JPWO2015194469A1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

燃費性能と、操縦安定性能と、荷重耐久性能と、をバランス良く改善した、空気入りタイヤを提供する。総幅SWと外径ODとが、SW/OD≦0.3の関係を満たすとともに、内径IDと外径ODとが、ID/OD≧0.7の関係を満たし、タイヤ子午断面視で、第1領域R1の面積X1(mm2)と第1領域R1の内周面のペリフェリ長Y1(mm)との比X1/Y1が12以上30以下であり、第2領域R2の面積X2(mm2)と第2領域R2の内周面のペリフェリ長Y2(mm)との比X2/Y2が10以上15以下である。

Description

本発明は、燃費性能等を改善した空気入りタイヤに関する。
従来、車両の低燃費化を図った空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術は、タイヤの断面幅Wと外径Lとの比W/Lを0.25以下として、タイヤの前面投影面積(空気入りタイヤの転動方向から見たときの投影面積をいう。)を小さくすることにより、タイヤ周辺の空気抵抗を低減させた技術である。
国際公開第2011/135774号
近年では、燃費性能のみならず、操縦安定性能や荷重耐久性能についても同時に高いレベルで発揮できる空気入りタイヤの開発が要請されているところ、上記の比W/Lを制御するだけでは、これらの性能を全てバランス良く発揮できるか不明である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、特に、燃費性能と、操縦安定性能と、荷重耐久性能と、をバランス良く改善した、空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、一対のビード部から一対のサイドウォール部を介してトレッド部にトロイダル状に架け渡されたカーカス層を有し、総幅SWと外径ODとが、SW/OD≦0.3の関係を満たすとともに、内径IDと外径ODとが、ID/OD≧0.7の関係を満たす。タイヤ子午断面視で、タイヤ赤道面を挟むタイヤ幅方向各側で、ショルダー円弧の延長線とサイド円弧の延長線との交点を通り、タイヤ内周面に垂直な一対の第1境界線と、リムチェックラインを通りタイヤ内周面に垂直な一対の第2境界線とを仮想し、上記第1境界線と上記第2境界線との間の領域をそれぞれ第1領域とするとともに、上記第2境界線よりもタイヤ径方向内側の領域をそれぞれ第2領域とする。上記第1領域の面積X1(mm2)と上記第1領域の内周面のペリフェリ長Y1(mm)との比X1/Y1が12以上30以下である。上記第2領域の面積X2(mm2)と上記第2領域の内周面のペリフェリ長Y2(mm)との比X2/Y2が10以上15以下である。
本発明に係る空気入りタイヤでは、総幅SWと外径ODとの関係、内径IDと外径ODとの関係、及びタイヤ子午断面視での所定領域の形状について、限定を加えている。その結果、本発明に係る空気入りタイヤによれば、特に、燃費性能と、操縦安定性能と、荷重耐久性能と、をバランス良く改善することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤのタイヤ子午断面図である。 図2は、図1に示す空気入りタイヤのタイヤ幅方向一方側を拡大して示すタイヤ子午断面図である。
以下に、本発明に係る空気入りタイヤの実施の形態(以下に示す、基本形態及び付加的形態1から8)を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態は、本発明を限定するものではない。また、上記実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記実施の形態に含まれる各種形態は、当業者が自明の範囲内で任意に組み合わせることができる。
[基本形態]
以下に、本発明に係る空気入りタイヤについて、その基本形態を説明する。以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤの回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、タイヤ幅方向とは、上記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)に向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)から離れる側をいう。なお、タイヤ赤道面CL(タイヤ赤道線)とは、空気入りタイヤの回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤのタイヤ幅の中心を通る平面(線)である。
また、本実施の形態において言及される諸規定(例えば、リムサイズ、規定空気圧、負荷荷重)は、国際標準化機構で策定された国際規格(ISO)の規定に準拠した規定とする。ただし、ISOに規定がない場合は日本工業規格(JIS)の規定に準拠した規定とする。また、ISOに規定があっても、ISOの規定範囲以外にJISの規定範囲が存在する場合には、ISOの規定とJISの規定とのいずれかに準拠した規定とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの、トレッド部からビード部に至る領域を示すタイヤ子午断面図である。即ち、同図に示す空気入りタイヤ1は、トレッド部Aを中心に、一対の、ショルダー部B、B、サイドウォール部C、C及びビード部D、Dが連続的に形成されている。そして、トレッド部Aからビード部D、Dまでがそれぞれタイヤ周方向に連続的に延在し、空気入りタイヤ全体としてトロイダル状をなしている。
図1に示す例では、空気入りタイヤ1の構成要素として、ビードコア12、ビードフィラー14、カーカス層16、ベルト層18、トレッドゴム20、一対のサイドウォールゴム22、22及びインナーライナー24が配設されている。
ビードコア12は、例えば、ビードワイヤをタイヤ周方向に円環状に巻回した構造を有し、そのタイヤ径方向外側に位置するビードフィラー14は、優れた操縦安定性能等を実現するために、他のゴム材料よりも硬質なゴム材料から構成されている。
カーカス層16は、タイヤ幅方向両側のビードコア12、12間に、各部D、C、B、A、B、C、Dを介して架け渡され、タイヤの骨格を形成する部材である。なお、図1に示すカーカス層16は、一枚のカーカスから構成されているが、本実施の形態はこれに限られず、カーカス層16は複数枚のカーカスから構成されていてもよい。なお、本実施の形態における、カーカスコードの繊度は1400dtex/2以上2000dtex/2以下とすることができ、1440dtex/2以上1860dtex/2以下とすることが好ましい。また、カーカスコードのタイヤ幅方向50mm当たりの打ち込み本数は、40本以上50本以下とすることができる。
ベルト層18は、カーカス層16のタイヤ径方向外側に位置し、カーカス層16を強く締め付け、トレッド部Aの剛性を高める部材である。ベルト層18は、タイヤ径方向内側から外側に向けて順に形成された複数枚の、図1に示す例では2枚のベルト18a、18bから構成されている。ベルト18a、18bは、ベルトコードが互いに交差する構造を有する。
トレッドゴム20は、トレッド部Aにおいて、主に、カーカス層16及びベルト層18の摩耗や外傷を防止するタイヤの外皮部材である。
サイドウォールゴム22は、トレッドゴム20のタイヤ幅方向外側に位置し、ショルダー部Bからサイドウォール部Cにかけての領域において、カーカス層16のタイヤ径方向外側又はタイヤ幅方向外側に位置するタイヤの外皮部材である。サイドウォールゴム22は、タイヤ走行時に繰り返しの屈曲変形に耐え、カーカス層16を外力から保護し、その外傷を防止する。
インナーライナー24は、タイヤ内周面に位置し、カーカス層16を覆う帯状のゴムシート部材であり、カーカス層16の露出による酸化を防止するとともに、タイヤに充填された空気の洩れを防止する部材である。
本実施の形態において、上述した各構成要素12、14、16、18、20、22、24を備える空気入りタイヤ1は、車両装着方向が指定されていても、指定されていなくてもよい。
また、空気入りタイヤ1には、図1に示すトレッド部Aの表面(トレッド表面)に、主溝が設けられている。ここで、主溝とは、溝幅が3mm以上であって、溝深さが2.5mm以上の溝をいう。また、上記主溝には、トレッド表面に形成される様々なトレッドパターンを規定する、いかなる方向に延在する主溝も含まれる。即ち、上記主溝は、タイヤ周方向に延在する主溝(以下、「周方向主溝」と称する場合がある)であってもよいし、或いは、タイヤ周方向に対して傾斜する主溝(タイヤ幅方向に延在する主溝を含み、以下、「傾斜主溝」と称する場合がある)であってもよい。また、上記主溝が傾斜主溝である場合には、その少なくとも一端が周方向主溝に連通している主溝は勿論、連通していない主溝も含まれる。なお、図1には、これらの主溝として、4本の主溝26a、26b、26c、26dが示されている。
以上のような前提の下、本実施の形態においては、総幅SW、外径OD、内径IDが、以下のように定義される。
即ち、総幅SW(図1参照)とは、空気入りタイヤ1をリム組みし、規定空気圧を充填した無負荷状態における、タイヤ幅方向最大寸法であり、サイドウォール部Cの外側面上に形成されたデザイン部分を含む寸法である。外径OD(図1参照)とは、空気入りタイヤ1をリム組みした状態における、タイヤ径方向最大寸法である。内径ID(図1参照)とは、通常リム径として認識される寸法から、リムの厚みを除いた寸法をいう。なお、本実施の形態においては、総幅SW、外径OD及び内径IDの単位は、いずれも、mmである。
これらの定義に基づいて、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1においては、総幅SWと外径ODとが、SW/OD≦0.3の関係を満たすとともに、内径IDと外径ODとが、ID/OD≧0.7の関係を満たす。
次に、本実施の形態においては、図1に示すように、タイヤ子午断面視で、タイヤ赤道面CLを挟むタイヤ幅方向各側で、ショルダー円弧a1の延長線とサイド円弧a2の延長線との交点を通り、タイヤ内周面に垂直な一対の第1境界線b1と、リムチェックラインLを通りタイヤ内周面に垂直な一対の第2境界線b2とを仮想し、第1境界線b1と第2境界線b2との間の領域をそれぞれ第1領域R1とするとともに、第2境界線b2よりもタイヤ径方向内側の領域をそれぞれ第2領域R2とする。
ここで、ショルダー円弧a1とは、トレッド部Aのタイヤ幅方向の最も外側に位置する陸部の踏面の輪郭を規定する円弧を意味し、サイド円弧a2とは、トレッド部Aのタイヤ幅方向の最も外側に位置する陸部の側壁面の輪郭を規定する円弧を意味する。
また、本実施の形態では、図示しないが、基本的に、ショルダー円弧a1とサイド円弧a2との間に他の円弧が介在するタイプのタイヤ外周のプロファイルラインを想定している。しかしながら、本実施の形態は、例外的に、上記他の円弧が存在しない場合も含み、その場合は、ショルダー円弧a1とサイド円弧a2とが接することとなる。このため、上記他の円弧が存在しない場合は、上述したショルダー円弧a1の延長線とサイド円弧a2の延長線との交点は、ショルダー円弧a1とサイド円弧a2との交点に置き換えるものとする。
これらの定義に基づいて、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1においては、第1領域R1の面積X1(mm2)と第1領域R1の内周面のペリフェリ長Y1(mm)との比X1/Y1が12以上30以下である。
また、第2領域R2の面積X2(mm2)と第2領域R2の内周面のペリフェリ長Y2(mm)との比X2/Y2が10以上15以下である。
(作用等)
本実施の形態においては、総幅SWと外径ODとの比SW/ODを0.3以下としている。これにより、外径ODに対して総幅SWを十分に狭くして、タイヤの前面投影面積を小さくすることができ、その結果、タイヤの空気抵抗を低減して、燃費性能を向上させることができる。
しかしながら、通常、外径ODに対して総幅SWを狭くした場合には、接地面のタイヤ幅方向寸法が小さくなるため、コーナリングパワーが十分に得られず、優れた操縦安定性能を実現することが容易ではない。そこで、本実施の形態においては、内径IDと外径ODとの比ID/ODを0.7以上とし、断面高さを小さくしている。これにより、車両の旋回時にコーナリングフォースを十分に発生させることができ、ひいては優れた操縦安定性能を発揮することができる。
次に、本実施の形態においては、上記のとおり、特定領域(第1領域及び第2領域)の面積(X1、X2)とそれらの内周面のペリフェリ長(Y1、Y2)との比(X1/Y1、X2/Y2)とを制御している。特定領域の面積とその内周面のペリフェリ長との比、即ち、特定領域の面積をその内周面のペリフェリ長で除した値は、その領域の延在方向(長手方向)に垂直な方向に沿って測定した幅の平均値(平均幅)を示す値である。そして、この値は、タイヤ転動時の特定領域の変形方向における剛性や、撓み難さを表す指標として位置付けることができる。
通常、内径IDと外径ODとの比ID/ODを大きくした場合には、タイヤ転動時に撓むことが可能なサイド領域が十分に確保できなくなり、優れた荷重耐久性能を実現することが容易ではない。
しかしながら、本実施の形態においては、第1領域(第2領域)について、比X1/Y1(比X2/Y2)を12以上(10以上)とすることで、タイヤ転動時の第1領域(第2領域)の変形方向における剛性を十分に確保して、優れた操縦安定性能を発揮することができる。また、第1領域(第2領域)について、比X1/Y1(比X2/Y2)を12以上(10以上)とすることで、タイヤ転動時の所定領域の撓みを抑制して、優れた荷重耐久性能を発揮することができる。
一方、第1領域(第2領域)について、比X1/Y1(比X2/Y2)を30以下(15以下)とすることで、上記平均幅を過度に大きくすることなく、タイヤ重量の増大を抑え、ひいては、優れた燃費性能を発揮することができる。
なお、上記比X1/Y1(比X2/Y2)を14(11)以上28(14)以下とした場合には、上記効果を、それぞれ、より高いレベルで発揮することができる。
以上に示すように、本実施の形態に係る空気入りタイヤによれば、総幅SWと外径ODとの関係、内径IDと外径ODとの関係、及びタイヤ子午断面視での所定領域の形状を適宜制御することにより、特に、燃費性能と、操縦安定性能と、荷重耐久性能と、をバランス良く改善することができる。
なお、以上に示す、本実施の形態の空気入りタイヤは、通常の各製造工程、即ち、タイヤ材料の混合工程、タイヤ材料の加工工程、グリーンタイヤの成型工程、加硫工程及び加硫後の検査工程等を経て得られるものである。本実施の形態の空気入りタイヤを製造する場合には、加硫後の検査工程を経て完成したタイヤにて、リム組み状態で規定空気圧を付与した際に、上述した総幅SWと外径ODとの関係、内径IDと外径ODとの関係、及びタイヤ子午断面視での所定領域の形状を実現するように、グリーンタイヤの成型及び加硫を行う。
[付加的形態]
次に、本発明に係る空気入りタイヤの上記基本形態に対して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1から8を説明する。
(付加的形態1)
基本形態においては、図1に示す一対の第1境界線b1、b1間の領域を第3領域R3とした場合に、第3領域R3の面積X3(mm2)と第3領域の内周面のペリフェリ長Y3(mm)との比X3/Y3が11以上15以下であること(付加的形態1)が好ましい。
ここで、第3領域R3の面積X3(mm2)をその内周面のペリフェリ長Y3(mm)で除した値は、第3領域R3の延在する方向(タイヤ幅方向)に垂直な方向に沿って測定した幅の平均値(平均幅)を示す値である。そして、この値は、タイヤ転動時の第3領域R3の変形方向における剛性や、トレッド部Aに配設可能な溝の最大深さを決定する指標として位置付けることができる。
このような見解の下、比X3/Y3を11以上とすることで、トレッド部Aに配設する溝の深さを十分に確保することができ、ひいては排水性能を高めることができる。また、比X3/Y3を15以下とすることで、トレッド部の厚みを過度に大きくすることなく、タイヤ重量、ひいては転がり抵抗を抑制して、燃費性能をさらに改善することができる。さらに、比X3/Y3を15以下とすることで、トレッド部の厚みを抑えて、車両旋回時における陸部の倒れ込みを抑制できることから、操縦安定性能をさらに改善することができる。
なお、上記比X3/Y3を12以上14以下とした場合には、上記効果を、それぞれ、より高いレベルで発揮することができる。
(付加的形態2)
基本形態及び基本形態に付加的形態1を組み合わせた形態においては、上記比X1/Y1が上記比X2/Y2よりも大きいこと(付加的形態2)が好ましい。
上記比X1/Y1を上記比X2/Y2よりも大きくすることで、タイヤ転動時の撓み量が比較的大きな第1領域の平均幅をより大きくすることができる。これにより、サイドウォール部Cの撓みを抑制することができ、ひいては荷重耐久性能をさらに高めることができる。
(付加的形態3)
図2は、図1に示す空気入りタイヤのタイヤ幅方向一方側を拡大して示すタイヤ子午断面図である。基本形態及び基本形態に付加的形態1又は付加的形態2を組み合わせた形態においては、図2に示すように、タイヤ子午断面視でタイヤ外周面のプロファイルラインとタイヤ赤道面CLとの交点をトレッド頂点Tとして、タイヤ径方向位置がトレッド頂点Tからタイヤ断面高さSHの0.25倍の距離にあるタイヤ外周面上の位置を通り、タイヤ内周面に直交する一対の第3境界線b3を仮想し、第2境界線b2と第3境界線b3との間の領域をそれぞれ第4領域R4とした場合に、第1領域R1におけるタイヤ最大厚さ位置が、第4領域R4に存在すること(付加的形態3)が好ましい。
ここで、第4領域R4とは、第1境界線b1と第2境界線b2との間の領域として規定されている第1領域R1の中で、タイヤ径方向内側に位置する一部分をいう。また、タイヤ断面高さSHとは、タイヤ外径ODからタイヤ内径IDを引いて得た値を2で除した寸法である。さらに、タイヤ最大厚さとは、第1領域R1内においてタイヤ内周面に直交した態様で描くことができる線分のうち、最も長い線分の寸法をいう。
第1領域R1におけるタイヤ最大厚さ位置を、第4領域R4に存在させることで、第1領域R1の中でも特にタイヤ転動時に撓み量が多い第4領域R4の厚さを大きくし、荷重耐久性能をさらに高めることができる。
(付加的形態4)
基本形態及び基本形態に付加的形態1から付加的形態3の少なくとも1つを組み合わせた形態においては、図2に示すように、タイヤ子午断面視でタイヤ外周面のプロファイルラインとタイヤ赤道面CLとの交点をトレッド頂点Tとして、タイヤ径方向位置がトレッド頂点Tからタイヤ断面高さの0.5倍の距離にあるタイヤ外周面上の位置を通り、タイヤ内周面に直交する一対の第4境界線b4を仮想し、第1境界線b1と第4境界線b4との間の領域をそれぞれ第5領域R5とした場合に、第5領域R5におけるタイヤ厚さの変化量は2mm以下であること(付加的形態4)が好ましい。
ここで、第5領域R5とは、第1境界線b1と第2境界線b2との間の領域として規定されている第1領域R1の中で、タイヤ径方向外側に位置する一部分をいう。
第5領域R5におけるタイヤ厚さの変化量を2mm以下として、第5領域R5におけるタイヤ厚さの変動を過度に大きくすることなく、特にタイヤ転動時に第5領域R5の一部が局所的に歪むことを抑制し、ひいては荷重耐久性能をさらに高めることができる。
なお、第5領域R5におけるタイヤ厚さの変化量を1mm以下とした場合には、上記効果をより高いレベルで発揮することができる。
(付加的形態5)
基本形態及び基本形態に付加的形態1から付加的形態4の少なくとも1つを組み合わせた形態においては、図1、2に示すように、タイヤ子午断面視で、カーカス層16のタイヤ幅方向内側に三日月状のサイド補強ゴム28が配設されていてもよい(付加的形態5)。ここで、サイド補強ゴム28とは、サイドウォールゴム22と比較して硬度が高いゴムであり、通常ランフラットタイヤにおいて用いられるゴムである。
カーカス層16のタイヤ幅方向内側に三日月状のサイド補強ゴム28を配設した場合には、タイヤ転動時におけるショルダー部B及びサイドウォール部Cの変形をより小さくすることができ、ひいては荷重耐久性能をさらに改善することができる。なお、図1、2に示すサイド補強ゴム28を配設した場合には、タイヤがパンクして空気圧が100kPa以下になった場合であっても、サイド補強ゴム28がタイヤの撓みを抑制し、一定速度で一定距離の走行が可能である。
(付加的形態6)
基本形態に少なくとも付加的形態5を組み合わせた形態においては、上記サイド補強ゴムの60℃での損失正接(tanδ)が、0.01以上0.1以下であること(付加的形態6)が好ましい。本発明において、損失正接(tanδ)は、JIS−K6394に準拠して、粘弾性スペクトロメーター(東洋精機製作所製)を用い、周波数20Hz、初期歪み10%、動歪み±2%、温度60℃の条件にて測定されるものである。
一般に、損失正接(tanδ)は、いわゆる損失弾性率と合わせてエネルギー損失の指標となるところ、本実施の形態では、上記サイド補強ゴムの60℃での損失正接(tanδ)を0.1以下とすることで、ショルダー部Bからサイドウォール部Cにかけての領域において、タイヤ転動時の発熱を抑制することができる。その結果、転がり抵抗をより小さくして燃費性能をさらに改善することができるとともに、上記発熱に起因した摩耗を抑制して荷重耐久性能をさらに改善することができる。
(付加的形態7)
基本形態に少なくとも付加的形態5を組み合わせた形態においては、上記サイド補強ゴムの20℃でのJIS−A硬度は60以上80以下であること(付加的形態7)が好ましい。本発明において、JIS硬度は、JIS K−6253に準拠して、Aタイプのデュロメータを用いて温度20℃の条件にて測定されるデュロメータ硬さである。
上記補強ゴムの20℃でのJIS−A硬度を60以上とすることで、ショルダー部Bからサイドウォール部Cにかけての領域において剛性を高め、タイヤ転動時の変形を抑制することができる。その結果、上記剛性の向上に起因して摩耗を抑制し、荷重耐久性能をさらに改善することができる。
また、上記補強ゴムの20℃でのJIS−A硬度を80以下とすることで、ショルダー部Bからサイドウォール部Cにかけての領域において剛性を過度に高めることなく、ひいては乗心地性能を高めることができる。
(付加的形態8)
図1に示すように、タイヤ幅方向両側における第1境界線b1とタイヤ外周面のプロファイルラインとの交点を基準点P1、P2として、2つの基準点P1、P2間のタイヤ外周面のプロファイルラインに沿った長さをトレッド展開幅TDWとする。また、図1に示すように、タイヤ外周面のプロファイルラインとタイヤ赤道面CLとの交点P3をトレッド頂点P3として、基準点P1(P2)とトレッド頂点P3とを結んだ線分が、タイヤ幅方向に対してなす角度をθとする。
このような前提の下、基本形態又は基本形態に少なくとも付加的形態1を組み合わせた形態においては、トレッド展開幅TDWと総幅SWとの比TDW/SWが0.8以上1未満であり、かつ、角度θが1°以上5°以下であること(付加的形態8)が好ましい。なお、図1に示す角度θの大きさは、当該角度θの取り方を明確にするために実寸法と比較して誇張して示された大きさであり、本実施の形態における大きさを想定したものではない。
比TDW/SWを0.8以上とすることで、接地幅を十分に確保して、コーナリングフォースの発生を容易にし、ひいては操縦安定性能をさらに改善することができる。また、比TDW/SWを1未満とすることで、転がり抵抗の低減効果を十分に実現し、燃費性能をさらに改善することができる。
次に、角度θを1°以上とすることで、図1に示すトレッド部Aのタイヤ幅方向外側領域の接地圧を過度に高めることなく、操縦安定性能をさらに改善することができる。また、角度θを5°以下とすることで、トレッド部Aのタイヤ幅方向中央領域の接地圧を過度に高めることなく、操縦安定性能をさらに改善することができる。
なお、比TDW/SWを0.86以上0.98以下とした場合、及び、角度θを2°以上4°以下とした場合には、上記効果をそれぞれさらに高いレベルで発揮することができる。
タイヤサイズを155/55R20とし、図1に示す各構成要素(サイド補強ゴム28は除く)を有し、表1−1、表1−2又は表1−3に示す諸条件(総幅SW、外径OD、内径ID、第1領域R1の面積X1と内周面のペリフェリ長Y1との比X1/Y1、第2領域R2の面積X2と内周面のペリフェリ長Y2との比X2/Y2、第3領域R3の面積X3と内周面のペリフェリ長Y3との比X3/Y3、第1領域R1におけるタイヤ最大厚さ位置、第5領域R5におけるタイヤ厚さの変化量、サイド補強ゴム22の有無、サイド補強ゴムの60℃での損失正接(tanδ)、サイド補強ゴムの20℃でのJIS−A硬度、トレッド展開幅TDWと総幅SWとの比TDW/SW、及び角度θ)を満たす比較例1〜2及び実施例1〜11の空気入りタイヤを作製した。
これに対し、タイヤサイズを205/55R16とし、図1に示す各構成要素(サイド補強ゴム28は除く)を有し、表1−1に示す諸条件を満たす、従来例の空気入りタイヤを作製した。
このように作製した、従来例、比較例1〜2及び実施例1〜11の各試験タイヤについて、燃費性能と、操縦安定性能と、荷重耐久性能とについての評価を行った。それらの結果を表1−1、表1−2及び表1−3に併記する。
(燃費性能)
各試験タイヤをリム組みして、排気量1800ccの前輪駆動車に装着し、1周2kmのテストコースを時速100km/hで50周走行し、燃料消費率を算出した。そして、従来例の燃料消費率を基準(100)とした場合の、各実施例における燃費改善率を算出した。この評価は、数値が大きいほど燃費性能が高いことを示す。
(操縦安定性能)
各試験タイヤをリム組みして、排気量1800ccの前輪駆動車に装着し、1周2kmのテストコースをレーンチェンジしながら3周走行した際の、ドライバー3名による官能性評価を実施し、評価値の平均値を算出した。そして、この算出結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きいほど操縦安定性能が高いことを示す。
(荷重耐久性能)
ドラム径1707mmのドラム試験機を用い、JlS D−4230に規定されている荷重耐久性能試験を実施した。当該試験は、5時間毎に最大負荷能力の20%ずつ荷重を増加させて、タイヤが破壊した時点の走行距離を測定した。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準とした耐久改善率算出し、従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きい荷重耐久性能が高いことを示す。
これらの試験結果を、表1−1、表1−2及び表1−3に併記する。
Figure 2015194469
Figure 2015194469
Figure 2015194469
表1−1、表1−2及び表1−3によれば、本発明の技術的範囲に属する(総幅SWと外径ODとの関係、内径IDと外径ODとの関係、及びタイヤ子午断面視での所定領域の形状について所定の条件を満たす)実施例1〜11の空気入りタイヤについては、いずれも、本発明の技術的範囲に属さない、従来例の空気入りタイヤよりも、燃費性能と、操縦安定性能と、荷重耐久性能と、がバランス良く改善されていることが判る。
一方、比較例1のタイヤは、従来例と同じく比X1/Y1,比X2/Y2,比X3/Y3を設定した空気入りタイヤにおいて、タイヤサイズを155/55R20としたため、燃費性能が改善されるものの、操縦安定性能と荷重耐久性能が低下していた。比較例2のタイヤは、従来例より比X1/Y1を大きくしたのみでは荷重耐久性能の改善効果が不十分であった。
1 空気入りタイヤ
12 ビードコア
14 ビードフィラー
16 カーカス層
18 ベルト層
18a、18b ベルト
20 トレッドゴム
22 サイドウォールゴム
24 インナーライナー
26a、26b、26c、26d 主溝
28 サイド補強ゴム
A トレッド部
B ショルダー部
C サイドウォール部
CL タイヤ赤道面
D ビード部
ID 内径
OD 外径
P1、P2 基準点
P3 トレッド頂点
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
R4 第4領域
R5 第5領域
SW 総幅
TDW トレッド展開幅
Y1 第1領域の内周面のペリフェリ長
Y2 第2領域の内周面のペリフェリ長
Y3 第3領域の内周面のペリフェリ長
a1 ショルダー円弧
a2 サイド円弧
b1 第1境界線
b2 第2境界線
b3 第3境界線
b4 第4境界線
θ 角度

Claims (9)

  1. 一対のビード部から一対のサイドウォール部を介してトレッド部にトロイダル状に架け渡されたカーカス層を有する空気入りタイヤにおいて、
    総幅SWと外径ODとが、SW/OD≦0.3の関係を満たすとともに、内径IDと外径ODとが、ID/OD≧0.7の関係を満たし、
    タイヤ子午断面視で、
    タイヤ赤道面を挟むタイヤ幅方向各側で、ショルダー円弧の延長線とサイド円弧の延長線との交点を通り、タイヤ内周面に垂直な一対の第1境界線と、リムチェックラインを通りタイヤ内周面に垂直な一対の第2境界線とを仮想し、前記第1境界線と前記第2境界線との間の領域をそれぞれ第1領域とするとともに、前記第2境界線よりもタイヤ径方向内側の領域をそれぞれ第2領域とした場合に、
    前記第1領域の面積X1(mm2)と前記第1領域の内周面のペリフェリ長Y1(mm)との比X1/Y1が12以上30以下であり、
    前記第2領域の面積X2(mm2)と前記第2領域の内周面のペリフェリ長Y2(mm2)との比X2/Y2が10以上15以下である、
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記一対の第1境界線間の領域を第3領域とした場合に、前記第3領域の面積X3(mm2)と第3領域の内周面のペリフェリ長Y3(mm)との比X3/Y3が11以上15以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記比X1/Y1が前記比X2/Y2よりも大きい、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ子午断面視でタイヤ外周面のプロファイルラインとタイヤ赤道面との交点をトレッド頂点として、タイヤ径方向位置が前記トレッド頂点からタイヤ断面高さの0.25倍の距離にあるタイヤ外周面上の位置を通り、タイヤ内周面に直交する一対の第3境界線を仮想し、前記第2境界線と前記第3境界線との間の領域をそれぞれ第4領域とした場合に 前記第1領域におけるタイヤ最大厚さ位置が、前記第4領域に存在する、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤ子午断面視でタイヤ外周面のプロファイルラインとタイヤ赤道面との交点をトレッド頂点として、タイヤ径方向位置が前記トレッド頂点からタイヤ断面高さの0.5倍の距離にあるタイヤ外周面上の位置を通り、タイヤ内周面に直交する一対の第4境界線を仮想し、前記第1境界線と前記第4境界線との間の領域をそれぞれ第5領域とした場合に、 前記第5領域におけるタイヤ厚さの変化量は2mm以下である、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. タイヤ子午断面視で、前記カーカス層のタイヤ幅方向内側に三日月状のサイド補強ゴムが配設されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記サイド補強ゴムの60℃での損失正接(tanδ)が、0.01以上0.1以下である、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記サイド補強ゴムの20℃でのJIS−A硬度は60以上80以下である、請求項6又は7に記載の空気入りタイヤ。
  9. タイヤ幅方向両側における前記第1境界線とタイヤ外周面のプロファイルラインとの交点を基準点として、2つの前記基準点間の前記プロファイルラインに沿った長さをトレッド展開幅TDWとし、
    前記プロファイルラインとタイヤ赤道面との交点をトレッド頂点として、前記基準点と前記トレッド頂点とを結んだ線分が、タイヤ幅方向に対してなす角度をθとした場合に、 トレッド展開幅TDWと総幅SWとの比(TDW/SW)が0.8以上1未満であり、かつ、前記角度θが1°以上5°以下である、請求項1から8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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