WO1991019630A1 - Couvercle modulaire pour dispositif de coussinet pneumatique de securite - Google Patents

Description

明 細 書

ェァバ グ装置のモ ジ ュ ールカ バー

技術分野

本発明 は車両衝突時にその衝撃、 変形等を感知す る こ と に よ り 、 動作、 膨張 し て展開.するエアバ ッ グを収納す る ためのモ ジ ュールカ ノ ーに関する も のである 。

背景技術.

モ ジ ュ ールカ バー と しては、 第 3 図に示す如 く 、 硬質 の イ ン ナ層 1 1 と 軟質の ァ ウ タ 層 1 2 と を備 え る と 共 に、 エアノ ッ グ動作時にバ ッ グ収納用 力 バ一が予定 され た線力ゝ ら 開裂 さ れる よ う に 、 開裂開始用 の テ ア ラ イ ン 1 3 が設け られた も のがある 。 こ の よ う なモ ジ ュ ール力. バ一は、 樹脂材料を金型に 2 度に分けて注入 し て成形す る 2 色成形法に よ り 製造さ れる 。

第 3 図 に示す よ う なィ ンナ層及びァ ウ タ層 よ り な る 2 層構造のモ ジ ュ ールカ バ一を 2 色成形法に よ り 成形する 場合、.樹脂の硬化に際 し ての表面収縮 （ ヒ ケ ） に よ り 、 次の よ う な問題が生起する。

ち、 第 3 図に示す よ う なモ ジ ュ ールカ バ一を 2 色成 形に よ り 製造する際、 第 3 図の IV部の拡大図である第 4 図 に示す如 く 、 ァ ウ タ層 1 2 の射出成形時の ヒ ケ （表面 取縮） に よ り 、 凹溝 1 3 に沿 う よ う に ァ ウ タ層 1 2 の表 面 1 2 a に陥没 Aが生 じ、 モ ジ ュ ールカ バ一の美観を損 ねる 。 発明の開示

本発明 は上記従来の問題点を解決 し、 ァ ウ タ層の成形 時にお ける上記表面収縮に よ る陥没が生 じ る こ と のない エアバ ッ グ装置のモジ ュルカ バーを提供する こ と を 目 的 と する 。

本発明のエアバ ッ グ装置のモ ジ ュールカ バ一は、 硬質 のイ ンナ層 と軟質のァ ウ タ層 と を備える と共に、 開裂開 始用 のテ ア ラ イ ンが延設されたモ ジ ュ ールカ バーであ つ て、 該テア ラ イ ンは、 イ ンナ層 と ァ ウ タ層 と の境界面に お い て イ ンチ層か ら 隆起す る よ う 設 け ら れた突条、 及 び、 モ ジ ュールカ バーの内面から凹陥する凹溝を有 して な る エ ア バ ッ グ装置の モ ジ ュ ールカ バー に お い て、 該 突条はその延在方向 と 直交方向の断面形状が略台形であ り 、 台形の斜面 と突条近傍の前記境界面 と のなす角度が 3 0 ° 以下である こ と を特徴 と する 。

別の態様に係る本発明のエアバ ッ グ装置のモ ジ ユ ール カ バ一は、 硬質のイ ンナ層 と 軟質のァ ウ タ層 と を備える と共に、 開裂開始用のテア ラ イ ンが延設されたモ ジ ユ ー ルカ バーであ っ て、 該テア ラ イ ンは、 イ ンナ層 と ァ ウ タ 層 と の境界面においてィ ンナ層から隆起する よ う 設け ら れた突条、 及び、 モ ジ ュールカ バーの内面か ら 凹陥する 凹溝を有 し てなるエアバ ッ グ装置のモ ジ ュールカ バーに おいて、 該突条はその延在方向 と 直交方向の断面形状が 略円弧状であ り 、 突条面が突条に隣接する前記境界面に 交叉する点 と 突条頂部 と を結ぶ直線は、 該境界面 に対 し 3 0 ° 以下の角度にて交叉する こ と を特徴 と す る 。

本発明のモ ジ ュールカ バ一では、 テア ラ イ ン部分 にお - ける ィ ンナ層 と ァ ウ タ層 と の境界面がゆるやかな傾斜面 又は曲面 と ざれている ため、 テ ア ラ イ ン近傍にお ける ヒ ケがボカ された も の と な り 、 ァ ウ タ層表面の陥没が目立 たな い も の と なる。

図面の簡単な説明

第 1 図は本発明のエアバ ッ グ装置のモ ジ ュ ールカ バー の一実施例を示す要部拡大断面図、 第 2 図は他の実施例 を示す要部拡大断面、 第 3 図は従来例を示す断面図、 第 4 図は第 3 図の IV部の拡大図である 。

発明を実施する ための最良の形態

以下に図面を参照 し て本発明の実施例につ いて説明す る 。

第 1 図及び第 2 図は本発明の一実施例に係る エ ア バ ッ グ装置のモ ジ ュ ールカ バーを説明する テ ア ラ イ ン形成部 分の拡大断面図である。

第 1 図 に示すエ ア ノ ッ グ装置の モ ジ ュ ー ル カ バ一 1 は、 硬質のイ ンナ層 1 A と 、 軟質のァ ウ タ層 1 B と を備 え る と 共 に、 開裂開始用 の テ ア ラ イ ン 2 と し て 、 突条 1 C 、 凹溝 2 A及びス リ ッ ト 2 B が延設された も の であ る 。 即ち、 イ ンナ層 1 A と ァ ウ タ層 1 B と の境界面 2 0 にお いて、 イ ンナ層 1 Aか ら隆起する よ う に、 断面形状 が略台形の突条 1 Cが設け られている。 こ の突条 1 C の 頂稜 1 D と モ ジ ュ ー ル カ バ ー 内 面 を 連絡 す る よ う に 'ス リ ッ ト 2 B 及び断面 V字形状の凹溝 2 Aが形成されて いる 。

本発明 において、 こ の突条 1 Cの斜面 1 E と突条 1 C の近傍の境界面 2 0 と のなす角度 0 , が 3 0 ° W下 と さ れている。

第 2 図のモ ジ ュールカ バー 1 0 0 は、 イ ンナ層 1 Aの 突条 1 C の断面形状が円弧形である こ と以外は、 第 1 図 に示すモ ジ ュールカ バ一 1 と 同様の構成であ っ て、 同一 又は相当部材には同一符号を付してある 。

な お 、 第 2 図 に お い て 、 P i は 、 突条面 1 F が突条 1 C に隣接する境界面 2 0 に交叉する点である 。 こ の点 P 1 と突条頂部 P ₂ と を結ぶ直線 2 1 が境界面 2 0 と 交 叉する角度 θ ₂ は 3 0 ° 以下 と されている 。

こ の よ う に、 θ ^ 、 Θ 2 力 S 3 0 ° 以下 と なる よ う な突 条であれば、 ァ ウ タ層硬化時の ヒ ケ に よ り 発生する陥没 がテア ラ イ ン 2 の近傍に集中せず、 陥没部の幅 （ テア ラ イ ン 2 と 直交方向の幅） が広い もの と なる 。 ま た、 陥没 部の深さ も浅 く なる。 こ の よ う な こ と 力ゝ ら、 陥没が発生 し て も 目立たない も の と なる。

本発明 に お い て は 、 特 に Θ _t 又は Θ ₂ の角 度は 5 〜 2 0 ° と する のが好ま し い。

なお、 第 1 図及び第 2 図に示す.モ ジ ュ ールカ バ一は本 発明の一実施例であ っ て、 本発明は何 ら 図示の も の に限 定さ れる も のではな く 、 テ ア ラ イ ンの断面形状等にお し、 て、 他の様 々 な態様を採用 し得る 。 例えば、 第 2 図では 円弧形の曲面 1 F と な っ ているが、 半楕円形な どその他 · の曲面であ っ て も良い。 ま た、 ス リ ッ ト 2 B は ア ウ タ ー 層 1 B ま で憒通 しない も のであ っ て も良い。

産業上の利用可能性 '

以上詳述 し た 通 り 、 本 発 明 の エ ア バ ッ グ装置 の モ ジ ュ ールカ ノ マは、 ァ ウ タ層硬化時の ヒ ケ に よ る 陥没力 ほ と ん ど発生せず、 カ バ一の外面が平坦であ り 、 外観形 状が優れて いる。

Claims

請求の範囲

( 1 ) 硬質のイ ンナ層 と軟質のァ ウ タ層 と を備える と 共に、 開裂開始用のテア ラ イ ンが延設さ れたモ ジ ュ ール カ ノ ー で あ っ て 、

該テ ア ラ イ ンは、 イ ンナ層 と ァ ウ タ層 と の境界面にお いてイ ンナ層から隆起'する よ う 設け られた突条、 及び、 モ ジ ュールカ バーの内面から凹陥する凹溝を有 してなる エアノ ッ グ装置のモ ジ ュ ール力 バ一にお いて、

該突条はその延在方向 と 直交方向の断面形状が略台形 であ り 、 台形の斜面 と突条近傍の前記境界面 と のなす角 度が 3 0 ° 以下である こ と を特徴 と する エアバ ッ グ装置 の モ ジ ュ ー ル カ バー。

( 2 ) 前記角度が 5 〜 2 0 ° である請求の範囲第 1 項 記載のモ ジ ュールカバ一。

( 3 ) 前記凹溝は V字形断面形状である請求の範囲第

1 項記載のモ ジ ュールカ バ一。

( 4 ) 硬質のイ ンナ層 と軟質のァ ウ タ層 と を備える と 共に、 開裂開始用のテア ラ イ ンが延設されたモ ジ ュール カ ノ 一 で あ っ て 、

該テア ラ イ ンは、 イ ンナ層 と ァ ウ タ層 と の境界面にお い て イ ンナ層から隆起する よ う 設け られた突条、 及び、 モ ジ ュ ールカ バーの内面から凹陥する凹溝を有 し てなる エアノ ッ グ装置のモ ジ ュールカ バ一にお いて、

該突条はその延在方向 と 直交方向の断面形状が凸 に湾 曲 し た.形状であ り 、 突条面が突条に隣接する前記境界面 に交叉する点 と突条頂部 と を結ぶ直線は、 該境界面に対 し 3 0 ° 以下の角度にて交叉する こ と を特徴 と す る エア ノ ッ グ装置のモ ジ ュ ールカ バ一。

( 5 ) 前記角度が 5 〜 2 0 ° である請求の範囲第 4 項 記載のモ ジ ュ ールカ バ—。

( 6 ) 前記凹溝は V字形断面形状である請求の範囲第

4 II記載のモ ジ ュールカ ノ —。