JPH10319150A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10319150A
JPH10319150A JP9124569A JP12456997A JPH10319150A JP H10319150 A JPH10319150 A JP H10319150A JP 9124569 A JP9124569 A JP 9124569A JP 12456997 A JP12456997 A JP 12456997A JP H10319150 A JPH10319150 A JP H10319150A
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JP
Japan
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mode
time
battery
diving
remaining capacity
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Withdrawn
Application number
JP9124569A
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English (en)
Inventor
Hisashi Furuta
尚志 古田
Satoshi Chiba
悟志 千葉
Tomoaki Hirakawa
友章 平川
Kazuko Furuta
和子 古田
Toshiko Koyama
登志子 小山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイバーズ用情報処理装置など、電池を電源
に用いた情報処理装置において電池切れになることをか
なり前から利用者に知らせ、電池切れになることの不安
から利用者を解放することのできる構成を提供するこ
と。 【解決手段】 ダイバーズ用情報処理装置において、電
池の残容量演算手段81は、現在のモードが続く間は、
該モードに対して予め設定されている消費電気量想定値
QS、QL分だけ時間経過とともに消費されていくもの
として電池の容量に減算処理を施して現在の残容量を求
めていく。ここで求めた残容量のレベルは、液晶表示パ
ネル11においてグラフ表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイブコンピュー
タとも称せられるダイバーズ用情報処理装置などの情報
処理装置に関するものである。さらに詳しくは、このよ
うな情報処理装置における駆動用電池の残容量計測・表
示技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるダイブコンピュータと称せられ
るダイバーズ用情報処理装置において行われる潜水後の
減圧条件の計算方法については、KEN LOYST et al. 著
の「DIVE COMPUTERS A CONSUMER'S GUIDE TO HISTORY、
THEORY & PERFORMANCE' 」Watersport Publishing Inc.
(1991)に詳細に述べられている。また、理論についての
文献としては、A.A.Buhlmann著の「Decompression-Deco
mpression Sickness」、Springer、Berlin(1984)に詳し
い。これらいずれの文献にも、ダイビングにより体内に
溶け込んだ吸気中の窒素などの不活性ガスは体内で気泡
となって減圧症を招くおそれがあることを示唆してい
る。ここで、減圧症をより確実に防ぐという観点から
は、A.A.Buhlmann著の「Decompression-Decompression
Sickness」、Springer、Berlin(1984)、 pp.14に記載の
下式に基づく計算も検討されている。
【0003】
【数1】
【0004】この式において、PIigは呼吸気の不活
性ガス分圧であり、kは半飽和時間によって決定される
定数である。
【0005】この式によると、Pigt(t)<P
Iigのとき、体内不活性ガス分圧Pigt(t)は
増加、すなわち不活性ガスを吸収し、Pigt
(t)>PIigのとき、体内不活性ガス分圧Pi
gt(t)は減少、すなわち不活性ガスを排出するこ
とになる。
【0006】すなわち、不活性ガスの体内への吸収/排
出は、浮上や潜降とは関係なく、体内不活性ガス分圧と
呼吸気の不活性ガスの大小関係によって決まる。従っ
て、ダイバーズ用情報処理装置において、この大小関係
から体内不活性ガス蓄積量を把握することにより、潜水
終了後、体内の不活性ガスの量が通常状態に戻るまでの
所要時間(体内不活性ガス排出時間)、または現状の体
内不活性ガス蓄積量から判断して、ある水深においてこ
れから無減圧潜水を行うことのできる時間(無減圧潜水
可能時間)を求め、それをダイバーに報知すれば、ダイ
バーは減圧症を起こすことのない条件で潜水を行うこと
ができる。
【0007】このようなダイバーズ用情報処理装置は携
帯型であることから、その電源供給に電池が用いられて
いるが、この種の装置は、利用者の安全を確実に確保す
るという使用目的からみて使用中の電池切れは致命的で
ある。そこで、従来のダイバーズ用情報処理装置では、
電池の出力電圧から電池切れの時期を予測し、電池交換
が必要である旨をダイバーに警告するように構成されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のダイバ
ーズ用情報処理装置のように、電池の出力電圧に基づい
て電池切れを予測する構成では、図10に示す電池の放
電特性からわかるように、定抵抗を介して放電させた場
合でも、電池切れ直前になってはじめて出力電圧が顕著
に低下する。このため、従来の方法では、電池切れ直前
にしかダイバーに警告を発することができないという問
題点がある。それ故、利用者は、それまで正常であった
ものが急に電池切れになるという感じを受け、何時電池
切れになるか不安である。このような問題点はダイバー
ズ用情報処理装置に限らず、電池を電源とする情報処理
装置に共通する問題である。とりわけ、ダイバーズ用情
報処理装置ではその水密状態を確保するという観点か
ら、電池交換は利用者が行うのではなく、特定の販売店
のみが行う形態をとることが多く、このため、このよう
な販売店のない旅行先で電池切れにならないか、利用者
は常に不安である。
【0009】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
ダイバーズ用情報処理装置など、電池を電源に用いた情
報処理装置において電池切れになることをかなり前から
利用者に知らせ、電池切れになることの不安から利用者
を解放することのできる構成を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る情報処理装置では、装置全体に電源供
給する電池と、各種の情報を表示するための表示部と、
時間経過を監視する計時手段と、単位時間当たりの消費
電気量想定値が予めそれぞれ設定されている複数のモー
ドでの処理を行うとともに各モードに応じた表示を前記
表示部に行わせる制御手段とを有し、該制御手段は、前
記複数のモードのうち、現在処理中のモードが継続して
いる間は、該モードに対して設定されている消費電気量
想定値分だけ、計測前記計時手段で計測される時間の経
過とともに消費されていくものとして前記電池の容量に
減算処理を施して現在の残容量を求めていく残容量演算
手段を備え、該残容量演算手段が求めた現在の残容量を
前記表示部に表示させるように構成されていることを特
徴とする。
【0011】本発明に係る情報処理装置では、各モード
に対して消費電気量想定値を設定しておき、現在のモー
ドで使用されている間は、該モードに対して設定されて
いる消費電気量想定値分だけ時間経過とともに消費され
ていくものとして電池の容量に減算処理を施し、現在の
残容量を求める。このため、電池の出力電圧から電池切
れの時期を予測するのと違って、電池電圧検出回路が不
要である。また、残容量の減り具合を細かに求めること
ができるので、残容量を表示部において表示できる。そ
れ故、利用者は残容量がどれ位あるかを知ることができ
るので、電池切れの時期をかなり前からわかる。それ
故、電池切れになることの不安から利用者を解放するこ
とができる。
【0012】本発明に係る情報処理装置において、ある
モードでアラーム音などが発せられる場合には、それが
通常発せられる回数の平均などからこのモードで消費さ
れる電気量想定値に報音による消費電気量も加味してお
き、実際に何回、報音されたか否かにかかわらず一律
に、このモードでの消費電気量想定値を電池の容量から
減算して現在の残容量を求めてもよい。これに対して、
報音装置に対して1回の報音動作当たりの消費電気量想
定値を設定しておき、前記残容量演算手段は、前記報音
装置が報音動作を行う度に該報音動作に対して想定され
ている消費電気量想定値分だけ消費されていくものとし
て前記電池の容量に減算処理を施して現在の残容量を求
めるように構成してもよい。
【0013】本発明において、前記制御手段は、前記残
容量演算手段が求めた前記電池の現在の残容量を前記表
示部にグラフによりレベル表示させることによって、デ
ジタル表示などと違って一目みただけで電池の残容量を
視認できるように構成することが好ましい。
【0014】本発明において、前記残容量演算手段は、
前記表示部で電池切れである旨を所定時間、表示し続け
る残容量が残っている時点で残容量が0と算出するよう
に構成されていることが好ましい。すなわち、電池切れ
になっている旨を表示しようとしても、実際に電池切れ
では表示不能だからである。
【0015】本発明に係る情報処理装置をダイバーズ用
の情報処理装置として構成する場合には、前記複数のモ
ードには、一般的に、少なくとも、これから行う潜水の
計画設定を行うためのプランニングモードと、これまで
行った潜水により体内に過剰な不活性ガスが蓄積されて
いるときには該不活性ガスの体内蓄積量が通常状態に戻
るまでの時間を表示するサーフェスモードと、これまで
行った潜水結果を再生するためのログモードと、潜水中
に体内に過剰に蓄積される不活性ガスの量を計測するダ
イビングモードとが含まれることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の最
適な形態を説明する。
【0017】[全体構成]図1(A)、(B)はそれぞ
れ、本形態のダイバーズ用情報処理装置の装置本体およ
び腕バンドの一部を示す平面図、および6時の方から装
置本体をみたときの側面図である。図2はそのブロック
図である。
【0018】図1において、本形態のダイバーズ用情報
処理装置1は、いわゆるダイブコンピュータとも称せら
れるものであり、潜水中に体内に蓄積される窒素量(体
内窒素分圧)を計測し、この計測結果から、潜水後に陸
上でとるべき休止時間などを表示するものである。この
ダイバーズ用情報処理装置1は、矩形の装置本体2に対
して、腕時計における6時の側および12時の側に腕バ
ンド3、4がそれぞれ連結され、これらの腕バンド3、
4によって腕時計と同様、腕に装着して使用することが
できる。装置本体2は、上ケース21と下ケース22と
が完全水密状態でビス止めなどの方法で固定され、その
内部には各種の電子部品などが搭載された基板(図示せ
ず。)が収納されている。この装置全体の電源は、装置
本体2に内蔵のボタン型の電池8である。
【0019】装置本体2の上面側には、液晶表示パネル
11を用いた表示部10が構成され、それより腕時計に
おける6時の側には2つのプッシュボタンからなるスイ
ッチA、Bが構成されている。このため、潜水中でもス
イッチ操作が容易である。スイッチA、Bは、後述する
とおり、ダイバーズ用情報処理装置1で行われる各モー
ドを選択、切り換えするための操作部5である。装置本
体2の上面側のうち、腕時計における9時の側には、潜
水を開始したか否かを監視するための水分検知センサー
を用いた潜水動作監視スイッチ30が構成されている。
この潜水動作監視スイッチ30は、装置本体の上面に露
出している2つの電極31、32を備え、これらの電極
31、32が海水などで導通し、電極31、32間の抵
抗値が小さくなったときに潜水を開始したものと判断す
る。但し、この潜水動作監視スイッチ30は、あくまで
入水したことを検出して、後述するダイビングモードに
移行するのに用いられるだけで、1回のタイビングを開
始した旨を検出するものではない。すなわち、ダイバー
ズ用情報処理装置1を装着した腕が海水に浸かっただけ
のこともあり、このような場合にはダイビングを開始し
たものと扱うべきではないからである。それ故、本形態
のダイバーズ用情報処理装置1では、装置本体に内蔵の
圧力センサによって水深(水圧)が一定以上、たとえ
ば、本形態では水深が1.5mより深くなったときにダ
イビングを開始したものと見做し、かつ、この水深値よ
りも浅くなったときにダイビングが終了したものと見做
す。
【0020】図2に示すように、本形態のダイバーズ用
情報処理装置1は、各種の情報を表示して利用者に報知
するための液晶表示パネル11、およびそれを駆動する
液晶ドライバー12を備える表示部10(報知手段)
と、各モードでの処理を行うとともに、各モードに応じ
た表示を液晶表示パネル11で行わせる制御部50とが
構成されている。制御部50に対しては、スイッチA、
B、および水分検出センサを用いた潜水動作監視スイッ
チ30からの出力などが入力されるようになっている。
【0021】ダイバーズ用情報処理装置1では、通常時
刻の表示や潜水時間の計測を行うことから、制御部50
に対しては、発振回路31からのクロック出力が分周回
路32を介して入力され、時刻用カウンタ33によって
1秒単位での計時が行われる計時手段68が構成されて
いる。
【0022】また、ダイバーズ用情報処理装置1は、水
深を計測、表示するとともに、水深(水圧)と潜水時間
とから体内に蓄積される窒素ガス(不活性ガス)の量を
計測していくことから、圧力センサ34(半導体圧力セ
ンサ)、この圧力センサ34の出力信号に対する増幅回
路35、およびこの増幅回路35から出力されるアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して制御部50に出力する
A/D変換回路36を備える水深計測手段61が構成さ
れている。さらに、ダイバーズ用情報処理装置1には報
音装置37が構成され、警告などをアラーム音でダイバ
ーに知らせることが可能である。
【0023】本形態において、制御部50は、装置全体
の制御を司るCPU51と、このCPU51の制御の下
に液晶ドライバー12および時刻用カウンタ33を制御
する制御回路52とが用いられ、ROM53に格納され
ているプログラムに基づいてCPU51が行う各処理に
よって後述する各モードが実現される。RAM54はワ
ーキングメモリとして使用される。
【0024】[浮上速度監視のための構成]ダイバーズ
用情報処理装置1には、後述するダイビングモード中、
ダイバーの浮上速度を監視して、それが適正か否かをダ
イバーの安全情報として導出する浮上速度監視手段が構
成され、この手段は、図2に示したCPU51、ROM
53、RAM54などの機能を利用して以下の機能とし
て実現される。
【0025】すなわち、図3に示すように、ダイバーズ
用情報処理装置1では、前記の計時手段68の計測結果
および水深計測手段61の計測結果に基づいて浮上時の
浮上速度を計測する浮上速度計測手段75と、浮上速度
計測手段75の計測結果と予め設定されている浮上速度
上限値76とを比較して現在の浮上速度が浮上速度上限
値76より速い場合には浮上速度違反との判定を行う浮
上速度違反判定手段77とが構成されている。浮上速度
計測手段75は、図2に示したCPU51、ROM5
3、RAM54の演算機能として実現される一方、浮上
速度違反判定手段77も、図2に示したCPU51、R
OM53、RAM54などで実現される。浮上速度違反
である旨を警告するための手段として、報音装置37か
らのアラーム音や液晶表示パネル11での表示などが利
用される。
【0026】また、ダイバーズ用情報処理装置1には、
水深計測手段61が計測した水深値が1.5m(潜水開
始判定用水深値)より深くなったときから1.5m(潜
水終了判定用水深値)より浅くなったときまでを1回の
潜水動作としてこの間の潜水結果(ダイビングの日付、
潜水時間、最大水深などの様々なデータ)をRAM54
に記憶、保持しておく潜水結果記録手段78が構成さ
れ、この潜水結果記録手段78も、図2に示したCPU
51、ROM53、RAM54の機能として実現され
る。ここで、潜水結果記録手段78は、浮上速度違反判
定手段77が1回の潜水で連続して複数回の警告、たと
えば連続して2回以上の警告を発したときに浮上速度違
反があった旨も併せて潜水結果として記録するように構
成され、後述するログモードにおいて過去の潜水結果が
再生、表示されるときには、ダイビング中に浮上速度違
反があった旨も再生、表示される。
【0027】[表示部の説明]再び図1(A)におい
て、液晶表示パネル11の表示面は、8つの表示領域が
構成されている。詳しくは後述するが、これら8つの表
示領域のうち、腕時計の12時の側に位置する第1の表
示領域111は、各表示領域のうちで最も大きく構成さ
れ、そこには、後述するダイビングモード、サーフェス
モード(時刻モード)、プランニングモード、ログモー
ドのときにそれぞれ現在水深、現在月日、水深ランク、
潜水月日(ログナンバー)が表示される。第1の表示領
域111より3時の側に位置する第2の表示領域112
には、ダイビングモード、サーフェスモード(時刻モー
ド)、プランニングモード、ログモードのときにそれぞ
れ潜水時間、現在時刻、無減圧潜水可能時間、潜水開始
時刻(潜水時間)が表示される。第1の表示領域111
より6時の側に位置する第3の表示領域113には、ダ
イビングモード、サーフェスモード(時刻モード)、プ
ランニングモード、ログモードのときにそれぞれ最大水
深、体内窒素排出時間、セーフティレベル、最大水深
(平均水深)が表示される。第3の表示領域113より
3時の側に位置する第4の表示領域114には、ダイビ
ングモード、サーフェスモード(時刻モード)、プラン
ニングモード、ログモードのときにそれぞれ無減圧潜水
可能時間、水面休止時間、温度、潜水終了時刻(最大水
深時水温)が表示される。
【0028】第3の表示領域113より6時の側に位置
する第5の表示領域115では、電池の残容量表示10
4や高所ランク表示103が行われる。そのうち、電池
の残容量表示104は、後述するように、5つのマーク
のうち点灯しているマークの数で行われる。また、電池
切れが近いため、電池交換を行うようにとの命令は、5
つのマークの点滅によって行われる。
【0029】なお、液晶表示パネル11の最も6時の側
に位置する第6の表示領域116には、体内窒素蓄積量
がグラフ表示される。また、第6の表示領域116より
3時の側に位置する第7の表示領域117には、ダイビ
ングモードで減圧潜水状態になったときに窒素(不活性
ガス)が吸収傾向にあるのか、排出傾向にあるかを示す
領域、浮上速度が高すぎる旨の浮上速度違反警告の1つ
としての「SLOW」を表示する領域、および潜水中に
減圧潜水に至った旨の警告としての「DECO」を表示
する領域が構成されている。
【0030】このように、液晶表示パネル11の表示面
では、ダイビングモードのときに現在水深を表示する領
域(第1の表示領域111)が最も大きく確保されてい
るので、ダイバーは重要なデータである現在水深の表示
を視認しやすい。しかも、液晶表示パネル11の表示面
が上ケース21の上面より凹んでいるため液晶表示パネ
ル11の表示面の周囲に上ケース21に起因する段差が
あっても、ダイビングモードのときの現在水深の表示領
域(第1の表示領域111)が12時の側に配置されて
いるので、前記の段差によって現在水深の表示が隠れる
ことがない。それ故、この点からも、本形態のダイバー
ズ用情報処理装置1では、重要なデータである現在水深
の表示を視認しやすい。
【0031】[安全情報導出手段の構成]図4は、本形
態のダイバーズ用情報処理装置1において体内窒素蓄積
量(体内不活性ガス蓄積量)を計算し、その結果に基づ
いて、体内窒素排出時間や無減圧潜水可能時間などの安
全情報を導出する安全情報導出手段の機能ブロック図で
ある。
【0032】図4において、ダイバーズ用情報処理装置
1には、吸気に含まれる窒素が体内に吸収され、かつ、
排出されていく様子をシュミレートして、体内窒素量
(体内窒素分圧)を計算する安全情報導出手段60が構
成され、この安全情報導出手段60は、体内窒素量に基
づいて、ある水深で何時間無減圧潜水できるか(無減圧
潜水可能時間)、およびこれまでの潜水で体内に過剰に
溶け込んだ窒素が水面上でどれ位の時間で排出されるか
(体内窒素排出時間/体内不活性ガス排出時間)をダイ
バーが安全に潜水を行うための安全情報として導出する
ように構成されている。なお、以下に説明する体内窒素
量の計算はあくまで一例であり、各種の方法を用いるこ
とができることから、ここではその一例を簡単に説明し
ておく。
【0033】安全情報導出手段60では、まず、体内窒
素蓄積量を分圧として計算するために、図2に示した圧
力センサー34、増幅回路35、A/D変換回路36を
利用した水深計測手段61、図2に示したCPU51、
ROM53、RAM54の機能として実現される呼吸気
窒素分圧計算手段62、図2に示したRAM54を利用
した呼吸気窒素分圧記憶手段63、図2に示したCPU
51、ROM53、RAM54の機能として実現される
体内窒素分圧計算手段64、図2に示したRAM54を
利用した体内窒素分圧記憶手段65、図2に示した時刻
用カウンタ33を利用した計時手段68、図2に示した
CPU51、ROM53、RAM54の機能として実現
され、呼吸気窒素分圧記憶手段63と体内窒素分圧記憶
手段65に記憶されているデータ比較を行う比較手段6
6、図2に示したCPU51、ROM53、RAM54
の機能として実現される半飽和時間選択手段67が構成
されている。
【0034】これらの構成要素のうち、呼吸気窒素分圧
計算手段62、体内窒素分圧計算手段64、比較手段6
6、半飽和時間選択手段67は、図2のCPU51、R
OM53、およびRAM54にてソフトウエアとして実
現可能であるが、ハードウエアである論理回路のみ、あ
るいは論理回路とCPUを含む処理回路とソフトウエア
を組み合わせることで実現することも可能である。
【0035】この構成例では、水深計測手段61は、時
間tに対応する水圧P(t)を計測して出力する。
【0036】呼吸気窒素分圧計算手段62は、水深計測
手段61から出力された水圧P(t)に基づいて、呼吸
気窒素分圧PIN(t)を計算し、出力する。呼吸
気窒素分圧PIN(t)は潜水中の水圧P(t)よ
り次式 PIN(t)=0.79×P [bar] により計算で求めることができる。
【0037】呼吸気窒素分圧記憶手段63は、呼吸気窒
素分圧計算手段62において上式のように計算されたP
IN(t)の値を記憶する。
【0038】体内窒素分圧計算手段64は、窒素の吸収
/排出の速度が異なる組織毎に体内窒素分圧PGT
(t)を計算する。1つの組織を例にとると、潜水時刻
t=tからtまでに吸収/排出する体内窒素分圧
PGT(t)は、t時の体内窒素分圧PGT
(t)と潜水時間tと、半飽和時間Tより
計算される。
【0039】ここでいう半飽和時間Tとは、図5に
示すように、体内窒素分圧PGT(t)がt
の体内窒素分圧PGT(t)からこの水圧下での呼
吸気窒素分圧PIIGに到達する過程で体内窒素分圧P
GT(t)と呼吸気窒素分圧PIIGとの中間圧力
値に到達するまでの時間(ハーフタイム)に相当する。
【0040】そして、その結果は、図4に示すように、
PGT(t)として体内窒素分圧記憶手段65に記
憶される。そのための計算式は、下式のとおりである。
【0041】
【数2】
【0042】ここで、kは実験的に求められる定数であ
る。
【0043】次に、比較手段66により、呼吸気窒素分
圧記憶手段63の結果であるPIN(t)と体内窒
素分圧手段5の結果であるPGT(t)を比較し、その
結果、半飽和時間選択手段67によって、体内窒素分圧
計算手段64で用いられる半飽和時間Tを可変とす
る。
【0044】たとえば、t=t時の呼吸気窒素分圧
PIN(t)、体内窒素分圧PGT(t
が、それぞれ呼吸気窒素分圧記憶手段63と体内窒素分
圧記憶手段65に記憶されているとすると、比較手段6
6はこのPIN(t)とPGT(t)を比較
する。
【0045】そして、体内窒素分圧計算手段64は、半
飽和時間選択手段67により、次のように制御され、t
=tの時の体内窒素分圧PGT(t)が計算さ
れる。
【0046】
【数3】
【0047】
【数4】
【0048】上記2式では、kは定数、TH2<TH1
と計算される。
【0049】なお、PGT(t)=PIN(t
)のときは、半飽和時間T=(TH2+TH1
/2として計算するのが好ましい。また、これらの時間
(tやtについての計測)は、図4の計時手段
68によって管理される。
【0050】ここで、PGT(t)>PIN
(t)のときは、体内から窒素が排出される場
合であり、PGT(t)<PIN(t)の
ときは、体内へ窒素が吸収される場合である。これらの
時に半飽和時間を可変するということは、窒素が排出さ
れる場合は、半飽和時間が長く、排出に時間がかかるこ
とを意味し、逆に窒素が吸収される場合は半飽和時間が
短く、吸収にかかる時間は排出にかかる時間と比較する
と短いことになる。このようにすれば、体内窒素量のシ
ュミレーションをより厳密に行うことができる。従っ
て、体内窒素分圧の許容値を設定しておけば、ある水深
(水圧)でこの許容値に到達するまでの時間(無減圧潜
水可能時間/安全情報)、および水面上で体内窒素分圧
が平衡値にまで低下するまでの時間(体内窒素排出時間
/安全情報)を精度よく求めることができる。このよう
にして本形態のダイバーズ用情報処理装置1には、無減
圧潜水可能時間および体内窒素排出時間をダイバーの安
全情報として導出する無減圧潜水可能時間算出手段92
および体内窒素排出時間算出手段91が構成されてい
る。
【0051】[各モードの説明]このように構成したダ
イバーズ用情報処理装置1は、図6を参照して以下に説
明する各モード(時刻モードST1、サーフェスモード
ST2、プランニングモードST3、設定モードST
4、ダイビングモードST5、ログモードST6)で使
用される。
【0052】(時刻モードST1)時刻モードST1
は、スイッチ操作を行わず、かつ、体内窒素が平衡状態
時、陸上で携帯するときの機能であり、液晶表示パネル
11には現在月日100、現在時刻101、高度ランク
102(図1を参照。/高度ランクがランク0の場合に
はマークが表示されない。)が表示される。高度ランク
102は、現在の場所の高度を自動的に計測し、3つの
ランクで表示するようになっている。現在時刻101は
コロンが点滅することによって、この表示が現在時刻1
01である旨を知らせる。たとえば、図6に示す状態で
は、現在12月5日の10時06分であると表示されて
いる。
【0053】また、海抜の高い所、低い所を上下したと
きも気圧が変化するので、過去のダイビングの有無にか
かわらず、体内への窒素の溶け込みや窒素の排出が起き
る。そこで、本形態のダイバーズ用情報処理装置1で
は、時刻モードST1であってもこのような高度変化が
あったときには減圧計算を自動的に開始し、表示が変わ
る。すなわち、図示を省略するが、高度が変わってから
の時間、体内窒素が平衡状態になるまでの時間、現在か
ら平衡状態になるまで排出または溶け込む窒素量が表示
される。
【0054】この時刻モードST1では、スイッチAを
押すとプランニングモードST3に直接、移行し、スイ
ッチBを押すとログモードST6に直接、移行する。ま
た、スイッチAを押した後、スイッチAを押したままス
イッチBを5秒間押し続けると、設定モードST4に移
行する。
【0055】この時刻モードST1の間に、図1、図2
に示した潜水動作監視スイッチ30を介して入水したこ
とを検出したときには自動的に機能チェックを行い、セ
ンサなどが正常であることが確認できれば、ダイビング
モードST5に自動的に移行する。このときセンサなど
に異常があったときには、その旨を図2に示した報音装
置37からのアラーム音などで報知する。
【0056】(サーフェスモードST2)ダイバーズ用
情報処理装置1は、ダイビングの終了後、導通していた
潜水動作監視スイッチ30が絶縁状態になると自動的に
サーフェスモードST2に移行する。このサーフェスモ
ードST2は、前回のダイビングから48時間経過する
まで、陸上で携帯するときの機能である。このサーフェ
スモードST2では、時刻モードST1で表示するデー
タ(現在月日100、現在時刻101、高度ランク)の
他に、ダイビング終了後の体内窒素量の変化の目安など
を表示する。すなわち、体内に溶け込んだ過剰な窒素が
排出され、平衡状態になるまでの時間が体内窒素排出時
間201として表示される。この体内窒素排出時間20
1は、平衡状態になるまでの時間をカウントダウンす
る。体内窒素排出時間201が0時間00分になった以
降は、無表示となる。また、潜水後の経過時間が水面休
止時間202として表示され、この水面休止時間202
は、ダイビングモードST5において水深が1.5mよ
りも浅くなった時点をダイビングの終了として計時が開
始され、48時間まで計測した後、無表示となる。従っ
て、ダイバーズ用情報処理装置1において、ダイビング
終了後、48時間が経過するまでは陸上においてこのサ
ーフェスモードST2となり、それ以降は時刻モードS
T1である。なお、図6に示す状態では、現在、12月
5日の11時58分であり、ダイビング終了後、1時間
13分経過していると表示されている。また、これまで
行ったダイビングにより体内に溶け込んだ窒素量が体内
窒素グラフ203の4個分に相当することが表示され、
この状態から体内の過剰な窒素が排出されて平衡状態に
なるまでの時間(体内窒素排出時間201)が、たとえ
ば10時間55分であると表示されている。
【0057】このサーフェスモードST2では、スイッ
チAを押すとプランニングモードST3に直接、移行
し、スイッチBを押すとログモードST6に直接、移行
する。また、スイッチAを押した後、スイッチAを押し
たままスイッチBを5秒間押し続けると、設定モードS
T4に移行する。
【0058】このサーフェスモードST2の間に、潜水
動作監視スイッチ30を介して入水したことを検出した
ときには自動的に機能チェックを行い、センサなどが正
常であることを確認できれば、ダイビングモードST5
に自動的に移行する。このときセンサなどに異常があっ
たときにはその旨を報音装置37からのアラーム音など
で報知する。
【0059】(設定モードST4)設定モードST4
は、月日100、現在時刻101の設定の他に、警告ア
ラームのON/OFF設定、セーフティレベルの設定を
も行うための機能である。この設定モードST4では、
現在月日100、年106、現在時刻101、セーフテ
ィレベル(図示せず。)、アラームのON/OFF(図
示せず。)、高度ランクが表示され、これらの項目のう
ち、セーフティレベルは、通常の減圧計算を行うレベル
と、ダイビング後に1ランク高い高度ランクの場所へ移
動することを前提とした減圧計算を行うレベルの2つの
レベルに設定できる。アラームのON/OFFは、報音
装置37から各種警告のアラームを鳴らすか否かを設定
するための設定であり、アラームをOFFに設定してお
けば、アラームが鳴らない。従って、ダイバーズ用情報
処理装置1のように電池切れが特に致命的である装置で
は、アラームのために消費される電力を削減でき、都合
がよい。
【0060】この設定モードST4では、スイッチAを
押す度に設定項目が時、秒、分、年、月、日、セーフテ
ィレベル、アラームON/OFFの順に切り換わり、そ
れに相当する部分の表示が点滅する。このとき、スイッ
チBを押すと設定項目の数値または文字が変わり、押し
続けると数値や文字が早く変わる。アラームのON/O
FFが点滅しているときにスイッチAを押すと、サーフ
ェスモードST2または時刻モードST1に戻る。ま
た、スイッチA、Bのいずれもが1分〜2分間押されな
ければ、サーフェスモードST2または時刻モードST
1に自動的に戻る。
【0061】この設定モードST4の間に、潜水動作監
視スイッチ30を介して入水したことを検出したときに
も自動的に機能チェックを行い、センサなどが正常であ
ることを確認できれば、ダイビングモードST5に自動
的に移行する。このときセンサなどに異常があったとき
にはその旨を報音装置37からのアラーム音などで報知
する。
【0062】(プランニングモードST3)プランニン
グモードST3とは、次に行うダイビングの最大水深と
潜水時間の目安を入力するためのモードである。このモ
ードでは、水深ランク301、無減圧潜水可能時間30
2、セーフティレベル、高度ランク、水面休止時間20
2、体内窒素グラフ203が表示される。水深ランク3
01のランクは、低ランクから高ランクへと順次、表示
が変わっていくとともに、各水深ランク301での無減
圧潜水可能時間302が表示される。たとえば、水深ラ
ンク301は、9m、12m、15m、18m、21
m、24m、27m、30m、33m、36m、39
m、42m、45m、48mの順に5秒毎に切り換わ
る。このとき、時刻モードST1からプランニングモー
ドST3に移行したのであれば、過去の潜水によって体
内に過剰な窒素蓄積がない初回潜水の計画であるため、
体内窒素グラフ203が0であり、水深が15mのとき
に無減圧潜水可能時間302が66分と表示される。そ
れ故、水深12m以上、15m以下のところで66分未
満まで無減圧潜水が可能であることがわかる。これに対
して、サーフェスモードST2からプランニングモード
ST3に移行したのであれば、過去の潜水によって体内
に過剰の窒素蓄積がある反復潜水の計画であるため、体
内窒素グラフ203が4つ分であり、最大水深が15m
のときであれば、無減圧潜水可能時間302は49分と
表示される。それ故、水深12m以上、15m以下のと
ころで49分未満まで無減圧潜水が可能であることがわ
かる。
【0063】このプランニングモードST3では、水深
ランク301が48mと表示されるまでの間にスイッチ
Aを2秒以上押し続けると、サーフェスモードST2に
直接、移行する。また、水深ランク301が48mと表
示された後には時刻モードST1またはサーフェスモー
ドST2に自動的に移行する。さらに、所定の期間、ス
イッチ操作がないときにはサーフェスモードST2また
は時刻モードST1に自動的に移行するので、その都
度、スイッチ操作を行う必要がない分、便利である。こ
れに対して、スイッチBを押すとログモードST6に直
接、移行する。
【0064】また、プランニングモードST3の間に、
潜水動作監視スイッチ30を介して入水したことを検出
したときには自動的に機能チェックを行い、センサなど
が正常であることを確認できれば、ダイビングモードS
T5に自動的に移行する。このときセンサなどに異常が
あったときにはその旨を報音装置37からのアラーム音
などで報知する。
【0065】(ダイビングモードST5)ダイビングモ
ードST5とは、潜水時のモードであり、無減圧潜水モ
ードST51では、現在水深501、潜水時間502、
最大水深503、無減圧潜水可能時間302、体内窒素
グラフ203、高度ランクなど、ダイビングに必要な情
報が表示される機能である。たとえば、図6に示す状態
では、ダイビングを開始してから12分経過し、水深が
16.8mのところにおり、この水深ではあと42分間
無減圧潜水を続けることができる旨が表示されている。
また、現在までの最大水深は20.0mである旨が表示
され、さらに現在の体内窒素量は体内窒素グラフ203
のマークが4つ点灯しているレベルである旨が表示され
る。
【0066】ここで、ダイビングモードST5に移行し
たことをダイバーに知らせる目的で、現在水深501の
表示などを点滅させてもよい。このように構成すると、
ダイビングモードST5での処理を行っている旨を液晶
表示パネル11での表示で視認できるので、ダイバー
は、ダイビングモードST5が正常に機能しているか否
かを心配する必要がないので、便利である。
【0067】このダイビングモードST5では、浮上速
度監視機能として前記したとおり、急激な浮上は減圧症
の原因となることから、6秒毎に現在の浮上速度を求め
るとともに、この浮上速度と現在水深に対応する浮上速
度上限値とを比較し、今回求めた浮上速度が浮上速度上
限値よりも速い場合には、報音装置37から4kHzの
周波数でアラーム音(浮上速度違反警告)を3秒間発す
るとともに、浮上速度を落とすように液晶表示パネル1
1において「SLOW」との表示と、現在水深の表示と
を1Hz周期で交互に点滅させ、浮上速度違反警告を行
う。そして、浮上速度が正常なレベルにまで低下したと
きには前記の浮上速度違反警告を停止する。
【0068】なお、ダイビングモードST5では、スイ
ッチAを押すと、それが押し続けられている間だけ、現
在時刻表示モードST52として、現在時刻101と現
在水温504が表示される。図6に示す状態では、現
在、時刻が10時18分であり、水温が23℃であると
表示されている。このように、ダイビングモードST5
においてその旨のスイッチ操作があったときには所定の
期間だけ現在時刻101や現在水温の表示を行うため、
小さな表示面内で常時はダイビングに必要なデータだけ
を表示するように構成したとしても(無減圧潜水モード
ST51)、現在時刻101などを必要に応じて表示で
きるので(現在時刻表示モードST52)、便利であ
る。しかも、このようにダイビングモードST5におい
ても、表示の切り換えにスイッチ操作を用いたので、ダ
イバーが知りたい情報を適正なタイミングで表示でき
る。
【0069】このダイビングモードST5の間に、水深
が1.5mより浅いところにまで浮上したときには、ダ
イビングが終了したものとして処理され、導通していた
潜水動作監視スイッチ30が絶縁状態になった時点でサ
ーフェスモードST2に自動的に移行する。この間、図
3に示した潜水結果記録手段78は、水深が1.5m以
深になったときから1.5m以浅になったときまでを1
回の潜水動作としてこの間の潜水結果(ダイビングの日
付、潜水時間、最大水深などの様々なデータ)を潜水結
果記録手段78(RAM54)に記憶、保持しておく。
併せて、今回のダイビング中に前記の浮上速度違反警告
が連続して2回以上あったときには、その旨も潜水結果
として記録する。
【0070】本形態のダイバーズ用情報処理装置1は、
あくまで無減圧潜水を前提に構成されているものである
が、万が一、減圧潜水の状態になったときには、その旨
のアラーム音でダイバーに報知するとともに、以下の減
圧潜水表示モードST53に切り換わる。すなわち、減
圧潜水表示モードST53では、現在水深501、潜水
時間502、体内窒素グラフ203、高度ランク、減圧
停止深度505、減圧停止時間506、総浮上時間50
7が表示される。図6に示す状態では、潜水開始から2
4分経過し、水深が29.5mのところにいる旨が表示
されている。また、体内窒素量が最大許容値を越え、危
険であるため、安全な浮上速度を守りながら、水深3m
のところまで浮上し、そこで1分間の減圧停止をするよ
うにとの指示が表示される。また、安全な浮上速度とし
て水面までには最低でも5分かけるようにとの指示が表
示される。さらに、現在、体内窒素量が増大傾向にある
旨が上向きの矢印508で表示される。そこで、ダイバ
ーは、上記の表示内容に基づいて減圧停止した後、浮上
するが、この減圧を行っている間、体内窒素量が減少傾
向にある旨が下向きの矢印509で表示される。
【0071】(ログモードST6)時刻モードST1ま
たはサーフェスモードST2においてスイッチBを押す
と、ログモードST6に直接、移行する。ログモードS
T6は、3分以上、ダイビングモードST5に入った状
態で水深1.5mよりも深く潜水したときの各種データ
を記憶していたものを表示、再生する機能である。この
ようなダイビングのデータは、ログデータとして潜水毎
に順次記憶され、最大10本のログデータが記憶、保持
され、それ以上潜水した場合には古いデータから順に削
除され、常に最新の10本分のダイビングが記憶され
る。
【0072】このログモードST6において、ログデー
タは4秒毎に切り換わる2つの画面で表示される。第1
の画面ST61では、潜水月日601、平均水深50
9、潜水開始時刻603、潜水終了時刻604、高度ラ
ンク、潜水を終了したときの体内窒素グラフ203が表
示される。第2の画面ST62では、その日での潜水ナ
ンバーであるログナンバー605、最大水深608、潜
水時間606、最大水深時の水温607、高度ランク、
潜水を終了したときの体内窒素グラフ203が表示され
る。たとえば、図6に示す状態では、高度ランクが0の
ところで、12月5日の2本目のダイビングは潜水が1
0時07分に開始された以降、10時45分で終了し、
38分間の潜水であった旨が表示されている。このとき
のダイビングでは、平均水深が14.6m、最大水深が
26.0m、最大水深時の水温が23℃であり、ダイビ
ング終了後、体内窒素グラフ203が4つ分の窒素が体
内に溶け込んだ旨を表示してる。このように、ログモー
ドST6では2画面を自動的に切り換えながら各種の情
報を表示するので、表示面が小さくても表示できる情報
量が多い。
【0073】また、ログモードST6では、今回表示し
ているダイビング中に前記の速度違反警告が2回以上あ
ったときには、その旨を、たとえば液晶表示パネル11
の第7の表示領域117において「SLOW」と表示す
る。
【0074】このログモードST6ではスイッチBを押
す度に、新しいデータから古いデータに切り換わり、最
も古いデータが表示された後は、時刻モードST1また
はサーフェスモードST2に移行する。その途中にスイ
ッチBを2秒以上押し続けた場合も時刻モードST1ま
たはサーフェスモードST2に移行する。さらに、スイ
ッチA、Bのいずれもが1分〜2分間押されない場合
も、サーフェスモードST2または時刻モードST1に
自動的に戻るので、その都度、スイッチ操作を行う必要
がない分、便利である。これに対して、スイッチAを押
すと、プランニングモードST3に直接、移行する。こ
のように、本形態では、プランニングモードST3、サ
ーフェスモードST2、ログモードST6のうち、いず
れのモード間でも1回のスイッチ操作で相互の直接移行
が可能である。従って、各モードへの移行ルートの自由
度が高いので、プランニングモードST3とログモード
ST6との間でも1回の操作で相互に、直接移行できる
ため、過去の潜水記録を参照しながら潜水計画を立てる
のに手間がかからず、便利である。
【0075】また、ログモードST6の間に、潜水動作
監視スイッチ30を介して入水したことを検出したとき
には自動的に機能チェックを行い、センサなどが正常で
あることを確認できれば、ダイビングモードST5に自
動的に移行する。このときセンサなどに異常があったと
きにはその旨を報音装置37からのアラーム音などで報
知する。このように、プランニングモードST3、サー
フェスモードST2(時刻モードST1)、ログモード
ST6、設定モードST4のいずれのモードからもダイ
ビングモードST5に自動的に移行することができるの
で、たとえば、ログモードST6において過去の潜水記
録を確認した後、あるいはプランニングモードST3で
潜水計画を設定した後、そのまますぐに潜水を開始する
ことができるなど、便利である。また、いずれもモード
からでもダイビングモードST5に移行できるので、ダ
イビングモードST5に移行する準備ができていなくて
ダイビングモードST5に移行し損ねたことを潜水を開
始した後にはじめて知るという失敗がないので、使い勝
手がよい。しかも、ダイビングモードST5に移行する
際には予め機能チェックを行い、該機能チェックにおい
て異常を検出したときにはダイビングモードST5への
移行を自動的に停止するとともに、その旨の報知を行う
ため、異常があるままダイビングモードST5に移行す
るという失敗がなく、しかも異常にすぐ気付くので、便
利である。また、潜水中に体内に蓄積される不活性ガス
の量を監視し損なうということがないので、減圧症を防
止するという観点から安全でもある。
【0076】[電池の残容量の監視、および表示]この
ように構成したダイバー用情報処理装置1は腕装着型で
あることから、その電源供給に電池8が用いられている
が、この種の装置において使用中の電池切れは致命的で
ある。そこで、本形態のダイバーズ用情報処理装置1で
は、電池8の出力電圧を計測することなく、あくまで演
算により電池8の残容量を詳細に監視し、それを図1に
示した電池の残容量表示104でダイバーに報知するよ
うになっている。
【0077】すなわち、図7(A)、(B)にはそれぞ
れ、消費電流の異なる2つのモードで使用され、かつ、
その途中に報音装置37からアラーム音が発せられたと
きの消費電流の時間的推移と、電池の残容量の変化を模
式的に示してある。報音装置37からのアラーム音は、
1回当たり4kHzの周波数で3秒間発せられるので、
この3秒分を1回として扱う。これらの図からわかるよ
うに、電池の残容量はダイバーズ用情報処理装置1の使
用状態に沿って減っていくので、各モードでの消費電流
(単位時間当たりの消費電気量)とこのモードに移行し
た後の時間経過がわかれば、現在のモードで使用されて
いる間は、該モードに対して設定されている消費電気量
想定値分だけ時間経過とともに消費されていくものとし
て電池8の容量に減算処理を施し、現在の残容量を求め
ることができる。また、報音装置37がアラーム音を発
するときの消費電流(1回当たりの消費電気量)がわか
れば、電池8の残容量を演算により求めることができ
る。
【0078】そこで、本形態のダイバーズ用情報処理装
置1において、サーフェスモードST2(時刻モードS
T1)、プランニングモードST3、ログモードST
6、設定モードST4ではいずれも、ICや液晶表示パ
ネル11などを駆動するだけなので、消費電流がたとえ
ば5μAと小さく、これらのモードに予め設定されてい
る単位時間当たりの消費電気量想定値QS[μA・se
c]は小さい値である。これに対して、ダイビングモー
ドST5では、ICや液晶表示パネル11の駆動などに
加えて、潜水動作監視スイッチ30で電力消費やバック
ライト(図示せず。)の点灯などを行うので、消費電流
が750μAと大きく、このモードに予め設定されてい
る単位時間当たりの消費電気量想定値QL[μA・se
c]は大きい値である。また、本形態では、報音装置3
7がアラーム音を1回発する際の消費電気量想定値QB
[μA・sec]も設定されている。なお、消費電気量
想定値QS、QL、QBは、ダイバーズ用情報処理装置
1がデューティ駆動されることを加味した値である。
【0079】このように設定された消費電気量想定値Q
S、QL、QBを用いて電池の残容量を演算により求め
ていくために、本形態のダイバーズ用情報処理装置1に
は、図8に示す電源残容量監視手段が構成されている。
【0080】図8は、本形態のダイバーズ用情報処理装
置において、電池の残容量を監視し、それを表示するた
めの構成を示す機能ブロック図である。
【0081】図8において、電源残容量監視手段80
は、図2に示した制御部50の一部として構成され、電
源残容量監視手段80には、上記の消費電気量想定値Q
S、QL、QBを用いて電池8の残容量を演算により求
めていく残容量演算手段81が構成されている。この残
容量演算手段81が、ダイバーズ用情報処理装置1の動
作状態から残容量を求めていくための演算は、サーフェ
スモードST2(時刻モードST1)、プランニングモ
ードST3、ログモードST6、または設定モードST
4となっている時間をTS[sec]、ダイビングモー
ドST5となっている時間をTL[sec]、アラーム
音が発せられた回数をN[回]としたとき、以下の式で
表される。
【0082】但し、下式における残容量の初期値として
は、電池8として未使用の新しいものが使用されること
を前提とし、その初期容量を用いる。また、電池8とし
て二次電池を使用する場合には、充電が完了したものを
使用することを前提とし、その時点での容量を下式にお
ける残容量の初期値とする。
【0083】
【数5】
【0084】ここに示す構成例では、各モード毎の使用
時間TS、TLは、計時手段68での計測結果に基づい
て各モードの経過時間を監視するモード監視手段82か
ら残容量演算手段81に入力され、アラーム音の報音回
数Nは、報音回数監視手段83から残容量演算手段81
に入力されるようになっている。ここで、残容量演算手
段81、モード監視手段82、および報音回数監視手段
83のいずれもが、図2に示したCPU51、ROM5
3、RAM54の機能として実現される。なお、新たな
電池8に交換した際には、それまでに算出した残容量を
初期値に戻す必要があるので、電源残容量監視手段80
に対しては、電池8を交換した旨のリセット信号が入力
されるようになっている。
【0085】このようにして残容量演算手段81が求め
た電池の残容量は液晶表示パネル11で表示されるが、
この表示は、図9(A)、(B)に示すようにグラフに
よりレベル表示される。すなわち、液晶表示パネル11
での残容量表示104は、図9(A)に示すように、新
たな電池8に交換した直後は5つのマークの全てが点灯
しているが、そのうち、残容量が初期容量の1/5に相
当する分だけ減少する度にマークが1個ずつ消えてい
く。従って、図9(B)に示すように、1つのマークし
か点灯していない場合には、初期容量の1/5しか残っ
ていないことがわかる。従って、利用者は、電池8をそ
ろそろ交換した方がよいことがわかる。また、図9
(B)に示す状態からさらに残容量が減ると、図9
(C)に示すように、5つのマークの全てが点滅を開始
する。このような点滅表示は、電池切れになるから電池
8を至急交換すべき旨の警告表示であるため、利用者は
電池8をすぐに新たなものに交換すべきであることがわ
かる。但し、このような点滅を開始する時点は最後のマ
ークが消灯する時点であるから、電池切れのはずであ
る。それでも、本形態では、表示部10の液晶表示パネ
ル11で電池切れである旨を所定時間、表示し続ける残
容量、すなわち、前記の点滅表示を所定時間、行える残
容量が未だ残っている時点で残容量演算手段81は残容
量が0と算出するので、実際には残容量がある時点から
電池切れである旨の表示を行うことができる。
【0086】[本形態の効果]以上説明したように、本
形態に係るダイバーズ用情報処理装置1では、現在のモ
ードが継続している間は、該モードに対して設定されて
いる消費電気量想定値QS、QL分だけ時間経過ととも
に消費されていくものとして電池8の容量に減算処理を
施し、現在の残容量を求める。また、報音装置37から
アラーム音は発せられる度にこの動作に対して設定され
ている消費電気量想定値QB分だけ消費されていくもの
として電池8の容量に減算処理を施して現在の残容量を
求める。従って、電池8の出力電圧から電池切れの時期
を予測するのと違って、電池電圧検出回路が不要であ
る。また、残容量の減り具合を細かに求めることができ
るので、残容量を液晶表示パネル11においてレベル表
示できる。それ故、利用者は電池8の残容量がどれ位あ
るかを知ることができ、電池切れの時期をかなり前から
わかるので、利用者からすればそれまで正常であったも
のが急に電池切れになる感がなく、利用者は何時電池切
れになるかいう不安を抱く必要がない。とりわけ、ダイ
バーズ用情報処理装置1ではその水密状態を確保すると
いう観点から、電池交換は利用者が行うのではなく、特
定の販売店のみで行ってもらうことになるが、この場合
でも、販売店のない所に旅行するときには旅行先で電池
切れになりそうか否かを出発前にわかるので、必要であ
れば電池交換を済ませておくことができる。よって、電
池切れになることの不安から利用者を解放することがで
きる。しかも、電池8の残容量レベルを表示するにあた
っては、デジタル表示ではなくグラフ表示を行うので、
一目みただけで電池8の残容量を視認できる。
【0087】(その他の実施の形態)なお、上記の実施
の形態では、本発明をダイバーズ用情報処理装置1に適
用した場合を例としたが、それに限らず、電池8を駆動
源とする情報処理装置であれば、いずれを用途とする情
報処理装置であっても本発明を適用できる。また、ある
モードで報音される場合には、それが通常発せられる回
数の平均などからこのモードで消費される電気量想定値
に報音による消費電気量も加味しておき、実際に何回、
報音されたか否かにかかわらず一律に、このモードに設
定されている電気量想定値分を電池の容量から減算して
現在の残容量を求めてもよい。さらに、電池としては、
一次電池に限らず、二次電池、あるいは電気二重層コン
デンサなどの大容量コンデンサを用いてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る情報
処理装置では、各モードに対して消費電気量想定値を設
定しておき、現在のモードが継続している間は、該モー
ドに対して設定されている消費電気量想定値分だけ時間
経過とともに消費されていくものとして現在の残容量を
求め、それをレベル表示することに特徴を有する。従っ
て、本発明によれば、電池の出力電圧から電池切れに時
期を予測するのと違って、電池電圧検出回路が不要であ
る。また、残容量の減り具合を細かに求めることがきる
ので、残容量を表示部においてグラフなどによりレベル
表示できる。それ故、利用者は残容量がどれ位あるかを
知ることができるので、電池切れの時期をかなり前から
わかる。それ故、電池切れになることの不安から利用者
を解放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明を適用したダイバーズ用情報
処理装置の装置本体および腕バンドの一部を示す平面
図、(B)は、その装置本体を腕時計の6時の方からみ
たときの側面図である。
【図2】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置全
体のブロック図である。
【図3】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置に
おいて、浮上速度違反警告を行うための構成を示す機能
ブロック図である。
【図4】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置に
構成した安全情報導出手段の機能ブロック図である。
【図5】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置に
おいて、体内窒素蓄積量を計測する際に用いる半飽和時
間の意味を示す説明図である。
【図6】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置で
行われる各モードを説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置に
おいて、電池の残容量を演算により求めるための処理内
容を示す説明図である。
【図8】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置に
構成した電池の残容量監視手段の機能ブロック図であ
る。
【図9】本発明を適用したダイバーズ用情報処理装置で
求めた電池の残容量レベルを液晶表示パネルでグラフ表
示する形態を示す説明図である。
【図10】電池の放電特性を模式的に示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 ・・・ダイバーズ用情報処理装置 5 ・・・操作部 8・・・電池 10・・・表示部 11・・・液晶表示パネル 30・・・潜水動作監視スイッチ 34・・・圧力センサ 37・・・報音装置 50・・・制御部 51・・・CPU 53・・・ROM 54・・・RAM 60・・・安全情報導出手段 61・・・水深計測手段(水圧計測手段) 62・・・呼吸気窒素分圧計算手段 63・・・呼吸気窒素分圧記憶手段 64・・・体内窒素分圧計算手段 65・・・体内窒素分圧記憶手段 67・・・半飽和時間選択手段 68・・・計時手段(監視手段) 80・・・残容量監視手段 81・・・残容量演算手段 82・・・モード監視手段 83・・・報音回数監視手段 91・・・体内窒素排出時間算出手段 92・・・無減圧潜水可能時間算出手段 104・・電池の残容量表示 A、B・・・スイッチ ST1・・・時刻モード ST2・・・サーフェスモード ST3・・・プランニングモード ST4・・・設定モード ST5・・・ダイビングモード ST6・・・ログモード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 和子 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小山 登志子 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体に電源供給する電池と、各種の
    情報を表示するための表示部と、時間経過を監視する計
    時手段と、単位時間当たりの消費電気量想定値が予めそ
    れぞれ設定されている複数のモードでの処理を行うとと
    もに各モードに応じた表示を前記表示部に行わせる制御
    手段とを有し、 前記制御手段は、前記複数のモードのうち、現在処理中
    のモードが継続している間は該モードに対して設定され
    ている消費電気量想定値分だけ、前記計時手段で計測さ
    れる時間の経過とともに消費されていくものとして前記
    電池の容量に減算処理を施して現在の残容量を求めてい
    く残容量演算手段を備え、該残容量演算手段が求めた現
    在の残容量を前記表示部に表示させるように構成されて
    いることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、1回の報音
    動作当たりの消費電気量想定値が予め設定されている報
    音装置を有し、 前記残容量演算手段は、前記報音装置が報音動作を行う
    度に該報音動作に対して設定されている消費電気量想定
    値分だけ消費されていくものとして前記電池の容量に減
    算処理を施して現在の残容量を求めていくように構成さ
    れていることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記制御手
    段は、前記残容量演算手段が求めた前記電池の現在の残
    容量を前記表示部にグラフによりレベル表示させるよう
    に構成されていることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記残容量演算手段は、前記表示部で電池切れである旨
    を所定時間、表示し続ける残容量が残っている時点で残
    容量が0と算出するように構成されていることを特徴と
    する情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記複数のモードには、少なくとも、これから行う潜水
    の計画設定を行うためのプランニングモードと、これま
    で行った潜水により体内に過剰な不活性ガスが蓄積され
    ているときには該不活性ガスの体内蓄積量が通常状態に
    戻るまでの時間を表示するサーフェスモードと、これま
    で行った潜水結果を再生するためのログモードと、潜水
    中に体内に過剰に蓄積される不活性ガスの量を計測する
    ダイビングモードとが含まれていることを特徴とするダ
    イバーズ用の情報表示装置。
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