JPWO2017213185A1 - スパッタリングターゲット及び、その製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲット及び、その製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017213185A1
JPWO2017213185A1 JP2018521760A JP2018521760A JPWO2017213185A1 JP WO2017213185 A1 JPWO2017213185 A1 JP WO2017213185A1 JP 2018521760 A JP2018521760 A JP 2018521760A JP 2018521760 A JP2018521760 A JP 2018521760A JP WO2017213185 A1 JPWO2017213185 A1 JP WO2017213185A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sputtering target
less
atomic
target
sputtering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018521760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6869237B2 (ja
Inventor
泰士 守井
泰士 守井
由将 小井土
由将 小井土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JX Nippon Mining and Metals Corp
Original Assignee
JX Nippon Mining and Metals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=60579039&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPWO2017213185(A1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by JX Nippon Mining and Metals Corp filed Critical JX Nippon Mining and Metals Corp
Publication of JPWO2017213185A1 publication Critical patent/JPWO2017213185A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6869237B2 publication Critical patent/JP6869237B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
    • C23C14/3414Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C21/00Alloys based on aluminium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C28/00Alloys based on a metal not provided for in groups C22C5/00 - C22C27/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/04Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/16Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of other metals or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

この発明のスパッタリングターゲットは、AlとScとの合金からなり、Scを25原子%〜50原子%で含有するスパッタリングターゲットであって、酸素含有量が2000質量ppm以下であり、ビッカース硬さ(Hv)のばらつきが20%以下である。

Description

この発明は、AlとScとの合金からなり、圧電性材料等の薄膜形成に用いて好適なスパッタリングターゲット及び、その製造方法に関するものであり、特には、スパッタリングにより形成する圧電性材料の圧電特性の向上に寄与することのできる技術を提案するものである。
携帯電話などの無線通信機器には、SAWデバイスと称される圧電性材料のフィルターが用いられている。SAWデバイスは、圧電性材料の表面を伝わる弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)を利用し、必要な周波数を通して不必要なものをフィルタリングするものであり、低損失で優れた特性を有するとともに小型化・薄型化が可能であることから広く普及している。
一方、SAWデバイスは、周波数が高くなると配線幅が狭くなって加工プロセスが困難になることから、近年の電波の高周波数帯化に対応するため、SAWデバイスに代えて、FBARデバイスと称される圧電薄膜共振子(FBAR:Film Bulk Acoustic Resonator)が用いられている。この共振子では、窒化アルミニウムの他、スカンジウムアルミニウム窒化物の圧電性薄膜を用いることがある。この圧電性薄膜は、アルミニウム合金のスパッタリングにより形成することができる。
このような圧電性薄膜を形成するスパッタリングに用いられるスパッタリングターゲットとしては、アルミニウムに、銅、チタニウム、ハフニウムおよびパラジウム等の少なくとも一種を添加したアルミニウム合金や、特許文献1等に記載されているような、スカンジウム、イットリウムおよびランタノイドの少なくとも一種を添加したアルミニウム合金からなるものがある。
なかでも、スカンジウムを含有するアルミニウム合金は、非特許文献1によれば、特にスカンジウムの含有量が所定の範囲内にある場合に、高い圧電定数を有し、優れた圧電特性を発揮し得ることから(特にFig.3参照)、上述した圧電性薄膜の形成には、スカンジウムを含有するアルミニウム合金のスパッタリングターゲットが有効であると考えられる。
ここで、特許文献2には、そのようなスカンジウムアルミニウム合金を用いて、基板にスパッタリングを行うスパッタリングにより、スカンジウムアルミニウム窒化物を製造する方法について記載されている。そして、このスパッタリングで使用するターゲットとして、金属アルミニウムと金属スカンジウムとを原料とし、真空溶解法を用いて、Sc0.42Al0.58合金ターゲットを作製することが記載されている。
特開2015−96647号公報 特開2012−12673号公報
加藤、外7名、"Enhancement of Piezoelectric Response in Scandium Aluminum Nitride Alloy Thin Films prepared by Dual Reactive Co-Sputtering"、デンソーテクニカルレビュー、株式会社デンソー、2012年、Vol.17、p.202−207
ところで、上述したような圧電性薄膜で良好な圧電特性を得るには、それを形成するためのスパッタリングターゲットに含まれる酸素や炭素を減らすことが必要である。
しかるに、スカンジウム等の希土類金属は、酸素と非常に活性であるので、アルミニウムとスカンジウムからなる合金のスパッタリングターゲットは、特にアトマイズ法により製造すると、酸素含有量が1.0質量%程度と極めて多くなる。それ故に、従来のスパッタリングターゲットでは、圧電性薄膜の圧電特性を向上させることができなかった。
このことに対しては、スパッタリングターゲットの製造を、特許文献1で提案されているようなアトマイズ法ではなく、溶解法により行うことにより、スパッタリングターゲットの酸素含有量を低減できると考えられる。
しかしながら、溶解法では、粉末法のような出発原料(微粒子、アトマイズ等)の選定ができないことから、溶解法により製造されてスカンジウムを比較的多い量で含有するスパッタリングターゲットは、ターゲット全体で硬さにばらつきが生じ、スパッタリングの際などに割れるという問題がある。
特許文献2では、真空溶解法によりスカンジウムアルミニウム合金のスパッタリングターゲットを作製することが記載されているが、真空溶解法では、スカンジウムの組成を均一に制御することが困難であることから、小径ターゲットでないと所望の特性を得ることができなかった。
この発明は、従来のスパッタリングターゲットにおけるこのような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、所要のターゲット硬さを確保しつつ、スパッタリングにより形成する圧電性材料の圧電特性の向上に寄与することができるスパッタリングターゲット及び、その製造方法を提供することにある。
発明者は、溶解法にて製造することでスパッタリングターゲットの酸素含有量を減らすことができる点に着目し、鋭意検討した結果、不活性ガス雰囲気での所定の溶解法を実施し、当該溶解法で得られるターゲット素材としてのインゴットに鍛造を施すことで、製造されるスパッタリングターゲットの硬さのばらつきを有意に低減できるとの新たな知見を得た。それにより、溶解法を用いることで酸素含有量を低減しながらも、スパッタリングに使用する際などに割れる可能性が十分に低いスパッタリングターゲットを製造できることを見出した。
この知見の下、この発明のスパッタリングターゲットは、AlとScとの合金からなり、Scを25原子%〜50原子%で含有するスパッタリングターゲットであって、酸素含有量が2000質量ppm以下であり、ビッカース硬さ(Hv)のばらつきが20%以下であるものである。
この発明のスパッタリングターゲットでは、酸素含有量は、1000質量ppm以下であることが好ましい。
また、この発明のスパッタリングターゲットでは、ビッカース硬さ(Hv)のばらつきは、5%以下であることが好ましい。
この発明のスパッタリングターゲットは、炭素含有量が1000質量ppm以下、さらに500質量ppm以下であることが好ましい。
この発明のスパッタリングターゲットでは、Al−Sc相、Al2−Sc相およびAl3−Sc相からなる群から選択される少なくとも1つの相を含むものとすることができる。
この発明のスパッタリングターゲットは、Li、Na、K、Fe、Co及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を合計0.1質量%以下でさらに含有することができる。
また、この発明のスパッタリングターゲットの製造方法は、不活性ガス又は真空雰囲気下、Al原料を、酸素含有量が3000質量ppm以下のSc原料とともに溶解させ、Scを25原子%〜50原子%で含有するAlとScとの合金のインゴットを得る溶解工程と、前記インゴットに圧力を加えて塑性加工を施す鍛造工程とを含むものである。
この製造方法では、溶解工程で、酸素含有量が100質量ppm〜3000質量ppmのSc原料を用いることが好ましい。
また、この製造方法では、鍛造工程での塑性加工の加工率を、50%〜95%とすることが好ましい。
そしてまた、鍛造工程では、前記インゴットを500℃〜1200℃に加熱した状態で塑性加工を行うことが好適である。
この発明によれば、硬さのばらつきが小さく、かつ酸素含有量が低いスパッタリングターゲットを得ることができる。それにより、スパッタリング時に割れる可能性が低く、有効に使用できるとともに、圧電性材料の薄膜を形成するスパッタリングを行った場合、当該圧電性材料の圧電特性の向上に寄与することができる。
図1(a)は、実施例1のインゴットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像であり、図1(b)は、実施例1のターゲットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像である。 図2(a)及び(b)はそれぞれ図1(a)及び(b)の拡大画像である。 図3(a)は、実施例2のインゴットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像であり、図3(b)は、実施例2のターゲットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像である。 図4(a)及び(b)はそれぞれ図3(a)及び(b)の拡大画像である。 図5(a)は、実施例3のインゴットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像であり、図5(b)は、実施例3のターゲットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像である。 図6(a)及び(b)はそれぞれ図5(a)及び(b)の拡大画像である。
以下に、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
この発明の一の実施形態のスパッタリングターゲットは、AlとScとの合金であって、Scを25原子%〜50原子%で含有する合金からなり、酸素含有量が2000質量ppm以下であり、ビッカース硬さのばらつきが20%以下である。スパッタリングターゲットは、一般には円板状等の平板状をなすが、その他にも円筒状等の筒状といった様々な形状とすることができる。
(合金元素)
上記のスパッタリングターゲットは、アルミニウム(Al)とスカンジウム(Sc)との合金で構成されるものである。
この発明では、Scは、25原子%以上かつ50原子%以下で含まれる。状態図より、この範囲でAlSc合金は、Al−Sc相、Al2−Sc相及びAl3−Sc相のうちの少なくとも1つの相、一般にはそのうちの2つの相となる。Scの含有量が少ない場合、Al相が現れ、この一方で、Scの含有量が多い場合、Al−Sc2相および/またはSc相が現れる。具体的にはScの含有量は、たとえば、25原子%以上かつ33原子%未満または、33原子%以上かつ50原子%以下とすることができる。状態図より、Scの含有量が25原子%以上かつ33原子%未満である場合、AlSc合金はAl−Sc相及びAl2−Sc相となることが多く、またScの含有量が33原子%以上かつ50原子%以下である場合、AlSc合金はAl2−Sc相及びAl3−Sc相となることが多い。
アルミニウムとスカンジウムの金属間化合物としては、Al−Sc相および/またはAl2−Sc相が存在することが好ましい。このような相の有無は、X線回折(XRD)等により確認することができる。
スパッタリングターゲットは、AlとScの他、酸素、窒素、炭素といったガス成分を除き、不純物として、Li、Na、K、Fe、Co及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を含有することがある。これらの元素の含有量は合計で、0.1質量%以下とすることが好適である。このような元素の含有量が多すぎると、圧電特性に悪影響が出るからである。したがって、当該元素の合計含有量は、0.1質量%以下とすることが好ましい。
(酸素含有量)
スパッタリングターゲットの酸素含有量は、2000質量ppm以下とする。この少ない酸素含有量は、後述するような溶解法により製造することで実現することができる。
このような低酸素のスパッタリングターゲットを用いて、スパッタリングにより圧電し材料を形成した場合、酸素欠陥の減少により、その圧電性材料の圧電特性を有効に向上させることができる。
圧電特性をさらに向上させるため、酸素含有量は、1500質量ppmとすることが好ましく、1000質量ppm以下とすることがより好ましく、さらに600質量ppm以下、なかでも300質量ppm以下とすることが特に好ましい。
(炭素含有量)
スパッタリングターゲットの炭素含有量もまた少ないほうが、圧電特性の向上の観点から好ましい。これは、炭化物による欠陥生成の理由による。したがって、炭素含有量は、たとえば1000質量ppm以下、好ましくは500質量ppm以下、より好ましくは100質量ppm以下、さらに好ましくは100質量ppm以下とし、特に50質量ppm以下とすることがより一層好適である。
(ビッカース硬さのばらつき)
上述したように酸素含有量を低減するため、スパッタリングターゲットを溶解法により製造した場合は、ターゲット全体におけるビッカース硬さのばらつきが大きくなり、それにより、スパッタリング時にスパッタリングターゲットが割れるという問題がある。
この問題に対し、製造時の溶解工程後に後述の鍛造工程を行うことで、スパッタリングターゲットのビッカース硬さ(Hv)のばらつきを、20%以下とする。これにより、スパッタリング時の割れを有効に防止することができる。
ビッカース硬さのばらつきは、たとえば円板状のスパッタリングターゲットではターゲット表面におけるターゲット中心位置の1点とターゲット外周位置の4点の計5点の各測定点等でビッカース硬さを測定し、それらの複数の測定点における測定値の平均値及び標準偏差を求めた上で、標準偏差を平均値で除してこれを百分率で表すことにより算出する。なお、ターゲット外周位置の測定点は、スパッタリングターゲットの外周端部(外周縁)から約15mmの距離とする。矩形の板状をなす平型のスパッタリングターゲットの場合は、ターゲット中心位置の1点と、各辺の1/2(中央)の端部から約15mmの距離の位置の4点の計5点でビッカース硬さを測定し、それらの標準偏差及び平均値から、ばらつきを算出する。
なお、ビッカース硬さは、JIS Z2244(2009)に規定されるビッカース硬さ試験に基いて測定する。
スパッタリング時に割れる可能性を低くするため、ビッカース硬さのばらつきは、20%以下とし、好ましくは10%以下、より好ましくは5%以下であり、さらに4%以下、特に3%以下とすることがより一層好ましい。
(製造方法)
以上の述べたスパッタリングターゲットは、たとえば次のようにして製造することができる。
はじめに、Al原料とSc原料を混ぜ合わせて、真空または不活性ガス中での溶解法に基いて溶解炉内で溶解させた後、これを冷却し、ターゲット素材としてのAlとScとの合金のインゴットを得る。ここで、Sc原料は、Sc含有量が25原子%〜50原子%(25原子%以上かつ33原子%未満または、33原子%以上かつ50原子%以下)となるように添加する。なおここでの冷却は、たとえば、不活性ガス中で常温になるまで放置する自然冷却とすることができるが、これに限定されるものではない。
このような溶解法によれば、真空または不活性ガス雰囲気で溶解法を行うことにより、製造されるスパッタリングターゲットの酸素濃度を十分に低減でき、スカンジウムの組成を均一なものに調整することが可能になる。なお、大気雰囲気では酸素濃度が上昇するため所望のインゴットを得ることが難しい。真空雰囲気の場合、ハイパワーで即座に溶解・合金化することにより、Alの揮発を防止し組成調整を行いつつ酸素濃度を有効に低減できることが解かった。
ここで用いる不活性ガスは、AlやScと反応しない不活性ガスであれば様々なガスとすることができるが、たとえば、窒素ガスやアルゴンガスとすることができる。
特にここで添加するSc原料は、酸素含有量の少ないものとする。それにより、スパッタリングターゲットの酸素含有量をさらに低減することができる。具体的には、Sc原料の酸素含有量は、酸素含有量3000質量ppm以下とする。Sc原料の酸素含有量は、たとえば100質量ppm〜3000質量ppmとすることができ、100質量ppm〜2000質量ppmとすることが好適であり、100質量ppm〜1000質量ppmであれば一層好適である。また、Sc原料の炭素含有量は、10質量ppm〜500質量ppmとすることが好ましく、特に、10質量ppm〜100質量ppmとすることが好ましい。
次いで、上記のインゴットに対して圧力を加えて塑性加工を施す鍛造工程を行い、所定の形状のスパッタリングターゲットを製造する。溶解法のみでは、スパッタリングターゲットの硬さにばらつきが生じ、スパッタリング時に割れやすくなるが、この鍛造工程を経ることにより、組織制御が可能になり、硬さのばらつきが小さく、安定したスパッタリングが可能なスパッタリングターゲットを作製することができる。この鍛造により硬さのばらつきが小さくなる理由を検討したところ、例えば後述の実施例1では鍛造により、Scリッチ相(SEM写真で白く写る箇所)が分断され、島状になっていたことから、粒界によるピンニングがどこで測定しても均一に起こるようになって、バラつきが低減したと考えられる。但し、このような理論に限定されるものではない。
具体的には、たとえば、上記の溶解により得られた円板状のインゴットの下面を固定し、上面から圧力を作用させることにより塑性加工を施すことができる。ここで、製造するスパッタリングターゲットの硬さのばらつきを抑制するため、鍛造工程における塑性加工の加工率は、50%〜95%とすることが好ましく、特に75%〜90%とすることがより好ましい。加工率が低すぎると、ビッカース硬さが所定の範囲内のスパッタリングターゲットを得ることができず、この一方で、加工率が高すぎると、ターゲットに加工による欠陥が入り、割れの起点となりうるからである。加工率は、(加工前高さ−加工後高さ)/加工前高さで算出した値を百分率で表したものである。なお、塑性加工の回数は一回に限らない。つまり、塑性加工は一回または複数回行うことができる。たとえば、比較的大型のスパッタリングターゲットを作製する場合等は、複数回の塑性加工を行うことがある。
また、Al−Scインゴットは冷間での鍛造は困難であることから、500℃〜1200℃に加熱した状態で、プレス鍛造を行うことができる。
その後は、所要に応じて加工を施し、そして、当該スパッタリングターゲットの一方の面に、これを支持するバッキングプレートをボンディングし、研削等の仕上げ加工を行うことができる。バッキングプレートとの接合には、たとえば、所定の元素によるろう付けや拡散接合等を採用することができる。なお、これらのボンディングや加工は、既知の方法と同様にして行うことができる。
このようにして製造したスパッタリングターゲットは、酸素含有量が少ないことから、これを用いたスパッタリングにより圧電性材料を形成した場合に、圧電特性の向上を期待することができる。また、全体にわたってビッカース硬さのばらつきが小さいので、スパッタリング時に割れを有効に抑制することができる。
次に、この発明のスパッタリングターゲットを試作し、その性能を確認したので以下に説明する。但し、ここでの説明は単なる例示を目的としたものであり、それに限定されることを意図するものではない。
(実施例1)
Sc含有量が38原子%になるようにAl原料とSc原料を混合し、Ar雰囲気下で高周波加熱により融点1150℃の溶解を実施し、電源をオフにして当該不活性ガス中で2時間放置して自然冷却させ、AlとScの合金のインゴットを作製した。ここで、Sc原料の炭素含有量は40質量ppmであり、酸素含有量は1400質量ppmであった。次いで、鍛造工程を行い、インゴットをAr雰囲気で1000℃に加熱した状態で、当該インゴットに対して、加工率85%のプレス加工を1回施した後、所要の加工を行って、スパッタリングターゲットを製造した。
このスパッタリングターゲットのSc含有量を測定したところ、Sc含有量は表1に示すとおりであり、Sc含有量の各位置でのばらつきは±2原子%の範囲内であった。また、スパッタリングターゲットに含まれていた不純物を、その含有量とともに表2に示す。なお、表1及び表2中、TOPはターゲット上面を意味し、BTMは、ターゲット上面の裏側のターゲット下面を意味する。
Figure 2017213185
Figure 2017213185
上記のスパッタリングターゲットの炭素含有量及び酸素含有量を測定したところ、その測定値は表3に示すとおりであった。分析は不活性ガス溶融法で行い、酸素は赤外線検出器で検出した。ここで使用した装置は、LECO社製のTC600およびTCH600である。含有量の測定は二回行い、表3には、それらの測定値の平均値を示している。
表3に示すところから、製造したスパッタリングターゲットの酸素含有量は、有効に低減されたことが解かる。なお、スパッタリングターゲットの炭素含有量及び酸素含有量は、表3に示すインゴットの炭素含有量及び酸素含有量とほぼ同等になる。
Figure 2017213185
また、インゴットと、それを鍛造して得られたスパッタリングターゲットのそれぞれについて、ビッカース硬さを、インゴットないしターゲットの中心位置の1箇所と、インゴットないしターゲットの外周位置の4箇所((0°、90°、180°、270°)の位置)のそれぞれ5点で測定し、それぞれ平均値と標準偏差を算出した。なおここでは、円板状のインゴットないしターゲットの外周端部から10mm離れた位置を、インゴットないしターゲットの外周位置の測定点とした。その結果を表4に示す。表4より、実施例1では、ターゲットのビッカース硬さのばらつきは3.2%となり、20%以下であることが確認された。鍛造を施したことにより、標準偏差を平均値で除してこれを百分率で表した値であるビッカース硬さのばらつきが有効に抑制されたことが解かる。
Figure 2017213185
なお、実施例1に関し、図1(a)に、インゴットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像を示し、図1(b)に、ターゲットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像を示す。図2(a)及び(b)はそれぞれ図1(a)及び(b)の拡大画像である。図中、白色帯状部はScリッチ(AlSc)の部分であり、黒色部はAlリッチ(Al2Sc)の部分である。
(実施例2)
Sc含有量が30原子%になるようにAl原料とSc原料を混合したことを除いて、実施例1と実質的に同様に製造したスパッタリングターゲットについて、実施例1と同様にして、Sc含有量、不純物含有量、炭素含有量及び酸素含有量ならびに、ビッカース硬さを測定した。その結果をそれぞれ表5〜8に示す。
Figure 2017213185
Figure 2017213185
Figure 2017213185
Figure 2017213185
表8に示すところから、実施例2では、ターゲットのビッカース硬さのばらつきは18.9%となり、20%以下であることが確認された。この実施例2でも、溶解鋳造後の鍛造により、ビッカース硬さのばらつきが有効に抑制されたことが解かる。
なお、実施例2についても同様に、図3(a)に、インゴットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像を示し、図3(b)に、ターゲットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像を示す。図4(a)及び(b)はそれぞれ図3(a)及び(b)の拡大画像である。図中、白色帯状部はScリッチ(Al2Sc)の部分であり、黒色部はAlリッチ(Al3Sc)の部分である。
(実施例3)
酸素濃度が高いSc原料を用いたことを除いて、実施例1と実質的に同様に製造したスパッタリングターゲットについて、実施例1と同様にして、Sc含有量、不純物含有量、炭素含有量及び酸素含有量ならびに、ビッカース硬さを測定した。その結果をそれぞれ表9〜12に示す。
Figure 2017213185
Figure 2017213185
Figure 2017213185
Figure 2017213185
表12に示すところから、実施例3では、ターゲットのビッカース硬さのばらつきは6.8%となり、20%以下であることが確認された。実施例3でも、インゴットのビッカース硬さのばらつきの値と比較すると、溶解鋳造後の鍛造によりビッカース硬さのばらつきが有効に抑制されたことは明らかである。
実施例3についても同様に、図5(a)に、インゴットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像を示し、図5(b)に、ターゲットの組織の電子顕微鏡によるSEM画像を示す。図6(a)及び(b)はそれぞれ図5(a)及び(b)の拡大画像である。図中、白色帯状部はScリッチ(Al2Sc)の部分であり、黒色部はAlリッチ(Al3Sc)の部分である。
以上より、この発明によれば、低酸素で硬さのばらつきが小さいスパッタリングターゲットを作製することができ、それにより、スパッタリングにより形成する圧電性材料の圧電特性の向上に寄与できるとともに、スパッタリング時の割れを防止できることが解かった。

Claims (10)

  1. AlとScとの合金からなり、Scを25原子%〜50原子%で含有するスパッタリングターゲットであって、酸素含有量が2000質量ppm以下であり、ビッカース硬さ(Hv)のばらつきが20%以下であるスパッタリングターゲット。
  2. 酸素含有量が1000質量ppm以下である請求項1に記載のスパッタリングターゲット。
  3. ビッカース硬さ(Hv)のばらつきが5%以下である請求項1又は2に記載のスパッタリングターゲット。
  4. 炭素含有量が1000質量ppm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパッタリングターゲット。
  5. Al−Sc相、Al2−Sc相およびAl3−Sc相からなる群から選択される少なくとも1つの相を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパッタリングターゲット。
  6. Li、Na、K、Fe、Co及びNiからなる群から選択される少なくとも一種の元素を合計0.1質量%以下でさらに含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載のスパッタリングターゲット。
  7. 不活性ガス又は真空雰囲気下、Al原料を、酸素含有量が3000質量ppm以下のSc原料とともに溶解させ、Scを25原子%〜50原子%で含有するAlとScとの合金のインゴットを得る溶解工程と、前記インゴットに圧力を加えて塑性加工を施す鍛造工程とを含むスパッタリングターゲットの製造方法。
  8. 溶解工程で、酸素含有量が100質量ppm〜3000質量ppmのSc原料を用いる請求項7に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  9. 鍛造工程での塑性加工の加工率を、50%〜95%とする請求項7又は8に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
  10. 鍛造工程で、前記インゴットを500℃〜1200℃に加熱した状態で塑性加工を行う請求項7〜9のいずれか一項に記載のスパッタリングターゲットの製造方法。
JP2018521760A 2016-06-07 2017-06-07 スパッタリングターゲット及び、その製造方法 Active JP6869237B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016113945 2016-06-07
JP2016113945 2016-06-07
PCT/JP2017/021180 WO2017213185A1 (ja) 2016-06-07 2017-06-07 スパッタリングターゲット及び、その製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017213185A1 true JPWO2017213185A1 (ja) 2019-04-04
JP6869237B2 JP6869237B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=60579039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018521760A Active JP6869237B2 (ja) 2016-06-07 2017-06-07 スパッタリングターゲット及び、その製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11236416B2 (ja)
EP (1) EP3467142B1 (ja)
JP (1) JP6869237B2 (ja)
CN (1) CN109312449B (ja)
SG (1) SG11201810964UA (ja)
WO (1) WO2017213185A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11638943B2 (en) * 2019-04-09 2023-05-02 Jin Yuncheng Enterprise Co., Ltd. Method for manufacturing cold-forged, extruded aluminum alloy tube
KR20220034894A (ko) * 2019-07-19 2022-03-18 에바텍 아크티엔게젤샤프트 압전 코팅 및 증착 공정
CN114127328A (zh) 2019-07-31 2022-03-01 株式会社古屋金属 溅镀靶材
CN111455223B (zh) * 2019-08-08 2021-10-01 湖南稀土金属材料研究院 铝钪合金靶材及其制备方法
US11872616B2 (en) * 2019-08-21 2024-01-16 Jin Yuncheng Enterprise Co., Ltd. Method for manufacturing cold-forged, extruded aluminum alloy tube
CN113373414B (zh) * 2020-02-25 2023-10-27 湖南东方钪业股份有限公司 一种铝钪合金溅射靶的制备方法及应用
CN118006957A (zh) * 2020-06-05 2024-05-10 万腾荣公司 铝-钪复合材料、铝-钪复合材料溅射靶及制备方法
CN111485207A (zh) * 2020-06-08 2020-08-04 福建阿石创新材料股份有限公司 一种细晶粒均相高钪含量的铝钪合金烧结靶材及其制备方法和应用
TWI744154B (zh) * 2020-12-29 2021-10-21 金允成企業股份有限公司 鋁合金棒材鍛抽成型方法
CN113584333B (zh) * 2021-07-14 2022-05-13 先导薄膜材料有限公司 一种提高铝钪合金靶材均匀性的方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH113873A (ja) * 1997-04-14 1999-01-06 Kobe Steel Ltd 半導体電極用Al−Ni−Y 合金薄膜および半導体電極用Al−Ni−Y 合金薄膜形成用スパッタリングターゲット
JP2004204284A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Toshiba Corp スパッタリングターゲット、Al合金膜および電子部品
JPWO2003046250A1 (ja) * 2001-11-26 2005-04-07 株式会社日鉱マテリアルズ スパッタリングターゲット及びその製造方法
JP2010031378A (ja) * 1995-10-12 2010-02-12 Toshiba Corp スパッタターゲットの製造方法
JP2011179054A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Kobe Steel Ltd Al基合金スパッタリングターゲット
JP2012012673A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology スカンジウムアルミニウム窒化物膜の製造方法
JP4997448B2 (ja) * 2007-12-21 2012-08-08 独立行政法人産業技術総合研究所 窒化物半導体の製造方法および窒化物半導体デバイス
JPWO2011018895A1 (ja) * 2009-08-12 2013-01-17 株式会社アルバック スパッタリングターゲットの製造方法及びスパッタリングターゲット
JP2015096647A (ja) * 2013-10-08 2015-05-21 株式会社フルヤ金属 アルミニウムと希土類元素との合金ターゲット及びその製造方法
JP5817673B2 (ja) * 2011-11-18 2015-11-18 株式会社村田製作所 圧電薄膜共振子及び圧電薄膜の製造方法
US20160064645A1 (en) * 2013-05-31 2016-03-03 Denso Corporation Piezoelectric thin film and method for producing the same

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115364A (ja) * 1988-10-22 1990-04-27 Dowa Mining Co Ltd テルルターゲット及びその製法
JP3560393B2 (ja) * 1995-07-06 2004-09-02 株式会社日鉱マテリアルズ アルミニウム合金スパッタリングターゲットの製造方法
WO1999034028A1 (en) 1997-12-24 1999-07-08 Kabushiki Kaisha Toshiba SPUTTERING TARGET, Al INTERCONNECTION FILM, AND ELECTRONIC COMPONENT
US6250362B1 (en) * 1998-03-02 2001-06-26 Alcoa Inc. Method and apparatus for producing a porous metal via spray casting
US6135198A (en) * 1998-03-05 2000-10-24 Aluminum Company Of America Substrate system for spray forming
JP2001230116A (ja) * 1999-12-09 2001-08-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 電磁アクチュエータ
JP5038553B2 (ja) * 2000-04-27 2012-10-03 株式会社東芝 スパッタリングターゲットの製造方法
TW541350B (en) 2000-12-29 2003-07-11 Solar Applied Material Technol Method for producing metal target for sputtering
JP2003046250A (ja) 2001-02-28 2003-02-14 Furukawa Electric Co Ltd:The ビア付きビルドアップ用多層基板及びその製造方法
JP3898043B2 (ja) * 2001-11-30 2007-03-28 株式会社東芝 スパッタリングターゲットとそれを用いた半導体デバイスおよびスパッタリング装置
US20080173543A1 (en) 2007-01-19 2008-07-24 Heraeus Inc. Low oxygen content, crack-free heusler and heusler-like alloys & deposition sources & methods of making same
US20110318607A1 (en) 2009-03-02 2011-12-29 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) Aluminum alloy reflective film, automobile light, illuminator, ornamentation, and aluminum alloy sputtering target
TW201040050A (en) * 2009-05-11 2010-11-16 Univ Nat Central Aluminum scandium alloy film for use in vehicle lamp and production method thereof
CN101924023A (zh) 2009-06-09 2010-12-22 日本派欧尼株式会社 Iii族氮化物半导体的气相生长装置
JP5598948B2 (ja) 2009-07-01 2014-10-01 独立行政法人産業技術総合研究所 圧電体薄膜の製造方法および当該製造方法により製造される圧電体薄膜
US20140174908A1 (en) * 2011-03-29 2014-06-26 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Scandium-aluminum alloy sputtering targets
CA2773197A1 (en) * 2012-03-27 2013-09-27 Yundong Li Electroplated super abrasive tools with the abrasive particles chemically bonded and deliberately placed, and methods for making the same
AU2013201572B2 (en) * 2013-03-15 2014-12-11 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Production of Aluminium-Scandium Alloys
CN104805406B (zh) 2015-04-17 2017-06-06 无锡舒玛天科新能源技术有限公司 铝钪旋转靶材及其制备方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031378A (ja) * 1995-10-12 2010-02-12 Toshiba Corp スパッタターゲットの製造方法
JPH113873A (ja) * 1997-04-14 1999-01-06 Kobe Steel Ltd 半導体電極用Al−Ni−Y 合金薄膜および半導体電極用Al−Ni−Y 合金薄膜形成用スパッタリングターゲット
JPWO2003046250A1 (ja) * 2001-11-26 2005-04-07 株式会社日鉱マテリアルズ スパッタリングターゲット及びその製造方法
JP2004204284A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Toshiba Corp スパッタリングターゲット、Al合金膜および電子部品
JP4237479B2 (ja) * 2002-12-25 2009-03-11 株式会社東芝 スパッタリングターゲット、Al合金膜および電子部品
JP4997448B2 (ja) * 2007-12-21 2012-08-08 独立行政法人産業技術総合研究所 窒化物半導体の製造方法および窒化物半導体デバイス
JPWO2011018895A1 (ja) * 2009-08-12 2013-01-17 株式会社アルバック スパッタリングターゲットの製造方法及びスパッタリングターゲット
JP2011179054A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Kobe Steel Ltd Al基合金スパッタリングターゲット
JP2012012673A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology スカンジウムアルミニウム窒化物膜の製造方法
JP5817673B2 (ja) * 2011-11-18 2015-11-18 株式会社村田製作所 圧電薄膜共振子及び圧電薄膜の製造方法
US20160064645A1 (en) * 2013-05-31 2016-03-03 Denso Corporation Piezoelectric thin film and method for producing the same
JP2015096647A (ja) * 2013-10-08 2015-05-21 株式会社フルヤ金属 アルミニウムと希土類元素との合金ターゲット及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN109312449A (zh) 2019-02-05
US11236416B2 (en) 2022-02-01
US20190161851A1 (en) 2019-05-30
WO2017213185A1 (ja) 2017-12-14
EP3467142A4 (en) 2019-12-11
SG11201810964UA (en) 2019-01-30
CN109312449B (zh) 2022-04-12
JP6869237B2 (ja) 2021-05-12
EP3467142A1 (en) 2019-04-10
EP3467142B1 (en) 2022-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6869237B2 (ja) スパッタリングターゲット及び、その製造方法
JP6461543B2 (ja) アルミニウムと希土類元素との合金ターゲット及びその製造方法
JP6483803B2 (ja) 磁性材スパッタリングターゲット及びその製造方法
JP2009074127A (ja) 焼結スパッタリングターゲット材およびその製造方法
JP7320639B2 (ja) Au膜の形成方法
KR20190095414A (ko) 텅스텐 실리사이드 타깃 및 그 제조 방법
US20130189145A1 (en) Method for producing molybdenum target
JPWO2012144407A1 (ja) 高純度Niスパッタリングターゲットおよびその製造方法
JP4619811B2 (ja) スパッタリングターゲット、高屈折率膜とその製造方法、およびそれを用いた反射防止膜とディスプレイ装置
WO2021019991A1 (ja) スパッタリングターゲット
JP2011068992A (ja) スパッタリングターゲットの製造方法
JP7203065B2 (ja) スパッタリングターゲット
JP7203064B2 (ja) スパッタリングターゲット
JP2022044768A (ja) スパッタリングターゲット
JP7096291B2 (ja) スパッタリングターゲット
JP4487223B2 (ja) Cr−W合金系スパッタリングタ−ゲット材およびその製造方法
TWI821015B (zh) 濺射靶及其製造方法
JP7072664B2 (ja) スパッタリングターゲット及びスパッタリングターゲットの製造方法
JP2021152203A (ja) スパッタリングターゲット
JP4719174B2 (ja) スパッタリングターゲットの製造方法
JP6310088B2 (ja) タングステンスパッタリングターゲット及びその製造方法
JP2021025129A (ja) スパッタリングターゲット
JP2016145384A (ja) スパッタリングターゲットの製造方法、およびスパッタリングターゲット
TW202113096A (zh) 濺鍍靶材
JP2010280992A (ja) スパッタリングターゲットの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A527

Effective date: 20181015

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210413

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6869237

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250