JP2018200242A - 電流センサ - Google Patents

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賢史 森
Kenji Mori
賢史 森
哲也 吉成
Tetsuya Yoshinari
哲也 吉成
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Abstract

【課題】温度変化に起因する検出感度の変動を防止しつつ、検出感度を向上可能な電流センサを提供すること。【解決手段】電流センサ10は、磁気マルチバイブレータ20と、検出抵抗回路40と、2つの検波スイッチ50と、2つのサンプルホールド部60と、差動アンプ70とを備えている。磁気マルチバイブレータ20の検出コイル28は、外部導体80を囲むように配置された磁気コア22に巻回されている。検出抵抗回路40は、電流センサ10の接続点30と固定電位GNDの間に接続されている。検波スイッチ50の夫々は、対応するサンプルホールド部60と接続点30との間に接続されている。2つの検波スイッチ50は、励磁電流Iexの向きの変化に応じて互いに反対のオンオフ状態をとる。サンプルホールド部60の夫々は、差動アンプ70に接続されている。差動アンプ70は、外部導体80を流れる漏洩電流Idに応じた出力信号Voを出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、外部導体を流れる漏洩電流を検出可能な電流センサに関する。
特許文献1には、このタイプの電流センサが開示されている。
特許文献1の図3に開示されたアース漏洩検出システムは、一次巻線(外部導体)を流れる漏洩電流を、磁気マルチバイブレータを使用して検出する電流センサである。磁気マルチバイブレータは、Hブリッジ回路と、鉄芯(磁気コア)と、二次巻線(検出コイル)と、検出抵抗とを備えている。Hブリッジ回路は、2つのトランジスタからなるスイッチ列を2つ備えている。検出コイル及び検出抵抗は、2つのスイッチ列の中点の間に、直列に接続されている。Hブリッジ回路は、磁気コアに巻回された検出コイルに励磁電流を供給する。検出抵抗の両端を差動アンプに接続し、差動アンプの出力を測定することで漏洩電流を検出できる。
特開昭53−31176号公報
特許文献1の電流センサの検出感度を上げるためには、検出抵抗の抵抗値を上げる必要がある。しかしながら、検出抵抗の抵抗値を上げると、励磁電流が低下する。低下した励磁電流は、温度変化に起因する磁気コアの磁気特性の変動によって変動し易くなる。即ち、検出感度が、温度変化に起因して変動し易くなる。
そこで、本発明は、温度変化に起因する検出感度の変動を防止しつつ、検出感度を向上可能な電流センサを提供することを目的とする。
本発明は、第1の電流センサとして、
外部導体を流れる漏洩電流を検出可能な電流センサであって、
前記電流センサは、磁気マルチバイブレータと、検出抵抗回路と、2つの検波スイッチと、2つのサンプルホールド部と、差動アンプとを備えており、
前記磁気マルチバイブレータは、磁気コアと、検出コイルとを備えており、
前記磁気コアは、前記外部導体を囲むように配置可能であり、
前記検出コイルは、前記磁気コアに巻回されており、
前記検出抵抗回路の一端は、接続点において前記磁気マルチバイブレータに接続されており、前記検出抵抗回路の他端は、固定電位に接続されており、
前記検出コイルに励磁電流が供給されると、前記励磁電流の少なくとも一部は、前記検出コイルから前記接続点を経由して前記固定電位まで流れ、
前記2つの検波スイッチは、前記2つのサンプルホールド部と夫々対応しており、
前記検波スイッチの夫々は、対応する前記サンプルホールド部と前記接続点との間に接続されており、
前記検波スイッチの夫々のオンオフ状態は、前記励磁電流の向きの変化に応じて切り替わり、且つ、前記2つの検波スイッチは、互いに反対の前記オンオフ状態をとり、
前記サンプルホールド部の夫々は、前記差動アンプに接続されており、
前記差動アンプは、前記漏洩電流に応じた出力信号を出力する
電流センサを提供する。
また、本発明は、第2の電流センサとして、第1の電流センサであって、
前記磁気マルチバイブレータは、2つのスイッチ列を有するHブリッジ回路を備えており、
前記検出コイルは、前記2つのスイッチ列の中点の間に接続されており、
前記2つのスイッチ列は、前記接続点において互いに接続されており、
前記検出抵抗回路は、前記2つのスイッチ列に対して共通に設けられている
電流センサを提供する。
また、本発明は、第3の電流センサとして、第1又は第2の電流センサであって、
前記固定電位は、グランド電位である
電流センサを提供する。
また、本発明は、第4の電流センサとして、第1から第3までのいずれかの電流センサであって、
前記スイッチ列の夫々は、2つのスイッチを有しており、
前記スイッチの夫々のオンオフ状態は、前記検出コイルに流れる前記励磁電流の向きの変化に応じて切り替わる
電流センサを提供する。
また、本発明は、第5の電流センサとして、第4の電流センサであって、
前記2つのスイッチ列は、第1スイッチ列と、第2スイッチ列とからなり、
前記スイッチの夫々は、MOSトランジスタであり、
前記検出コイルの一端は、前記第1スイッチ列の前記中点と、前記第2スイッチ列における前記スイッチの夫々のゲートに接続されており、
前記検出コイルの他端は、前記第2スイッチ列の前記中点と、前記第1スイッチ列における前記スイッチの夫々のゲートに接続されている
電流センサを提供する。
また、本発明は、第6の電流センサとして、第1から第5までのいずれかの電流センサであって、
前記サンプルホールド部の夫々は、ローパスフィルタと、インピーダンス変換部とを有しており、
前記インピーダンス変換部は、高い入力インピーダンスと、低い出力インピーダンスとを有している
電流センサを提供する。
本発明によれば、検出抵抗回路の一端は、磁気マルチバイブレータに接続されており、検出抵抗回路の他端は、固定電位に接続されている。この構造により、検出抵抗回路の一端には、検出コイルを流れる励磁電流に応じた電圧を有する検出信号が生じる。検出信号によって、外部導体を流れる漏洩電流を検出できる。
特に、本発明によれば、2つの検波スイッチは、励磁電流の向きの変化に応じて互いに反対のオンオフ状態をとり、2つのサンプルホールド部は、2つの検波スイッチを夫々介して検出抵抗回路の一端に接続されている。このように接続されたサンプルホールド部の夫々は、対応する検波スイッチがオン状態にあるときには、検出信号に応じた電圧を出力し、対応する検波スイッチがオフ状態にあるときにも、出力電圧を維持する。このため、2つのサンプルホールド部の出力電圧を差動アンプに入力して出力信号を得ることで、従来の電流センサと比べて約2倍の検出感度が得られる。このとき、検出抵抗回路の抵抗値を高くする必要がない。このため、励磁電流を、磁気特性の変動によって影響されない程度の大きさに維持できる。即ち、本発明によれば、温度変化に起因する検出感度の変動を防止しつつ、検出感度を向上可能な電流センサが得られる。
また、磁気マルチバイブレータをHブリッジ回路によって構成した場合、Hブリッジ回路に大きな駆動電力を供給し、これにより励磁電流を大きくできる。
本発明の実施の形態による電流センサを示すブロック図である。外部導体の一部を破線で描画している。 図1の電流センサの一例を示す回路図である。 図1の電流センサにおいて生じる様々な電圧及び電流を示す図である。 図1の電流センサの実施例及び従来の電流センサ(比較例)の夫々について、外部導体に流れる漏洩電流と、電流センサの出力信号との関係を示すグラフである。 図2の電流センサの第1変形例を示す回路図である。 図2の電流センサの第2変形例を示す回路図である。 図2の電流センサの第3変形例を示す回路図である。
図1を参照すると、本発明の実施の形態による電流センサ10は、外部導体80からの地絡や漏電(以下、纏めて「漏電」という。)に起因して外部導体80に流れる直流電流(漏洩電流Id)を検出するための装置である。
外部導体80を流れる漏洩電流Idは、従来から知られているように、様々な方法によって検出できる。本実施の形態による電流センサ10は、磁気比例型フラックスゲート型の直流センサであり、後述する方法によって漏洩電流Idを検出できる。本実施の形態によれば、外部導体80は、1本の導電線のみから構成されていてもよいし、2本以上の導電線から構成されていてもよい。
電流センサ10は、電源12と、グランド部18と、磁気マルチバイブレータ20と、検出抵抗回路40と、2つの検波スイッチ50と、2つのサンプルホールド部60と、差動アンプ70とを備えている。電源12は、電源電位(固定電位)Vppに固定されており、グランド部18は、グランド電位(固定電位)GNDに固定されている。電源12は、磁気マルチバイブレータ20に電源電流Ippを供給する。磁気マルチバイブレータ20は、供給された電源電流Ippから励磁電流Iexを生成する。励磁電流Iexは、検出抵抗回路40を経由してグランド部18にグランドされる。
図1及び図2を参照すると、磁気マルチバイブレータ20は、磁気コア22と、2つのスイッチ列250を有するHブリッジ回路24と、検出コイル28とを備えている。
図1を参照すると、本実施の形態の磁気コア22は、パーマロイ,コバルト基アモルファス,ナノ結晶合金等の高い角形比および低い飽和磁束密度を有する軟磁性材料からなる。即ち、磁気コア22は、磁気飽和し易い。本実施の形態の磁気コア22は、トロイダル形状に形成されており、中心孔を有している。外部導体80は、電流センサ10の使用時に、磁気コア22の中心孔を通過している。但し、本発明は、これに限られず、第1磁気コア22は、外部導体80が延びる方向と直交する平面において外部導体80を囲むように配置可能である限り、様々な形状に形成可能である。
図2を参照すると、Hブリッジ回路24の2つのスイッチ列250は、第1スイッチ列252と、第2スイッチ列254とからなり、互いに同じ回路構造を有している。スイッチ列250の夫々は、2つのスイッチ260を有しており、2つのスイッチ260は、中点270において直列に接続されている。
本実施の形態において、合計4つのスイッチ260の夫々は、MOSトランジスタ(MOSFET:metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)であり、ゲート268に加えられた電圧とゲート268の閾値との間の大小関係に応じて、ソース−ドレイン間を導通状態(オン状態)及び非導通状態(オフ状態)のいずれか一方の状態(オンオフ状態)に切り替える。特に、スイッチ列250の夫々において、2つのスイッチ260は、PチャネルのMOSトランジスタである第1スイッチ262と、NチャネルのMOSトランジスタである第2スイッチ264とからなる。スイッチ列250の夫々において、第1スイッチ262のゲート268及び第2スイッチ264のゲート268に同電位の電圧を加えると、第1スイッチ262及び第2スイッチ264は、互いに反対のオンオフ状態をとる。
本実施の形態によれば、スイッチ260の夫々がMOSトランジスタであるため、簡単な回路構成によって、スイッチ260のオンオフ状態を切り替えることができる。但し、本発明は、これに限られない。スイッチ260のオンオフ状態を、オン状態およびオフ状態の間で上述のように切り替え可能な限り、スイッチ260は、どのような電子部品であってもよい。
図1を参照すると、検出コイル28は、例えば絶縁体によって被覆された導電線である。検出コイル28は、磁気コア22に巻回されている。検出コイル28は、Hブリッジ回路24に接続されており、電流センサ10の使用時に、Hブリッジ回路24によって駆動される。図2を参照すると、検出コイル28は、Hブリッジ回路24の2つのスイッチ列250の中点270の間に接続されている。詳しくは、検出コイル28の一端は、第1スイッチ列252の中点270と、第2スイッチ列254におけるスイッチ260の夫々のゲート268に接続されている。検出コイル28の他端は、第2スイッチ列254の中点270と、第1スイッチ列252におけるスイッチ260の夫々のゲート268に接続されている。
図1を参照すると、検出抵抗回路40の一端は、電流センサ10の接続点30において磁気マルチバイブレータ20に接続されており、検出抵抗回路40の他端は、グランド電位(固定電位)GNDに接続されている。即ち、検出抵抗回路40の他端が接続された固定電位は、グランド電位GNDである。
図2を参照すると、本実施の形態における検出抵抗回路40は、固定抵抗器である1つの検出抵抗RDのみからなる。検出抵抗RDの一端は、接続点30に接続されており、検出抵抗RDの他端は、グランド部18に接続されている。また、Hブリッジ回路24の2つのスイッチ列250は、接続点30において互いに接続されている。即ち、本実施の形態において、検出抵抗回路40は、2つのスイッチ列250に対して共通に設けられている。但し、本発明は、これに限られない。検出抵抗回路40の回路構造や検出抵抗回路40とHブリッジ回路24との間の接続方法は、後述するように様々に変形可能である。
スイッチ列250の夫々は、一端において電源12に接続されており、他端において検出抵抗回路40を介してグランド部18に接続されている。このように接続された電源12は、電流センサ10の使用時に、スイッチ列250の夫々に電源電流Ippを供給する。本実施の形態において、2つのスイッチ列250は、共通の電源12に、並列に接続されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、2つのスイッチ列250は、同じ電源電流Ippを供給する2つの電源12に夫々接続されていてもよい。
前述したように、スイッチ列250の夫々において、第1スイッチ262がオン状態になると、第2スイッチ264はオフ状態になり、且つ、第1スイッチ262がオフ状態になると、第2スイッチ264はオン状態になる。このオンオフ状態の遷移により、電流センサ10の使用時に、2つの電気経路(第1経路EP1及び第2経路EP2)が形成される。
第1経路EP1は、電源12から、第1スイッチ列252の第1スイッチ262、第1スイッチ列252の中点270、検出コイル28、第2スイッチ列254の中点270、第2スイッチ列254の第2スイッチ264及び検出抵抗回路40を順次経由してグランド部18に至る電気経路である。第2経路EP2は、電源12から、第2スイッチ列254の第1スイッチ262、第2スイッチ列254の中点270、検出コイル28、第1スイッチ列252の中点270、第1スイッチ列252の第2スイッチ264及び検出抵抗回路40を順次経由してグランド部18に至る電気経路である。
後述するように、電源電流Ippは、第1経路EP1及び第2経路EP2の一方に対して選択的に供給される。第1経路EP1に供給された電源電流Ippは、第1スイッチ列252の中点270から、第2スイッチ列254の中点270まで、検出コイル28を経由して流れる。このとき、検出コイル28には、電源電流Ippに起因する励磁電流Iexが流れる。第2経路EP2に供給された電源電流Ippは、第2スイッチ列254の中点270から、第1スイッチ列252の中点270まで、検出コイル28を経由して流れる。このとき、検出コイル28には、励磁電流Iexが、電源電流Ippが第1経路EP1に供給された際と逆向きに流れる。
電流センサ10の使用時に、2つのスイッチ列250の中点270の間には、検出コイル28に励磁電流Iexを流す駆動電圧Vexが生じている。換言すれば、Hブリッジ回路24は、電流センサ10の使用時に、検出コイル28の両端に駆動電圧Vexを付加する。駆動電圧Vexは、励磁電流Iexが第1スイッチ列252の中点270から、第2スイッチ列254の中点270まで流れているときには、第1スイッチ列252の中点270において高く、第2スイッチ列254の中点270において低い。一方、駆動電圧Vexは、励磁電流Iexが第2スイッチ列254の中点270から、第1スイッチ列252の中点270まで流れているときには、第2スイッチ列254の中点270において高く、第1スイッチ列252の中点270において低い。
図2を参照すると、電源12は、第1経路EP1及び第2経路EP2の夫々に対して、磁気コア22が磁気飽和する程度に十分に大きな電源電流Ippを供給する。磁気コア22は、第1経路EP1及び第2経路EP2の夫々における励磁電流Iexの周期的な増大に伴って磁気飽和する。図3を併せて参照すると、磁気コア22が磁気飽和すると、励磁電流Iexは、プラス方向又はマイナス方向に急激に増大する。この結果、駆動電圧Vexがプラスとマイナスの間で一時的に大きく変動する。
詳しくは、図2及び図3を参照すると、電源12から第1経路EP1に電源電流Ippが供給されているとき、磁気コア22は、時間の経過に伴って磁気飽和する。磁気コア22の磁気飽和に起因して、駆動電圧Vexの電位は、第1スイッチ列252の中点270においてゲート268の閾値を超えて上昇し、第2スイッチ列254の中点270においてゲート268の閾値を超えて下降する。この結果、第1スイッチ列252の第1スイッチ262及び第2スイッチ列254の第2スイッチ264がオフ状態になる一方、第2スイッチ列254の第1スイッチ262及び第1スイッチ列252の第2スイッチ264がオン状態になる。スイッチ260のオンオフ状態の変動により、電源電流Ippは、第1経路EP1に代えて、第2経路EP2に供給される。この結果、励磁電流Iexが流れる方向が反転する。また、磁気コア22は、磁気飽和していない状態に戻る。
磁気コア22は、第2経路EP2における励磁電流Iexにより、時間の経過に伴って再び磁気飽和する。磁気コア22の磁気飽和に起因して、駆動電圧Vexの電位は、第2スイッチ列254の中点270においてゲート268の閾値を超えて上昇し、第1スイッチ列252の中点270においてゲート268の閾値を超えて下降する。この結果、第2スイッチ列254の第1スイッチ262及び第1スイッチ列252の第2スイッチ264がオフ状態になる一方、第1スイッチ列252の第1スイッチ262及び第2スイッチ列254の第2スイッチ264がオン状態になる。スイッチ260のオンオフ状態の変動により、電源電流Ippは、第2経路EP2に代えて、第1経路EP1を流れる。この結果、励磁電流Iexが流れる方向が再び反転する。また、磁気コア22は、磁気飽和していない状態に再び戻る。
以上の説明から理解されるように、本実施の形態において、磁気マルチバイブレータ20は、Hブリッジ回路24を利用して励磁電流Iexを周期的に生成する自励発振回路を形成している。詳しくは、スイッチ260のオンオフ状態の切り替えによって、電源電流Ippが第1経路EP1及び第2経路EP2を交互に周期的に供給され、励磁電流Iexの向きが周期的に逆転する。換言すれば、スイッチ260の夫々のオンオフ状態は、検出コイル28に流れる励磁電流Iexの向きの変化に応じて切り替わる。但し、本発明は、これに限られない。同様な自励発振回路を形成できる限り、磁気マルチバイブレータ20は、どのような回路によって構成されていてもよい。但し、検出コイル28に大きな励磁電流Iexを流して磁気コア22を磁気飽和し易くするという観点から、磁気マルチバイブレータ20は、Hブリッジ回路24を備えていることが好ましい。
図1及び図2を参照すると、2つの検波スイッチ50は、第1検波スイッチ52と、第2検波スイッチ54とからなり、2つのサンプルホールド部60は、第1サンプルホールド部62と、第2サンプルホールド部64とからなる。2つの検波スイッチ50は、2つのサンプルホールド部60と夫々対応している。検波スイッチ50の夫々は、対応するサンプルホールド部60と接続点30との間に接続されている。
詳しくは、第1検波スイッチ52は、第1サンプルホールド部62と対応している。第1検波スイッチ52の一端は、接続点30に接続されており、第1検波スイッチ52の他端は、第1サンプルホールド部62に接続されている。同様に、第2検波スイッチ54は、第2サンプルホールド部64と対応している。第2検波スイッチ54の一端は、接続点30に接続されており、第2検波スイッチ54の他端は、第2サンプルホールド部64に接続されている。
検波スイッチ50の夫々は、対応するサンプルホールド部60と接続点30との間を電気的に接続する導通状態(オン状態)と、対応するサンプルホールド部60と接続点30との間を電気的に遮断する非導通状態(オフ状態)のいずれか一方の状態(オンオフ状態)をとることができる。検波スイッチ50の夫々は、磁気マルチバイブレータ20の制御によって、オンオフ状態を変える。より具体的には、磁気マルチバイブレータ20は、電流センサ10の使用時に、検波スイッチ50の夫々に対して、オンオフ状態を切り替えるための制御信号CKを加える。
図2を参照すると、本実施の形態において、検波スイッチ50の夫々は、NチャネルのMOSトランジスタである。検波スイッチ50の夫々は、Hブリッジ回路24の第1スイッチ262と同様に、ゲート508に加えられた電圧とゲート508の閾値との間の大小関係に応じて、オンオフ状態を切り替える。第1検波スイッチ52のゲート508は、第2スイッチ列254のゲート268と同じ閾値を有しており、第2検波スイッチ54のゲート508は、第1スイッチ列252のゲート268と同じ閾値を有している。第1検波スイッチ52のゲート508には、第2スイッチ列254のゲート268に加えられる電位と同電位の第1制御信号CK1が加えられ、第2検波スイッチ54のゲート508には、第1スイッチ列252のゲート268に加えられる電位と同電位の第2制御信号CK2が加えられる。
上述の構成により、検波スイッチ50の夫々のオンオフ状態は、検出コイル28に流れる励磁電流Iexの向きの変化に応じて切り替わり、且つ、2つの検波スイッチ50は、互いに反対のオンオフ状態をとる。本実施の形態によれば、検波スイッチ50の夫々がMOSトランジスタであるため、簡単な回路構成によって、検波スイッチ50のオンオフ状態を切り替えることができる。但し、本発明は、これに限られない。検波スイッチ50のオンオフ状態を、オン状態およびオフ状態の間で上述のように切り替え可能な限り、検波スイッチ50は、どのような電子部品であってもよい。
図2を参照すると、Hブリッジ回路24から検出コイル28に励磁電流Iexが供給されると、励磁電流Iexの少なくとも一部は、検出コイル28から接続点30を経由して固定電位(グランド電位)GNDまで流れる。この結果、磁気マルチバイブレータ20とグランド電位GNDとの間に接続された検出抵抗回路40の一端(接続点30)には、検出コイル28を流れる励磁電流Iexに応じた電圧を有する検出信号Vsが生じる。図3を併せて参照すると、検出信号Vsは、電源電流Ippが第1経路EP1に供給された際に生じる励磁電流Iexの電位と、電源電流Ippが第2経路EP2に供給された際に生じる励磁電流Iexの電位とを全波整流した波形を有している。以下に説明するように、検出信号Vsによって、外部導体80を流れる漏洩電流Idを検出できる。
図2を参照すると、前述のように、第1検波スイッチ52のオンオフ状態は、第2スイッチ列254の第1スイッチ262のオンオフ状態と一致するように制御されており、第2検波スイッチ54のオンオフ状態は、第1スイッチ列252の第1スイッチ262のオンオフ状態と一致するように制御されている。このため、第1経路EP1の励磁電流Iexが接続点30を流れる周期において、第1検波スイッチ52は、オン状態にあり、第2検波スイッチ54は、オフ状態にある。同様に、第2経路EP2の励磁電流Iexが接続点30を流れる周期において、第1検波スイッチ52は、オフ状態にあり、第2検波スイッチ54は、オン状態にある。即ち、検波スイッチ50の夫々は、検出信号Vsを、励磁電流Iexの周波数で同期検波する。
図2を参照すると、サンプルホールド部60の夫々は、ローパスフィルタ602と、インピーダンス変換部604とを有している。本実施の形態のインピーダンス変換部604は、負帰還回路を有するオペアンプであり、高い入力インピーダンスと、低い出力インピーダンスとを有している。この構成により、サンプルホールド部60の夫々は、サンプル動作とホールド動作とを周期的に繰り返す。サンプルホールド部60の夫々は、サンプル区間において、対応する検波スイッチ50が出力した信号を出力し、ホールド区間において、出力電圧を維持する。
詳しくは、図2及び図3を参照すると、第1検波スイッチ52がオン状態にあるとき、第1サンプルホールド部62は、サンプル区間にあり、第1検波スイッチ52が出力した第1同期信号Vs1を受けてサンプル動作を行う。第1サンプルホールド部62のサンプル区間において、第1同期信号Vs1は、検出信号Vsと同じ波形を有している。第1検波スイッチ52がオフ状態にあるとき、第1サンプルホールド部62は、ホールド区間にあり、第1同期信号Vs1は、所定のレベルに維持される。
同様に、第2検波スイッチ54がオン状態にあるとき、第2サンプルホールド部64は、サンプル区間にあり、第2検波スイッチ54が出力した第2同期信号Vs2を受けてサンプル動作を行う。第2サンプルホールド部64のサンプル区間において、第2同期信号Vs2は、検出信号Vsと同じ波形を有している。第2検波スイッチ54がオフ状態にあるとき、第2サンプルホールド部64は、ホールド区間にあり、第2同期信号Vs2は、所定のレベルに維持される。
サンプルホールド部60の夫々は、図2に示した回路から構成できる。但し、本発明は、これに限られない。サンプルホールド部60の夫々は、サンプルホールド機能及びローパスフィルタ機能を有する限り、どのような回路から構成してもよい。また、電流センサ10は、ローパスフィルタ機能を有さないサンプルホールド部60と、サンプルホールド部60とは別のローパスフィルタとを備えていてもよい。
図2を参照すると、サンプルホールド部60の夫々は、差動アンプ70に接続されている。サンプルホールド部60のカットオフ周波数は、励磁電流Iexの周波数よりも大きな値に設定されている。第1サンプルホールド部62は、第1同期信号Vs1から励磁電流Iexの交流成分をカットして差動アンプ70に入力する。第2サンプルホールド部64は、第2同期信号Vs2から励磁電流Iexの交流成分をカットして差動アンプ70に入力する。差動アンプ70は、漏洩電流Idに応じた出力信号Voを出力する。
上述のように、サンプルホールド部60の夫々は、対応する検波スイッチ50がオン状態にあるときには、検出信号Vsに応じた電圧を出力し、対応する検波スイッチ50がオフ状態にあるときにも、出力電圧を維持する。このように機能する2つのサンプルホールド部60の出力電圧を差動アンプ70に入力し、2つの出力電圧の差から出力信号Voを得ることで、従来の電流センサと比べて約2倍の検出感度が得られる。従って、検出抵抗回路40の抵抗値を高くする必要がない。例えば、検出抵抗回路40の抵抗値を、30Ω〜1000Ωの範囲に設定できる。このため、励磁電流Iexを、磁気コア22の磁気特性の変動によって影響されない程度の大きさに維持できる。即ち、本実施の形態によれば、温度変化に起因する検出感度の変動を防止しつつ、検出感度を向上可能な電流センサ10が得られる。
本実施の形態の磁気マルチバイブレータ20は、Hブリッジ回路24によって構成されている。本実施の形態によれば、Hブリッジ回路24に大きな駆動電力(電源電流Ipp)を供給し、これにより励磁電流Iexを大きくできる。
本実施の形態によれば、検出コイル28は、自励発振回路によって駆動される。磁気コア22の磁気特性が多少変動しても、磁気特性の変動に応じて、自励発振回路の発振周波数が変動する。このため、本実施の形態の電流センサ10は、磁気特性の変動の影響を更に受けにくい。但し、本発明は、これに限られない。例えば、制御信号CK(第1制御信号CK1及び第2制御信号CK2)を、Hブリッジ回路24とは別の発振回路によって生成して、Hブリッジ回路24のスイッチ260及び検波スイッチ50に加えてもよい。即ち、本発明は、他励発振型の電流センサにも適用可能である。
本実施の形態によれば、検出感度が大きく向上するため、差動アンプ70の増幅率を小さくできる。このため、差動アンプ70の回路に起因するオフセットを低減できる。加えて、S/N比を改善できる。但し、本発明は、これに限られず、差動アンプ70の増幅率は、特に限定されない。
図4を参照すると、本発明の実施例によって、本発明による効果を確認した。詳しくは、本発明の実施例による電流センサ及び従来の電流センサ(比較例)を作製して、漏洩電流Idに対する出力信号Voを測定した。
図2を参照すると、実施例の電流センサは、電流センサ10と同じ回路構造を有していた。一方、比較例の電流センサの検出抵抗回路40は、検出コイル28の一端(図2において下端)と第1スイッチ列252の中点270との間に、検出コイル28と直列に接続した。また、比較例において、検出コイル28の両端の間の電位差を検出して増幅した。実施例及び比較例の夫々において、検出コイル28の巻回数は、370ターンであり、検出抵抗回路40の抵抗値は、200Ωだった。また、実施例において、差動アンプ70の増幅率は、40V/Vだった。比較例においても、検出コイル28の両端の間の電位差を、40V/Vの増幅率で増幅した。図4から理解されるように、実施例は、比較例に比べて約2倍の検出感度を有していた。
電流センサ10は、既に説明した変形例に加えて、以下に説明するように、更に様々に変形可能である。
本実施の形態によれば、第1同期信号Vs1及び第2同期信号Vs2が、1つの共通の検出抵抗RDによって生成される。但し、本発明は、これに限られない。
図5を参照すると、第1変形例による電流センサ10Aは、電流センサ10(図2参照)の磁気マルチバイブレータ20(図2参照)、接続点30(図2参照)及び検出抵抗回路40(図2参照)と夫々異なる磁気マルチバイブレータ20A、接続点30A及び検出抵抗回路40Aを備えている。
磁気マルチバイブレータ20Aは、Hブリッジ回路24(図2参照)と僅かに異なるHブリッジ回路24Aを備えていることを除き、磁気マルチバイブレータ20(図2参照)と同じ回路構造を有しており、磁気マルチバイブレータ20と同様に機能する。Hブリッジ回路24Aの2つのスイッチ列250は、Hブリッジ回路24と異なり、接続点30(図2参照)において互いに接続されていない。即ち、接続点30Aは、第1スイッチ列252に接続された第1接続点32Aと、第2スイッチ列254に接続された第2接続点34Aとからなる。
検出抵抗回路40Aは、2つの固定抵抗器(第1検出抵抗RD1及び第2検出抵抗RD2)からなる。第1検出抵抗RD1及び第2検出抵抗RD2は、互いに同一の抵抗値を有している。第1検出抵抗RD1の一端は、第1接続点32Aにおいて第1スイッチ列252に接続されており、第1検出抵抗RD1の他端は、グランド部18に接続されている。第2検出抵抗RD2の一端は、第2接続点34Aにおいて第2スイッチ列254に接続されており、第2検出抵抗RD2の他端は、グランド部18に接続されている。即ち、検出抵抗回路40Aの一端は、第1接続点32A及び第2接続点34Aを含む接続点30Aにおいて磁気マルチバイブレータ20Aに接続されており、検出抵抗回路40Aの他端は、グランド電位(固定電位)GNDに接続されている。
第1検波スイッチ52は、第1サンプルホールド部62と第1接続点32Aとの間に接続されており、第2検波スイッチ54は、第2サンプルホールド部64と第2接続点34Aとの間に接続されている。即ち、本変形例においても、検波スイッチ50の夫々は、対応するサンプルホールド部60と接続点30Aとの間に接続されている。
上述のように構成された電流センサ10Aは、電流センサ10(図2参照)と同様に機能する。但し、一般的に、第1検出抵抗RD1の使用時の抵抗値は、製造誤差や温度特性の相違に起因して、第2検出抵抗RD2の使用時の抵抗値と多少異なる。差動アンプ70の出力信号Voには、2つの抵抗値の相違に起因した誤差が含まれる恐れがある。従って、一般的には、電流センサ10のように、第1同期信号Vs1及び第2同期信号Vs2を、1つの共通の検出抵抗RDによって生成することが好ましい。
図6を参照すると、第2変形例による電流センサ10Bは、電流センサ10(図2参照)の接続点30と異なる接続点30Bを有している。接続点30Bは、磁気マルチバイブレータ20と電源12との間に設けられている。検出抵抗回路40の一端は、接続点30Bにおいて磁気マルチバイブレータ20に接続されており、検出抵抗回路40の他端は、電源電位(固定電位)Vppに接続されている。即ち、検出抵抗回路40の他端が接続された固定電位は、電源電位Vppである。このように構成された電流センサ10Bは、電流センサ10と同様に機能する。
図7を参照すると、第3変形例による電流センサ10Cは、電流センサ10(図2参照)の磁気マルチバイブレータ20と異なる磁気マルチバイブレータ20Cを備えている。磁気マルチバイブレータ20Cは、Hブリッジ回路24(図2参照)と異なるHブリッジ回路24Cを備えている。Hブリッジ回路24Cは、Hブリッジ回路24の回路構造に加えて、2つのコンパレータ266Cを有している。コンパレータ266Cの夫々は、例えば、ヒステリシス回路によって構成されている。
コンパレータ266Cのうちの一方において、入力端は、第1スイッチ列252の中点270に接続されており、出力端は、第2スイッチ列254のゲート268及び第1検波スイッチ52のゲート508に接続されている。コンパレータ266Cのうちの他方において、入力端は、第2スイッチ列254の中点270に接続されており、出力端は、第1スイッチ列252のゲート268及び第2検波スイッチ54のゲート508に接続されている。コンパレータ266Cの夫々は、入力端に加えられた電圧の値を所定の第1閾値及び第2閾値と比較し、2値化して出力端に出力する。コンパレータ266Cを設けることで、第1制御信号CK1及び第2制御信号CK2の夫々が2値化され、これにより磁気コア22の磁気特性の変動の影響を更に低減できる。
上述した実施の形態及び変形例は、様々に組み合わせることができる。例えば、図6の電流センサ10Bに、図7の電流センサ10Cのコンパレータ266Cを設けてもよい。
10,10A,10B,10C 電流センサ
12 電源
Vpp 電源電位(固定電位)
Ipp 電源電流
18 グランド部
GND グランド電位(固定電位)
20,20A,20C 磁気マルチバイブレータ
22 磁気コア
24,24A,24C Hブリッジ回路
250 スイッチ列
252 第1スイッチ列
254 第2スイッチ列
260 スイッチ
262 第1スイッチ
264 第2スイッチ
266C コンパレータ
268 ゲート
270 中点
28 検出コイル
30,30A,30B 接続点
32A 第1接続点
34A 第2接続点
40,40A 検出抵抗回路
RD 検出抵抗
RD1 第1検出抵抗
RD2 第2検出抵抗
50 検波スイッチ
508 ゲート
52 第1検波スイッチ
54 第2検波スイッチ
60 サンプルホールド部
602 ローパスフィルタ
604 インピーダンス変換部
62 第1サンプルホールド部
64 第2サンプルホールド部
70 差動アンプ
80 外部導体
Id 漏洩電流
EP1 第1経路
EP2 第2経路
Vex 駆動電圧
Iex 励磁電流
CK 制御信号
CK1 第1制御信号(制御信号)
CK2 第2制御信号(制御信号)
Vs 検出信号
Vs1 第1同期信号
Vs2 第2同期信号
Vo 出力信号

Claims (6)

  1. 外部導体を流れる漏洩電流を検出可能な電流センサであって、
    前記電流センサは、磁気マルチバイブレータと、検出抵抗回路と、2つの検波スイッチと、2つのサンプルホールド部と、差動アンプとを備えており、
    前記磁気マルチバイブレータは、磁気コアと、検出コイルとを備えており、
    前記磁気コアは、前記外部導体を囲むように配置可能であり、
    前記検出コイルは、前記磁気コアに巻回されており、
    前記検出抵抗回路の一端は、接続点において前記磁気マルチバイブレータに接続されており、前記検出抵抗回路の他端は、固定電位に接続されており、
    前記検出コイルに励磁電流が供給されると、前記励磁電流の少なくとも一部は、前記検出コイルから前記接続点を経由して前記固定電位まで流れ、
    前記2つの検波スイッチは、前記2つのサンプルホールド部と夫々対応しており、
    前記検波スイッチの夫々は、対応する前記サンプルホールド部と前記接続点との間に接続されており、
    前記検波スイッチの夫々のオンオフ状態は、前記励磁電流の向きの変化に応じて切り替わり、且つ、前記2つの検波スイッチは、互いに反対の前記オンオフ状態をとり、
    前記サンプルホールド部の夫々は、前記差動アンプに接続されており、
    前記差動アンプは、前記漏洩電流に応じた出力信号を出力する
    電流センサ。
  2. 請求項1記載の電流センサであって、
    前記磁気マルチバイブレータは、2つのスイッチ列を有するHブリッジ回路を備えており、
    前記検出コイルは、前記2つのスイッチ列の中点の間に接続されており、
    前記2つのスイッチ列は、前記接続点において互いに接続されており、
    前記検出抵抗回路は、前記2つのスイッチ列に対して共通に設けられている
    電流センサ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電流センサであって、
    前記固定電位は、グランド電位である
    電流センサ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電流センサであって、
    前記スイッチ列の夫々は、2つのスイッチを有しており、
    前記スイッチの夫々のオンオフ状態は、前記検出コイルに流れる前記励磁電流の向きの変化に応じて切り替わる
    電流センサ。
  5. 請求項4記載の電流センサであって、
    前記2つのスイッチ列は、第1スイッチ列と、第2スイッチ列とからなり、
    前記スイッチの夫々は、MOSトランジスタであり、
    前記検出コイルの一端は、前記第1スイッチ列の前記中点と、前記第2スイッチ列における前記スイッチの夫々のゲートに接続されており、
    前記検出コイルの他端は、前記第2スイッチ列の前記中点と、前記第1スイッチ列における前記スイッチの夫々のゲートに接続されている
    電流センサ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の電流センサであって、
    前記サンプルホールド部の夫々は、ローパスフィルタと、インピーダンス変換部とを有しており、
    前記インピーダンス変換部は、高い入力インピーダンスと、低い出力インピーダンスとを有している
    電流センサ。
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