JPWO2015178174A1 - 釣り糸ガイド、釣り糸ガイドの製造方法及び釣り糸ガイドを備える釣り竿 - Google Patents

釣り糸ガイド、釣り糸ガイドの製造方法及び釣り糸ガイドを備える釣り竿 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015178174A1
JPWO2015178174A1 JP2015554387A JP2015554387A JPWO2015178174A1 JP WO2015178174 A1 JPWO2015178174 A1 JP WO2015178174A1 JP 2015554387 A JP2015554387 A JP 2015554387A JP 2015554387 A JP2015554387 A JP 2015554387A JP WO2015178174 A1 JPWO2015178174 A1 JP WO2015178174A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting foot
fishing line
line guide
support leg
reinforcing groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015554387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5919448B1 (ja
Inventor
一仁 大村
一仁 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Industrial Co Ltd
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5919448B1 publication Critical patent/JP5919448B1/ja
Publication of JPWO2015178174A1 publication Critical patent/JPWO2015178174A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K87/00Fishing rods
    • A01K87/04Fishing-line guides on rods, e.g. tips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K17/00Making sport articles, e.g. skates

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fishing Rods (AREA)

Abstract

この釣り糸ガイドは厚さが薄く長さが短いながら強度の高い取付足を有する釣り糸ガイドを提供する。この釣り糸ガイド(200)は、リング保持部(220)から延びる少なくとも1つの支脚(230)と、支脚(230)の末端に位置し釣り竿に取り付けられる取付足(240)と、取付足(240)に形成された補強溝(250)を有する。取付足(250)は、釣り竿の一部と接触する下面と、厚さ方向において上記下面の反対側に位置する上面(242)と、支脚(230)の末端と連結する一端(243)と、長手方向において一端(243)の反対側に位置する他端(244)を有する。補強溝(250)は取付足(240)の下面において一端(243)から他端(244)に向かって取付足(240)の長手方向に沿って延びる。支脚(230)の一部と取付足(240)は金属材料からなる。

Description

本発明は釣り竿に取り付けられて釣り糸を案内する釣り糸ガイド及びその製造方法に関するものである。また、本発明は釣り糸ガイドを備える釣り竿に関するものである。
リールから放出される釣り糸またはリールに巻き戻される釣り糸を釣り竿に沿って案内するために釣り糸ガイドが釣り竿に取り付けられる。釣り糸ガイドは釣り糸が通過するガイドリングと釣り竿に取り付けられガイドリングを保持するフレームを有する。釣り糸ガイドのフレームは金属材料またはプラスチック材料から製造される。
図19は金属製のフレームを備えた従来技術の釣り糸ガイドを示す。図19に示す釣り糸ガイド20は釣り糸が通過するガイドリング21と、ガイドリング21を保持するリング保持部22と、リング保持部22から延びる支脚23と、支脚23の末端から延びて釣り竿10の一部11に取り付けられる取付足24を有する。リング保持部22、支脚23及び取付足24は金属材料から一体に形成される。釣り糸ガイド20は取付足24を覆うように巻き糸12を釣り竿の一部11に巻きつけ、巻きつけられた巻き糸12に接着剤を塗布し硬化させて接着剤コーティング13を形成して、釣り竿10に固着される。
釣り糸ガイド20は釣り糸を案内するのみならず、釣り糸にかかる張力を釣り竿10に伝達して分散させる。魚を釣り上げるときに釣り糸に張力が発生する場合、または仕掛けをキャストしたときに釣り糸がリング保持部22や支脚23に引っ掛かったり絡まった場合、釣り糸にかかる張力が誘発する負荷は支脚23と取付足24との境界付近に集中する(図19の符号LCで示した部分参照)。このような負荷が強く集中すると、取付足24が破損したり変形して、取付足24が巻き糸12から抜けてしまい釣竿10の一部11から分離し得る。
特開2000−253778号公報
仕掛けをキャストしたり魚を釣り上げるとき、軽量の釣り竿が釣り感度に有利であり、釣り竿の軽量化のためには、軽量の釣り糸ガイドが要求される。
図19に示す金属製のフレームを備えた釣り糸ガイドを軽量化するためには、釣り糸ガイドの素材として薄い金属シートを用いること、取付足の厚さや長さを小さくすることなどが考慮できる。しかし、薄い厚さの取付足は魚を釣り上げるときの負荷集中(図19の符号LCで示した部分参照)に十分に抵抗できず破損したり変形し得る。即ち、釣り糸ガイドの軽量化のために薄い厚さの金属シートを用いることは、釣り糸ガイドが必要とする強度を十分な水準で提供できない。また、短い長さの取付足は巻き糸から抜けてしまい得る。一方、プラスチック製のフレームを備えた釣り糸ガイドは必要な強度を備えるために必然的に厚い支脚と厚い取付足を有するようになるが、これによって巻き糸が厚い取付足に稠密に巻きつき難くなって、釣竿の生産性を悪化させる。また、厚い取付足は釣り竿との段差を増加させて釣り糸の絡みを誘発し得る。
釣り糸ガイドの軽量化のためには、釣り糸ガイドの支脚や取付足の厚さを小さくし取付足の長さも短くしながらも要求される強度が満たされなければならない。しかし、従来技術の釣り糸ガイドは軽量化の達成、要求される強度の充足、巻き糸からの抜け防止という3つの要因を全て満たすことはできない。
本発明はこのような従来技術の問題点を解決するために創案されたものであって、本発明は要求される強度を有しながらも軽量な釣り糸ガイドとこれを製造する方法を提供する。
また、本発明は前述した釣り糸ガイドを備える釣り竿を提供する。
本発明の一側面は釣り竿に取り付けられて釣り糸を案内する釣り糸ガイドを提供する。例示的な釣り糸ガイドは、釣糸が通過するガイドリングを保持するリング保持部と、上記リング保持部から延びる少なくとも1つの支脚と、上記支脚の末端に位置し釣り竿に取り付けられる取付足と、上記取付足に形成された補強溝とを含む。上記取付足は、釣り竿の一部と接触する下面と、厚さ方向において上記下面の反対側に位置する上面と、上記支脚の末端と連結する一端と、長手方向において上記一端の反対側に位置する他端を有する。上記補強溝は上記取付足の下面において上記一端から上記他端の側に取付足の長手方向に沿って延びる。上記補強溝は、上記取付足の一端に位置する開放端と、上記開放端の反対側に位置し、上記取付足の他端から上記取付足の一端の側に離隔している閉鎖端とを有する。上記支脚の一部と上記取付足は金属材料からなる。
他の形態において、上記補強溝と上記取付足の上面との間の上記取付足の厚さ方向における一部は加工硬化部を含む。また、上記補強溝は上記取付足の下面を上記取付足の上面の側に押し込んで形成される。
他の形態において、上記補強溝の深さは上記取付足の下面と上面との間の厚さの20%〜80%である。また、上記補強溝の長さは、上記一端と他端との間の長さの10%〜90%である。また、上記補強溝の幅は上記取付足の最大幅の20%〜80%である。
他の形態において、上記釣り糸ガイドは、上記支脚の表面に形成され上記補強溝から延びる支脚補強溝をさらに含む。
本発明の他の側面は、釣り糸ガイドを製造する方法に関連する。例示的には、少なくとも1つの支脚と取付足とを備える釣り糸ガイドを金属のブランクシートから製造する方法を提供する。例示的な釣り糸ガイドの製造方法によれば、上記取付足の釣り竿の一部と接触する下面に補強溝が形成される。上記補強溝は上記取付足の釣り竿の一部と接触する下面を上記取付足の厚さ方向において上記下面の反対側に位置する上面の側に押し込み加工して上記取付足の一端から上記取付足の長手方向における反対側に位置する他端の側に上記取付足の長手方向に延びるように形成される。また、末端で上記取付足の一端と連結し上記取付足に対して曲げられた上記支脚が形成される。
もう1つの例示的な釣り糸ガイドの製造方法によれば、少なくとも1つの支脚と一端で上記支脚の末端に連結し上記支脚に対して曲げられた取付足は金属シートをプレス加工して形成し、上記取付足には補強溝が形成される。上記補強溝は上記取付足の釣竿の一部と接触する下面に上記取付足の一端から上記取付足の長手方向における反対側に位置する他端の側に上記取付足の長手方向に延びるように形成され、上記取付足の下面を上記取付足の厚さ方向において上記下面の反対側に位置する上面の側に押し込み加工して形成される。
本発明の他の側面は前述した釣り糸ガイドまたは前述した釣り糸ガイドの製造方法により製造された釣り糸ガイドを備える釣り竿を提供する。
この釣り糸ガイドは、負荷が集中する取付足の部分に補強溝を有する。補強溝によって負荷が集中する取付足の部分が加工硬化して、取付足は塑性変形に強い。従って、この釣り糸ガイドは強度が向上した取付足を備える。補強溝により取付足の強度が増すので、釣り糸ガイドの取付足はより一層薄い金属シートから製造することができ、軽量ながらも強度が高い釣り糸ガイドを実現する。補強溝によって強度が向上された取付足は薄い厚さに設計することができる。このような薄い取付足には巻き糸が容易に巻きつけられるので、釣竿の生産性を向上させることができ、さらに釣竿の外周面と取付足との間の段差が小さくなるため釣り糸の絡みを誘発しない。
また、取付足の補強溝に流入して硬化した接着剤が取付足を釣り竿に固定するアンカーとして作用するようになるので、この釣り糸ガイドは例えば仕掛けのキャスト時に釣竿ガイドに釣糸が絡まった状態で仕掛けによって釣り糸が引っ張られるときに釣り糸によって加えられる負荷によって巻き糸から分離されることが防止される。従って、この釣り糸ガイドの取付足は従来技術の取付足より短く設定することができる。短く設定された取付足は、釣り糸ガイドの軽量化を実現するのみならず、釣竿の曲げを阻害することなく、釣竿の性能を向上させることができる。
一実施の形態における釣り糸ガイドを備える実施の形態による釣り竿を示す側面図である。 図1に示す釣り竿の一部を示す斜視図である。 一実施の形態による釣り糸ガイドを示す斜視図である。 図3に示す釣り糸ガイドの正面図である。 図3に示す釣り糸ガイドの背面図であり、支脚のみを示す。 図3に示す釣り糸ガイドの側面図である。 図3に示す釣り糸ガイドの底面図である。 図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図7と類似の底面図であって、支脚に形成された補強溝を示す。 取付足が釣り竿の一部の外周面に接触しているのを示す部分断面図である。 取付足が釣り竿の一部の外周面に接触しているのを示す部分正面図である。 釣り竿の一部に固着した釣り糸ガイドを示す側面図であって、取付足と支脚の一部を断面図で示す。 図12の部分拡大図である。 一実施の形態による釣り糸ガイドを製造するためのブランクシートを概略的に示す。 支脚の一部とリング保持部がプラスティック材料で製造される釣り糸ガイドの例を示す斜視図である。 もう1つの実施の形態による釣り糸ガイドを示す斜視図である。 前方取付足の拡大斜視図である。 後方取付足の拡大斜視図である。 従来技術の釣り糸ガイドを示す側面図であって、取付足と支脚の一部を断面図で示す。
添付の図面を参照して本発明による釣り糸ガイド及びその製造方法の実施の形態とこれを備える釣り竿の実施の形態を説明する。図面において同一の参照番号は同一または対応する要素または部品を指示する。
本明細書で用いられた「前方」、「前」などの方向指示語は釣竿の先端に向かう方向を意味し、「後方」、「後」などの方向指示語は釣竿の後端に向かう方向を意味する。また、本明細書で用いられた「上方」、「上」などの方向指示語はガイドリングが嵌められるリング保持部が取付足に対して位置する方向を基準とし、「下方」、「下」などの方向指示語はその反対方向を意味する。
図1及び図2を参照して実施の形態による釣り竿を説明する。図1において、矢印Tは釣り竿の先端を指し、矢印Bは釣り竿の後端を指す。
実施の形態による釣竿100は細長い円筒形状の竿体を有する。釣り竿の竿体は1つの竿、または複数の部分竿からなる。上記竿体が複数の部分竿からなる場合、部分竿は下挿式(put in type)、上挿式(put over type)、振出式(telescopic type)などで連結される。釣り竿100はその後端付近にリール(図示せず)を取り付けるためのリールシート140を有する。また、釣竿100は竿体の一部111に取り付けられて釣り糸を案内する実施の形態による少なくとも1つの釣り糸ガイド200を備える。以下、上記「釣り竿の竿体の一部」は簡単に釣竿の一部111とし、これは竿体が1つの竿からなる場合その長手方向における一部、または竿体が複数の部分竿からなる場合部分竿のうちのいずれか1つを含む。
図2を参照すると、実施の形態による釣り糸ガイド200はその取付部を釣り竿の一部111の外周面に接触させて巻き糸120で上記取付部が位置する釣竿の一部111を稠密に巻きつけて釣り竿100に取り付けられる。巻き糸120を巻きつけた後、巻き糸120の解けを防ぎ隙間を埋めるために、巻きつけられた巻き糸120より大きい範囲に巻き糸及び取付部に接着剤を塗布して硬化させる。そうすると、巻かれた巻き糸120及び取付部の全体にわたって接着剤コーティング130が形成され釣り糸ガイド200は釣り竿100に固着される。
図3〜図18を参照して、実施の形態による釣り糸ガイドを説明する。実施の形態による釣り糸ガイドは、釣り糸が通過するガイドリングを保持するリング保持部と、上記リング保持部から延びる少なくとも1つの支脚と、上記支脚の末端に位置し釣り竿の一部に取り付けられる取付足とを備える。また、実施の形態による釣り糸ガイドは、取付足の強度を向上させるための補強溝を取付足に有する。一実施の形態による釣り糸ガイドは1つの取付足を備える。1つの取付足を備える釣り糸ガイドは取付足と連結する1つの支脚または一対の支脚を備えることができる。もう1つの実施の形態による釣り糸ガイドは釣り竿の長手方向に離隔されている2つの取付足を備える。2つの取付足を備える釣り糸ガイドは取付足のうちの1つと連結する1つの支脚または一対の支脚を備えることができる。
図3〜図13は一実施の形態による釣り糸ガイド200を示す。図3〜図13に示す釣り糸ガイド200は1つの取付足を有し、このような釣り糸ガイドは当該分野において、「シングルフット(single−foot)釣り糸ガイド」として参照される。
図3〜図13を参照すると、一実施の形態による釣り糸ガイド200は、釣り糸が通過するガイドリング210と、ガイドリング210を保持するリング保持部220とリング保持部220から延びる支脚230と、支脚230の末端に位置し釣り竿の一部111に取り付けられる取付足240を備える。ガイドリング210を除いた釣り糸ガイド200の各部分は金属シートから形成される。
この実施の形態において、ガイドリング210は円形であり、その中に釣り糸が通過する円形の開口を有する。ガイドリング210はその表面で釣り糸と接触し、セラミックのような硬質の材料からなる。リング保持部220はガイドリング210をその外周面全体にわたって保持するように円形の開口が形成されたリング状を有する。ガイドリング210はその外周面でリング保持部220の内周面に嵌合される。
支脚230はガイドリング220から延び、釣り竿100に対してガイドリング210及びリング保持部220を支持する。この実施の形態において、支脚230はリング保持部220の下端から延び、リング保持部220から釣り竿100の後端側に(図2に示す矢印Bの方向に)傾いている。また、この実施の形態において、支脚230はガイドリング210の中心を通る垂直線に対して対称な左側半部230Lと右側半部230Rからなる。左側半部230Lと右側半部230Rは円弧状に湾曲していて、それらの上部は逆三角形の開口231を介して離隔しており、それらの下部は一体になっている。また、支脚230の下部はその幅方向において折れており、左側半部230Lと右側半部230Rの下部で横断面を取るとき、支脚230はV字型の横断面形状を有する。
釣り糸ガイド200は支脚200の末端に釣り竿の一部111への取付のための取付足240を備える。取付足240は薄く平たい形状を有する。釣り糸ガイド200を側面から見るとき、取付足240は釣り竿の一部111の外周面と接触するようになる下面241と、取付足240の厚さ方向(例えば、図3に示す矢印TDの方向)において下面241の反対側に位置する上面242とを有する。この実施の形態において、下面241は、取付足240の長手方向(例えば、図3に示す矢印LDの方向であり、釣り竿の一部111の長手方向に対応する方向)に延び若干の曲率で上方に窪んだ曲面を含む。また、釣り糸ガイド200を平面から見るとき、取付足240は一端243と取付足240の長手方向において一端243の反対側に位置する他端244とを有する。取付足240はその一端243で支脚230の末端と一体になって、支脚230の末端から延びる。この実施の形態において、取付足240と支脚230は互いにに対して鈍角に曲がっており、取付足240は鋸歯形状の側方縁を有する。
釣り糸ガイド200は強度補強のための補強溝250を備える。補強溝250は取付足240の下面241に形成されている。補強溝250は下面241内で取付足240の幅方向(例えば、図3に示す矢印WDの方向)における中央に位置し、取付足240の一端243から他端244に向かって取付足240の長手方向に沿って延びる。従って、補強溝250は取付足240の一端243に位置する開放端251と開放端251の反対側に位置する閉鎖端252を有する。
補強溝250は取付足240の下面241を上面242の方に補強溝250の形状に押し込み加工(indenting)して形成される。上記押し込み加工における押込は取付足240を構成する金属材料が加工硬化を引き起こすまで行われる。従って、図8に示すように、補強溝250の底253と取付足240の上面242との間の取付足240の厚さ方向における部分の少なくとも一部または全体は上記押し込み加工により加工硬化した加工硬化部245を含む。加工硬化部245は取付足240の他の部分より高い降伏応力(yield stress)または耐力(proof stress)を有する。加工硬化部245は取付足240の一端243から補強溝250の閉鎖端252まで補強溝250に沿って形成され得る。このように押し込み加工により形成された補強溝250によって、取付足240がその下面241で釣り竿の一部111の外周面と接触すると、補強溝250と釣り竿の一部111の外周面との間には空間が形成される。また、補強溝250の開放端251が取付足240の一端243に位置するので、補強溝250の開放端251を通じて釣り糸ガイド200を固着するための接着剤が補強溝250内部に流入し得る。補強溝250内部に流入した接着剤が硬化して、釣り糸ガイド200を釣竿の一部111に固着させる、後述する接着剤コーティング130のアンカー部を生成する。
一実施の形態において、補強溝250は取付足240の下面241と上面242との間の厚さTFの20%〜80%の深さDGを有する。また、補強溝250の長さLGは取付足240の一端243と他端244との間の長さ(即ち、取付足240の全長)LFの10%〜90%の長さを有する。したがって、補強溝250の閉鎖端252は、取付足240の他端244から一端243の側に離隔しており、取付足240の他端244と補強溝250の閉鎖端252との間の距離は、取付足240の一端243と他端244との間の長さの10%〜90%の長さとなる。また、補強溝250の幅WGは取付足240の最大幅WFの20%〜80%の幅WGを有する。取付足240の下面241は釣竿の一部111の外周面の曲率に対応する曲率で湾曲し得る。補強溝250の横断面形状の一例として、補強溝250は円弧状の横断面形状を有してもよく、この場合、円弧形状の曲率は取付足240の上記曲率よりも小さい。
補強溝250の深さDGが取付足240の厚さTFの20%より小さいか、補強溝250の長さLGが取付足240の全長LFの10%より小さいか、補強溝250の幅WGが取付足240の最大幅WFの20%より小さいと、加工硬化部245が押し込み加工によって要求される水準に生成され難く、接着剤コーティング130の上記アンカー部が要求される水準に生成され難い。補強溝250の深さDGが取付足240の厚さTFの80%より大きいか、補強溝250の幅WGが取付足240の最大幅WFの80%より大きいと、取付足250の押し込み加工時に取付足250が脆性破壊(brittle fracture)を起こす可能性がある。補強溝250の長さLGが取付足240の全長LFの90%より大きいと、取付足240に形成される取付足の他端244へ行くほど薄くなる部分が円滑に形成できない。
図9は前述した補強溝が支脚230に形成された例を示す。図9を参照すると、釣り糸ガイド200は支脚230の釣り竿先端に向かう面に支脚補強溝260を備える。支脚補強溝260は取付足240に位置した補強溝250の開放端251から支脚230の長手方向に延びる。支脚補強溝250も前述した補強溝250の形成方法と同一の方法で形成される。従って、支脚補強溝250と釣り竿の後端に面する表面との間の支脚230の厚さ方向における一部は加工硬化した部分を有する。このように支脚補強溝260が支脚230に形成される場合、押し込み加工により生成される加工硬化部が支脚230と取付足240にまたがって形成されるので、釣り糸ガイド200の強度がより一層向上する。
図10〜図13を参照して、補強溝240による釣り糸ガイド200の強度向上を説明する。図10は取付足が釣り竿の一部の外周面に接触しているのを示す縦断面図である。図10〜図13に示す取付足240は図3〜図9に示す取付足240より短い全長を有する。また、図12において、矢印F1は例えば仕掛けのキャスト時に釣竿ガイド200に釣糸が絡まった状態で仕掛けによって釣糸が引っ張られるときに釣り糸によって加えられる力を示し、矢印F2は釣竿を引っ張って魚を釣り上げるときに釣り糸によって釣り糸ガイド200に加えられる力を示す。
前述した押し込み加工によって補強溝250が取付足240の下面241に形成されるので、取付足240は補強溝250に沿って生成される加工硬化部245を有する。加工硬化部245は取付足240の一端243から補強溝250の少なくとも一部に沿ってまたは補強溝250の全長に沿って形成されている。また、加工硬化部245は取付足240の幅方向における中心に沿って取付足240の一端243から延びている。即ち、加工硬化部245はリング保持部220または支脚230に矢印F1の方向または矢印F2の方向に力が加えられるときに釣糸ガイド200における負荷が集中する所に形成されている。加工硬化部245が取付足240の他の部分より高い降伏点(yield point)を有するようになるので、取付足240は加工硬化部245が生成された部分で塑性変形を引き起こし難い。従って、取付足240の矢印F1または矢印F2方向の力が加える負荷に対する抵抗が大きくなり、取付足240の強度が補強溝250によって補強される。
また、釣り糸ガイド200を釣り竿に固着するために接着剤を取付足240に巻きつけられた巻き糸120に塗布すると、前述したように上記接着剤は補強溝250の開放端251を通じて補強溝250と釣り竿の一部111の外周面との間の空間内に流入する。補強溝250と釣り竿の一部111との間に流入した上記接着剤が硬化すると、取付足240を覆う接着剤コーティング130の内部には補強溝250と釣り竿の一部111との間で補強溝250に沿って延びるアンカー部131が生成される。即ち、補強溝250内に埋められた接着剤が硬化して生成するアンカー部131が釣り糸ガイド200の強度をより一層補強する。例えば、リング保持部220または支脚230に釣り竿の後端から先端に向けて矢印F1の力が作用するとき、補強溝250がアンカー部131に引っ掛かるようになって、取付足240が釣り竿の先端の側に(矢印Tの方向に)巻き糸120から抜けることが防止される。
前述したように取付足240の下面に補強溝250が形成され、補強溝250と上面242との間に加工硬化部245を形成することによって、取付足240はより一層薄い厚さを有しながらも所望の大きさの強度を有することができる。即ち、加工硬化部245が取付足240に集中する負荷に抵抗して塑性変形を引き起こさないので、取付足240はより一層薄い厚さとより一層短い長さを有することができる。また、接着剤コーティング130のアンカー部131が取付足240を固定するので、取付足240はより一層短い長さを有することができる。従って、より一層薄い厚さとより一層短い長さの取付足240は釣り糸ガイド200の軽量化を達成するのみならず、巻き糸120の巻きつけ作業にも有利さを提供する。
前述した補強溝250を備える釣り糸ガイド200は例えばステンレススチール、チタン、チタン合金などからなる金属シートをプレス加工して製造される。釣り糸ガイド200を製造する一例として、上記金属シートをブランキング(blanking)して、図14に示すような、釣り糸ガイド200を平面に展開させた形状からなる金属のブランクシート(blank sheet)200’を形成する。このようなブランクシート200’には、前述したリング保持部220として形成されるリング保持部220’、前述した支脚230として形成される支脚部230’、前述した取付足240として形成される取付足部240’が含まれている。ブランクシート200’に含まれる支脚部230’と取付足部240’から図3〜図13に示す支脚230と取付足240をベンディング加工(bending)により形成する。次に、取付足240の下面241に補強溝250を形成する。補強溝250は取付足240の支脚230と連結する一端243から他端244の側に取付足240の長手方向に延びるように形成する。
ここで、補強溝250を形成するのは、取付足240の下面241を上面242の側に補強溝250の形状に押し込み加工(indenting)することによって行われる。上記押し込み加工は取付足240の下面241を補強溝250と対応する形状の突起物が形成された押し込み工具でプレス機などを用いて加圧することによって行われ得る。また、前述したように、上記押し込み加工は補強溝250の底253と取付足240の上面242との間の取付足240の厚さ方向における部分が加工硬化するまで行われる。このように押込及び加工硬化を行なうことによって、取付足240の一端243から他端244の側へ延びる補強溝250と補強溝250及び上面242との間に形成される加工硬化部245とを備えた取付足240が形成される。
釣り糸ガイド200を製造するもう1つの例として、上記押し込み加工はブランクシート200’から支脚230と取付足240をベンディング加工によって形成する前に行われる。すなわち、少なくとも1つの支脚230と釣竿の一部111との取付のための取付足240を備える釣り糸ガイド200を金属のブランクシート200’から製造するにおいて、ブランクシート200’に含まれている取付足部240’の釣竿の一部111と接触する下面241’に補強溝250を形成する。この場合にも、補強溝250は前述したような条件および寸法で形成される。次に、補強溝250が形成されたブランクシート200’から、図3〜図13に示す支脚230と取付足240をベンディング加工によって形成する。
1つの取付足を有する釣り糸ガイドの他の実施の形態として、取付足240の全体及び支脚230の一部のみが上記金属のブランクシートから一体に製造され、支脚230の残りの一部及びリング保持部220はプラスチック材料で製造されてもよい。このような例の釣り糸ガイドは、支脚の上記残りの一部及びリング保持部をプラスチック材料または繊維強化プラスチック材料を用いて射出成形または積層成形して形成され得る。図15は支脚の残りの一部およびリング保持部がプラスティック材料で製造され1つの取付足を有する釣り糸ガイドの例を示す。図15に示す釣り糸ガイド200”では、金属製の取付足240”の一端にV字状の金属製の支脚フレーム232”が一体となっている。取付足240”の下面には前述した補強溝250と類似の補強溝250”が形成されている。支脚フレーム232”が前述した支脚の一部を構成する。釣り糸ガイド200”の支脚230”はその内部に支脚フレーム232”を有し、支脚フレーム232”を除いた部分はプラスティック材料で形成されている。例えば、釣り糸ガイド200”は、支脚230”とリング保持部220”の形状を有する金型内に支脚フレーム232”を配置し、プラスティック材料を金型に注入して成形することにより形成される。
図16〜図18はもう1つの実施の形態による釣り糸ガイド300を示す。図16〜図18に示す釣り糸ガイド300は2つの取付足を有し、このような釣り糸ガイドは当該分野において、「ダブルフット(double−foot)釣り糸ガイド」として参照される。
図16〜図18を参照すると、この実施の形態による釣り糸ガイド300は、釣り糸が通過するガイドリング310と、ガイドリング310を保持するリング保持部320と、リング保持部320から延びる前方支脚330F及び後方支脚330Rと、前方支脚330Fの末端に位置する前方取付足340F及び後方支脚330Rの末端に位置する後方取付足340Rを備える。ガイドリング310を除いた釣り糸ガイド300の各部分は金属シートから形成される。
釣り糸が通過するガイドリング310は前述したガイドリング210と類似して形成される。ガイドリング310はその外周面でリング状のリング保持部320の内周面に嵌合する。
前方支脚330Fはリング保持部320の下端から釣り竿の先端に向かって(図16に示す矢印Tの方向に)延びる。後方支脚330Rはリング保持部220の側方縁から釣り竿の後端に向かって(図16に示す矢印Bの方向に)延びる。この実施の形態において、後方支脚330Rは一対の後方支脚330RL,330RRを含む。釣り糸ガイド300を正面から見るとき(釣り糸ガイド300が釣り竿100に装着された状態で釣り竿100を後端から先端の側に見るとき)、左側の後方支脚330RLはリング保持部320の左側縁から延び、右側の後方支脚330RRはリング保持部320の右側縁から延びる。釣り糸ガイド300を正面から見るとき、各後方支脚330RL,330RRは円弧状に湾曲しており、その下端部で互いに近接する。
釣り糸ガイド300は釣り竿の一部111への取付のための前方取付足340Fと後方取付足340Rを備える。前方及び後方取付足340F,340Rは薄く平たい形状を有する。前方及び後方取付足340F,340Rはそれぞれ、釣り竿の一部111の外周面と接触する下面341F,341Rと、厚さ方向において下面341F,341Rの反対側に位置する上面342F,342Rを有する。この実施の形態において、下面341F,341Rは若干の曲率で上方に窪んだ曲面または平面を含む。また、前方及び後方取付足340F,340Rはそれぞれ、一端343F,343Rと長手方向において一端343F,343Rの反対側に位置する他端344F,344Rとを有する。前方取付足340Fはその一端343Fで前方支脚330Fの末端と一体になっており、前方支脚330Fの末端から鈍角に延びる。前方取付足340Fと前方支脚330Fは互いに対して鈍角に曲げられている。後方取付足340Rはその一端343Rで各後方支脚330RL,330RRの末端と一体になっており、後方支脚330RL,330RRの末端から鈍角に延びる。後方取付足340Rと後方支脚330RL,330RRは互いに対して鈍角に曲げられている。後方取付足340Rは左側の後方支脚330RLの末端から延びる左側半部340RLと、右側の後方支脚330RRの末端に延びる右側半部340RRとを有する。後方取付足340Rの各半部340RL,340RRは接しており、それらの他端部で一体になり、釣糸ガイド300を平面から見るとき、後方取付足340Rは略U字状を有する。他の例として、後方取付足340Rは後方支脚330RL,330RRの末端から延びる1つの部品からなってもよい。
前方補強溝350Fは前方取付足340Fの下面341Fに形成されて、前方取付足340Fの強度を補強する。前方補強溝350Fは前方取付足340Fの下面341Fにおいて前方取付足340Fの幅方向(図16に示す矢印WDの方向)における中央に位置する。前方補強溝350Fは前方取付足340Fの前方支脚330Fの末端に接する一端343Fから他端344Fの側に前方取付足340Fの長手方向(図16に示す矢印LDの方向)に沿って延びる。後方補強溝350Rは後方取付足340Rの下面341Rに形成されて、後方取付足340Rの強度を補強する。後方補強溝350Rは後方取付足340Rの下面341Rにおいて後方取付足340Rの幅方向における中央に(例えば、半部340RLと半部340RRの対向する部分に)位置する。後方補強溝350Rは後方支脚330Rの末端(左側及び右側後方支脚330RL,330RRの末端)に接する後方取付足340Rの一端343Rから他端344Rの側に後方取付足340Rの長手方向に沿って延びる。前方補強溝350F及び後方補強溝350Rは前述した実施の形態の補強溝250と同一の方式で形成され、前述した実施の形態の補強溝250の寸法条件と同一の寸法条件を有する。
図16において、矢印F1と矢印F2は、仕掛けのキャスト時に釣り糸ガイドに釣糸が絡まり、仕掛けによって釣糸が引っ張られる場合に、釣糸が釣り糸ガイドの中心に向かって巻き絡まるときに釣り糸ガイドに加えられる力を例示する。また、矢印F2は釣竿を引っ張って魚を釣り上げるときに釣り糸によって釣り糸ガイドに加えられる力を例示する。このような力により前方取付足340Fまたは後方取付足340Rの一端付近には負荷が強く集中する。この実施の形態の釣り糸ガイド300は前方及び後方取付足340F,340Rに前方及び後方補強溝350F,350Rをそれぞれ有する。前方補強溝350Fにより前方取付足340Fの一端付近には加工硬化部が生成され、後方補強溝350Rにより後方取付足340Rの一端付近には加工硬化部が生成される。このような加工硬化部によって、前方取付足340Fと後方取付足340Rは上記負荷に対して塑性変形し難くなって、釣り糸ガイド300の強度を向上させる。また、前述した実施の形態と関連して説明した通り、釣り糸ガイド300を釣り竿の一部111に固着するために接着剤を取付足に巻きつけられた巻き糸に塗布すると、接着剤が前方補強溝350Fと後方補強溝350R内に流入して硬化することによって、接着剤コーティング130の内部には前方補強溝350Fと釣り竿の一部111との間または後方補強溝350Rと釣り竿の一部111との間で補強溝に沿って延びるアンカー部が生成される。このように、前方補強溝350F及び後方補強溝350R内に埋められた接着剤が硬化して生成するアンカー部が釣り糸ガイド300の強度をより一層補強する。
前方補強溝350F及び後方補強溝350Rを備える釣り糸ガイド300は前述した実施の形態の釣り糸ガイド200と類似の方式で製造される。釣り糸ガイド300を製造する一例として、釣り糸ガイド300は例えばステンレススチール、チタン、チタン合金等からなる金属シートをプレス加工して形成される。上記金属シートを例えばブランキング(blanking)して釣り糸ガイド300を平面に展開させた形状からなる金属のブランクシートを形成する。次に、上記ブランクシートから図16及び図17に示す前方支脚330Fと前方取付足340Fをベンディング加工により形成し、また図16及び図18に示す後方支脚330Rと後方取付足340Rをベンディング加工により形成する。次に、前方取付足340Fの下面341Fに前方補強溝350Fを形成し、後方取付足340Rの下面341Rに後方補強溝350Rを形成する。前方補強溝350Fは前方取付足340Fの下面341Fを上面342Fの側に前方補強溝350Fと対応する形状の突起物が形成された押し込み工具でプレス機などを用いて押し込み加工することによって形成される。また、上記押し込み加工は前方補強溝350Fと前方取付足340Fの上面342Fとの間の前方取付足340Fの厚さ方向における部分が加工硬化するまで行われる。後方補強溝350Rも前方補強溝350Fと同一の方式で形成される。
釣り糸ガイド300を製造するもう1つの例によれば、上記押し込み加工は上記ブランクシートから前方支脚330F、前方取付足340F、後方支脚330Rおよび後方取付足340Rをベンディング加工によって形成する前に行われる。すなわち、上記ブランクシートに含まれている前方取付足340Fを形成するための部分と後方取付足340Rを形成するための部分にそれぞれ前方補強溝350Fと後方補強溝350Rを形成する。次に、前方および後方補強溝350R,350Fが形成された上記ブランクシートから、前方支脚330Fおよび前方取付足340Fと後方支脚330Rおよび後方取付足340Rを形成する。
2つの取付足を有する釣り糸ガイドの他の実施の形態として、前方取付足340Fの全体及び前方支脚330Fの一部のみが金属のブランクシートから一体に製造され、後方取付足340Rの全体及び後方支脚340Rの一部のみが金属のブランクシートから一体に製造されてもよい。前方支脚330Fの残りの一部、後方支脚330Rの残りの一部及びリング保持部320はプラスチック材料で製造されてもよい。このような例の釣り糸ガイドは、前方支脚の上記残りの一部、後方支脚の上記残りの一部及びリング保持部をプラスチック材料または繊維強化プラスチック材料を用いて射出成形または積層成形して形成され得る。
以上で説明した本発明は、前述した実施の形態及び添付の図面により限定されるものではない。本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で様々な置換、変形及び変更が可能であるということは本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者において明白である。
100 釣り竿、111 釣り竿の一部、120 巻き糸、130 接着剤コーティング、131 アンカー部、200,200” 釣り糸ガイド、210 ガイドリング、220,220” リング保持部、230,230” 支脚、231 開口、240,240” 取付足、241 下面、242 上面、243 一端、244 他端、245 加工硬化部、250 補強溝、251 開放端、252 閉鎖端、253 底、260 支脚補強溝、200’ ブランクシート、220’ リング保持部、230’ 支脚部、240’ 取付足部、300 釣り糸ガイド、310 ガイドリング、320 リング保持部、330F 前方支脚、330R 後方支脚、330RL 左側の後方支脚、330RR 右側の後方支脚、340F 前方取付足、340R 後方取付足、340RL 後方取付足の左側半部、340RR 後方取付足の右側半部、341F,341R 下面、342F,342R 上面、343F,343R 一端、344F,344R 他端、350F 前方補強溝、350R 後方補強溝、T 釣り竿の先端に向かう方向、B 釣り竿の後端に向かう方向、LD 取付足の長手方向、WD 取付足の幅方向、TD 取付足の厚さ方向、LF 取付足の全長、WF 取付足の最大幅、TF 取付足の最大厚さ、LG 補強溝の全長、WG 補強溝の幅、DG 補強溝の深さ。

Claims (11)

  1. 釣り糸が通過するガイドリングを保持するリング保持部と、
    前記リング保持部から延びる少なくとも1つの支脚と、
    前記支脚の末端に位置し、釣り竿の一部と接触する下面と厚さ方向において前記下面の反対側に位置する上面と前記支脚の末端と連結する一端と長手方向において前記一端の反対側に位置する他端とを有する取付足と、
    前記取付足の下面に形成され前記一端から前記他端の側に前記取付足の長手方向に沿って延びる補強溝と、を含み、
    前記補強溝は、前記取付足の一端に位置する開放端と、前記開放端の反対側に位置し前記取付足の他端から前記取付足の一端の側に離隔している閉鎖端と、を有し、
    前記支脚の一部と前記取付足は金属材料からなる、
    釣り糸ガイド。
  2. 前記補強溝と前記取付足の上面との間の前記厚さ方向における前記取付足の一部は加工硬化部を含む、
    請求項1に記載の釣り糸ガイド。
  3. 前記補強溝は前記取付足の下面を前記取付足の上面の側に押し込み加工して形成される、
    請求項2に記載の釣り糸ガイド。
  4. 前記補強溝の深さは前記取付足の下面と上面との間の厚さの20%〜80%である、
    請求項1に記載の釣り糸ガイド。
  5. 前記補強溝の長さは前記一端と他端との間の長さの10%〜90%である、
    請求項1に記載の釣り糸ガイド。
  6. 前記補強溝の幅は前記取付足の最大幅の20%〜80%である、
    請求項1に記載の釣り糸ガイド。
  7. 前記支脚の表面に形成され前記補強溝から延びる支脚補強溝をさらに含む、
    請求項1に記載の釣り糸ガイド。
  8. 請求項1〜請求項7のうちのいずれか一項の釣り糸ガイドを備える釣り竿。
  9. 少なくとも1つの支脚と取付足とを備える釣り糸ガイドを金属のブランクシートから製造する方法であって、
    前記取付足の釣竿の一部と接触する下面を前記取付足の厚さ方向において前記下面の反対側に位置する上面の側に押し込み加工して前記取付足の一端から前記取付足の長手方向における反対側に位置する他端の側に前記取付足の長手方向に延びる補強溝を形成する段階と、
    末端で前記取付足の一端と連結し前記取付足に対して曲がっている前記支脚を形成する段階と、を含む
    釣り糸ガイドの製造方法。
  10. 金属シートをプレス加工して少なくとも1つの支脚と一端で前記支脚の末端に連結し前記支脚に対して曲げられた取付足とを形成する段階と、
    前記取付足の釣り竿の一部と接触する下面を前記取付足の厚さ方向における前記下面の反対側に位置する上面の側に押し込み加工して前記取付足の一端から前記取付足の長手方向における反対側に位置する他端の側に前記取付足の長手方向に延びる補強溝を形成する段階と、を含む
    釣り糸ガイドの製造方法。
  11. 請求項9または請求項10に記載の釣り糸ガイドの製造方法によって製造された釣り糸ガイドを備える釣り竿。
JP2015554387A 2014-05-23 2015-04-28 釣り糸ガイド、釣り糸ガイドの製造方法及び釣り糸ガイドを備える釣り竿 Active JP5919448B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2014-0062138 2014-05-23
KR1020140062138A KR101524407B1 (ko) 2014-05-23 2014-05-23 낚싯줄 가이드, 낚싯줄 가이드의 제조 방법 및 낚싯줄 가이드를 구비하는 낚싯대
PCT/JP2015/062757 WO2015178174A1 (ja) 2014-05-23 2015-04-28 釣り糸ガイド、釣り糸ガイドの製造方法及び釣り糸ガイドを備える釣り竿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5919448B1 JP5919448B1 (ja) 2016-05-18
JPWO2015178174A1 true JPWO2015178174A1 (ja) 2017-04-20

Family

ID=53395840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015554387A Active JP5919448B1 (ja) 2014-05-23 2015-04-28 釣り糸ガイド、釣り糸ガイドの製造方法及び釣り糸ガイドを備える釣り竿

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10149465B2 (ja)
JP (1) JP5919448B1 (ja)
KR (1) KR101524407B1 (ja)
CN (1) CN106455532B (ja)
AU (1) AU2015262642B2 (ja)
WO (1) WO2015178174A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10349643B2 (en) * 2015-03-30 2019-07-16 Edgewater International, Inc. Elastically supported wear resistant line guide and method of manufacture
CN107925482A (zh) * 2015-08-27 2018-04-17 日本电气株式会社 均衡器、中继器和通信系统
KR101696158B1 (ko) 2016-04-01 2017-01-13 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드, 낚싯줄 가이드를 구비하는 낚싯대 및 낚싯줄 가이드용 블랭크
USD810230S1 (en) * 2016-09-10 2018-02-13 Yi-Te Lin Fishing rod line guide
KR101991201B1 (ko) * 2018-01-17 2019-06-19 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드 및 이를 구비하는 낚싯대
KR101974311B1 (ko) * 2018-01-17 2019-05-02 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드의 제조 방법, 낚싯줄 가이드 및 이를 포함하는 낚싯대
KR101986052B1 (ko) * 2018-01-17 2019-06-04 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드 및 이를 구비하는 낚싯대
KR102017143B1 (ko) * 2018-01-17 2019-09-03 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드의 제조 방법, 낚싯줄 가이드의 제조에 사용되는 사출 성형 장치 및 낚싯줄 가이드
WO2019142623A1 (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 富士工業株式会社 釣り糸ガイドの製造方法、釣り糸ガイドの製造に用いられる射出成形装置及び釣り糸ガイド
KR102599379B1 (ko) * 2018-06-28 2023-11-08 글로브라이드 가부시키가이샤 설치 부품이 설치된 로드 몸체를 갖는 낚싯대
KR102006124B1 (ko) * 2018-08-03 2019-08-01 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드 및 이를 구비하는 낚싯대
KR102046500B1 (ko) * 2018-10-08 2019-11-20 후지코교 가부시기가이샤 릴 시트 및 이를 구비하는 낚싯대
JP7272930B2 (ja) * 2019-10-28 2023-05-12 グローブライド株式会社 釣竿及び釣糸ガイド
KR102262018B1 (ko) 2020-03-10 2021-06-09 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드 및 낚싯줄 가이드를 포함하는 낚싯대
US11684114B2 (en) * 2020-10-23 2023-06-27 Tbl Licensing Llc Strain-hardened safety toe for footwear
JP2023074660A (ja) * 2021-11-18 2023-05-30 グローブライド株式会社 釣糸ガイド及び釣竿
USD1023228S1 (en) * 2024-01-25 2024-04-16 Shandong Handing International Trade Co., Ltd Fishing rod line guide

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1781569A (en) * 1929-03-05 1930-11-11 Henry Wilkes & Company Ltd Line-supporting ring for fishing rods
US2713228A (en) * 1952-02-19 1955-07-19 Marshall F Grunwald Squeegee for fishing lines and the like
ES438136A1 (es) 1974-06-05 1977-02-01 Scanovator Ab Perfeccionamientos en la fabricacion de elementos huecos pa-ra la construccion de armaduras.
US4035454A (en) * 1974-10-18 1977-07-12 Klein Gerald B Manufacture and application of rod wraps to a fishing rod
US3997997A (en) * 1975-11-26 1976-12-21 Daiwa Seiko Incorporated Line guide ring for fishing rod
US4176488A (en) * 1977-10-28 1979-12-04 Fuji Kogyo Co., Ltd. Line guide ring
US4141132A (en) * 1977-11-02 1979-02-27 Fuji Kogyo Co., Ltd. Method of manufacturing a line guide ring for fishing rods
US4428140A (en) * 1980-03-07 1984-01-31 Daiwa Seiko Inc. Guide device for fishing lines
JPS58158119A (ja) * 1982-03-17 1983-09-20 富士工業株式会社 釣用導糸環
USD280656S (en) * 1983-01-06 1985-09-17 Fuji Kogyo Co., Ltd. Line guide for fishing rod
JPS60196134A (ja) * 1984-03-19 1985-10-04 ダイワ精工株式会社 釣竿用の釣糸ガイド及びその製造法
US5417007A (en) * 1992-08-07 1995-05-23 Aftco Mfg. Co., Inc. Line guide for fishing rods, having high-strength mounting means
US5361529A (en) * 1993-05-18 1994-11-08 Lindler James M Line guide for fishing rod
JP2835904B2 (ja) * 1993-06-11 1998-12-14 富士工業株式会社 釣竿の付属具
US6154998A (en) 1995-08-31 2000-12-05 Daiwa Seiko, Inc. Inter-line fishing rod with improved fishline lead-in portion
JP3072313B2 (ja) * 1996-06-20 2000-07-31 富士工業株式会社 導糸環用フレーム
JP3737228B2 (ja) * 1996-12-25 2006-01-18 株式会社がまかつ 糸ガイド
JP3093986B2 (ja) * 1997-01-28 2000-10-03 富士工業株式会社 釣竿用トップガイド
JPH10313744A (ja) 1997-05-15 1998-12-02 Fuji Kogyo Co Ltd 釣竿用ラインガイド及び釣竿
JP2000253778A (ja) 1999-03-10 2000-09-19 Fuji Kogyo Co Ltd 釣竿用ラインガイドと釣竿
JP2001136870A (ja) * 1999-11-18 2001-05-22 Mamiya Op Co Ltd 釣竿用ガイド
KR200366928Y1 (ko) * 2004-07-27 2004-11-06 원성호 낚시대용 가이드
US20060032107A1 (en) * 2004-08-11 2006-02-16 Yu Moon-Jae Structure of single fishing line guide for fishing rod
JP4652136B2 (ja) 2005-06-09 2011-03-16 富士工業株式会社 ラインガイド用フレームおよび釣竿
US20080005953A1 (en) 2006-07-07 2008-01-10 Anderson Tackle Company Line guides for fishing rods
US8387302B2 (en) 2009-03-30 2013-03-05 Globeride, Inc. Fishline guide
JP5006909B2 (ja) * 2009-06-29 2012-08-22 富士工業株式会社 釣糸ガイドと釣竿
JP5460441B2 (ja) 2010-04-19 2014-04-02 グローブライド株式会社 釣糸ガイド及びその製造方法
JP5460544B2 (ja) * 2010-09-30 2014-04-02 グローブライド株式会社 釣糸ガイド及び釣竿
JP5431286B2 (ja) 2010-09-30 2014-03-05 グローブライド株式会社 釣糸ガイド及びその製造方法
KR101391116B1 (ko) 2013-07-23 2014-04-30 후지코교 가부시기가이샤 낚싯줄 가이드, 릴 시트 및 이를 구비한 낚싯대

Also Published As

Publication number Publication date
JP5919448B1 (ja) 2016-05-18
AU2015262642B2 (en) 2018-05-31
WO2015178174A1 (ja) 2015-11-26
US20170118967A1 (en) 2017-05-04
AU2015262642A1 (en) 2016-12-01
KR101524407B1 (ko) 2015-05-29
US10149465B2 (en) 2018-12-11
CN106455532B (zh) 2017-12-05
CN106455532A (zh) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5919448B1 (ja) 釣り糸ガイド、釣り糸ガイドの製造方法及び釣り糸ガイドを備える釣り竿
JP5736527B1 (ja) 釣り糸ガイド、リールシート及びこれを備えた釣竿
US10463031B2 (en) Fixing structure for fishing line guide, and fishing rod
JP6664723B2 (ja) 釣り糸ガイド及びこれを備える釣り竿
KR20190038786A (ko) 낚싯대
JP5940738B2 (ja) 釣り糸ガイド及びこれを備えた釣竿
US9949467B2 (en) Fishing line guide
TW201438568A (zh) 具備釣線導引器的釣竿
JP6190328B2 (ja) フックキーパ付き釣竿
KR20200122976A (ko) 낚싯줄 가이드의 가이드 프레임 및 낚싯줄 가이드 및 낚싯대
KR20140029239A (ko) 낚싯대
JP6161672B2 (ja) 振出竿用ラインガイド及び振出竿
JP6579414B1 (ja) 釣り糸ガイド及びこれを備える釣り竿
JP2011092074A (ja) 釣糸ガイド
JP5616484B2 (ja) 釣糸ガイド及びその製造方法
JP5199027B2 (ja) 釣竿
JP7272930B2 (ja) 釣竿及び釣糸ガイド
CN210869488U (zh) 钓线导线器
JP4539942B2 (ja) 釣糸ガイド
JP2011246880A (ja) 鉄筋コンクリート有孔梁のスリーブの支承金具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5919448

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250