JP2010064566A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】パンクした場合に少量のシール剤を用いて修理することができる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】空気入りタイヤ10は、トレッド部内面14にタイヤ周方向に複数の第1突起部22と複数の第2突起部24とが設けられる。各第1突起部22は、タイヤ幅方向中央付近から一方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する。各第2突起部24は、タイヤ幅方向中央付近から他方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する。
【選択図】図2
【解決手段】空気入りタイヤ10は、トレッド部内面14にタイヤ周方向に複数の第1突起部22と複数の第2突起部24とが設けられる。各第1突起部22は、タイヤ幅方向中央付近から一方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する。各第2突起部24は、タイヤ幅方向中央付近から他方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する。
【選択図】図2
Description
本発明は、パンクしたタイヤ内に注液されたシール剤をタイヤ幅方向に行き渡らせるようにトレッド部の内面に突起部が設けられる空気入りタイヤに関する。
従来から、パンクしたタイヤ内にシール剤を注液し、次いでタイヤ内に空気を車両が走行可能な圧力まで充填して、パンクしたタイヤを応急的に修理するシール装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。パンクしたタイヤ内にシール剤及び空気を注入した後、車両を走行させてタイヤを回転させることにより、タイヤ周方向全周にわたりシール剤を供給して、パンクしたタイヤを応急的に修理することができる。
特開2003−127242号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のシール装置によれば、タイヤを回転させるので、タイヤ内に注液されたシール剤の量が十分でない場合、遠心力によってシール剤がタイヤ幅方向中央側に集まり、シール剤がタイヤ幅方向両端部(ショルダー部)側に行き渡らない。従って、大量のシール剤をタイヤ内に注液する必要があった。その結果、例えばシール装置が大型化して高コスト化するなどの問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パンクした場合に少量のシール剤を用いて修理することができる空気入りタイヤの提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、トレッド部内面にタイヤ周方向に複数の第1突起部と複数の第2突起部とが設けられる空気入りタイヤであって、
前記各第1突起部は、タイヤ幅方向中央付近から一方のタイヤ幅方向端部に向けて延在し、
前記各第2突起部は、タイヤ幅方向中央付近から他方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する。
前記各第1突起部は、タイヤ幅方向中央付近から一方のタイヤ幅方向端部に向けて延在し、
前記各第2突起部は、タイヤ幅方向中央付近から他方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する。
本発明によれば、パンクした場合に少量のシール剤を用いて修理することができる空気入りタイヤが得られる。
以下、図面を参照し、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例となる空気入りタイヤの車両搭載状態を示す図であり、(A)は側面図、(B)は(A)のA−A線に沿った断面図である。図1において、矢印方向FRは車両前方方向、矢印方向UPは車両上方方向、矢印方向INは車幅内側方向を示す。
空気入りタイヤ10は、ホイール2のリム4に気密に取り付けられ、内部に注入された空気圧によって車両を支える。タイヤ10のトレッド部12は、路面に接触して、駆動力や制動力を路面に伝達する。トレッド部12の内面14は、通常、図1(B)に示すように、断面湾曲状(円弧状)に形成される。
トレッド部内面14には、その特徴的な構成として、タイヤ周方向に複数の第1突起部22と複数の第2突起部24とが設けられる。複数の第1突起部22は、等ピッチで設けられてもよいし、不等ピッチで設けられてもよい。また、複数の第2突起部24は、等ピッチで設けられてもよいし、不等ピッチで設けられてもよい。
各第1突起部22は、タイヤ幅方向中央付近から一方のタイヤ幅方向端部まで延在し、タイヤ幅方向に対して傾斜している。また、各第1突起部22は、タイヤ幅方向中央側ほどタイヤ幅方向に対してタイヤ正転方向Rに突出する円弧形状である。また、各第1突起部22は、高さ1mmの断面矩形状である。
各第2突起部24は、タイヤ幅方向中央付近から他方のタイヤ幅方向端部まで延在し、タイヤ幅方向に対して各第1突起部22の傾斜方向とは逆向きに傾斜している。また、各第2突起部24は、タイヤ幅方向中央側ほどタイヤ幅方向に対してタイヤ正転方向Rに突出する円弧形状である。また、各第2突起部24は、高さ1mmの断面矩形状である。
各第1突起部22と各第2突起部24とは、例えば、図1(B)に示すように、タイヤ赤道線Lに対して左右対称に設置される。各第1突起部22と各第2突起部24とは、所定間隔で離間している。
次に、パンクしたタイヤ10内にシール剤を注液した場合の突起部22、24の作用、機能について図2を参照して説明するが、最初に、シール剤の使用方法について説明し、次いで、突起部22、24の作用機能について説明する。図2は、タイヤ10内にシール剤を注液した状態を示す断面図であり、(A)は図1のA−A線に沿った断面図、(B)は図1のB−B線に沿った断面図である。尚、図2において、実線で示される状態が車両走行状態であり、2点鎖線で示される状態が車両駐停車状態である。
シール剤30を使用する場合、まず、車両を駐停車させる。次いで、タイヤ10内に空気を充填するためのバルブ(図示せず)を介して、タイヤ10内にシール剤30を注液する。タイヤ10内に注液されたシール剤30は、重力によりタイヤ内10の下方のタイヤ幅方向中央側に集まるので、シール剤30の注液量が少量である場合、タイヤ幅方向両端部側に行き渡らない。次いで、タイヤ10内に空気を車両が走行可能な圧力まで充填する。
この状態で、車両を車両前方方向FRに向けて走行させると、各突起部22、24がタイヤ10と同軸的に正転方向Rに回転する。各突起部22、24はタイヤ幅方向中央付近からタイヤ幅方向端部に向けて延在しているので、回転する各突起部22、24によって、シール剤30がタイヤ幅方向に押し流される。これにより、シール剤30をタイヤ幅方向両端部に行き渡らせることができ、パンクした場合に少量のシール剤30を用いて修理することができる。
また、各第1突起部22と各第2突起部24とは、互いに逆向きにタイヤ幅方向に対して傾斜しているので、シール剤30をタイヤ幅方向中央側から両方のタイヤ幅方向端部側に向けて矢印方向F1、F2に整流することができる。これにより、シール剤30をタイヤ幅方向両端部に効率的に行き渡らせることができる。
以上説明したように、本実施例の空気入りタイヤ10によれば、トレッド部内面14に複数の第1突起部22及び複数の第2突起部24がそれぞれタイヤ周方向に設けられ、各第1突起部22と各第2突起部24とはタイヤ幅方向中央付近から互いに反対側のタイヤ幅方向端部に向けて延在するので、パンクしたタイヤ10内に注液されたシール剤30をタイヤ幅方向に押し流すことができる。これにより、シール剤30をタイヤ幅方向両端部に行き渡らせることができ、パンクした場合に少量のシール剤30を用いて修理することができる。
また、本実施例の空気入りタイヤ10によれば、各第1突起部22と各第2突起部24とは互いに逆向きにタイヤ幅方向に対して傾斜しているので、パンクしたタイヤ10内に注液されたシール剤30をタイヤ幅方向中央側から両方のタイヤ幅方向端部側に向けて整流することができる。これにより、シール剤30をタイヤ幅方向両端部に効率的に行き渡らせることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、図1(B)に示すように、各第1突起部22と各第2突起部24とはタイヤ赤道線Lに対して左右対称に設置されるとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各第1突起部22と各第2突起部24とはタイヤ周方向に所定距離ずらして設置されタイヤ赤道線Lに対して左右非対称に設置されてもよい。
また、上述した実施例では、図1(B)に示すように、各第1突起部22と各第2突起部24とは所定間隔で離間するとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、一対の第1突起部22と第2突起部24とは、一の突起部として連続的に連結されてもよい。
また、上述した実施例では、図1(B)に示すように、各突起部22、24は、タイヤ幅方向中央側ほどタイヤ幅方向に対してタイヤ正転方向Rに突出する形状であるとしたが、タイヤ幅方向端部側ほどタイヤ幅方向に対してタイヤ正転方向Rに突出する形状であってもよい。後者の場合、車両を車両後方方向に向けて走行させ、タイヤ10を正転方向Rとは逆向きに回転させることにより、シール剤30をタイヤ幅方向中央側から両方のタイヤ幅方向両端部側に向けて整流することができる。
また、上述した実施例では、図1(B)に示すように、各突起部22、24は、円弧形状であるとしたが、タイヤ10内に注液されたシール剤30をタイヤ幅方向に押し流すことができる限り、各突起部22、24の形状に制限はなく、例えば、各突起部22、24は、直線状であってもよい。
また、上述した実施例では、各突起部22、24は、断面矩形状であるとしたが、タイヤ10内に注液されたシール剤30をタイヤ幅方向に押し流すことができる限り、各突起部22、24の断面形状に制限はなく、例えば、各突起部22、24は、断面多角形状であってもよいし、断面円弧状であってもよい。
10 空気入りタイヤ
12 トレッド部
14 トレッド部内面
22 第1突起部
24 第2突起部
30 シール剤
12 トレッド部
14 トレッド部内面
22 第1突起部
24 第2突起部
30 シール剤
Claims (2)
- トレッド部内面にタイヤ周方向に複数の第1突起部と複数の第2突起部とが設けられる空気入りタイヤであって、
前記各第1突起部は、タイヤ幅方向中央付近から一方のタイヤ幅方向端部に向けて延在し、
前記各第2突起部は、タイヤ幅方向中央付近から他方のタイヤ幅方向端部に向けて延在する空気入りタイヤ。 - 前記各第1突起部は、タイヤ幅方向に対して傾斜し、
前記各第2突起部は、タイヤ幅方向に対して前記各第1突起部とは逆向きに傾斜する請求項1記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231526A JP2010064566A (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231526A JP2010064566A (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010064566A true JP2010064566A (ja) | 2010-03-25 |
Family
ID=42190538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008231526A Pending JP2010064566A (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010064566A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110220264A1 (en) * | 2010-03-12 | 2011-09-15 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire and method of manufacturing of the same |
US20120291935A1 (en) * | 2010-04-22 | 2012-11-22 | Chun-Fu Kuo | Tire having self-sealing property |
KR101458329B1 (ko) * | 2013-11-20 | 2014-11-04 | 한국타이어 주식회사 | 실런트 흐름 방지 구조를 갖는 공기입 타이어 |
US20150367587A1 (en) * | 2013-02-20 | 2015-12-24 | Bridgestone Corporation | Tire, tire manufacturing apparatus, and tire manufacturing method |
-
2008
- 2008-09-09 JP JP2008231526A patent/JP2010064566A/ja active Pending
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KR101458329B1 (ko) * | 2013-11-20 | 2014-11-04 | 한국타이어 주식회사 | 실런트 흐름 방지 구조를 갖는 공기입 타이어 |
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