JP4909192B2 - コンデンサ容量測定装置 - Google Patents

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本発明は、LSI内部のコンデンサ容量を測定するコンデンサ容量測定装置に関する。
従来より、アナログフィルタ回路を搭載するLSI(Large Scale Integration)では、アナログフィルタ回路の特性に起因する歩留り低下や不具合が大きな問題となっていた。このような問題に対処するためには、アナログフィルタ回路の特性に大きな影響を与えるLSI内のコンデンサの容量値を測定し、解析することが必要不可欠である。
図5は、従来のコンデンサ容量測定方法を示す図である。従来のコンデンサ容量測定方法では、アナログフィルタ回路のコンデンサ容量を測定するために、拡散工程の特性チェック検査工程において、特性チェッカー装置によってウェハ60上のコンデンサをチェックするためのコンデンサチェック素子61によって容量測定を行っていた。また、従来の他のコンデンサ容量測定方法では、図6に示すように、製品組立後のLSI62において、発煙硝酸などの薬液を用いてパッケージ71を開封した後、プローバでICチップ72のコンデンサに直接プローブ針75を立て、容量計74を用いて容量値の測定を行っていた。
また、このようなコンデンサ容量測定装置及びコンデンサ容量測定方法は、例えば、特許文献1にも記載されている。
特開2003−347409号公報
しかしながら、図5に示す従来のコンデンサ容量測定装置では、コンデンサチェック素子61は、面積レイアウトの都合上、必ずしも全てのLSIに搭載されているとは限らない。また、LSIにコンデンサチェック素子が搭載されていたとしても、全てのコンデンサチェック素子について特性チェック検査を行うには、長い検査時間を要することとなる。また、従来では、検査時間短縮のために何点かのコンデンサチェック素子を測定し、その平均値を求めておおよそのアナログフィルタ回路の特性を予測していたが、コンデンサ容量値がウェハ60面内上でバラつくと正確なコンデンサ容量値を測定することができないという問題点を有する。
また、図6に示す従来のコンデンサ容量測定装置では、製品組立後のパッケージ製品において特性チェックを行う場合、パッケージ71を開封してパッケージ71内部のICチップ72のコンデンサに、1つずつ直接プローブ針75を立て容量測定をしなければならず、長い時間と手間がかかってしまうという問題点を有する。
本発明に係るLSIに搭載されたコンデンサ容量測定回路は、容量測定対象であるコンデンサに接続された接続点の電圧と、基準電圧とを比較して比較結果を出力するコンパレータ回路と、前記コンデンサに供給されるコンデンサ充電電流をミラーリングするカレントミラー回路を有し、外部のLSIテスタから、前記LSIの有する外部入出力端子を介して前記基準電圧及び前記コンデンサ充電電流を入力すると共に、前記比較結果及びコンデンサ充電電流を前記外部入出力端子を介して前記外部のLSIテスタに出力するものである。
本発明に係るコンデンサ容量測定装置によれば、LSI内に予めコンデンサ容量測定回路を作り込んでおき、LSIの有する外部入出力端子を介してコンデンサ容量測定回路とLSIテスタとを接続可能とすることにより、LSI内の有するコンデンサを容易にLSIテスタにより測定することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンデンサ容量測定装置10の概要を示す図である。図1に示すように、本発明に係るコンデンサ容量測定装置10は、LSI11とLSIテスタ13を有している。LSI11は、コンデンサCに接続されたコンデンサ容量測定回路12を有している。コンデンサCは、容量測定を行う対象であるコンデンサである。LSIテスタ13は、方形波パルスの入力信号INを、コンデンサ容量測定回路12を介してテストLSI11のコンデンサCに印加し、その出力信号OUTをモニタするよう構成されている。出力信号OUTの一定電圧V1及び一定電圧V1になるまでの時間T1を測定することにより、コンデンサCの容量測定を行う。なお、実際には、デジタル出力信号D_OUTが変化するまでの時間T1を測定することにより、コンデンサCの充電時間を測定する。
図2は、コンデンサ容量測定回路12の一構成例を示す回路図である。コンデンサ容量測定回路12は、コンパレータ回路20、コンパレータ差動アンプ21、Bip_Trカレントミラー回路22、MOS_Trカレントミラー回路23を備えて構成されている。
コンパレータ回路20は、N型トランジスタQ1、Q3〜Q6、P型トランジスタQ2、Q7、Q8、抵抗R1、R2を備えて構成されている。N型トランジスタQ1は、ソースがA点に接続され、ドレインにコンパレータRef電圧VIN1が入力され、ゲートにC点が接続されている。A点の電圧は、コンパレータRef電圧VIN1と抵抗R2と抵抗R1の抵抗比で決まる電圧となり、コンパレータ回路20の基準電圧となる。P型トランジスタQ2は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレインがノードn1に接続され、ゲートにコンパレータ回路制御信号VIN2が入力される。N型トランジスタQ3は、ソースが接地され、ゲート及びドレインがノードn1に接続されている。N型トランジスタQ4は、ソースが接地され、ドレインがノードn2に接続され、ゲートにノードn1が接続されている。N型トランジスタQ3、Q4は、カレントミラーを構成している。ノードn1及びノードn2には等しい電流値の電流が流れ、ノードn2はコンパレータ差動アンプ21の電流供給源となっている。そのため、ノードn1に接続されたP型トランジスタQ2は、コンパレータ差動アンプ21の電流源のスイッチとなっている。
N型トランジスタQ5は、ソースがノードn2に接続され、ドレインがノードn3に接続され、ゲートがA点に接続されている。N型トランジスタQ6は、ソースがノードn2に接続され、ドレインにP型トランジスタQ8のドレインが接続され、ゲートにB点が接続されている。N型トランジスタQ5、Q6は、差動対を構成し、A点から入力する基準電圧と、B点の電圧を比較するよう構成されている。P型トランジスタQ7は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレイン及びゲートがノードn3に接続されている。P型トランジスタQ7は、P型トランジスタQ18とカレントミラーを構成し、P型トランジスタQ7に流れる電流I5は、P型トランジスタQ18に流れる電流I5と等しい。P型トランジスタQ8は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレイン及びゲートにノードn4が接続されている。P型トランジスタQ8は、P型トランジスタQ19とカレントミラーを構成し、P型トランジスタQ8に流れる電流I6は、P型トランジスタQ19に流れる電流I6と等しい。コンパレータ回路20は、このような構成により、A点の基準電圧とB点の電圧を比較し、その比較結果を電流I6としてC点に出力している。また、A点の電圧は、スイッチSW1を介してコンパレータRef出力電圧VOUT1として外部に出力される。
Bip_Trカレントミラー回路22は、NPN接合のバイポーラトランジスタQ10、Q11、及び抵抗R3〜R5を備えて構成されている。バイポーラトランジスタQ10は、コレクタ及びベースにコンデンサ充電電流ICC1(I1)が入力され、エミッタが抵抗R3を介して接地されている。バイポーラトランジスタQ11は、コレクタにノードn5が接続され、エミッタが抵抗R4を介して接地され、ベースに抵抗R5を介してコンデンサ充電電流ICC1が入力されている。Bip_Trカレントミラー回路22は、コンデンサ充電電流ICC1(I1)を入力し、MOS_Trカレントミラー回路23に出力するよう構成されている。MOS_Trカレントミラー回路23へ入力されるコンデンサ充電電流ICC1(I1)は、N型トランジスタQ9によってスイッチングされている。N型トランジスタQ9は、ソースが接地され、ドレインがBip_Trカレントミラー回路22の入力に接続され、ゲートがコンデンサ充放電制御信号VIN3に接続されている。コンデンサ充電電流ICC1は、容量測定を行うコンデンサCに供給される電流となるため、コンデンサ充放電制御信号VIN3は、コンデンサCを充電するか否かを制御している。コンデンサC1は、一端にコンデンサ充電電流ICC1が供給され、他端がC点に接続されている。コンデンサC1は、コンデンサ充電電流ICC1を安定化(発振止め)させるために設けられている。
MOS_Trカレントミラー回路23は、P型トランジスタQ13、Q14を備えている。P型トランジスタQ13は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレイン及びゲートがスイッチSW3を介してノードn5に接続されている。P型トランジスタQ14は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレインがスイッチSW4を介してB点に接続され、ゲートがSW3を介してノードn5に接続されている。MOS_Trカレントミラー回路23に入力される電流I2は、スイッチSW2を介してMOS_Trカレントミラー電流IOUT1として外部に出力可能である。また、MOS_Trカレントミラー回路23から出力される電流I3は、スイッチSW5を介してMOS_Trカレントミラー電流VI_OUT1として外部に出力可能である。
P型トランジスタQ18は、前述のようにP型トランジスタQ7とカレントミラーを構成している。P型トランジスタQ18は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレインがC点に接続され、ゲートがノードn3に接続されている。P型トランジスタQ19は、前述したようにP型トランジスタQ8とカレントミラーを構成している。P型トランジスタQ19は、ソースにコンデンサ測定回路電源電圧VCCが供給され、ドレインにN型トランジスタQ17のドレインが接続され、ゲートがN型トランジスタQ8のゲートに接続されている。
N型トランジスタQ16、Q17はカレントミラーを構成し、ノードn6に流れる電流I6とC点に流れる電流I6を同じ電流値としている。インバータINVは、スイッチSW6を介して、C点の電位を反転(バッファリング)し、コンパレータ出力VI_OUT2として外部に出力するよう構成されている。
コンデンサ容量測定対象であるコンデンサC2(図1のコンデンサCに相当)は、B点と接地との間に接続されている。コンデンサC2は、コンデンサ充電電流ICC1が、Bip_Trカレントミラー回路22及びMOS_Trカレントミラー回路23を介して電流I3として供給される。N型トランジスタQ15は、ソースが接地され、ドレインがB点に接続され、ゲートにコンデンサ充放電制御信号VIN4が入力されている。すなわち、コンデンサ充放電制御信号VIN4によってN型トランジスタQ15をON/OFFさせることにより、コンデンサC2の充放電を制御している。
このようにコンデンサ容量測定回路12に入力される信号(ICC1、VCC、VIN1〜4)は、LSIテスタ13によって生成される。また、コンデンサ容量測定回路12から出力される測定結果(VI_OUT1、VI_OUT2、IOUT)をLSIテスタ13によって測定する。これにより、LSI11外部からコンデンサ容量測定回路12を制御し、LSI11内部のコンデンサC(C2)の容量測定を行うことができる。
図3は、LSIテスタ13とコンデンサ容量測定回路12の接続関係を示す図である。LSI11は、外部入出力端子として複数のICPAD17A〜17Lを有している。図3中のスイッチSW1〜6は、図2に示すスイッチSW1〜6にそれぞれ対応している。LSI11とLSIテスタ13との間には、プローブカード15が介されている。プローブカード15は、LSI11の有するICPAD17の位置に対応して配置された複数のプローブ針16を有している。LSIテスタ13は、このように構成されたプローブカード15を介することにより、容易にLSI11と信号の入出力を行うことができる。
ICPAD17A〜17Lは、LSIテスタ13からコンデンサ容量測定回路12への制御信号が入力されるICPAD17A〜17Fと、コンデンサ容量測定回路12からの測定結果が出力されるICPAD17I〜17Lを備えている。ICPAD17A〜17Fは、スイッチSW1〜6を介してコンデンサ容量測定回路12の入力側に接続されると共に、スイッチSW1〜6を介してLSI11内部の他回路の入力側に接続されている。ICPAD17A〜17Fからコンデンサ容量測定回路12に入力される信号は、コンデンサ容量測定回路12を制御するための各制御信号となる。また、スイッチSW1〜SW6の接続は、ICPAD17Gから入力されるSW制御信号1によって制御されている。
例えば、ICPAD17Aにコンデンサ測定回路電源電圧VCCを入力し、ICPAD17Bにコンデンサ充電電流ICC1を入力し、ICPAD17CにコンパレータRef電圧VIN1を入力し、ICPAD17Dにコンパレータ回路制御信号VIN2を入力し、ICPAD17Eにコンデンサ充電回路制御信号VIN3を入力し、ICPAD17Fに、コンデンサ充放電制御信号VIN4を入力する。
一方、ICPAD17I〜17Lは、スイッチSW7〜SW10を介してコンデンサ容量測定回路12の出力側に接続されると共に、スイッチSW7〜SW10を介して他回路の出力側に接続されている。ICPAD17Hには、LSIテスタ13からICPAD17I〜17Lの接続を制御するSW制御信号2が入力されている。スイッチSW7〜SW10の接続は、ICPAD17Hから入力されるSW制御信号2によって制御されている。
例えば、ICPAD17Iへ出力されるコンパレータRef出力電圧VOUT1をLSIテスタ13の電圧計に出力し、ICPAD17Jへ出力されるBrip_Trカレントミラー電流出力IOUT1を電流計に出力し、ICPAD17Kへ出力されるMOS_Trカレントミラー電流VI_OUT1を電流計に出力し、ICPAD17Lへ出力されるコンパレータ出力VI_OUT2で、LSIテスタ13のデジタル波形タイミングサーチ機能に出力する。なお、デジタル波形タイミングサーチ機能は、コンパレータ出力VI_OUT2の立下り又は立ち上がりのタイミングを計測する機能である。
次に、このように構成されたコンデンサ容量測定装置10の動作について説明する。図3は、コンデンサ容量測定装置10のコンデンサ容量測定時における各信号を示すタイミングチャートである。はじめに、LSIテスタ13からプローブカード15を介してSW制御信号1、2を出力し、ICPAD17A〜17F及び17I〜17Lをコンデンサ容量測定回路12に接続する。これにより、LSI11からLSI11内のコンデンサ容量測定回路12へ各制御信号が入力できる状態となり、コンデンサ容量測定回路12からLSIテスタ13へ各計測結果を出力できる状態となる(状態C、状態D)。
時間T1において、スイッチSW2をOFF、スイッチSW3をONとする。時間T1において、LSIテスタ13からテストプログラムによりコンデンサ容量測定回路電源電圧VCCをLレベルからHレベルに設定し、コンデンサ容量測定回路12を起動する。時間T1において、コンパレータRef電圧VIN1をLレベルからHレベルにし、コンパレータ回路制御信号VIN2をHレベルからLレベルに設定し、コンデンサ充電回路制御信号VIN3をHレベルからLレベルに設定し、コンデンサ充放電電流制御信号VIN4をHレベルに設定する。時間T1において、LSIテスタ13によってコンデンサ充電電流ICC1等に各波形を発生させ、プローブカード15を介してコンデンサ容量測定回路12に各制御信号を印加する。
これにより、時間T1において、コンパレータ回路20のA点の電圧は、コンパレータRef電圧VIN1が抵抗R1と抵抗R2の抵抗比に応じて抵抗分割された電圧となる。A点の電圧は、コンパレータRef出力電圧VOUTとして出力される。時間T1において、コンパレータ回路20のN型トランジスタQ4のドレインに入力される電流I4、P型トランジスタQ7のソースに入力される電流I5、及びP型トランジスタQ8のソースに入力される電流I6は、それぞれ状態Bに示すような波形となる。LSIテスタ13から供給されるコンデンサ充電電流ICC(I1)は、Bip_Trカレントミラー回路22のバイポーラトランジスタQ10、Q11を介して、MOS_Trカレントミラー回路23に流れる電流I2となる。
時間T1では、コンデンサ充放電流制御信号VIN4がHレベルに設定されているため、N型トランジスタQ15がONとなって、電流I3はN型トランジスタQ15を介してGNDへ流れる。そのため、コンデンサC2に電流I3は供給されない。また、時間T1において、スイッチSW2をOFF、スイッチSW3をONとし、B点に流れる電流I3をLSIテスタ13に出力する。これにより、LSIテスタ13において電流I3を測定し、コンデンサの充電電流Iを測定する。また、B点をLSIテスタ13の電圧計に接続することにより、B点の電圧を測定し、コンデンサの充電電圧Vを測定する。
時間T2において、スイッチSW2、SW5をOFF、スイッチSW3、SW4をONとする。時間T2において、コンデンサ充放電流制御信号VIN4をHレベルからLレベルに設定する(状態E)。これにより、N型トランジスタQ15がOFFとなり、電流I3はコンデンサC2に供給される。コンデンサC2が次第に充電されていくと、B点の電圧が状態Fに示すように上昇する。
ここで、コンパレータ差動アンプ21に流れる総和の電流I4は、コンパレータ差動アンプ21に入力される電流I5と電流I6の和である。B点の電圧が上昇すると、N型トランジスタQ6のゲート−ドレイン間の電位差が、N型トランジスタQ5のゲート−ソース間の電位差に比べて大きくなる。これにより、P型トランジスタQ7及びN型トランジスタQ5に流れる電流I5は次第に減少し、P型トランジスタQ8及びN型トランジスタQ6に流れる電流I6が次第に増加する。電流I5は、P型トランジスタQ7及びP型トランジスタQ18を介してC点に流れる。電流I5は、P型トランジスタQ8、P型トランジスタQ19、N型トランジスタQ17を介して、C点からN型トランジスタQ16に流れる電流I6となる。
C点の電圧は、C点へ流れ込む電流I5からC点から流れ出す電流I6の差によって決まる。コンデンサ充電電圧出力VI_OUT1が、コンパレータRef出力電圧を超えると、電流I6が電流I5より大きくなり、C点の電圧がHレベルからLレベルに変わり(状態H)、コンパレータ出力VOUT2は、LレベルからHレベルに変わる。コンデンサ充放電電流制御信号VIN4がHレベルからLレベルになった時間T2から、コンパレータ出力VOUT2がLレベルからHレベルになったときまでの時間T(sec)を測定する。
コンデンサ容量Cは、C=(I×T)/Vによって示すことができる。LSIテスタ13は、測定された充電電流I、充電時間T、充電電圧Vを用いることにより、コンデンサ容量Cを測定する。
このように構成されたコンデンサ容量測定装置10では、LSIテスタ13によって生成した各制御信号INが、LSIテスタ13からプローブカード15のプローブ針16を介して、LSI11のICPAD17に入力される。次に、これらの各測定制御信号がスイッチSW1〜SW6を介してコンデンサ容量測定回路12に入力される。この印加した制御信号INにより、コンデンサ容量測定回路12を動作させ、測定結果OUTを出力させる。この測定結果は、スイッチSW7〜SW10及びプローブ針16を介してLSIテスタ13に出力される。LSIテスタ13は、各測定結果OUTをLSIテスタ13内の電流計及び電圧計によって測定し、コンデンサの充電電流I及びコンデンサ充電電圧Vを測定する。また、図4に示すように、コンデンサ容量測定回路12のデジタル出力波形がLレベルからHレベルに切り替わるまでの時間Tを測定することにより、コンデンサの充電時間Tを測定する。
このように、コンデンサ容量測定回路12をLSI11に搭載し、LSI11外部からICPAD17を介してコンデンサ容量測定回路12を制御することにより、パッケージの開封をせずにLSI11内部のコンデンサ容量を測定することができる。また、LSIテスタ13をプローブカード15を介してLSI11のICPAD17に接続することにより、短時間で多数のコンデンサ容量を測定することができる。また、コンデンサ容量測定回路12は、少ない素子数で構成することができるため、容易にLSI11に搭載することができる。また、コンデンサ容量を求める計算式において使用する充電電流I、充電時間T及び充電電圧V等の各変数に測定誤差が生じていても、充電電流I、充電時間T及び充電電圧Vを毎回測定することにより、コンデンサ容量を高精度に測定することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るコンデンサ容量測定装置は、第1の実施形態に係るコンデンサ容量測定装置10と略同一構成において、MOS_Trカレントミラー回路23のMOSカレントミラー比を測定するものである。なお、各構成要素については、第1の実施形態と略同一であるためその説明を省略する。
第2の実施形態に係るコンデンサ容量測定装置のカレントミラー比測定方法は、図4に示す時間T1において、コンデンサ容量測定回路12のスイッチSW2をONとし、スイッチSW3をOFFとする。これにより、MOS_Trカレントミラー回路23へ入力される電流I2が、Brip_Trカレントミラー電流出力IOUT1としてLSIテスタ13に出力される。LSIテスタ13は、電流計でBrip_Trカレントミラー電流出力IOUT1の電流値を測定することにより、MOS_Trカレントミラー回路23の入力電流を測定することができる。
次に、スイッチSW2をOFFとし、スイッチSW3をONとし、スイッチSW4をOFFとし、スイッチSW5をONにする。これにより、MOS_Trカレントミラー回路23の出力電流は、コンデンサ充電電流VI_OUT1としてLSIテスタ13に出力される。LSIテスタ13は、電流計でコンデンサ充電電流VI_OUT1を測定することにより、MOS_Trカレントミラー回路23の出力電流を測定することができる。
ここで、MOS_Trカレントミラー回路23のカレントミラー比は、MOS_Trカレントミラー回路23の出力電流/MOS_Trカレントミラー回路23の入力電流として示すことができるため、各測定値を用いることによりMOS_Trカレントミラー回路23のカレントミラー比を測定することができる。このように、第2の実施形態では、MOS_Trカレントミラー回路を作りこみ、MOS_Trカレントミラー回路に入出力される電流を測定できるよう構成することで、MOS_Trカレントミラー回路のカレントミラー比を容易に測定することができる。
従来では、製品製造後にクレーム等が発生した場合にあっては、パッケージを開封してプローブ針を当ててLSI内のカレントミラー電流を測定しており、MOS_Trカレントミラー回路の不良箇所の解明に大変な手間と時間を要していた。これに対し、本発明では、予めMOS_Trカレントミラー回路のカレントミラー比を測定できる回路構成をLSI内に作り込むことにより、効率的に製品製造後にMOS_Trカレントミラー回路の解析を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るコンデンサ容量測定装置10の概要を示す図である。 コンデンサ容量測定回路12の構成例を示す回路図である。 LSIテスタ13とLSI11との接続関係を示す図である。 コンデンサ容量測定装置10のコンデンサ容量測定時における各信号を示すタイミングチャートである。 従来のコンデンサ容量測定方法を示す図である。 従来の他のコンデンサ容量測定方法を示す図である。
符号の説明
10...コンデンサ容量測定装置 11...LSI
12...コンデンサ容量測定回路 13...LSIテスタ
14...外部端子 15...プローブカード
16...プローブ針 17...ICPAD

Claims (4)

  1. 容量測定対象であるコンデンサに接続された接続点の電圧と、基準電圧とを比較して比較結果を出力するコンパレータ回路と、前記コンデンサに供給されるコンデンサ充電電流をミラーリングするカレントミラー回路を有するコンデンサ容量測定回路と、
    外部のLSIテスタから前記基準電圧及び前記コンデンサ充電電流を入力すると共に、前記比較結果及び前記コンデンサ充電電流を前記外部のLSIテスタに出力する外部入出力端子とを備え、
    前記外部入出力端子は、前記コンデンサ容量測定回路及び前記LSI内の他の回路に選択可能に接続される、LSI
  2. 前記カレントミラー回路は、
    前記コンデンサ充電電流を入力し、ミラーリングして出力する第1カレントミラー回路と、
    前記第1カレントミラー回路の出力を入力電流として入力し、ミラーリングして出力電流を前記コンデンサに出力する第2カレントミラー回路とを備え、
    前記入力電流及び前記出力電流は、前記外部入出力端子を介して前記LSIテスタに出力可能である
    請求項1記載のLSI。
  3. 前記コンデンサ充電電流は、前記LSIテスタによってON/OFFが制御されるスイッチング素子を介して前記第1カレントミラー回路に出力される請求項1又は2記載のLSI
  4. 前記外部入出力端子は、該外部入出力端子に対応する位置にプローブ針が配置されたプローブカードを介して前記LSIテスタに接続される
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のLSI。
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