JP2002323546A - リーク電流試験方法及び半導体集積回路 - Google Patents

リーク電流試験方法及び半導体集積回路

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JP2002323546A JP2001126830A JP2001126830A JP2002323546A JP 2002323546 A JP2002323546 A JP 2002323546A JP 2001126830 A JP2001126830 A JP 2001126830A JP 2001126830 A JP2001126830 A JP 2001126830A JP 2002323546 A JP2002323546 A JP 2002323546A
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英利 長壁
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流異常検出の容易化を図るための技
術を提供する。 【解決手段】 クロック信号に同期して取り込まれたテ
ストパターンを取り扱う機能モジュール(207,20
8,209)を含んで半導体集積回路(200)が構成
されるとき、上記機能モジュールへのクロック信号供給
を、上記テストパターンの所定ステップ毎に停止するた
めのクロック制御手段(202)と、上記機能モジュー
ルへのクロック信号の供給停止毎に、上記機能モジュー
ルに流れる電流を測定可能な電流測定回路(250)と
を設け、複数ステップについての電流測定結果を得るこ
とで、リーク電流の異常検出の容易化を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
故障診断技術、さらにはリーク電流試験の試験技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(LSI)の回路規模が
増大するにつれて、設計者が回路の機能や動作を考えて
テストパターンを作成することは膨大な時間を要する。
故障シミュレーションは莫大な時間を要し、故障検出率
を評価することも現実的に難しくなっている。さらに、
テストベクトル数の増加、テスト周期の短縮はLSIテ
スタの高機能化、高性能化を要求し、テスタのコスト上
昇を招いている。特に、メモリではビット容量の増大に
伴いテスト時間が増大している。このような事情からテ
スト容易化の手法として、ビルトインセルフテスト(B
uilt−InSelf−Test、以下「BIST」
と記述する)が注目されている。BISTでは、テスト
パターンの発生手段とテスト結果の評価手段とがLSI
に内蔵され、自己テストが可能とされる。
【0003】また、半導体記憶装置において、タイミン
グマージンや、電圧マージンのテスト、電流異常検知な
どを内蔵機能により実現するための技術として、特開平
8−315598号公報に記載された技術がある。これ
によれば、与えられたプログラムに従って、メモリテス
ト信号およびメモリセルアレイに対するタイミング信号
を制御するための制御信号を発生するシーケンサ部と、
該シーケンサ部からの制御信号により制御されるタイミ
ング発生回路と、メモリ読みだし結果判定部とを設け、
メモリ内でメモリセルアレイに対し複数のタイミング信
号を発生することにより、タイミングマージンテストを
行うことを可能とした半導体集積回路を得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路の開発
及び製造においてリーク電流試験(IDDQ)の実施が
重要とされ、特に自動車向け製品では、製品選別のため
のIDDQテストが必須とされる他、IDDQテストを
利用した不良解析などへの応用が期待されている。すな
わち、IDDQテストとは、CMOS回路の定常状態で
のリーク電流を測定することにより、故障の有無を判定
するための方法とされる。IDDQテストについて本願
発明者が検討したところ、半導体集積回路内で導電ライ
ンが短絡しているにもかかわらず、IDDQテストにお
いてリーク電流の異常を検出することができない場合が
あることが見いだされた。例えば互いに隣接配置された
2本の導電ラインが短絡しているような場合において、
この2本の導電ラインが共に、論理値“1”あるいは論
理値“0”になる場合、そのタイミングにおけるIDD
Qテストには、上記の導電ライン短絡に起因する短絡電
流は反映されないため、そのタイミングではリーク電流
の異常を検出することが困難とされる。
【0005】また、半導体集積回路内の断線の有無を検
出することは、半導体集積回路の不良解析において極め
て重要とされる。しかしながら、断線の有無は、通常は
ファンクションテストの結果を解析しなければならず、
半導体集積回路に流れる電流を単に測定したところで、
その測定結果から断線の有無を知ることはできない。
【0006】さらに、上記技術によれば、半導体集積回
路のリーク電流の異常が検出されたとしても、リーク電
流の異常の原因となっている機能モジュールを特定する
ことが困難とされる。
【0007】本発明の目的は、リーク電流の異常検出の
容易化を図るための技術を提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、半導体集積回路の電
流測定結果に基づいて当該半導体集積回路内の断線チェ
ックを可能とするための技術を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、リーク電流の異常の
原因となる機能モジュールの特定を可能とするための技
術を提供することにある。
【0010】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0012】すなわち、半導体集積回路における内部回
路へのクロック信号供給を、テストパターンの所定ステ
ップ毎に停止するとともに、このクロック信号の供給停
止毎に、上記内部回路に流れる電流を測定し、その測定
結果の演算処理を行う。
【0013】上記手段によれば、半導体集積回路におけ
る内部回路へのクロック信号供給を、テストパターンの
所定ステップ毎に停止するとともに、このクロック信号
の供給停止毎に、上記内部回路に流れる電流を測定する
ことにより、複数ステップについての電流測定結果を得
ることができ、この電流測定結果によれば、例えば互い
に隣接する導電ライン同士の短絡において2本の導電ラ
インの論理値が互いに異なるような条件での電流測定結
果から不所望に電流が増大するタイミングを見つけ出す
こができ、そのことが、IDDQテストにおけるリーク
電流の異常の検出の容易化を達成する。
【0014】このとき、外部信号に同期してクロック信
号を生成するための位相ロックド・ループ(phase
locked loop:PLL)回路の後段に配置
されたクロック制御回路の動作を、上記半導体集積回路
の外部から与えられたトリガ信号で制御することによ
り、上記PLL回路を動作させた状態で、上記半導体集
積回路における内部回路へのクロック信号の供給停止を
行うことができる。また、上記内部回路への電源供給経
路に配置された抵抗の両端に生じた電圧レベルを、上記
半導体集積回路における内部回路へのクロック信号の供
給停止毎に測定し、その測定結果を期待値と比較するた
めの第1演算処理、及び上記測定結果の周波数解析のた
めの第2演算処理を行うことができる。半導体集積回路
内部の導電ラインが断線している場合、その断線箇所か
ら電流の反射を生じるから、電流測定結果を周波数解析
すると、上記電流の反射成分は、特定の周波数における
不所望な電流強度の上昇として把握することができる。
故に電流測定結果を周波数解析することで断線チェック
を行うことができる。ここで、IDDQテストのよう
に、クロック信号が入力されてから電流が安定された後
の測定結果には、断線箇所からの電流反射成分が反映さ
れないため、導電ラインの断線チェックを行う場合に
は、クロック信号が供給されてから電流が安定するまで
のリーク電流の測定結果を使って周波数解析を行うよう
にすると良い。
【0015】クロック信号に同期して取り込まれたテス
トパターンを取り扱う機能モジュールを含んで半導体集
積回路が構成されるとき、上記機能モジュールへのクロ
ック信号供給を、上記テストパターンの所定ステップ毎
に停止するためのクロック制御手段と、上記機能モジュ
ールへのクロック信号の供給停止毎に、上記機能モジュ
ールに流れる電流を測定可能な電流測定手段とを設け
る。
【0016】上記手段によれば、電流測定手段は、クロ
ック信号の供給停止毎に、上記内部回路に流れる電流を
測定することにより、複数ステップについての電流測定
結果を得る。この電流測定結果によれば、例えば互いに
隣接する導電ライン同士の短絡において2本の導電ライ
ンの論理値が互いに異なるような条件での電流測定結果
から不所望に電流が増大するタイミングを見つけ出すこ
ができ、そのことが、IDDQテストにおけるリーク電
流の異常の検出の容易化を達成する。
【0017】クロック信号に同期して取り込まれたテス
トパターンを取り扱う機能モジュールを含んで半導体集
積回路が構成されるとき、外部から取り込まれた信号に
同期してクロック信号を生成するためのPLL回路と、
上記PLL回路の後段に配置され、上記クロック信号を
上記機能モジュールに供給するとともに、外部から取り
込まれたトリガ信号に従って上記機能モジュールへのク
ロック信号供給を、上記テストパターンの所定ステップ
毎に停止するためのクロック制御手段と、上記機能モジ
ュールへのクロック信号の供給停止毎に、当該機能モジ
ュールに流れる電流を測定可能な電流測定手段とを設け
る。
【0018】上記手段によれば、クロック制御手段は、
上記PLL回路の後段に配置され、上記クロック信号を
上記機能モジュールに供給するとともに、外部から取り
込まれたトリガ信号に従って上記機能モジュールへのク
ロック信号供給を、上記テストパターンの所定ステップ
毎に停止する。通常、PLL回路は起動されてから状態
が安定するまでに時間がかかるが、上記のようにクロッ
ク制御手段を設けることで、PLL回路の動作を停止さ
せないで済むので、クロック信号の供給が停止されてか
ら、次にクロック信号の供給を再開する場合において、
PLL回路の状態が安定するのを待つ必要がない。
【0019】このとき、上記電流測定手段は、上記機能
モジュールに流れる電流を検出可能な電流検出手段と、
上記電流検出手段の検出結果を処理する処理手段とを含
んで構成することができる。また、上記電流検出手段の
検出結果を外部出力可能な検出結果出力端子を設けるこ
とができる。さらに、検出結果出力に必要とされる端子
数の低減化を図るには、上記電流検出手段の検出結果を
外部出力可能な検出結果出力端子と、上記電流検出手段
の検出結果を選択的に上記検出結果出力端子に伝達可能
な選択手段とを設けると良い。そして、上記電流検出手
段の検出結果と基準電圧との比較結果の外部出力を可能
とするには、上記電流検出手段の検出結果と基準電圧と
を比較するためのコンパレータと、上記コンパレータで
の比較結果を外部出力可能な比較結果出力端子とを設け
ると良い。また、この場合においても、比較結果出力に
必要とされる端子数の低減化を図るため、上記電流検出
手段の検出結果と基準電圧とを比較するためのコンパレ
ータと、上記コンパレータでの比較結果を外部出力可能
な比較結果出力端子と、上記コンパレータの出力信号を
選択的に上記比較結果出力端子に伝達するための選択手
段とを設けることができる。
【0020】上記電流検出手段は、機能モジュールに流
れる電流を電圧に変換して検出するための抵抗を含んで
構成することができる。また、上記電流検出手段は、上
記機能モジュールに電源を供給するための第1トランジ
スタと、上記第1トランジスタにカレントミラー結合さ
れた第2トランジスタと、上記第2トランジスタに直列
接続され、対応する機能モジュールに流れる電流を電圧
に変換して検出するための抵抗と、を含んで構成するこ
とができる。
【0021】上記抵抗の値の調整を可能とするには、第
1抵抗と、それに並列接続されることによって合成抵抗
値を低下可能な第2抵抗とを含んで上記抵抗を構成する
ことができる。このとき、抵抗値調整の容易化を図るに
は、保持情報の書き換えが可能なレジスタと、上記レジ
スタの保持情報に基づいて、上記第1抵抗に上記第2抵
抗を並列接続させるためのスイッチとを設けると良い。
【0022】また、上記クロック制御手段によりクロッ
ク信号の供給が停止されてからクロック信号の供給が再
開されるまでの間に得られたデータの収集を可能とする
には、入力信号をサンプリングして保持するためのサン
プルホールド回路と、上記サンプルホールド回路の保持
情報を選択するためのセレクタと、上記セレクタの選択
結果をディジタル信号に変換するためのAD変換器とを
含んで上記処理手段を構成すると良い。このとき、上記
AD変換器でのAD変換結果を期待値と比較するための
比較手段と、上記比較手段での比較結果を外部出力可能
なバスコントローラとを設けることができる。また、上
記AD変換器での変換結果の周波数解析を行う解析手段
と、上記解析手段での解析結果を外部バスに出力可能な
バスコントローラとを設けることができる。
【0023】そして、電流測定において機能モジュール
毎に必要な電圧を的確に印加するには、外部からの電源
供給を可能とする第1端子と、上記第1端子を介して上
記機能モジュールに電源供給が行われている場合におけ
る上記機能モジュールでの端子電圧の外部モニタを可能
とする第2端子とを設け、上記第2端子を介して電圧モ
ニタを行い、そのモニタ結果に応じて上記第1端子に供
給する電源電圧のレベルをフィードバック制御すると良
い。
【0024】クロック信号に同期して供給されたパター
ンに基づいて動作可能な機能モジュールと、上記機能モ
ジュールへの上記クロック信号の供給及び停止を制御す
るクロック制御回路と、上記機能モジュールに流れる電
流を計測する計測回路とを有して半導体集積回路が形成
されるとき、上記クロック制御回路は、制御信号の受領
に応答して、上記機能モジュールへの上記クロック信号
の供給を停止し可能に構成し、上記計測回路は、上記機
能モジュールへ上記クロック信号が停止されたことに応
答して、上記機能モジュールに流れる電流を計測可能に
構成することができる。
【0025】このとき、上記計測回路は、抵抗素子と、
上記抵抗素子の両端の電圧値を増幅する増幅回路と、上
記増幅回路のアナログ出力信号をデジィタル信号へ変換
するAD変換回路とを含んで構成することができる。ま
たこのとき、上記計測回路の計測値を格納する記憶回路
と、上記記憶回路に格納された計測値を処理するデータ
処理回路とを設けることができる。
【0026】上記記憶回路はRAMとすることができ、
上記データ処理回路は中央処理装置とすることができ
る。このとき、中央処理装置では、RAMに記憶されて
いる計測値の周波数解析が可能とされる。
【0027】そして、第1電圧が供給される第1ノード
と、上記第1電圧より低い第2電圧が供給される第2ノ
ードと、クロック信号が供給される第3ノードとを含
み、上記第3ノードに供給されるクロック信号に同期し
て供給されるパターンに基づいて動作可能な機能モジュ
ールと、制御信号の受領に応答して、上記機能モジュー
ルへの上記クロック信号の供給及び停止を制御するクロ
ック制御回路と、上記機能モジュールに流れる電流を計
測する計測回路と、上記計測回路から出力されたアナロ
グ出力信号をディジタル信号へ変換するAD変換回路
と、上記AD変換回路によって変換された上記ディジタ
ル信号を格納可能な記憶回路と、上記記憶回路に格納さ
れた上記ディジタル信号に対して演算処理を実行可能な
中央処理回路と、上記第1ノードに結合された第1端子
と、上記第1ノードとは異なる第2端子とを有して半導
体集積回路が形成されるとき、上記計測回路は、上記第
2端子と上記第1ノードとの間に結合された抵抗素子
と、上記抵抗素子の両端の電圧値を増幅する増幅回路と
を含み、上記クロック制御回路は、制御信号の受領に応
答して、上記機能モジュールへの上記クロック信号の供
給の停止が可能とされ、上記計測回路は、上記機能モジ
ュールへ上記クロック信号が停止されたことに応答し
て、上記機能モジュールに流れる電流の計測が可能とさ
れる。このとき、上記中央処理装置で行われる演算処理
は、周波数解析処理とすることができる。また、上記第
1端子は、上記機能モジュールが上記パターンに基づい
て動作している間、外部テスタに設けられた電源回路か
ら上記機能モジュールのための上記第1電圧が供給さ
れ、上記第1端子及び上記第2端子は、上記計測回路が
計測動作を実行している間、上記外部テスタに設けられ
た上記電源回路に結合され、上記第1ノードが上記第1
電圧となるように帰還制御されることにより、機能モジ
ュール毎に必要な電圧を的確に印加することができる。
さらに、上記抵抗の抵抗値の補正値、上記増幅回路のオ
フセット電圧値及びダイナミックレンジ補正値を、上記
記憶回路に格納し、上記中央処理装置での上記演算処理
の際に、上記抵抗の抵抗値の補正値、上記オフセット電
圧値及びダイナミックレンジ補正値を利用することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1には、本発明にかかるリーク
電流試験方法の一例が示される。
【0029】半導体集積回路(LSI)11は、特に制
限されないが、公知のCMOS半導体集積回路製造技術
によって単結晶シリコン基板などのひとつの半導体基板
に形成されたマイクロコンピュータなどとされる。この
半導体集積回路11は、テストボード16に載置され、
このテストボード16を介してテスタ10に結合され
る。テスタ10は、テスト対象とされる半導体集積回路
11に電源を供給したり、予め設定されたテストパター
ン、半導体集積回路11の動作に必要な各種制御信号
や、クロック信号を供給する。また、このテストボード
16には、半導体集積回路11に流れる電流を電圧に変
換して検出するための抵抗13、上記テスタ10の動作
制御によって上記抵抗13の両端を短絡可能なスイッチ
12、上記抵抗13の両端の電圧レベルを増幅するため
の増幅回路14、及び上記増幅回路14の出力信号を、
トリガ信号TRGのアサートタイミングに同期してディ
ジタル信号に変換するためのAD(アナログ・ディジタ
ル)変換器(ADC)15が設けられている。上記スイ
ッチ12には、特に制限されないが、オン抵抗が極めて
少ないスイッチ、例えばフィルムアクチュエータを適用
することができる。
【0030】上記AD変換器15の出力信号は、期待値
との比較や周波数解析のために、テストボード16の外
部に配置されたワークステーション(EWS)17など
のデータ処理装置に伝達される。
【0031】半導体集積回路11は、クロック信号CK
1を取り込むためのクロック入力端子、トリガ信号を取
り込むためのトリガ入力端子、高電位側電源Vddを取
り込むための高電位側電源端子、低電位側電源Vssを
取り込むための低電位側電源端子、さらにはデータの入
出力を可能とするデータ入出力端子など、各種端子が設
けられている。
【0032】図2には、上記半導体集積回路11の構成
例が示される。
【0033】図2に示されるように上記半導体集積回路
11は、中央処理装置(CPU)や、その周辺回路など
を含む内部回路20と、外部から供給されたクロック信
号CK1に同期してクロック信号CK2を生成するPL
L(フェーズ・ロックド・ループ)回路18、上記PL
L回路18から出力されたクロック信号CK2が上記内
部回路20に伝達されるのを制御するためのクロック制
御回路19を含む。内部回路20は、入力されたテスト
パターンTPを、クロック制御回路19から出力された
クロック信号CK3に同期して内部に取り込んで処理す
る。クロック制御回路19には、テスタ10からトリガ
信号TRGが伝達され、クロック制御信号19は、この
トリガ信号TRGがアサートされた期間において内部回
路20へのクロック信号CK3の供給を停止する。クロ
ック信号CK3の供給が停止された場合に、内部回路2
0の動作は停止される。
【0034】テスタ10は、半導体集積回路11のリー
ク電流を測定する場合以外はスイッチ12をオンさせて
抵抗13の両端を短絡させる。この状態で半導体集積回
路11に高電位側電源Vddが供給されることにより、
半導体集積回路11の機能試験が可能とされる。この機
能試験には、テスタ10において生成されたテストパタ
ーンが半導体集積回路11に供給され、その後、半導体
集積回路11から出力された信号が期待値と一致するか
否かの判別がテスタ10において行われる。この判別に
おいて、半導体集積回路11から出力された信号とその
期待値とが一致する場合には半導体集積回路11の動作
は正常と判断されるが、半導体集積回路11から出力さ
れた信号とその期待値とが不一致の場合には半導体集積
回路11の動作は異常と判断される。
【0035】次に、リーク電流の測定は次のように行わ
れる。
【0036】リーク電流の測定において、テスタ10
は、スイッチ12をオフ状態とする。これにより、高電
位側電源Vddは、抵抗13を介して半導体集積回路1
1に供給される。故に、半導体集積回路11に流れる電
流に応じて抵抗13の両端に電位差を生ずる。抵抗13
の両端の電位差は、半導体集積回11に流れる電流を反
映しており、そのような意味で、抵抗13は、半導体集
積回路11に流れる電流を電圧に変換する。抵抗13の
両端の電圧は、後段の増幅回路によって検出されて増幅
される。増幅された電圧、すなわち、増幅回路14の出
力(アナログ信号)は、AD変換器15でディジタル信
号に変換されてから後段のワークステーション17に伝
達される。
【0037】ここで、上記AD変換器15でのアナログ
・ディジタル変換のタイミングは、テスタ10からのト
リガ信号TRGに同期して制御される。すなわち、テス
タ10は、トリガ信号TRGを例えばハイレベルにアサ
ートし、そのアサートタイミングから所定時間経過後に
AD変換器15での変換動作を開始させる。トリガ信号
TRGは、テストパターンTPの所定ステップ毎にアサ
ートされる。このため、内部回路20には、テストパタ
ーンTPの所定ステップ毎にクロック信号CK2の供給
が停止される。そしてこのクロック信号CK2の供給が
停止される毎に、そのときの抵抗13の両端の電圧レベ
ルに基づく増幅回路14の出力信号がAD変換器15で
変換され、その変換結果がワークステーション17に伝
達される。このワークステーション17では、上記AD
変換器15から伝達されたデータについての演算処理が
行われる。この演算処理には、上記AD変換器15の出
力値を期待値と比較し、その比較結果に基づいてリーク
電流の異常を判別する処理や、上記AD変換器15の出
力信号の周波数解析(高速フーリエ変換)処理が含まれ
る。
【0038】ここで、内部回路20においては、図7に
示されるように、クロック信号CK3がハイレベルにさ
れた直後に大きな内部電流が流れ、それから徐々に電流
が減少され、やがて電流が安定する。この明細書におい
ては、内部電流が安定したときの電流が「IDDQ」と
定義される。一方、クロック信号CK3がハイレベルに
されてから上記内部電流が安定するまでの期間に流れる
電流は、「IDD」と定義され、上記「IDDQ」と区
別される。IDDやIDDQは、測定のタイミングが若
干異なるだけであり、それらは、クロック信号CK3が
入力された後に、当該クロック信号CK3の供給を一時
的に停止することで測定することができる。図7におい
て81〜83で示されるのは、トリガ信号TRGがハイ
レベルにアサートされることによってクロック信号CK
3が停止される毎に到来する測定点である。この測定点
81〜83は、AD変換器15での変換開始点に相当す
る。
【0039】図8には、テストパターンTPのステップ
とIDDQとの関係が示される。尚、図8においては、
「1001」、「2201」、「3411」などのよう
に、テストパターンTPにおける代表的なステップのみ
が示されている。図8に示されるように、IDDQは、
テストパターンTPのステップによって大きく異なる。
【0040】ここで、内部回路20において互いに隣接
配置された2本の導電ラインが短絡しているような場合
を考えてみる。テストパターンTPの特定のステップに
おいて、この2本の導電ラインが共に、論理値“1”あ
るいは論理値“0”になる場合、当該タイミングでのI
DDQには、上記の導電ライン短絡に起因する短絡電流
は反映されないため、そのタイミングではIDDQの異
常を検出することができない。しかしながら、テストパ
ターンTPの別のステップにおいて、上記2本の導電ラ
インの論理値が互いに異なる場合には、そこに短絡電流
が流れるため、そのステップにおいてはIDDQの異常
を検出することができる。
【0041】そこで、内部回路20へのクロック信号C
K3の供給を、テストパターンの所定ステップ毎に停止
するとともに、このクロック信号CK3の供給停止毎
に、AD変換器15での変換動作を開始させるようにす
れば、より多くのステップにおける電流測定が可能とな
り、例えば上記導電ラインの短絡の場合において上記2
本の導電ラインの論理値が互いに異なるような条件での
電流測定結果から、不所望にリーク電流が増大するタイ
ミングを見つけ出すこができ、それによってリーク電流
の異常を検出することができる。このリーク電流の異常
の検出は、ワークステーション17において、上記AD
変換器15の出力値と期待値とを比較することによって
可能とされる。すなわち、上記AD変換器15の出力値
が期待値と一致するならばリーク電流の異常は生じてい
ないのに対して、上記AD変換器15の出力値が期待値
と一致しなければ、リーク電流の異常を生じている。ま
た、ワークステーション17では、上記AD変換器15
の出力データの周波数解析(高速フーリエ変換)が行わ
れ、その解析結果に基づいて、導電ラインの断線の検出
が可能とされる。例えば、図10に示されるように、イ
ンバータ91とその出力信号を反転するためのインバー
タ92との間の導電ラインLが断線されている場合、そ
の断線箇所において電流の反射が起こる。その場合の電
流測定結果を周波数解析すると、図9に示されるよう
に、上記電流の反射成分は、特定の周波数における不所
望な電流強度の上昇として把握することができる。従っ
て、そのような周波数解析結果から、導電ラインLの断
線を容易に発見することができる。尚、導電ラインの断
線チェックを行う場合、クロック信号が供給されてから
電流が安定するまでの電流(IDD)の測定結果を使っ
て周波数解析を行うようにする。IDDQのように、ク
ロック信号が入力されてから電流が安定された後の測定
結果には、断線箇所からの電流反射成分が反映されない
ことによる。
【0042】上記の例によれば、以下の作用効果を得る
ことができる。
【0043】(1)内部回路20へのクロック信号CK
3の供給を、テストパターンの所定ステップ毎に停止す
るとともに、このクロック信号CK3の供給停止毎に、
AD変換器15での変換動作を開始させるようにすれ
ば、例えば上記導電ラインの短絡の場合において上記2
本の導電ラインの論理値が互いに異なるような条件での
電流測定結果から、不所望に電流が増大するタイミング
を見つけ出すこができ、それによってリーク電流の異常
を容易に検出することができる。
【0044】(2)図10に示されるように導電ライン
Lが断線されている場合、その断線箇所において電流の
反射が起こるため、AD変換器15の出力信号の周波数
解析を行うことにより、断線を容易に発見することがで
きる。
【0045】次に、別の実施の形態について説明する。
【0046】図3には、本発明にかかる半導体集積回路
の一例であるマイクロコンピュータが示される。図3に
示されるマイクロコンピュータ200は、特に制限され
ないが、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶
シリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。
【0047】マイクロコンピュータ200は、内部バス
と、外部バスとの間のデータのやり取りを可能とするた
めのバスコントローラ206と、それぞれ所定の機能を
有する複数の機能モジュールを含む。この複数の機能モ
ジュールには、プログラムの実行によって所定の演算処
理を行うための中央処理装置(CPU)208、複数の
スタティック型メモリセルをアレイ状に配列して成るス
タティック型ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)
209、及びその他の周辺回路207が含まれる。周辺
回路207は、特に制限されないが、時間計測のための
タイマ、あるいは外部装置との間でシリアル通信を可能
とするシリアル・コミュニケーション・インタフェース
などである。SRAM209や周辺回路207は、内部
バスを介してCPU208によってアクセス可能とされ
る。SRAM209には、CPU208の演算処理で使
用されるデータなどが一時的に格納される。CPU20
8での演算処理結果は、内部バスを介してバスコントロ
ーラ206に伝達され、このバスコントローラ206の
制御下で外部出力可能とされる。また、上記CPU20
8での演算処理に必要なデータは、バスコントローラ2
06の制御下で外部バスを介して取り込むことができ
る。このマイクロコンピュータ200のテストに使用さ
れるテストパターンなどもこのバスコントローラ206
の制御下で外部バスを介して取り込まれる。さらにマイ
クロコンピュータ200には、データ入出力のための複
数個の外部端子228が設けられ、この外部端子228
を介して外部バスが接続される。また、このマイクロコ
ンピュータ200には、外部からクロック信号CK1を
取り込むための外部端子221が設けられ、この外部端
子221を介して取り込まれたクロック信号CK1がP
LL(フェーズ・ロックド・ループ)回路201に伝達
されるようになっている。このPLL回路201は、入
力されたクロック信号CK1に同期するクロック信号C
K2を生成する。生成されたクロック信号CK2は、後
段のクロック制御回路202に入力される。クロック制
御回路202は、入力されたクロック信号CK2と同位
相のクロック信号CK3を各部に供給するとともに、外
部端子222を介して取り込まれたトリガ信号TRGに
従って各部へのクロック信号CK3の供給を、テストパ
ターンの所定ステップ毎に停止する。
【0048】そして、このマイクロコンピュータ200
には、上記周辺回路207、CPU208、及びSRA
M209における電流の測定を可能とするための電流測
定手段250が内蔵されている。この電流測定手段25
0は、特に制限されないが、電流測定対象とされる各機
能モジュール(周辺回路207、CPU208、及びS
RAM209)に流れる電流を検出可能な電流検出手段
と、この電流検出手段での検出結果を処理する処理手段
とを含む。
【0049】上記電流検出手段は、特に制限されない
が、電流測定対象とされる各機能モジュールの電源端子
に結合された抵抗を含んで構成される。例えば周辺回路
207の電源端子に結合された抵抗R1、CPU208
の電源端子に結合された抵抗R2、SRAM209の電
源端子に結合された抵抗R3は、それぞれ対応する機能
モジュールに流れる電流を電圧に変換して取り出すため
に設けられ、この抵抗R1,R2,R3がそれぞれ上記
電流検出手段の一例とされる。
【0050】上記処理手段は、特に制限されないが、上
記電流検出手段の検出結果を増幅する増幅回路AMP1
〜AMP3と、この増幅回路AMP1〜AMP3の出力
信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路21
0〜212と、このサンプルホールド回路210〜21
2の出力信号を選択的に後段回路に伝達するためのセレ
クタ213と、このセレクタ213の出力信号をディジ
タル信号に変換するためのAD変換器214とを含んで
構成される。
【0051】マイクロコンピュータ200には、通常動
作時に電源を取り込むための電源端子303,306,
309と、電流測定時に電源を取り込むための電源端子
304,307,310が設けられている。電源端子3
03,306,309から電源が取り込まれる場合に
は、対応する機能モジュール(207,208,20
9)に電源電圧が印加される。
【0052】それに対して、電源端子304,307,
310から電源が取り込まれる場合には、対応する抵抗
R1,R2,R3を介して機能モジュール(207,2
08,209)に電源電圧が印加される。
【0053】上記抵抗R1,R2,R3は、対応する機
能モジュール(207,208,209)に流れる電流
を電圧に変換して検出する機能有する。抵抗R1の両端
の電圧は増幅回路AMP1で増幅された後に、端子30
5を介して外部出力されるとともに、後段に配置された
サンプルホールド回路210に伝達され、そこでサンプ
ルホールドされる。抵抗R2の両端の電圧は増幅回路A
MP2で増幅された後に、端子308を介して外部出力
されるとともに、後段に配置されたサンプルホールド回
路211に伝達され、そこでサンプルホールドされる。
抵抗R3の両端の電圧は増幅回路AMP3で増幅された
後に、端子311を介して外部出力されるとともに、後
段に配置されたサンプルホールド回路212に伝達さ
れ、そこでサンプルホールドされる。特に制限されない
が、上記増幅回路AMP1,AMP2,AMP3は次の
ように構成される。
【0054】上記増幅回路AMP1は、演算増幅器20
3と、上記抵抗R1の一方の電位を上記演算増幅器20
3の反転入力端子(−)に伝達するための抵抗R4と、
上記抵抗R1の他方の電位を上記演算増幅器203の非
反転入力端子(+)に伝達するための抵抗R7と、上記
演算増幅器203の非反転入力端子と低電位側電源Vs
sラインとに結合された抵抗R13と、上記演算増幅器
203の出力端子と非反転入力端子とに結合された抵抗
R10とを含んで成る。
【0055】上記増幅回路AMP2は、演算増幅器20
4と、上記抵抗R2の一方の電位を上記演算増幅器20
4の反転入力端子(−)に伝達するための抵抗R5と、
上記抵抗R2の他方の電位を上記演算増幅器204の非
反転入力端子(+)に伝達するための抵抗R8と、上記
演算増幅器204の非反転入力端子と低電位側電源Vs
sラインとに結合された抵抗R14と、上記演算増幅器
204の出力端子と非反転入力端子とに結合された抵抗
R11とを含んで成る。
【0056】上記増幅回路AMP3は、演算増幅器20
5と、上記抵抗R3の一方の電位を上記演算増幅器20
5の反転入力端子(−)に伝達するための抵抗R6と、
上記抵抗R3の他方の電位を上記演算増幅器205の非
反転入力端子(+)に伝達するための抵抗R9と、上記
演算増幅器205の非反転入力端子と低電位側電源Vs
sラインとに結合された抵抗R15と、上記演算増幅器
205の出力端子と非反転入力端子とに結合された抵抗
R11とを含んで成る。
【0057】上記サンプルホールド回路210,21
1,212は、クロック制御回路202から出力される
クロック信号CK3に同期して入力信号をサンプルホー
ルドする。このサンプルホールド回路210,211,
212の後段には、サンプルホールド回路210,21
1,212の出力信号を選択的に後段のAD変換器21
4に伝達するためのセレクタ213が配置されている。
AD変換器214は、上記セレクタ213によって選択
された信号を、上記クロック制御回路202から出力さ
れたクロック信号CK3に基づいてディジタル信号に変
換する。上記のようにクロック信号CK3は、テストパ
ターンの所定ステップ毎に停止されるため、AD変換器
214は、クロック信号CK3が停止されてから次にク
ロック信号CK3が伝達された際に、既にサンプルホー
ルド回路210,212,212に保持されているアナ
ログ信号のAD変換を開始する。AD変換器214にお
いてAD変換が完了すると、そのAD変換結果は、AD
変換器214に内蔵される出力レジスタ(図示せず)に
保持され、そしてCPU208に対して、AD変換が完
了した旨の割り込みが発生される。この割り込みがCP
U208によって受け付けられると、AD変換器214
における出力レジスタの保持情報がSRAM209に転
送される。SRAM209の保持情報は、必要に応じて
CPU208によって読み出され、その処理結果が再び
SRAM209に書き込まれる。上記CPU208での
処理には、上記AD変換器214での変換結果とその期
待値との比較を行う第1処理と、上記AD変換器214
での変換結果の周波数解析を行う第2処理とが含まれ
る。そのような意味において、本発明における比較手段
や解析手段はCPU208によって機能的に実現され
る。SRAM209の記憶データはバスコントローラ2
06の制御下で、端子312を介して外部バスに出力可
能とされる。
【0058】マイクロコンピュータ200は、リーク電
流試験が行われる場合、次のようにテストボード300
を介してテスタ100に結合される。
【0059】テスタ100には、クロック信号CK1を
出力するための端子111、トリガ信号TRGを出力す
るための端子112、外部電圧モニタのための端子11
3,116,119、電源出力のための端子114、1
17,120、データ取り込みのための端子115,1
18,121、外部データバスに結合された端子12
2、低電位側電源Vssの端子123などが設けられて
いる。
【0060】上記端子111から出力されたクロック信
号CK1が、マイクロコンピュータ200の端子301
を介してPLL回路201に伝達される。上記端子11
2から出力されたトリガ信号TRGは、端子302を介
してクロック制御回路202に伝達される。このテスタ
100には、例えば機能モジュールのそれぞれに対応す
るように3系統の電源が設けられる。この3系統の電源
は、それぞれ演算増幅器102,103,105と、そ
の非反転入力端子に結合された基準電圧101,10
4,106とを含んで成る。上記演算増幅器102,1
03,105の反転入力端子は、それぞれ対応する端子
113,116,119に結合される。また、上記演算
増幅器102,103,105の出力端子は、それぞれ
対応する端子114,117,120に結合される。テ
ストボード300には、3個のスイッチSW1,SW
2,SW3が設けられている。
【0061】スイッチSW1の第1接点は、端子113
を介して演算増幅器102の反転入力端子に結合される
とともに、端子303を介して周辺回路207の電源端
子に結合される。スイッチSW1の共通接点が第1接点
に結合された状態(図示状態)では、演算増幅器102
の出力電圧がスイッチSW1を介して演算増幅器102
の反転入力端子に伝達される。この状態で、基準電圧1
01の電位が調整されることにより、演算増幅器102
から周辺回路207に供給すべき電源電圧レベルが決定
される。次に、スイッチSW1の状態切り換えにより、
共通接点が第2接点に結合された場合には、演算増幅器
102の出力電圧がスイッチSW1、端子304、及び
抵抗R1を介して周辺回路207へ伝達される。このと
き、周辺回路207の電源端子の電圧レベルは、マイク
ロコンピュータ200の端子303及びテスタ100の
端子113を介して演算増幅器102の反転入力端子に
伝達される。これにより演算増幅器102では、反転入
力端子に伝達された電圧レベルと基準電圧101との比
較が行われ、その比較結果に応じて演算増幅器102の
出力電圧レベルが修正される。このようなフィードバッ
ク制御により、周辺回路207への電源供給が抵抗R1
を介して行われているにもかかわらず、そこでの電圧降
下分だけ高めの電圧が演算増幅器102から出力される
ことによって、周辺回路207における電源端子には所
定の電圧を印加することができ、そのような状態で周辺
回路207の電流測定が行われる。
【0062】スイッチSW2の第1接点は、端子116
を介して演算増幅器103の反転入力端子に結合される
とともに、端子306を介してCPU208の電源端子
に結合される。スイッチSW2の共通接点が第1接点に
結合された状態(図示状態)では、演算増幅器103の
出力電圧がスイッチSW2を介して演算増幅器103の
反転入力端子に伝達される。この状態で、基準電圧10
4の電位が調整されることにより、演算増幅器103か
らCPU208に供給すべき電源電圧レベルが決定され
る。次に、スイッチSW2の状態切り換えにより、共通
接点が第2接点に結合された場合には、演算増幅器10
3の出力電圧がスイッチSW2、端子307、及び抵抗
R2を介してCPU208へ伝達される。このとき、C
PU208の電源端子の電圧レベルは、マイクロコンピ
ュータ200の端子306及びテスタ100の端子11
6を介して演算増幅器103の反転入力端子に伝達され
る。これにより演算増幅器103では、反転入力端子に
伝達された電圧レベルと基準電圧104との比較が行わ
れ、その比較結果に応じて演算増幅器103の出力電圧
レベルが修正される。このようなフィードバック制御に
より、CPU208への電源供給が抵抗R2を介して行
われているにもかかわらず、そこでの電圧降下分だけ高
めの電圧が演算増幅器103から出力されることによっ
て、CPU208における電源端子には所定の電圧を印
加することができ、そのような状態でCPU208の電
流測定が行われる。
【0063】スイッチSW3の第1接点は、端子119
を介して演算増幅器103の反転入力端子に結合される
とともに、端子309を介してSRAM209の電源端
子に結合される。スイッチSW3の共通接点が第1接点
に結合された状態(図示状態)では、演算増幅器105
の出力電圧がスイッチSW3を介して演算増幅器105
の反転入力端子に伝達される。この状態で、基準電圧1
06の電位が調整されることにより、演算増幅器105
からSRAM209に供給すべき電源電圧レベルが決定
される。次に、スイッチSW3の状態切り換えにより、
共通接点が第2接点に結合された場合には、演算増幅器
105の出力電圧がスイッチSW3、端子310、及び
抵抗R3を介してSRAM209へ伝達される。このと
き、SRAM209の電源端子の電圧レベルは、マイク
ロコンピュータ200の端子311及びテスタ100の
端子119を介して演算増幅器105の反転入力端子に
伝達される。これにより演算増幅器105では、反転入
力端子に伝達された電圧レベルと基準電圧106との比
較が行われ、その比較結果に応じて演算増幅器105の
出力電圧レベルが修正される。このようなフィードバッ
ク制御により、SRAM209への電源供給が抵抗R3
を介して行われているにもかかわらず、そこでの電圧降
下分だけ高めの電圧が演算増幅器105から出力される
ことによって、SRAM209における電源端子には所
定の電圧を印加することができ、そのような状態でSR
AM209の電流測定が行われる。
【0064】尚、マイクロコンピュータ200の端子3
13及びテスタ100の端子123が結合されることに
よって、両者のグランド(低電位側電源Vss)レベル
が互いに等しくされる。
【0065】次に、周辺回路207、CPU208、及
びSRAM209についての電流測定について説明す
る。
【0066】図4には、上記周辺回路207、CPU2
08、及びSRAM209における電流測定における主
要部の動作タイミングが示され、図5には上記電流測定
のフローチャートが示される。
【0067】テストボードにおけるスイッチSW1,S
W2,SW3における共通接点が第2接点に結合され、
抵抗R1,R2,R3を介してそれぞれ周辺回路20
7、CPU208、SRAM209への電源供給が行わ
れる。この状態で抵抗R1,R2,R3に流れる電流は
電圧に変換されて検出され(ステップS1)、その電圧
は、それぞれ対応する増幅回路AMP1,AMP2,A
MP3で増幅される(ステップS2)。この増幅回路A
MP1,AMP2,AMP3の出力信号は、それぞれ対
応する端子305,308,311を介してテスタ10
0に伝達される(ステップS7)。テスタ100では、
伝達された信号を所望のタイミングで内部に取り込んで
処理することができる。
【0068】テスタ100から出力されたクロック信号
CK1がPLL回路201に伝達されると、このPLL
回路201においてクロック信号CK1に同期したクロ
ック信号CK2が生成され、それがクロック制御回路2
02へ伝達される。クロック制御回路202からは上記
クロック信号CK2と同位相のクロック信号CK3が出
力され、それが各部に供給される。また、テスタ100
から外部バスを介してマイクロコンピュータ200にテ
ストパターンが伝達される。このテストパターンは、ク
ロック信号CK3に同期して内部に取り込まれて処理さ
れる。
【0069】テスタ100では、上記テストパターンの
所定ステップ毎にトリガ信号TRGがハイレベルにアサ
ートされる。トリガ信号TRGのアサートタイミングに
従って、クロック制御回路202は、クロック信号CK
3の各部への供給を所定時間だけ停止する。このクロッ
ク信号CK3の供給停止期間は、各部の動作が停止され
る。この例において、マイクロコンピュータ200はC
MOS回路であり、クロック信号CK3が停止される
と、内部の順序回路やラッチ回路等は記憶情報を保持し
ようとする。増幅回路AMP1,AMP2,AMP3の
出力電圧はサンプルホールド回路210,211,21
2によってサンプルホールドされる。そして、上記トリ
ガ信号TRGのアサートから所定時間経過した後に、ク
ロック制御回路202によって再びクロック信号CK3
の各部への供給が開始される。このクロック信号CK3
の供給開始により、サンプルホールド回路210,21
1,212の出力アナログ信号がセレクタ213を介し
てAD変換器214に伝達され、AD(アナログ・ディ
ジタル)変換される(ステップS3)。AD変換が完了
すると、AD変換器214からCPU208に割り込み
要求が行われる。この割り込み要求に応じてCPU20
8は、AD変換器214の出力データを取り込んで、そ
れを期待値と比較する(ステップS4)。この比較結果
は、バスコントローラ206を介して外部出力すること
ができる。上記ステップS4での比較結果は、テストパ
ターンの所定ステップ毎の各機能モジュールについての
電流測定結果とされるから、機能モジュール毎のリーク
電流の異常を検出することができる。すなわち、図1に
示されるリーク電流試験においては、半導体集積回路1
1全体としての試験であり、この半導体集積回路11に
おいてリーク電流の異常が生じているか否かの判別は可
能であるが、そのリーク電流の異常が、内部回路20内
の如何なる機能モジュールで生じているかの判別は不可
能とされる。これに対して、図3に示されるマイクロコ
ンピュータ200においては、機能モジュール(20
7,208,209)毎の電流測定が行われるため、そ
の測定結果に基づいてリーク電流の異常を生じている機
能モジュールを特定することができる。
【0070】また、上記AD変換器214の出力データ
は、CPU208の制御によりSRAM209に書き込
まれる(ステップS5)。このようなデータ収集は、テ
スタ100によってトリガ信号TRGがアサートされる
毎に行われる。すなわち、図8に示されるように、テス
トパターンの所定ステップ毎にテスタ100によってト
リガ信号TRGがハイレベルにアサートされ、このトリ
ガ信号TRGがアサートされる毎に、サンプルホールド
回路210,211,212の出力アナログ信号がAD
変換器214でディジタル信号に変換され、その変換結
果がSRAM209に格納される。機能モジュールのリ
ーク電流試験をより精度良く行うには、より多くのステ
ップ毎のデータを収集するとよい。そして、SRAM2
09に記憶されているデータ(AD変換結果のデータ)
は、CPU208によって読み出されて周波数解析(高
速フーリエ変換)される(ステップS6)。この周波数
解析結果も外部出力される(ステップS7)。外部出力
されたデータは、テスタ100に取り込まれ、マイクロ
コンピュータ200の量産テストや不良解析に供される
(ステップS9)。また、図3に示されるマイクロコン
ピュータ200においては、複数の機能モジュールにつ
いての電流測定機能及びそのデータ解析機能を有してい
るので、当該マイクロコンピュータ200がユーザシス
テムに搭載されてからも、その機能を発揮することがで
きる。例えば、ユーザシステムが、図6に示されるよう
に、上記マイクロコンピュータ200やその他の半導体
集積回路52とが実装されたボード装置51と、このボ
ード装置51での処理結果を表示可能なモニタ54とを
含んで構成されるとき、ボード装置51に実装された状
態でマイクロコンピュータ200のリーク電流試験を行
い、その結果をモニタ54に表示させるようにしても良
いし、ボード装置51に設けられた発行ダイオード55
の点灯によって、リーク電流の異常を示すようにしても
良い。
【0071】尚、アナログ回路のオフセット電圧の変動
や抵抗値の変化、ダイナミックレンジの変動等は電流測
定誤差の原因となるため、チップ毎の電流測定結果をそ
れらの補正値としてSRAM209に格納しておき、そ
れに基づいて、後の電流測定結果の補正をCPU208
で行うことで、電流測定の精度向上を図ることができ
る。
【0072】上記の例によれば、以下の作用効果を得る
ことができる。
【0073】(1)機能モジュール(207,208,
209)へのクロック信号CK3の供給を、テストパタ
ーンの所定ステップ毎に停止するとともに、このクロッ
ク信号CK3の供給停止毎に、増幅回路AMP1,AM
P2,AMP3の出力信号をサンプルホールド回路21
0,211,212でサンプルホールドし、セレクタ2
13を介して上記サンプルホールド回路210,21
1,212でのサンプルホールド結果を選択的にAD変
換器214に伝達してディジタル信号に変換することに
よって、例えば互いに隣接する導電ライン同士の短絡に
おいて2本の導電ラインの論理値が互いに異なるような
条件での電流測定結果から、不所望に電流が増大するタ
イミングを見つけ出すこができ、それによってリーク電
流の異常を容易に検出することができる。
【0074】(2)図10に示されるように導電ライン
Lが断線されている場合、その断線箇所において電流の
反射が起こるから、CPU208において、AD変換器
214の出力信号の周波数解析を行うことにより、導電
ラインLの断線を発見することができる。機能モジュー
ル毎にIDD測定が行われ、そのIDDQ測定結果の周
波数解析によれば、断線の有無を機能モジュール毎にチ
ェックすることができる。
【0075】(3)機能モジュール(207,208,
209)に流れる電流測定を行うための電流測定手段2
50がマイクロコンピュータ200に内蔵されているた
め、機能モジュールの電流を測定するための回路をマイ
クロコンピュータ200の外部、例えばテスタ100や
テストボード300に設ける必要がない。また、機能モ
ジュール(207,208,209)に流れる電流測定
を行うための電流測定手段250がマイクロコンピュー
タ200に内蔵されることにより、電流検出からその検
出結果の処理に至るまでの信号伝達経路が短く、信号遅
延が少なくて済むから電流測定の高速化を図ることがで
きる。
【0076】(4)機能モジュール(207,208,
209)へのクロック信号CK3の供給を、テストパタ
ーンの所定ステップ毎に停止し、このクロック信号CK
3の供給停止毎に、機能モジュール(207,208,
209)に流れる電流を測定することにより、機能モジ
ュール毎の電流測定が可能とされるため、機能モジュー
ル毎のリーク電流の異常を発見することができる。
【0077】(5)PLL回路201の後段に配置さ
れ、クロック信号CK3を機能モジュール(207,2
08,209)に供給するとともに、外部から取り込ま
れたトリガ信号TRGに従って上記機能モジュール(2
07,208,209)へのクロック信号供給を、テス
トパターンの所定ステップ毎に停止するためのクロック
制御回路202が設けられることにより、PLL回路2
01の動作を停止することなく、上記機能モジュール
(207,208,209)へのクロック信号の供給停
止が行われる。通常、PLL回路は起動されてから状態
が安定するまでに時間がかかるが、上記のようにPLL
回路201の動作を停止させないで済むので、クロック
信号の供給が停止されてから、次にクロック信号の供給
を再開する場合において、PLL回路の状態が安定する
のを待つ必要がない。
【0078】(6)増幅回路AMP1,AMP2,AM
P3の出力信号が、それぞれ端子305,308,31
1を介して外部出力可能とされるため、マイクロコンピ
ュータ200の外部、例えばテスタ100やテストボー
ド300においては、上記増幅回路AMP1,AMP
2,AMP3の出力信号を基準レベルと比較することに
より、リーク電流の異常を検出することができる。この
場合、CPU208での演算処理に比べて短時間でリー
ク電流の異常を検出することができる。
【0079】(7)電流検出手段は、抵抗R1,R2,
R3によって容易に構成することができる。
【0080】(8)入力信号をサンプリングして保持す
るためのサンプルホールド回路210,211,212
と、このサンプルホールド回路210,211,212
の保持情報を選択するためのセレクタ213と、このセ
レクタ213の選択結果をディジタル信号に変換するた
めのAD変換器214とを含んで処理手段が構成される
ことにより、電流測定結果をディジタル信号として外部
出力することができ、測定結果をアナログ形式で外部出
力する場合に比べてノイズの低減を図る上で有利とな
る。
【0081】(9)AD変換器214での変換結果を期
待値と比較するための比較手段や、AD変換器214で
の変換結果を周波数解析するための解析手段がCPU2
08によって機能的に実現されることにより、上記期待
値との比較結果や上記周波数解析結果をマイクロコンピ
ュータ200の内部で得ることができるので、上記AD
変換器214での変換結果を期待値と比較するための比
較手段や、AD変換器214での変換結果を周波数解析
するための解析手段に相当する手段を、マイクロコンピ
ュータ200の外部に用意する必要が無い。
【0082】(10)外部からの電源供給を可能とする
第1端子と、上記第1端子を介して上記機能モジュール
に電源供給が行われている場合における上記機能モジュ
ール(207,208,209)での端子電圧の外部モ
ニタを可能とする第2端子とを有することにより、上記
第2端子を介して電圧モニタを行い、そのモニタ結果に
応じて上記第1端子に供給する電源電圧のレベルをフィ
ードバック制御することが可能となり、それにより、電
流測定において、機能モジュール毎に必要な電圧を的確
に印加することができ、電流測定の精度向上を図ること
ができる。
【0083】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0084】例えばクロック信号の周波数に応じて、電
流検出用の抵抗R1,R2,R3などの値を調整可能と
することができる。例えば図11に示されるように抵抗
R1を第1抵抗R11、第2抵抗R2、及びスイッチ1
13とで構成する。第2抵抗とスイッチ113とが直列
接続され、それが第1抵抗R1に並列接続されている。
第2抵抗R12は、スイッチ113がオンされた状態で
は、第1抵抗R1に並列接続されるため、抵抗R1の値
は、第1抵抗R11と第2抵抗R2との並列合成抵抗値
に等しくなる。スイッチ113の状態は、マイクロコン
ピュータ200内の所定レジスタ114の設定内容によ
って決定される。例えば上記レジスタ114に論理値
“0”がセットされていればスイッチ113はオフ状態
とされ、抵抗R1の値は、第1抵抗R11の値に等しく
なる。また、上記レジスタ114に論理値“1”がセッ
トされていればスイッチ113はオン状態とされ、第1
抵抗11に第2抵抗R12が並列接続されることによ
り、その合成抵抗値は、第1抵抗R1の値よりも小さく
なるから、上記レジスタ114に書き込む情報によって
抵抗R1の値を調整することができる。このため、内部
回路に供給されるクロック信号CK3の周波数に応じて
上記レジスタ114の論理値を決定するようにすれば、
抵抗R1の端子間電圧レベルの最適化を図ることができ
る。例えば、内部回路に供給されるクロック信号CK3
の周波数が比較的高い場合には、内部回路での電流消費
が多くなり、その分、抵抗R1の端子間電圧が高めにな
ってしまうから、そのような場合には上記レジスタ11
4に論理値“1”を予め書き込んでおくことによってス
イッチ113をオン状態とし、抵抗R1の値を低めに設
定する。それに対して、内部回路に供給されるクロック
信号CK3の周波数が比較的低い場合には、内部回路で
の電流消費が少なくなり、その分、抵抗R1の端子間電
圧が低めになってしまうから、そのような場合には上記
レジスタ114に論理値“0”を予め書き込んでおくこ
とによってスイッチ113をオフ状態とし、抵抗R1の
値を高めに設定する。このような抵抗値調整によって抵
抗R1の端子間電圧の適正化を図ることができる。
【0085】尚、抵抗R2,R3の場合も同様に構成
し、上記レジスタ114の設定情報に従って、それらの
抵抗値を調整することができる。
【0086】また、電流検出手段は、図12に示される
ようにカレントミラー回路601を使って構成すること
ができる。例えば機能モジュールのひとつである周辺回
路207の場合には、電源端子223から周辺回路20
7の電源端子に至る経路にnチャネル型MOSトランジ
スタQ1が設けられ、このnチャネル型MOSトランジ
スタQ1にnチャネル型MOSトランジスタQ2がカレ
ントミラー結合され、このnチャネル型MOSトランジ
スタQ2と低電位側電源Vssとの間に電流検出用の抵
抗R1が設けられる。かかる構成によれば、周辺回路2
07に流れる電流に等しい電流が抵抗R1にも流れるた
め、この抵抗R1の両端の電圧を後段の増幅回路602
に伝達して増幅することによって、上記の例の場合と同
様に周辺回路207の電流測定が可能となる。しかも、
図12に示される構成では、通常動作時、電流測定時に
かかわらず、抵抗R1を経由することなく周辺モジュー
ル207への電源供給を行うことができるから、通常動
作時における電源供給と、電流測定時における電源供給
とで電源端子を使い分ける必要が無い。
【0087】尚、図12において、周辺回路207の端
子電圧をモニタ可能な外部端子71を設けることによ
り、周辺回路207の端子に所定の電圧が印加されるよ
うに演算増幅器102で制御することができる。
【0088】図13に示されるように、増幅回路AMP
1,AMP2,AMP3の後段にスイッチSW11,S
W12,SW13を設け、上記増幅回路AMP1,AM
P2,AMP3の出力信号を、それぞれ対応するスイッ
チSW11,SW12,SW13を介して外部出力可能
に構成することができる。スイッチSW11,SW1
2,SW13は、例えばCPU208によって書き換え
可能なレジスタの保持情報に応じて何れかひとつが選択
的に導通されるようになっている。この場合、増幅回路
AMP1,AMP2,AMP3の出力信号を外部出力す
るのに、ひとつの外部端子305を使用することができ
るので、増幅回路AMP1,AMP2,AMP3毎に、
それに対応する外部出力端子を設ける必要がない。ま
た、増幅回路AMP1の後段にコンパレータを設け、こ
のコンパレータの出力信号を外部出力可能に構成するこ
とができる。例えば増幅回路AMP1に対応する構成が
図14に代表的に示されるように、増幅回路AMP1の
出力信号と基準電圧Vrefとの比較を行うコンパレー
タ220が設けられ、このコンパレータ220での比較
結果が外部端子305を介して外部出力可能とされる。
図示されないが、他の増幅回路AMP2,AMP3の後
段にも同様にコンパレータが配置され、対応する増幅回
路AMP2,AMP3の出力信号と基準電圧Vrefと
の比較が行われ、その比較結果が外部出力可能とされ
る。尚、この場合においても、図13に示されるよう
に、スイッチSW11,SW12,SW13を設け、こ
のスイッチSW11,SW12,SW13の選択動作に
より、上記増幅回路AMP1,AMP2,AMP3の後
段に配置されたコンパレータでの比較結果を外部出力す
る可能に構成することができる。
【0089】また、図3や図13における端子304,
307,210は、電流測定時において対応する機能モ
ジュール(207,208,209)に電源供給を行う
ものであるが、この端子304,307,210をそれ
ぞれ電源供給の専用端子として設けるのではなく、電流
測定時に不使用とされる端子があれば、それを積極的に
利用することができる。例えば、図15に示されるよう
に、通常動作時において信号Sigを外部出力するため
の端子304’が設けられ、しかも電流測定時にはその
信号Sigの外部出力が行われない場合には、端子30
4’を上記信号Sigの外部出力と電流測定時の電源供
給とに兼用することができる。その場合には、nチャネ
ル型MOSトランジスタQ4とpチャネル型MOSトラ
ンジスタQ5とから成る選択回路を設け、この選択回路
を介して上記信号Sigの外部出力や電流測定時の電源
供給を行うようにする。すなわち、nチャネル型MOS
トランジスタQ4を介して信号Sigの外部出力を行
い、pチャネル型MOSトランジスタQ5を介して電流
測定時の電源供給を行う。nチャネル型MOSトランジ
スタQW4及びpチャネル型MOSトランジスタQ5
は、選択信号SELによって動作制御される。選択信号
SELがハイレベルの場合、nチャネル型MOSトラン
ジスタQ4が導通されることで、信号Sigの外部出力
が可能とされる。また、選択信号SELがローレベルの
場合、pチャネル型MOSトランジスタQ5が導通され
ることによって電流測定時の電源供給が可能とされる。
選択信号SELは、通常動作モードと電流測定モードと
の切り換えを指示する信号などに基づいて形成すること
ができる。
【0090】上記の例では、周辺回路207、CPU2
08、及びSRAM209へのクロック信号CK3の供
給を同時に停止するようにしたが、周辺回路207、C
PU208、及びSRAM209へのクロック信号CK
3の供給をクロック制御回路202の制御により選択的
に停止するようにしても良い。
【0091】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるマイク
ロコンピュータに適用した場合について説明したが、本
発明はそれに限定されるものではなく、各種半導体集積
回路に適用することができる。
【0092】本発明は、少なくともクロック信号に同期
動作することを条件に適用することができる。
【0093】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0094】すなわち、半導体集積回路における内部回
路へのクロック信号供給を、テストパターンの所定ステ
ップ毎に停止するとともに、このクロック信号の供給停
止毎に、上記内部回路に流れる電流を測定することによ
り、複数ステップについての電流測定結果を得ることが
でき、この電流測定結果によれば、例えば互いに隣接す
る導電ライン同士の短絡において2本の導電ラインの論
理値が互いに異なるような条件での電流測定結果から不
所望に電流が増大するタイミングを見つけ出すこがで
き、それによって、リーク電流の異常検出の容易化を図
ることができる。
【0095】また、半導体集積回路内部の導電ラインが
断線している場合、その断線箇所から電流の反射を生じ
るから、電流測定結果を周波数解析すると、上記電流の
反射成分は、特定の周波数における不所望な電流強度の
上昇として把握することができ、それによって断線チェ
ックが可能とされる。
【0096】複数の機能モジュールへのクロック信号の
供給を、テストパターンの所定ステップ毎に停止し、こ
のクロック信号の供給停止毎に、複数の機能モジュール
に流れる電流を測定することにより、機能モジュール毎
の電流測定が可能とされるため、機能モジュール毎のリ
ーク電流の異常を発見することができ、リーク電流の異
常の原因となる機能モジュールの特定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリーク電流試験方法の実施形態
の説明図である。
【図2】図1に示されれる半導体集積回路の構成例ブロ
ック図である。
【図3】本発明にかかる半導体集積回路の一例であるマ
イクロコンピュータの構成例ブロック図である。
【図4】上記マイクロコンピュータにおける主要部の動
作タイミング図である。
【図5】上記マイクロコンピュータにおける内部回路の
電流測定についてのフローチャートである。
【図6】上記マイクロコンピュータをボードに実装した
状態の説明図である。
【図7】半導体集積回路におけるIDDとIDDQとの
関係及び電流測定ポイントについての説明図である。
【図8】半導体集積回路に供給されるテストパターンの
ステップとIDDQとの関係説明図である。
【図9】電流測定対象とされる機能モジュールにおける
IDDQ周波数解析結果の説明図である。
【図10】導電ラインの断線とそこからの電流反射の説
明図である。
【図11】上記マイクロコンピュータに含まれる電流検
出手段の別の構成例回路図である。
【図12】上記マイクロコンピュータに含まれる電流検
出手段の別の構成例回路図である。
【図13】上記マイクロコンピュータの別の構成例ブロ
ック図である。
【図14】上記マイクロコンピュータにおける主要部の
別の構成例ブロック図である。
【図15】上記マイクロコンピュータにおける主要部の
別の構成例ブロック図である。
【符号の説明】
10 テスタ 11 半導体集積回路 12 スイッチ 13 抵抗 14 増幅回路 15 AD変換器 16 テストボード 17 ワークステーション 18 PLL回路 19 クロック制御回路 20 内部回路 100 テスタ 111〜113 テスタの端子 200 マイクロコンピュータ 201 PLL回路 202 クロック制御回路 203〜205 演算増幅器 206 バスコントローラ 207 周辺回路 208 CPU 209 SRAM 210〜212 サンプルホールド回路 213 セレクタ 214 AD変換器 220 コンパレータ 250 電流測定手段 300 テストボード 301〜313 マイクロコンピュータの端子 601 カレントミラー回路 AMP1〜AMP3 増幅回路 SW1〜SW3 スイッチ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に同期して取り込まれたテ
    ストパターンに基づいて動作可能な内部回路を含む半導
    体集積回路のリーク電流試験方法であって、 上記半導体集積回路における内部回路へのクロック信号
    供給を、上記テストパターンの所定ステップ毎に停止す
    るとともに、このクロック信号の供給停止毎に、上記内
    部回路に流れる電流を測定し、その測定結果の演算処理
    を行うことを特徴とするリーク電流試験方法。
  2. 【請求項2】 外部信号に同期してクロック信号を生成
    するためのPLL回路の後段に配置されたクロック制御
    回路の動作を、上記半導体集積回路の外部から与えられ
    たトリガ信号で制御することにより、上記PLL回路を
    動作させた状態で、上記半導体集積回路における内部回
    路へのクロック信号の供給停止を行う請求項1記載のリ
    ーク電流試験方法。
  3. 【請求項3】 上記内部回路への電源供給経路に配置さ
    れた抵抗の両端に生じた電圧レベルを、上記半導体集積
    回路における内部回路へのクロック信号の供給停止毎に
    測定し、その測定結果を期待値と比較するための第1演
    算処理、及び上記測定結果の周波数解析のための第2演
    算処理を行う請求項1又は2記載のリーク電流試験方
    法。
  4. 【請求項4】 クロック信号に同期して取り込まれたテ
    ストパターンを取り扱う機能モジュールを含む半導体集
    積回路であって、 上記機能モジュールへのクロック信号供給を、上記テス
    トパターンの所定ステップ毎に停止するためのクロック
    制御手段と、 上記機能モジュールへのクロック信号の供給停止毎に、
    上記機能モジュールに流れる電流を測定可能な電流測定
    手段と、を含むことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 クロック信号に同期して取り込まれたテ
    ストパターンを取り扱う機能モジュールを含む半導体集
    積回路であって、 外部から取り込まれた信号に同期してクロック信号を生
    成するためのPLL回路と、 上記PLL回路の後段に配置され、上記クロック信号を
    上記機能モジュールに供給するとともに、外部から取り
    込まれたトリガ信号に従って上記機能モジュールへのク
    ロック信号供給を、上記テストパターンの所定ステップ
    毎に停止するためのクロック制御手段と、 上記機能モジュールへのクロック信号の供給停止毎に、
    当該機能モジュールに流れる電流を測定可能な電流測定
    手段と、を含むことを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 上記電流測定手段は、上記機能モジュー
    ルに流れる電流を検出可能な電流検出手段と、 上記電流検出手段の検出結果を処理する処理手段と、を
    含んで成る請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 上記電流検出手段の検出結果を外部出力
    可能な検出結果出力端子を含む請求項6記載の半導体集
    積回路。
  8. 【請求項8】 上記電流検出手段の検出結果を外部出力
    可能な検出結果出力端子と、 上記電流検出手段の検出結果を選択的に上記検出結果出
    力端子に伝達可能な選択手段と、を含む請求項6記載の
    半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 上記電流検出手段の検出結果と基準電圧
    とを比較するためのコンパレータと、 上記コンパレータでの比較結果を外部出力可能な比較結
    果出力端子と、を含む請求項6記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 上記電流検出手段の検出結果と基準電
    圧とを比較するためのコンパレータと、 上記コンパレータでの比較結果を外部出力可能な比較結
    果出力端子と、 上記コンパレータの出力信号を選択的に上記比較結果出
    力端子に伝達するための選択手段と、を含む請求項6記
    載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 上記電流検出手段は、機能モジュール
    に流れる電流を電圧に変換して検出するための抵抗を含
    んで成る請求項6記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 上記電流検出手段は、上記機能モジュ
    ールに電源を供給するための第1トランジスタと、 上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第2
    トランジスタと、 上記第2トランジスタに直列接続され、対応する機能モ
    ジュールに流れる電流を電圧に変換して検出するための
    抵抗と、を含んで成る請求項6記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 上記抵抗は、第1抵抗と、それに並列
    接続されることによって合成抵抗値を低下可能な第2抵
    抗と、を含んで成る請求項11又は12記載の半導体集
    積回路。
  14. 【請求項14】 保持情報の書き換えが可能なレジスタ
    と、 上記レジスタの保持情報に基づいて、上記第1抵抗に上
    記第2抵抗を並列接続させるためのスイッチと、を含む
    請求項13記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 上記処理手段は、入力信号をサンプリ
    ングして保持するためのサンプルホールド回路と、 上記サンプルホールド回路の保持情報を選択するための
    セレクタと、 上記セレクタの選択結果をディジタル信号に変換するた
    めのAD変換器と、を含んで成る請求項6乃至14の何
    れか1項記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 上記AD変換器でのAD変換結果を期
    待値と比較するための比較手段と、 上記比較手段での比較結果を外部出力可能なバスコント
    ローラと、を含む請求項15項記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 上記AD変換器での変換結果の周波数
    解析を行う解析手段と、 上記解析手段での解析結果を外部バスに出力可能なバス
    コントローラと、を含む請求項15項記載の半導体集積
    回路。
  18. 【請求項18】 外部からの電源供給を可能とする第1
    端子と、 上記第1端子を介して上記機能モジュールに電源供給が
    行われている場合における上記機能モジュールでの端子
    電圧の外部モニタを可能とする第2端子と、を含む請求
    項4乃至17の何れか1項記載の半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 クロック信号に同期して供給されたパ
    ターンに基づいて動作可能な機能モジュールと、 上記機能モジュールへの上記クロック信号の供給及び停
    止を制御するクロック制御回路と、 上記機能モジュールに流れる電流を計測する計測回路
    と、を有し、 上記クロック制御回路は、制御信号の受領に応答して、
    上記機能モジュールへの上記クロック信号の供給を停止
    し、 上記計測回路は、上記機能モジュールへ上記クロック信
    号が停止されたことに応答して、上記機能モジュールに
    流れる電流を計測する、1つの半導体基板に形成された
    半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 上記計測回路は、抵抗素子と、上記抵
    抗素子の両端の電圧値を増幅する増幅回路と、上記増幅
    回路のアナログ出力信号をデジィタル信号へ変換するA
    D変換回路とを含む請求項19記載の半導体集積回路。
  21. 【請求項21】 上記計測回路の計測値を格納する記憶
    回路と、 上記記憶回路に格納された計測値を処理するデータ処理
    回路とを、更に有する請求項20記載の半導体集積回
    路。
  22. 【請求項22】 上記記憶回路は、RAMである請求項
    21記載の半導体集積回路。
  23. 【請求項23】 上記データ処理回路は、中央処理装置
    であり、 上記中央処理装置は、上記RAMに記憶された計測値を
    周波数解析する演算処理を実行する請求項22記載の半
    導体集積回路。
  24. 【請求項24】 上記中央処理装置は、上記演算処理の
    結果を上記RAMへ格納し、 上記半導体集積回路は、更に、上記演算処理の結果を上
    記半導体集積回路の外部へ出力するための外部端子を有
    する請求項23記載の半導体集積回路。
  25. 【請求項25】 第1電圧が供給される第1ノードと、
    上記第1電圧より低い第2電圧が供給される第2ノード
    と、クロック信号が供給される第3ノードとを含み、上
    記第3ノードに供給されるクロック信号に同期して供給
    されるパターンに基づいて動作可能な機能モジュール
    と、 制御信号の受領に応答して、上記機能モジュールへの上
    記クロック信号の供給及び停止を制御するクロック制御
    回路と、 上記機能モジュールに流れる電流を計測する計測回路
    と、 上記計測回路から出力されたアナログ出力信号をディジ
    タル信号へ変換するAD変換回路と、 上記AD変換回路によって変換された上記ディジタル信
    号を格納可能な記憶回路と、 上記記憶回路に格納された上記ディジタル信号に対して
    演算処理を実行可能な中央処理回路と、 上記第1ノードに結合された第1端子と、 上記第1ノードとは異なる第2端子と、を有し、 上記計測回路は、上記第2端子と上記第1ノードとの間
    に結合された抵抗素子と、上記抵抗素子の両端の電圧値
    を増幅する増幅回路とを含み、 上記クロック制御回路は、制御信号の受領に応答して、
    上記機能モジュールへの上記クロック信号の供給を停止
    し、 上記計測回路は、上記機能モジュールへ上記クロック信
    号が停止されたことに応答して、上記機能モジュールに
    流れる電流を計測する、1つの半導体基板に形成された
    半導体集積回路。
  26. 【請求項26】 上記中央処理装置の実行する演算処理
    は、周波数解析処理である請求項25記載の半導体集積
    回路。
  27. 【請求項27】 上記第1端子は、上記機能モジュール
    が上記パターンに基づいて動作している間、外部テスタ
    に設けられた電源回路から上記機能モジュールのための
    上記第1電圧が供給され、 上記第1端子及び上記第2端子は、上記計測回路が計測
    動作を実行している間、上記外部テスタに設けられた上
    記電源回路に結合され、上記第1ノードが上記第1電圧
    となるように帰還制御される請求項26記載の半導体集
    積回路。
  28. 【請求項28】 上記抵抗の抵抗値の補正値、上記増幅
    回路のオフセット電圧値及びダイナミックレンジ補正値
    は、上記記憶回路に格納され、上記中央処理装置は上記
    演算処理の際、上記抵抗の抵抗値の補正値、上記オフセ
    ット電圧値及びダイナミックレンジ補正値を利用する請
    求項26記載の半導体集積回路。
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