JPWO2014129427A1 - タイヤ、タイヤ製造装置、及びタイヤの製造方法 - Google Patents

タイヤ、タイヤ製造装置、及びタイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

タイヤ骨格部材(17)は、ビード部(12)、サイド部(14)、及び半幅のクラウン半部(16A)を有する一対のタイヤ骨格半体(17A)が、クラウン半部(16A)の端面で突き合わされて形成されている。クラウン半部(16A)のタイヤ径方向内側面には、一対のタイヤ骨格半体(17A)をタイヤ径方向内側から支持するタイヤ支持部材の外面と係合して、タイヤ骨格半体(17A)の移動を規制する係合部(32)を有している。

Description

本発明は、少なくとも一部が樹脂材料で形成されたタイヤ、当該タイヤの製造装置、及び、当該タイヤの製造方法に関する。
近年では、軽量化やリサイクルのし易さから、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー等をタイヤ材料として用いることが求められており、例えば、特許文献1では、タイヤの軸方向に分割した半環状の一対のタイヤ構成部材(タイヤ骨格半体)を互いに接合する方法として、溶融された別体の熱可塑性材料をタイヤ骨格半体の接合部分に補充している。このとき、一対のタイヤ構成部材を専用の治具でタイヤ径方向内側から支持している。
また、別体の熱可塑性材料を用いることにより、接合部分の強度を確保することができる。しかしながら、タイヤ骨格半体をタイヤ径方向内側から支持するために、種々の工夫が要求される。
特開2011−207166号公報
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、一対のタイヤ骨格半体の接合時において、専用の治具での支持が正確に行われ、良好な接合を得ることの可能なタイヤ、タイヤ製造装置、及びタイヤの製造方法を提供することが目的である。
本発明の第1の態様に係るタイヤは、樹脂材料で構成され、ビード部、サイド部、及び半幅のクラウン半部を有する一対のタイヤ骨格半体が、前記クラウン半部の先端で突き合わされて接合された、タイヤ骨格部材と、前記クラウン半部のタイヤ径方向内側面かつ前記クラウン半部同士の接合部分よりもタイヤ幅方向外側に形成され、接合の際に前記一対のタイヤ骨格半体をタイヤ径方向内側から支持する支持具の外面と係合して、前記支持具に対するタイヤ軸方向の移動を規制する係合部と、を備えている。
ここで、クラウン半部は、タイヤ径方向外側にトレッドを配置する領域であり、ビード部は、リムフランジと接触する部分である。また、サイド部は、クラウン半体とビード部との間の領域である。
第1の態様に係るタイヤは、一対のタイヤ骨格半体を結合して形成されるタイヤ骨格部材を有している。このタイヤ骨格部材を製造する際に、タイヤ径方向内側からタイヤ骨格半体を支持する場合、支持具に対する位置ずれを防止するために、支持具によりタイヤ骨格半体をタイヤ径方向外側へ押圧する。このとき、タイヤ骨格半体が支持具に対してタイヤ軸方向外側へ移動してしまうことがある。
そこで、本発明では、タイヤ骨格半体のクラウン半部のタイヤ径方向内側面かつクラウン半部同士の接合部分よりもタイヤ幅方向外側に、支持具の外面と係合して支持具との間でのタイヤ軸方向の相対移動を規制する係合部を形成する。ここでの係合部は、支持具の外面との関係でタイヤ骨格半体の支持具に対するタイヤ軸方向の移動を規制する構成であればよく、凸形状、凹形状、段差形状などの、あらゆる形状を含むものである。この係合部を支持具の外面と係合させることにより、タイヤ骨格半体の支持具に対するタイヤ軸方向の移動を抑制することができる。したがって、支持具により正確な位置にタイヤ骨格半体を支持し、良好な接合を得ることができる。
本発明の第2の態様に係るタイヤは、前記係合部が、前記クラウン半部のタイヤ径方向内側面から突出した凸状であること、を特徴とする。
このように、係合部を凸状とすることにより、簡単に係合部を構成することができる。また、凹部を形成する場合と比較して、タイヤ骨格部材に厚みの薄い部分が形成されず、タイヤの強度を維持することができる。
本発明の第3の態様に係るタイヤは、前記係合部が、タイヤ周方向に沿って形成されていること、を特徴とする。
このように、タイヤ周方向に沿って係合部を形成することにより、タイヤ周方向に沿って、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。なお、ここでの「タイヤ周方向に沿って」の意味は、タイヤ周方向に沿った形状であること、及び、タイヤ周方向に並ぶ配置であることの両方を含む。したがって、タイヤ周方向に分割されていてもよいし、点状にタイヤ周方向に並ぶものであってもよい。
本発明の第4の態様に係るタイヤは、前記係合部が、タイヤ周方向の全周に亘って形成されていること、を特徴とする。
このように、タイヤ周方向の全周に亘って係合部を形成することにより、タイヤ周方向の各部において、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
本発明の第5の態様に係るタイヤは、前記係合部は、タイヤ周方向に複数に分割され、タイヤ周方向において不規則に配置されていること特徴とする。
このように、タイヤ周方向において不規則に配置されていることにより、走行時における振動への影響を抑制することができる。
本発明の第6の態様に係るタイヤ製造装置は、タイヤ径方向に伸縮可能とされ、タイヤ径方向外側へ延びる複数のアーム部と、前記アーム部のタイヤ径方向外側に配置される先端部でタイヤ径方向内側から支持され、タイヤ周方向に複数に分割され、外面がタイヤ骨格部材の内周に沿った円環状とされて前記タイヤ骨格半体の内面に当接され、一対のタイヤ骨格半体をタイヤ径方向内側から支持するタイヤ支持部材と、前記タイヤ支持部材のタイヤ径方向外面に形成され、前記タイヤ骨格半体同士の接合部分よりもタイヤ軸方向外側に形成された係合部と係合する支持係合部と、を備えている。
第6の態様に係るタイヤ製造装置では、タイヤ径方向外側へ延びる複数のアーム部でタイヤ支持部材をタイヤ径方向内側から支持する。タイヤ支持部材は、タイヤ周方向に複数に分割されており、外面がタイヤ骨格部材の内周に沿った円環状とされて前イヤ骨格部材の内面に当接され、一対のタイヤ骨格半体をタイヤ径方向内側から支持する。このとき、タイヤ支持部材のタイヤ径方向外面に形成された支持係合部を、タイヤ骨格半体の係合部と係合させる。これにより、支持具との間の位置ずれを防止するために、タイヤ骨格半体へタイヤ支持部材からタイヤ径方向外側への押圧力が付加されても、タイヤ骨格半体とタイヤ支持部材との間のタイヤ軸方向の相対移動を防止することができる。したがって、タイヤ支持部材により正確な位置にタイヤ骨格半体を支持して、良好な接合を得ることができる。
また、接合後には、アーム部をタイヤ径方向内側へ縮め、タイヤ支持部材から離間させ、タイヤ支持部材をタイヤ骨格部材のタイヤ径方向内側から抜き出すことができる。
本発明の第7の態様に係るタイヤ製造装置は、前記支持係合部が、前記タイヤ支持部材のタイヤ径方向外面に形成された凹状であること、を特徴とする。
このように、支持係合部を凹状とすることにより、タイヤ側の係合部を凸状にすることができる。したがって、凸部を形成する場合(タイヤ骨格部材側に凹部を形成する場合)と比較して、タイヤ骨格部材に厚みの薄い部分が形成されず、タイヤの強度を維持することができる。
本発明の第8の態様に係るタイヤ製造装置は、前記支持係合部が、タイヤ周方向に沿って形成されていること、を特徴とする。
このように、タイヤ周方向に沿って支持係合部を形成することにより、タイヤ周方向に沿って、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
本発明の第9の態様に係るタイヤ製造装置は、前記支持係合部が、タイヤ周方向の全周に亘って形成されていること、を特徴とする。
このように、タイヤ周方向の全周に亘って支持係合部を形成することにより、タイヤ周方向の各部において、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
また、支持係合部をタイヤ周方向の全周に亘って形成することにより、タイヤ骨格半体側の係合部が、タイヤ周方向の全周に亘って形成されている場合だけでなく、タイヤ周方向に分割形状である場合についても、支持係合部と係合部を係合させて、良好な支持を行うことができる。
本発明の第10の態様に係るタイヤ製造方法は、第1〜5の態様のいずれか1つのタイヤを第6の態様のタイヤ製造装置で製造するタイヤ製造方法であって、前記係合部を前記支持係合部と係合させ、前記一対のタイヤ骨格半体同士を樹脂材料を付加して接合し、前記アーム部の先端部をタイヤ径方向内側へ退避させて前記タイヤ支持部材と離間させ、前記タイヤ支持部材を前記タイヤ骨格半体の内側から取り外すものである。
第10の態様に係るタイヤ製造方法では、タイヤ骨格半体の係合部をタイヤ支持部材の支持係合部と係合させて支持する。したがって、タイヤ骨格半体のタイヤ支持部材に対するタイヤ軸方向への位置ずれが防止され、一対のタイヤ骨格半体同士を樹脂材料を付加して良好に接合することができる。また、接合後のタイヤ骨格部材をタイヤ支持部材から取り外す際には、アーム部の先端部をタイヤ径方向内側へ退避させてタイヤ支持部材から離間させ、タイヤ支持部材をタイヤ径方向内側から抜き出す。
以上説明したように第1の態様のタイヤは上記の構成としたので、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を防止することができ、支持具により正確な位置にタイヤ骨格半体を支持し、良好な接合を得ることができる。
第2の態様のタイヤは上記の構成としたので、簡単に係合部を構成することができると共に、凹部を形成する場合と比較して、タイヤ骨格部材に厚みの薄い部分が形成されず、タイヤの強度を維持することができる。
第3の態様のタイヤは上記の構成としたので、タイヤ周方向に沿って、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
第4の態様のタイヤは上記の構成としたので、タイヤ周方向の各部において、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
第5の態様のタイヤは上記の構成としたので、走行時における振動への影響を抑制することができる。
第6の態様のタイヤ製造装置は上記の構成としたので、タイヤ支持部材により正確な位置にタイヤ骨格半体を支持して、良好な接合を得ることができる。
第7の態様のタイヤは上記の構成としたので、凸部を形成する場合(タイヤ骨格部材側に凹部を形成する場合)と比較して、タイヤ骨格部材に厚みの薄い部分が形成されず、タイヤの強度を維持することができる。
第8の態様のタイヤは上記の構成としたので、タイヤ周方向に沿って、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
第9の態様のタイヤは上記の構成としたので、タイヤ周方向の各部において、タイヤ骨格半体と支持具との間のタイヤ軸方向の相対移動を良好に防止することができる。
第10の態様のタイヤは上記の構成としたので、タイヤ骨格半体のタイヤ支持部材に対するタイヤ軸方向への位置ずれが防止され、一対のタイヤ骨格半体同士を樹脂材料を付加して良好に接合することができる。
本発明の一実施形態に係るタイヤの一部を断面にした斜視図である。 本発明の一実施形態に係るタイヤのリムに装着したビード部の斜視断面図である。 成形機の斜視図である。 支持具の分解斜視図である。 支持具の組み上げられた状態の斜視図である。 タイヤ骨格半体を支持具で支持した状態のタイヤ径方向の半断面図である。 図6Aの接合部分の拡大断面図である。 タイヤ骨格半体を支持具で支持した状態で接合が完了した後のタイヤ径方向の拡大半断面図である。 成形機の一部、及び、押出機による接合処理を示す斜視図である。 支持具によりタイヤ骨格部材が支持されている状態をタイヤ軸方向からみた正面図である。 支持具からタイヤ骨格部材を取り外す時の作動状態を示す正面図である。 他の実施形態に係るタイヤの一部を断面にした斜視図である。 他の実施形態に係るタイヤの一部を断面にした斜視図である。 他の実施形態に係るタイヤの一部を断面にした斜視図である。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
(タイヤ構成)
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のタイヤは内部に空気を充填して用いる空気入りタイヤである。タイヤ10は、タイヤ骨格部材17を備えている。タイヤ骨格部材17は、1対のビード部12と、ビード部12からタイヤ径方向外側に延びるサイド部14と、各々のサイド部14のタイヤ径方向外側端同士を連結するクラウン部16と、を備えている。
タイヤ骨格部材17は、一つのビード部12、一つのサイド部14、及び半幅のクラウン半部16Aが一体として成形された同一形状の円環状の一対のタイヤ骨格半体17Aで構成されている。クラウン半部16Aの先端16Bは、タイヤ赤道面CL側がテーパー形状となっている。
クラウン半部16Aのタイヤ径方向内側面には、係合部としての凸条32が形成されている。凸条32は、クラウン半部16Aのタイヤ幅方向Wの中央よりもタイヤ赤道面CL側でかつ、クラウン半部16Aの先端16Bよりもタイヤ幅方向外側に配置されている。凸条32は、タイヤ周方向に沿って全周に亘り環状に形成されている。また、凸条32は、断面半円状となっている。凸条32は、後述する支持係合部としての凹条48Dと係合される。凸条32の高さH1は、0.3mm〜5mmの範囲であることが好ましい。0.3mmより低い場合には、係合が外れてタイヤ骨格半体17Aが後述するタイヤ支持部材48に対してタイヤ軸方向Wに移動してしまう可能性があり、5mmよりも高いとタイヤ骨格半体17Aをタイヤ支持部材48へ嵌め込みにくくなるためである。
一対のタイヤ骨格半体17Aは、互いにクラウン半部16Aの先端16Bで突き合わされ、タイヤ赤道面CL部分で接合することでタイヤ骨格部材17を形成している。タイヤ赤道面CL部分での接合には、溶接用熱可塑性材料19が用いられている。
図2に示すように、一対のビード部12の各々は、リム20のビードシート部21及びリムフランジ22に密着して、タイヤ内に充填された空気の内圧を維持する。クラウン部16のタイヤ径方向外側には、タイヤの接地部分であるタイヤトレッドを構成するトレッド部材30が配置される。
タイヤ骨格部材17は、樹脂材料で形成されている。ここでの樹脂材料には、加硫ゴムは含まれない。樹脂材料としては、熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)、熱硬化性樹脂、及びその他の汎用樹脂のほか、エンジニアリングプラスチック(スーパーエンジニアリングプラスチックを含む)等が挙げられる。
熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)とは、温度上昇と共に材料が軟化、流動し、冷却すると比較的硬く強度のある状態になる高分子化合物をいう。本明細書では、このうち、温度上昇と共に材料が軟化、流動し、冷却すると比較的硬く強度のある状態になり、かつ、ゴム状弾性を有する高分子化合物を熱可塑性エラストマーとし、温度上昇と共に材料が軟化、流動し、冷却すると比較的硬く強度のある状態になり、かつ、ゴム状弾性を有しない高分子化合物をエラストマーでない熱可塑性樹脂として、区別する。
熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)としては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、及び、動的架橋型熱可塑性エラストマー(TPV)、ならびに、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂、ポリスチレン系熱可塑性樹脂、ポリアミド系熱可塑性樹脂、及び、ポリエステル系熱可塑性樹脂等が挙げられる。
また、上記の熱可塑性材料としては、例えば、ISO75−2又はASTM D648に規定されている荷重たわみ温度(0.45MPa荷重時)が78℃以上、JIS K7113に規定される引張降伏強さが10MPa以上、同じくJIS K7113に規定される引張破壊伸び(JIS K7113)が50%以上。JIS K7206に規定されるビカット軟化温度(A法)が130℃であるものを用いることができる。
熱硬化性樹脂とは、温度上昇と共に3次元的網目構造を形成し、硬化する高分子化合物をいう。熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等が挙げられる。
なお、樹脂材料には、既述の熱可塑性樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)及び熱硬化性樹脂のほか、(メタ)アクリル系樹脂、EVA樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂等の汎用樹脂を用いてもよい。
本実施形態では、タイヤ骨格部材17が熱可塑性樹脂で形成される場合について説明する。
熱可塑性材料を用いて形成されるタイヤ骨格半体17Aは、例えば、真空成形、圧空成形、インジェクション成形、メルトキャスティング等で成形することができ、ゴムで成形(加硫)する場合に比較して、製造工程を大幅に簡略化でき、成形時間も短縮可能である。
なお、タイヤ骨格部材17は、単一の熱可塑性材料で構成されていても、従来一般のゴム製の空気入りタイヤと同様に、タイヤ骨格部材17の各部位毎(サイド部14、クラウン部16、ビード部12など)に異なる特徴を有する熱可塑性材料を用いてもよい。
タイヤ骨格部材17のビード部12には、円環状のビードコア15が埋設されている。ビードコア15は、従来からある一般の空気入りタイヤと同様の、スチールコードからなるものである。なお、ビード部12の剛性が確保され、リム20との嵌合に問題なければビードコア15は省略しても良い。また、ビードコア15は、有機繊維コード、有機繊維が樹脂被覆されたコード等、スチール以外のコードで形成されていても良く、更には、ビードコア15がコードではなく射出成形などにより硬質樹脂で形成されたものであってもよい。
タイヤ骨格部材17のクラウン部16には、螺旋状に巻回されたスチールのコード26で形成される補強層28が配置されている。補強層28は、従来のゴム製の空気入りタイヤのカーカスの外周面に配置されるベルトに相当するものである。
タイヤ骨格部材17には、ビード部12からクラウン部16のタイヤ軸方向W外側にかけて被覆層24が形成されている。被覆層24のビード部12側の端部は、ビード部12のリム20との密着部よりもタイヤ内側に配置されている。被覆層24のトレッド部材30側の端部は、クラウン部16のタイヤ軸方向W外側端まで形成されている。被覆層24は、リム20にタイヤ10が組み付けられると、リム20に密着してタイヤ10内の気体充填空間を密閉する。
被覆層24を構成する被覆層用材料としては、タイヤ骨格部材17よりも耐候性の高い材料が用いられている。被覆層用材料は、タイヤ骨格部材17を構成する材料よりもシール性に優れた材料とされていることが好ましい。また、被覆層24の弾性率は、タイヤ骨格部材17の弾性率よりも低いことが好ましい。これにより、タイヤ骨格部材17の剛性を維持しつつ、リム20との間を適切にシールすることができる。
タイヤ骨格部材17のタイヤ径方向外側には、トレッド部材30が配置されている。トレッド部材30は、タイヤ骨格部材17に沿って配置され、タイヤ10の接地部分であるタイヤトレッドを構成する。トレッド部材30は、中間ゴム34を介してタイヤ骨格部材17に積層されている。
トレッド部材30は、サイド部14を形成している熱可塑性樹脂よりも耐摩耗性に優れたゴムで形成されている。トレッド部材30に用いるゴムとしては、従来のゴム製の空気入りタイヤに用いられているゴムと同種のゴムを用いることができる。なお、トレッド部材30として、サイド部14を形成している熱可塑性樹脂よりも耐摩耗性に優れる他の種類の熱可塑性樹脂で構成されるものを用いても良い。
(タイヤの製造装置)
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10のタイヤ製造装置39を説明する。
図3及び図8には、空気入りタイヤ10を形成する際に用いるタイヤ製造装置39の要部が斜視図にて示されている。タイヤ製造装置39は、成形機40(図3参照)及び押出機50(図8参照)を備えている。図3に示すように、成形機40は、床面に接地された台座41を備えている。台座41の上部には、水平に配置された軸42を回転させるギヤ付きモータ43が取り付けられている。
軸42の端部側には、タイヤ骨格半体17Aをタイヤ径方向内側から支持する支持具44が取り付けられている。図4、図5、及び図6A、図6Bにも示されるように、支持具44は、中央取付部45、アーム部46、及び、タイヤ支持部材48を備えている。中央取付部45には、中央に軸42を挿通する孔45Aが形成されている。また、孔45Aを中心としてタイヤ径方向外側へ突出する挟持部45Bが放射状に4つ形成されている。各々の挟持部45Bは、2枚の板をタイヤ軸方向に並べた形状とされ、2枚の板の間にアーム部46が挟み込まれるようにして取り付けられている。挟持部45Bを構成する2枚の板のうちの一方には、後述する長孔46Cへ挿通される雄ネジ45Cが固定されている。
アーム部46は、一端が挟持部45Bに挟み込まれ、タイヤ径方向外側へ延びている。アーム部46の他端(タイヤ径方向の先端部46A)は、タイヤ径方向外側が末広がりとなる略扇状とされ、外端は弧状とされている。アーム部46には、挟持部45Bの延長上にタイヤ径方向に沿った長孔46Cが形成されている。また、長孔46Cにはアーム部46の一方側から雄ネジ45Cが挿通され他方側へ突出している。雄ネジ45Cには、内周に雌ネジの形成された止めネジ46Bが螺合されている。各々のアーム部46は、個々にタイヤ径方向に伸縮可能とされている。伸縮の際には、止めネジ46Bを緩め、雄ネジ45Cを長孔46Cに沿って移動させ、移動位置で再度止めネジ46Bを締める。
タイヤ支持部材48は、8個の分割ピース48Pで構成され、アーム部46へ組み付けられた状態で、円環状となる。タイヤ支持部材48の外径は、タイヤ骨格半体17Aのクラウン部16の内径よりも大きく設定されている。1個の分割ピース48Pは、弧状の外周面48Aを有している。外周面48Aには、タイヤ骨格半体17Aの凸条32に対応する位置に全周に亘って、凹条48Dが環状に形成されている。凹条48Dは、1個のタイヤ骨格半体17Aに対して1本形成され、タイヤ支持部材48には合計2本形成されている。2本の凹条48Dの間には、接合凹条48Cが全周に亘って直線状に形成されている。接合凹条48Cは、一対のタイヤ骨格半体17Aの接合部分、すなわち、タイヤ赤道面CL上に配置されている。
分割ピース48Pのタイヤ径方向内側には、溝部48Bが形成されている。溝部48Bには、アーム部46の先端部46Aが嵌め込まれる。溝部48Bは、分割ピース48Pのタイヤ周方向外側が深く、中央部が浅くなっている。
分割ピース48Pは、アーム部46の先端部46Bが溝部48Bに係合されて組み付けられている。アーム部46のタイヤ径方向の長さは、タイヤ支持部材48の径に応じて調整されている。8個の分割ピース48Pのうち4個については、先端部46Aのタイヤ周方向中央部に1個ずつ配置されている。また、他の4個については、隣り合う先端部46A間に跨って配置されている。
図8に示すように、成形機40の近傍には、溶接用熱可塑性材料19を押し出す押出機50が配置されている。押出機50は、溶融した溶接用熱可塑性材料19を下方に向けて吐出する樹脂吐出用ノズル52を備えている。
溶接用熱可塑性材料19は、タイヤ骨格部材17を構成している熱可塑性材料と同種のものが好ましいが、溶接できれば異なる種類のものであっても良い。同種の材料とすれば、タイヤ骨格部材17を全体として1種類の熱可塑性材料で構成できるので、低コストとなる。また、異種材料とすれば、タイヤ骨格部材用の熱可塑性材料と接合用の溶接用熱可塑性材料19の各々について、それぞれに対して好ましい特性を有する材料とすることが可能である。
樹脂吐出用ノズル52の近傍には、タイヤ骨格部材17の回転方向下流側(矢印A方向側)に、タイヤ外面に付着させた溶接用熱可塑性材料19を押圧して均すための均しローラ53、及び均しローラ53を上下方向に移動するシリンダ装置54が配置されている。シリンダ装置54は、図示しないフレームを介して押出機50の支柱50Aに支持されている。
均しローラ53のタイヤ骨格部材回転方向下流側には、冷却用の空気を噴出する冷却エアー噴出ノズル55が配置されている。また、樹脂吐出用ノズル52のタイヤケース回転方向側とは反対方向側(矢印A方向とは反対方向側)には、ファン56が配置され、ファン56と樹脂吐出用ノズル52との間には、熱風遮断ローラ57が配置されている。
ファン56は、図示しないフレームを介して押出機50の支柱50Aに支持されている。ファン56は、一方のタイヤ骨格半体17Aと他方のタイヤ骨格半体17Aとの接合部分を予熱するために、接合部分に向けて熱風を送風するノズル56Aを有している。
熱風遮断ローラ57の上方には、熱風遮断ローラ57を上下方向に移動するシリンダ装置58が配置されている。シリンダ装置58は、図示しないフレームを介して押出機50の支柱50Aに支持されている。
(タイヤ骨格部材の成形工程)
次に、本実施形態におけるタイヤ骨格部材の成形工程について説明する。
まず、モールド成形により、ビードコア15の埋設されたタイヤ骨格半体17Aを成形する。凸条32は、モールド内に対応する凹条を設けてタイヤ骨格半体17Aと一体的に成形する。凸条32は、断面半円状となっているので、型抜きが行いやすい。
次に、タイヤ骨格半体17Aのビード部12からクラウン部16の手前にかけて、被覆層24を形成する。被覆層24についても、モールド成形することができる。
次に、図5に示すように、タイヤ骨格半体17Aの内径よりも僅かに大きい外径を有する支持具44を組み上げ、各々のタイヤ骨格半体17Aを、タイヤ軸方向W外側からタイヤ支持部材48の外周側に嵌合させて取り付ける。このとき、タイヤ骨格半体17Aの凸条32は、タイヤ支持部材48の凹条48Dと係合させる。
本実施形態では、タイヤ骨格半体17Aの内径よりも、支持具44の外径の方が大きいので、タイヤ骨格半体17Aのタイヤ支持部材48に対するタイヤ周方向の移動を抑制することができる。また、タイヤ骨格半体17Aの凸条32とタイヤ支持部材48の凹条48Dとが係合しているので、タイヤ骨格半体17Aのタイヤ支持部材48に対するタイヤ軸方向Wの移動を抑制することができる。したがって、一対のタイヤ骨格半体17Aを、正確な位置に配置することができる。
次に、押出機50を移動して、図8に示すように、2つのタイヤ骨格半体17Aの接合部分(タイヤ骨格部材17のタイヤ赤道面CL)を、ファン56、熱風遮断ローラ57、樹脂吐出用ノズル52、均しローラ54及び冷却エアー噴出ノズル55の下方に配置する。
次に、熱風遮断ローラ57及び均しローラ53を下降させ、熱風遮断ローラ57、及び均しローラ53を2つのタイヤ骨格半体17Aの突き当て部分外周に接触させる。そして、タイヤ支持部材48で支持されたタイヤ骨格部材17を矢印A方向に回転させながらファン56の熱風を一対のタイヤ骨格半体17Aの接合部分に向けて送風する。これにより、溶接用熱可塑性材料19を付着させる部分の表面を順次軟化、又は溶融させる(予熱工程)。
その後、予熱された部分は回転方向下流側(矢印A方向側)へ移動し、樹脂吐出用ノズル52から押し出された溶融状態の溶接用熱可塑性材料19が接合部分に順次付着される(接合工程)。
その後、溶融状態の溶接用熱可塑性材料19は均しローラ53によって径方向外側から内側へ向けて順次押し付けられ、表面がほぼ平らに均されると共に、一部分がタイヤ骨格半体17Aの間からタイヤ径方向内側へ押し出されてタイヤ支持部材48の外周面に形成された接合凹条48Cに充填される。図7に示すように、接合部分では、一方のクラウン半部16Aの先端16Bと他方のクラウン半部16Aの先端16Bとで形成される略三角形の凹部が溶接用熱可塑性材料19によって埋められた状態となる。また、溶融状態の溶接用熱可塑性材料19の一部は接合凹条48Cに充填され、溶融状態の溶接用熱可塑性材料19は先端16Bの突き当て部分から一定幅をもって内周面に付着することになる。
このように、本実施形態では、タイヤ骨格半体17Aの外周側の内周面に溶接用熱可塑性材料19を付着させて接着面積を大きくとっているため、高い接着強度が得られており、特に曲げ変形に強くなっている。
その後、タイヤ骨格半体17Aに付着した溶接用熱可塑性材料19は次第に固化し、一対のタイヤ骨格半体17Aが溶接用熱可塑性材料19によって溶接され、2つのタイヤ骨格半体17Aが完全に一体化したタイヤ骨格部材17が得られる。
次に、押出機50を退避させて、コード供給装置(不図示)を支持具44の近傍に配置し、加熱された補強コード26をタイヤ骨格部材17の外周面に螺旋状に巻き付けて補強層28を形成する。補強コード26は、樹脂被覆したスチールコードを加熱により樹脂を溶融させつつ巻き付きつけることにより、容易に樹脂材料中に埋設させることができる。
次に、タイヤ骨格部材17の外周面に、加硫済みの帯状のトレッド部材30を1周分巻き付けてタイヤ骨格部材17の外周面にトレッド部材30を接着する。当該接着は、接着剤や未加硫ゴム(未加硫ゴムを用いる場合、接着するための加硫は後工程で行う。)等を用いて行われる。なお、トレッド部材30は、例えば、従来知られている更生タイヤに用いられるプレキュアトレッドを用いることができる。本工程は、更生タイヤの台タイヤの外周面にプレキュアトレッドを接着する工程と同様の工程である。
そして、タイヤ10をタイヤ支持部材48から取り外す。この時、図9Aに示されるように、アーム部46が伸びてタイヤ支持部材48を支持している状態から、止めネジ46Bを緩めて、図9Bに示されるように、アーム部46を縮める。これにより、先端部46Aをタイヤ支持部材48から離間させ、各々の分割ピース48Pをタイヤ骨格部材17の内側から取り外す。このようにして、タイヤ10が完成する。
本実施形態のタイヤ10は、タイヤ骨格半体17Aのクラウン半部16Aのタイヤ径方向内側面に、凸条32が形成されている。したがって、凸条32をタイヤ支持部材48のタイヤ径方向外側面に形成された凹条48Dと係合させることにより、タイヤ骨格半体17Aのタイヤ支持部材48に対するタイヤ軸方向Wの移動を抑制することができる。これにより、タイヤ支持部材48により正確な位置にタイヤ骨格半体17Aを支持し、良好な接合を得ることができる。
また、凸条32は、断面半円状となっているので、タイヤ転動時における変形に対する強度を高くすることができる。また、タイヤ骨格半体17Aをモールド成形する際に、型抜きを容易にすることができる。なお、凸条32は、必ずしも断面半円状である必要はなく角形状であってもよい。但し、凸条32の断面の角部をR状とすることが好ましい。
なお、本実施形態では、タイヤ骨格半体17A側を凸条32とし、タイヤ支持部材48側を凹条48Dとしたが、タイヤ骨格半体17A側を凹条とし、タイヤ支持部材48側を凸条としてもよい。本実施形態のように、タイヤ骨格半体17A側を凸条32とすることにより、凹部を形成する場合と比較して、タイヤ骨格部材17に厚みの薄い部分が形成されず、タイヤの強度を維持することができる。
また、タイヤ骨格半体17Aのクラウン半部16Aの先端16B側の厚みを厚くして段差を形成し、この段差に対応するようにタイヤ支持部材48側にも段差を形成して係合させてもよい。
また、本実施形態では、凸条32がタイヤ骨格半体17Aのタイヤ周方向の全周に亘って形成されているので、タイヤ周方向の各部において、タイヤ骨格半体17Aのタイヤ支持部材48に対するタイヤ軸方向Wの移動を良好に抑制することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、凸条32をタイヤ骨格半体17Aのタイヤ周方向の全周に亘って形成したが、図10に示すように、凸条32は、タイヤ周方向で分割された分割凸条32Aで構成されていてもよい。
また、分割凸条32Aは、図10に示すように、タイヤ周方向に周期的に配置されていてもよいし、図11に示すように、長さや間隔が不規則に配置されていてもよい。不規則に配置することにより、走行時における振動への影響を抑制することができる。
また、図12に示すように、分割凸条32Aに代えて、半球状の凸球32Bをタイヤ周方向に沿って形成してもよい。

Claims (10)

  1. 樹脂材料で構成され、ビード部、サイド部、及び半幅のクラウン半部を有する一対のタイヤ骨格半体が、前記クラウン半部の先端で突き合わされて接合された、タイヤ骨格部材と、
    前記クラウン半部のタイヤ径方向内側面かつ前記クラウン半部同士の接合部分よりもタイヤ幅方向外側に形成され、接合の際に前記一対のタイヤ骨格半体をタイヤ径方向内側から支持する支持具の外面と係合して、前記支持具に対するタイヤ軸方向の移動を規制する係合部と、
    を備えたタイヤ。
  2. 前記係合部は、前記クラウン半部のタイヤ径方向内側面から突出した凸状であること、を特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記係合部は、タイヤ周方向に沿って形成されていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記係合部は、タイヤ周方向の全周に亘って形成されていること、を特徴とする請求項3に記載のタイヤ。
  5. 前記係合部は、タイヤ周方向に複数に分割され、タイヤ周方向において不規則に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ。
  6. タイヤ径方向に伸縮可能とされ、タイヤ径方向外側へ延びる複数のアーム部と、
    前記アーム部のタイヤ径方向外側に配置される先端部でタイヤ径方向内側から支持され、タイヤ周方向に複数に分割され、外面がタイヤ骨格部材の内周に沿った円環状とされて前記タイヤ骨格部材の内面に当接され、一対のタイヤ骨格半体をタイヤ径方向内側から支持するタイヤ支持部材と、
    前記タイヤ支持部材のタイヤ径方向外面に形成され、前記タイヤ骨格半体同士の接合部分よりもタイヤ幅方向外側に形成された係合部と係合する支持係合部と、
    を備えたタイヤ製造装置。
  7. 前記支持係合部は、前記タイヤ支持部材のタイヤ径方向外面に形成された凹状であること、を特徴とする請求項6に記載のタイヤ製造装置。
  8. 前記支持係合部は、タイヤ周方向に沿って形成されていること、を特徴とする請求項6または請求項7に記載のタイヤ製造装置。
  9. 前記支持係合部は、タイヤ周方向の全周に亘って形成されていること、を特徴とする請求項8に記載のタイヤ製造装置。
    タイヤ製造装置。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤを請求項6に記載のタイヤ製造装置で製造するタイヤ製造方法であって、
    前記係合部を前記支持係合部と係合させ、
    前記一対のタイヤ骨格半体同士を樹脂材料を付加して接合し、
    前記アーム部の先端部をタイヤ径方向内側へ退避させて前記タイヤ支持部材と離間させ、
    前記タイヤ支持部材を前記タイヤ骨格半体の内側から取り外す、
    タイヤ製造方法。
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