JPWO2019244465A1 - 半導体素子の信頼性評価装置および半導体素子の信頼性評価方法 - Google Patents

半導体素子の信頼性評価装置および半導体素子の信頼性評価方法 Download PDF

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Abstract

直流電源(3)は、試験対象の半導体素子(1−1)〜(1−N)に直流電圧を印加する。電流検出部(4)は、試験対象の半導体素子(1−1)〜(1−N)が含まれる試験回路(2)の漏れ電流を検出する。計測器(5)は、漏れ電流のパルス波形を記録する。解析器(6)は、記録されたパルス波形に基づいて、試験回路(2)に含まれる試験対象の半導体素子(1−1)〜(1−N)の信頼性を解析する。

Description

本発明は、半導体素子の信頼性評価装置および半導体素子の信頼性評価方法に関する。
パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor-Field-Effect Transistor)、またはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体素子は、インバータ動作などの電力変換動作を実行することができる。インバータ動作では、半導体素子は、高い直流電圧を長時間にわたって保持しつつ、スイッチング動作によって、直流電圧から交流電圧を発生する。一方、自然界には、宇宙線に由来する電磁波または粒子線などの放射線が常に飛び交っている。半導体素子が高電圧を保持している間に宇宙線由来の放射線を受けると、半導体素子が破壊してしまうことがある。このような破壊現象はSEB(Single Event Burnout)と呼ばれる。
SEBに対する耐性はLTDS(Long Term DC bias Stability)と呼ばれている。LTDSの高い半導体素子を製造するためには、半導体素子のLTDSを計測する必要がある。SEBは、非常に低い確率でしか発生しないため、半導体素子を自然界に置いてLTDSを計測する方法では、数百〜数千時間以上の長期間の観測が必要となる。
このような長時間の試験を避けて短時間に信頼性を評価するために、加速試験が知られている。加速試験では、自然界の放射線よりもはるかに強い人工的な放射線が半導体素子に照射される。加速試験における半導体素子の破壊確率に基づいて、自然界における破壊確率が推定される(たとえば、特許文献1を参照)。
特許第4935789号公報
特許文献1に記載された加速試験では、強力な人工的な放射線を発生する放射線発生装置が必要となるとともに、強力な人工的な放射線から作業者を保護するための防護機構が必要となる。
それゆえに、本発明の目的は、人工的な放射線を照射せずに、かつ短時間で半導体素子の信頼性を評価することができる半導体素子の信頼性評価装置および半導体素子の信頼性評価方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の半導体素子の信頼性評価装置は、少なくとも1つの試験対象の半導体素子に直流電圧を印加する直流電源と、少なくとも1つの試験対象の半導体素子が含まれる試験回路の漏れ電流を検出する電流検出部と、漏れ電流のパルス波形を記録する計測器と、記録されたパルス波形に基づいて、試験回路に含まれる少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析する解析器とを備える。
本発明によれば、人工的な放射線を照射せずに、かつ短時間で半導体素子の信頼性を評価することができる。
実施の形態1の半導体素子の信頼性評価装置の構成図である。 解析項目Aを説明するための図である。 解析項目Aで得られたパルスの大きさIhについて、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nに関するデータベースと参照用半導体素子のデータベースとの差異の例を説明するための図である。 解析項目Bを説明するための図である。 解析項目Bで得られたルスの持続時間twについて、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nに関するデータベースと参照用半導体素子のデータベースとの差異の例を説明するための図である。 解析項目Cを説明するための図である。 パルスの出現頻度に基づいて、LTDSを推定する方法を説明するための図である。 試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの電荷分布と参照用半導体素子の電荷分布とを表わす図である。 実施の形態5の半導体素子の信頼性評価装置110の構成図である。 実施の形態6の半導体素子の信頼性評価装置310の構成図である。 実施の形態7の半導体素子の信頼性評価装置410の構成図である。 実施の形態8の半導体素子の信頼性評価装置210の構成図である。 実施の形態9の半導体素子の信頼性評価方法の手順を表わすフローチャートである。 実施の形態10の半導体素子の信頼性評価装置の構成図である。 信頼性評価装置10の解析器6のハードウエア構成の一例を表わす図である。 信頼性評価装置10の解析器6のハードウエア構成の別の例を表わす図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の半導体素子の信頼性評価装置の構成図である。
試験対象の半導体素子1−1〜1−Nは、MOSFETまたはIGBTなどである。半導体素子1−1〜1−Nは、自己消弧型素子に限定されず、PiNダイオード、またはショットキーバリアダイオードなどの整流素子でもよい。半導体素子の材料は、一般的なSiに限定されるものではなく、バンドギャップの大きな、SiC、GaN、Ga203、ダイヤモンドなどでもよい。
図1では、N個の自己消弧型の半導体素子1−1〜1−Nが示されている。半導体素子1−1を1番目の試験対象の半導体素子、半導体素子1−NをN番目の試験対象の半導体素子と称する。半導体素子1−1〜1−Nが並列に接続されることによって試験回路2が構成される。半導体素子1−1〜1−Nには、同一の電圧が印加される。本実施の形態の信頼性評価装置10によって、試験回路2に含まれるN個の半導体素子1−1〜1−Nの信頼性が評価される。
半導体素子1−1〜1−Nのそれぞれのドレイン端子またはコレクタ端子は、ノードND1に接続される。半導体素子1−1〜1−Nのそれぞれのソース端子またはエミッタ端子は、ノードND2に接続される。自己消弧型素子の誤点弧を防止するため、半導体素子1−1〜1−Nのゲート端子またはベース端子は、半導体素子1−1〜1−Nのソース端子またはエミッタ端子と短絡される。
信頼性評価装置10は、直流電源3と、電流検出部4と、電圧計8と、保護抵抗7と、スイッチ9と、計測器5と、解析器6とを備える。
直流電源3と、保護抵抗7と、スイッチ9と、試験回路2と、電圧計8とが閉回路20を構成する。直流電源3の一端は、保護抵抗7の一端と接続される。直流電源3の他端は、グランドGNDと接続される。保護抵抗7の他端は、スイッチ9の一端と接続される。スイッチ9の他端は、ノードND1と接続される。試験回路2は、ノードND1およびノードND2と接続する。電流検出部4の一端は、ノードND2と接続される。電流検出部4の他端は、グランドGNDと接続される。
直流電源3の電圧は、試験対象の半導体素子である半導体素子1−1〜1−Nの定格電圧の50%以上の任意の値に設定される。
電圧計8は、保護抵抗7の両端電圧を継続的に計測することによって、閉回路20に流れる電流を計測する。
スイッチ9は、リレーなどによって構成される。半導体素子1−1〜1−Nに、通常よりもエネルギーの高い放射線が入射された結果、半導体素子1−1〜1−Nの少なくとも一つ以上が破壊されることによって、継続的に試験回路2に電流が流れるようになった場合に、電圧計8によって計測される閉回路20を流れる電流が継続して閾値以上となる。このような場合に、スイッチ9をオフにすることによって、閉回路20が破壊または焼損するのを防ぐことができる。保護抵抗7は、継続的に閉回路20に電流が流れた場合でも、焼損しない十分な容量を持ったものが選定され、例えば数kΩ、数Wのものが用いられる。
半導体素子1−1〜1−Nのいずれかに放射線が入射したときには、放射線が入射した半導体素子(1−iとする)の内部に電荷が発生する。その結果、半導体素子1−iの抵抗が下がる。これによって、並列に接続された残りの(N−1)個の半導体素子から電荷Qが半導体素子1−iへ供給される。半導体素子1−iには、半導体素子1−i内部の電荷Qと、(N−1)個の半導体素子から流れる(N−1)×Qの電荷とが蓄積される。したがって、半導体素子1−iには、N×Qの電荷が蓄積される。電荷Qは、各半導体素子の出力容量Cossと各半導体素子に印加されている電圧Vdsの積によって算出できる。半導体素子1−iの内部の電荷N×Qが、半導体素子1−iを破壊するのに必要な閾値電荷Qth以上となると、半導体素子1−iが破壊される。したがって、半導体素子1−iが破壊されないようにするため、N×Coss×VdsがQth未満となるように、N、Coss、Vdsが設定される。Qthは、故障率が既知のデバイスに対する参照用半導体素子のデータベースに登録されている値を用いることができる。あるいは、デバイスシミュレーションを用いてQthの値を推定してもよい。
電流検出部4は、ノードND2と、グランドGNDとの間の電圧を計測することによって、試験回路2に流れる電流を検出する。電流検出部4は、半導体素子1−1〜1−Nのゲート端子またはベース端子にオフ電圧が印可されているときに、半導体素子1−1〜1〜Nの漏れ電流の和を計測する。電流検出部4は、電流プローブ、または抵抗器によって構成される。
計測器5は、電流検出部4によって計測される電圧を常に監視する。計測器5は、オシロスコープ等によって構成される。計測器5は、電流検出部4によって計測された漏れ電流の値が閾値It以上になった瞬間から一定時間後まで、電流検出部4によって計測される漏れ電流の時間的変化を記録する。いずれの半導体素子にも放射線が入射されていないときには、漏れ電流の大きさは、閾値It以下である。したがって、計測器5は、漏れ電流を記録しない。いずれかの半導体素子に放射線が入射されると、瞬時的なパルス状の漏れ電流が発生する。計測器5は、パルスの大きさが閾値It以上となった瞬間から、パルスの記録を開始する。
解析器6は、計測器5に接続されている。解析器6は、計測器5がパルス波形の記録を開始すると、計測器5からのパルス波形を通信線を通じて受信し、蓄積する。パルス波形が解析器6に取り込まれた後、計測器5は、次のパルスを待ち受ける。解析器6は、計測器5からのパルスの波形を解析処理し、解析結果を保存する。
実施の形態1では、解析器6は、解析項目Aを解析処理する。解析項目Aは、パルスの大きさである。パルスの大きさは、パルスの高さ、またはパルスの振幅を意味する。パルスの大きさは、たとえば、通常時の漏れ電流の大きさと、パルス状の漏れ電流の頂点との差とすることができる。
解析器6は、試験対象の半導体素子のデータベースと、参照用半導体素子のデータベースとを比較する。解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースと参照用半導体素子のデータベースとに基づいて、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの全体としてのLTDSを推定する。ここで、LTDSは、故障確率の逆数である。故障確率は、たとえばFIT(Failure In Time)などが用いられる。参照用半導体素子のデータベースは、予め作成されるか、あるいは試験対象の半導体素子のデータベースと同時に実行される別の計測によって作成される。参照用半導体素子のデータベースは、LTDSが既知の参照用の半導体素子に関して、解析項目A、B、Cに関する複数のデータの集まりを含む。解析項目B、Cについては、後述する。参照用の半導体素子はLTDSが既知であるため、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSは、参照用の半導体素子のLTDSに対する相対的な値として推定されることができる。
以上のようにして、半導体素子1−1〜1−Nが破壊されるまで待つことなく、半導体素子1−1〜1−Nの全体としてのLTDSが推定される。
次に、具体的な解析の内容について説明する。
図2は、解析項目Aを説明するための図である。
図2には、一例として、計測器5で計測された漏れ電流のパルス波形40が示されている。横軸が時間tを示し、縦軸が漏れ電流Iを示す。時間軸上の時刻0以前においては漏れ電流IはIbである。Ibの値は閾値Itよりも小さい。時刻0において、漏れ電流Iは閾値Itを超える。これによって、計測器5は、パルス波形の記録を開始する。漏れ電流はパルス状の変化を示し、パルスの頂点において漏れ電流IはIpとなる。解析器6は、IpとIbの差Ihをパルスの大きさとして算出する。
解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nについて記録された複数個のパルス波形の時間的な特徴と、参照用半導体素子についての複数個のパルス波形の時間的な特徴とに基づいて、試験回路2に含まれる試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの信頼性を評価する。
図3は、解析項目Aで得られたパルスの大きさIhについて、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nに関するデータベースと参照用半導体素子のデータベースとの差異の例を説明するための図である。横軸はIhの大きさを示し、縦軸は出現頻度を示す。図3には、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのデータベースにおけるIhの分布を示すヒストグラム11と、参照用半導体素子のデータベースにおけるIhのヒストグラム12が示されている。
ヒストグラム11および12を参照すると、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのデータベースのIhの平均値が、参照用半導体素子のデータベースのIhの平均値よりも大きい。また、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのデータベースのIhの頻度が最大となる最頻値が、参照用半導体素子のデータベースのIhの頻度が最大となる最頻値よりも大きい。このことは、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nは、参照用半導体素子に比べて、放射線の照射によって生じる漏れ電流が大きいことを意味し、放射線によって破壊されやすいことを意味する。したがって、解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSが参照用半導体素子のLTDSよりも小さいと推定することができる。
解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのデータベースのIhの平均値あるいは最頻値と、参照用の半導体素子のデータべ―スのIhの平均値あるいは最頻値との差に基づいて、参照用半導体素子のLTDSと試験対象の半導体素子のLTDSとの差を推定することができる。すなわち、解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのデータベースのIhの平均値あるいは最頻値と参照用半導体素子のデータベースのIhの平均値あるいは最頻値との差が大きいほど、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSと参照用の半導体素子のLTDSとの差が大きいと推定することができる。
解析器6は、第1の試験対象の半導体素子のデータベースのIhの平均値あるいは最頻値IHM1の逆数(1/IHM1)と、参照用半導体素子のデータベースのIhの平均値あるいは最頻値IHMRの逆数(1/IHMR)との差D1と、第2の試験対象の半導体素子のデータベースのIhの平均値あるいは最頻値IHM2の逆数(1/IHM2)と、参照用半導体素子のデータベースのIhの平均値あるいは最頻値IHMRの逆数(1/IHMR)との差D2との比(D1/D2)を計算する。解析器6は、この比(D1/D2)が第1の試験対象の半導体素子のLTDSと第2の試験対象の半導体素子のLTDSの比とすることができる。
以上のように、本実施の形態による半導体素子の信頼性評価装置によれば、実際に半導体素子が破壊するまで待つことなく、半導体素子のLTDSを推定することができる。これにより、評価に要する時間を大幅に縮小できるので、半導体素子の開発の期間を短縮し、開発コストを低減することができる。本実施の形態では、試験対象の半導体素子に関して解析項目Aのヒストグラムを作成する必要があるが、ヒストグラムの作成に要する時間は、試験対象の半導体素子が実際に破壊するまで待つ時間よりもはるかに短い。
本実施の形態によれば、半導体素子の破壊に寄与しない、微小なリーク電流の変動の特徴から、故障率を推定できる。
なお、本実施の形態の半導体素子の信頼性評価装置は、放射線発生装置から人工的な放射線を放射しなくても、試験対象の半導体素子のLTDSを推定することができる。また、本実施の形態の半導体素子の信頼性評価装置は、放射線発生装置から放射された人工的な放射線と、宇宙線に由来する放射線との両方を用いて、試験対象の半導体素子のLTDSを推定することもできる。
なお、本実施の形態による半導体素子の信頼性評価装置は、半導体素子が実際に使用される環境に応じて、適切な場所に設置されることによって、より精度の高いLTDSを推定することができる。例えば、標高の低い地上で使用される半導体素子であれば、本実施の形態の信頼性評価装置を地上に設置することによって、実際に使用された場合と同じLTDSを求めることができる。一方、標高の高い地上で使用される半導体素子、または高度の高い航空機または宇宙船の中で使用される半導体素子であれば、本実施の形態の信頼性評価装置をそれに応じた環境に設置することによって、実際に使用された場合と同じLTDSを求めることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、解析器6は、解析項目Bを解析処理する。解析項目Bは、パルスの持続時間である。パルスの持続時間は、パルスの時間的な幅に相当する。パルスの持続時間は、漏れ電流が定められた閾値を超えた時刻から、漏れ電流が定められた閾値に低下する時刻までの時間とすることができる。
図4は、解析項目Bを説明するための図である。図4には、一例として、計測器5で計測された漏れ電流のパルス波形40が示される。図4において、横軸が時間tを示し、縦軸が漏れ電流Iの大きさを示す。
時間軸上の時刻0において、漏れ電流Iは、第1の閾値It0を超える。その結果、計測器5は、波形を記録する。It0は、実施の形態1のItと同じ値であってもよい。漏れ電流は、パルス状に変化する。漏れ電流は、ピークに達するまで増加した後、減少する。時刻t1において、漏れ電流Iは、第2の閾値It1よりも小さくなる。解析器6は、時刻0から時刻t1までの時間をパルスの持続時間twとして算出する。
第1の閾値It0と第2の閾値It1は、相互に異なっていてもよいし、同じでもよい。図4の例では、第2の閾値It1は第1の閾値It0よりも大きく設定されている。第2の閾値It1を大きく設定した計測(以下、第1の計測)では、パルスの持続時間twは、短くなる。第1の計測は、パルスの主要部分を重視した通常の計測である。一方、第2の閾値It1を小さく設定した計測(以下、第2の計測)では、パルスの持続時間twは、長くなる。第2の計測は、パルスの裾に当たるテール部分を重視した計測である。半導体素子1−1〜1−Nの内部温度が上昇している場合、リーク電流による発熱が生じる。そのため、半導体素子1−1〜1−Nのゲートを制御することによって半導体素子1−1〜1−Nをオフにすることができなくなり、半導体素子1−1〜1−Nが破壊する場合がある。テール部分の電流波形を重視して計測によって、発熱による影響を評価することができる。また、第1および第2の両方の計測によって、パルスの形状の特徴をより正確に捉えることができる。したがって、複数の第2の閾値It1を設定して、それぞれのIt1に対応する持続時間twを求めて、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースに記録することによって、より柔軟な比較が可能になる。
図5は、解析項目Bで得られたルスの持続時間twについて、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nに関するデータベースと参照用半導体素子のデータベースとの差異の例を説明するための図である。図5において、横軸はパルスの持続時間twを示し、縦軸は出現頻度を示す。図5には、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースにおけるパルスの持続時間twの分布を示すヒストグラム13と、参照用半導体素子のデータベースにおけるパルスの持続時間twのヒストグラム14が示されている。
ヒストグラム13および14を参照すると、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースのtwの平均値が、参照用半導体素子のデータベースのtwの平均値よりも大きい。また、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースのtwの頻度が最大となる最頻値が、参照用半導体素子のデータベースのtwの頻度が最大となる最頻値よりも大きい。このことは、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nは、参照用半導体素子に比べて、放射線の照射によって生じる漏れ電流が長い時間流れることを意味し、放射線によって破壊されやすいことを意味する。したがって、解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSが参照用半導体素子のLTDSよりも小さいと推定することができる。
解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースのtwの平均値あるいは最頻値と、参照用の半導体素子のデータべ―スのtwの平均値あるいは最頻値との差に基づいて、参照用半導体素子のLTDSと試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSとの差を推定することができる。すなわち、解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースのtwの平均値あるいは最頻値と参照用半導体素子のデータベースのtwの平均値あるいは最頻値との差が大きいほど、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSと参照用の半導体素子のLTDSとの差が大きいと推定することができる。
解析器6は、第1の試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのデータベースのtwの平均値あるいは最頻値TWM1の逆数(1/TWM1)と、参照用半導体素子のデータベースのtwの平均値あるいは最頻値TWMRの逆数(1/TWMR)との差E1と、第2の試験対象の半導体素子のデータベースのtwの平均値あるいは最頻値TWM2の逆数(1/TWM2)と、参照用半導体素子のデータベースのtwの平均値あるいは最頻値TWMRの逆数(1/TWMR)との差E2との比(E1/E2)を計算する。解析器6は、この比(E1/E2)を第1の試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSと第2の試験対象の半導体素子のLTDSの比とすることができる。
なお、解析器6は、複数のIt1に対応するtwの相互比較によって、より精度の高いLTDSの推定値を求めるようにしてもよい。
実施の形態3.
実施の形態3では、解析器6は、解析項目Cを解析処理する。解析項目Cは、パルスの発生頻度である。パルスの発生頻度は、漏れ電流Iが定められた閾値を超えるようなパルスが単位時間に発生した回数とすることができる。
図6は、解析項目Cを説明するための図である。図6には、一例として、計測器5で計測された漏れ電流のパルス波形40が示されている。横軸が時間tを示し、縦軸が漏れ電流Iを示す。時間軸上の時刻0において、漏れ電流Iは閾値Itを超える。その結果、計測器5は、波形を記録する。解析器6は、波形を記録した回数に基づいて、単位時間あたりのパルスの発生頻度を計算する。漏れ電流Iが瞬時的な変動をしたとしても、図6の波形15で示されるように、漏れ電流Iが閾値Itを超えない場合は、波形が記録されない。閾値Itを適切な値に設定することで、LTDSとより相関の高いパルスの出現頻度を計算することができる。
図7は、パルスの出現頻度に基づいて、LTDSを推定する方法を説明するための図である。図7において、横軸はパルスの出現頻度nを示し、縦軸はLTDSを示す。図7において、4種類の既知の参照用半導体素子について、パルスの出現頻度とLTDSとの関係を表わすサンプル点P1〜P4が示されている。図7には、サンプル点P1〜P4を結ぶ曲線が出現頻度nとLTDSの相関を表わす曲線16として示されている。曲線16によって示されるように、パルスの出現頻度nの高い半導体素子は、LTDSが小さく、パルスの出現頻度nの低い半導体素子はLTDSが大きい。
解析器6は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのパルスの出現頻度がnxの場合に、曲線16上のパルスの出現頻度nxに対するLTDSを、パルスの出現頻度nxに対するLTDSxとして求めることができる。
実施の形態4.
解析器6は、解析項目A、B、Cのうちの少なくとも2つを組み合わせて解析処理してもよい。たとえば、解析器6は、計測されたパルス波形を解析項目Bで指定した持続時間で積分することによって、パルス波形によって生成された電荷量を計算することができる。解析器6は、これらの解析項目を解析した後、解析結果を内部に保存し、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nに関するデータベースを更新する。
図8は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの電荷分布と参照用半導体素子の電荷分布とを表わす図である。図8において、横軸はパルスの電荷量を示し、縦軸はパルスの発生頻度を表わす。パルスの電荷量は、計測器5によって得られた電流波形と解析項目Bで得られたパルスの持続時間から算出される。パルスの発生頻度は、解析項目Cで得られる。
図8には、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの電荷分布17と、参照用半導体素子の電荷分布18とが示されている。半導体素子の素子構造、および半導体素子のLTDSによって、電荷分布が異なる。よって、解析器6は、LTDSが既知の参照用半導体素子の電荷分布と試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの電荷分布とを比較することによって、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSを推定することができる。
たとえば、解析器6は、パルスの電荷量が大きい領域において、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのパルス発生頻度が参照用半導体素子のパルスの発生頻度よりも高いときに、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSは、参照用半導体素子のLTDSよりも小さいと推定することができる。解析器6は、パルスの電荷量が大きい領域において、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nのパルス発生頻度が参照用半導体素子のパルスの発生頻度よりも低いときに、試験対象の半導体素子1−1〜1−NのLTDSは、参照用半導体素子のLTDSよりも大きいと推定することができる。
図8に示すように、パルスの電荷量の検知下限ULを設けてもよい。パルスの電荷量の検知下限ULは、パルスの持続時間twと第1の閾値It0の積とすることができる。パルスの電荷量が第1の閾値It0以上のときに、パルス波形が記憶されて解析対象となる。第1の閾値It0を調整することによって、検知下限ULを適切な値に調整することができる。その結果、LTDSとの相関性の高いパルス波形のみを解析対象とすることができる。
実施の形態5.
実施の形態1では、電流検出部4から算出した漏れ電流の時間変化によって発生電荷を推定する方法を述べたが、これに限定されるものではない。
図9は、実施の形態5の半導体素子の信頼性評価装置110の構成図である。
信頼性評価装置110は、電流検出部4の代わりに、積分器24と、電荷供給用コンデンサ22と、制限抵抗23とを備える。
半導体素子1−1〜1−Nが並列に接続されることによって試験回路2が構成される。半導体素子1−1〜1−Nには、同一の電圧が印加される。
半導体素子1−1〜1−Nのそれぞれのドレイン端子またはコレクタ端子は、ノードND1に接続される。半導体素子1−1〜1−Nのそれぞれのソース端子またはエミッタ端子は、グランドGNDに接続される。自己消弧型素子の誤点弧を防止するため、半導体素子1−1〜1−Nのゲート端子またはベース端子は、半導体素子1−1〜1−Nのソース端子またはエミッタ端子と短絡される。
直流電源3と、保護抵抗7と、スイッチ9と、試験回路2とが閉回路120を構成する。直流電源3の一端は、保護抵抗7の一端と接続される。直流電源3の他端は、グランドGNDと接続される。保護抵抗7の他端は、スイッチ9の一端と接続される。スイッチ9の他端は、ノードND1と接続される。試験回路2は、ノードND1およびグランドGNDと接続する。
電荷供給用コンデンサ22の一端は、ノードND1と接続される。電荷供給用コンデンサ22の他端は、制限抵抗23の一端と接続される、制限抵抗23の他端は、積分器24の入力と接続される。積分器24の出力は、計測器5と接続される。
積分器24によって、半導体素子1−1〜1−Nに流れるパルス状の電流を検出する。積分器24を使用することによって、半導体素子1−1〜1−Nに発生するパルス電流を精度よく計測できる。
積分器24は、並列に接続されたオペアンプ24aと、コンデンサ24bと、抵抗24cとを備える。積分器24によって得られる電流の大きさは、パルス状ではないが、漏れ電流のパルスの大きさ、およびパルスの持続時間は、積分器24による積分結果である積分波形に反映される。また、積分波形を用いても、時定数を調整するなどによってパルスの発生頻度を検出することができる。したがって、解析器6は、積分波形を解析することによって、実施の形態1〜3と同様に、解析項目A、B、Cに基づいて解析処理することができる。ただし、実施の形態5における閾値It0、It1、Itは、実施の形態1における閾値It0、It1、Itと相違する。
実施の形態6.
図10は、実施の形態6の半導体素子の信頼性評価装置310の構成図である。
図10では、NA個の自己消弧型の半導体素子1A−1〜1A−NAと、NB個の自己消弧型の半導体素子1B−1〜1B−NBが示されている。
半導体素子1A−1〜1A−NAが並列に接続されることによって第1相の試験回路2Aが構成される。半導体素子1A−1〜1A−NAには、同一の電圧が印加される。半導体素子1A−1〜1A−NAのそれぞれのドレイン端子またはコレクタ端子は、ノードND1に接続される。半導体素子1A−1〜1A−NAのそれぞれのソース端子またはエミッタ端子は、ノードND2Aに接続される。自己消弧型素子の誤点弧を防止するため、半導体素子1A−1〜1A−NAのゲート端子またはベース端子は、半導体素子1A−1〜1A−NAのソース端子またはエミッタ端子と短絡される。
半導体素子1B−1〜1B−NBが並列に接続されることによって第2相の試験回路2Bが構成される。半導体素子1B−1〜1B−NBには、同一の電圧が印加される。半導体素子1B−1〜1B−NBのそれぞれのドレイン端子またはコレクタ端子は、ノードND1に接続される。半導体素子1B−1〜1B−NBのそれぞれのソース端子またはエミッタ端子は、ノードND2Bに接続される。自己消弧型素子の誤点弧を防止するため、半導体素子1B−1〜1B−NBのゲート端子またはベース端子は、半導体素子1B−1〜1B−NBのソース端子またはエミッタ端子と短絡される。
本実施の形態の信頼性評価装置310によって、試験回路2Aに含まれるNA個の半導体素子1A−1〜1A−NAの全体としての信頼性が評価され、試験回路2Bに含まれるNB個の半導体素子1B−1〜1B−NBの全体としての信頼性が評価される。試験回路2Aに含まれるNA個の半導体素子1A−1〜1A−NAと、試験回路2Bに含まれるNB個の半導体素子1B−1〜1B−NBとを同一仕様の半導体素子とすれば、試験回路2Aおよび試験回路2Bの両方の全体としての信頼性を同時に評価することができる。
信頼性評価装置310は、直流電源3と、電流検出部4と、電圧計8と、保護抵抗7と、スイッチ9と、計測器5と、解析器6とを備える。電流検出部4は、電流検出器4Aと、電流検出器4Bとを備える。
直流電源3と、保護抵抗7と、スイッチ9と、第1相の試験回路2Aと、電圧計8とが閉回路320Aを構成する。直流電源3の一端は、保護抵抗7の一端と接続される。直流電源3の他端は、グランドGNDと接続される。保護抵抗7の他端は、スイッチ9の一端と接続される。スイッチ9の他端は、ノードND1と接続される。試験回路2Aは、ノードND1およびノードND2Aと接続する。電流検出器4Aの一端は、ノードND2Aと接続される。電流検出器4Aの他端は、グランドGNDと接続される。
直流電源3と、保護抵抗7と、スイッチ9と、第2相の試験回路2Bと、電圧計8とが閉回路320Bを構成する。試験回路2Bは、ノードND1およびノードND2Bと接続する。電流検出器4Bの一端は、ノードND2Bと接続される。電流検出器4Bの他端は、グランドGNDと接続される。
半導体素子1A−1〜1A−NAのいずれかに放射線が入射したときには、放射線が入射した半導体素子(1A−iとする)の内部に電荷が発生する。その結果、半導体素子1A−iの抵抗が下がる。これによって、並列に接続された残りの(NA−1)個の半導体素子から電荷Qが半導体素子1A−iへ供給される。半導体素子1A−iには、半導体素子1A−i内部の電荷Qと、(NA−1)個の半導体素子から流れる(NA−1)×Qの電荷とが蓄積される。したがって、半導体素子1A−iには、NA×Qの電荷が蓄積される。電荷Qは、各半導体素子の出力容量Cossと各半導体素子に印加されている電圧Vdsの積で計算される。半導体素子1A−iの内部の電荷NA×Qが、半導体素子1A−iを破壊するのに必要な閾値電荷Qth以上となると、半導体素子1A−iが破壊される。したがって、半導体素子1A−iが破壊されないようにするため、NA×Coss×VdsがQth未満となるように、NA、Coss、Vdsが設定される。Qthは、故障率が既知のデバイスに対する参照用半導体素子のデータベースに登録されている値を用いることができる。あるいは、デバイスシミュレーションを用いてQthの値を推定してもよい。
電流検出器4Aは、ノードND2Aと、グランドGNDとの間の電圧を計測することによって、試験回路2Aに流れる電流を検出する。電流検出器4Aは、半導体素子1A−1〜1A−NAのゲート端子またはベース端子にオフ電圧が印可されているときに、半導体素子1A−1〜1A〜NAの全体の漏れ電流を計測する。電流検出器4Aは、電流プローブ、または抵抗器によって構成される。
電流検出器4Aを抵抗で構成する場合には、電流検出器4Aの抵抗値RAと試験回路2A内のNA個の半導体素子1A−1〜1A−NAの出力容量の総和(NA×Coss)の積(RA×NA×Coss)である時定数τAが少なくとも1μsを超えるようにする。時定数τAが1μs以下の場合には、電流検出器4Aを流れる電流のピーク値が上昇し、かつ電流が流れる時間が短くなる。電流が流れる時間が短いと、パルスの高さ、パルスの持続時間、およびパルスの発生頻度の検出が難しくなる。
半導体素子1B−1〜1B−NBのいずれかに放射線が入射したときには、放射線が入射した半導体素子(1B−iとする)の内部に電荷が発生する。その結果、半導体素子1B−iの抵抗が下がる。これによって、並列に接続された残りの(NB−1)個の半導体素子から電荷Qが半導体素子1B−iへ供給される。半導体素子1B−iには、半導体素子1B−i内部の電荷Qと、(NB−1)個の半導体素子から流れる(NB−1)×Qの電荷が蓄積される。したがって、半導体素子1B−iには、NB×Qの電荷が蓄積される。電荷Qは、各半導体素子の出力容量Cossと各半導体素子に印加されている電圧Vdsの積で計算される。半導体素子1B−iの内部の電荷NB×Qが、半導体素子1B−iを破壊するのに必要な閾値電荷Qth以上となると、半導体素子1B−iが破壊される。したがって、半導体素子1B−iが破壊されないようにするため、NB×Coss×VdsがQth未満となるように、NB、Coss、Vdsが設定される。Qthは、故障率が既知のデバイスに対する参照用半導体素子のデータベースに登録されている値を用いることができる。あるいは、デバイスシミュレーションを用いてQthの値を推定してもよい。
電流検出器4Bは、ノードND2Bと、グランドGNDとの間の電圧を計測することによって、試験回路2Bに流れる電流を検出する。電流検出器4Bは、半導体素子1B−1〜1B−NBのゲート端子またはベース端子にオフ電圧が印可されているときに、半導体素子1B−1〜1B〜NBの全体の漏れ電流を計測する。電流検出器4Bは、電流プローブ、または抵抗器によって構成される。
計測器5は、電流検出器4Aで検出される漏れ電流の第1のパルス波形および電流検出器4Bで検出される漏れ電流の第2のパルス波形を記録する。
解析器6は、記録された第1のパルス波形に基づいて、試験回路2Aに含まれる試験対象の半導体素子1A−1〜1A−NAの信頼性を解析する。解析器6は、記録された第2のパルス波形に基づいて、試験回路2Bに含まれる試験対象の半導体素子1B−1〜1B−NBの信頼性を解析する。
電流検出器4Bを抵抗で構成する場合は、電流検出器4Bの抵抗値RBと試験回路20B内のNB個の半導体素子1B−1〜1B−NBの出力容量の総和(NB×Coss)の積(RB×NB×Coss)である時定数τBが少なくとも1μsを超えるようにする。時定数τBが1μs以下の場合には、電流検出器4Bを流れる電流のピーク値が上昇し、かつ電流が流れる時間が短くなる。電流が流れる時間が短いと、パルスの高さ、パルスの持続時間、およびパルスの発生頻度の検出が難しくなる。
1つの試験回路が多数の並列接続された半導体素子を含む場合には、宇宙線に由来する放射線が入射して抵抗が下がった半導体素子へ並列接続されている半導体素子から電荷が供給されてしまう。これによって、電流検出器を流れる電流量が減少し、宇宙線に由来する放射線が入射した場合の漏れ電流の変動が計測できなくなる可能性が増加する。実施の形態6では、1つの試験回路には、少数の並列接続された半導体素子しか含まないようにすることができる。これによって、試験対象の半導体素子が多数の場合でも、宇宙線に由来する放射線が入射した場合の漏れ電流の検出感度を維持することができる。
なお、図10の信頼性評価装置は、2相の試験回路と接続されるものとしたが、これに限定されるものではない。信頼性評価装置に3相以上の試験回路を接続し、各相用に電流検出器を設けるものとしてもよい。
実施の形態7.
図11は、実施の形態7の半導体素子の信頼性評価装置410の構成図である。
図11の信頼性評価装置410が、図1の信頼性評価装置10と相違する点は、抵抗器などの電流検出部4に代えて、電流検出部60を備える点である。
電流検出部60は、空芯コイル等のインダクタンス成分からなる誘導性負荷を含む。
パルス状の電流のピーク値をip、ピークまでの時間をtpとすると、電流の増加率はip/tpとなる。本実施の形態では、電流検出部60が誘導性負荷なので、電流検出部60の両端に電圧V1(=L*ip/tp)が発生する。Lは、誘導性負荷のインダクタンスである。一方、実施の形態1のように電流検出部4が抵抗負荷の場合、電流検出部4の両端に電圧V2(R*ip)が発生する。Rは、抵抗性負荷の抵抗である。検出対象が、短時間での急峻なパルス電流においては、ip/tpが大きいので、誘導性負荷の方が抵抗性負荷よりも測定感度が高くなる。
実施の形態8.
図12は、実施の形態8の半導体素子の信頼性評価装置210の構成図である。
図12の実施の形態8の信頼性評価装置210は、図1の実施の形態1の信頼性評価装置10の構成要素に加えて、整流回路250を備える。整流回路250は、ダイオード30−1〜30−Nを備える。
半導体素子1−1〜1−Nが並列に接続されることによって試験回路2が構成される。半導体素子1−1〜1−Nには、同一の電圧が印加される。半導体素子1−1〜1−Nのそれぞれのソース端子またはエミッタ端子は、ノードND2に接続される。自己消弧型素子の誤点弧を防止するため、半導体素子1−1〜1−Nのゲート端子またはベース端子は、半導体素子1−1〜1−Nのソース端子またはエミッタ端子と短絡される。
直流電源3と、保護抵抗7と、スイッチ9と、整流回路250と、試験回路2と、電圧計8とが閉回路220を構成する。直流電源3の一端は、保護抵抗7の一端と接続される。直流電源3の他端は、グランドGNDと接続される。保護抵抗7の他端は、スイッチ9の一端と接続される。スイッチ9の他端は、ノードND1と接続される。ノードND1とノードND2との間に整流回路250と試験回路2が直列に接続される。電流検出部4の一端は、ノードND2と接続される。電流検出部4の他端は、グランドGNDと接続される。
ダイオード30−iは、半導体素子1−iのドレイン端子またはコレクタ端子と、ノードND1の間に配置される。
1つの半導体素子1−iに放射線が入射し、その半導体素子1−i内に瞬間的に電荷が発生すると、その半導体素子1−iの抵抗は下がる。順方向にダイオード30−iが半導体素子1−iに接続されている。すなわち、ダイオード30−iのアノードがノードND1に接続され、ダイオード30−iのカソードが、半導体素子1−iのドレイン端子またはコレクタ端子に接続される。これによって、半導体素子1−iに並列に接続されている他の半導体素子からの電荷が半導体素子1−iに供給されない。その結果、直流電源3からのみ電荷が半導体素子1−iに供給されて、電流検出部4の両端電圧が変動する。計測器5は、オシロスコープ等のリアルタイム性の計測器で構成されており、電流検出部4の両端電圧を常に監視する。これによって、並列接続されている他の半導体素子からの影響を排除して、宇宙線が入射した半導体素子1−iへ直流電源3からのみ電荷を供給することができる。
実施の形態9.
図13は、実施の形態9の半導体素子の信頼性評価方法の手順を表わすフローチャートである。
ステップS101において、直流電源3は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nに直流電圧を印加する。
ステップS102において、電流検出部4は、試験対象の半導体素子1−1〜1−Nが含まれる試験回路2の漏れ電流を検出する。
ステップS103において、計測器5は、漏れ電流のパルス波形を記録する。
ステップS104において、解析器6は、記録されたパルス波形に基づいて、試験回路2に含まれる試験対象の半導体素子1−1〜1−Nの信頼性を解析する。
実施の形態10.
図14は、実施の形態10の半導体素子の信頼性評価装置の構成図である。
実施の形態10の信頼性評価装置は、図1の実施の形態1の信頼性評価装置10の構成要素に加えて、フィルタ回路71を備える。
フィルタ回路71は、直流電源3と保護抵抗7の間に配置される。
フィルタ回路71は、例えばカットオフ周波数が数Hz程度のローパスフィルタである。フィルタ回路71は、直流電源3に生じる高周波ノイズを低減する。
フィルタ回路71によって、直流電源3からのノイズを低減することができるので、電流検出部4に生じる変動を抑えることができる。その結果、宇宙線により誘起された電流をより高精度に検出できる。
実施の形態11.
信頼性評価装置11の解析器6の具体的なハードウエア構成について説明する。
図15は、信頼性評価装置10の解析器6のハードウエア構成の一例を表わす図である。
図1の信頼性評価装置10における解析器6は、処理回路600によって構成される。処理回路600は、たとえば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものとすることができる。
図16は、信頼性評価装置10の解析器6のハードウエア構成の別の例を表わす図である。
図1の信頼性評価装置10における解析器6は、ソフトウエア、ファームウエア、またはソフトウエアとファームウエアとの組み合わせによって実現される。ソフトウエアおよびファームウエアは、プログラムとして記述され、メモリ130に格納される。メモリ130は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレシキブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などによって構成される。プロセッサ140は、メモリ130に記憶されたプログラムを実行することによって、解析器6の機能を実現する。このプログラムは、解析器6の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
なお、解析器6の機能について、一部を専用のハードウエアで実現し、他の一部をソフトウエアまたはファームウエアで実現するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1−1〜1−N,1A−1〜1A−NA,1B−1〜1B−NB 半導体素子、2,2A,2B 試験回路、3 直流電源、4,60 電流検出部、4A,4B 電流検出器、5 計測器、6 解析器、7 保護抵抗、8 電圧計、9 リレースイッチ、10,110,210,310,410 半導体素子の信頼性評価装置、20,120,220,320A,320B,420 閉回路、22 電荷供給用コンデンサ、23 制限抵抗、24 積分器、24a オペアンプ、24b コンデンサ、24c 抵抗、30−1〜30−N ダイオード、71 フィルタ回路、600 処理回路、130 メモリ、140 プロセッサ、250 整流回路。

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの試験対象の半導体素子に直流電圧を印加する直流電源と、
    前記少なくとも1つの試験対象の半導体素子が含まれる試験回路の漏れ電流を検出する電流検出部と、
    前記漏れ電流のパルス波形を記録する計測器と、
    前記記録されたパルス波形に基づいて、前記試験回路に含まれる前記少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析する解析器とを備える、半導体素子の信頼性評価装置。
  2. 前記直流電源は、並列に接続された複数の試験対象の半導体素子に前記直流電圧を印加し、
    前記電流検出部は、前記複数の試験対象の半導体素子の漏れ電流の和を検出する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  3. 前記直流電源から前記試験対象の半導体素子へ順方向に接続されたダイオードを備える、請求項1に記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  4. 前記電流検出部は、インダクタンス成分を含む、請求項1に記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  5. 前記電流検出部は、電荷供給用コンデンサと、制限抵抗と、積分器とを備える、請求項1に記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  6. 前記電流検出部に接続されている前記複数の試験対象の半導体素子の容量の合計値と前記直流電圧との積が、放射線により生じた電荷で前記試験対象の半導体素子が破壊するのに必要な電荷の閾値よりも小さい、請求項2に記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  7. 前記電流検出部は、1個または並列に接続された複数の試験対象の半導体素子を含む第1の試験回路の漏れ電流を検出する第1の電流検出器と、1個または並列に接続された複数の試験対象の半導体素子を含む第2の試験回路の漏れ電流を検出する第2の電流検出器とを含み、
    前記計測器は、前記第1の電流検出器で検出される漏れ電流の第1のパルス波形および前記第2の電流検出器で検出される漏れ電流の第2のパルス波形を記録し、
    前記解析器は、前記記録された第1のパルス波形に基づいて、前記第1の試験回路に含まれる1個以上の試験対象の半導体素子の信頼性を解析し、前記記録された第2のパルス波形に基づいて、前記第2の試験回路に含まれる1個以上の試験対象の半導体素子の信頼性を解析する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  8. 前記解析器は、前記パルス波形の大きさに基づいて、前記試験回路に含まれる少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  9. 前記解析器は、前記パルス波形の持続時間に基づいて、前記試験回路に含まれる少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  10. 前記解析器は、前記パルス波形の発生頻度に基づいて、前記試験回路に含まれる少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  11. 前記解析器は、前記パルス波形の大きさと前記パルス波形の持続時間との積によって算出される電荷と、前記パルス波形の発生頻度とに基づいて、前記試験回路に含まれる少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  12. 前記解析器は、前記記録された複数個のパルス波形の時間的な特徴と、参照用半導体素子についての複数個のパルス波形の時間的な特徴とに基づいて、前記試験回路に含まれる少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を評価する、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  13. 前記直流電源と、前記半導体素子の間に配置されるフィルタ回路を備える、請求項1記載の半導体素子の信頼性評価装置。
  14. 少なくとも1つの試験対象の半導体素子に直流電圧を印加するステップと、
    前記少なくとも1つの試験対象の半導体素子が含まれる試験回路の漏れ電流を検出するステップと、
    前記漏れ電流のパルス波形を記録するステップと、
    前記記録されたパルス波形に基づいて、前記試験回路に含まれる前記少なくとも1つの試験対象の半導体素子の信頼性を解析するステップとを備える、半導体素子の信頼性評価方法。
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