JPH10202550A - 軸力測定装置付ボルト締付工具 - Google Patents

軸力測定装置付ボルト締付工具

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JPH10202550A
JPH10202550A JP541497A JP541497A JPH10202550A JP H10202550 A JPH10202550 A JP H10202550A JP 541497 A JP541497 A JP 541497A JP 541497 A JP541497 A JP 541497A JP H10202550 A JPH10202550 A JP H10202550A
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JP
Japan
Prior art keywords
axial force
bolt
socket
ultrasonic sensor
fastening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP541497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Fujiwara
祥一 藤原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線が締付工具に巻き付くことがなく、
所定の軸力で安全確実にボルトを締め付けることができ
る締付工具を実現する。 【解決手段】 下部にボルト20の頭の挿入部、内部の
センサ収納部3に超音波センサ4とコイルばね5、上部
外周にスリップリング6が設けられた締付用ソケット2
と、同締付用ソケット2の上部が下部に挿入され、内部
に、締付用ソケット2を回転させる駆動モータ9、これ
を駆動するバッテリ14、超音波センサ4の出力信号を
スリップリング6と接片7を介して入力し処理する信号
処理装置10、ボルトの軸力設定器12、及び上記駆動
モータ9を制御する制御装置11が設けられたケーシン
グ1とを備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力プラント、
構造物、各種機器を連結するボルトの締付けに適用され
る軸力測定装置付ボルト締付工具に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器や構造物の連結には、ボルトが
多用されている。このボルトは、ボルト軸力、すなわち
締付けた際のボルトに作用する引張力を管理する必要が
ある。このボルト軸力が過大の場合はボルトが折損し、
ボルト軸力が過小の場合はボルトが緩む。
【0003】このボルトの締め付け力を管理する方法の
一つに超音波式軸力管理方法がある。この超音波式軸力
管理方法は、軸力がボルトに作用した際、ボルト全長が
伸びることと、音速が遅くなることを利用している。
【0004】従来のボルト軸力を管理する装置の一つと
して、たとえば実公平7−4530号により開示された
軸力センサ付ボルト締付工具がある。この軸力センサ付
ボルト締付工具について、以下に図5により説明する。
【0005】図5において、締付工具本体53には超音
波センサ51とコイルばね52が収納されており、超音
波センサ51からのリード線54は外部に取り出され、
信号処理装置56に接続されている。
【0006】超音波センサ51は、ボルト20の頭部に
接触媒質を介してコイルばね52で押しつけられてお
り、ボルト20の内部に超音波を入射し、ボルト20の
端面からその反射エコーを受信して信号を出力する。こ
の信号は軸力変化に伴なう音速変化、寸法変化による伝
播時間の変化に対応するものであり、ボルト20はその
材質と形状が同じであれば、これを締めつけた際に、そ
の反力として同一の締付力、すなわち軸力が作用するも
のである。
【0007】そのため、ボルトの軸力は、この超音波セ
ンサ51からの信号を信号処理装置56で処理すること
により表示器57で表示することができ、これをモニタ
ーしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の軸力センサ付ボ
ルト締付工具においては、ボルトを締めながら軸力を測
定することができる。
【0009】しかしながら、ボルトを1回転以上回転さ
せるとリード線が巻付き、切断するおそれがあった。ま
た、ラチェットハンドルを手動で回転させながらボルト
を締めつけるため、作業効率が悪かった。
【0010】さらに、信号処理装置と表示器は、上記軸
力センサ付ボルト締付工具とは別の場所に設置されてお
り、作業者は常に表示器に表示された軸力を監視しなが
らラチェットハンドルでボルトを回転させるために手元
が狂い、上記のボルト締付工具が外れたりする不安全状
態を生ずるおそれがあった。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するために、
駆動モータで超音波センサを収納した締付用ソケットを
回転させながらボルトを締め付けるとともに、通常の軸
力監視以外に軸力の設定もできるようにし、この軸力に
到達したときに自動的に停止するようにすることによ
り、軸力の管理精度の向上とともに、安全、かつ確実な
作業の実現を可能とする装置を提供しようとするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る軸力測定装置付ボルト締付工具は、下部にボルトの
頭の挿入部が設けられ、内部に設けられたセンサ収納部
に超音波センサとコイルばねが収納され、上部外周に上
記超音波センサが接続されたスリップリングが設けられ
た締付用ソケット、および、同締付用ソケットの上部が
下部に挿入され、内部に、上記締付用ソケットの上部に
その軸端が嵌合されてこれを回転させる駆動モータと、
同駆動モータを起動させるバッテリと、超音波センサか
らの信号を下部内側に設けられ上記スリップリングと接
触する接片を介して入力し処理する信号処理装置と、ボ
ルトの軸力を設定する軸力設定器と、信号の処理結果か
ら駆動モータの出力を制御する制御装置が収納されたケ
ーシングを備えたことを特徴としている。
【0013】本発明に係る軸力測定装置付ボルト締付工
具を用いてボルトの締め付けを行う場合は、まず、締付
用ソケットの上部にケーシングを配設し、駆動モータの
軸端を締付用ソケットの上部に嵌合させた後、ボルトの
頭部と締付用ソケットの下部を結合させ、駆動モータを
駆動する。
【0014】上記駆動モータが駆動されると、締付用ソ
ケットが回転を開始し、ボルトの締め付けを行い、同時
に超音波センサの出力信号がスリップリング及び接片を
介して信号処理装置に伝送され、ボルトの軸力の表示が
行われ、これが軸力設定器に設定された規定値に達する
と、駆動モータが自動的に停止する。
【0015】そのため、リード線が締付工具に巻き付く
ことなく、所定の軸力で安全確実にボルトを締め付ける
ことが可能となり、一人作業によるボルトの締め付けが
可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る軸力
測定装置付ボルト締付工具について、図1乃至図3によ
り説明する。
【0017】図1乃至図3に示す本実施形態に係る軸力
測定装置付ボルト締付工具は、その下端部に締付け対象
ボルト20の頭部が嵌合される締付用ソケット2と、同
ソケット2の上部がその下部に挿入されるケーシング1
を備えている。
【0018】上記締付用ソケット2は、その下端部に締
付け対象ボルト20の頭部が嵌合可能な六角穴2b、上
端部にケーシング1内に設けられた駆動モータ9の角状
軸17が挿入される四角穴2a、上部外周にスリップリ
ング6が設けられている。
【0019】また、内部のセンサ収納部3には超音波セ
ンサ4とコイルばね5が収納され、超音波センサ4は滑
動可能となっており、コイルばね5でボルトの頭部に圧
着するようになっている。さらに、上記超音波センサ4
からのリード線8は溝を通ってスリップリング6に接続
されている。
【0020】一方、ケーシング1は、下部内部に駆動モ
ータ9、下部内側に締付用ソケット2のスリップリング
6と摺動する接片7、上部内部にはこの接片7にリード
線8を介して接続された信号処理装置10と制御装置1
1とバッテリ14、上面には軸力設定器12と表示器1
3と電源SW15、側部にはハンドル16が設けられて
いる。
【0021】また、駆動モータ9の角状軸17には球状
支持金具22が設けられ、締付用ソケット2が落下しな
い構造としており、この球状支持金具22は内側にばね
が設けられており、四角穴2aに設けた球状凹部23に
圧接するようになっている。
【0022】次に、本実施形態に係る軸力測定装置付ボ
ルト締付工具の作用について、具体的に説明する。この
工具を使用する場合、まず、ケーシング1と締付用ソケ
ット2を連結させるため、ハンドル16でケーシング1
全体を持ち上げ、駆動モータ9の角状軸17の先端を締
付用ソケット2の四角穴2aに挿入する。
【0023】上記駆動モータ9の角状軸17には球状支
持金具22が設けられており、締付用ソケット2の四角
穴2aの球状凹部23に圧接するため、上記締付用ソケ
ット2の落下を防止することができるとともに、スリッ
プリング6とケーシング1の下部内側に設けた接片7と
の接触のずれを防止することができる。
【0024】上記ケーシング1と締付用ソケット2の連
結後は、このボルト締付工具をボルト20の上方へ移動
し、締付用ソケット2の下端部に設けた六角穴2bを締
付対象のボルト20の頭部に嵌合させる。
【0025】ボルト20の締付けは、軸力設定器12で
軸力を設定するか、あるいは設定しないで電源SW15
をONとし、駆動モータ9を起動させると、締付用ソケ
ット2が回転してボルト20が締まる。駆動モータ9を
回転させている間、超音波センサ4からの信号は信号処
理装置10で処理され、表示器13で表示されるため、
この表示器13により軸力を監視し、所定の軸力が表示
されたときに電源SW15をOFFにする。軸力設定器
12で設定した場合は、所定の軸力になると制御装置1
1からの信号で停止する。
【0026】本発明の実施の他の形態を図4に示す。図
4に示す本実施形態は、駆動モータ9を使用せず、手動
でボルト20の締付けを行う場合に上記締付用ソケット
2と組み合せて用いるラチェットハンドル18であり、
このハンドル18には角状軸17と接片7が設けられ、
超音波センサ4が出力した信号はスリップリング6、接
片7、リード線8を介して外部の計測装置19に伝送さ
れる。
【0027】上記一実施形態及び他の実施形態に係る装
置は、小型のため一人作業ができ、軸力が精度よく測定
できるため、原子力プラントの主冷却材ポンプ(RC
P)、ロケット装置、あるいはリニア新幹線のマグネッ
トの側壁取付けなど軸力管理が必要な場合に有効に活用
することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の軸力測定装置付ボルト締付工具
は、下部にボルトの頭の挿入部、内部のセンサ収納部に
超音波センサとコイルばね、上部外周にスリップリング
が設けられた締付用ソケットと、同締付用ソケットの上
部が下部に挿入され、内部に、締付用ソケットを回転さ
せる駆動モータ、これを駆動するバッテリ、超音波セン
サの出力信号をスリップリングと接片を介して入力し処
理する信号処理装置、ボルトの軸力設定器、及び上記駆
動モータを制御する制御装置が設けられたケーシングと
を備えたことによって、リード線が締付工具に巻き付く
ことなく、所定の軸力で安全確実にボルトを締め付ける
ことが可能となったため、一人作業による良好なボルト
の締め付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る軸力測定装置付ボ
ルト締付工具の説明図で、(a)は側断面図、(b)は
(a)のA−A矢視図、(c)は(a)のB部の拡大図
である。
【図2】上記一実施形態に係る締付用ソケットの立体断
面図である。
【図3】上記一実施形態に係る締付工具の電気系統図で
ある。
【図4】本発明の実施の他の形態に係るラチェットハン
ドルの側面図である。
【図5】従来の軸力センサ付ボルト締付工具の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 締付用ソケット 2a 四角穴 2b 六角穴 3 センサ収納部 4 超音波センサ 5 コイルばね 6 スリップリング 7 接片 8 リード線 9 駆動モータ 10 信号処理装置 11 制御装置 12 軸力設定器 13 表示器 14 バッテリ 15 電源SW 16 ハンドル 17 角状軸 18 ラチェットハンドル 19 計測装置 20 ボルト 21 ストッパ 22 球状支持金具 23 球状凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にボルトの頭の挿入部が設けられ、
    内部に設けられたセンサ収納部に超音波センサとコイル
    ばねが収納され、上部外周に上記超音波センサが接続さ
    れたスリップリングが設けられた締付用ソケット、およ
    び、同締付用ソケットの上部が下部に挿入され、内部
    に、上記締付用ソケットの上部にその軸端が嵌合されて
    これを回転させる駆動モータと、同駆動モータを起動さ
    せるバッテリと、超音波センサからの信号を下部内側に
    設けられ上記スリップリングと接触する接片を介して入
    力し処理する信号処理装置と、ボルトの軸力を設定する
    軸力設定器と、信号の処理結果から駆動モータの出力を
    制御する制御装置が収納されたケーシングを備えたこと
    を特徴とする軸力測定装置付ボルト締付工具。
JP541497A 1997-01-16 1997-01-16 軸力測定装置付ボルト締付工具 Withdrawn JPH10202550A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 20040406