JP6697745B2 - 直流漏電検出装置、漏電検出装置 - Google Patents

直流漏電検出装置、漏電検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般に直流漏電検出装置、漏電検出装置に関し、より詳細には、直流漏電電流を検出することが可能な直流漏電検出装置、及びそれを備える漏電検出装置に関する。
従来、直流漏電の検出機能を有する遮断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の遮断装置は、磁心と、巻線と、励磁部と、電流検出部と、直流成分検出部と、一対の接点部と、判定部とを備えている。磁心は、交流電流が流れる一対の導電路に電磁的に結合されている。巻線は磁心に巻き付けられている。励磁部は、交流である励磁電流を巻線に供給する。電流検出部は、巻線に流れる電流を検出する。直流成分検出部は、電流検出部によって検出された電流から直流成分の大きさを検出する。一対の接点部は、一対の導電路にそれぞれ配置されている。判定部は、直流成分検出部によって検出された直流成分の大きさが閾値を超えていれば一対の接点部をオフにする。判定部は、給電停止状態では一対の接点部をオフにする。
励磁部は、オペアンプと、2つの抵抗器と、定電圧源とを用いた正帰還の発振回路である。オペアンプは片電源駆動のオペアンプである。定電圧源から供給される直流電圧の電圧値は、オペアンプの電源電圧の約半分の電圧となっている。オペアンプの反転入力端子は巻線と抵抗器(電流検出用抵抗)との接続点に接続されている。電流検出部の出力電圧(巻線と電流検出用抵抗との接続点の電圧)が、オペアンプの反転入力端子に入力されている。オペアンプの非反転入力端子には、オペアンプの出力電圧と定電圧源から供給される直流電圧との差電圧を、2つの抵抗器で分圧して得た閾値電圧が入力されている。オペアンプの出力電圧(励磁電圧)は、電流検出部の出力電圧(検出電圧)と閾値電圧との大小関係に応じて電圧レベルが切り替わる。
国際公開第2016/170731号
電流検出部の出力電圧(検出電圧)と閾値電圧との比較精度、及び励磁電圧の電圧レベルの精度が低い場合、直流の漏電電流の検出精度が低くなるおそれがある。特許文献1の励磁部は、1つのオペアンプを用いて、検出電圧と閾値電圧との比較、及び、励磁電圧の出力を行っている。例えば、オペアンプの入力オフセット電圧が大きくなると、検出電圧が閾値電圧に達したタイミングと、オペアンプの出力電圧の電圧レベルが切り替わるタイミングとがずれる。つまり、オペアンプの入力オフセット電圧が大きくなると、検出電圧と閾値電圧との比較精度が低下する。また、オペアンプが有するハイサイドスイッチとローサイドスイッチとのオン抵抗が大きくなると、励磁電圧の電圧レベルと電源電圧又はグラウンドの電位との差が大きくなり、定電圧源の出力電圧を基準にして励磁電圧、及び閾値電圧の大きさが小さくなる。つまり、オペアンプが有するハイサイドスイッチとローサイドスイッチとのオン抵抗が大きくなると、励磁電圧の電圧レベルの精度が低下する。
したがって、直流の漏電電流の検出精度を向上させるためには、検出電圧と閾値電圧との比較精度と、励磁電圧の電圧レベルの精度との両方の精度が高い高性能なオペアンプを励磁部が備える必要があった。そのため、励磁部を構成する部品の選択自由度が低くなっていた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、励磁部を構成する部品の選択自由度の向上を図ることが可能な直流漏電検出装置、漏電検出装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る直流漏電検出装置は、コアと、励磁コイルと、電流検出用抵抗と、励磁部と、直流成分検出部と、を備える。前記コアは、複数の導電体を通すことが可能である。前記励磁コイルは、前記コアに巻かれている。前記電流検出用抵抗は、前記励磁コイルに流れる電流を検出電圧に変換する。前記励磁部は、基準電圧値よりも高いハイ電圧値と前記基準電圧値よりも低いロー電圧値との間で電圧レベルが交互に変化する励磁電圧を前記励磁コイルへ印加する。前記直流成分検出部は、前記検出電圧の直流成分の大きさに応じた直流検出信号を出力する。前記励磁部は、比較回路と、電圧切替回路と、を有する。前記比較回路は、前記検出電圧と閾値電圧との大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる比較信号を出力する。前記電圧切替回路は、前記比較信号の電圧レベルに応じて前記励磁電圧の電圧レベルを前記ハイ電圧値と前記ロー電圧値との間で切り替える。
本発明の一態様に係る漏電検出装置は、上記の直流漏電検出装置と、交流漏電電流を検出する交流漏電検出装置と、前記交流漏電検出装置から出力される第1出力信号と前記直流漏電検出装置から出力される第2出力信号との論理和をとる論理和回路と、を備える。
本発明の直流漏電検出装置、及び漏電検出装置では、励磁部を構成する部品の選択自由度の向上を図ることが可能になるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る直流漏電検出装置を備える漏電検出装置の概略回路図である。 図2Aは、同上の直流漏電検出装置における検出電圧の波形図である。図2Bは、同上の直流漏電検出装置における比較信号の波形図である。図2Cは、同上の直流漏電検出装置における励磁電圧の波形図である。 図3は、同上の直流漏電検出装置における励磁電流の波形図である。 図4は、本発明の一実施形態の変形例に係る直流漏電検出装置を備える漏電検出装置の概略回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
以下では、本実施形態の直流漏電検出装置2、及び直流漏電検出装置2を備える漏電検出装置100について、図1〜3に基づいて説明する。
漏電検出装置100は、例えば、電動車両の充電池を充電する充電制御ユニット等に用いることができる。電動車両は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等である。充電制御ユニットは、充電制御器と、充電ケーブルと、充電コネクタ(給電プラグ)と、電源ケーブルと、電源プラグと、を備える。充電制御器は、電源ケーブルの一端と充電ケーブルの一端との間に介在し、外部の交流電源(例えば、商用電源)から電動車両の充電池への充電を制御する。ここにおいて、電動車両は、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して充電池を充電する直流電源装置を備えている。充電ケーブルは、充電制御器と電動車両の充電池とを電気的に接続するケーブルである。充電コネクタは、充電ケーブルの他端に設けられて電動車両の充電インレット(充電ポート)に着脱自在に接続される。電源ケーブルは、充電制御器と交流電源とを電気的に接続するケーブルである。電源プラグは、電源ケーブルの他端に設けられてコンセント(Outlet)に着脱可能に接続される。充電制御器は、ケースと、ケース内に収納されたプリント配線板に設けられたCCID(Charge Circuit Interrupt Device)と、を備える。充電制御ユニットでは、充電制御器のケースから電源ケーブル及び充電ケーブルが延出されている。充電制御器は、充電ケーブルを介して入力されるコントロールパイロット信号(control pilot signal)に基づいて電動車両への充電ケーブルの接続状態、充電池の充電状態等を検出する。
充電制御器のケース内には、上述の電源ケーブルと充電ケーブルとを電気的に接続している線状の複数(例えば、2つ)の導電体4(図1参照)が設けられている。したがって、充電制御ユニットでは、交流電源から電動車両の直流電源装置へ供給される交流電流が、電源ケーブル、複数の導電体4及び充電ケーブルを通って流れる。
漏電検出装置100は、例えば、上述のCCIDの一部を構成し、上述のプリント配線板に実装される。
漏電検出装置100は、複数(例えば、2つ)の導電体4の交流漏電電流を検出する交流漏電検出装置1と、複数の導電体4の直流漏電電流を検出する直流漏電検出装置2と、論理和回路3と、を備える。交流漏電検出装置1は、交流漏電電流の検出結果に応じて信号レベルがローレベルとハイレベルとの間で切り替わる第1出力信号を出力する。第1出力信号の信号レベルは、交流漏電検出装置1において交流漏電電流が検出されていないときにローレベルである。また、第1出力信号の信号レベルは、交流漏電検出装置1において交流漏電電流が検出されているときにハイレベルである。直流漏電検出装置2は、直流漏電電流の検出結果に応じて信号レベルがローレベルとハイレベルとの間で切り替わる第2出力信号を出力する。第2出力信号の信号レベルは、直流漏電検出装置2において直流漏電電流が検出されていないときにローレベルである。また、第2出力信号の信号レベルは、直流漏電検出装置2において直流漏電電流が検出されているときにハイレベルである。論理和回路3は、交流漏電検出装置1から出力される第1出力信号と直流漏電検出装置2から出力される第2出力信号との論理和をとる。したがって、論理和回路3の出力信号がローレベルになるのは、第1出力信号と第2出力信号との両方がローレベルの場合である。また、論理和回路3の出力信号がハイレベルになるのは、第1出力信号と第2出力信号との少なくとも一方がハイレベルの場合である。
交流漏電検出装置1は、第1コア11と、2次コイル12と、電流検出部13と、補正部14と、第1判定部16と、を備える。
第1コア11は、複数の導電体4を通すことが可能である。一例として、第1コア11の形状は、リング状である。ここにおいて、第1コア11は、例えば、巻磁心である。巻磁心は、リボン状(帯状)の磁性部材がロール状に巻かれて形成されている。磁性部材は、軟磁性材料により形成されているのが好ましい。ここにおいて、軟磁性材料は、例えば、パーマロイである。
第1コア11は、電気絶縁性を有する第1コアケースに収納されている。一例として、第1コアケースの形状は、中空のリング状である。第1コアケースの材料は、非磁性材料であるのが好ましい。ここにおいて、非磁性材料は、例えば、PBT又はPP等である。
2次コイル12は、第1コア11に巻かれた銅線により構成されている。ここにおいて、2次コイル12を構成する銅線は、第1コア11を収納した第1コアケースに巻かれている。言い換えれば、2次コイル12を構成する銅線は、第1コアケースを介して第1コア11に巻かれている。
交流漏電検出装置1において第1コア11と2次コイル12とを含む第1変流器10は、第1コア11に通された複数の導電体4の零相電流を検出する零相変流器である。
電流検出部13は、2次コイル12に流れる交流電流の振幅に応じた信号レベルの第1電圧信号を出力する。電流検出部13は、例えば、2次コイル12の両端間に接続された電流検出用抵抗により構成されている。電流検出部13は、2次コイル12に流れる交流電流を第1電圧信号に変換する。
ところで、CCIDにおける交流漏電の漏電判定閾値については、周波数による人体への影響の違いを考慮して、例えば、漏電周波数が高いほど大きな値に設定することが好ましい。交流漏電検出装置1では、第1判定部16において交流漏電の有無の判定に用いる第1閾値V1を漏電周波数に応じて変える必要がないように、電流検出部13と第1判定部16との間に補正部14を設けてある。補正部14は、電流検出部13から出力される第1電圧信号の周波数が所定周波数(例えば、100Hz)よりも高くなるにつれて第1電圧信号の信号レベルを低下させて補正第1電圧信号を出力するように構成されている。要するに、補正部14は、第1電圧信号に対して周波数に応じて重み付けを行う補正を行う。補正部14は、例えば、電流検出部13と第1判定部16との間に設けられたローパスフィルタである。
第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号と第1閾値V1との大小関係に応じて信号レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる第1出力信号を出力する。要するに、第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号と予め設定された第1閾値V1とを比較し、補正第1電圧信号が第1閾値V1を超えたか否かを判定する判定回路である。第1判定部16は、例えば、コンパレータ等を用いて構成することができる。
第1判定部16は、補正部14から出力される補正第1電圧信号の信号レベルが第1閾値V1を超えると、第1出力信号の信号レベルがローレベルからハイレベルに変化する。ここにおいて、交流漏電検出装置1では、第1判定部16で用いる第1閾値V1が漏電周波数によらず一定であるが、補正部14を備えていることにより、第1閾値V1を漏電周波数が高いほど大きな値に設定しているのと実質的に同じとすることが可能となる。言い換えれば、交流漏電検出装置1は、交流漏電電流の周波数が高いほど第1判定部16で用いる第1閾値V1が擬似的に大きくなるように補正部14の周波数−ゲイン特性を設定してある。
直流漏電検出装置2は、フラックスゲート(flux gate)方式の電流センサである。ここにおいて、直流漏電検出装置2は、第2コア21と、励磁コイル22と、励磁部23と、電流検出用抵抗24と、直流成分検出部25と、第2判定部26と、ローパスフィルタ27と、を備える。
第2コア21は、複数の導電体4を通すことが可能である。一例として、第2コア21の形状は、リング状である。第2コア21は、例えば、巻磁心である。巻磁心は、リボン状の磁性部材がロール状に巻かれて形成されている。磁性部材は、軟磁性材料により形成されているのが好ましい。ここにおいて、軟磁性材料は、例えば、パーマロイである。直流漏電検出装置2は、例えば、第2コア21の材質としてケイ素鋼板と比べて透磁率の高いパーマロイを採用するのが好ましい。
第2コア21は、電気絶縁性を有する第2コアケースに収納されている。一例として、第2コアケースの形状は、中空のリング状である。第2コアケースの材料は、非磁性材料であるのが好ましい。ここにおいて、非磁性材料は、例えば、PBT又はPP等である。
励磁コイル22は、第2コア21に巻かれた銅線により構成されている。ここにおいて、励磁コイル22を構成する銅線は、第2コア21を収納した第2コアケースに巻かれている。言い換えれば、励磁コイル22を構成する銅線は、第2コアケースを介して第2コア21に巻かれている。
直流漏電検出装置2において第2コア21と励磁コイル22とを含む第2変流器20は、第2コア21に通された複数の導電体4の直流漏電電流を検出するための直流変流器である。
直流漏電検出装置2では、励磁コイル22に電流検出用抵抗24が直列接続されている。したがって、励磁コイル22に流れる電流は、電流検出用抵抗24により電圧(以下、「検出電圧Vd」ともいう)に変換される。言い換えれば、電流検出用抵抗24は、励磁コイル22に流れる電流を検出電圧Vdに変換して出力する。検出電圧Vdは、グラウンドの電位を基準とした、励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点の電位である。検出電圧Vdの大きさは、励磁コイル22に流れる電流の大きさに比例する。
励磁コイル22の一端(第1端)は、励磁部23の出力端に接続されている。励磁コイル22の他端(第2端)は、電流検出用抵抗24に接続されている。また、励磁コイル22の第2端は、ローパスフィルタ27の抵抗272を介して励磁部23の入力端に接続されている。
励磁部23は、正帰還の発振回路であり、発振動作を行うことによって、交流の励磁電圧を励磁コイル22に印加するように構成されている。以下、励磁電圧の周波数を励磁周波数という。励磁電圧は、例えば、図2Cに示すように、基準電圧値Vrよりも高い第1ハイ電圧値VH1と、基準電圧値Vrよりも低い第1ロー電圧値VL1と、の間で電圧レベルが交互に変化する矩形波電圧である。励磁部23は、電流検出用抵抗24が出力する検出電圧Vdと、閾値電圧Vthと、の比較結果に基づいて、励磁電圧の電圧レベルを第1ハイ電圧値VH1と第1ロー電圧値VL1との間で交互に変化させる。励磁部23は、励磁電圧を励磁コイル22に印加することにより、交流の励磁電流を励磁コイル22に供給する。励磁電圧の電圧値(第1ハイ電圧値VH1、第1ロー電圧値VL1)、及び基準電圧値Vrは、第2コア21が磁気飽和するように設定されている。励磁周波数は、例えば、200Hz〜300Hz程度である。
具体的には、励磁部23は、比較回路231と、電圧切替回路232と、基準電圧発生部233と、抵抗234と、抵抗235と、を備える。
比較回路231は、オペアンプ2310を備えており、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる比較信号を出力するように構成されている。オペアンプ2310は、片電源駆動可能なオペアンプであり、制御電源230及びグラウンドに電気的に接続されている。オペアンプ2310は、制御電源230から電源電圧が印加されることにより動作する。電源電圧の電圧値Va(以下、「電源電圧値Va」という)は、例えば5Vである。グラウンドの電位は、0Vである。
オペアンプ2310は、一対の入力端子(反転入力端子、非反転入力端子)を備えている。オペアンプ2310の反転入力端子は、ローパスフィルタ27の抵抗272を介して、励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点に接続されており、検出電圧Vdが入力される。オペアンプ2310の非反転入力端子は、電圧切替回路232の出力端と基準電圧発生部233の出力端との間に直列接続されている抵抗234と抵抗235との接続点に接続されており、閾値電圧Vthが入力される。
オペアンプ2310は、制御電源230とグラウンドとの間に直列接続されたハイサイドスイッチとローサイドスイッチとを備えており、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチとの接続点が出力端子に接続されている。オペアンプ2310は、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの比較結果に応じてハイサイドスイッチとローサイドスイッチとの一方のみをオンすることにより、比較信号の電圧レベルをハイレベルとローレベルとの間で切り替える。以下、比較信号の電圧レベルがハイレベルであるときの比較信号の電圧値を第2ハイ電圧値VH2という。また、比較信号の電圧レベルがローレベルであるときの比較信号の電圧値を第2ロー電圧値VL2という。オペアンプ2310の出力端子は、電圧切替回路232に接続されており、オペアンプ2310は、電圧切替回路232に比較信号を出力する。
オペアンプ2310は、入力オフセット電圧が比較的小さいオペアンプである。オペアンプ2310の入力オフセット電圧は、10mV以下であることが好ましく、5mV以下であることがより好ましく、2mV以下であることがさらに好ましい。オペアンプ2310は、例えば、新日本無線株式会社のCMOSオペアンプであるNJU77701(商品名)で構成することができる。また、比較回路231は、オペアンプ2310の代わりにコンパレータを備えていてもよい。
電圧切替回路232は、比較信号の電圧レベルに応じて励磁電圧の電圧レベルを第1ハイ電圧値VH1と第1ロー電圧値VL1との間で切り替えるように構成されている。電圧切替回路232は、入力電圧の電圧レベルに応じて出力電圧の電圧レベルを切り替えるアナログスイッチ2320を備えている。アナログスイッチ2320は、入力端子2321と、電源端子2322と、グラウンド端子2323と、出力端子2324と、を備える。アナログスイッチ2320は、制御電源230から電源電圧が印加されることにより動作する。
入力端子2321は、比較回路231(オペアンプ2310)の出力端子に接続されている。出力端子2324は、励磁コイル22の第1端に接続されている。また、出力端子2324は、抵抗235と抵抗234との直列回路を介して、基準電圧発生部233の出力端に接続されている。電源端子2322は、制御電源230に接続されている。グラウンド端子2323は、グラウンドに接続されている。
アナログスイッチ2320は、電源端子2322とグラウンド端子2323との間に直列接続されているハイサイドスイッチ2325とローサイドスイッチ2326とを備えている。ハイサイドスイッチ2325は、pチャネルのエンハンスメント型MOSFETであり、ローサイドスイッチ2326は、nチャネルのエンハンスメント型MOSFETである。ハイサイドスイッチ2325のソース端子は、電源端子2322に接続されている。ローサイドスイッチ2326のソース端子は、グラウンド端子2323に接続されている。ハイサイドスイッチ2325のドレイン端子とローサイドスイッチ2326のドレイン端子とが接続されており、ハイサイドスイッチ2325のドレイン端子とローサイドスイッチ2326のドレイン端子との接続点が出力端子2324に接続されている。また、ハイサイドスイッチ2325のゲート端子とローサイドスイッチ2326のゲート端子とが接続されている。
また、アナログスイッチ2320は、ハイサイドスイッチ2325、及びローサイドスイッチ2326を制御する制御回路2327を備えている。制御回路2327は、入力端子2321に接続されている。また、制御回路2327は、ハイサイドスイッチ2325のゲート端子、及びローサイドスイッチ2326のゲート端子に接続されている。制御回路2327は、比較信号の電圧レベルに基づいて、ハイサイドスイッチ2325及びローサイドスイッチ2326のゲート電圧を制御する。制御回路2327は、入力電圧が、第2ロー電圧値VL2よりも大きい第1閾値(例えば、2V)を上回ると、比較信号の電圧レベルがローレベルからハイレベルに変化したと判断する。また、制御回路2327は、入力電圧が、第2ハイ電圧値VH2よりも小さい第2閾値(例えば、0.8V)を下回ると、比較信号の電圧レベルがハイレベルからローレベルに変化したと判断する。
制御回路2327は、比較信号の電圧レベルがハイレベルである場合、ハイサイドスイッチ2325がオン、ローサイドスイッチ2326がオフとなるようにハイサイドスイッチ2325、及びローサイドスイッチ2326のゲート電圧を制御する。これにより、制御電源230と出力端子2324とがハイサイドスイッチ2325を介して電気的に接続され、励磁電圧の電圧レベルが第1ハイ電圧値VH1となる。
また、制御回路2327は、比較信号の電圧レベルがローレベルである場合、ハイサイドスイッチ2325がオフ、ローサイドスイッチ2326がオンとなるようにハイサイドスイッチ2325、及びローサイドスイッチ2326のゲート電圧を制御する。これにより、出力端子2324とグラウンドとがローサイドスイッチ2326を介して電気的に接続され、励磁電圧の電圧レベルが第1ロー電圧値VL1となる。
アナログスイッチ2320は、ハイサイドスイッチ2325、及びローサイドスイッチ2326のオン抵抗が小さいアナログスイッチであることが好ましい。アナログスイッチ2320のハイサイドスイッチ2325、及びローサイドスイッチ2326のオン抵抗は、5Ω以下であることが好ましい。アナログスイッチ2320は、ハイサイドスイッチ2325のオン抵抗とローサイドスイッチ2326のオン抵抗との差が小さいほど好ましい。アナログスイッチ2320は、例えば、新日本無線株式会社のゲートドライバであるNJW4841−T1(商品名)で構成することができる。また、アナログスイッチ2320は、ゲートドライバ以外で構成されていてもよい。
基準電圧発生部233は、定電圧回路であり、電圧値が基準電圧値Vrである基準電圧を出力する。基準電圧値Vrは、制御電源230が出力する電源電圧の電源電圧値Vaの約半分の値である。つまり、電源電圧値Vaが5Vである場合、基準電圧値Vrは2.5Vである。
基準電圧発生部233の出力端は、抵抗234と抵抗235との直列回路を介して、電圧切替回路232(アナログスイッチ2320)の出力端子2324に接続されている。電圧切替回路232から出力される励磁電圧の電圧レベルと、基準電圧値Vrとの差電圧を、2つの抵抗234、235で抵抗分圧した値の電圧が閾値電圧Vthとして、オペアンプ2310の非反転入力端子に入力される。上述したように、励磁電圧は、基準電圧値Vrよりも高い第1ハイ電圧値VH1と、基準電圧値Vrよりも低い第1ロー電圧値VL1と、の間で電圧レベルが交互に変化する。したがって、閾値電圧Vthの電圧値は、励磁電圧の電圧レベルの変化に応じて基準電圧値Vrよりも高い値と、基準電圧値Vrよりも低い値とに交互に変化する(図2Aの二点鎖線A2参照)。つまり、閾値電圧Vthの電圧値は、励磁電圧の電圧レベルが第1ハイ電圧値VH1である場合、基準電圧値Vrよりも高い値となり、励磁電圧の電圧レベルが第1ロー電圧値VL1である場合、基準電圧値Vrよりも低い値となる。
また、基準電圧発生部233の出力端は、電流検出用抵抗24を介して励磁コイル22の第2端に接続されている。したがって、励磁電圧の電圧レベルが基準電圧値Vrよりも高い第1ハイ電圧値VH1である場合、電圧切替回路232から励磁コイル22、電流検出用抵抗24を通って基準電圧発生部233に向かって電流が流れる。また、励磁電圧の電圧レベルが基準電圧値Vrよりも低い第1ロー電圧値VL1である場合、基準電圧発生部233から電流検出用抵抗24、励磁コイル22を通って電圧切替回路232に向かって電流が流れる。
電流検出用抵抗24により変換された検出電圧Vdは、オペアンプ2310の反転入力端子に入力される。検出電圧Vdの電圧値は、励磁電流に比例した値となる。導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、励磁電流の電流波形は、正負が略対称の形状となる。したがって、検出電圧Vdの電圧波形は、基準電圧値Vrを基準とした略対称の形状となる(図2Aの実線A3参照)。一方、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合、直流の漏電電流による磁界によって、励磁電流の電流波形は、正負が非対称の形状となる(図3参照)。つまり、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合、検出電圧Vdに直流成分が生じる。励磁部23の動作、及び励磁電流の変化については、論理和回路3について説明した後に、より詳細に説明する。
直流成分検出部25は、検出電圧Vdの直流成分の大きさに応じた直流検出信号(以下、「第2電圧信号」ともいう)を出力する。言い換えれば、直流成分検出部25は、導電体4に流れる漏電電流の直流成分に比例した電圧レベルを有する第2電圧信号を出力する。したがって、直流成分検出部25の出力電圧は、電流検出用抵抗24によって検出された電流値に含まれる直流成分の大きさに比例した電圧となる。
直流成分検出部25は、積分回路250と、帰還抵抗251と、を含んでいる。積分回路250は、オペアンプ2501と、オペアンプ2501の反転入力端子に一端が接続された抵抗2502と、オペアンプ2501の反転入力端子と出力端子との間に接続されたコンデンサ2503と、を含む。積分回路250は、オペアンプ2501の非反転入力端子に、基準電圧値Vrの基準電圧が入力され、かつ、オペアンプ2501の反転入力端子に、電流検出用抵抗24により変換された検出電圧Vdが抵抗2502を介して入力されるように構成されている。帰還抵抗251は、積分回路250の出力端と抵抗2502の他端との間に接続されている。
第2判定部26は、直流成分検出部25から出力される第2電圧信号と第2閾値V2との大小関係に応じて信号レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる第2出力信号を出力する。第2判定部26は、コンパレータ等を用いた比較回路を備えている。第2判定部26では、直流成分検出部25から出力される第2電圧信号が第2閾値V2を超えると、第2出力信号の信号レベルがローレベルからハイレベルに変化する。
ローパスフィルタ27は、コンデンサ271と、抵抗272と、コンデンサ273と、を備える。ここにおいて、ローパスフィルタ27は、抵抗272の一端が励磁コイル22に接続され、抵抗272の他端が励磁部23の入力端に接続されている。要するに、ローパスフィルタ27は、励磁部23において励磁コイル22と電流検出用抵抗24との接続点が接続される入力端と励磁コイル22との間に抵抗272が設けられている。また、ローパスフィルタ27では、コンデンサ271の一端が励磁コイル22と抵抗272との接続点に接続され、コンデンサ271の他端がグラウンドに接続されている。また、ローパスフィルタ27では、コンデンサ273の一端が抵抗272と励磁部23の入力端との接続点に接続され、コンデンサ273の他端がグラウンドに接続されている。これにより、励磁コイル22からローパスフィルタ27に流れる電流の高周波成分(カットオフ周波数よりも高い周波数成分)は、コンデンサ271又はコンデンサ273に流れる。
論理和回路3は、交流漏電検出装置1から出力される第1出力信号と直流漏電検出装置2から出力される第2出力信号との論理和をとる論理回路である。したがって、漏電検出装置100では、交流漏電検出装置1から出力される第1出力信号と直流漏電検出装置2から出力される第2出力信号との両方がローレベルであれば、論理和回路3の出力信号がローレベルとなる。また、漏電検出装置100では、交流漏電検出装置1から出力される第1出力信号と直流漏電検出装置2から出力される第2出力信号との少なくとも一方がハイレベルであれば、論理和回路3の出力信号がハイレベルとなる。
上述のCCIDは、例えば、論理和回路3からハイレベルの出力信号が入力されると、交流電源から直流電源装置への電力供給を遮断するように構成されている。これにより、CCIDは、漏電等の異常が発生したときには交流電源から直流電源装置への電力供給を遮断することが可能となる。CCIDは、論理和回路3の出力信号がローレベルであれば、交流電源から直流電源装置への電力供給を遮断しない。
以下に、励磁部23の動作について、図2、3を参照して詳細に説明する。図2Aでは、アナログスイッチ2320(電圧切替回路232)が出力する励磁電圧の波形を一点鎖線A1で示している。また、図2Aでは、オペアンプ2310の非反転入力端子に入力される閾値電圧Vthの波形を二点鎖線A2で示し、オペアンプ2310の反転入力端子に入力される検出電圧Vdの波形を実線A3で示している。図2Bでは、オペアンプ2310(比較回路231)が出力する比較信号の波形を実線B0で示している。図2Cでは、アナログスイッチ2320(電圧切替回路232)が出力する励磁電圧の波形を実線C1で示している。図3では、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合における、励磁電流の波形を実線D3で示している。
直流漏電検出装置2では、第2コア21が励磁電圧の半周期毎に磁気飽和する。このため、励磁電流の波形(図2Aでは、励磁電流を変換した検出電圧Vdの波形で表している)には、半周期毎に、急峻な電流パルス波形が現れる。励磁周波数をfeとした場合、励磁電流(励磁電圧)の周期Teは、1/feである。
導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、急峻な電流パルス波形は、励磁電流の周期の2分の1の周期で現れる。導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、励磁電流の1周期の波形では、理想的には、励磁電流の極性が正のときの波形の位相をπ〔rad〕だけずらしてみると、励磁電流の極性が正のときの波形と励磁電流の極性が負のときの波形とが略対称となる。励磁コイル22のインピーダンスは、励磁コイル22の抵抗とインダクタンスとキャパシタンスと角周波数とで決まるが、インダクタンスが比透磁率に比例するので、第2コア21が磁気飽和すると励磁コイル22のインピーダンスが急激に減少する。要するに、直流漏電検出装置2では、第2コア21が磁気飽和すると励磁コイル22のインピーダンスが急激に減少するので、励磁コイル22に流れる電流が急激に増加する。
励磁コイル22に流れる電流は、電流検出用抵抗24によって検出電圧Vdに変換される。オペアンプ2310は、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとを比較し、検出電圧Vdが閾値電圧Vthに達すると、比較信号の電圧レベルをハイレベルとローレベルとの間で変化させる(図2B参照)。オペアンプ2310は、入力オフセット電圧が比較的小さいオペアンプである。したがって、オペアンプ2310は、検出電圧Vdが閾値電圧Vthに達したタイミングと略同じタイミングで比較信号の電圧レベルを切り替えることができる。したがって、比較回路231(オペアンプ2310)は、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの比較精度が比較的高いと言える。また、比較信号の電圧レベルがハイレベルであるときの第2ハイ電圧値VH2は、オペアンプ2310が有するハイサイドスイッチのオン抵抗による電圧降下によって電源電圧値Vaよりも低い値である。また、比較信号の電圧レベルがローレベルであるときの第2ロー電圧値VL2は、オペアンプ2310が有するローサイドスイッチのオン抵抗による電圧上昇によってグラウンドの電位(0V)よりも高い値である。
アナログスイッチ2320は、比較信号の電圧レベルが変化すると、励磁電圧の電圧レベルを第1ハイ電圧値VH1と第1ロー電圧値VL1との間で切り替える(図2C参照)。励磁電圧の電圧レベルは、理想的には、第1ハイ電圧値VH1が電源電圧値Vaと一致し、第1ロー電圧値VL1がグラウンドの電位と一致することが好ましい。しかし、実際は、第1ハイ電圧値VH1は、ハイサイドスイッチ2325のオン抵抗による電圧降下によって電源電圧Vaよりも低い値となる。また、第1ロー電圧値VL1は、ローサイドスイッチ2326のオン抵抗による電圧上昇によってグラウンドの電位(0V)よりも高い値となる。言い換えれば、ローサイドスイッチ2326の両端電圧(ドレイン−ソース間電圧)の値が第1ロー電圧値VL1となる。
ここにおいて、アナログスイッチ2320が有するハイサイドスイッチ2325のオン抵抗は、オペアンプ2310が有するハイサイドスイッチのオン抵抗よりも抵抗値が小さい。したがって、電源電圧値Vaと第1ハイ電圧値VH1との第1差Vx1は、電源電圧値Vaと第2ハイ電圧値VH2との第2差Vx2よりも小さい(Vx1<Vx2)。言い換えれば、第1ハイ電圧値VH1は、第2ハイ電圧値VH2よりも大きい値である(VH1>VH2)。また、アナログスイッチ2320が有するローサイドスイッチ2326のオン抵抗は、オペアンプ2310が有するローサイドスイッチのオン抵抗よりも抵抗値が小さい。したがって、第1ロー電圧値VL1は、第2ロー電圧値VL2よりも小さい値である(VL1<VL2)。つまり、電圧切替回路232(アナログスイッチ2320)が出力する励磁電圧において、第1ハイ電圧値VH1と電源電圧値Vaとの差(第1差Vx1)、及び第1ロー電圧値VL1とグラウンドの電位との差が比較的小さい。したがって、電圧切替回路232(アナログスイッチ2320)は、励磁電圧の電圧レベルの精度が比較的高いと言える。これにより、励磁電圧及び閾値電圧の電圧波形が、基準電圧値Vrを基準にして略対称の形状となる(図2A、図2C参照)。
また、アナログスイッチ2320は、オペアンプ2310が出力する比較信号の電圧レベルが第2ロー電圧値VL2よりも大きい第1閾値を上回ると励磁電圧の電圧レベルを第1ハイ電圧値VH1とする。アナログスイッチ2320は、オペアンプ2310が出力する比較信号の電圧レベルが第2ハイ電圧値VH2よりも小さい第2閾値を下回ると励磁電圧の電圧レベルを第1ロー電圧値VL1とする。したがって、オペアンプ2310が出力する比較信号の信号レベルと電源電圧値Va及びグラウンドの電位との差が大きくても、励磁電圧の電圧レベルの精度に対する影響は小さい。
このように、励磁部23では、検出電圧Vdが閾値電圧Vthに達すると、略同じタイミングで比較信号の電圧レベルが変化し、比較信号の電圧レベルの変化によって、基準電圧値Vrを基準にして励磁電圧の極性が反転する。したがって、励磁電流は、非正弦波の交流電流となる。
導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合、励磁電流の電流波形は、正負が略対称の形状となる。したがって、検出電圧Vdの電圧波形は、基準電圧値Vrを基準とした対称の形状となる(図2Aの実線A3参照)。導電体4に直流の漏電電流が流れていない状態では、励磁電流に含まれる直流成分はゼロになる。
一方、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合、直流の漏電電流による磁界によって、励磁電流の電流波形は、正負が非対称の形状となる(図3参照)。図3に示した例では、励磁電流が正の向きのときには、直流の漏電電流により生じる磁束の向きが励磁電流により生じる磁束の向きと同じである。このため、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合は、導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合と比べて、励磁コイル22が磁気飽和するタイミング(言い換えれば、励磁電流が飽和するタイミング」)が早くなる。また、図3に示した例では、励磁電流が負の向きのときには、直流の漏電電流により生じる磁束の向きが励磁電流により生じる磁束の向きと逆である。このため、導電体4に直流の漏電電流が流れている場合は、導電体4に直流の漏電電流が流れていない場合と比べて、励磁コイル22が磁気飽和するタイミングが遅くなる。導電体4に直流の漏電電流が流れている状態では、励磁電流に直流成分が生じ、励磁電流に比例する検出電圧Vdにも直流成分が生じる。上述の直流の漏電電流は、例えば、直流電源装置から交流電源の接地点を介して導電体4に流れる。導電体4に直流の漏電電流が流れている状態では、励磁電流の1周期について見れば、励磁電流の正負の電流波形がゼロクロス点を基準として非対称の形状となる。
次に、本実施形態の直流漏電検出装置2の変形例について説明する。
直流漏電検出装置2は、直流成分検出部25の代わりに、図4に示すように、例えば、オペアンプ2551を用いたローパスフィルタ510を含む直流成分検出部25aを備えていてもよい。
直流成分検出部25aは、オペアンプ2551と、2つの抵抗2552、2553と、コンデンサ2554と、を備える。直流成分検出部25aでは、オペアンプ2551の非反転入力端子が基準電圧発生部233に接続されている。これにより、直流成分検出部25aは、オペアンプ2551の非反転入力端子に、基準電圧値Vrの基準電圧が入力される。また、直流成分検出部25aでは、オペアンプ2551の反転入力端子が、抵抗2552を介して、電流検出用抵抗24と励磁コイル22との接続点に接続されている。これにより、直流成分検出部25aは、オペアンプ2551の反転入力端子に、電流検出用抵抗24により変換された電圧が抵抗2552を介して入力される。直流成分検出部25aでは、オペアンプ2551の出力端子と反転入力端子との間に、抵抗2553とコンデンサ2554との並列回路が接続されている。
直流成分検出部25aは、検出電圧Vdに含まれる高周波成分を減衰させることで、検出電圧Vdに含まれる直流成分を第2判定部26に出力する。ここで、直流成分検出部25aから出力される電圧信号は、導電体4に流れる直流の漏電電流の大きさに比例した電圧値となる。
また、アナログスイッチ2320に印加される電源電圧は、正の電源電圧値Va(例えば、5V)であるが、この構成に限らず、負の電源電圧値(例えば、−5V)であってもよい。この場合、第1ハイ電圧値VH1が略0V、第1ロー電圧値VL1が略−5V、基準電圧値Vrが−2.5Vとなる。また、アナログスイッチ2320に印加される電源電圧は、正の電源電圧値(例えば、3.3V)と、負の電源電圧値(例えば、−3.3V)とであってもよい。この場合、第1ハイ電圧値VH1が略3.3V、第1ロー電圧値VL1が略−3.3V、基準電圧値Vrが0Vとなる。
また、アナログスイッチ2320とオペアンプ2310とは、共通の制御電源230から電源電圧が印加されているが、互いに異なる電源から電源電圧が印加されてもよい。また、アナログスイッチ2320に印加される電源電圧の電圧値と、オペアンプ2310に印加される電源電圧の電圧値とは、互いに異なる値であってもよい。
以上説明したように、第1態様に係る直流漏電検出装置2は、第2コア21(コア)と、励磁コイル22と、電流検出用抵抗24と、励磁部23と、直流成分検出部25(25a)と、を備える。第2コア21は、複数の導電体4を通すことが可能である。励磁コイル22は、第2コア21に巻かれている。電流検出用抵抗24は、励磁コイル22に流れる電流を検出電圧Vdに変換する。励磁部23は、基準電圧値Vrよりも高い第1ハイ電圧値VH1と基準電圧値Vrよりも低い第1ロー電圧値VL1との間で電圧レベルが交互に変化する励磁電圧を励磁コイル22へ印加する。直流成分検出部25(25a)は、検出電圧Vdの直流成分の大きさに応じた直流検出信号を出力する。励磁部23は、比較回路231と、電圧切替回路232と、を有する。比較回路231は、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる比較信号を出力する。電圧切替回路は、比較信号の電圧レベルに応じて励磁電圧の電圧レベルを第1ハイ電圧値VH1と第1ロー電圧値VL1との間で切り替える。
上記構成により、直流漏電検出装置2は、比較回路231が検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの比較を行い、電圧切替回路232が励磁電圧の電圧レベルの切り替えを行う。そのため、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの比較精度が少なくとも高くなるように比較回路231を構成し、励磁電圧の電圧レベルの精度が少なくとも高くなるように電圧切替回路232を構成することで、直流の漏電電流の検出精度の向上を図ることができる。したがって、直流漏電検出装置2は、励磁部23を構成する部品の選択自由度の向上を図ることが可能となる。また、直流漏電検出装置2は、励磁部23を構成する部品の選択自由度が向上することによって、励磁部23を構成する部品のコストの低減を図ることが可能となる。
また、直流漏電検出装置2は、CCIDに採用される場合、屋外での使用も想定されるため、動作温度範囲が広いことが好ましい。直流漏電検出装置2は、励磁部23において、比較回路231が、少なくとも検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの比較精度が高ければよく、電圧切替回路232が、少なくとも励磁電圧の電圧レベルの精度が高ければよい。したがって、直流漏電検出装置2は、広い動作温度範囲に対応することが可能となる。
第2態様に係る直流漏電検出装置2は、第1態様において、比較回路231は、オペアンプ2310又はコンパレータであり、一対の入力端子(反転入力端子、非反転入力端子)のうち一方の入力端子に検出電圧Vdが入力され、他方の入力端子に閾値電圧Vthが入力されることが好ましい。電圧切替回路232は、アナログスイッチ2320であり、比較信号が入力されることが好ましい。
上記構成により、直流漏電検出装置2は、検出電圧Vdと閾値電圧Vthとの比較精度が高い比較回路231、及び励磁電圧の電圧レベルの精度が高い電圧切替回路232を、簡単な構成で実現することが可能となる。
第3態様に係る直流漏電検出装置2は、第2態様において、比較回路231及び電圧切替回路232のそれぞれは、制御電源230とグラウンドとに電気的に接続されており、制御電源230から電源電圧が印加されることが好ましい。アナログスイッチ2320は、制御電源230と出力端子2324との間に電気的に接続されるハイサイドスイッチ2325と、グラウンドと出力端子2324との間に電気的に接続されるローサイドスイッチ2326と、を有することが好ましい。第1ハイ電圧値VH1と電源電圧の電源電圧値Vaとの第1差Vx1は、比較信号がハイレベルであるときの比較信号の電圧値である第2ハイ電圧値VH2と電源電圧の電源電圧値Vaとの第2差Vx2よりも小さいことが好ましい。第1ロー電圧値VL1は、比較信号がローレベルであるときの比較信号の電圧値である第2ロー電圧値VL2よりも小さいことが好ましい。
上記構成により、直流漏電検出装置2は、励磁電圧の電圧レベルの精度の向上を図ることが可能となり、直流の漏電電流の検出精度の向上を図ることが可能となる。
第4態様に係る直流漏電検出装置2は、第1〜第3態様のいずれかにおいて、直流成分検出部25aは、ローパスフィルタ510を含むことが好ましい。
上記構成により、直流漏電検出装置2は、直流成分検出部25aを簡単な構成で実現することが可能となる。
第5態様に係る直流漏電検出装置2は、第1〜第3態様のいずれかにおいて、直流成分検出部25は、オペアンプ2501を有する積分回路250と、帰還抵抗251と、を含むことが好ましい。
上記構成により、直流漏電検出装置2は、第2コア21の個体ばらつきや温度特性に依存せず、直流成分検出部25の出力レベルを安定させることが可能となる。
第6態様に係る漏電検出装置100は、第1〜第5態様のいずれかの直流漏電検出装置2と、交流漏電電流を検出する交流漏電検出装置1と、論理和回路3と、を備える。論理和回路3は、交流漏電検出装置1から出力される第1出力信号と、直流漏電検出装置2から出力される第2出力信号との論理和をとる。
上記構成により、漏電検出装置100は、直流漏電検出装置2における励磁部23を構成する部品の選択自由度の向上を図ることが可能となる。また、漏電検出装置100は、導電体4における直流漏電及び交流漏電との両方を検出することが可能となる。
なお、図1における交流漏電検出装置1の構成は一例であり、これ以外の構成により実現しても構わない。また、直流漏電検出装置2は、ローパスフィルタ27を含まない構成であっても構わない。
100 漏電検出装置
1 交流漏電検出装置
2 直流漏電検出装置
21 第2コア(コア)
22 励磁コイル
23 励磁部
230 制御電源
231 比較回路
2310 オペアンプ
232 電圧切替回路
2320 アナログスイッチ
2324 出力端子
2325 ハイサイドスイッチ
2326 ローサイドスイッチ
24 電流検出用抵抗
25、25a 直流成分検出部
250 積分回路
2501 オペアンプ
251 帰還抵抗
510 ローパスフィルタ
3 論理和回路
4 導電体
Vr 基準電圧値
VH1 第1ハイ電圧値(ハイ電圧値)
VL1 第1ロー電圧値(ロー電圧値)
VH2 第2ハイ電圧値
VL2 第2ロー電圧値
Vx1 第1差
Vx2 第2差

Claims (6)

  1. 複数の導電体を通すことが可能なコアと、
    前記コアに巻かれた励磁コイルと、
    前記励磁コイルに流れる電流を検出電圧に変換する電流検出用抵抗と、
    基準電圧値よりも高いハイ電圧値と前記基準電圧値よりも低いロー電圧値との間で電圧レベルが交互に変化する励磁電圧を前記励磁コイルへ印加する励磁部と、
    前記検出電圧の直流成分の大きさに応じた直流検出信号を出力する直流成分検出部と、を備え、
    前記励磁部は、
    前記検出電圧と閾値電圧との大小関係に応じて電圧レベルがハイレベルとローレベルとの間で切り替わる比較信号を出力する比較回路と、
    前記比較信号の電圧レベルに応じて前記励磁電圧の電圧レベルを前記ハイ電圧値と前記ロー電圧値との間で切り替える電圧切替回路と、を有する
    ことを特徴とする直流漏電検出装置。
  2. 前記比較回路は、オペアンプ又はコンパレータであり、一対の入力端子のうち一方の入力端子に前記検出電圧が入力され、他方の入力端子に前記閾値電圧が入力され、
    前記電圧切替回路は、アナログスイッチであり、前記比較信号が入力される
    ことを特徴とする請求項1記載の直流漏電検出装置。
  3. 前記比較回路及び前記電圧切替回路のそれぞれは、制御電源とグラウンドとに電気的に接続されており、前記制御電源から電源電圧が印加され、
    前記アナログスイッチは、前記制御電源と出力端子との間に電気的に接続されるハイサイドスイッチと、前記グラウンドと前記出力端子との間に電気的に接続されるローサイドスイッチと、を有し、
    前記ハイ電圧値である第1ハイ電圧値と前記電源電圧の電圧値との差は、前記比較信号がハイレベルであるときの前記比較信号の電圧値である第2ハイ電圧値と前記電源電圧の電圧値との差よりも小さく、かつ、
    前記ロー電圧値である第1ロー電圧値は、前記比較信号がローレベルであるときの前記比較信号の電圧値である第2ロー電圧値よりも小さい
    ことを特徴とする請求項2記載の直流漏電検出装置。
  4. 前記直流成分検出部は、ローパスフィルタを含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の直流漏電検出装置。
  5. 前記直流成分検出部は、オペアンプを有する積分回路と、帰還抵抗と、を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の直流漏電検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の直流漏電検出装置と、
    交流漏電電流を検出する交流漏電検出装置と、
    前記交流漏電検出装置から出力される第1出力信号と前記直流漏電検出装置から出力される第2出力信号との論理和をとる論理和回路と、を備える
    ことを特徴とする漏電検出装置。
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