違反があった旨も再生、 表示される。 また、 潜水結果記録部 7 8は、 圧力計測部 6 1が計測した水深値が 1 . 5 m (潜水開始判定用水深値) より深く なったときから、 1 . 5 m (潜水終了判定用水深値) より浅くなるまでの問、 計 時部 6 8の計測結果に基づいて潜水時間の計測を行い、 潜水時間が 3分未満であ
れば、 この間の潜水は一回の潜水として扱わず、 その間の潜水結果については記 録しない。 潜水結果記録部 7 8では、 潜水結果が最大 1 0本のログデータとして ,ίΰ録、 保持され、 それ以 ヒ潜水した場 には古いデータから顺に削除されるので 、 りのような短時 のグイビングも記録すると、 ¾要なダイ ビングの結果が 削除されてしまうからである。
[報 づ g生回路の説明]
ここで、 報音允生回路について、 図 1 1 を用いて説明する。
図 1 1に すように、 報 ¾允 冋路は、 ^圧コィル 3 7 1、 圧 ブザー 3 7 2、 IC 373、 トランジスタ 374、 ブザー駆! 源 375より構成されてい る。 ブザー駆動用電源 3 7 5から、 昇圧コイル 3 7 1に電気が供給されて^圧が 行なわれる。 これによつて、 圧電 fブザー 37 2に交流電圧が印加され、 報音 (アラーム が発生される。
[振勋允生装^の説 Π月]
次に、 ¾ 允生装 について、 図 1 2、 図 1 3、 図 1 4を用いて説叨する。 図 1 2に示すようなステップモータに偏心おも り 3 8 4を設け、 迚続 |tj]転させ て振動を伝え、 振動アラームを伝えるものである。
振動アラーム用ステツブモータの構成は、 ロータ 3 8 5、 ステ一タ 3 8 2 a、 ス テ一タ 3 8 2 b、 磁心 3 8 7、 単相駆動コイル 3 8 1 を備えて構成される。 さらに、 ロータ 3 8 5には、 回転軸 3 8 2に永久磁石 3 8 9及び 心おも り 3 84が同軸上に取り付けられている。
永久磁石 2 89は、 iに希 ±類系の素材からなり、 たとえばサマリウムコバル ト系を使用し、 少なく とも 2極以上に着磁されていることが好ましい。
偏心おもり 3 8 4は、 振動による報知効果を高めるため、 重金屈から構成され ていることが好ましく、 たとえば金合金、 タングステン合金などを用いる。 ロータ 38 5は、 2片のステータ 382 a、 38 2 bにより囲まれるように配置 されている。
図 1 4に、 ステ一夕近傍の拡大図を示す。
2片のステ一タ 3 8 2 a、 382 bは、 互いに偏心した位置で対向させられ、 磁
心 387と磁気回路を形成するため、 ねじ 380で固定されている。
さらに、 ステ一タ 382 a、 382 b及び磁心 387は、 透磁率を高めるため、 H透磁 4';部材、 たとえばパーマロイ合金などを用いるのが好ましい。 また、 磁心 387には、 相の駆動コイルが卷回されている。
振動アラーム川ステップモータの駆動回路は、 図 1 2に示すように、 CPU 5 1、 ステアリ ング回路 38 6、 ドライバ回路 388より構成されており、 CPU 5 1により駆動パルス P 1を発生させ、 ステアリング回路 386に β号を送出す る。
ドライバ回路 388は、 PMQ S トランジスタ T r 1、 PMO S トランジスタ T r 4、 NM〇 S トランジスタ T r 2、 NMO S トランジスタ T r 3を ί/iSえて構 成されている。
ステアリ ング问路 386のコン トロール信号 C 1〜C 4のうち、 PMO S トラ ンジスタ T r 1のゲートにはコン トロール信^ C 1が入力され、 N M 0 S トラン ジスタ T r 2にはコン トロール信 C 2が入力され、 NMO S トランジスタ T r 3にはコン トロール C 3が人力され、 PMO S トランジスタ T r 4のゲート にはコン トロール信 S-C 4が入力されている。
駆動コィル 38 1の一方の端子は、 PMO S トランジスタ T r l及び NMO S トランジスタ T r 2のドレインに接続されている。 また、 駆動コィル 38 1の 他方の端子は、 NMO S トランジスタ T r 3及び PMO S トランジスタ T r 4の ドレインに接絞されている。
次に、 振動アラーム発生回路の勛作について図 1 2及び図 1 3を参照して説明 する。
CPU 5 1から駆動パルス P 1が出力されていない期間においては、 ステアリ ング回路 386からのコン トロール信号 C 1〜 C 4はすべて "L" レベルであり 、 PMO S トランジスタ T r lと PMO S トランジスタ T r 4が 0 N状態となり 、 駆動コイル 38 1には、 高電位側電源電圧 Vd dが印加される。
その後、 駆動パルス P 1が出力されると、 駆動パルス P 1に同期してステアリ ング回路 386は、 コン トロール信号 C 1及びコン トロール信号 C 2を一群とし
、 コン トロール信号 C 3及びコン トロール信号 C 4を他群とし、 各群毎に交互に "H" レベルになる。
この結果、 コン トロール ^ C 1及びコン トロール ί,ΐ C 2が "Η" レベルに なると、 PMO S トランジスタ T r 1はオフ状態、 NMO S トランジスタ T r 2 はオン状態、 NMO S トランジスタ T r 3はオフ状態、 PM〇 S トランジスタ T r 4はオン状態となる。
したがって、電流は 位側電源 Vdd→ PMO S トランジスタ T r 4 駆動 コイル 38 1→NMO S トランジスタ T r 2→低 ' 位側 ίβ源 V s sというように 流れ、 ステ一タ 38 2を 1の方向に磁化してロータ 385が回転することとな る。
統いて次の駆勋パルス Ρ 1を発生し、 ステアリング回路 38 6には、 逆にコン トロール信号 C 3、 C 4を "Η" レベルとし、 コン トロール i ¾c 1、 C 2を " L" レベルとする。
したがって、 PMO S トランジスタ T r 1はオン状態、 NMO S 卜ランジスタ T r 2はオフ状態、 NMO S トランジスタ T r 3はオン状態、 PMO S トランジ スタ T r 4はオフ状態となる。
したがって、電流は 電位側電源 V d d→ PMO S トランジスタ T r 1—駆動 コイル 38 1 NMO S トランジスタ T r 3→低電位側電源 V s sというように 流れ、 ステ一タ 38 2を笫 1の方向とは逆方向の笫 2の方向に磁化してロータ 3 8 5が回転することとなる。
以降は、 1:記勛作を繰り返すことによって、 連続1転を行わせ、 IE力減少率逸 反の 告を知らせることになる。
[衷示部の説明]
再び図 1において、 液晶表示パネル 1 1の表示面は 9つの表示領域で構成され 、 これら 9つの表示領域は、 中央に位置する表示領域 1 1 Aと、 その外周側に位 匿する環状表示領域 1 1 Bとに大別される。 なお、 本実施例では表示領域 1 1 A とその外側に位匿する^状衷示領域 1 1 Bが円形の例を示したが、 円形に限定さ れるものではなく楕円形、 トラック状、 多角形でも良い。
表示領域 1 1 Aのうち、 腕時計の 1 2時の側に位置する第 1の表示領域 1 1 1 は各表示領域のうちで最も大きく構成され、 そこには、 後述するダイビングモ一 ド、 サーフェスモード (時刻モード) 、 プランニングモー ド、 ログモー ドのとき にそれそれ現 水深、 现在月口、 水深ランク、 潜水月日 (ログナンパ一) が表示 される。 笫 1の¾示領域 1 1 1 より 3時の側に位^する笫 2の^示領域 1 1 2に は、 ダイ ビングモード、 サーフェスモード (時刻モード) 、 プランニングモー ド 、 ログモー ドのときにそれそれ潜水時問、 ¾在時刻、 無減圧潜水可能時問、 潜水 ]始時刻 (^水時問) が される。 第 1の衷示領域 1 1 1 より 6時の側に位 ί する第 3の 示領域 1 1 3には、 ダイ ビングモード、 サーフェスモード ( 刻モ —ド) 、 プランニングモード、 ログモードのときにそれそれ、 iS大水深、 体内窒 素排出時^、 セーフティ レベル、 ίδ大水深 (^均水深) が表示される。 ίβ 3の^ 領域 1 1 3より 3時の側に位 する第 4の衷示領域 1 1 4には、 ダイ ビングモ —ド、 サ一フェスモード (時刻モード) 、 プランニングモード、 ログモードのと きにそれそれ無減 Ε 水可能時問、 水面 ί木止時問、 温度、 潜水終了時刻 (ig大水 深 水温) が表示される。 第 3の表示領域 1 1 3より 6 Β、ϊの側に位^する第 5の ¾示領域 1 1 5には、 ϊίϊ源容; ¾切れ 告 1 0 4や高所ランク 1 0 3が表示される 。 液品表示パネル 1 1の最も 6時の側に位置する第 6の衷示領域 1 1 6には、 休 内窒素量が、 グラフ表示される。 また、 第 6の表示領域 1 1 6より 3時の側に位 Εする第 7の表示領域 1 1 7には、 ダイ ビングモードで減圧潜水状態になったと きに、 窒素 (不活性ガス) が吸収傾向にあるのか、 排出傾向にあるかを示す領域 、 圧力減少率が高すぎる旨の圧力減少率違反 告の 1つとしての 「 S L O W」 を 表示する領域、 および潜水中に減圧潜水に至った旨の警告としての 「D E C O」 を表示する領域が構成されている。 また第 7の表示領域 1 1 7より 6時の側に位 置する第 8の表示領域 1 1 8には、 ダイ ビングモードで浮上中に変化する圧力減 少率が、 グラフ表示される。
[体内窒素量計算方法の説明]
図 4は、 本形態のダイバーズ用情報処理装置 1において体内窒素分圧 (体内不 活性ガス量) を計算するための構成例を説明するための機能プロヅク図である。
ここで示す体内窒素量の計算はあくまで一例であり、 各種の方法を用いることが できることから、 ここではそのための構成を簡単に説明しておく。 本形態のダイ パーズ川 ·報処现装 ί¾において行われる潜水後の減圧条件の計箅方法については 、 KEN LOYST et al.i?の 「DIVE COMPUTERS A CONSUMER'S GUIDE TO HISTORY, THE ORY & PERFORMANCES Watersport Publishing Inc . ( 1991 )に詳細に述べられてい る。 また、 理論についての文献としては、 A.A.Buhlmann著の 「Decompression-De compression Sicknessj、 Springer, Berlin(1984)に詳しレヽ。 これらいずれの文献 にも、 グイ ビングにより休内に溶け込んだ不活性ガスは減圧症を招くことを示唆 している。 ここで、 減圧^をより確灾に防ぐという観点からは、 A.A.Buhlmann 7 の 1 Decompression-Decompression Sicknessj 、 Springer, Berl in( 1984)、 pp.14 に ,ΐΰ載の , 1^方法も検討されている。
本形態のダイパーズ用 '報処 !>Η装 g 1では、 図 4に すように、 体内窒 を 分圧として計算するために、 図 2に示した圧力センサ一 34、 ^幅回路 35、 A /D変換 |nl路 36を利用した水深 (水圧) や気圧を測定する圧力計測部 6 1、 図 2に^した CPU 5 1 , ROM 53、 R A M 54の機能として実現される呼吸気 窒 ¾分圧 ,! I·算部 62、 図 2に示した R A M 54を利用した呼吸気窒素分圧記 tg部 63、 図 2に示した CPU 5 1、 ROM 53、 R A M 54の機能として 現され る体内窒素分圧計算部 64、 図 2に示した RAM 54を利 fflした休内窒素分圧記 惊部 6 5、 図 2に示した時刻/ TIカウン夕 33を利用した計時部 68, 図 2に示し たCPU 5 1、 R〇M53, RAM54の機能として突現され、 呼吸気窒^分压 jBts部 63と休内窒素分圧 m\部 65に記憶されているデータ比較を行う比較部
6 6 , 図 2に示した CPU 5 1 , ROM53 , R A M 54の機能として実現され る ^飽和時問選択部 67が構成されている。 これらの構成要素のうち、 呼吸気窒 素分圧計算部 62 , 体内窒素分圧計算部 64 , 比較部 6 6 , 半飽和選択部 67は 、 図 2の CPU 5 1、 ROM53、 および RAM54にてソフ トウェアとして実 現可能であるが、 ハードウェアである論理回路のみ、 あるいは、 論理冋路と CP Uを含む処理回路とソフ トウェアを組み合わせることで実現する事も可能である
この構成例では、 圧力計測部 6 1は、 時間 tに対応する水圧 P ( t ) を計算し て出力する。
呼吸 'Λ ' 分压 ,11- ^部 6 2は、 ίΈ力 ,!ト測;¾ 6 1から出力された水圧 p ( t ) に ½づいて、 呼吸気 ¾素分圧 P I N 2 ( t ) を計 し、 出力する。 呼吸 窒¾分圧 P I N 2 ( t ) は潜水中の水圧 P ( t ) より次式
P I N 2 (t) = 0. 79 x P [b a r]
により計^で求めることができる。
呼吸 ^ 素分圧 部 6 3は、 呼吸 ¾ 分 /— H計算部 6 2において上式のよう に された P I N 2 ( t ) の を記^する。
休内'牵尜分圧計算部 64は、 窒素の吸収/排出の速度が異なる紐織 ίΐϊ·に休内窒 ^分) l:PGT ( t ) を計^する。 1つの組織を例に取ると、 潜水 I t = t 0か ら t Eまでに吸収/排出する休内窒尜分厂 Π P G T ( t E ) は、 t 0時の ί木内 ¾ 分 HIPGT ( t Ε) として体内窒素分圧記^部 6 5に記憶される。 そのための計 ^式は、 ド式のとおりである。
PGT (t K) =PGT (t„)
+ {P I N2 (t„) — PGT (t o) }
x { 1 - e xp (- k (t E-t„) /T„) } ここで、 kは 験的に求められる定数である。
次に比較部 6 6により、 呼吸気窒素分圧記憶部 6 3の結果である P IN 2 ( t ) と休内¾素分圧部 5の結 ¾である PGT ( t ) を比較し、 その結 ¾、 飽和時 [ίϊ] 選択部 67によって、 体内窒素分圧計算部 64で fflいられる半飽和時 T Hを nj 変とする。
たとえば、 t = t 0時の呼吸気窒素分圧 P I N 2 (t O) , 体内窒素分圧 P G T (t 0) 力 それそれ呼吸気窒素分圧記憶部 63と体内窒素分圧記憶部 65に 憶されているとすると、 比較部 6 6はこの P I Ν 2 ( t 0 ) と PGT ( t 0 ) を比較する。
そして、 体内窒素分圧計算部 64は、 ^飽和時問選択部 67により、 次のよう に制御され、 t = t Eの時の体内窒素分圧 P G T ( t E ) が計算される。
PGT ( t„) > P I N2 ( t o) のとき
PGT ( t E) = PGT (t„)
+ {P I N2 (t„) — PGT (t„) }
x { 1 - e x p (一 k (t E— t„) / T„ , ) } P G T ( t (, ) < P I N 2 ( t n ) のとき
PGT ( t E) = PGT ( t C1)
+ {P I N2 ( ) — PGT (t (,) }
x { 1 - e x p (一 k ( t E— t„) /T„ 2) } ここで、 上記 2式では、 kは定数、 T H 2 < T H 1と計箅される。
なお、 PGT (t O) = P I N 2 (t O) のときは、 半飽和時問 TH= ( T H 2 +TH 1 ) /2として計算するのが好ましい。 また、 これらの時問 ( t 0や 、 t Eについての,卄測) は、 図 3の計時部 68によって される。
ここで PGT (t O) > P I N 2 (t O) のときは、 体内から蓥尜が排出され る 合であり、 PGT (t O) < P I N 2 (t O) のときは、 休内へ^素が吸 収される場合である。 これらの時に^飽和時問を可変するということは、 窒素が 排出される場合は、 'μ飽和時問が良く、 排出に時間がかかることを意味し、 逆に 窒素が吸収される場合は 飽和時問が短く、 呼吸にかかる時問は排出にかかる時 問と比較すると短いことになる。 このようにすれば、 体内窒素 sのシミュレ一シ ヨンをより厳密に行うことができるので、 体内窒素量の上限値を設定すれば、 現 在の体内窒 m §からみて無減圧潜水可能な時問や水面に上がつた以降、 休内 素 量が通常の状態に戻るまでの時問などを求めることができる。 それ故、 これらの 情報をダイバーに報知すれば、 潜水の安全性を高めることができる。
[各モ一ドの説明]
このように構成した情報処理装置 1は、 図 5を参照して以下に説明する各モ一 ド (時刻モード S T 1、 サーフェスモード S T 2, プランニングモード S T 3、 設定モ一ド S T 4 , ダイ ビングモード S T 5, ログモード S T 6 ) での使用が可 能である。 なお、 図 5には、 液晶表示パネル 1 1の表示領域のうち、 表示領域 1 1 Aに衷示される項目のみを表してある。
(時刻モード S T 1 )
時刻モード S T 1は、 スィ ッチ操作を行わず、 かつ、 体内窒素が平衡状態時、 |¾上で携' ίί?するときの機能であり、 液晶 ¾示パネル 1 1には现在月 Η 1 0 0 , 現 在時刻 1 0 1、 高度ランク 1 0 2 (図 1 を参照。 /高度ランクがランクの 0の場 合にはマークが表示されない。 ) が表示される。 ¾度ランク 1 0 2は、 現在の埸 所の ί¾度を S動的に計測し、 3つのランクで表示するようになっている。 現在時 刻 1 0 1はコロンが点滅することによって、 この衷示が現在時刻 1 0 1である旨 を知らせる。 たとえば、 図 5、 6に示す状態では、 現在 1 2月 5 日の 1 0時 0 6 分であると表示されている。
また、 海抜の ¾ぃ所、 低い所を上下したときも^圧が変化し、 過去のダイ ビン グの冇無にかかわらず、 休内への窒素の溶け込みや窒^の排出が起きる。 そこで
、 本形態の ½報処 ί!装 S¾ 1では、 時刻モード S T 1であってもこのような 度変 化があったときには減圧計!?を自動的に閲始し、 表示が変わる。 すなわち、 図示 を省略するが、 『;'5度が変わってからの時問、 休内窒素が平衡状態になるまでの時 、 现在から ^衡状態になるまで排出または溶け込む窒素量が表示される。 この時刻モ一ド S T 1では、 スィ ツチ Aを押すとブランニングモ一ド S T 3に 直接、 移行し、 スィ ッチ Bを押すとログモード S T 6に直接、 移行する。 また、 スィ ッチ Aを押した後、 スィ ッチ Aを押したままスイ ッチ Bを 5秒問押し絞ける と、 設定モード S T 4に移行する。
(サ一フェスモード S T 2 )
情報処现装 iS lは、 ダイ ビングの終了後、 導通していた潜水動作監視スィ ッチ 3 0が絶緑状態になると自動的にサ一フェスモ一ド S T 2に移行する。 このサ一 フェスモード S T 2は、 前回のダイ ビングから 4 8時間経過するまで、 陸上で携 帯するときの機能である。 このサ一フェスモード S T 2では、 時刻モード S T 1 で表示するデ一夕は図 6にあるように (現在月曰 1 0 0, 現在時刻 1 0 1, 高度 ランク) の他に、 ダイ ビング終了後の体内窒素量の変化の目安などを表示する。 すなわち、 体内に溶け込んだ過刺な窒素が排出され、 平衡状態になるまでの時間 が体内窒素排出時間 2 0 1 として表示される。 この体内窒素排出時問 2 0 1は、
平衡状態になるまでの時間をカウン トダウンする。 体内窒素排出時間 2 0 1が 0 時問 0 0分になった以降は、 無表示となる。 また、 潜水後の経過時問が水面休止 時問 2 0 2 として表示され、 この水而休 II:時問 2 0 2は、 ダイビングモード S T 5において水深が 1 . 5 mよりも浅くなった時点をダイビングの終了として計時 が f¾始され、 4 8時 まで,卄測した後、 無表示となる。 従って、 · 処现 ¾ m 1 において、 ダイ ビング終了後、 4 8時問が経過するまではは陸上においてこのサ —フェスモード S T 2 となり、 それ以降は時刻モード S T 1である。 なお、 図 5 に/ Γ;す状態では、 現在、 1 2 5 Πの 1 1時 5 8分であり、 ダイ ビング終 Γ後、 1 1 3分経過していると^ ^されている。 また、 これまで行ったダイ ビング により体内に溶け込んだ窒 ¾ が体内窒素グラフ 2 0 3の 4個分に相当すること が表示され、 この状 から休内の過剁な窒 が排出されて平衡状 になるまでの rj (休内 ' 素棑出時 ii'i 2 0 1 ) が、 たとえば ι o時問 5 5分であると 示され ている。
このサ一フェスモード S T 2では、 スィッチ Aを押すとプランニングモード S T 3に :接移行し、 スィ ッチ Bを押すとログモード S T 6に直接移行する。 また 、 スイ ッチ押した後、 スイ ッチ Aを押したままスィ ッチ Bを 5秒間押し^けると 、 設定モード S T 4に移行する。
(プランニングモード S T 3 )
プランニングモード S T 3では、 次に行うダイビングの ¾大水深と潜水 Π¾問の I I安を入力することが可能なモードである。 このモードでは、 図 7に示すように 、 水深ランク 3 0 1 , 無減圧潜水可能時問 3 0 2、 セーフティ レベル、 高度ラン ク、 水面休 1 時問 2 0 2、 体内窒素グラフ 2 0 3が表示される。 水深ランク 3 0 1のランクは、 低ランクから高ランクへと順次、 表示が変わっていく とともに、 各水深ランク 3 0 1は、 9 m、 1 2 m、 1 5 m、 1 8 m、 2 1 m、 2 4 m、 2 7 m、 3 0 m, 3 3 m、 3 6 m, 3 9 m、 4 2 m , 4 5 m, 4 8 mの順に 5秒毎に 切り変わる。 このとき、 Π、'ί刻モード S T 1からプランニングモード S T 3に移行 したのであれば、 過去の潜水によって体内に過剰な窒素蓄積がない初回潜水の計 画であるため、 体内窒素グラフ 2 0 3が 0であり、 水深が 1 5 mのときに無減圧
潜水可能時間 3 0 2が 6 6分と表示される。 それ故、 水深 1 2 m以上、 1 5 m以 下のところで 6 6分未満まで無減圧潜水が可能であることがわかる。 これに対し て、 サ一フェスモード S T 2からプランニングモ一ド S T 3に移行したのであれ ば、 過去の潜水によって体内に過剰の 素 がある反復潜水の計両であるため 、 体内 ^尜グラフ 2 0 3が 4つ分であり、 S大水深が 1 5 mのときであれば、 無 減圧 水 能時問 3 0 2は 4 9分と表示される。 それ故、 水深 1 2 m以上、 1 5 m以下のところで 4 9分朱満まで無減圧潜水が可能であることがわかる。
このブランニングモ一ド S T 3では、 水深ランク 3 0 1が 4 8 mと衷示される までの にスィ ツチ Aを 2秒以 ヒ押し έけると、 サ一フェスモ一ド S Τ 2に【 接 、 移行する。 また、 水深ランク 3 0 1が 4 8 mと表示された後には、 時刻モード S T 1 またはサ一フェスモード S T 2に Γ1動的に移行する。 さらに、 所定の期問 スィ ツチ操作がないときにはサーフェスモ一ド S T 2または Ι1、ϊ刻モ一ド S Τ 1 に 自動的に移行するので、 その都度スィ ッチ操作を行う必要がない分、 便利である 。 これに対してスィ ツチ Βを押すとログモ一ド S Τ 6に直接移行する。
(設定モード S T 4 )
設定モード S Τ 4は、 図 8に示すように月 FI 1 0 0, 現在時刻 1 0 1の設定の 他に、 ? 告アラームの〇 N /〇 F F設定、 セーフティ レベルの設定をも行うため の機能である。 この設定モード S Τ 4では、 現在月口 1 0 0, 年 1 0 6, 現在時 刻 1 0 1 , セーフティ レベル (図示せず) 、 アラームの〇N / O F F (図示せず ) 、 W度ランクが 示され、 これらの项目のうち、 セーフティ レベルは、 通常の 減圧計算を行うレベルと、 ダイ ビング後に 1ランク高い 度ランクの 所へ移動 することを前提とした減圧計 を行う レベルの 2つのレベルに設定できる。 ァラ —ムの O N / 0 F Fは、 報音装置 3 7から各種警告のアラームを鳴らすか否かを 設定するための設定であり、 アラームを 0 F Fに設定しておけば、 アラームが鳴 らない。 従ってダイバーズ用情報処理装置 1のように電池切れが特に致命的であ る装 Kでは、 アラームのために ί'ί ϊ!される電力を削除でき、 都合がよい。
この設定モード S Τ 4では、 スィ ッチ Αを押す度に設定頃目が時、 秒、 分、 年 、 月、 日、 セーフティ レベル、 アラーム〇 N / 0 F Fの順に切り替わり、 それに
相当する部分の表示が点滅する。 このとき、 スィ ッチ Bを押すと設定項目の数値 または文字が変わり、 押し^けると数 iや文字が早く変わる。 アラームの O N / 0 F Fが点滅しているときにスィ ツチ Aを押すと、 サ一フェスモード S T 2また は Π、ϊ刻モード S T 1に员る。 また、 スイ ッチ Α、 Βのいずれもが 1分〜 2分問押 さなければ、 サ一フェスモード S Τ 2または時刻モード S Τ 1に ΰ動的に Κる。 (ログモード S Τ 6 )
時刻モ一ド S Τ 1 またはサ一フェスモ一ド S Τ 2においてスィツチ Βを押すと 、 ログモード S Τ 6に I 接移行する。 ログモード S T 6は、 3分以 ヒ、 ダイ ビン グモ一ド S Τ 5に入った状態で水深 1 . 5 mよりも深く沿水したときの各 M【デ一 タを記惊、 ^示する機能である。 このようなダイ ビングのデータは、 ログデータ として潜水 に ϋ次^†;Sされ、 ¾大 1 0本のログデータが ,13† 、 保 ½され、 それ 以上潜水した埸合には古いデータから順に削除され、 常に ¾新の 1 0本分のダイ ビングが記惊される。
このログモード S T 6において、 ログデータは 4秒毎に切り ^わる 2つの画而 で^ / ;される。 図 1 0に^すように、 ίίΐ 1の liffl ffl S T 6 1では、 潜水 Π 6 0 1 , 、 均水深 5 0 9, 潜水 iJ始時刻 6 0 3 , 潜水終了時刻 6 0 4 , 高度ランク、 潜 水を終了したときの体内^尜グラフ 2 0 3が表示される。 笫 2の li!i面 S T 6 2で は、 その口での潜水ナンバーであるログナンバー 6 0 5, 最大水深 6 0 8 , 潜水 時問 6 0 6 , II大水深時の水温 6 0 7 , 高度ランク、 潜水を終了したときの体内 ^素グラフ 2 0 3が¾示される。 たとえば、 図 1 0に示す状態では、 ^度ランク が 0のところで、 1 2 5 Πの 2本 Θのダイビングは潜水が 1 0時 0 7分にリ3始 された以降、 1 0時 4 5分で終了し、 3 8分 iU]の^水であった Θが表示されてい る。 このときのダイビングでは、 平均水深が 1 4 . 6 m、 最大水深が 2 6 . 0 m 、 最大水深時の水温が 2 3 °Cであり、 ダイビング終了後、 休内窒素グラフ 2 0 3 が 4つ分の窒素が体内に溶け込んだ旨を表示している。 このように、 ログモード S T 6では 2 |面面を [^動的に切り換えながら各嵇の情報を表示するので、 示面 が小さくても表示できる情報堡が多い。
さらに、 ログモード S T 6では、 今回衷示しているダイビング中に前記の速度
違反警告が 2回以上あったときには、 その旨を、 たとえば液晶表示パネル 1 1の 7の表示領域 1 1 Ίにおいて 「 S L O W」 と衷示する。
このログモード S T 6では、 スィ ッチ Bを押す度に、 新しいデータから占いデ 一夕に切り換わり、 Sも古いデータが ¾示された後は、 Π、ϊ刻モード S T 1 または サーフェスモード S Τ 2に移行する。 その途中にスィ ッチ Βを 2秒以 1:押し ¾け た場合も時刻モ一ド S Τ 1 またはサ一フェスモ一ド S Τ 2に移行する。 さらに、 スィ ッチ A , Βのいずれもが 1分〜 2分問押されない埸合も、 サ一フヱスモード S Τ 2または時刻モード S Τ 1に Π ίΒ力的に Κるので、 その都度、 スイ ッチ操作を 行う必要がない分、 便利である。 これに対してスィ ッチ Αを押すと、 プランニン グモード S T 3に直接移行する。
(ダイ ビングモ一ド S T 5 )
ダイ ビングモ一ド S T 5とは、 潜水時のモードであり、 図 9に^すように、 無 減圧^水モード S T 5 1では、 現在水深 5 0 1 , 潜水時問 5 0 2 , g大水深 5 0 3 , 無減圧潜水 "J能時問 3 0 2 , 体内' ¾グラフ 2 0 3, ¾度ランクなど、 ダイ ビングに必 な t 報が^示される機能である。 たとえば、 図 5に示す状態では、 ダイ ビングを閲始してから 1 2分経過し、 水深が 1 6 . 8 mのところにおり、 こ の水深ではあと 4 2分問無減圧潜水を続けることができる旨が表示されている。 また、 現在までの最大水深は 2 0 . 0 mである旨が衷示され、 さらに現在の体内 窒素: ¾は体内窒素グラフ 2 0 3のマークが 4つ点灯しているレベルである gが表 ,j される。
このダイビングモ一ド S T 5では、 圧力減少率監視機能として前記したとおり 、 急激な浮上は減圧症や肺の過膨張^害の原因となることから、 常に圧力減少率 ¾出部7 5 1によって現在の圧力減少率を求め、 その圧力減少率がダイバーが把 握できるように圧力減少率報知部 7 7 1によってダイバ一に伝達される。
ここで、 圧力減少率とは
圧力減少率 = ( P ( t )— P ( 0 ) ) / t 式 ( 1 ) の式で表され、 P ( 0 ) は現時点での圧力値、 P ( t ) は t秒 (分) 前の圧力値 、 tは圧力が変化するためにかかった時間を表す。
この式の圧力値とは気圧と水圧の和である絶対圧である。 図 3に示すように、 水面の気圧佶報を圧力計測部 6 1によって 15接計測するか、 もしくは気圧情報を 操作部 5によって入力し、 水面の気圧情報を た後に、 その気圧に応じ圧力減少 率上限値設定部 7 6によって圧力減少率上限値が選択され、 設定される。 方、 ill力減少书 1:限 の設定に、 现在の I Γ:力値より Φ-位時間あたりの) Έ力変化率を用 いれば、 ^圧 fiの圧力減少申-上限値の設定が省略でき、 処理を簡略化できる。 こ こで圧力変化申-とは、
压カ変化率 = P ( t ) /P ( 0 ) 式 ( 2 )
の式で され、 ここで、 P ( t ) は t秒 (分) 後の Έ力 iii'jで、 P (0) は現在の [Γ:力佑である。 例えば、 1分あたりの圧力変化率が 0. 5倍以下にならないよう に設定しておけば、 常に 圧怙報ゃ水深惜银を考慮することなく、 1分以内に現 在の Γ 力 P (0) の半分の値にならないように圧力減少 4 ヒ限 ίιίίを設定すればよ い。 このことは要するに、 圧力値が t-分に減らないようにするということは逆に aえば、 ί本内の空気の膨張が 2倍にならないようにすることと同じことである。 また、 そもそもダイ ビング中に急な 上を行わせないようにする 防が ¾要で あり、 現¾的にはある危険な/ £力減少率上限値を超えてしまつてからでは遅い埸 合もある。 そこで、 t秒 (分) 後の圧力減少率を予測するために以 T"の式を用い る。
d P ( t ) = d P ( 0 ) + (d P ( 0 ) — d P ( t ') ) / t ' x t ここで、 dP (t) は t秒 (分) 後の圧力減少率、 dP (0) は現在の Π:力減少 率、 dP (t ') は t ' 秒 (分) 前の圧力減少率である。 これによつて t秒 ( 分) 後の; Έ力減少率を予測することができる。 また、 この式を変形し、 現時点の 圧力減少率の変化率から、 圧力減少率上限値を越えるまでの時間を算出すること も可能である。 その式は、
t = (dPmax-dP (0) ) x t '/ (d P ( 0 ) - d P ( t ' ) ) であり、 ここで、 d Pmaxは圧力減少率上限 fi、 dP (0) は現在の圧力減少率、 d P ( ') は t ' 秒 (分) 前の圧力減少率である。
また、 ダイ ビング協会の 1つ NAU National Association of Underwater Inst
ructors)では、 浮上速度は絶対に 1分あたり 1 8 mを超えてはならないと指導お り、 さらに安全を考慮すればできるだけ 1分あたり 1 0mを越えないスビ一ドで 上するように指^している。 この浮上速度を例に考えてみると、 たとえば高度 32 00 mの高所潜水を考えた場合、 水面の気圧は以下の式で算出され、
P (0) = 1 0 xexp (-H/8000)
ここで、 水面の気圧 P (◦) 、 水面の高度 Hであり、 ここで H = 3200を代入 し、 貝体的に水面の気圧を^出すると 6. 7mswとなり、 通常海抜 0mの地点 でダイ ビングを行うときは水而の^:圧が 1 Oms wとなるため、 3. 3mswほ ど 32 00 mの高地では気/ Έが低くなる。 ここで、 圧力の単位は m s wを用いて いるが、 ダイビングでは、 海水のメートルが圧力の度量衡単位になることが多い さて、 海抜 Om地点でダイ ビングを行った埸合、 仮に水深 1 Omから水面まで 1分問に 1:してきた場合、 その圧力減少率は式 ( 1 ) より (2 0— 1 0) / 1 = 1 0 m s w/minで、 その 力変化率は式 (2) より 1 0/ ( 1 0 + 1 0) = 0 . 5倍に減少する。 方、 ^高 3 2 00 m地点で、 この圧力変化率 0. 5と同等 の変化申で水而まで 上を行う場合は、 1分問の問に深さ 6. 7m (圧力値は 1 3. 4mswから水面 (圧力値は 6. 7 m s w) までの浮上となる。 すなわち、 海抜 0 m地点で 1分あたりの圧力減少率上限値が 1 0 mだつたものが、 標高 3 2 00mでは 6. 7 mになり、 厳しい値となる。 グイビングを行うポイン トの標高 をある -定問隔ごとに分類し、 そのときの圧力減少率上限値をまとめると 例と して以 のようになる。
標高 圧力減少率上限値
0 m 1 0. Oms w/分
0〜 800 m 9. 05ms w/分
800〜 1 600m 8. 1 9ms w/分
1 600〜 2400m 7. 4 1 ms w/分
2400〜 3 200m 6. 70ms wZ分
このように圧力計測部 6 1もしくは操作部 5によって得られた気圧情報に基づ
き、 圧力減少率上限値設定部 7 6によって圧力减少率上限値が設定される。 ここで、 この圧力減少率ヒ限俯を超えないようにダイバーに知らせるために、 以下'のようにアラームの 鈍周波数を変えたり、 振動アラームと組み^わせても よい。 以下は 1例として、 2 4 0 0 m〜 3 2 0 0 mの高所ダイ ビングを行うとき の設^である。
圧力減少率 (m s w/分) アラーム音周波数 (H z )
4 . 7〜 5 . 7 5 0 0
5 7〜 6 . 7 1 0 0 0
6 . 7〜7 . 7 1 5 0 0 (振動アラーム ON)
7 . 7 ~ 9 . 7 2 0 0 0
9 . 7〜 4 0 0 0
本: ¾施例では気圧に応じた圧力減少率丄:限 の定義をおこなっている力 s、 さら には水深を^慮し、 ί¾·気圧毎の^水深毎の圧力減少率ヒ限値を設定してもよい。 また、 この ¾ 条件が^えてく ると複雑になるため、 ΓΕ力変化率を設 しておき 、 この Π:力変化 より ΙΈ力減少 上限値を設定してもよい。 これならば、 水面の 気圧 報や水深の ½報ことの圧力減少率上限値をあらかじめ設定しておく必要が なく、 処理が简素化できる。
また、 压カ減少率の変化は衷示によってもダイバーに伝達され、 図 1の 示部 1 1 8で/ Γ:力減少率が表示される。 これによつて仮に複数のダイバーが同一のダ ィバ一ズ川 ffi報処 を使 fflしていて、 同様な 上を行い、 複数のダイバーズ m†>¾ - ¾処 装 isで鳴錡があった場合の混乱を避けることができる。
なお、 ダイ ビングモード S T 5では、 スイ ッチ Aを押すと、 それが押し続けら れている問だけ、 現在時刻表示モード S T 5 2として、 現在時刻 1 0 1 と現在水 温 5 0 4が表示される。 図 9に示す状態では、 現在、 時刻が 1 0時 1 8分であり 、 水温が 2 3 °Cであると表示されている。 このように、 ダイ ビングモード S T 5 においてその のスィ ッチ操作があったときには所定の期問だけ現在時刻 1 0 1 や現在水温の表示を行うため、 小さな表示面内で常時はダイ ビングに必要なデ一 夕だけを表示するように構成したとしても (無減圧潜水モード S T 5 1 ) 、 現在
時刻 1 0 1などを必要に応じて表示できるので (現在時刻表示モード S T 5 2 ) 、 便利である。 しかも、 このようにダイ ビングモード S T 5においても、 示の 切り換えにスィ ツチ操作を川いたので、 ダイバーが知りたい怙報を適 ιΕなタイ ミ ングで 示できる。
このダイ ビングモード S T 5の問に、 水深が 1 . 5 mより浅いところにまで浮 1:したときには、 ダイ ビングが終 Γしたものとして処理され、 ¾通していた潜水 動作 ¾視スィ ツチ 3 0が絶絲状態になった時点でサ一フェスモード S T 2に自動 的に移行する。 この 、 図 3に示した潜水結 部 7 8は、 水深が 1 . 5 m以 深になったときから 1 . 5 m以浅になったときまでを 1冋の^水勋作としてこの の; 水結 ¾ (ダイ ビングの闩付、 水時問、 13大水深などの様々なデータ) を R A M 5 4に 憶、 保持しておく。 併せて、 今回のダイ ビング中に ιίί の ΓΓ:力減 少率 反 が迚統して 2回以上あったときには、 その旨も潜水結 として,记録 する。
木形態の怙報処 ί¾装 !3 1は、 あく まで無減圧^水を前提に構成されているもの である力 s、 万が -、 減圧^水の状態になったときには、 その旨のアラーム &でダ ィバーに報知するとともに、 以下の減圧潜水表示モ一ド S T 5 3に切り変わる。 すなわち、 減圧潜水^示モ一ド S T 5 3では、 現在水深 5 0 1 , 潜水時間 5 0 2 , 体内窒素グラフ 2 0 3 , 度ランク、 減圧停 111深度 5 0 5、 減圧^止時問 5 0 6、 総浮上時問 5 0 7が表示される。 図 9に示す状態では、 潜水 IJH始から 2 4分 終過し、 水深が 2 9 . 5 mのところにいる Θが表示されている。 また、 休内窒素 aが ΐδ大許容 を越え、 危険であるため、 安全な圧力減少申-を守りながら、 水深 3 mの所まで浮上し、 そこで 1分問の減圧停止をするようにとの指示が表示され る。 また、 安全な圧力減少率として水面までには最低でも 5分かけるようにとの 指示が衷示される。 さらに、 現在、 体内窒素量が增大傾向にある旨が上向きの矢 印で衷示される。 そこで、 ダイバーは上記の表示内容に基づいて減圧停止した後 、 浮上するが、 この減圧を行っている問、 体内窒素量が減少傾向にある旨が下向 きの矢印 5 0 9で表示される。
産業上の利用可能性
本発明のダイバ一ズ ffl 処理装 gは、 ダィバーが浮上時に、 危険な圧力减少 书にならないように、 现在の/ Έ力減少率を確認、 ¾および 測する 段を ϋえ 、 低所 水と^じ ヒ速度でも圧力変化率の大きくなる^所 ' 水などにおけるダ ィバーの減圧症および肺の過膨^ ίΙ ίίにかかる危険性を低減させることができる