JP6697746B2 - 漏電検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に漏電検出装置に関し、より詳細には、交流漏電電流及び直流漏電電流を検出することが可能な漏電検出装置に関する。
従来、漏電検出装置としては、漏電電流の交流成分検出用の零相変流器と、漏電電流の直流成分検出用のフラックスゲート型の直流変流器と、を備え、漏電遮断器に用いられる漏電検出装置が知られている(特許文献1)。
零相変流器は、円環状の磁気コアと、この磁気コアに巻装された二次巻線と、を有している。また、直流変流器は、円環状の磁気コアと、この磁気コアに巻装された二次巻線と、を有している。
漏電検出装置は、直流変流器の二次巻線に接続された励磁回路を備える。この励磁回路は、直流変流器の二次巻線を励磁コイルとして、励磁電流を送ると共に、その励磁電流の変化に応じた電圧を出力電圧として出力する。
また、漏電検出装置は、交流漏洩電流検出回路と、交流用定格感度設定部と、直流漏洩電流検出回路と、直流用定格感度設定部と、OR論理回路と、を有している。OR論理回路には、交流定格感度設定部における第2の比較器の出力信号と、直流用定格感度設定部におけるDC成分比較器の出力信号と、が入力される。
また、電気自動車の充電インレットに接続される充電コネクタに充電ケーブルを介して接続されるとともに、外部電源に電源ケーブルを介して接続され、電気自動車の充電池への充電を制御する充電制御装置は、例えば、IEC 62752の規格を満たすことが望まれている。IEC 62752では、脈流漏電電流からの保護を規定したType Aの機能に加えて、直流漏電電流の検出及び直流漏電電流からの保護も規定されている。
特開2013−38047号公報
零相変流器とフラックスゲート型の直流変流器とを有する漏電検出装置では、例えば、CCIDに用いる場合、検出精度の向上が望まれている。
本発明の目的は、検出精度の向上を図ることが可能な漏電検出装置を提供することにある。
本発明に係る一態様の漏電検出装置は、交流漏電検出部と、直流漏電検出部と、論理和回路と、を備える。交流漏電検出部は、交流漏電電流を検出する。直流漏電検出部は、直流漏電電流を検出する。論理和回路は、前記交流漏電検出部から出力される第1出力信号と前記直流漏電検出部から出力される第2出力信号との論理和をとる。前記交流漏電検出部は、第1コアと、2次コイルと、電流検出部と、補正部と、第1判定部と、を備える。第1コアは、複数の導電体を通すことが可能である。前記2次コイルは、前記第1コアに巻かれている。前記電流検出部は、前記2次コイルに流れる交流電流の振幅に応じた信号レベルの第1電圧信号を出力する。前記補正部は、前記電流検出部から出力される前記第1電圧信号の周波数が所定周波数よりも高くなるにつれて前記第1電圧信号の前記信号レベルを低下させた補正第1電圧信号を出力する。前記第1判定部は、前記補正部から出力される前記補正第1電圧信号と第1閾値との大小関係に応じて信号レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる前記第1出力信号を出力する。前記直流漏電検出部は、第2コアと、励磁コイルと、電流検出用抵抗と、励磁部と、直流成分検出部と、第2判定部と、ローパスフィルタと、を備える。前記第2コアは、前記複数の導電体を通すことが可能である。前記励磁コイルは、前記第2コアに巻かれている。前記電流検出用抵抗は、前記励磁コイルに流れる電流を電圧に変換する。前記励磁部は、前記電流検出用抵抗により変換された電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて基準電圧値よりも高い第1電圧値と前記基準電圧値よりも低い第2電圧値との間で電圧レベルが交互に変化する励磁周波数の励磁電圧を前記励磁コイルへ印加する。前記直流成分検出部は、前記電流検出用抵抗により変換された電圧の直流成分の大きさに応じた第2電圧信号を出力する。前記第2判定部は、前記直流成分検出部から出力される前記第2電圧信号と第2閾値との大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる前記第2出力信号を出力する。前記ローパスフィルタは、前記励磁部において前記励磁コイルと前記電流検出用抵抗との接続点が電気的に接続される入力端と前記励磁コイルとの間に設けられている。
本発明の漏電検出装置は、検出精度の向上を図ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る漏電検出装置の概略回路図である。 図2は、交流漏電の判定閾値と周波数との関係の一例を示すグラフである。 図3は、本発明の一実施形態に係る漏電検出装置における第1ローパスフィルタの一例を示す回路図である。 図4Aは、同上の漏電検出装置における直流漏電検出部の励磁電圧の波形図である。図4Bは、同上の漏電検出装置における直流漏電検出部の動作波形図である。 図5は、同上の漏電検出装置における直流漏電検出部の励磁電流の波形図である。 図6は、同上の漏電検出装置における第1ローパスフィルタ及び第2ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性を示すグラフである。 図7Aは、比較例の漏電検出装置における電流検出用抵抗の電圧波形図である。図7Bは、図7Aにおける漏電なしの場合の電流検出用抵抗の電圧と漏電ありの場合の電流検出用抵抗の電圧との差分の時間変化を示すグラフである。 図8は、本発明の一実施形態の変形例に係る漏電検出装置の概略回路図である。
以下に説明する実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
以下では、本実施形態の漏電検出装置100について、図1〜8に基づいて説明する。
漏電検出装置100は、例えば、電動車両の充電池を充電する充電制御ユニット等に用いることができる。電動車両は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等である。充電制御ユニットは、充電制御器と、充電ケーブルと、充電コネクタ(給電プラグ)と、電源ケーブルと、電源プラグと、を備える。充電制御器は、電源ケーブルの一端と充電ケーブルの一端との間に介在し、外部の交流電源(例えば、商用電源)から電動車両の充電池への充電を制御する。ここにおいて、電動車両は、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して充電池を充電する直流電源装置を備えている。充電ケーブルは、充電制御器と電動車両の充電池とを電気的に接続するケーブルである。充電コネクタは、充電ケーブルの他端に設けられて電動車両の充電インレット(充電ポート)に着脱自在に接続される。電源ケーブルは、充電制御器と交流電源とを電気的に接続するケーブルである。電源プラグは、電源ケーブルの他端に設けられてコンセント(Outlet)に着脱可能に接続される。充電制御器は、ケースと、ケース内に収納されたプリント配線板に設けられたCCID(Charge Circuit Interrupt Device)と、を備える。充電制御ユニットでは、充電制御器のケースから電源ケーブル及び充電ケーブルが延出されている。充電制御器は、充電ケーブルを介して入力されるコントロールパイロット信号(control pilot signal)に基づいて電動車両への充電ケーブルの接続状態、充電池の充電状態等を検出する。
充電制御器のケース内には、上述の電源ケーブルと充電ケーブルとを電気的に接続している線状の複数(2つ)の導電体4(図1参照)が設けられている。したがって、充電制御ユニットでは、交流電源から電動車両の直流電源装置へ供給される交流電流が、電源ケーブル、複数の導電体4及び充電ケーブルを通って流れる。
漏電検出装置100は、例えば、上述のCCIDの一部を構成し、上述のプリント配線板に実装される。
漏電検出装置100は、複数(例えば、2つ)の導電体4の交流漏電電流を検出する交流漏電検出部1と、複数の導電体4の直流漏電電流を検出する直流漏電検出部2と、論理和回路3と、を備える。交流漏電検出部1は、交流漏電電流の検出結果に応じて信号レベルがローレベルとハイレベルとの間で切り替わる第1出力信号を出力する。第1出力信号の信号レベルは、交流漏電検出部1において交流漏電電流が検出されていないときにローレベルである。また、第1出力信号の信号レベルは、交流漏電検出部1において交流漏電電流が検出されているときにハイレベルである。直流漏電検出部2は、直流漏電電流の検出結果に応じて信号がローレベルとハイレベルとの間で切り替わる第2出力信号を出力する。第2出力信号の信号レベルは、直流漏電検出部2において直流漏電電流が検出されていないときにローレベルである。また、第2出力信号の信号レベルは、直流漏電検出部2において直流漏電電流が検出されているときにハイレベルである。論理和回路3は、交流漏電検出部1から出力される第1出力信号と直流漏電検出部2から出力される第2出力信号との論理和をとる。したがって、論理和回路3の出力信号がローレベルになるのは、第1出力信号と第2出力信号との両方がローレベルの場合である。また、論理和回路3の出力信号がハイレベルになるのは、第1出力信号と第2出力信号との少なくとも一方がハイレベルの場合である。
以下、漏電検出装置100について、より詳細に説明する。
交流漏電検出部1は、第1コア11と、2次コイル12と、電流検出部13と、補正部14と、第1判定部16と、を備える。
第1コア11は、複数の導電体4を通すことが可能である。一例として、第1コア11の形状は、リング状である。ここにおいて、第1コア11は、例えば、巻磁心である。巻磁心は、リボン状(帯状)の磁性部材がロール状に巻かれて形成されている。磁性部材は、軟磁性材料により形成されているのが好ましい。ここにおいて、軟磁性材料は、例えば、パーマロイである。
第1コア11は、電気絶縁性を有する第1コアケースに収納されている。一例として、第1コアケースの形状は、中空のリング状である。第1コアケースの材料は、非磁性材料であるのが好ましい。ここにおいて、非磁性材料は、例えば、PBT又はPP等である。
2次コイル12は、第1コア11に巻かれた銅線により構成されている。ここにおいて、2次コイル12を構成する銅線は、第1コア11を収納した第1コアケースに巻かれている。言い換えれば、2次コイル12を構成する銅線は、第1コアケースを介して第1コア11に巻かれている。
交流漏電検出部1において第1コア11と2次コイル12とを含む第1変流器10は、第1コア11に通された複数の導電体4の零相電流を検出する零相変流器である。
電流検出部13は、2次コイル12に流れる交流電流の振幅に応じた信号レベルの第1電圧信号を出力する。電流検出部13は、例えば、2次コイル12の両端間に接続された電流検出用抵抗(第1電流検出用抵抗)により構成されている。ここにおいて、第1電流検出用抵抗は、2次コイル12に流れる交流電流を第1電圧信号に変換する。
ところで、CCIDにおける交流漏電の漏電判定閾値については、周波数による人体への影響の違いを考慮して、例えば、図2に示すように漏電周波数が高いほど大きな値に設定することが例えば、UL2331−2により規格化されている。ここにおいて、「漏電判定閾値」は、UL規格では、「permitted trip threshold」と呼ばれている。つまり、CCIDにおける交流漏電の漏電判定閾値については、漏電周波数が低いほど感度が高く、漏電周波数が高いほど感度が低くなるように規格化されている。以下では、漏電周波数ごとの漏電判定閾値を規定している曲線を「let-go カーブ」という。
ここにおいて、交流漏電検出部1では、第1判定部16において交流漏電の有無の判定に用いる第1閾値V1を漏電周波数に応じて変える必要がないように、電流検出部13と第1判定部16との間に補正部14を設けてある。補正部14は、電流検出部13から出力される第1電圧信号の周波数が所定周波数(例えば、100Hz)よりも高くなるにつれて第1電圧信号の信号レベルを低下させて補正第1電圧信号を出力するように構成されている。要するに、補正部14は、第1電圧信号に対して周波数に応じて重み付けを行う補正を行う。補正部14は、例えば、電流検出部13と第1判定部16との間に設けられたローパスフィルタ140(以下、「第1ローパスフィルタ140」という)である。第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1(図6参照)では、周波数が300Hzよりも高くなるにつれてゲイン(フィルタゲイン)が低下する。第1ローパスフィルタ140は、例えば、図3に示すように、2つの抵抗141、144と、4つのコンデンサ142、143、145、146と、を用いて構成することができる。第1ローパスフィルタ140では、電流検出部13の両端間に、抵抗141とコンデンサ142とコンデンサ143と抵抗144との直列回路が接続されている。また、第1ローパスフィルタ140では、コンデンサ142とコンデンサ143と抵抗144との直列回路にコンデンサ145とコンデンサ146との直列回路が並列接続されている。交流漏電検出部1では、第1ローパスフィルタ140では、コンデンサ145とコンデンサ146との直列回路の両端間に第1判定部16(図1参照)が接続されている。
第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号と第1閾値V1との大小関係に応じて信号レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる第1出力信号を出力する。要するに、第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号と予め設定された第1閾値V1とを比較し第1電圧信号が第1閾値V1を超えたか否かを判定する判定回路である。第1判定部16は、例えば、コンパレータ等を用いて構成することができる。
第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号の信号レベルが第1閾値V1を超えると、第1出力信号の信号レベルがローレベルからハイレベルに変化する。ここにおいて、交流漏電検出部1では、第1判定部16で用いる第1閾値V1が漏電周波数によらず一定であるが、補正部14を備えていることにより、第1閾値V1を漏電周波数が高いほど大きな値に設定しているのと実質的に同じとすることが可能となる。言い換えれば、交流漏電検出部1は、交流漏電電流の周波数が高いほど第1判定部16で用いる第1閾値V1が擬似的に大きくなるように補正部14の周波数−ゲイン特性(第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1)を設定してある。
直流漏電検出部2は、フラックスゲート(flux gate)方式の電流センサである。ここにおいて、直流漏電検出部2は、第2コア21と、励磁コイル22と、電流検出用抵抗24と、励磁部23と、直流成分検出部25と、第2判定部26と、ローパスフィルタ27と、を備える。
第2コア21は、複数の導電体4を通すことが可能である。一例として、第2コア21の形状は、リング状である。第2コア21は、例えば、巻磁心である。巻磁心は、リボン状の磁性部材がロール状に巻かれて形成されている。磁性部材は、軟磁性材料により形成されているのが好ましい。ここにおいて、軟磁性材料は、例えば、パーマロイである。直流漏電検出部2は、例えば、第2コア21の材質としてケイ素鋼板と比べて透磁率の高いパーマロイを採用するのが好ましい。これにより、直流漏電検出部2では、mAオーダの直流電流(例えば、6mA以上の直流漏電電流)を高感度に検出することが可能となる。
第2コア21は、電気絶縁性を有する第2コアケースに収納されている。一例として、第2コアケースの形状は、中空のリング状である。第2コアケースの材料は、非磁性材料であるのが好ましい。ここにおいて、非磁性材料は、例えば、PBT又はPP等である。
励磁コイル22は、第2コア21に巻かれた銅線により構成されている。ここにおいて、励磁コイル22を構成する銅線は、第2コア21を収納した第2コアケースに巻かれている。言い換えれば、励磁コイル22を構成する銅線は、第2コアケースを介して第2コア21に巻かれている。
直流漏電検出部2において第2コア21と励磁コイル22とを含む第2変流器20は、第2コア21に通された複数の導電体4の直流漏電電流を検出するための直流変流器である。
直流漏電検出部2では、励磁コイル22に電流検出用抵抗24(以下、「第2電流検出用抵抗24」ともいう)が直列接続されている。したがって、励磁コイル22に流れる電流は、第2電流検出用抵抗24により電圧に変換される。言い換えれば、第2電流検出用抵抗24は、励磁コイル22に流れる電流を電圧に変換する。第2電流検出用抵抗24の両端電圧の大きさは、励磁コイル22に流れる電流の大きさに比例する。
励磁コイル22の一端は、励磁部23の出力端に接続されている。励磁コイル22の他端は、励磁部23の入力端及び第2電流検出用抵抗24に電気的に接続されている。
励磁部23は、励磁コイル22へ励磁周波数の励磁電圧を印加する。励磁電圧は、例えば、図4Aに示すように、基準電圧値Vrよりも高い第1電圧値VHと基準電圧値Vrよりも低い第2電圧値VLとの間で電圧レベルが交互に変化する励磁周波数の矩形波電圧である。励磁電圧は、電流検出用抵抗24により変換された電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて第1電圧値VHと第2電圧値VLとの間で電圧レベルが交互に変化する。ここにおいて、基準電圧値Vr、第1電圧値VH及び第2電圧値VLは、それぞれ、2.5V、5V及び0Vであるが、これらの数値に限定されない。第1電圧値VHと基準電圧値Vrとの差の絶対値と、第2電圧値VLと基準電圧値Vrとの差の絶対値と、が同じであるのが好ましい。また、これらの絶対値は、第2コア21が磁気飽和するように設定されている。上述の交流漏電検出部1での検出対象の交流漏電電流の周波数は、例えば、30kHz以下である。この場合、励磁周波数は、例えば、200Hz〜300Hz程度であるのが好ましい。
励磁部23は正帰還の発振回路である。励磁部23は、発振動作を行うことによって、励磁コイル22に交流の励磁電流を供給する。ここにおいて、励磁部23は、例えば、オペアンプ231と、基準電圧発生部233と、電圧切替回路232と、抵抗234と、抵抗235と、を備える。オペアンプ231は片電源駆動のオペアンプである。
オペアンプ231の反転入力端子は、励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点に電気的に接続されている。オペアンプ231の非反転入力端子は、抵抗234と抵抗235との接続点に接続されている。オペアンプ231の出力端子は、電圧切替回路232に接続されている。
基準電圧発生部233は、電流検出用抵抗24を介して励磁コイル22に接続されている。基準電圧発生部233の出力電圧の電圧値が、基準電圧値Vrである。
電圧切替回路232は、入力端子2321と、電源端子2322と、グラウンド端子2323と、出力端子2324と、を備える。励磁部23では、電圧切替回路232の入力端子2321にオペアンプ231の出力端子が接続されている。また、励磁部23では、電圧切替回路232の出力端子2324が抵抗235と抵抗234との直列回路を介して、電流検出用抵抗24と基準電圧発生部233との接続点に接続されている。
電圧切替回路232では、電源端子2322が制御電源230に接続され、グラウンド端子2323がグラウンドに接続されている。制御電源230の電源電圧の電圧値Vaは、例えば、5Vである。グラウンドの電位は、0Vである。電圧切替回路232では、電源端子2322とグラウンド端子2323との間に、ハイサイドのMOSFET2325とローサイドのMOSFET2326との直列回路が接続されている。ハイサイドのMOSFET2325は、pチャネルのエンハンスメント型MOSFETである。ローサイドのMOSFET2326は、nチャネルのエンハンスメント型MOSFETである。電圧切替回路232では、ハイサイドのMOSFET2325のソース端子が電源端子2322に接続され、ハイサイドのMOSFET2325のドレイン端子がローサイドのMOSFET2326のドレイン端子に接続されている。また、電圧切替回路232では、ローサイドのMOSFET2326のソース端子がグラウンド端子2323に接続されている。また、電圧切替回路232では、ハイサイドのMOSFET2325のゲート端子とローサイドのMOSFET2326のゲート端子とが接続されている。また、電圧切替回路232では、ハイサイドのMOSFET2325のドレイン端子及びローサイドのMOSFET2326のドレイン端子が出力端子2324に接続されている。また、電圧切替回路232は、入力端子2321に接続されたコントロールロジック回路2327を備えている。
コントロールロジック回路2327は、ハイサイドのMOSFET2325のゲート端子及びローサイドのMOSFET2326のゲート端子に接続されており、各MOSFET2325、2326それぞれのゲート電圧を制御する。コントロールロジック回路2327は、オペアンプ231の出力信号がローレベルの場合、ハイサイドのMOSFET2325をオフ、ローサイドのMOSFET2326をオンとするように各MOSFET2325、2326それぞれのゲート電圧を制御する。これにより、電圧切替回路232の出力電圧(出力端子とグラウンド端子との間の電圧)が略0V(つまり、第2電圧値VL)となる。コントロールロジック回路2327は、オペアンプ231の出力信号がハイレベルの場合、ハイサイドのMOSFET2325をオン、ローサイドのMOSFET2326をオフとするように各MOSFET2325、2326それぞれのゲート電圧を制御する。これにより、電圧切替回路232の出力電圧が略5V(第1電圧値VH)となる。
電圧切替回路232は、例えば、新日本無線株式会社のゲートドライバであるNJW4841−T1(商品名)で構成することができる。
励磁部23では、電流検出用抵抗24の出力電圧(励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点の電圧)が、オペアンプ231の反転入力端子に入力される。また、励磁部23では、電圧切替回路232の出力電圧と基準電圧発生部233の出力電圧との差電圧を、2つの抵抗235、234で分圧して得られる閾値電圧がオペアンプ231の非反転入力端子に入力される。ここにおいて、基準電圧発生部233の出力電圧の電圧値は、電源電圧の電圧値Vaの約半分の値である。閾値電圧は、励磁電圧(図4Aの実線A0、図4Bの一点鎖線B0参照)の電圧レベルの変化に応じて図4Bに二点鎖線B1で示すように変化する。また、電流検出用抵抗24により変換された電圧は、励磁電圧の電圧レベルの変化に応じて図4Bに実線B2で示すように変化する。ここにおいて、直流漏電検出部2では、第2コア21が励磁電圧の半周期毎に磁気飽和する。このため、励磁電流の波形には、半周期毎に、急峻な電流パルス波形が現れる。導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、急峻な電流パルス波形は、励磁電圧の周期の2分の1の周期で現れる。導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、励磁電流の1周期の波形では、理想的には、励磁電流の極性が正のときの波形の位相をπ〔rad〕だけずらしてみると、励磁電流の極性が正のときの波形と励磁電流の極性が負のときの波形とが対称となる。励磁コイル22のインピーダンスは、励磁コイル22の抵抗とインダクタンスとキャパシタンスと角周波数とで決まるが、インダクタンスが比透磁率に比例するので、第2コア21が磁気飽和すると励磁コイル22のインピーダンスが急激に減少する。要するに、直流漏電検出部2では、第2コア21が磁気飽和すると励磁コイル22のインピーダンスが急激に減少するので、励磁コイル22に流れる電流が急激に増加する。励磁部23では、電流検出用抵抗24により変換された電圧が閾値電圧に達すると、基準電圧値Vrを基準とする励磁電圧の極性が反転する。したがって、導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、励磁電流は、例えば、非正弦波の交流電流となる(励磁電流に比例する電流検出用抵抗24の出力電圧は、例えば、図4Bに実線B2で示すように変化する)。これに対して、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合、励磁電流は、例えば、図5に示すような非正弦波の交流電流となる。所定の励磁周波数をfeとすると、励磁電流の周期Teは、1/feである。
図5に示した例では、励磁電流が正の向きのときには、直流の漏電電流により生じる磁束の向きが励磁電流により生じる磁束の向きと同じである。このため、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合は、導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合と比べて、励磁コイル22が磁気飽和するタイミング(言い換えれば、励磁電流が飽和するタイミング」)が早くなる。また、図5に示した例では、励磁電流が負の向きのときには、直流の漏電電流により生じる磁束の向きが励磁電流により生じる磁束の向きと逆である。このため、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合は、導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合と比べて、励磁コイル22が磁気飽和するタイミングが遅くなる。導電体4に直流の漏電電流が流れていない状態では、励磁電流に含まれる直流成分はゼロになる。導電体4に直流の漏電電流が流れている状態では、励磁電流に直流成分が生じ、電流検出用抵抗24により変換された電圧に、電流の直流成分に比例した電圧の直流成分が生じる。上述の直流の漏電電流は、例えば、直流電源装置から交流電源の接地点を介して導電体4に流れる。導電体4に直流の漏電電流が流れている状態では、励磁電流の1周期について見れば、励磁電流の正負の電流波形がゼロクロス点を基準として非対称の形状となる。
直流成分検出部25は、電流検出用抵抗24により変換された電圧の直流成分の大きさに応じた第2電圧信号を出力する。言い換えれば、直流成分検出部25は、導電体4に流れる漏電電流の直流成分に比例した電圧レベルを有する第2電圧信号を出力する。したがって、直流成分検出部25の出力電圧は、電流検出用抵抗24によって検出された電流値に含まれる直流成分の大きさに比例した電圧となる。
直流成分検出部25は、積分回路250と、帰還抵抗251と、を含んでいる。積分回路250は、オペアンプ2501と、オペアンプ2501の反転入力端子に一端が接続された抵抗2502と、オペアンプ2501の反転入力端子と出力端子との間に接続されたコンデンサ2503と、を含む。積分回路250は、オペアンプ2501の非反転入力端子に、基準電圧値Vrの基準電圧が入力され、かつ、オペアンプ2501の反転入力端子に、電流検出用抵抗24により変換された電圧が抵抗2502を介して入力されるように構成されている。帰還抵抗251は、積分回路250の出力端と抵抗2502の他端との間に接続されている。
第2判定部26は、直流成分検出部25から出力される第2電圧信号と第2閾値V2との大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる第2出力信号を出力する。第2判定部26は、コンパレータ等を用いた比較回路を備えている。第2判定部26では、直流成分検出部25から出力される第2電圧信号が第2閾値V2を超えると、第2出力信号の信号レベルがローレベルからハイレベルに変化する。
ローパスフィルタ27は、励磁部23において励磁コイル22と第2電流検出用抵抗24との接続点が接続される入力端と、励磁コイル22と、の間に設けられている。ローパスフィルタ27については、論理和回路3について説明した後に、より詳細に説明する。
論理和回路3は、交流漏電検出部1から出力される第1出力信号と直流漏電検出部2から出力される第2出力信号との論理和をとる論理回路である。したがって、漏電検出装置100では、交流漏電検出部1から出力される第1出力信号と直流漏電検出部2から出力される第2出力信号との両方がローレベルであれば、論理和回路3の出力信号がローレベルとなる。また、漏電検出装置100では、交流漏電検出部1から出力される第1出力信号と直流漏電検出部2から出力される第2出力信号との一方がハイレベルであれば、論理和回路3の出力信号がハイレベルとなる。
上述のCCIDは、例えば、論理和回路3からハイレベルの出力信号が入力されると、交流電源から直流電源装置への電力供給を遮断するように構成されている。これにより、CCIDは、漏電等の異常が発生したときには交流電源から直流電源装置への電力供給を遮断することが可能となる。CCIDは、論理和回路3の出力信号がローレベルであれば、交流電源から直流電源装置への電力供給を遮断しない。
ところで、漏電検出装置100は、上述の電源ケーブルと充電ケーブルとを電気的に接続している複数(2つ)の導電体4を第1コア11及び第2コア21に通した状態で使用される。ここにおいて、漏電検出装置100では、充電制御器の小型化の観点から、交流漏電検出部1の第1変流器10と直流漏電検出部2の第2変流器20とが重ねて配置されているのが好ましい。
ここにおいて、交流漏電検出部1は、交流漏電電流振幅がlet-go カーブ上の漏電判定閾値よりも大きいときに動作する必要があり、漏電判定閾値の80%よりも小さいときに動作してはいけない。
しかしながら、漏電検出装置100では、例えば、導電体4に交流漏電電流が流れていない場合と、導電体4に励磁周波数の偶数倍の周波数の交流漏電電流が流れている場合とで、電流検出用抵抗24の出力電圧が図7Aに示すように相違する。図7Aでは、導電体4に交流漏電電流が流れていない場合の電流検出用抵抗24の出力電圧を実線で示し、導電体4に交流漏電電流が流れている場合の電流検出用抵抗24の出力電圧を破線で示してある。図7Bでは、時間を横軸とし、図7Aにおいて導電体4に交流漏電電流が流れている場合の電流検出用抵抗24の出力電圧から導電体4に交流漏電電流が流れていない場合の電流検出用抵抗24の出力電圧を減算した値(出力電圧差分)を縦軸として記載してある。図7Bから分かるように、導電体4に励磁周波数の偶数倍の周波数の交流漏電電流が流れている場合には、電流検出用抵抗24の出力電圧に直流成分が生じてしまう(励磁電流の一部が直流成分に変換されてしまう)。このため、直流漏電検出部2では、上述のローパスフィルタ27を備えていない場合、導電体4の交流漏電電流が漏電判定閾値よりも小さく、かつ導電体4に直流漏電電流が流れていなくても、第2判定部26の出力信号がハイレベルとなってしまうことがある。つまり、直流漏電検出部2では、ローパスフィルタ27を備えていない場合、励磁周波数の偶数倍の周波数の交流漏電電流が電流検出用抵抗24に流れたときに、直流漏電と誤検出してしまう可能性がある。このため、漏電検出装置100では、直流漏電検出部2がローパスフィルタ27を備えていない場合、交流漏電検出部1が漏電と判定してはいけない大きさ(漏電判定閾値未満)の交流漏電電流のときに論理和回路3の出力信号がハイレベルとなる可能性がある。ここにおいて、図2に示すように、交流漏電を同じ電流振幅で漏電と判定したとしても、周波数によって誤検出にならない場合と誤検出になる場合とがある。
そこで、直流漏電検出部2では、ローパスフィルタ27(以下、「第2ローパスフィルタ27」ともいう)を設けてある。第2ローパスフィルタ27は、コンデンサ271と、抵抗272と、コンデンサ273と、を備える。ここにおいて、第2ローパスフィルタ27は、抵抗272の一端が励磁コイル22に接続され、抵抗272の他端が励磁部23の入力端に接続されている。要するに、第2ローパスフィルタ27は、励磁部23において励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点が接続される入力端と励磁コイル22との間に抵抗272が設けられている。また、第2ローパスフィルタ27では、コンデンサ271の一端が励磁コイル22と抵抗272との接続点に接続され、コンデンサ271の他端がグラウンドに接続されている。また、第2ローパスフィルタ27では、コンデンサ273の一端が抵抗272と励磁部23の入力端との接続点に接続され、コンデンサ273の他端がグラウンドに接続されている。これにより、励磁コイル22から第2ローパスフィルタ27に流れる電流の高周波成分(カットオフ周波数よりも高い周波数成分)は、コンデンサ271又はコンデンサ273に流れる。
第2ローパスフィルタ27のカットオフ周波数(ゲインが−3dBとなるときの周波数)は、励磁周波数よりも高い。第2ローパスフィルタ27のカットオフ周波数は、電流検出用抵抗24の電圧波形が歪むのを抑制しつつ比較的高い周波数の交流漏電成分を減衰させる観点から、例えば、励磁周波数の5倍以上であるのが好ましい。一例として、励磁周波数が200Hzであれば、第2ローパスフィルタ27のカットオフ周波数は、1000Hz以上であるのが好ましい。第2ローパスフィルタ27のカットオフ周波数は、直流漏電検出部2において第2ローパスフィルタ27を備えていない場合に直流漏電と誤検出されてしまう交流漏電電流の振幅も考慮して決定するのが好ましい。図6には、第2ローパスフィルタ27の周波数−ゲイン特性FG2及び第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1それぞれを同一のグラフ上に記載してある。図6の横軸は、周波数の対数軸である。図6の縦軸は、単位をdBとするゲイン(フィルタゲイン)の軸である。第2ローパスフィルタ27の周波数−ゲイン特性FG2における減衰曲線の傾き(の絶対値)は、第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1における減衰曲線の傾き(の絶対値)よりも大きい。ここにおいて、第1ローパスフィルタ140は、10kHz以上の高周波領域で1次の減衰特性を有し、第2ローパスフィルタ27は、10kHz以上の高周波領域で2次以上の減衰特性を有する。要するに、第2ローパスフィルタ27の減衰特性は、第1ローパスフィルタ140の減衰特性よりも高次の減衰特性である。第2ローパスフィルタ27の周波数−ゲイン特性FG2における減衰曲線と第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1における減衰曲線とが、周波数の対数軸及び単位がdBのゲインの軸それぞれを共通とする1つのグラフ上で交差する。図6に示した例では、第2ローパスフィルタ27のカットオフ周波数が1050Hz、第1ローパスフィルタ140のカットオフ周波数が1000Hzである。
以上説明した本実施形態の漏電検出装置100は、交流漏電検出部1と、直流漏電検出部2と、交流漏電検出部1から出力される第1出力信号と直流漏電検出部2から出力される第2出力信号との論理和をとる論理和回路3と、を備える。交流漏電検出部1は、交流漏電電流を検出する。直流漏電検出部2は、直流漏電電流を検出する。論理和回路3は、交流漏電検出部1から出力される第1出力信号と直流漏電検出部2から出力される第2出力信号との論理和をとる。交流漏電検出部1は、第1コア11と、2次コイル12と、電流検出部13と、補正部14と、第1判定部16と、を備える。第1コア11は、複数の導電体4を通すことが可能である。2次コイル12は、第1コア11に巻かれている。電流検出部13は、2次コイル12に流れる交流電流の振幅に応じた信号レベルの第1電圧信号を出力する。補正部14は、電流検出部13から出力される第1電圧信号の周波数が所定周波数よりも高くなるにつれて第1電圧信号の信号レベルを低下させた補正第1電圧信号を出力する。第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号と第1閾値V1との大小関係に応じて信号レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる第1出力信号を出力する。直流漏電検出部2は、第2コア21と、励磁コイル22と、励磁部23と、電流検出用抵抗24と、直流成分検出部25と、第2判定部26と、ローパスフィルタ27と、を備える。第2コア21は、複数の導電体4を通すことが可能である。励磁コイル22は、第2コア21に巻かれている。励磁部23は、基準電圧値Vrよりも高い第1電圧値VHと基準電圧値Vrよりも低い第2電圧値VLとの間で電圧レベルが交互に変化する励磁周波数の励磁電圧を励磁コイル22へ印加する。電流検出用抵抗24は、励磁コイル22に流れる電流を電圧に変換する。直流成分検出部25は、電流検出用抵抗24により変換された電圧の直流成分の大きさに応じた第2電圧信号を出力する。第2判定部26は、直流成分検出部25から出力される第2電圧信号と第2閾値V2との大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる第2出力信号を出力する。ローパスフィルタ27は、励磁部23において励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点が電気的に接続される入力端と励磁コイル22との間に設けられている。
以上の構成により、漏電検出装置100は、検出精度の向上を図ることが可能となる。ここにおいて、漏電検出装置100では、直流漏電検出部2において第1閾値V1未満の交流漏電を直流漏電と誤検出されるのを抑制することが可能となり、検出精度の向上を図ることが可能となる。
漏電検出装置100では、補正部14は、電流検出部13と第1判定部16との間に設けられた第1ローパスフィルタ140である。第1ローパスフィルタ140のカットオフ周波数及び直流漏電検出部2のローパスフィルタ27(第2ローパスフィルタ27)のカットオフ周波数は、励磁周波数よりも高い。第2ローパスフィルタ27の周波数−ゲイン特性における減衰曲線は、第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1における減衰曲線よりも傾きが大きい。第2ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性FG2における減衰曲線と第1ローパスフィルタ140の周波数−ゲイン特性FG1における減衰曲線とが、周波数の対数軸及び単位がdBのゲインの軸それぞれを共通とする1つのグラフ上で交差する。これにより、漏電検出装置100は、電流検出用抵抗24の電圧波形の歪を抑制しつつ、直流漏電検出部2に入力された交流漏電成分を減衰させることが可能となる。
漏電検出装置100では、直流成分検出部25は、積分回路250と、帰還抵抗251と、を含んでいる。積分回路250は、オペアンプ2501と、オペアンプ2501の反転入力端子に一端が接続された抵抗2502と、オペアンプ2501の反転入力端子と出力端子との間に接続されたコンデンサ2503と、を含む。積分回路250は、オペアンプ2501の非反転入力端子に、基準電圧値Vrの基準電圧が入力され、かつ、オペアンプ2501の反転入力端子に、電流検出用抵抗24により変換された電圧が抵抗2502を介して入力されるように構成されている。帰還抵抗251は、積分回路250の出力端と抵抗2502の他端との間に接続されている。これにより、漏電検出装置100では、第2コア21の個体ばらつきや温度特性に依存せず、直流成分検出部25の出力レベルを安定させることが可能となる。
漏電検出装置100は、直流成分検出部25の代わりに、例えば、図8に示すようにオペアンプ51を用いたローパスフィルタ510(以下、「第3ローパスフィルタ510」という)により構成される直流成分検出部25aを備えていてもよい。言い換えれば、漏電検出装置100では、直流成分検出部25aは、第3ローパスフィルタ510を含んでもよい。これにより、漏電検出装置100は、直流成分検出部25aを簡単な構成で実現することが可能となる。直流成分検出部25aは、オペアンプ2551と、2つの抵抗2552、2553と、コンデンサ2554と、を備える。直流成分検出部25aでは、オペアンプ2551の非反転入力端子が基準電圧発生部233に接続されている。これにより、直流成分検出部25aは、オペアンプ2551の非反転入力端子に、基準電圧値Vrの基準電圧が入力される。また、直流成分検出部25aでは、オペアンプ2551の反転入力端子が、抵抗2552を介して、電流検出用抵抗24と励磁コイル22との接続点に接続されている。これにより、直流成分検出部25aは、オペアンプ2551の反転入力端子に、電流検出用抵抗24により変換された電圧が抵抗2552を介して入力される。直流成分検出部25aでは、オペアンプ2551の出力端子と反転入力端子との間に、抵抗2553とコンデンサ2554との並列回路が接続されている。
直流成分検出部25aは、第2電流検出用抵抗24の出力電圧に含まれる高周波成分を減衰させることで、第2電流検出用抵抗24の出力電圧に含まれる直流成分を第2判定部26に出力する。ここで、直流成分検出部25aから出力される電圧信号は、導電体4に流れる直流の漏電電流の大きさに比例した電圧値となる。
なお、図1の構成における励磁部23はオペアンプ231と電圧切替回路232を含んでいるが、これらの機能を1個の回路部品(例えば、1個のオペアンプ)で実現しても構わない。
100 漏電検出装置
1 交流漏電検出部
11 第1コア
12 2次コイル
13 電流検出部
14 補正部
140 ローパスフィルタ(第1ローパスフィルタ)
16 第1判定部
2 直流漏電検出部
21 第2コア
22 励磁コイル
23 励磁部
24 電流検出用抵抗
25、25a 直流成分検出部
250 積分回路
2501 オペアンプ
2502 抵抗
2503 コンデンサ
251 帰還抵抗
26 第2判定部
27 ローパスフィルタ(第2ローパスフィルタ)
510 第3ローパスフィルタ
Vr 基準電圧値
VH 第1電圧値
VL 第2電圧値
FG1 第1ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性
FG2 第2ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性

Claims (4)

  1. 交流漏電電流を検出する交流漏電検出部と、
    直流漏電電流を検出する直流漏電検出部と、
    前記交流漏電検出部から出力される第1出力信号と前記直流漏電検出部から出力される第2出力信号との論理和をとる論理和回路と、を備え、
    前記交流漏電検出部は、複数の導電体を通すことが可能な第1コアと、前記第1コアに巻かれた2次コイルと、前記2次コイルに流れる交流電流の振幅に応じた信号レベルの第1電圧信号を出力する電流検出部と、前記電流検出部から出力される前記第1電圧信号の周波数が所定周波数よりも高くなるにつれて前記第1電圧信号の前記信号レベルを低下させた補正第1電圧信号を出力する補正部と、前記補正部から出力される前記補正第1電圧信号と第1閾値との大小関係に応じて信号レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる前記第1出力信号を出力する第1判定部と、を備え、
    前記直流漏電検出部は、前記複数の導電体を通すことが可能な第2コアと、前記第2コアに巻かれた励磁コイルと、前記励磁コイルに流れる電流を電圧に変換する電流検出用抵抗と、前記電流検出用抵抗により変換された電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて基準電圧値よりも高い第1電圧値と前記基準電圧値よりも低い第2電圧値との間で電圧レベルが交互に変化する励磁周波数の励磁電圧を前記励磁コイルへ印加する励磁部と、前記電流検出用抵抗により変換された電圧の直流成分の大きさに応じた第2電圧信号を出力する直流成分検出部と、前記直流成分検出部から出力される前記第2電圧信号と第2閾値との大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる前記第2出力信号を出力する第2判定部と、前記励磁部において前記励磁コイルと前記電流検出用抵抗との接続点が電気的に接続される入力端と前記励磁コイルとの間に設けられたローパスフィルタと、を備える
    ことを特徴とする漏電検出装置。
  2. 前記補正部は、前記電流検出部と前記第1判定部との間に設けられた第1ローパスフィルタであり、
    前記第1ローパスフィルタのカットオフ周波数及び前記直流漏電検出部の前記ローパスフィルタである第2ローパスフィルタのカットオフ周波数は、前記励磁周波数よりも高く、
    前記第2ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性における減衰曲線は、前記第1ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性における減衰曲線よりも傾きが大きく、
    前記第2ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性における減衰曲線と前記第1ローパスフィルタの周波数−ゲイン特性における減衰曲線とが、周波数の対数軸及び単位がdBのゲインの軸それぞれを共通とする1つのグラフ上で交差する
    ことを特徴とする請求項1記載の漏電検出装置。
  3. 前記直流成分検出部は、第3ローパスフィルタを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の漏電検出装置。
  4. 前記直流成分検出部は、積分回路と、帰還抵抗と、を含み、
    前記積分回路は、オペアンプと、前記オペアンプの反転入力端子に一端が接続された抵抗と、前記オペアンプの反転入力端子と出力端子との間に接続されたコンデンサと、を含み、前記オペアンプの非反転入力端子に、前記基準電圧値の基準電圧が入力され、かつ、前記オペアンプの反転入力端子に、前記電流検出用抵抗により変換された電圧が前記抵抗を介して入力されるように構成され、
    前記帰還抵抗は、前記積分回路の出力端と前記抵抗の他端との間に接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の漏電検出装置。
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