WO1992017630A1 - Weft inserting device in jet loom - Google Patents

Description

明 細 書

ジ エ ツ ト ノレー ム に お け る 緯入れ装置

〔技術分野〕

本発 明 は、 経糸 と 緯糸 と か ら な る 織布を織 る 際 に 、 噴射エ ア の作用 に よ っ て経糸 開 口 内 に緯糸 を 緯入れす る た めの ジ ッ ト ルー ム に お け る 緯入れ 装置 に 関す る 。 特に 、 筏羽の前面 に緯糸飛走用 の ガイ ド孔を持つ変形箴を有す る 緯入れ装置 、 そ の 緯入れ装置用 の铳及 びそ の筏の製造方法 に 関 す る

〔背景技術〕

一般 に ジ エ ツ ト ルー ム は 、 経糸開 口 内 に緯糸 を 射出す る た め の メ イ ン ノ ズル と 、 経糸間 に配置 さ れた複数の铰羽を備え 、 こ れ ら 菝羽 に よ っ て経糸 開 口 内 に緯入れ さ れた緯糸を織前 に箴打ち す る た め の鈸 と を備えて い る 。 図 ' 1 3 に 示す よ う な 箴羽 3 1 の 前面 に ォ 一 プ ン タ イ プの ガ イ ド孔 3 2 を形 成 し 、 こ の ガイ ド孔 3 2 の列 に よ っ て緯糸飛走用 の緯入れ通路 S を構成す る ジ ュ ツ ト ルー ム の 緯入 れ装置が従来よ り 知 ら れて い る 。

特公 昭 5 9 - 2 6 6 8 8 号公報及び特開平 1 一 3 1 4 7 5 3 号公報 に は、 ガイ ド孔の列 に よ り 構 成さ れ る 絳入れ通路 内を飛走す る 絳糸 の飛走速度 を高速化す る た め に 、 オ ー プ ン タ イ ブ の ガ イ ド孔 3 2 の 上壁而 3 2 a 、 奥壁面 3 2 b 及び下壁面 3 %

2 c の そ れぞれに緯入れ方向 に 向か う に つれて絳 入れ通路 S 側へ入 り 込む傾斜を設 け た緯入れ装置 が開示さ れて い る 。

特公昭 5 9 — 2 6 6 8 8 号公報の緯入れ装.蹬 で は、 ガ イ ド孔の各壁面 3 2 a , 3 2 b , 3 2 c の 傾斜角 を大 き く 設定す る こ と に よ り 、 緯入れ通路 内 の エ ア の流逨を増大 さ せて緯糸 の飛走速度を 高 め て い る 。 奥壁面 3 2 b の傾斜角 の.増大 はガ イ ド 孔開 口側 か ら の エ ア 漏洩の増大に つ なが り 、 緯入 れ通路か ら の緯糸先端の飛び出 し と い う 飛走 ト ラ ブルの 原因 と な る 。 し か し 、 こ の.構成に よ って飛 走速度 の 高速化が図 ら れ る 。

特開平 1 — 3 1 4 7 5 3 号公報の緯入れ装置 で は 、 上壁面 3 2 a c 傾斜角 が奥壁面 3 2 b の傾斜 角 よ り も 大 き く 設定 さ れ る と 共 に 、 緯入れ通路 S に沿 っ て配設 さ れた複数の サ ブ ノ ズルか ら 噴射 さ れ る エ ア を ガイ ド孔の上壁面 3 2 a 及び奥壁面 3

2 b に 向 け てい る 。 かか る.上壁面 3 2 a 及び奥壁 面 3 2 b の傾斜角 設定 は ガイ ド孔開 口側か ら の ェ ァ漏溲を抑制す る 。

し か し なが ら 、 上記両公報に 開示 さ れた い ずれ の緯入れ装置 に お い て も 、 ガイ ド孔の壁面 3 2 a ,

3 2 b , 3 2 c の傾斜角 は緯入れ始端か ら緯入れ 終端に か けて一様 に設定 さ れて い る 。 かか る 傾斜 角 .設定 は緯糸の飛び出 し を 防止 し つつ 、 かつ飛走 速度の 向上を達成す る た めの有効な手段 と.は な り 得な い

¼入れ通路の上流側 の エ ア 流量 は 、 緯入れ用 メ イ ン ノ ズルか ら の 噴射エ ア と 各サ ブ ノ ズノレ力ヽ ら の 噴射ェ ァ と の合計流量 と な る 。 故 に 、 上流側 の ェ ァ 流量 は 、 緯入れ用 メ イ ン ノ ズルか ら の 噴射流 に よ る 影響の少な い下流側 に お け る エ ア 流； II の倍近 く に な る 。 こ の よ う な流量割合の た め に 、 緯入れ 通路の 上流側 に位置す る 箴羽の ガ イ ド孔開 口 側 へ の エ ア 漏洩量は下流側 に比 し て 大 き い

そ の た め 、 上流部 での ガイ ド孔開 口側への エ ア 漏洩を配慮 し て全て の 奥壁面の傾斜角 を小 さ く 設 定.すれ ば、 緯糸の飛 び出 し を防止す る こ と が で き る が、 飛走速度の 高速化を図 る こ と が難 し い 。 逆 に 、 下流部での ガィ ド孔開 口側への ェ ァ漏洩 の 最 大許容量 に合わせ て 全て の奥壁面の傾斜角 を大 き く 設定すれば、 飛走速度の 高速化を達成す る こ と がで き る が、 緯糸 の飛び出 し を効果的 に 防止す る こ と がで き な い。 上述の う に上壁面 3 2 a と 奥 壁面 3 2 b と に お け る 異な る 傾斜角 設定 に よ っ て も 、 緯糸の飛び出 し 防止 と 飛走速度の 高速化 と の 双方を実現す る こ と は難 し い

本発明の 目 的 は 、 ォ ー プ ン タ イ プの ガ ィ ド孔を 持つ変形箴を使用 し た ジ 工 ッ ト ル ー ム に お い て 、 緯糸 の飛走逨度の 髙速化を図 り つ つ ヽ 飛走 ト ラ ブ ルを効果的 に 防止す る こ と がで き る 緯入れ装置 を 提供す る こ と に あ 0 ま た 、 そ の よ う な緯入れ装 置用 の铰及 びそ の锬の製造方法を 提供す る こ と め る 。

〔発明 の 開示〕

こ の発明 の 目 的 に応 じ て 刖述 し た 驟題及び そ の 他の課題を解決す る た め に 、 筏、 メ イ ン ノ ズル及 びサ ブ ノ ズルを備え た 改良 さ れた ジ エ ツ 卜 ル ー ム に お け る 緯入れ装置が提供 さ れ " い る 。

铰 は 、 前 K に 77 ィ ド孔が K設 さ れた複数の 哉羽 を備え る と 共に 、 そ の钹羽の ガィ ド孔の列 に よ つ て緯糸 が飛走す る 緯入れ通路を 構成す る 。 メ イ ン ノ ズル.は緯入れ通路 に 向 けて緯糸 を射出 し 、 サ ブ ノ ズノレ は緯糸の飛走を助 け る た め に緯入れ通路 に 向 けて エ ア を噴射す る 。 锬羽の各ガィ ド孔の 壁部 に は、 緯入れ通路を流れ る エ ア を ガィ. ドす る た め の少な く と も—つ の壁面が設け ら れて い る

更に 、 鼓羽列の メ, イ ン ノ ズル寄 り に位置す る 第

1 の 区間 に配置 さ れた笾羽の ガイ ド孔壁部 に 設 け ら.れた壁面の傾斜角 度 は 、 飛走す る緯糸がガ ィ ド 孔の外へ飛び出 さ な い よ う にす る た め 、 緯入れ通 路の 開 口側へ の エ ア漏洩を抑制す る よ う に設定 さ れて い る 。 Κ こ 、 J5¾ ¾列の メ イ ン ノ ズル と 反対側 寄 り に位置す る 第 2 の区間 に配置 さ れた筏羽 の ガ ィ 'ド孔壁部 に設 け ら れた壁面の傾斜角度 は 、 緯糸 の飛走速度が低下 し な い よ う に す る た め 、 緯入れ 通路の 中心にエ ア を集め る よ う に設定 さ れて い る の構成 に よ れば、 緯入れ通路の 上流部 に 対応 す る 第 1 の 区間 と 下流部 に対応す る 第 2 の 区間 と に け る 各壁面 の異な っ た傾斜角 設定 は 、 メ イ ン ノ ズルか ら の噴射エ ア に よ る 影響の多 少 に 対応 し て い る 。

メ イ ン ノ ズ ルの 噴射エ ア に よ る 影響 の 大 き い 上 流部で は 、 ガ イ ド孔開 口側への エ ア漏洩を抑制す る こ と に よ り 、 飛走逨度の 向上よ り も む し ろ 飛 走 卜 ラ ブ ル の 防止が図 ら れ る 。 メ イ ン ノ ズルの 噴 射 ェ ァ に よ る 影響の小 さ い下流部 で は、 ガ ィ ド 孔 開 口側へ の エ ア漏洩 に よ る 飛走 ト ラ ブルが生 じ 難 い た め 、 ガ イ ド孔開 口 側への エ ア 漏洩の抑制 よ り も む し ろ 飛走速度の 向上 に重点がお かれて い ^ 。

の緯入れ装置の 第 1 の態様 と し て、 各放羽 の ガ ィ r 孔壁面 に は緯入れ方向 に 向 か う に つ れて緯 入れ通路側へ入 り 込む傾斜が設定 さ れ る と iヒ に 第 1 の 区間 に配置 さ れた钹羽の ガ イ ド孔 面 の 傾 斜角 は 、 笫 2 の 区問 に 15置 さ れ た族羽 の ガ イ ド孔 壁 W の傾斜角 よ り も 小 さ く 設定 さ れ る こ と が好 ま し い

の 構成に よ れば、 第 1 の 区間で は ガ イ ド孔壁 面に よ る エ ア反射が少な く な る と 共に 、 铳羽 間 か ら の エ ア漏洩が相対的 に増え る 。 従 っ て 、 ガ イ ド 孔開 口側への エ ア 漏洩が抑制 さ れて飛走 ト ラ ブ ル が防止 さ れ る 。 第 2 の 区間で は ガ イ ド孔壁面 に よ る ェ ァ 反射が多 く な る と 共 に 、 茂羽間か ら の エ ア e

漏洩が相対的 に弒少す 'る 。 従 っ て'、 緯入れ通.路 の 中心に エ アが集め ら れて飛走速度の 向上が図 ら れ る σ

こ の緯入れ装置の第 2 の態様 と し て、 各族羽 の ガイ ド孔壁都 は、 緯入れ方向 に 向か う に つれて緯 入れ通路側へ入 り 込む傾斜を備え た壁面を有す る と 共に 、 第 1 の 区間 に配置 さ れた哉羽の ガイ ド孔 の壁部 は更に 、 緯入れ方向 に 向か う につ れて'緯入 れ通路 と 反対側 に傾 く 第 2 の壁面を有す る こ と が 好 ま し い 。

こ の 構成に よ れば、 第 2 の壁面 は笾羽 間か ら の エ ア漏洩を増大 さ せ 、 飛走す る 緯糸 を ガイ ド孔壁 部 に 引 き 付け る 吸引気流を生 じ さ せ る 。 こ の 吸引 気流は 、 緯入れ方向 に 向か う に つ れて緯入れ通路 側 に入 り 込む傾斜面 に よ る エ ア 反射流の作用 を弱 め る 。 従 っ て、 前記同様、 第 1 の 区間で は ガ イ ド 孔開 口側への エ ア漏洩が抑制さ れ、 第 2 の 区 間 で は飛走速度の 向上が図 ら れ る 。

〔図面の簡単な説明〕

図 1 は 、 本発明の 第 1 実施例 に お け る 緯入れ装 置を示す側断面図であ る 。

図 2 は 、 図 1 の 2 — 2 線に お け る 筏の拡大断面 図であ る 。

図 3 は 、 第 1 実施例 の緯入れ装置の全体正面 図 であ る 。 図 4 は 、 本発明の 別例 と な る 緯入れ装置 の 全体 正面図であ る 。

図 5 は 、 本発明 の別例 と な る 絳入れ装置の平 断 面図で あ る 。 .

図 6 は 、 本発明の 第 2 実施例 に お け る 緯入れ装 置用箴の正面図であ る 。

図 7 は 、 本発明の第 3 実施例 に お け る 緯入れ装 置用箴 の製作途中を示す図であ る 。

図 8 は 、 本発明 の 第 3 実施例の 緯入れ装置 用 铳 の完成状態の正面図で あ る 。

図 9 は 、 図 8 の 9 一 9 線にお け る 断面図で あ る 図 1 0 は、 打ち抜 き 加工直後の 箴羽の要部，を 示 す図で あ る 。

図 1 1 は 、 緯入れ通路の 開 口 側 の各位置 に お け る 風圧の測定値を示す グ ラ フ で あ る 。

図 1 2 は、 研磨装置 に よ る 铳羽 の ガイ ド孔壁部 の研磨時の状氾を示す斜視図で あ る 。

図 1 3 は 、 従来の オ ー プ ン タ イ プの箴羽 の 要部 を示す図であ る 。

図 1 4 は、 従来の ク ロ ー ズ タ イ プの案内子の 要 部 を示す図で'あ る 。

図 1 .5 .は、 図 1 4 の 1 5 — 1 5 線に お け る 案 内 子列の 断面図であ る 。

〔発明 を実施す る た め の最良の形態〕

以下 に 、 本発明 を具体化 し た 第 1 実施例 を 図 1 〜図 5 に 従 い 、 第 2 実施例を図 6 に 従 い 、 第 3 実 施例及 びそ こ に示 さ れ た钱の製造方法を図 7 〜 図 1 2 に従 つ て それぞれ説明す る 。

(第 1 実施例）

図 1 〜図 3 に示す よ う に 、 ジ ュ ッ ト ノレ 一 ム の 運 転状況に応 じ て揺動す る ス レイ 1 上 に は変形箴 2 力 固定 さ れて い る 。 変形箴 2 は上下一対の ス テ ー 8 A , 8 B と 複数の箴羽 3 A , 3 B と に よ っ て構 成 さ れて い る 。 即 ち 、 両ス テ 一 8 A ， 8 B は 、 ス レ イ 1 の 幅方向 に沿 っ て等間隔 に配置 さ れた複数 の簇.羽 3 A ， 3 B を そ れ ら の上下各端部 に お い て 相互.に連.結す る 。

各鼓羽 3 A ， 3 3B の前面に は そ れぞれガイ ド孔

4 ， 5 が形成さ れて お り 、 こ れ ら ガイ ド孔 4 ， 5 の配列 に よ っ て緯入れ通路 S が構成 さ れて い る 。 各ガイ ド孔 4 ， 5 は 、 略水平な上壁面 4 a ， 5 a と 、 略垂直な奥壁面 4 b , 5 b と 、 上壁而 4 a ，

5 a に対 し て若干傾斜 し た下壁面 4 c ， 5 c と を 有 し 、 こ れ ら壁面に よ っ て略四角 形状の 凹部形状 に形成 さ れてい る 。 更 に、 各ガイ ド孔 4 , 5 の 各 奥壁面 4 b ， 5 b に は緯入れ軸線 に対 し て傾斜が 設け ら れて い る 。

図 1 及び図 3 に示す よ う に 、 ス レ イ 1 の一端側 に は緯入れ用 の メ イ ン ノ ズル 6 が配設 さ れ、 ス レ ィ 1 の 前面に はサ ブ ノ ズル 7 が等間隔で複数配列 さ れで い る 。 サ ブ ノ ズル 7 は複数本 （本実施例で は 4 本） で一群を構成す る 。 そ し て 、 サ ブ ノ ズ ル 群は、 メ イ ン ノ ズノレ 6 に最 も近 い 第 1 サ ブ ノ ズ ル 群 1 1 、 そ の次の第 2 サ ブ ノ ズル群 1 2 か ら最終 サ ブ ノ ズル群 1 3 ま で設け ら れて い る 。

各サ ブ ノ ズ ル群を構成す る 各サ ブ ノ ス ル 7 は 同 時噴射 し 、 各サ ブ ノ ズル群は第 1 サ ブ ノ ズル群 1 1 か ら 最終サ ブ ノ ズル群 1 3 ま で順次 リ レ ー 噴射 す る 。 又、 第 1 サ ブ ノ ズル群 1 1 は メ イ ン ノ ズ ル 6 と 同 時 に噴射す る 。 各サ ブ ノ ズ ル群 は メ イ ン ノ ズル 6 の .噴射流量 と 略同流暈の エ ア を噴射 し 、 絳 入れ通路 S 内 にお け る 緯糸の飛走を捕助す る 。

図 3 に示すよ う に 、 後数の铳羽 3 A , 3 B に よ つ て構成 さ れ る 緯入れ通路 S の長 さ は 、 変形钹 2 の左右各端部 に それぞれ配置 さ れた両箴羽 間 の 間 隔 R に相 当す る 。 そ し て、 緯入れ通路 S は第 1 サ ブ ノ ズ ル群 1 1 と 第 2 サ ブ ノ ズル群 1 2 と の 境界 に よ っ て前区間 L 1 と 後区間 L 2 と に分 け ら れ る . 図 2 に示すよ う に 、 前区間 L 1 に記列 さ れ た 箴 羽 3 A の 奥壁面 4 b の 緯入れ軸線 に対す る 傾斜角 b ,は 、 後区間 L 2 に配列 さ れた铳羽 3 B の 奥壁 面 5 a の 傾斜角 _{b 2}よ り も 小さ く 設定さ れて い る

V Θ l < Θ b ί ) 0

さ て 、 緯入れ通路 S 内を流れ る エ ア の一部 は 、 各奥壁面 4 b ， 5 b の 間か ら 変形葳 2 の 後側 へ漏 洩す る 一方、 奥壁面 4 b ， 5 b に よ っ て ガイ ド孔 4 ， 5 の 開 口側 （変形葳 2 の前側） へ反射さ れ る ， ！ 0

ガイ ド孔 4 , 5 の 開 口 側へ向 け ら れ た エ ア流 は 、 緯糸 の飛走速度を向上 さ せ る よ う に作用 す る 反.面 緯糸を緯入れ通路 S の外へ飛び出 さ せよ う と す る 作用 を も 生 じ る 。 こ れ に対 し 、 変形铳 2 の後側へ 漏洩す る エ ア流は 、 緯糸を緯入れ通路 S 内 に 引 き 付け よ う と す る,作用 を生 じ る 。

前区間 L 1 及び後区 間 L 2 にお け る 各奥壁面 4 b , 5 b の異な っ た傾斜角 設定 、 メ イ ン ノ ズル 6 か ら の 噴射エ ア に よ る 影響の多少 に対応 し て い る 。 即 ち 、 メ イ ン ノ ズル 6 か ら の 噴射流の影響 の 大 き い 前区間 L 1 で は 、 輿壁面 4 b の傾斜角 <3 _{b l} を小 さ く す る こ と に よ っ て奥壁面 4 b か ら の エ ア 流反射が少な く な る と 共に 、 変形箴 2 の後側へ の 漏洩が増え る 。 そ の結果、 ガイ ド孔 4 の 開 口 側 へ の エ ア 漏洩が抑制 さ れ、 飛走 ト ラ ブルが防止 さ れ 後区間 L 2 で は 、，奥壁面 5 b の傾斜角 6» _{b 2}を大 き く す る こ と に よ て奥壁面 5 b か ら の エ ア 流反 射が多 く な る と 共に 、 変形钹 2 の後側への漏洩が 少な く な る 。 そ の結果、 緯糸の飛走速度が大 き く な る 。 メ イ ン ノ ズル 6 か ら の噴射流の影響の少な い後区間 L 2 で は、 ガ イ ド孔 5 の 開 口側へ の エ ア 漏洩は前区間 L 1 に お け る エ ア漏洩よ り も 生 じ 難 い。 こ の本来的な 開 口側へのエ ア 漏洩の少な さ が - 奥壁面 5 b の傾斜角 * ₂が大 き い こ と に基づ く ェ ァ反射に よ る 漏洩量の増大を捕償す る 。 従 っ て 、 3 J

飛走 ト ラ ブルを生 じ る こ と な く 、 後 区間 し 2 で の 飛走速度 の 髙逨化が達成 さ れ る 。

前区間 L 1 に お け る 飛走速度高速化の 困難 さ は 後区間 L 2 での飛走速度の高速化 に よ っ て捕わ れ る 。 そ れ故、 本実施例 に よ れば、 緯入れ通路金休 を通 し て緯糸の飛走速度の高速化 を 図 り つつ 、 飛 走 ト ラ ブルを 防止す る こ と がで き る 。

と こ ろ で、 実公昭 6 3 — 7 7 2 号公報 に は 、 図 1 4 ， 1 5 に示すよ う に 、 空気案内孔 3 4 と 緯糸 脱出用 間 隙 3 5 と を有す る 案内子 3 3 を緯入れ方 向 に複数配列 し 、 空気案内孔 3 4 の 列 に よ り 案 内 通路 3 6 を構成す る 緯入れ装置が開示 さ れて い る こ の装置で は 、 メ イ ン ノ ズル 3 7 側 か ら 案内通路 3 6 の 中 間 ま での 区 間 に配置 さ れ た案内子 3 3 A の空気案 内孔内周面 3 8 a が案内通路 3 6 の軸線 と 平行 に形成 さ れて い る 。 更に、 残 る 案内子 3 3 B の空気案内孔内周 面 3 8 b は緯入れ方向 に 向 か つ て先す ぼま り の テ ー パ状 に形成 さ れて い る 。

：こ の 装置の案内子 3 3 は い わ ゆ る ク ロ ー ズ タ イ プであ る た め 、 メ イ ン ノ ズル 3 7 か ら の 噴射流 に よ っ て緯糸が案内通路外へ飛び出 す と い う よ う な ト ラ ブル は本質的に生 じ得な い 。 し か も 、 こ の ク ロ ー ズ タ イ プの案内子で は 内周面 3 8 b の傾斜角 の増大 は飛走速度の低下につ な が る た め 、 本発 明 の 目 的 、 作用及び効果 を う かが う こ と はで き な い '尚、 本発明 は上記第 1 実施例 に 限定 さ れ る も の で はな く 、 メ イ ン ノ ズル 6 を緯入れ軸線 に対 し て 僅かに傾斜 さ せて配設 し て も よ い 。 ま た 、 筏羽 3 A の奥壁面 4 b を緯入れ軸線 と 平行 （即 ち 、 傾斜 角 6> _b , - 0 ° ) に 設 定 し て も よ い 。

図 4 に示すよ う に 、 緯入れ軸線 に対 し て 同一角 度 ^ 3 で下向 き 及び上向 き に傾斜配置 さ れた二本 の メ イ ン ノ ズル 2 1 , 2 2 を有す る 緯入れ装置 に 本発明 は適用 さ れて も よ い。 こ の よ う な緯入れ装 置 は、 色の異な る 複数の緯糸が用 い ら れ る 場合 に 使用 さ れ る 。 前区間 L 1 は両 メ イ ン ノ ズ ル 2 1 ， 2 2 か ら.の噴射流の影镙が大 き い領域に対応 し て 設定 さ れ る 。

更に 、 図 5 に示す よ う に 、 緯.入れ軸線 と 略 同一 軸線上 に 配置 さ れた メ イ ン ノ ズル 6 に対 し 、 そ の 前側 に第二の メ イ ン ノ ズル 2 3 を角度 ί? ₄ で傾斜 配置 し た多色緯糸の緯入れ装置 に 本発明が適用 さ れ て も よ い 。

こ の 構成 に よ れば、 第二の メ イ ン ノ ズノレ 2 3 力 傾斜配置 さ れてい る に も かかわ ら ず、'変形簇 2 の 奥壁面 4 b の傾斜角 （9 _b！が小 さ い た め に 、 第二の メ イ ン ノ ズノレ 2 3 か ら の 噴射エ ア が箴羽 3 A の 奥 壁面 4 b に よ っ て反射 さ れ る 角 度が緯入れ軸線 に 対 し て小 さ く な る 。 従 っ て、 第二の メ イ ン ノ ズ ル 2 3 か ら 射出 さ れた緯糸の飛走 ト ラ ブル も 防止 さ れ る 。 こ の例 におい て も 、 前区 間 L 1 は両 メ イ ン ノ ズル 6 , 2 3 か ら の噴射流の影響が大 き い領域 に対応 し て設定 さ れ る 。

(第 2 実施例）

前記第 1 実施例で は ガ イ ド孔 4 ， 5 の奥壁.面 4 b , 5 b の みを緯入れ軸線に対 し て傾斜 き せた 。 こ の第 2 実施例で は 、 更に各ガイ ド孔 4 ， 5 の 上 壁面 4 a , 5 a 及び下壁面 4 c , 5 c も 緯入れ軸 線に対 し て傾斜さ せて い る 。

図 6 に示す よ う に 、 傾斜角 0 ，い 0 _c，は そ れ ぞ れ、 前区 間 L 1 に配列 さ れた铰羽 3 A の上壁面 4 a 及 び下壁面 4 c の 緯入れ軸線に対す る 傾斜角 度 を示す。 同様 に 、 傾斜角 e , _s， _{c i}は そ れぞれ 、 後区間 L 2 に配列 さ れた筏羽 3 B の上壁面 5 a 及 び下壁面 5 c の緯入れ軸線 に対す る 傾斜角 度 を 示 す。

前区 間 L 1 の ガイ ド孔 4 に お い て は 、 上壁面 4 a の傾斜角 6 は奥壁面 4 b の傾斜角 0 _b i及 び下 壁面 4 c の傾斜角 _{c l}よ り も大 き く 設定 さ れて い る 。 ま た 、 奥壁面 4 b の傾斜角 _{b l}は下壁面 4 c の傾斜角 0 _{C 1}と 等 し いかそれよ り も 大 き く 設定 さ れて い る 。 後区間 L 2 の ガイ ド孔 5 の各壁面の 傾 斜角度 ,₂， '<9 «> 2， 0 _{c i}も 、 同様 に設定さ れて い る 。 即 ち 、 各ガイ ド孔に お け る 各壁面の傾斜角 度 間 に は 次式 （ 1 ) ， （ 2 ) の よ う な関係が成立す る 0

Θ c i ≤ Θ < Θ .» 1 … （ 1 )

Θ C 2 ≤ Θ b 2 < θ , 2 … （ 2 ) I 4

各ガイ ド孔 4 , 5 に お い て、 下壁面 4 c ， 5 c の傾斜角 ^ _{C 1}, e _{C 2}を上壁面 4 a ， 5 a の傾斜角 , χ, <9 , ·₂よ り も 小 さ く 設定 し た の は、 傾斜角 B e x, 6> _{c 2}が き つ い と 下壁面 4 c ， 5 c に よ る 反 射流が上壁面 4 a . 5 a に よ る 反射添をみだ し 、 噴射流の ガイ ド孔開 口卿への漏洩が多 く な る か ら であ る 。 こ の よ う な場合、 飛走速度が低下す る の みな ら ず緯糸の飛走 ト ラ ブルが生 じ 易 く な る 。

ま た 、 前記第 1 実施例 と 同様、 前区間 L 1 の 壁 面の傾斜角 が後区間 L 2 の壁面の傾斜角 よ り も 大 き く な ら な い よ う に各傾斜角 が設定 さ れて い る 。 即 ち 、 前区問 L 1 と 後区聞 L 2 と で対応す る 各壁 面の傾斜角度は次式 （ 3 ) 〜 （ 5 ) の関係を有す る o

θ , 1 = ^ a 2 ·· ( 3 )

Θ b 1 < C7 b 2 - ( 4 )

Θ C X < Θ C 2 ■· ( 5 )

本実施例 に よ れば 式 （ 1 ) ( 5 ) に示す関 係を満た す よ う に各壁面の傾斜角 度を設定す る こ と に よ り 、 前記第 1 実施例よ り も 効果的 に飛走速 度の 向上 と 飛走 ト ラ ブルの 防止を 図 る こ と がで き る 0 ■

(第 3 実施例）

こ の 第 3 実施例で は 、 図 8 ， 9 に示す よ う に 、 前区間 L 1 に配置 さ れた葳羽 9 A と 後区間 L 2 に 配置 さ れた筑羽 9 B に はそれぞれガイ ド孔 1 4 ， 1 5 が形成 さ れて い る 。 後区間 L 2 の ガイ ド孔 1 5 は、 上壁面 1 5 d (傾斜角 _d 、 奥壁面 1 5 e (傾斜角 <9 , 2 ) 及び下壁面 1 5 f (傾斜角 ，

2 ) に よ っ て構成さ れて い る 。 一方、 前区間 L 1 の ガイ ド孔 1 4 は、 上壁面 1 4 d (傾斜角 ₄ i ) 第 1 の 奥壁面 1 4 e と 第 2 の奥壁面 1 4 g と を備 え る 奥壁、 及び、 第 1 の下壁面 1 4 f と 第 2 の 下 壁面 1 4 h と を備え る 下壁によ っ て構成 さ れて い o

ガイ ド孔 1 4 の 第 1 奥壁面 1 4 · e 及 び第 1 下壁 面 1 4 f は、 緯入れ方向 に 向か う に つれて緯入れ 通路 S 側 に入 り 込む傾斜角 0 _{e l}， _{f l}を そ れぞれ 有 し て い る 。 一方、 ガ イ ド孔 1 4 の第 2 奥壁面 1 4 g 及 び第 2 下壁面 1 4 h は、 そ れぞれ緯入れ方 向 に 向 力、 う につれて緯入れ通路 S と 反対側 に 傾 く 傾斜角 ， ， ø _h を そ れぞれ有 し て い る 。

こ こ で 、 各ガイ ド孔 に お け る 正傾斜 し た 各壁面 の傾斜角 度 は、 次式 ( 6 ) に示す よ う な 鬨係が成 立す る よ う に設定 さ れて い る 。

Θ i I ^ Θ t Z ⁼ Θ e 1 ⁼ Θ e 2 く Θ t \ — Θ d 2

… （ 6 )

ま た 、 第 2 奥壁面 1 4 g 及び第 2 下壁面 1 4 h の傾斜角 0 , ， Θ _h は そ れぞれ第 1 奥壁而 1 4 e 及び第 1 下壁面 1 4 f の傾斜角 ^ ,い よ り も 大 き く 設定 さ れて い る ( Θ t I ぐ Θ _t ， Θ ( I < Θ _k 前区間 L 1 と 後区間 L 2 と に お い てそ れぞれ対 応す る 奥壁面 1 4 e と 1 5 e 、 及 び下壁面 1 4 . f と 1 5 f は同 じ傾斜角 度 に設定 さ れて い る 。 そ れ に も かかわ ら ず、 前区間 L 1 の奥壁及び下壁に は 逆傾斜 し た 第 2 奥壁面 1 4 g 及び第 2 下壁面 1 4 h がそ れぞれ設け ら れて い る た め 、 前区間 L 1 の 奥壁及び下壁に よ る エ ア の反射流量は後区間 L 2 の奥壁面 ' 1 5 e 及び下壁面 1 5 f に よ る 反射流量 よ り も 少 な い。 こ れ は 、 逆傾斜 し た 第 2 奥壁面 1 4 g 及 び第 2 下壁面 1 4 h の作用.に よ っ て旗羽 9 A 間に 引 き 込 ま れ る エ ア の量が増大 し 、 第 1 奥壁 面 1 e 及び笫 1 下壁面 1 4 f に よ る 緯入れ通路 開 口側への エ ア反射作用 を弱め る た め であ る 。. 従 っ て 、 こ の構成 に よ っ て も 前記第 1 及び第 2 実施例 と 同様に 、 前区 間 L 1 に お け る飛走 ト ラ ブ ル の 防止 と 後区間 L 2 にお け る 飛走速度の 髙逨化 を実現す る こ と がで き る 。

尚、 上記式 （ 6 ) に代えて次式 （ 7 ) の 関係が 成立す る よ う に各壁面 の傾斜角 Kが設定 さ れて も よ い 0

Θ i 1 = θ ΐ 2 < θ - θ く 6? d 1 = ^ d Ζ

… （ 7 )

第 1 〜第 3 実施例 に示 さ れた前区間 L i は 、 メ ィ ン ノ ズルか ら の 噴射流の影響が大 き い 領域 に 対 応す る 。 かか る 領域 は メ イ ン ノ ズルの噴射圧 に よ つ て変化す る が、 .一般的な ジ ッ ト ル 一 ムで は前 区間 L 1 の長 さ は 、 5 0 〜 5 0 0 m m の範囲 に 設 定さ れ る 。 尚、 ジ エ ツ ト ノレ 一 ム の笾幅 （ L 1 + L 2 ：) は 、 通常、 織布の 幅 に応 じ て 1 m〜 3 . 5 m の範囲で設計 さ れ る 。

(銃の製造方法）

前記第 3 実施例で示 し た変形莰の 製造方法 に つ い て説明す る 。

ガィ ド孔 1 4 , 1 5 を有す る 箴羽 9 A ， 9 B は 厚さ が 2 〜 4 m m の 金属板を プ レ ス機で打 ち 抜 き 加工す る こ と に よ っ て作製 さ れ る こ の場合 、 図 1 0 に示すよ う に、 各箴羽 9 A ， 9 B の ガ ィ ド孔 1 4 , 1 5 'sr ¾成す る 各壁面は 、 打 ち 抜 き 加工の 性質上実際 に は莰羽 9 A ， 9 B の 側面 1 0 に 対 し て垂直な面 と はな ら な い。 即 ち 、 各壁面 1 4 d ,

1 4 e , 1 4 f ， 1 5 d ， 1 5 e ， 1 5 f は 、 当 初か ら 打 ち抜 き 方向 に 向力、 う に つ れて ガ イ ド孔の Φ心側 へ入 り 込む傾斜を有 し て い 。

打ち 抜 き 加工の影響 は各壁面 に等 し く 現れ る の で.、 打 ち抜 き 直後の 各壁面の傾斜角 は次式 ( 8 ) に示す関係 に あ る 。

Θ _t ι ( = θ t t ) ( = θ , 2 ) 6 d 1 ( = Θ _{d 2} ) … ( 8 )

各箴羽 9 A , 9 B を 図 7 に示す よ う に所定間 隔 を隔 て た状態で、 図 1 に示す上下 ス テ ー を用 い て 編み組みす る こ と に よ り 、 変形铳が構成 さ れ る 。 そ の後 、 緯入れ通路 S を構成す る ガ イ ド孔 1 4 ， 1 5 の各壁面 に対 し て は 、 回転研磨装置を用 い て 2 工程か ら な る 研磨が施 さ れ る 。

用 い ら れ た回転研磨装置 は 、 特公昭 6 1 — 3 2 1 6 号公報に 開示 さ れた公知の金旌用 研磨装 匿 と 同形式 の も のであ る 。 図 1 2 に示すよ う に 、 研 磨装置 2 4 は、 正逆回転可能な 円盤状の研磨バ フ 2 5 を有 し て い る 。 鼓羽 9 A C 9 B ) の ガイ ド孔 壁部 に対す る 研磨作業時に は、 研繪装置 2 4 は 、 研磨バ フ 2 5 の―部がガイ ド孔壁部 に摺接す る よ う に 、 钹 の上部 に箴幅 に 沿 っ て移動可能に取 り 付 け ら れ

第 1 の研磨ェ程で は 、 研磨バ フ 2 5 力 ガィ ド孔 壁部 に対 し て緯入れ通路 S の始端側か ら終端側へ 向カヽ っ て研磨す る よ う に研磨バ フ 2 5 を E方向

(矢印 2 6 の方向） へ回転さ せ た 。 そ し て、 研磨 バ フ 2 5 を正回転さ せ な が ら研磨装匱 2 4 を緯入 れ通路 S の始端側か ら終端側へ 向 か っ て前進 さ せ て、 全ての ガイ ド孔 1 4 , 1 5 の上壁面 1 4 d ， 1 5 d の み に硏磨を施 し た。

こ の 正回転研磨 に よ り 、 上壁面 1 4 d , 1 5 d の傾斜角 （9 _d " Θ _{a 2}を打 ち抜 き に よ っ て 自 然 に形 成 さ れた傾斜角 よ り も 大 き く し た 。 そ し て、 図 ； 7 に示す全ての ガィ ド孔 1 , 1 5 の上壁面 1 4 d

Bill Β± ΤΤ: '

1 5 d l¾ 3Ε EI 1 4 e , 1 5 e 及 び下壁面 1 4 f 1 5 f の傾斜角 が、 前記式 （ 6 ) の'関係を満 たす よ う に し た。 第 2 の研磨工程で は 、 研磨パ フ 2 5 ガ ィ ド孔 壁部 に対 し て緯入れ通路 S の終端側 か ら 始端側 へ 向か つ て研磨す る よ う に研磨パ フ 2 5 を：^方向 (矢印 2 6 の反対方向） へ回転 さ せ た。 そ し て 、 研磨バ フ 2 5 を逆回転 さ せなが ら 研磨装置 2 4 を 緯入れ通路 S の終端側か ら 始端側へ向か っ て後退 さ せ て 、 前区間 L 1 に配置 さ れた 各葳羽 9 Α の ガ ィ ド孔 1 4 の奥壁及 び下壁に対 し て研磨を施 し た こ の 逆回転研磨 に よ っ て 、 図 8 ， 9 に示す よ う に 、 各茂羽 9 A の奥壁及び下壁 に 、 第 1 奥壁面 1 4 e 及 び第 1 下壁面 1 4 f に対 し て そ れぞれ逆傾 斜 し た 第 2 奥壁面 1 4 g 及び第 2 下壁面 丄 4 h を 形成 し た。

記正回転及び逆回転の研磨 に よ つ て 、 こ の変 形铳が ジ エ ツ ト ノレー ム の緯入れ装置 に取 り 付 け ら れた と き の緯入れ通路開 口側 に漏れ る エ ア の 風圧 測定値が、 図 1 1 に示す よ う な 分布 と な る よ う に し た 。 図 ί 1 に よ れば、 前区間 L 1 に お け る 風圧 値 P 1 に 対 し て 、 後区間 L 2 の 大部分 に お け る 風 圧値 は Ρ 2 に設定 さ れて い る く P 2 ) 。 風 圧値が Ρ 1 がら Ρ ₂ に上昇す る 過渡区間 Δ L は 、 前区間 L 1 の 2 分の 1 程度の長 さ に な る 。

一般に 、 プ レ ス機 に よ る 打ち 抜 き 加ェに よ っ て 作製 さ れ る 钹羽の ガ イ ド孔 は、 当初か ら 一定の 傾 斜角 度 を有す る 壁面を有 し て い る 。 こ の よ う に既 に一方 向へ傾斜 し た壁面に対 し て 、 研磨加ェ に よ つ て前記第 1 及 び第 2 実施例 に示 し た よ う に前区 間 1 と 後区間 L 2 と で微妙に異な る 傾斜角 を付 与す る こ と は 、 必ず し も容易で は な い。

こ れ に対 し 、 本実施例の方法で は '、 前区閗 L 1 におい て正傾斜 し た壁面の傾斜角 と 、 それ に対応 す る 後区 間 L 2 の正傾斜 し た壁面の 傾斜角 と が等 し い状態 にお い て、 前区間 L 1 の壁部に対 し て逆 傾斜 し た 第 2 の壁面を研磨加工に よ っ て形成 し て い る 。

故 に 、 第 1 及び第 2 実施例の よ う に ,、 前区間 L 1 と 後区 問 L 2 と で微妙 に異な る 傾斜角 設定を必 要 と し な い。 従 っ て 、 こ の方法に よ れば、 変形铰 の各ガイ ド孔 1 4 ， 1 5 に対 し て 、 適切 な傾斜角 度を有す る 壁面 （ 1 4 d 〜 1 4 h ， 1 5 (！ 〜 1 5 f ) を 簡便 に形成す る こ と がで き る 。

尚、 前記正回転研磨工程におい て 、 各ガイ ド孔

1 4 ， 1 5 の正傾斜 し た奥壁面及 び下壁面 に '対 し て も 、 研磨が施 さ れて も よ い。 ま た 、 前記逆回転 研磨を先 に施 し 、 そ の後に正回転研磨を施すよ う に し て も よ い。

〔産業上の'利用可能性〕

以上詳述 し た よ う に 、 本発明 に かか る 緯入れ装 匿及び緯入れ装置用 の葳 は、 緯入れ通路全体 と し て緯糸 の飛走速度の 高逨化を図 り つつ 、 飛走 ト ラ ブルを 防止す る こ と がで き る た め 、 ジ ッ ト ル ー

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 前面 に ガイ ド孔 （4, 5， 14， 1.5) が凹設 さ れ た 複数の 葳羽 （3A， 3B, 9A, ?B) を備え る と 共に 、 そ の 筮羽の ガ イ ド孔の列 に よ っ て緯糸が飛走す る 緯入 れ通路 （S) を構成す る 菝 と 、 前記緯入れ通路 に 向 けて緯糸 を射出す る た めの メ ィ ン ノ ズル （6) と 、 緯糸の飛走 を助 け る た め に緯入れ通路に 向 け て ェ ァ を噴射す る サ ブ ノ ズ ル （7) と を備 え た ジ エ ツ ト ノレ一 ム に お け る 緯入れ装置に お い て 、

笾羽 の各ガイ ド孔 （4, 5, 14, 15) の壁部 に は、 緯 入れ通路 を流れ る エ ア をガイ ドす る た め の少 な く と も 一つ の壁面 b，'5b， 14e, 14g， 15e等 ） が設 け ら れてお り 、 笾羽列の メ イ ン ノ ズル寄 り に 位置す る 第 1 の 区 間 （L1 )に配置 さ れた铳羽 （3A， 9A) の ガ イ ド孔壁部 に設け ら れた壁面 （4b, He, 14g 等 ） の 傾 斜角 度 は 、 飛走す る,緯糸がガイ ド孔 （ 4, 14 )の 外へ 飛び出 さ な い よ う に す る た め.、 緯入れ通路の 開 口 側への エ ア漏洩を抑制す る よ う に 設定 さ れ る と 共 に、 鼓羽列の メ イ ン ノ ズル と 反対側寄 り に位置す る 第 2 の 区間 （L2)に配置 さ れた.箴羽 （3B， 9B) の ガ ィ ド孔壁部 に設け ら れた壁面（5b， 15e 等 ） の傾斜 角度は 、 緯糸の飛走速度が低下 し な い よ う に す る た め、 緯入れ通路の 中心に エア を集め る よ う に 設 定さ れて い る こ と を特徴 と す る ジ エ ツ ト ノレ ー ム に お け る 緯入れ装置。

2 . 前記各箴羽 （3A， 3B) の ガイ ド孔壁面 （4a， 4b 5a， 5b等 ） に は、 緯入れ方向 に 向 か う に つれて緯 入れ通路側へ入 り 込む傾斜が設定 さ れ る と 共 に 、 前記第 1 の 区間 （ L 1 )に 配置 さ れた铳羽 （ 3 A )の ガ イ ド孔壁面 （ 4 a.4b等） の傾斜角 は、 前記第 2 の 区 問 (し 2)に配匿 さ れた莰羽 （3β)の ガイ ド孔壁面 （5a， 5 b 等 ） の 傾斜角 よ り も 小 さ く 設定 さ れて い る こ と を 特徴 と す る 請求の範囲第 1 項に記載の ジ ェ ッ ト ル ー ム に お け る 緯入れ装置。

3 . 前記各箴羽 （3A.3B) のガイ ド孔壁面 は 、 ガ ィ ド孔 （ 4， 5 ) の奥壁面 b， 5 b〉 で あ る こ と を特徵 と す る 請求の範囲第 2 項に記載の ジ ュ ッ ト ル ー ム に お け る 緯入れ装置。

4 . 前記各筏羽 （3A， 3B) の ガイ ド孔壁面 は 、 ガ ィ ド孔 （4, 5) の上壁面 （4a, 5. 、 奥壁面 （4b， 5b) 及び下壁面 （4c， 5c) で あ り 、 かつ 、 各ガ イ ド孔 に お いて下壁面の傾斜角 は上壁面の傾斜角 よ り も 小 さ く 設定 さ れてい る こ と を特徵 と す る 請求の 範囲 第 2 項 に 記載の ジ ヱ ッ ト ルー ム に お け る 緯入れ装

5 . 前記各莰羽 （9A， 9B) の ガイ ド孔壁部 は 、 緯 入れ方 向 に 向か う に つ れて緯入れ通路側へ入 り 込 む傾斜を備 ぇ た壁面 （14(1， 146， 14 ， 15(1， 156， 1⁵ ) を有す る と 共に 、 前記第 1 の 区 間 （ L 1 )に配置 さ れ た箴羽 （ 9 A )の ガイ ド孔 （14 )の壁部 は更 に 、 緯入れ 方向 に 向か う につれて緯入れ通路 と 反対側 に 傾 く 第 2 の壁面 （14g， 14h) を有す る こ と を特徴 と す る 請求の範囲第 1 項に 記魃の ジ i ッ ト ルー ム に お け る緯入れ装置。 6 . 前記第 1 の 区間 （ L 1 )の長 さ は 5 0 〜 5 0 0 m m の範囲であ る こ と を特.徵 と す る 請求の範囲第 1 項〜第 5 項の いずれか一項に記載の ジ エ ツ ト ル ー ム に お け る 緯入れ装置。

7 . ジ ヱ ッ ト ルー ム に お け る 緯入れ装置 に用 い ら れ る と 共 に 、 前面 に ガイ ド孔 （ 14, 15 ) 凹設 さ れた複数の箴羽 （9A， 9B ) を備え、 そ の ガイ ド孔の 列 に よ っ て緯糸が飛走す る 緯入れ通路 （ S ) を構成 す る 笾 に お い て、

钱羽 （9A， 9B) の ガ イ ド孔を構成す る 襞部 に は 、 緯入れ方向 に 向か う につれて緙入れ通路側 に 入 り 込む傾斜面〈14d， 14e, 14i， 15d， 15e, 15f ) が設 け ら れ る と 共 に 、 前記緯.入れ通路の緯入れ始端側か ら 所定長 さ にわ た る 区間 （L1.)に配置 さ れた箴羽 （9A) の ガイ ド孔 （ 14 )の壁部 ^ は、 緯入れ方向 に 向 か う につれて緯入れ通路 と 反対側 に傾 く 第 2 の傾斜面 ( 14g， 1.4h) が設け ら れて い る こ と を特徵 と す る 綺 入れ装置用 の铳。

8 . 前記所定長 さ に わ た る 区間 （LI)の長 さ は 、 5 0 〜 5 0 O m mの範囲 であ る こ と を特徵 と す る .請求の範囲第 7 項 に記載の緯入れ装置用 の葳。

9 . 請求の範囲第 7 項 に記載 さ れた絳入 れ装 置 用 の箴の製造方法で あ っ て、

ガイ ド孔 （14， 15) を そ ろ え て配列 さ れた複数 の 铳羽 （9A， 9B) の各ガイ ド孔壁部 に対 し 、 緯入れ通 路 （ S〉 の 緯入れ始端か ら 終端に 向か う 方向 に 研磨 を施す こ と に よ り 、. 緯入れ方向 に 向 か う に つ れ て 縫:入れ通路側 に入 り 込む傾斜面 （ 14 d , 15 d ) を形 成 す る 正方.向研磨工程 と 、

ガ イ ド孔を そ ろ え て配列 さ れた複数の铰羽 （ 9 A， 9B) の う ち 、 緯入れ通路の緯入れ始端側 か ら 所定 長 さ に わ た る 区間 （ L 1 )に配置 さ れた莰羽 （ 9 A )の 各 ガイ ド孔壁部 に対 し 、 緯入れ通路 （ S ) の緯入 れ終 端か ら 始端に 向か う 方 向 に研磨を施す こ と に よ り 緯入れ方向 に 向か う につれて緯入れ通路 と 反対側 に傾 く 第 2 の傾斜面 U4g， 14h) .を形成す る 逆方向 研磨ェ と を備え る 鼓 の製造方法。

1 0 . 研磨部材 と し て正逆両方向 へ回転可能な 円 盤伏の 研磨パ フ （ 25〉を用 い る と 共 に 、 研磨バ フ の 正回転及 び逆回転に よ つ てそ れぞれ前記正方向研 暦及び逆方向研磨が.行われ る こ と を特徵 と す る 請 求の範囲第 9 項 に記載の箴の製造方法。 補正された請求の範囲

[1992年 8月 4日（04.08.92)国際事務局受理；出願当初の請求の範囲 1は取り下げられた;請 求の範囲 2、 5および 6は補正された；他の請求の範囲は変更なし。 （4頁)]

】 . （ 肖り 除 ）

2 . ( 補 正 後 ） 前 面 に ガ イ ド孔 （■!， 5， 1 4 , 1 5 ) 力;' 凹 設 さ れ た 複 数 の 葳 羽 （ 3 Λ， 3 B， 9 Λ , 9 B ) を 備 え る と 共 に 、 そ の 箴 羽 の ガ ィ ド 孔 の 列 に よ っ て 緯 糸 が 飛 走 す る 緯 入 れ 通 路 （ S ) を 構成 す る 铳 と，、

葳 羽 の 各 ガ イ ド 孔 （ 5， 1 4， 1 5 ) の 壁部 に .は 、 前 記緯 入 れ 通 路 を 流 れ る エ ア を ガ イ ド す る た め の 少 な く と も 一 つ の 壁 面 （ 4 b , 5 b , 1 4 e， 1 4 g， 1 5 e等 .） 力〈 設 け ら れ て い る こ と と 、

前記緯 入 れ 通 路 に 向 け て 緯 糸 を 射 出 す る た め の メ イ ン ノ ズ ノレ （ 6 ) と 、

緯 糸 の 飛 走 を 助 け る た め に 緯 入 れ 通 路 に 向 け て エ ア を 噴 射 す る サ ブ ノ ズ ル （ 7 ) と 、 を 備 え た ジ ュ ッ ト ル ー 厶 に お け る 緯 入 れ 装 置 に お い て 、

前記 複 数 の 菝 羽 か ら な る 葳 羽 列 が 、 メ イ ン ノ ズ ル寄 り に 位 置 す る 第 〗 の 区 間 （ L 1 )と 、 メ イ ン ノ ズ ル と 反 対側 寄 り に 位 置 す る 第 2 の 区 間 （ L 2 )と に 区 分 さ れ る こ と と 、

前記第 2 の 区 間 （ L 2 )に 配 置 さ れ た 箴 羽 （ 3 B， 9 B ) の ガ イ ド 孔 壁 部 に 設 け ら れ た 壁 面 （ 5 b , 1 5 e 等 ） の 傾斜 角 度 は 、 同 一 角 度 に 設 定 さ れ て い る こ と と 、 前記第 1 の 区 間 （ L 1 )に 配 置 さ れ た 葳 羽 （ 3 ;\， 9 Λ ) の ガ イ ド 孔 壁 部 に 設 け ら れ た 壁 面 （ 4 b , 1 . ] 等 ） の 傾 斜 角 度 は 、 前記 第 2 の 区 間 （ L 2 )に お け る 前 記 壁 面 （ 5 b， 1 5 e 等 ） の 傾 斜 角 度 よ り も / j ロ乂 定 さ れ て い る こ と 、 を 特 徴 と す る ジ ッ ト ル ー 厶 に お け る 緯 入 れ 装 置 。

3 . 前記 各 葳 羽 （ 3 A， 3 B ) の ガ イ ド 孔 壁 面 は 、 ガ ィ ド 孔 （ 4， 5 ) の 奥 壁 面 （ 4 b， 5 b ) で あ る こ と を 特 徴 と す る 請求 の 範 囲 第 2 項 に 記載 の ジ ヱ ッ ト ル ー ム に お け る 緯 入 れ 装 置 。

4 . 前 記 各 葳 羽 （ 3 A , 3 B ) の ガ イ ド 孔 壁 面 は 、 ガ ィ ド 孔 C 4， 5 ) の 上 壁 面 （ 4 a， 5 a ) 、 奥 壁 面 （ 4 b , 5 b ) 及 び下壁 面 （ 4 c， 5 c ) で あ り 、 力、 つ 、 各 ガ イ ド 孔 に お い て 下壁 面 の 傾 斜 角 は 上 壁 面 の 傾 斜 角 よ り も 小 さ く 設 定 さ れ て い る こ と を 特 徴 と す る 請 求 の 範 囲 第 2 項 に 記載 の ジ ヱ ッ ト ノレ ー ム に お け る 緯 人 れ 装

5 . ( 補正 後 ） 前 記 各 茂 羽 （ 9 A， 9 B ) の ガ イ ド 孔 壁 部 は 、 緯 入 れ方 向 に 向 か う に つ れ て 緯 入 れ 通 路 側 へ 入 り 込 む 傾斜 を 備 え た 壁 面 （ 1 4 d . 1 4 e， 1 4 f ， 1 5 d，

1 5 e， 1 5 f )を 有 す る と 共 に 、 前記 第 1 の 区 間 （ L 1 )に 配 置 さ れ た 茂 习习 （ 9 A )の ガ イ ド 孔 （ 1 4 )の 壁 部 は 更 に 緯 入 れ 方 向 に 向 か う に つ れ て 緯 入 れ 通 路 と 反 対 側 に 傾 く 第 2 の 壁 面 （ 1 4 g， 1 4 h ) を 有 す る こ と を 特 徴 と す る 請求 の 範 囲 第 2 項 に 記載 の ジ エ ツ ト ノレ 一 ム に お け る 緯 入 れ 装 置 。

6 . ( 補 正 後 ） 前 記 第 1 の 区 間 （ L 1 )の 長 さ は 5 · Π 〜 5 0 0 m m の 範 囲 で あ る こ と を 特 徴 と す る 請 求 の 範 囲 第 2 項 〜 第 5 項 の い ず れ か 一 項 に 記 載 の ジ エ ツ ト ノレ ー ム に お け る 緯 入 れ装 置 。

7 . ジ ェ ッ ト ノレ ー ム に お け る 緯 入 れ装 置 に 用 い ら れ る と 共 に 、 前 面 に ガ イ ド 孔 （ 1 4， 1 5 ) が 凹 設 さ れ た 複 数 の 葳 羽 （ 9 A , 9 B ) を 備 え 、 そ の ガ イ ド 孔 の 列 に よ っ て 緯 糸 が飛 走 す る 緯 入 れ 通路 （ S ) を 構 成 す る 钹 に お い て 、 - 箴 羽 （ 9 A , 9 B ) の ガ イ ド 孔 を 構 成 す る 壁 部 に は 、 緯 入 れ 方 向 に 向 力、 う に つ れ て 緯 入 れ通 路 側 に 入 り 込む 傾斜 面 U 4 d， 1 4 e， 1 4 f ， 1 5 d， 1 5 e， 1 5 f ) が 設 け ら れ る と 共 に 、 前記緯 入 れ 通路 の 緯 入 れ 始端側 か ら 所 定 長 さ に わ た る 区 間 （ L 1 )に 配 置 さ れ た 葳 羽 （ 9 A ) の ガ イ ド 孔 （ 1 4 )の 壁 部 に は 、 緯 入 れ 方 向 に 向 力、 う に つ れ て 緯 入 れ 通路 と 反 対側 に 傾 く 第 2 の 傾斜 面 ( 1 4 g， 1 4 h ) が 設 け ら れ て い る こ と を 特徴 と す る 緯 入 れ装 置 用 の 茂 。

8 . 前 記所 定 長 さ に わ た る 区 間 （ L 1 )の 長 さ は 、 5 ϋ 〜 5 0 O m m の 範 囲 で あ る こ と を 特 徵 と す る 請求 の 範 囲 第 7 項 に 記載 の 緯入 れ装 置 用 の 箴 。

9 . 請 求 の 範 囲 第 7 項 に 記 載 さ れ た 緯 入 れ 装 置 用 の 葳 の 製 造 方 法 で あ っ て 、

ガ イ ド 孑 L ( 1 4， 1 5 ) を そ ろ え て 配歹リ さ れ た 複 数 の 茂 习习 （ 9 A， 9 B ) の 各 ガ イ ド 孔 壁部 に 対 し 、 緯 人 れ 通 路 （ S ) の 緯 入 れ 始端 か ら 終端 に 向 か う 方 向 に 研 磨 を 施 す こ と に よ り 、 緯 入 れ方 向 に 向 力、 う に つ れ て 緯 入 れ 通 路 側 に 入 り 込 む 傾斜 面 （ 1 4 d， 1 5 d ) を 形 成 す る 正 方 向 研磨 工程 と 、

ガ ィ ド 孔 を そ ろ え て 配 列 さ れ た 複 数 の 茂 羽 （ 9 A . 9 B ) の う ち 、 緯 入 れ通路 の 緯 入 れ 始端 側 か ら 所 定 長 さ に わ た る 区 間 （ L 1 )に 配 置 さ れ た 茂 羽 （ 9 A )の 各 ガ イ ド 孔壁 部 に 対 し 、 緯 入 れ 通 路 （ S ) の 緯 入 れ 終 端 か ら 始端 に 向 か う 方 向 に 研磨 を 施 す こ と に よ り 緯 入 れ 方 向 に 向 か う に つ れ て 緯 入 れ 通 路 と 反 対 側 に 傾 く 第 2 の 傾斜 面 （ 1 4 g， 1 4 h ) を 形成 す る 逆 方 向 研磨工程 と を 備 え る 葳 の 製 造 方法 。

1 0 . 研磨 部 材 と し て 正逆 両方 向 へ 回 転 可能 な 円 盤状 の 研磨 バ フ （ 2 5 )を 用 い る と 共 に 、 研 磨 パ フ の 正 回 転 及 び逆 回 転 に よ っ て そ れ ぞ れ前記正 方 向 研 磨 及 び逆方 向 研磨 が 行 わ れ る こ と を 特 徴 と す る 請 求 の 範 囲 第 9 項 に 記載 の 葳 の 製 造 方 法 。 第 19条に基づく説明誊 請求項 1 の 削除 に 伴 い 、 新請求項 2 は 独立形式 に書 き 改 め ら れ 、 請求項 5 及 び 6 は 、 従属 す べ き 項を改 め た。 更 に 、 新請求項 2 は 、 追加 的 な 限定 を含ん で い る 。

国際調査報告 に 引 用 さ れ た 特開昭 6 1 — 2 8 9 1 5 1 号 は 、 メ イ ン ノ ズ ノレ と 、 複数の サ ブ ノ ズ ル 群 と を備え た緯入れ装置 に 関す る 。 こ の 装置 で は 羽列力く 4 つ の 区間 に 分割 さ れて い る 。 更 に 、 各 区間 に 配置 さ れ た 葳羽 の 壁面の 曲率半径 （R a， R b， R c， R d )は 、 そ の 壁面 に よ っ て指向 さ れ る 方向 （X a， X b， X c， X d ) が相異 な る よ う に変え ら れて い る 。 即 ち 、 メ イ ン ノ ズ ル に 最 も 近 い 区間 （ A ) の 曲率半径 ( R a )が最 も 小 さ く 、 メ イ ン ノ ズル力、 ら 離れ る ほ ど 対応区間の 曲率半径が大 き く な つ て い る 。 こ の 発 明 は 、 サ ブ ノ ズ ルか ら の 噴射流 に よ る 緯糸 の 飛走 速度の 向上を 目 的 と す る た め 、 各区間 に お け る 曲 率半径の設定 は 、 対応す る サ ブ ノ ズル群か ら の 噴 射エ ア が及ぼす影響の 大 き さ に対応す る 。

こ れに 対 し て 、 新請求項 2 に 記載の 発明 は 、 箴 羽列 を二つ の 区間 に 区分す る 。 明細書 に 記載 さ れ て い る よ う に 、 本発明 に お け る 第 1 の 区 間 （ L 1 )は メ イ ン ノ ズル力、 ら の 噴射流の 影響が大 き い 領域 に 対応 す る 。 こ の 第 1 の 区 間 に お け る 茂 羽 壁 面 の 傾 斜 角 設 定 は 、 メ イ ン ノ ズ ル 力、 ら の 過度 な 噴 射 圧 に 起 因 す る 飛走 ト ラ ブ ル を 回 避 す る こ と を 目 的 と す る 。 ま た 、 第 2 の 区 間 に お け る 傾 斜 角 は 、 全 て 同 一 角 度 に 設定 さ れ て い る 。

国 際 調 査報告 に 引 用 さ れ た 特 開 昭 6 3 — 9 4 9 8 9 号 は 、 緯 入 れ方 向 に 対 し て 斜 め に 指 向 さ れ た メ ィ ン ノ ズ ル を 含 む 複 数 の メ イ ン ノ ズ ル を 備 え た 緯 入 れ 装 置 に 関 す る 。 こ の 文 献 は 、 前記斜 め に 指 向 さ れ た メ イ ン ノ ズ ル か ら の 噴射 エ ア が 反 射 さ れ る 領域 に 配 置 さ れ た 菝 羽 の 壁 面 に 対 す る 法 線 が 、 残 り の 領域 に 配 置 さ れ た 箴 羽 の 壁 面 に 対 す る 法線 よ り も 反 メ イ ン ノ ズ ル側 へ 傾 く よ う に 、 葳 の 各 壁 面 の 角 度が設 定 さ れ る こ と を 開 示 し て い る 。 前述 の エ ア 反射領域 に お け る 壁 面 の 傾斜 角 設 定 は 、 前 記斜 め に 指 向 さ れ た メ ィ ン ソ ズ ル か ら の 噴 射 エ ア が 、 そ の 壁 面 に よ っ て 緯 入 れ通路 に 沿 う 方 向 に 反 射 さ れ る よ う に 方 向 付 け る こ と を 目 的 と す る 。

こ れ に 対 し て 、 本発 明 の 第 1 の 区 間 に お け る 壁 面 の 傾斜角 設'定 は 、 緯 入 れ方 向 に 沿 っ て 指 向 さ れ た メ イ ン ノ ズ ノレ力、 ら の エ ア 力く 、 む し ろ 葳羽 側 へ 漏 洩 す る こ と を 促進 す る こ と を 目 的 と す る 。 従 っ て 本 発 明 が 定義 す る 第 1 の 区 間 は 、 特 開 昭 6 3 — 9 4 9 8 9 号 で い う エ ア 反 射領域 と は 必ず し も 一致 し な い 。 葳 と そ の 製 造 方法 と に 関 す る 請求 項 ⁷ 〜 ^{1 0} は 変 更 さ れ て い な い 。 な ぜ な ら ば 、 国 際調 査報告 に 引 用 さ れ た い ずれ の 文献 も 、 「 緯 入 れ通路 の 緯 入 れ始端側か ら 所定 長 さ に わ た る 区 間 （し 1 )に 配置 さ れ た 葳羽 （ 9 A )力 、 そ の ガ ィ ド 孔 （ 14 )の 壁部 に お い て 、 緯入 れ方 向 に 向 か う に つ れ て緯 入 れ通路側 に 入 り 込 む よ う に 形成 さ れ た 第 1 の 傾斜 面 （ 14 d， 14 e 1 f ) と 、 緯 入 れ方 向 に 向 力、 う に つ れ て 緯 入 れ通 路 と 反 対 側 に 傾 く よ う に 形成 さ れ た 第 2 の 傾斜 面 ( 14g, 14h ) と の 双方 を 有 す る こ と 」 を 開 示 も 示 唆 も し て い な い 力、 ら で あ る 。

以 上