JPWO2013084324A1 - 車体下部構造 - Google Patents
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Abstract
乗員の足元スペースを確保すると共に、床部の側部を低くすることが課題である。
車体下部構造(10)は、ロッカ(12)の上部を構成すると共に、車両幅方向に延びる上壁部(16A)と、前記上壁部(16A)よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置し車両上下方向に延びる内壁部(16B)と、前記上壁部(16A)における車両幅方向内側の端部と前記内壁部(16B)の上端部とを連結する連結壁部(16D)とを有するロッカアッパ(16)と、前記ロッカ(12)の下部を構成するロッカロア(18)と、前記ロッカ(12)に沿って車両前後方向に延び、車両正面視にて、前記連結壁部(16D)と、前記上壁部(16A)の車両幅方向内側への延長線(16E)と、前記内壁部(16B)の車両上側への延長線(16F)とによって形成された断面内に、少なくとも一部(28A)が位置されたワイヤハーネス(28)と、を備えている。
車体下部構造(10)は、ロッカ(12)の上部を構成すると共に、車両幅方向に延びる上壁部(16A)と、前記上壁部(16A)よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置し車両上下方向に延びる内壁部(16B)と、前記上壁部(16A)における車両幅方向内側の端部と前記内壁部(16B)の上端部とを連結する連結壁部(16D)とを有するロッカアッパ(16)と、前記ロッカ(12)の下部を構成するロッカロア(18)と、前記ロッカ(12)に沿って車両前後方向に延び、車両正面視にて、前記連結壁部(16D)と、前記上壁部(16A)の車両幅方向内側への延長線(16E)と、前記内壁部(16B)の車両上側への延長線(16F)とによって形成された断面内に、少なくとも一部(28A)が位置されたワイヤハーネス(28)と、を備えている。
Description
本発明は、車体下部構造に関する。
従来、車両上下方向に分割されたサイドシルアッパとサイドシルロアを有するサイドシルを備えたサイドシル構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このサイドシル構造において、例えば、サイドシルに沿ってワイヤハーネスが延びる場合には、乗員の足元スペースが狭くなると共に、床部の側部(ロッカ部)が高くなる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、乗員の足元スペースを確保することができると共に、床部の側部を低くすることができる車体下部構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第一態様に係る車体下部構造は、車室の床部における側部に設けられて車両前後方向に延びると共に車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成すロッカの上部を構成し、且つ、車両幅方向に延びる上壁部と、前記上壁部よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置し車両上下方向に延びる内壁部と、前記上壁部における車両幅方向内側の端部と前記内壁部の上端部とを連結する連結壁部とを有するロッカアッパと、前記ロッカの下部を構成するロッカロアと、前記ロッカに沿って車両前後方向に延び、車両正面視にて、前記連結壁部と、前記上壁部の車両幅方向内側への延長線と、前記内壁部の車両上側への延長線とによって形成された断面内に、少なくとも一部が位置されたワイヤハーネスと、を備えている。
この車体下部構造によれば、ロッカの上部を構成するロッカアッパは、上壁部と、上壁部における車両幅方向内側の端部よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置する内壁部と、上壁部における車両幅方向内側の端部と内壁部の上端部とを連結する連結壁部とを有している。また、ワイヤハーネスは、ロッカに沿って車両前後方向に延びており、その少なくとも一部は、車両正面視にて、連結壁部と、上壁部の車両幅方向内側への延長線と、内壁部の車両上側への延長線とによって形成された断面内に位置されている。
従って、ワイヤハーネスの車両幅方向内側及び車両上側への張り出しを抑制することができるので、ロッカに沿ってワイヤハーネスが延びる場合でも、乗員の足元スペースを確保することができると共に、床部の側部(ロッカ部)を低くすることができる。
本発明の第二態様に係る車体下部構造は、本発明の第一態様に係る車体下部構造において、前記連結壁部が、車両幅方向内側に向かうに従って車両下側に向かう傾斜壁部とされた構成とされている。
この車体下部構造によれば、連結壁部は、車両幅方向内側に向かうに従って車両下側に向かう傾斜壁部とされているので、この連結壁部と、上壁部及び内壁部との接続部にそれぞれ稜線が形成される。これにより、ロッカにおける稜線の数を増やすことができるので、ロッカの剛性を向上させることができる。また、ロッカを車両上下方向に小型化することができるので、床部の側部をより一層低くすることができる。
本発明の第三態様に係る車体下部構造は、本発明の第一態様又は第二態様に係る車体下部構造において、前記上壁部の車両上側に近接して配置されて前記ワイヤハーネスを車両上側から覆う上側プレート部を有するスカッフプレートを備えている。
この車体下部構造によれば、ワイヤハーネスを車両上側から覆うスカッフプレートの上側プレート部は、上壁部の車両上側に近接して配置されている。従って、スカッフプレートを備えた場合でも、上側プレート部の車両上側への張り出しを抑制することができるので、床部の側部を低くすることができる。
本発明の第四態様に係る車体下部構造は、本発明の第一態様〜第三態様のいずれか一つに係る車体下部構造において、前記ロッカが、前輪の車両後側に配置され、前記ロッカの前端部に、前記ロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッドが結合された構成とされている。
この車体下部構造によれば、ロッカの前端部には、ロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッドが結合されている。従って、例えば、衝突体が車両前側から車体における車両幅方向一端側に衝突し(つまり、オフセット衝突や微小ラップ衝突が生じ)、前輪がロッカに干渉しても、この前輪からの衝突荷重をバルクヘッドを介してロッカに伝達することができる。
本発明の第五態様に係る車体下部構造は、本発明の第四態様に係る車体下部構造において、前記バルクヘッドに、車両正面視にて前記ロッカの前端部の断面よりも外側に突出された突出部が形成された構成とされている。
この車体下部構造によれば、ロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッドには、車両正面視にてロッカの前端部の断面よりも外側に突出された突出部が形成されている。従って、この突出部が形成された分、前輪からの荷重を受ける面積が大きくなり、且つ、この突出部はバルクヘッドの一部分であってバルクヘッドがロッカに結合されているので、前輪からの衝突荷重をロッカに効率良く伝達することができる。
本発明の第六態様に係る車体下部構造は、本発明の第五態様に係る車体下部構造において、前記内壁部及び前記連結壁部の前端部に、車両前側から切り欠かれた切欠部が形成され、前記バルクヘッドが、車両正面視にて前記ロッカの前端部の断面内に位置する本体部を有し、前記突出部が、前記本体部から前記切欠部を通じて前記ロッカの前端部の断面よりも外側に突出された構成とされている。
この車体下部構造によれば、内壁部及び連結壁部の前端部には、車両前側から切り欠かれた切欠部が形成されており、突出部は、この切欠部を通じてロッカの前端部の断面よりも外側に突出されている。従って、バルクヘッドの本体部が、車両正面視にてロッカの前端部の断面内に収められていても、切欠部を形成するという簡単な構造により、突出部をロッカの前端部の断面よりも外側に突出させることができる。
本発明の第七態様に係る車体下部構造は、本発明の第六態様に係る車体下部構造において、前記車室の前部に設けられて車両上下方向且つ車両幅方向に延びると共に、車両幅方向外側の端部が前記切欠部を通じて前記バルクヘッドに結合されたダッシュパネルを備えている。
この車体下部構造によれば、ダッシュパネルにおける車両幅方向外側の端部は、切欠部を通じてバルクヘッドに結合されている。これにより、ダッシュパネルにおける車両幅方向外側の端部の支持剛性、ひいては、ダッシュパネルの車体への取付剛性を向上させることができる。
本発明の第八態様に係る車体下部構造は、本発明の第五態様〜第七態様のいずれか一つに係る車体下部構造において、前記ロッカから立設されると共に、前記突出部に結合されたフランジを有するフロントピラーを備えている。
この車体下部構造によれば、フロントピラーは、突出部に結合されたフランジを有している。これにより、フロントピラーの車体への取付剛性を向上させることができる。
本発明の第九態様に係る車体下部構造は、本発明の第五態様〜第八態様のいずれか一つに係る車体下部構造において、前記ロッカを車両幅方向外側から覆うと共に、前記突出部に結合されたフランジを有するサイドアウタパネルを備えている。
この車体下部構造によれば、サイドアウタパネルは、突出部に結合されたフランジを有している。これにより、サイドアウタパネルの車体への取付剛性を向上させることができる。
本発明の第十態様に係る車体下部構造は、本発明の第一態様〜第九態様のいずれか一つに係る車体下部構造において、前記車室の床部における前記ロッカよりも車両幅方向内側に設けられて車両前後方向に延びると共に、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成し、且つ、車両上下方向に分割されたリインフォースメントアッパ及びリインフォースメントロアを有するリインフォースメントを備えている。
この車体下部構造によれば、車室の床部には、ロッカよりも車両幅方向内側において車両前後方向に延びるリインフォースメントが設けられている。従って、車両前突時には、ロッカ及びリインフォースメントによって荷重を車両後側に伝達することができると共に、車両側突時には、衝突体の車両幅方向内側への進入をロッカ及びリインフォースメントによって抑制することができる。
本発明の第十一態様に係る車体下部構造は、本発明の第十態様に係る車体下部構造において、前記ロッカアッパと、前記リインフォースメントアッパとが、フロアパネルアッパに一体に形成され、前記ロッカロアと、前記リインフォースメントロアとが、前記フロアパネルアッパと共に前記車室の床部を構成するフロアパネルロアに一体に形成された構成とされている。
この車体下部構造によれば、ロッカアッパと、リインフォースメントアッパとは、フロアパネルアッパに一体に形成され、ロッカロアと、リインフォースメントロアとは、フロアパネルロアに一体に形成されている。従って、部品点数の増加を抑制することができるので、コストを低減することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、乗員の足元スペースを確保することができると共に、床部の側部(ロッカ部)を低くすることができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
なお、各図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、車両上下方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側(右側)をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係る車体下部構造10が適用された車体下部Bは、車両前後方向に延びるロッカ12を備えている。このロッカ12は、車室の床部14における側部に設けられており、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成している。このロッカ12は、図2,図3に示されるように、車両上下方向に分割されたロッカアッパ16及びロッカロア18を有している。
ロッカアッパ16は、車両上側に凸を成しており、ロッカ12の上部を構成している。このロッカアッパ16は、上壁部16Aと、内壁部16Bと、外壁部16Cと、連結壁部16Dとを有している。上壁部16Aは、車両幅方向に延びており、内壁部16Bは、上壁部16Aよりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置し車両上下方向に延びている。外壁部16Cは、上壁部16の車両幅方向外側に位置し車両上下方向に延びている。この外壁部16Cの上部は、車両上側に向かうに従って車両幅方向内側に向かうように傾斜されている。
連結壁部16Dは、車両幅方向内側に向かうに従って車両下側に向かうように直線状に延びる傾斜壁部とされており、上壁部16Aにおける車両幅方向内側の端部と内壁部16Bの上端部とを連結している。内壁部16Bの下端部には、車両幅方向内側に延びるフランジ20が形成されており、外壁部16Cの下端部には、車両幅方向外側に延びるフランジ22が形成されている。また、図3に示されるように、上述のロッカアッパ16の前端部には、車両前側から切り欠かれた切欠部48が形成されている。この切欠部48は、より具体的には、上壁部16Aにおける車両幅方向内側の端部、内壁部16B、連結壁部16D、及び、フランジ20に亘って形成されており、車両前側に開口されている。また、この切欠部48は、車両平面視にて矩形状を成している。
ロッカロア18は、車両下側に凸を成しており、ロッカ12の下部を構成している。このロッカロア18は、下壁部18Aと、内壁部18Bと、外壁部18Cとを有している。内壁部18Bの上端部には、車両幅方向内側に延びるフランジ24が形成されており、外壁部18Cの上端部には、車両幅方向外側に延びるフランジ26が形成されている。また、外壁部18Cは、車両下側に向かうに従って車両幅方向内側に向かうように段階的に折り曲げられている。
フランジ20は、フランジ24と車両上下方向に重ね合わされた状態で結合されており、フランジ22は、フランジ26と車両上下方向に重ね合わされた状態で結合されている。これらフランジ20とフランジ24、及び、フランジ22とフランジ26の結合には、それぞれ例えばスポット溶接等の溶接が用いられている。
また、図2に示されるように、床部14の側部には、ロッカ12の連結壁部16Dに沿って車両前後方向に延びるワイヤハーネス28が設けられている。このワイヤハーネス28は、例えば、車体前部に備えられた図示しないバッテリと、車体側部に設けられた図示しないドア等に備えられた電装品とを接続している。
このワイヤハーネス28における上端部よりも下側の部分28Aは、車両正面視にて、連結壁部16Dと、上壁部16Aの車両幅方向内側への延長線16Eと、内壁部16Bの車両上側への延長線16Fとによって形成された断面内に位置されている。このワイヤハーネス28における上端部よりも下側の部分28Aは、本発明におけるワイヤハーネスの一部の一例である。
また、床部14の側部には、ロッカ12に沿って車両前後方向に延びるスカッフプレート30が設けられている。このスカッフプレート30は、車両幅方向に延びる上側プレート部32と、この上側プレート部32における車両幅方向内側の端部から車両下側に延びる内側プレート部34とを有している。上側プレート部32は、上壁部16Aの車両上側に近接して配置されてワイヤハーネス28を車両上側から覆っており、内側プレート部34は、ワイヤハーネス28を車両幅方向内側から覆っている。内側プレート部34の下端部は、床部14に敷設されたカーペット36における車両幅方向外側の端部を押え付けて固定している。
また、上述のロッカ12は、車両の前側の側部に設けられた図示しない前輪の車両後側に配置されている。そして、図1,図4に示されるように、このロッカ12の前端部には、バルクヘッド40が設けられている。このバルクヘッド40は、ロッカ12の長手方向と交差(直交)する板状部42と、この板状部42の周縁部から車両前側に延出された枠状部44とを有している。
枠状部44は、上述のロッカアッパ16の上壁部16Aに沿って車両幅方向に延びる上壁部44Aと、この上壁部44Aの車両幅方向内側の端部から車両下側に延びる内壁部44Bと、上壁部44Aの車両幅方向外側の端部からロッカアッパ16及びロッカロア18の外壁部16C,18Cに沿って車両下側に延びる外壁部44Cと、ロッカロア18の下壁部18Aに沿って車両幅方向に延びる下壁部44Dとを有している。
図4に示されるように、上壁部44Aは、ロッカアッパ16の上壁部16Aに車両下側から重ね合わされており、内壁部44Bは、ロッカロア18の内壁部18Bに車両幅方向外側から重ね合わされている。また、外壁部44Cは、ロッカアッパ16及びロッカロア18の外壁部16C,18Cに車両幅方向内側から重ね合わされており、下壁部44Dは、ロッカロア18の下壁部18Aに車両上側から重ね合わされている。
この上壁部44A、内壁部44B、外壁部44C、及び、下壁部44Dは、上述の上壁部16A、内壁部18B、外壁部16C,18C、及び、下壁部18Aとそれぞれ適宜箇所において例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。そして、このようにしてロッカ12の前端部に結合されたバルクヘッド40は、ロッカ12における車両前側の開口部を塞いでいる。また、バルクヘッド40には、車両正面視にてロッカ12の前端部の断面よりも外側(車両幅方向内側且つ車両上側)に突出された突出部46が形成されている。
つまり、車両正面視におけるロッカ12の前端部の断面は、上述のロッカアッパ16の上壁部16A、内壁部16B、外壁部16C、及び、連結壁部16Dと、上述のロッカロア18の下壁部18A、内壁部18B、及び、外壁部18Cと、これらの壁部によって囲まれた部分とによって構成されている(図3も参照)。一方、バルクヘッド40には、車両正面視にて連結壁部16Dよりも車両幅方向内側且つ車両上側に位置する部分が形成されており、この部分が突出部46とされている。この突出部46は、車両正面視にてワイヤハーネス28と重複している。
また、バルクヘッド40のうち車両正面視にてロッカ12の前端部の断面内に収められた部分(上述のロッカ12における車両前側の開口部を塞ぐ部分)を本体部50とすると、突出部46は、この本体部50から切欠部48を通じてロッカ12の前端部の断面よりも外側(車両幅方向内側且つ車両上側)に突出されている。
なお、図3に示される想像線Lは、突出部46と本体部50との境界部を示すものであり、車両正面視にて上述の連結壁部16Dと重複するものである。また、バルクヘッド40の一部に例えば位置決め孔等の開口が形成された場合にも、バルクヘッド40は、ロッカ12における車両前側の開口部を塞ぐ構成である。
また、図5に示されるように、車室の前部には、ダッシュパネル52が設けられている。このダッシュパネル52は、車両上下方向且つ車両幅方向に延びており、図示しない車室とエンジンルームとを区画している。このダッシュパネル52における車両幅方向外側の端部には、車両後側に延びるフランジ54が形成されている。
このフランジ54のうち前部は、上述の切欠部48を通じてバルクヘッド40(枠状部44の内壁部44Bにおける車両上下方向中央部)に例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。このフランジ54のうち前部は、本発明におけるダッシュパネルの車両幅方向外側の端部の一例である。また、フランジ54のうち後部は、ロッカアッパ16の内壁部16Bに例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。
また、ロッカ12の前部には、図1,図6に示されるように、車両上下方向に延びるフロントピラー56が立設されている。このフロントピラー56は、このフロントピラー56の下部を構成するフロントピラーロア58と、このフロントピラー56の上部を構成する図示しないフロントピラーアッパとを有している。
フロントピラーロア58は、図1に示されるように、車両幅方向に分割されたフロントピラーロアインナ62及びフロントピラーロアアウタ64を有している。フロントピラーロアインナ62における車両後側の端部及び車両前側の端部には、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びるフランジ66,68がそれぞれ形成されている。一方、フロントピラーロアアウタ64における車両後側の端部及び車両前側の端部には、車両幅方向を板厚方向として車両上下方向に延びるフランジ70,72がそれぞれ形成されている。
そして、このフランジ66とフランジ70、及び、フランジ68とフランジ72とは、それぞれ車両幅方向に重ね合わされた状態で例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。また、上述のフランジ68の下部は、図4に示されるように、上述のバルクヘッド40の突出部46(枠状部44の内壁部44Bにおける上部)に例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。このフランジ68は、本発明におけるフロントピラーのフランジの一例である。
また、図1,図4に示されるように、フロントピラーロアアウタ64の下端部には、車両上下方向を板厚方向として車両幅方向に延びるフランジ74と、このフランジ74の車両幅方向外側から車両下側に延びるフランジ76とが形成されている。フランジ74は、上述のバルクヘッド40の突出部46(枠状部44の上壁部44Aにおける車両幅方向内側の部分)と、ロッカアッパ16の上壁部16Aとに車両上側から重ね合わされており、フランジ76は、ロッカアッパ16の外壁部16Cに車両幅方向外側から重ね合わされている。
また、このフロントピラー56及びロッカ12は、車両幅方向外側からサイドアウタパネル78によって覆われている(図4参照)。このサイドアウタパネル78の前端部には、車両上下方向を板厚方向として車両幅方向に延びるフランジ80と、このフランジ80の車両幅方向外側から車両下側に延びるフランジ82とが形成されている(図4,図6参照)。フランジ80は、上述のフランジ74に車両上側から重ね合わされている。また、フランジ82の上部は、車両幅方向外側から上述のフランジ76に重ね合わされており、フランジ82の下部は、ロッカアッパ16の外壁部16Cの下部に車両幅方向外側から重ね合わされている。
そして、図4,図6に示されるように、フランジ74及びフランジ80における車両幅方向内側の部分は、上述のバルクヘッド40の突出部46(枠状部44の上壁部44Aにおける車両幅方向内側の部分)に例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。このフランジ74も、本発明におけるフロントピラーのフランジの一例である。また、フランジ80は、本発明におけるサイドアウタパネルのフランジの一例である。
また、図4,図5に示されるように、フランジ82の下部は、ロッカアッパ16の外壁部16Cの下部、及び、上述の枠状部44の外壁部44Cの車両上下方向中央部に例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。なお、上述のロッカ12、フロントピラー56、バルクヘッド40、及び、サイドアウタパネル78は、上記以外にも、適宜箇所において互いに結合されている。
また、図2,図4に示されるように、床部14の車両幅方向中央部には、車両上側に膨出するトンネル部84が形成されている。また、床部14におけるロッカ12よりも車両幅方向内側、つまり、ロッカ12とトンネル部84との間には、車両前後方向に延びるフロアリインフォースメント86及び中間リインフォースメント88がそれぞれ設けられている。このフロアリインフォースメント86及び中間リインフォースメント88は、本発明におけるリインフォースメントの一例である。
フロアリインフォースメント86は、床部14におけるトンネル部84とロッカ12との中間部(より具体的には、中央部)に設けられており、中間リインフォースメント88は、床部14におけるフロアリインフォースメント86と中間リインフォースメント88との中間部に設けられている。このフロアリインフォースメント86及び中間リインフォースメント88は、車体前部に設けられた図示しないフロントサイドメンバの車両後側に配置されている。
また、フロアリインフォースメント86は、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成しており、車両上下方向に分割されたフロアリインフォースメントアッパ90及びフロアリインフォースメントロア92を有している。フロアリインフォースメントアッパ90は、フロアリインフォースメント86の上部を構成しており、車両上側に凸を成している。一方、フロアリインフォースメントロア92は、フロアリインフォースメント86の下部を構成しており、車両下側に凸を成している。
フロアリインフォースメントアッパ90及びフロアリインフォースメントロア92の車両幅方向内側には、車両幅方向内側に延出するフランジ94,96がそれぞれ形成されている。このフランジ94とフランジ96とは、互いに車両上下方向に重ね合わされた状態で例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。また、フロアリインフォースメントアッパ90及びフロアリインフォースメントロア92の車両幅方向外側には、車両幅方向外側に延出するフランジ98,100がそれぞれ形成されている。このフランジ98とフランジ100とは、互いに車両上下方向に重ね合わされた状態で例えばスポット溶接等の溶接により結合されている。
中間リインフォースメント88は、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成しており、車両上下方向に分割された中間リインフォースメントアッパ102及び中間リインフォースメントロア104を有している。中間リインフォースメントアッパ102は、中間リインフォースメント88の上部を構成しており、車両上側に凸を成している。一方、中間リインフォースメントロア104は、中間リインフォースメント88の下部を構成しており、車両下側に凸を成している。
中間リインフォースメントアッパ102は、上述のフランジ20を介してロッカアッパ16と接続されると共に、上述のフランジ98を介してフロアリインフォースメントアッパ90と接続されている。一方、中間リインフォースメントロア104は、上述のフランジ24を介してロッカロア18と接続されると共に、上述のフランジ100を介してフロアリインフォースメントロア92と接続されている。
また、床部14は、より具体的には、フロアパネルアッパ106とフロアパネルロア108とを有して構成されている。フロアパネルアッパ106は、床部14における車両幅方向一端側から他端側に亘って延在されている。このフロアパネルアッパ106には、上述のロッカアッパ16と、フロアリインフォースメントアッパ90と、中間リインフォースメントアッパ102と、フランジ20,22,94,98とが一体に形成されている。
一方、フロアパネルロア108は、床部14における車両幅方向外側の一部を構成しており、フロアパネルアッパ106の車両下側に設けられている。このフロアパネルロア108には、上述のロッカロア18と、フロアリインフォースメントロア92と、中間リインフォースメントロア104と、フランジ24,26、96,100とが一体に形成されている。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係る車体下部構造10によれば、ロッカ12の上部を構成するロッカアッパ16は、上壁部16Aと、上壁部16Aにおける車両幅方向内側の端部よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置する内壁部16Bと、上壁部16Aにおける車両幅方向内側の端部と内壁部16Bの上端部とを連結する連結壁部16Dとを有している。また、ワイヤハーネス28は、ロッカ12に沿って車両前後方向に延びており、このワイヤハーネス28における上端部よりも下側の部分28Aは、車両正面視にて、連結壁部16Dと、上壁部16Aの車両幅方向内側への延長線16Eと、内壁部16Bの車両上側への延長線16Fとによって形成された断面内に位置されている。
従って、ワイヤハーネス28の車両幅方向内側及び車両上側への張り出しを抑制することができるので、ロッカ12に沿ってワイヤハーネス28が延びる場合でも、乗員の足元スペースを確保することができると共に、床部14の側部(ロッカ部)を低くすることができる。
しかも、ロッカ12は、車両上下方向に分割されたロッカアッパ16及びロッカロア18を有している。従って、このロッカアッパ16及びロッカロア18を結合するためのフランジが車両上下方向に突出することを回避できるので、床部14の側部をより低くすることができる。
また、連結壁部16Dは、車両幅方向内側に向かうに従って車両下側に向かう傾斜壁部とされているので、この連結壁部16Dと、上壁部16A及び内壁部16Bとの接続部にそれぞれ稜線110,112(図2,図3参照)が形成される。これにより、ロッカ12における稜線の数を増やすことができるので、ロッカ12の剛性を向上させることができる。また、ロッカ12を車両上下方向に小型化することができるので、床部14の側部をより一層低くすることができる。
また、ワイヤハーネス28を車両上側から覆うスカッフプレート30の上側プレート部32は、上壁部16Aの車両上側に近接して配置されている。従って、スカッフプレート30を備えた場合でも、上側プレート部32の車両上側への張り出しを抑制することができるので、床部14の側部を低くすることができる。
また、ロッカ12の前端部には、ロッカ12における車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッド40が結合されている。従って、例えば、衝突体が車両前側から車体における車両幅方向一端側に衝突し(つまり、オフセット衝突や微小ラップ衝突が生じ)、前輪がロッカ12に干渉しても、この前輪からの衝突荷重をバルクヘッド40を介してロッカ12に伝達することができる。
また、このロッカ12における車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッド40には、車両正面視にてロッカ12の前端部の断面よりも外側に突出された突出部46が形成されている。従って、この突出部46が形成された分、前輪からの荷重を受ける面積が大きくなり、且つ、この突出部46はバルクヘッド40の一部分であってバルクヘッド40がロッカ12に結合されているので、前輪からの衝突荷重をロッカ12に効率良く伝達することができる。
また、突出部46は、車両正面視にてワイヤハーネス28と重複しているので、上述のオフセット衝突や微小ラップ衝突時でも、この突出部46によりワイヤハーネス28を保護することができる。
また、内壁部16B及び連結壁部16Dの前端部には、車両前側から切り欠かれた切欠部48(図3参照)が形成されており、図4に示されるように、突出部46は、この切欠部48を通じてロッカ12の前端部の断面よりも外側に突出されている。従って、バルクヘッド40の本体部50が、車両正面視にてロッカ12の前端部の断面内に収められていても、切欠部48を形成するという簡単な構造により、突出部46をロッカ12の前端部の断面よりも外側に突出させることができる。
また、ダッシュパネル52における車両幅方向外側の端部に形成されたフランジ54の前部は、切欠部48を通じてバルクヘッド40(枠状部44の内壁部44Bにおける車両上下方向中央部)に結合されている。これにより、ダッシュパネル52における車両幅方向外側の端部の支持剛性、ひいては、ダッシュパネル52の車体への取付剛性を向上させることができる。
また、フロントピラー56は、突出部46を構成する枠状部44の内壁部44Bにおける上部に結合されたフランジ68と、突出部46を構成する枠状部44の上壁部44Aにおける車両幅方向内側の部分に結合されたフランジ74とを有している。これにより、フロントピラー56の車体への取付剛性を向上させることができる。
同様に、サイドアウタパネル78は、突出部46を構成する枠状部44の上壁部44Aにおける車両幅方向内側の部分に結合されたフランジ80を有している。これにより、サイドアウタパネル78の車体への取付剛性も向上させることができる。
また、床部14には、ロッカ12よりも車両幅方向内側において車両前後方向に延びるフロアリインフォースメント86及び中間リインフォースメント88が設けられている。従って、車両前突時には、ロッカ12、フロアリインフォースメント86、及び、中間リインフォースメント88の三本の骨格によって荷重を車両後側に伝達することができると共に、車両側突時には、衝突体の車両幅方向内側への進入をこの三本の骨格によって抑制することができる。
また、ロッカアッパ16と、フロアリインフォースメントアッパ90、及び、中間リインフォースメントアッパ102とは、フロアパネルアッパ106に一体に形成され、ロッカロア18と、フロアリインフォースメントロア92と、中間リインフォースメントロア104とは、フロアパネルロア108に一体に形成されている。従って、部品点数の増加を抑制することができるので、コストを低減することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上述の本発明の一実施形態において、ワイヤハーネス28は、その一部(上端部よりも下側の部分28A)が、車両正面視にて連結壁部16Dと、上壁部16Aの車両幅方向内側への延長線16Eと、内壁部16Bの車両上側への延長線16Fとによって形成された断面内に位置されていた。ところが、ワイヤハーネス28の全体が、上述の断面内に位置されていても良い。また、ワイヤハーネス28のその他の一部が上述の断面内に位置されていても良い。
また、連結壁部16Dは、上壁部16A及び内壁部16Bとの接続部にそれぞれ稜線110,112が形成されるように傾斜壁部によって形成されていたが、ワイヤハーネス28の少なくとも一部が上述の断面内に位置されるのであれば、他の形状でも良い。
また、フロントピラー56は、突出部46に結合されたフランジ68,74を有していたが、このフロントピラー56は、突出部46に結合されていなくても良い。また、フランジ68及びフランジ74のうちどちらか一方のみが突出部46に結合されていても良い。
また、サイドアウタパネル78の前端部に形成されたフランジ80は、フロントピラーロアアウタ64の下端部に形成されたフランジ74を介して、突出部46を構成する枠状部44の上壁部44Aにおける車両幅方向内側の部分に結合されていたが、この部分に直接結合されていても良い。
また、切欠部48は、内壁部16B及び連結壁部16Dに形成されていたが、上壁部16A、内壁部16B、及び、連結壁部16Dに亘って形成されていても良い。
また、床部14には、フロアリインフォースメント86及び中間リインフォースメント88が設けられていたが、このうちどちらか一方のみが設けられていても良い。
また、ロッカ12、フロアリインフォースメント86、及び、中間リインフォースメント88は、床部14に一体に形成されることにより、この床部14に設けられていたが、床部14と別体とされた上で床部14に結合されることにより、この床部14に設けられていても良い。
また、連結壁部16Dは、上壁部16Aにおける車両幅方向内側の端部と内壁部16Bの上端部とを連結していていたが、参考例では、車両幅方向内側に向かうに従って車両下側に向かうように直線状に延びる傾斜壁部とされて、上壁部16Aにおける車両幅方向内側の端部とフランジ20における車両幅方向外側の端部とを連結していても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
次に、特許請求の範囲に記載された発明以外に、上記実施形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
車室の床部における側部に設けられて前輪の車両後側に配置されると共に車両前後方向に延び且つ車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成すロッカの上部を構成し、且つ、車両幅方向に延びる上壁部と、前記上壁部よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置し車両上下方向に延びる内壁部と、前記上壁部における車両幅方向内側の端部と前記内壁部の上端部とを連結する連結壁部とを有するロッカアッパと、前記ロッカの下部を構成するロッカロアと、車両正面視にて前記ロッカの前端部の断面内に位置されて前記ロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐ本体部と、前記内壁部及び前記連結壁部の前端部に車両前側から切り欠かれた切欠部を通じて前記本体部から前記ロッカの前端部の断面よりも外側に突出された突出部とを有し、前記ロッカの前端部に結合されたバルクヘッドと、を備えた車体下部構造。
この車体下部構造によれば、ロッカの前端部には、ロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッドが結合されている。従って、例えば、衝突体が車両前側から車体における車両幅方向一端側に衝突し(つまり、オフセット衝突や微小ラップ衝突が生じ)、前輪がロッカに干渉しても、この前輪からの衝突荷重をバルクヘッドを介してロッカに伝達することができる。
しかも、このロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッドには、車両正面視にてロッカの前端部の断面よりも外側に突出された突出部が形成されているので、この突出部が形成された分、前輪からの衝突荷重をロッカに効率良く伝達することができる。
また、内壁部及び連結壁部には、車両前側から切り欠かれた切欠部が形成されており、突出部は、この切欠部を通じてロッカの前端部の断面よりも外側に突出されている。従って、バルクヘッドの本体部が、車両正面視にてロッカの前端部の断面内に収められていても、切欠部を形成するという簡単な構造により、突出部をロッカの前端部の断面よりも外側に突出させることができる。
Claims (11)
- 車室の床部における側部に設けられて車両前後方向に延びると共に車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成すロッカの上部を構成し、且つ、車両幅方向に延びる上壁部と、前記上壁部よりも車両幅方向内側且つ車両下側に位置し車両上下方向に延びる内壁部と、前記上壁部における車両幅方向内側の端部と前記内壁部の上端部とを連結する連結壁部とを有するロッカアッパと、
前記ロッカの下部を構成するロッカロアと、
前記ロッカに沿って車両前後方向に延び、車両正面視にて、前記連結壁部と、前記上壁部の車両幅方向内側への延長線と、前記内壁部の車両上側への延長線とによって形成された断面内に、少なくとも一部が位置されたワイヤハーネスと、
を備えた車体下部構造。 - 前記連結壁部は、車両幅方向内側に向かうに従って車両下側に向かう傾斜壁部とされている、
請求項1に記載の車体下部構造。 - 前記上壁部の車両上側に近接して配置されて前記ワイヤハーネスを車両上側から覆う上側プレート部を有するスカッフプレートを備えた、
請求項1又は請求項2に記載の車体下部構造。 - 前記ロッカは、前輪の車両後側に配置され、
前記ロッカの前端部には、前記ロッカにおける車両前側の開口部を塞ぐバルクヘッドが結合されている、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車体下部構造。 - 前記バルクヘッドには、車両正面視にて前記ロッカの前端部の断面よりも外側に突出された突出部が形成されている、
請求項4に記載の車体下部構造。 - 前記内壁部及び前記連結壁部の前端部には、車両前側から切り欠かれた切欠部が形成され、
前記バルクヘッドは、車両正面視にて前記ロッカの前端部の断面内に位置する本体部を有し、
前記突出部は、前記本体部から前記切欠部を通じて前記ロッカの前端部の断面よりも外側に突出されている、
請求項5に記載の車体下部構造。 - 前記車室の前部に設けられて車両上下方向且つ車両幅方向に延びると共に、車両幅方向外側の端部が前記切欠部を通じて前記バルクヘッドに結合されたダッシュパネルを備えた、
請求項6に記載の車体下部構造。 - 前記ロッカから立設されると共に、前記突出部に結合されたフランジを有するフロントピラーを備えた、
請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載の車体下部構造。 - 前記ロッカを車両幅方向外側から覆うと共に、前記突出部に結合されたフランジを有するサイドアウタパネルを備えた、
請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載の車体下部構造。 - 前記車室の床部における前記ロッカよりも車両幅方向内側に設けられて車両前後方向に延びると共に、車両幅方向に沿って切断した断面が閉断面状を成し、且つ、車両上下方向に分割されたリインフォースメントアッパ及びリインフォースメントロアを有するリインフォースメントを備えた、
請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の車体下部構造。 - 前記ロッカアッパと、前記リインフォースメントアッパとは、フロアパネルアッパに一体に形成され、
前記ロッカロアと、前記リインフォースメントロアとは、前記フロアパネルアッパと共に前記車室の床部を構成するフロアパネルロアに一体に形成されている、
請求項10に記載の車体下部構造。
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