JPWO2018083553A1 - 車両のブレーキシステムが車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御装置、及び、制御方法 - Google Patents

車両のブレーキシステムが車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御装置、及び、制御方法 Download PDF

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Abstract

使用者のブレーキシステムの使用感を向上しつつ車両の安定性を向上することが可能な制御装置及び制御方法を得るものである。制御装置は、使用者によるブレーキシステムの操作状態を判定する操作状態判定部と、車輪のスリップ度を取得するスリップ度取得部と、スリップ度のターゲットを設定するターゲット設定部と、操作状態判定部において、操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合に、スリップ度とターゲットとの比較結果に基づいて、車輪で生じるブレーキ力を増加又は減少させるブレーキ力制御実行部と、を備えている。

Description

本発明は、車両のブレーキシステムが車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御装置と、車両のブレーキシステムが車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御方法と、に関する。
従来の制御装置として、車両の急減速時に、車輪で生じるブレーキ力を繰り返し増減させるアンチロックブレーキ制御を実行するものがある。車輪のロック又はロックの可能性が生じると、制御装置は、その車輪で生じるブレーキ力が減少するようにブレーキシステムを動作させ、車輪のロック又はロックの可能性が解消すると、制御装置は、その車輪で生じるブレーキ力が増加するようにブレーキシステムを動作させる。車両の急減速時にそのような動作が繰り返されることで、車輪のロックを抑制することと、制動距離を短くすることと、が両立される(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2014−201200号公報
従来の制御装置は、アンチロックブレーキ制御において、例えば、車両の走行が典型的な特性(例えば、路面特性、タイヤ特性、車両特性等)を有しているとの前提に立ち、その特性下で摩擦係数を最も高くするようなスリップ度が車輪に生じるように、ブレーキ力を繰り返し増減する。そのため、使用者が車両を急減速しようとしていないにも拘らず、例えば、路面特性、タイヤ特性、車両特性等によっては、車輪のロック又はロックの可能性が生じたと認識して、アンチロックブレーキ制御が実行されてしまう場合がある。そして、そのような場合には、ブレーキ力の増減がブレーキシステムの操作部に伝わって、使用者に違和感を与えてしまう。また、使用者が車両を急減速しようとしていないにも拘らず、摩擦係数を最も高くするようなスリップ度が車輪に生じるため、タイヤが不必要に横すべりを起こし易い状態になってしまう場合がある。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、使用者のブレーキシステムの使用感を向上しつつ車両の安定性を向上することが可能な制御装置を得るものである。また、使用者のブレーキシステムの使用感を向上しつつ車両の安定性を向上することが可能な制御方法を得るものである。
本発明に係る制御装置は、車両のブレーキシステムが該車両の車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御装置であって、前記車両の急減速時の所定状態において、前記車輪で生じるブレーキ力を繰り返し増減させるアンチロックブレーキ制御を、前記ブレーキシステムに実行させるブレーキ力制御実行部を備え、更に、使用者による前記ブレーキシステムの操作状態を判定する操作状態判定部と、前記車輪のスリップ度を取得するスリップ度取得部と、前記スリップ度のターゲットを設定するターゲット設定部と、を備え、前記ブレーキ力制御実行部は、前記操作状態判定部において、前記操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合に、前記スリップ度取得部で取得される前記スリップ度と前記ターゲット設定部で設定される前記ターゲットとの比較結果に基づいて、前記車輪で生じるブレーキ力を増加又は減少させるものである。
本発明に係る制御方法は、車両のブレーキシステムが該車両の車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御方法であって、前記車両の急減速時の所定状態において、前記車輪で生じるブレーキ力を繰り返し増減させるアンチロックブレーキ制御を、前記ブレーキシステムに実行させるブレーキ力制御実行ステップを含み、更に、使用者による前記ブレーキシステムの操作状態を判定する操作状態判定ステップと、前記車輪のスリップ度を取得するスリップ度取得ステップと、前記スリップ度のターゲットを設定するターゲット設定ステップと、を含み、前記ブレーキ力制御実行ステップは、前記操作状態判定ステップにおいて、前記操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合に、前記スリップ度取得ステップで取得される前記スリップ度と前記ターゲット設定ステップで設定される前記ターゲットとの比較結果に基づいて、前記車輪で生じるブレーキ力を増加又は減少させるものである。
本発明に係る制御装置及び制御方法では、車両の急減速時の所定状態において、車輪で生じるブレーキ力を繰り返し増減させるアンチロックブレーキ制御が実行される。また、その一方で、使用者によるブレーキシステムの操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合には、スリップ度取得部で取得されるスリップ度とターゲット設定部で設定されるそのスリップ度のターゲットとの比較結果に基づいて、車輪で生じるブレーキ力を増加又は減少させる。そのため、使用者が車両を急減速させようとしていない状態である場合に、車輪のロック又はロックの可能性が生じたと認識してしまうことを抑制することが可能となって、使用者に不必要に違和感を与えてしまうことを抑制することが可能である。また、使用者が車両を急減速させようとしていない状態である場合に、例えば、ターゲット設定部がターゲットを低く設定して、摩擦係数を最も高くするようなスリップ度が車輪に生じにくくすることが可能となって、使用者が車両を急減速させようとしていないにも拘らず、タイヤが不必要に横すべりを起こし易い状態になってしまうことを抑制することが可能である。
本発明の実施の形態に係るブレーキシステムが搭載される車両の、構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムの、構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムの、主要部のシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、アンチロックブレーキ制御の作用を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、アンチロックブレーキ制御の作用を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、アンチロックブレーキ制御の作用を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムの、コンフォートブレーキ機能のフローを示す図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、スリップ制御の作用を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、スリップ制御の作用を説明するための図である。
以下に、本発明に係る制御装置及び制御方法について、図面を用いて説明する。
なお、以下では、本発明に係る制御装置及び制御方法が適用される車両が、モータサイクルである場合を説明しているが、そのような場合に限定されず、他の車両(自動四輪車等)であってもよい。また、以下で説明する構成、動作等は、一例であり、本発明に係る制御装置及び制御方法、及び、それらが適用されるブレーキシステムは、そのような構成、動作等である場合に限定されない。例えば、以下では、ブレーキシステムが、3つのホイールシリンダを有している場合を説明しているが、他の数のホイールシリンダを有していてもよい。また、以下では、ブレーキシステムが、前輪及び後輪の連動ブレーキ動作を実行できる場合を説明しているが、前輪及び後輪のブレーキ動作が常時独立して実行されてもよい。
また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分は、同一の符号で図示している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複又は類似する説明は、適宜省略又は簡略化している。
実施の形態.
以下に、実施の形態に係るブレーキシステムを説明する。
<ブレーキシステムの概略構成及び概略動作>
実施の形態に係るブレーキシステムの概略構成及び概略動作について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムが搭載される車両の、構成を示す図である。図2は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムの、構成を示す図である。図3は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムの、主要部のシステム構成を示す図である。なお、図2では、前輪3の両側面が並べて図示されている。
図1及び図2に示されるように、ブレーキシステム10は、車両100に搭載される。車両100は、自動二輪車、自動三輪車等のモータサイクルである。車両100は、胴体1と、胴体1に旋回自在に保持されているハンドル2と、胴体1にハンドル2と共に旋回自在に保持されている前輪3と、胴体1に回動自在に保持されている後輪4と、を含む。
ブレーキシステム10は、フロントブレーキ操作部11と、少なくともフロントブレーキ操作部11に連動して前輪3を制動する前輪制動機構12と、リアブレーキ操作部13と、少なくともリアブレーキ操作部13に連動して後輪4を制動する後輪制動機構14と、を含む。
フロントブレーキ操作部11は、ハンドル2に設けられており、使用者の手によって操作される。フロントブレーキ操作部11は、例えば、ブレーキレバーである。リアブレーキ操作部13は、胴体1の下部に設けられており、使用者の足によって操作される。リアブレーキ操作部13は、例えば、ブレーキペダルである。
前輪制動機構12及び後輪制動機構14のそれぞれは、ピストン(図示省略)を内蔵しているマスタシリンダ21と、マスタシリンダ21に付設されているリザーバ22と、胴体1に保持され、ブレーキパッド(図示省略)を有しているブレーキキャリパ23と、ブレーキキャリパ23に設けられているホイールシリンダ24と、マスタシリンダ21のブレーキ液をホイールシリンダ24に流通させる主流路25と、ホイールシリンダ24のブレーキ液を逃がす副流路26と、マスタシリンダ21のブレーキ液を副流路26に供給する供給流路27と、を含む。
主流路25には、込め弁(EV)31が設けられている。副流路26は、主流路25のうちの、込め弁31に対するホイールシリンダ24側とマスタシリンダ21側との間を、バイパスする。副流路26には、上流側から順に、弛め弁(AV)32と、アキュムレータ33と、ポンプ34と、が、設けられている。主流路25のうちの、マスタシリンダ21側の端部と、副流路26の下流側端部が接続される箇所と、の間には、第1弁(USV)35が設けられている。供給流路27は、マスタシリンダ21と、副流路26のうちのポンプ34の吸込側と、の間を連通させる。供給流路27には、第2弁(HSV)36が設けられている。
込め弁31は、例えば、非通電状態で開き、通電状態で閉じる電磁弁である。弛め弁32は、例えば、非通電状態で閉じ、通電状態で開く電磁弁である。第1弁35は、例えば、非通電状態で開き、通電状態で閉じる電磁弁である。第2弁36は、例えば、非通電状態で閉じ、通電状態で開く電磁弁である。
込め弁31、弛め弁32、アキュムレータ33、ポンプ34、第1弁35、第2弁36等の部材と、それらの部材が設けられ、主流路25、副流路26、及び、供給流路27を構成するための流路が内部に形成されている基体51と、制御装置(ECU)60と、によって、液圧制御ユニット50が構成される。液圧制御ユニット50は、ブレーキシステム10において、ホイールシリンダ24のブレーキ液の液圧、つまり、前輪制動機構12に生じさせる前輪3のブレーキ力、及び、後輪制動機構14に生じさせる後輪4のブレーキ力を制御する機能を担うユニットである。
各部材が、1つの基体51に纏めて設けられていてもよく、また、複数の基体51に分かれて設けられていてもよい。また、制御装置60は、1つであってもよく、また、複数に分かれていてもよい。また、制御装置60は、基体51に取り付けられていてもよく、また、基体51以外の他の部材に取り付けられていてもよい。また、制御装置60の一部又は全ては、例えば、マイコン、マイクロプロセッサユニット等で構成されてもよく、また、ファームウェア等の更新可能なもので構成されてもよく、また、CPU等からの指令によって実行されるプログラムモジュール等であってもよい。
通常状態では、制御装置60によって、込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1弁35が開放され、第2弁36が閉鎖される。その状態で、フロントブレーキ操作部11が操作されると、前輪制動機構12において、マスタシリンダ21のピストン(図示省略)が押し込まれてホイールシリンダ24のブレーキ液の液圧が増加し、ブレーキキャリパ23のブレーキパッド(図示省略)が前輪3のロータ3aに押し付けられて、前輪3が制動される。また、リアブレーキ操作部13が操作されると、後輪制動機構14において、マスタシリンダ21のピストン(図示省略)が押し込まれてホイールシリンダ24のブレーキ液の液圧が増加し、ブレーキキャリパ23のブレーキパッド(図示省略)が後輪4のロータ4aに押し付けられて、後輪4が制動される。
フロントブレーキ操作部11の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態では、前輪制動機構12において、込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1弁35が開放され、第2弁36が閉鎖される。そして、後輪制動機構14において、込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1弁35が閉鎖され、第2弁36が開放された状態で、ポンプ34が駆動される。リアブレーキ操作部13の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態では、後輪制動機構14において、込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1弁35が開放され、第2弁36が閉鎖される。そして、前輪制動機構12において、込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1弁35が閉鎖され、第2弁36が開放された状態で、ポンプ34が駆動される。
図2及び図3に示されるように、ブレーキシステム10は、マスタシリンダ圧センサ41と、ホイールシリンダ圧センサ42と、前輪回転速度センサ43と、後輪回転速度センサ44と、を含む。
マスタシリンダ圧センサ41は、マスタシリンダ21のブレーキ液の液圧を検出する。マスタシリンダ圧センサ41が、マスタシリンダ21のブレーキ液の液圧に実質的に換算可能な他の物理量を検出するものであってもよい。マスタシリンダ圧センサ41は、前輪制動機構12及び後輪制動機構14のそれぞれに設けられている。
ホイールシリンダ圧センサ42は、ホイールシリンダ24のブレーキ液の液圧を検出する。ホイールシリンダ圧センサ42が、ホイールシリンダ24のブレーキ液の液圧に実質的に換算可能な他の物理量を検出するものであってもよい。ホイールシリンダ圧センサ42は、前輪制動機構12及び後輪制動機構14のそれぞれに設けられている。
前輪回転速度センサ43は、前輪3の回転速度を検出する。前輪回転速度センサ43が、前輪3の回転速度に実質的に換算可能な他の物理量を検出するものであってもよい。後輪回転速度センサ44は、後輪4の回転速度を検出する。後輪回転速度センサ44が、後輪4の回転速度に実質的に換算可能な他の物理量を検出するものであってもよい。
制御装置60は、ブレーキ力制御実行部61と、操作状態判定部62と、スリップ度取得部63と、ターゲット設定部64と、を含む。制御装置60には、マスタシリンダ圧センサ41、ホイールシリンダ圧センサ42、前輪回転速度センサ43、後輪回転速度センサ44等の各種センサの検出結果が入力される。
ブレーキ力制御実行部61は、通常状態、フロントブレーキ操作部11の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態、リアブレーキ操作部13の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態等において、車両100の急減速時に、車両100が、車輪(前輪3、後輪4)のロック又はロックの可能性がある状態であると判断すると、その車輪(前輪3、後輪4)のアンチロックブレーキ制御を実行する。
アンチロックブレーキ制御では、その車輪(前輪3、後輪4)で生じるブレーキ力が繰り返し増減するように、ブレーキシステム10が制御される。例えば、そのブレーキ力減少動作では、込め弁31が閉鎖され、弛め弁32が開放され、第1弁35が開放され、第2弁36が閉鎖された状態で、ポンプ34が駆動される。また、例えば、そのブレーキ力増加動作では、込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1弁35が開放され、第2弁36が閉鎖される。
例えば、ブレーキ力制御実行部61は、車両100の走行が典型的な特性(例えば、路面特性、タイヤ特性、車両特性等)を有しているとの前提に立ち、その特性下で摩擦係数μ(つまり、タイヤの転動方向での摩擦係数)を最も高くするようなスリップ度(例えば、スリップ率S)が車輪(前輪3、後輪4)に生じるように、ブレーキ力を繰り返し増減する。
図4〜図6は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、アンチロックブレーキ制御の作用を説明するための図である。なお、図4では、横軸が車輪(前輪3、後輪4)のスリップ率Sであり、縦軸が摩擦係数μである。また、図5では、横軸が時間Tであり、縦軸がホイールシリンダ24におけるブレーキ液の液圧Pwcである。また、図6では、横軸が時間Tであり、縦軸が車輪(前輪3、後輪4)の回転速度Vwである。
つまり、車両100の走行が、典型的な特性(例えば、路面特性、タイヤ特性、車両特性等)を有している場合のμ−S線図が、図4に示されるような状態であるとすると、アンチロックブレーキ制御では、制御対象の車輪(前輪3、後輪4)のスリップ率Sが、摩擦係数μが最大となる領域である領域A内に維持されるように制御される。ブレーキ力制御実行部61は、ホイールシリンダ24のブレーキ液の液圧Pwcが、図5に示されるような状態になるように、込め弁31、弛め弁32、ポンプ34等の動作を制御して、制御対象の車輪(前輪3、後輪4)の回転速度Vwを、図6に示されるような状態にして、車輪(前輪3、後輪4)のロック又はロックの可能性を抑制しつつ、車両100の制動距離を短くする。
なお、タイヤの横方向における摩擦係数μlは、図4に点線で示されるように、摩擦係数μが最大となる領域である領域Aにおいて、最大とはならない。そのため、上述のアンチロックブレーキ制御が実行されている状態では、タイヤが横すべりを起こし易くなって、車両100の走行が不安定になり易い。
操作状態判定部62は、使用者によるブレーキシステム10の操作状態を判定する。具体的には、操作状態判定部62は、マスタシリンダ圧センサ41で検出される前輪制動機構12のマスタシリンダ21のブレーキ液の液圧を取得して、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作状態を判定する。また、操作状態判定部62は、マスタシリンダ圧センサ41で検出される後輪制動機構14のマスタシリンダ21のブレーキ液の液圧を取得して、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作状態を判定する。操作状態判定部62が、マスタシリンダ21のブレーキ液の液圧に実質的に換算可能な他の物理量を用いて、使用者によるブレーキシステム10の操作状態を判定してもよい。例えば、操作状態判定部62が、フロントブレーキ操作部11及びリアブレーキ操作部13のストローク量、マスタシリンダ21に内蔵されているピストン(図示省略)のストローク量等を用いて、使用者によるブレーキシステム10の操作状態を判定してもよい。
スリップ度取得部63は、後輪4のスリップ度を取得する。スリップ度取得部63は、後輪4のスリップ率Sを演算して取得してもよく、また、後輪4のスリップ率Sに実質的に換算可能な他の物理量を取得してもよい。
ターゲット設定部64は、スリップ度のターゲットを設定する。ターゲット設定部64は、図4において、摩擦係数μが最大となる領域である領域Aと比較して小さい側の領域を、スリップ度のターゲットとして設定する。ターゲット設定部64が、ターゲットを、車両100の車体速度、車両100の車体加速度(車体減速度、車体横加速度)、使用者によるブレーキシステム10の操作状態、ブレーキシステム10に生じるブレーキ入力の変化量等に応じて変化させるとよい。
制御装置60は、後述されるコンフォートブレーキ機能を備えている。コンフォートブレーキ機能では、ブレーキ力制御実行部61が、操作状態判定部62の判定結果と、スリップ度取得部63で取得されるスリップ度と、ターゲット設定部64で設定されるスリップ度のターゲットと、を用いて、スリップ制御を実行する。スリップ制御は、アンチロックブレーキ制御と異なるアルゴリズムによって実行される制御である。また、アンチロックブレーキ制御は、車両100の急減速時の所定状態で実行され、スリップ制御は、使用者が車両100を急減速しようとしていない状態、つまり、使用者によるブレーキシステム10の操作状態が緩減速を指示する操作状態である場合に実行される。また、コンフォートブレーキ機能は、後輪4のブレーキ力の制御に適用される。つまり、ブレーキ力制御実行部61は、車両100の減速時の所定状態において、使用者によるブレーキシステム10の操作状態に拘らず、前輪3で生じるブレーキ力を増減させるアンチロックブレーキ制御を実行する。
<コンフォートブレーキ機能>
実施の形態に係るブレーキシステムのコンフォートブレーキ機能について説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムの、コンフォートブレーキ機能のフローを示す図である。
コンフォートブレーキ機能が有効化されると、図7に示されるように、ステップS101に移行する。
(操作状態判定ステップ)
ステップS101において、操作状態判定部62は、使用者によるブレーキシステム10の操作状態が緩減速を指示する操作状態であるか否かを判定する。つまり、操作状態判定部62は、使用者が車両100を急減速しようとしていないか否かを判定する。Yesである場合には、ステップS102に進み、Noである場合には、スリップ制御を実行せずにステップS101に戻る。
例えば、操作状態判定部62は、連動ブレーキ動作が実行されていない状態において、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が無く、且つ、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作が有る状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定する。
例えば、操作状態判定部62は、リアブレーキ操作部13の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態において、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が無く、且つ、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作が有る状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定する。
例えば、操作状態判定部62は、連動ブレーキ動作が実行されていない状態において、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が基準量よりも少ない状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定する。
例えば、操作状態判定部62は、フロントブレーキ操作部11の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態、又は、リアブレーキ操作部13の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態において、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が基準量よりも少ない状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定する。
例えば、操作状態判定部62は、連動ブレーキ動作が実行されていない状態において、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が基準量よりも少なく、且つ、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作が基準量よりも少ない状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定する。
例えば、操作状態判定部62は、フロントブレーキ操作部11の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態、又は、リアブレーキ操作部13の操作によって前輪3及び後輪4にブレーキ力を生じさせる連動ブレーキ動作が実行されている状態において、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が基準量よりも少なく、且つ、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作が基準量よりも少ない状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定する。
(スリップ度取得ステップ)
ステップS102において、スリップ度取得部63が後輪4のスリップ度を取得すると、ステップS103に進む。例えば、スリップ度取得部63は、前輪回転速度センサ43で検出される前輪3の回転速度Vwと、後輪回転速度センサ44で検出される後輪4の回転速度Vwと、に基づいて車両100の推定車体速度Vrefを算出して、その推定車体速度Vrefと後輪4の回転速度Vwとの関係からスリップ率Sを演算する。
(ブレーキ力制御実行ステップ−1)
ステップS103において、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度取得部63で取得された後輪4のスリップ度が基準量を上回るか否かを判定し、Yesである場合には、ステップS104に進んでスリップ制御を実行し、Noである場合には、スリップ制御を実行せずにステップS101に戻る。その基準量は、ターゲット設定部64で設定されるターゲットと比較して低く設定される。また、その基準量は、車両100の車体速度、車両100の車体加速度(車体減速度、車体横加速度)、使用者によるブレーキシステム10の操作状態、ブレーキシステム10に生じるブレーキ入力の変化量等に応じて可変であってもよい。例えば、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度取得部63でスリップ率Sが取得される場合には、そのスリップ率Sが、開始スリップ率S_thを上回るか否かを判定する。
(ターゲット設定ステップ)
ステップS104において、ターゲット設定部64がスリップ度のターゲットを設定すると、ステップS105に進む。例えば、ターゲット設定部64は、スリップ度取得部63でスリップ率Sが取得される場合には、図4に示される領域Aの下限スリップ率よりも小さい上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitを、ターゲットとして設定する。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点において推定される車両100の推定車体速度Vrefが大きい程、低く設定される。車両100の車体速度が大きい程、減速時に車両100が不安定になりやすい。そのため、そのように設定される場合には、推定車体速度Vrefが大きい状態において、車両100を不安定になりにくくするとともに、推定車体速度Vrefが小さい状態において、後輪4にブレーキ力の不足が生じることを抑制することができる。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点における推定車体速度Vrefの推定精度が低い程、高く設定される。通常、車両100の車体速度が小さい程、推定車体速度Vrefの推定精度が低くなる。そのため、そのように設定される場合には、車両100の車体速度が小さいことに起因して、取得されるスリップ率Sの精度が低くなる状態において、後輪4への早期の制御介入を防ぐとともに、後輪4にブレーキ力の不足が生じることを抑制することができる。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点における推定車体速度Vrefに基づいて算出される車両100の車体減速度が大きい程、低く設定される。車両100の車体減速度が大きい程、後輪4にロック又はロックの可能性が生じやすくなる。そのように設定される場合には、広い範囲の車体減速度に対してスリップ制御を適用することが可能となって、コンフォートブレーキ機能の有用性が向上する。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点において加速度センサ(図示省略)で検出される車両100の車体横加速度が大きい程、低く設定される。車両100の車体横加速度が大きい程、車両100の安定性が低下しやすくなる。そのため、そのように設定される場合には、車両100の車体横加速度が大きい状態において、スリップを抑制して車両100の安定性を確保するとともに、その車体横加速度が小さい状態において、後輪4にブレーキ力の不足が生じることを抑制することができる。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点における使用者によるブレーキ操作部(フロントブレーキ操作部11、リアブレーキ操作部13)の操作状態が車両100に生じる車体減速度が大きくなる状態である程、低く設定される。そのように設定される場合には、様々な操作状態に対してスリップ制御を適用することが可能となって、コンフォートブレーキ機能の有用性が向上する。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点における使用者によるブレーキ操作部(フロントブレーキ操作部11、リアブレーキ操作部13)の操作状態が後輪4の浮き上がりが生じやすい状態である程、低く設定される。後輪4が浮き上がりやすい状態である程、後輪4にロック又はロックの可能性が生じやすくなる。そのため、そのように設定される場合には、後輪4が浮き上がりやすい状態において、後輪4のロック又はロックの可能性を生じにくくするとともに、後輪4が浮き上がりにくい状態において、後輪4にブレーキ力の不足が生じることを抑制することができる。
例えば、上限スリップ率S_upper−limit及び下限スリップ率S_lower−limitが、その時点においてブレーキシステム10に生じるブレーキ入力の変化量が大きい程、低く設定される。ブレーキ入力の変化量は、マスタシリンダ圧センサ41で検出される後輪制動機構14のマスタシリンダ21のブレーキ液の液圧であってもよく、また、リアブレーキ操作部13のストローク量、後輪制動機構14のマスタシリンダ21に内蔵されているピストン(図示省略)のストローク量等であってもよい。ブレーキ入力の変化量が大きい程、後輪4にロック又はロックの可能性が生じやすくなる。そのように設定される場合には、広い範囲のブレーキ入力の変化量に対してスリップ制御を適用することが可能となって、コンフォートブレーキ機能の有用性が向上する。
(ブレーキ力制御実行ステップ−2)
ステップS105において、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度取得部63で取得された後輪4のスリップ度が、ターゲット設定部64で設定されたスリップ度のターゲットの下限値を下回らない状態から下回る状態になったか否かを判定し、Yesである場合には、ステップS106に進み、Noである場合には、ステップS107に進む。例えば、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度取得部63でスリップ率Sが取得される場合には、スリップ率Sが下限スリップ率S_lower−limitを下回らない状態から下回る状態になったか否かを判定する。
(ブレーキ力制御実行ステップ−3_ブレーキ力増加動作)
ステップS106において、ブレーキ力制御実行部61は、後輪4に生じさせるブレーキ力が所定量だけ徐々に増加した後に一定になるように、ブレーキシステム10を動作させて、ステップS101に戻る。後輪4に生じさせるブレーキ力が徐々に増加することで、コンフォートブレーキ機能のコンフォート性が向上する。その過程で、使用者のブレーキシステム10の操作状態が変化して後輪4のロック又はロックの可能性が生じた場合には、アンチロックブレーキ制御が実行される。例えば、ブレーキ力制御実行部61は、込め弁31、弛め弁32、ポンプ34等の動作を制御して、後輪4に生じさせるブレーキ力を制御する。
(ブレーキ力制御実行ステップ−4)
ステップS107において、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度取得部63で取得された後輪4のスリップ度が、ターゲット設定部64で設定されたスリップ度のターゲットの上限値を上回らない状態から上回る状態になったか否かを判定し、Yesである場合には、ステップS108に進み、Noである場合には、ステップS109に進む。例えば、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度取得部63でスリップ率Sが取得される場合には、スリップ率Sが上限スリップ率S_upper−limitを上回らない状態から上回る状態になったか否かを判定する。
(ブレーキ力制御実行ステップ−5_ブレーキ力減少動作)
ステップS108において、ブレーキ力制御実行部61は、後輪4に生じさせるブレーキ力が所定量だけ急減少した後に一定になるように、ブレーキシステム10を制御して、ステップS101に戻る。後輪4に生じさせるブレーキ力が急減少することで、後輪4にロック又はロックの可能性が生じることの抑制が確実化される。その過程で、使用者のブレーキシステム10の操作状態が変化して後輪4のロック又はロックの可能性が生じた場合には、アンチロックブレーキ制御が実行される。例えば、ブレーキ力制御実行部61は、込め弁31、弛め弁32、ポンプ34等の動作を制御して、後輪4に生じさせるブレーキ力を減少させる。
(ブレーキ力制御実行ステップ−6_ブレーキ力保持動作)
ステップS109において、ブレーキ力制御実行部61は、後輪4に生じさせるブレーキ力が保持されるように、ブレーキシステム10を制御して、ステップS101に戻る。例えば、ブレーキ力制御実行部61は、込め弁31、弛め弁32、ポンプ34等の動作を制御して、後輪4に生じさせるブレーキ力を保持させる。
図8及び図9は、本発明の実施の形態に係るブレーキシステムで実行される、スリップ制御の作用を説明するための図である。なお、図8では、横軸が時間Tであり、縦軸が後輪4の回転速度Vw_rearである。また、図9では、横軸が時間Tであり、縦軸が後輪4側のホイールシリンダ24におけるブレーキ液の液圧Pwc_rearである。また、以下では、スリップ度取得部63でスリップ率Sが取得される場合について説明している。
図8に示されるように、時間T1の時点で、スリップ度取得部63で取得される後輪4のスリップ率Sが開始スリップ率S_thを上回る、つまり、後輪4の回転速度Vw_rearが開始スリップ率S_thに対応する回転速度Vw_rear(S_th)を下回ると、図9に示されるように、それ以降、後輪4に生じさせるブレーキ力が保持される。
図8に示されるように、時間T2の時点で、スリップ度取得部63で取得される後輪4のスリップ率Sが上限スリップ率S_upper−limitを上回る、つまり、後輪4の回転速度Vw_rearが上限スリップ率S_upper−limitに対応する回転速度Vw_rear(S_upper−limit)を下回る状態になると、図9に示されるように、それ以降、後輪4に生じさせるブレーキ力が所定量だけ急減少した後に一定になる。
図8に示されるように、時間T3の時点で、スリップ度取得部63で取得される後輪4のスリップ率Sが下限スリップ率S_lower−limitを下回る、つまり、後輪4の回転速度Vw_rearが下限スリップ率S_lower−limitに対応する回転速度Vw_rear(S_lower−limit)を上回る状態になると、図9に示されるように、それ以降、後輪4に生じさせるブレーキ力が所定量だけ徐々に増加した後に一定になる。
つまり、スリップ制御においては、アンチロックブレーキ制御と比較して、後輪4の回転速度Vw_rearが緩やかに変化することとなって、コンフォートブレーキ機能が実現される。
<ブレーキシステムの効果>
実施の形態に係るブレーキシステムの効果について説明する。
制御装置60は、使用者によるブレーキシステム10の操作状態を判定する操作状態判定部62と、車輪(後輪4)のスリップ度(スリップ率S)を取得するスリップ度取得部63と、スリップ度(スリップ率S)のターゲット(上限スリップ率S_upper−limit、下限スリップ率S_lower−limit)を設定するターゲット設定部64と、操作状態判定部62において操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合に、スリップ度(スリップ率S)とターゲット(上限スリップ率S_upper−limit、下限スリップ率S_lower−limit)との比較結果に基づいて、車輪(後輪4)で生じるブレーキ力を増加又は減少させるブレーキ力制御実行部61と、を備えている。そのため、操作状態が緩減速を指示する操作状態である場合に、車輪(後輪4)のロック又はロックの可能性が生じたと認識してしまうことを抑制することが可能となって、使用者に不必要に違和感を与えてしまうことを抑制することが可能である。また、操作状態が緩減速を指示する操作状態である場合に、例えば、ターゲット設定部64がターゲットを低く設定して、摩擦係数μを最も高くするようなスリップ度(スリップ率S)が車輪(後輪4)に生じにくくすることが可能となって、使用者が車両100を急減速させようとしていないにも拘らず、タイヤが不必要に横すべりを起こし易い状態になってしまうことを抑制することが可能である。
好ましくは、ブレーキ力制御実行部61は、スリップ度(スリップ率S)が、ターゲット(上限スリップ率S_upper−limit、下限スリップ率S_lower−limit)と比較して大きい場合に、ブレーキ力減少動作を実行し、スリップ度(スリップ率S)が、ターゲット(上限スリップ率S_upper−limit、下限スリップ率S_lower−limit)と比較して小さい場合に、ブレーキ力増加動作を実行する。そのような制御によって、上述の効果が確実化される。
好ましくは、ブレーキ力制御実行部61は、ブレーキ力減少動作及びブレーキ力増加動作において、アンチロックブレーキ制御と比較して車輪の回転速度Vw(後輪4の回転速度Vw_rear)の変化を緩やかにする。そのような制御によって、コンフォートブレーキ機能のコンフォート性の確保が確実化される。
好ましくは、ターゲット設定部64は、ターゲット(上限スリップ率S_upper−limit、下限スリップ率S_lower−limit)を、車両100の車体速度、車両100の車体加速度(車体減速度、車体横加速度)、使用者によるブレーキシステム10の操作状態、ブレーキシステム10に生じるブレーキ入力の変化量等に応じて変化させる。そのような制御によって、車両100の安定性の確保、車輪(後輪4)にブレーキ力の不足が生じることの抑制、コンフォートブレーキ機能の有用性の向上等が可能となる。
好ましくは、ターゲット設定部64で設定されるターゲットは、上限(上限スリップ率S_upper−limit)及び下限(下限スリップ率S_lower−limit)を有する領域である。そのように構成されることで、車輪(後輪4)で生じるブレーキ力を保持することが可能となって、コンフォートブレーキ機能のコンフォート性が向上する。
好ましくは、車両100は、モータサイクルである。車両100がモータサイクルである場合には、タイヤが不必要に横すべりを起こし易い状態になってしまうことの影響が大きいため、上述のような制御装置60が特に有用である。
特に、車輪が、後輪4であり、ブレーキ力制御実行部61が、操作状態が緩減速を指示する操作状態である場合に、後輪4のスリップ制御を実行するとよい。また、ブレーキ力制御実行部61が、車両100の減速時の所定状態において、操作状態に拘らず、前輪3で生じるブレーキ力を増減させるアンチロックブレーキ制御を実行するとよい。そのように構成されることで、車両100の制動距離を短くすることが確実化される。
特に、操作状態判定部62が、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が無く、且つ、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作が有る状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定するとよい。また、操作状態判定部62が、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が基準量よりも少ない状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定するとよい。また、操作状態判定部62が、使用者によるフロントブレーキ操作部11の操作が基準量よりも少なく、且つ、使用者によるリアブレーキ操作部13の操作が基準量よりも少ない状態を、緩減速を指示する操作状態であると判定するとよい。そのような制御によって、操作状態判定部62の判定の信頼性が向上する。
以上、実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態の説明に限定されない。例えば、実施の形態の一部のみが実施されてもよく、また、各ステップの順序が入れ替えられてもよい。
1 胴体、2 ハンドル、3 前輪、3a ロータ、4 後輪、4a ロータ、10 ブレーキシステム、11 フロントブレーキ操作部、12 前輪制動機構、13 リアブレーキ操作部、14 後輪制動機構、21 マスタシリンダ、22 リザーバ、23 ブレーキキャリパ、24 ホイールシリンダ、25 主流路、26 副流路、27 供給流路、31 込め弁、32 弛め弁、33 アキュムレータ、34 ポンプ、35 第1弁、36 第2弁、41 マスタシリンダ圧センサ、42 ホイールシリンダ圧センサ、43 前輪回転速度センサ、44 後輪回転速度センサ、50 液圧制御ユニット、51 基体、60 制御装置、61 ブレーキ力制御実行部、62 操作状態判定部、63 スリップ度取得部、64 ターゲット設定部、100 車両。

Claims (15)

  1. 車両のブレーキシステムが該車両の車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御装置であって、
    前記車両の急減速時の所定状態において、前記車輪で生じるブレーキ力を繰り返し増減させるアンチロックブレーキ制御を、前記ブレーキシステムに実行させるブレーキ力制御実行部を備え、
    更に、
    使用者による前記ブレーキシステムの操作状態を判定する操作状態判定部と、
    前記車輪のスリップ度を取得するスリップ度取得部と、
    前記スリップ度のターゲットを設定するターゲット設定部と、を備え、
    前記ブレーキ力制御実行部は、前記操作状態判定部において、前記操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合に、前記スリップ度取得部で取得される前記スリップ度と前記ターゲット設定部で設定される前記ターゲットとの比較結果に基づいて、前記車輪で生じるブレーキ力を増加又は減少させる、
    制御装置。
  2. 前記ブレーキ力制御実行部は、
    前記スリップ度取得部で取得される前記スリップ度が、前記ターゲット設定部で設定される前記ターゲットと比較して大きい場合に、ブレーキ力減少動作を実行し、
    前記スリップ度取得部で取得される前記スリップ度が、前記ターゲット設定部で設定される前記ターゲットと比較して小さい場合に、ブレーキ力増加動作を実行する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記ブレーキ力制御実行部は、前記ブレーキ力減少動作及び前記ブレーキ力増加動作において、前記アンチロックブレーキ制御と比較して前記車輪の回転速度の変化を緩やかにする、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記ターゲット設定部は、前記車両の車体速度に応じて前記ターゲットを変化させる、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の制御装置。
  5. 前記ターゲット設定部は、前記車両の車体加速度に応じて前記ターゲットを変化させる、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の制御装置。
  6. 前記ターゲット設定部は、前記操作状態に応じて前記ターゲットを変化させる、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の制御装置。
  7. 前記ターゲット設定部は、前記ブレーキシステムに生じるブレーキ入力の変化量に応じて前記ターゲットを変化させる、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の制御装置。
  8. 前記ターゲット設定部で設定される前記ターゲットは、上限及び下限を有する領域である、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の制御装置。
  9. 前記車両は、前輪及び後輪を含むモータサイクルである、
    請求項1〜8の何れか一項に記載の制御装置。
  10. 前記車輪は、前記後輪である、
    請求項9に記載の制御装置。
  11. 前記ブレーキ力制御実行部は、前記車両の減速時の所定状態において、前記操作状態に拘らず、前記前輪で生じるブレーキ力を増減させるアンチロックブレーキ制御を実行する、
    請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記ブレーキシステムは、少なくとも前記前輪にブレーキ力を生じさせるフロントブレーキ操作部と、少なくとも前記後輪にブレーキ力を生じさせるリアブレーキ操作部と、を含み、
    前記操作状態判定部は、前記使用者による前記フロントブレーキ操作部の操作が無く、且つ、前記使用者による前記リアブレーキ操作部の操作が有る状態を、前記緩減速を指示する操作状態であると判定する、
    請求項10又は11に記載の制御装置。
  13. 前記ブレーキシステムは、少なくとも前記前輪にブレーキ力を生じさせるフロントブレーキ操作部と、少なくとも前記後輪にブレーキ力を生じさせるリアブレーキ操作部と、を含み、
    前記操作状態判定部は、前記使用者による前記フロントブレーキ操作部の操作が基準量よりも少ない状態を、前記緩減速を指示する操作状態であると判定する、
    請求項10又は11に記載の制御装置。
  14. 前記ブレーキシステムは、少なくとも前記前輪にブレーキ力を生じさせるフロントブレーキ操作部と、少なくとも前記後輪にブレーキ力を生じさせるリアブレーキ操作部と、を含み、
    前記操作状態判定部は、前記使用者による前記フロントブレーキ操作部の操作が基準量よりも少なく、且つ、前記使用者による前記リアブレーキ操作部の操作が基準量よりも少ない状態を、前記緩減速を指示する操作状態であると判定する、
    請求項10又は11に記載の制御装置。
  15. 車両のブレーキシステムが該車両の車輪に生じさせるブレーキ力を制御する制御方法であって、
    前記車両の急減速時の所定状態において、前記車輪で生じるブレーキ力を繰り返し増減させるアンチロックブレーキ制御を、前記ブレーキシステムに実行させるブレーキ力制御実行ステップを含み、
    更に、
    使用者による前記ブレーキシステムの操作状態を判定する操作状態判定ステップと、
    前記車輪のスリップ度を取得するスリップ度取得ステップと、
    前記スリップ度のターゲットを設定するターゲット設定ステップと、を含み、
    前記ブレーキ力制御実行ステップは、前記操作状態判定ステップにおいて、前記操作状態が緩減速を指示する操作状態であると判定された場合に、前記スリップ度取得ステップで取得される前記スリップ度と前記ターゲット設定ステップで設定される前記ターゲットとの比較結果に基づいて、前記車輪で生じるブレーキ力を増加又は減少させる、
    制御方法。
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