JP6008171B2 - 車両のサイドシル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
サイドシルと、
前記サイドシルを覆う内装部材とを備え、
前記サイドシルは、サイドボディインナーパネルとサイドボディアウターパネルを接合して構成され、
前記サイドボディインナーパネルとサイドボディアウターパネルはそれぞれ上端部にフランジを備え、
両フランジは互いに重ね合わされ、
前記両フランジのうちいずれか一方のフランジに上方に突出する突出片が形成され、
前記突出片は他方のフランジに重なるように折り曲げられて、前記突出片と、折り曲げ前の前記突出片の下方のフランジ部分とで前記他方のフランジを挟み込んでいる車両のサイドシル構造に関する。
上記の車両のサイドシル構造では、特許文献1に開示されているように、前記サイドシルを覆う内装部材(スカッフプレート)に設けたリブをカーペットのスリットに差込み、カーペットの端部を内装部材に設けたリブで押さえてあった。
特許文献1には図示されていないが、前記サイドシル構造の両フランジ(サイドボディインナーパネルの上端部のフランジとサイドボディアウターパネルの上端部のフランジ)のうち一方のフランジに、上方に突出する突出片を形成することがある。そして、前記突出片を他方のフランジに重なるように折り曲げ、突出片と、折り曲げ前の突出片の下方のフランジ部分とで他方のフランジを挟み込む。このように構成するのは、両フランジ同士を、これらのスポット溶接前に仮り止めするためである。
従来、このサイドシル構造において、前記突出片の周りの内装部材の裏面は扁平面に形成してあった。
特開平9−52549号公報
一般に、前記内装部材を下方から受け止め支持する支持部としては、車体に設けられたクロスメンバーしかない。そのために、乗降時や洗車時に、クロスメンバーから離れた箇所で内装部材を人が踏む等して内装部材に上から荷重を加えた場合、前記両フランジのみで内装部材を支えることになる。
上記従来の構造によれば、突出片の周りの内装部材の裏面は扁平面に形成してあったために、突出片の折り曲げ部と内装部材の裏面との当接力が、突出片とは車両前後方向に離れた箇所での両フランジの上端部と内装部材の裏面との当接力よりも強くなっていた。
その結果、突出片の折り曲げ部が当接する内装部材部分の意匠面が白化して、内装部材の外観品質が低下する虞があった。
本発明の目的は、サイドシルを覆う内装部材の白化を防止して外観品質を向上させることができる車両のサイドシル構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
サイドシルと、
前記サイドシルを覆う内装部材とを備え、
前記サイドシルは、サイドボディインナーパネルとサイドボディアウターパネルを接合して構成され、
前記サイドボディインナーパネルとサイドボディアウターパネルはそれぞれ上端部にフランジを備え、
両フランジは互いに重ね合わされ、
前記両フランジのうちいずれか一方のフランジに形成された上方に突出する突出片が 他方のフランジに重なるように折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記突出片と、折り曲げ前の前記突出片の下方のフランジ部分と前記他方のフランジが挟み込まれている車両のサイドシル構造であって、
前記突出片の車両前方側の内装部材の裏面に、前記両フランジの重ね合わせ部の上端縁に当接可能な第1リブが形成され、
前記突出片の車両後方側の内装部材の裏面に、前記両フランジの重ね合わせ部の上端縁に当接可能な第2リブが形成され
車体に設けられたクロスメンバーの長手方向の端部が前記サイドボディインナーパネルに接合され、
前記クロスメンバーの長手方向の端部の上面に当接する第3リブが前記内装部材の裏面に形成されている点にある。(請求項1)
この構成によれば、乗降時や洗車時に、内装部材を人が踏む等して内装部材に上から荷重を加えた場合、前記両フランジの重ね合わせ部の上端縁に、前記突出片の車両前方側の第1リブと、前記突出片の車両後方側の第2リブとを当接させることができる。
これにより、内装部材に加わる前記上からの荷重を、前記突出片の車両前方側と車両後方側に分散させることができ、内装部材の裏面と前記突出片の折り曲げ部との当接を回避することができる。あるいは、内装部材の裏面と前記突出片の折り曲げ部とが当接した場合であっても、当接力を小さくすることができる。
その結果、前記突出片の折り曲げ部の上方に位置する内装部材部分の意匠面の白化を回避することができ、内装部材の外観品質を向上させることができる。
そして、前記第3リブがクロスメンバーの長手方向の端部の上面に当接するから、乗降時や洗車時に、内装部材を人が踏む等して内装部材に上から荷重を加えた場合、内装部材に加わる前記上からの荷重を、クロスメンバー側にも分散させることができる。
これにより、内装部材の裏面と突出片の折り曲げ部との当接力をより小さくすることができる。その結果、前記突出片の折り曲げ部の上方に位置する内装部材部分(折り曲げ部が当接する内装部材部分)の意匠面の白化を回避することができ、内装部材の外観品質を向上させることができる。
また、第3リブを介してクロスメンバーで内装部材を支持するから、内装部材が前記両フランジの少なくとも一方のフランジの上端縁を中心として車室内側に回転することを防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記突出片の車両前方側の内装部材に周囲よりも厚肉の第1厚肉部が形成されるとともに、前記突出片の車両後方側の内装部材に周囲よりも厚肉の第2厚肉部が形成され、
前記第1リブは前記第1厚肉部に形成され、
前記第2リブは前記第2厚肉部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記第1リブは前記第1厚肉部に形成され、前記第2リブは前記第2厚肉部に形成されているから、内装部材に上から荷重を加えた場合に、第1リブの根元や第2リブの根元が変形して白化することを防止することができる。また、第1リブの根元や第2リブの根元のヒケが目立ち難くなるので第1リブや第2リブを太いリブに構成することができる。
さらに、前記突出片の折り曲げ部の上方に位置する内装部材部分の車両前後方向両側に第1厚肉部と第2厚肉部が位置することにより、前記内装部材部分が相対的に柔軟性を持つことになる。
その結果、前記内装部材部分に対する前記突出片の折り曲げ部の当たりが強くなる時は、前記内装部材部分が撓んで当たりが緩和される。従って、前記内装部材部分の意匠面の白化をより回避しやすくすることができる。(請求項2)
本発明において、
前記第1厚肉部又は第2厚肉部は前記クロスメンバーの側方に配置され、
前記第3リブと、前記クロスメンバーの側方に位置する前記第1厚肉部又は第2厚肉部とを連結する連結リブが前記内装部材の裏面に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
そして、前記第3リブと、前記クロスメンバーの側方に位置する前記第1厚肉部又は第2厚肉部とを連結する連結リブが前記内装部材の裏面に設けられているから、クロスメンバーの側方の内装部材の剛性を向上させることができ、内装部材の変形を防止することができる。
従って、第1リブ〜第3リブの位置を目標位置に保つことができ、前記上からの荷重をより確実に分散させて、内装部材の裏面と突出片の折り曲げ部との当接力を小さくすることができる。
その結果、前記突出片の折り曲げ部の上方に位置する内装部材部分の意匠面の白化を回避することができ、内装部材の外観品質を向上させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記第1リブは前記突出片の車両前方側の内装部材の裏面に複数個設けられ、
前記第2リブは前記突出片の車両後方側の内装部材の裏面に複数個設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
フランジに対するリブの当て面を広い範囲で確保でき、第1リブと第2リブの1個当たりの負担を軽減することができ、リブ折れを防止することができる。(請求項4)
本発明において、
前記サイドボディインナーパネルのフランジの車室内側の面、又は、前記サイドボディアウターパネルのフランジの車室外側の面に当接する当接部が前記第1リブと前記第2リブの少なくとも一方に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記第1リブと前記第2リブの少なくとも一方を、前記両フランジの重ね合わせ部の上端縁だけでなく、サイドボディインナーパネルのフランジの車室内側の面、又は、サイドボディアウターパネルのフランジの車室外側の面にも当接させることができる。
これにより、内装部材に加わる前記上からの荷重をより確実に分散させることができ、前記内装部材部分の意匠面の白化を回避することができ、内装部材の外観品質を向上させることができる。(請求項5)
本発明によれば、サイドシルを覆う内装部材の白化を防止して外観品質を向上させることができる車両のサイドシル構造を提供することができた。
車両側部の分解斜視図 フロントスカッフが車体のサイドシル部に取り付けられた状態を示す斜視図 フロントスカッフを斜め上方から見た斜視図 フロントスカッフを下方から見た斜視図 クロスメンバーとフロントスカッフを示す斜視図 (a)は図10のA−A断面図、(b)は図10のA−A断面図に対応する図であり、フロントスカッフの上壁の裏面と突出片の折り曲げ部とが当接した状態を示す図 (a)は図8(a)のF−F断面図、(b)は図8(a)のE−E断面図 (a)はフロントスカッフの平面図、(b)は図8(a)のC−C断面図 図8(a)のD−D断面図 車両側部を車室内側から見た図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車体側部のセンターピラー6の前後に前側ドア開口部2と後側ドア開口部3が設けられている。前側ドア開口部2の下側周縁部を形成する前側のサイドシル40は、車両前後方向に長いフロントスカッフ5(内装部材に相当)で覆われ、後側ドア開口部3の下側周縁部を形成する後側のサイドシル48は、車両前後方向に長いリアスカッフ4で覆われる。
[前側のサイドシル40の構造]
図6(a)に示すように、前記前側のサイドシル40は、サイドボディインナーパネル41と、サイドボディアウターパネル42と、これらの間に介在するサイドシルストレングス43との上端部同士、及び、下端部同士を溶接接合して構成されている。
サイドボディインナーパネル41は車室外側W2に開口する断面ハット形状に形成され、サイドボディアウターパネル42は車室内側W1に開口する断面ハット形状に形成されている。従って、サイドボディインナーパネル41とサイドボディアウターパネル42は、上端部に上側フランジ41F,42Fを備え、下端部に下側フランジ(図示せず)を備えている。前記サイドシルストレングス43も上端部に上側フランジ43Fを備え、下端部に下側フランジ(図示せず)を備えている。
そして、前記上側フランジ41F,42F,43F同士、下側フランジ同士が溶接接合(スポット溶接である)されている。これにより、サイドボディインナーパネル41とサイドボディアウターパネル42とサイドシルストレングス43とで閉じ断面を形成している。
前記サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1は、他の上側フランジ41F,43Fの上端縁よりも上方に位置している(図7(a)参照)。つまり、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1は、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fとサイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fとサイドシルストレングス43の上側フランジ43Fとの重ね合わせ部の上端縁を構成している。
図6(a),図8(a),図8(b),図10に示すように、前記サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fに、上方に突出する舌片状の突出片45が形成されている。そして、前記突出片45がサイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fに重なるように折り曲げられて、突出片45と、折り曲げ前の突出片45の下方のフランジ部分とで、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fとサイドシルストレングス43の上側フランジ43Fとを挟み込んでいる。
図6(a),図6(b)の符号45は折り曲げ前の突出片を示し、符号46は折り曲げ部(折り曲げられた状態の突出片)を示している。このように構成するのは、サイドボディインナーパネル41とサイドボディアウターパネル42とサイドシルストレングス43の上側フランジ41F,42F,43F同士を、これら三者41F,42F,43Fの溶接接合前に仮り止めするためである。
[クロスメンバー30の構造]
図1,図5に示すように、前側ドア開口部2の下側周縁部の車室内側W1に位置する車体のフロア50に、車幅方向に沿うクロスメンバー30が設けられている。このクロスメンバー30は、下側が下方した断面ハット形状に形成され、前記下側周縁部の車両前後方向中央の車室内側W1に位置する。そして、クロスメンバー30の車両前後方向の両側壁30Mの下端部から車両前方側Frに張り出す前側第1フランジ30F1と、車両後方側Rrに張り出す後側第1フランジとが車体のフロア50に溶接接合されている。
さらに、前記両側壁30Mの車幅方向の端部から車両前方側Frに張り出す前側第2フランジ30F2と、車両後方側Rrに張り出す後側第2フランジとがサイドボディインナーパネル41に溶接接合されている。両側壁30Mの上端部同士は上壁30Jにより連結されている。図7(a),図7(b)に示すように、前記上壁30Jの車幅方向の端部は、サイドボディインナーパネル41の膨出部の上面部41Jに上方から重ね合わされて溶接接合されている。
[フロントスカッフ5の構造]
前記フロントスカッフ5は樹脂製であり、図6(a)に示すように、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fと、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fと、サイドシルストレングス43の上側フランジ43Fとを覆う。サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの車室内側W1にはハーネス60が配索されており、フロントスカッフ5はこのハーネス60も覆う。
図2〜図4,図5,図6(a)に示すように、フロントスカッフ5は、上壁5Jと、上壁5Jの車室内側W1の端部から下方に延びる車室内側W1の第1側壁5S1と、上壁5Jの車室外側W2の端部から下方に延びる車室外側W2の第2側壁5S2とを備えている。
フロントスカッフ5の第1側壁5S1の後半部の高さ寸法は前半部の高さ寸法よりも短く設定され、前記後半部の下端部から第1張り出し壁5Mが車室内側W1に張り出している。第1張り出し壁5Mの後半部の張り出し長さ(張り出し量)は前半部の張り出し長さよりも長く設定されている。そして、第1張り出し壁5Mの車室内側W1の端部から第3側壁5S3が下方に延びている。第3側壁5S3は接続壁5Z(図4参照)を介して第1側壁5S1の前半部に接続している。
また、前記第2側壁5S2の下端部から第2張り出し壁5Nが車室外側W2に張り出している。さらに、第2張り出し壁5Nの車室外側W2の端部から下方にフランジ5N1が延びている。
図4に示すように、前記上壁5Jの裏面と第1側壁5S1の裏面と第1張り出し壁5Mの裏面には、複数の補強リブ5Rが、フロントスカッフ5の長手方向に並ぶ状態に一体成形されている。また、前記第2張り出し壁5Nの裏面に第1係合部16と第2係合部17が複数個ずつ設けられ、上壁5Jの車両後方側Rrの端部の裏面に第3係合部18が設けられている。前記第1係合部16と第2係合部17は、サイドボディアウターパネル42に形成された係合孔に挿入係合される。
そして、前記第1張り出し壁5Mの前端部の裏面に、前記クロスメンバー30に対する固定用の台座20が設けられ、台座20の座面20M(下面)に下方に突出する第4係合部20Cが設けられている。第4係合部20Cはクリップである。前記台座20は上下方向に長い直方体状に形成され、前記座面20Mは車両前後方向に長い長方形状に形成されている。前記第4係合部20Cは、クロスメンバー30の上壁30Jに形成されたクリップ孔に挿入係合される。
図4,図7(a),図7(b)に示すように、前記突出片45の車両前方側Frに位置するフロントスカッフ5の上壁5Jの裏面に周囲よりも厚肉の第1厚肉部23が形成されている。また、前記突出片45の車両後方側Rrに位置するフロントスカッフ5の上壁5Jの裏面に周囲よりも厚肉の第2厚肉部22が形成されている。第1厚肉部23の外周縁と第1厚肉部23の外周縁はそれぞれ円弧状に形成されている。
そして、第1厚肉部23に、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1(重ね合わせ部の上端縁)に当接可能な複数の断面長方形状の第1リブ11が形成されている。また、第2厚肉部22に、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1に当接可能な複数の断面長方形状の第2リブ12が形成されている。本実施形態では前記第1リブ11の数は3個であり、第2リブ12の数も3個である。
フロントスカッフ5の組み付け状態で、前記第1リブ11と第2リブ12はサイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1に対し上方に離間している。前記第1リブ11と上側フランジ42Fの上端縁42F1との距離、及び、前記第2リブ12と上側フランジ42Fの上端縁42F1との距離は僅かである。
前記第1リブ11は、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの上端縁41F1のみに当接するよう構成されるか、あるいは、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの上端縁41F1とサイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1との両方に当接するよう構成されていてもよい。
同様に、前記第2リブ12は、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの上端縁41F1のみに当接するよう構成されるか、あるいは、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの上端縁41F1とサイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1との両方に当接するよう構成されていてもよい。
図7(a)に示すように、前記第1リブ11は、フロントスカッフ5の車室外側W2の第2側壁5S2の裏面に連なり、フロントスカッフ5の幅方向(車幅方向)に長く形成されている。また、図4,図9に示すように、前記複数の第1リブ11のうち、フロントスカッフ5の長手方向で外側に位置する一対の第1リブ11には、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの車室内側W1の面41F2に当接する当接部11Aが設けられている。この当接部11Aは、第1リブ11の車室内側W1の先端部を下方に半円板状に膨出させて構成されている。
前記当接部11Aが、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの車室外側W2の面42F2(図7(a)参照)に当接するよう構成されていてもよい。また、前記当接部11Aが前記第2リブ12のみ、あるいは、第1リブ11と第2リブ12の両方に設けられていてもよい。さらに、前記複数の第1リブ11のうち、別の第1リブ11に設けられていてもよい。
図4,図5に示すように、クロスメンバー30の長手方向の端部30Aの上面30J1(上壁3OJの上面30J1)に当接する第3リブ13が前記台座20の座面20M(内装部材の裏面に相当)に形成されている。そして、第3リブ13と、前記クロスメンバー30の側方に位置する前記第1厚肉部23を連結する連結リブ14が、台座20の側面と第1側壁5S1の裏面と上壁5Jの裏面とにわたって連続して形成されている。図7(a),図7(b)に示すように、クロスメンバー30の長手方向の端部30Aの上面30J1にはカーペット61が載置されている。
前記第2厚肉部22がクロスメンバー30の側方に配置され、前記連結リブ14が、前記第3リブ13と第2厚肉部22を連結するよう構成されていてもよい。
図6(a)に示すように、フロントスカッフ5の車室外側W2の第2側壁5S2が、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fとサイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fとサイドシルストレングス43の上側フランジ43Fに近接するように、フロントスカッフ5が前記上側フランジ41F,42F,43Fを覆っている。
すなわち、前記サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fとサイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fとサイドシルストレングス43の上側フランジ43Fは、フロントスカッフ5の幅方向において、フロントスカッフ5の幅方向中央よりも、フロントスカッフ5の車室外側W2の第2側壁5S2側に偏って位置している。
上記の構成により、
(1) 乗降時や洗車時に、フロントスカッフ5を人が踏む等してフロントスカッフ5に上から荷重を加えた場合、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1に前記第1リブ11と第2リブ12が当接する。また、第3リブ13がクロスメンバー30の長手方向の端部30Aの上面30J1に当接している。
これにより、フロントスカッフ5に加わる前記上からの荷重を、前記突出片45の車両前方側Frと車両後方側Rrに分散させるとともに、クロスメンバー30側に分散させる。
そして、フロントスカッフ5の上壁5Jの裏面と前記突出片45の折り曲げ部46との当接を回避することができる。あるいは、フロントスカッフ5の上壁5Jの裏面と前記突出片45の折り曲げ部46とが当接した場合であっても(図6(b)参照)、当接力を小さくすることができる。
その結果、前記突出片45の折り曲げ部46の上方に位置するフロントスカッフ部分の意匠面の白化を回避することができ、フロントスカッフ5の外観品質を向上させることができる。
(2) 前記第1リブ11は前記第1厚肉部23に形成され、前記第2リブ12は前記第2厚肉部22に形成されているから、フロントスカッフ5に上から荷重を加えた場合に、第1リブ11の根元や第2リブ12の根元が変形して白化することを防止することができる。また、第1リブ11の根元や第2リブ12の根元のヒケが目立ち難くなるので第1リブ11や第2リブ12を太いリブに構成することができる。
さらに、前記突出片45の折り曲げ部46の上方に位置するフロントスカッフ部分の車両前後方向両側に第1厚肉部23と第2厚肉部22が位置することにより、前記フロントスカッフ部分が相対的に柔軟性を持つことになる。
その結果、前記フロントスカッフ部分に対する前記突出片45の折り曲げ部46の当たりが強くなる時は、前記フロントスカッフ部分が撓んで当たりが緩和される。従って、前記フロントスカッフ部分の意匠面の白化をより回避しやすくすることができる。
(3) 前記第3リブ13を介してクロスメンバー30でフロントスカッフ5を支持するから、フロントスカッフ5が、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1を中心として車室内側W1に回転することを防止することができる。
そして、前記第3リブ13と、前記クロスメンバー30の側方に位置する前記第1厚肉部23とを連結する連結リブ14がフロントスカッフ5の裏面に設けられているから、クロスメンバー30の側方のフロントスカッフ5の剛性を向上させることができ、フロントスカッフ5の変形を防止することができる。
従って、第1リブ11〜第3リブ13の位置を目標位置に保つことができる。また、フロントスカッフ5の上壁5Jの裏面と突出片45の折り曲げ部46とが当接した場合、前記上からの荷重をより確実に分散させて、フロントスカッフ5の上壁5Jの裏面と突出片45の折り曲げ部46との当接力をより小さくすることができる。
その結果、前記突出片45の折り曲げ部46の上方に位置するフロントスカッフ部分の意匠面の白化を回避することができ、フロントスカッフ5の外観品質を向上させることができる。
(4) 前記第1リブ11は前記第1厚肉部23に複数設けられ、前記第2リブ12は前記第2厚肉部22に複数設けられているから、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1に対するリブの当て面を広い範囲で確保できる。従って、第1リブ11と第2リブ12の1個当たりの負担を軽減することができ、リブ折れを防止することができる。
(5) 上記のように、前記複数の第1リブ11のうち、フロントスカッフ5の長手方向で外側に位置する一対の第1リブ11には、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの車室内側W1の面41F2に当接する当接部11Aが設けられている。
従って、一対の第1リブ11を、サイドボディアウターパネル42の上側フランジ42Fの上端縁42F1だけでなく、サイドボディインナーパネル41の上側フランジ41Fの車室内側の面41F2にも当接させることができる。
これにより、フロントスカッフ5に加わる前記上からの荷重をより確実に分散させることができ、前記フロントスカッフ部分の意匠面の白化を回避することができ、フロントスカッフ5の外観品質を向上させることができる。
5 内装部材(フロントスカッフ)
11 第1リブ
11A 当接部
12 第2リブ
13 第3リブ
14 連結リブ
22 第2厚肉部
23 第1厚肉部
30 クロスメンバー
30A クロスメンバーの長手方向の端部
30J1 クロスメンバーの長手方向の端部の上面
40 サイドシル
41 サイドボディインナーパネル
41F フランジ(サイドボディインナーパネルの上端部のフランジ)
41F2 サイドボディインナーパネルのフランジの車室内側の面
42 サイドボディアウターパネル
42F フランジ(サイドボディアウターパネルの上端部のフランジ)
42F1 重ね合わせ部の上端縁(サイドボディアウターパネルのフランジの上端縁)
42F2 サイドボディアウターパネルのフランジの車室外側の面
45 突出片
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側

Claims (5)

  1. サイドシルと、
    前記サイドシルを覆う内装部材とを備え、
    前記サイドシルは、サイドボディインナーパネルとサイドボディアウターパネルを接合して構成され、
    前記サイドボディインナーパネルとサイドボディアウターパネルはそれぞれ上端部にフランジを備え、
    両フランジは互いに重ね合わされ、
    前記両フランジのうちいずれか一方のフランジに形成された上方に突出する突出片が他方のフランジに重なるように折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記突出片と、折り曲げ前の前記突出片の下方のフランジ部分と前記他方のフランジが挟み込まれている車両のサイドシル構造であって、
    前記突出片の車両前方側の内装部材の裏面に、前記両フランジの重ね合わせ部の上端縁に当接可能な第1リブが形成され、
    前記突出片の車両後方側の内装部材の裏面に、前記両フランジの重ね合わせ部の上端縁に当接可能な第2リブが形成され
    車体に設けられたクロスメンバーの長手方向の端部が前記サイドボディインナーパネルに接合され、
    前記クロスメンバーの長手方向の端部の上面に当接する第3リブが前記内装部材の裏面に形成されている車両のサイドシル構造。
  2. 前記突出片の車両前方側の内装部材に周囲よりも厚肉の第1厚肉部が形成されるとともに、前記突出片の車両後方側の内装部材に周囲よりも厚肉の第2厚肉部が形成され、
    前記第1リブは前記第1厚肉部に形成され、
    前記第2リブは前記第2厚肉部に形成されている請求項1記載の車両のサイドシル構造。
  3. 前記第1厚肉部又は第2厚肉部は前記クロスメンバーの側方に配置され、
    前記第3リブと、前記クロスメンバーの側方に位置する前記第1厚肉部又は第2厚肉部とを連結する連結リブが前記内装部材の裏面に設けられている請求項2記載の車両のサイドシル構造。
  4. 前記第1リブは前記突出片の車両前方側の内装部材の裏面に複数個設けられ、
    前記第2リブは前記突出片の車両後方側の内装部材の裏面に複数個設けられている請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両のサイドシル構造。
  5. 前記サイドボディインナーパネルのフランジの車室内側の面、又は、前記サイドボディアウターパネルのフランジの車室外側の面に当接する当接部が前記第1リブと前記第2リブの少なくとも一方に設けられている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のサイドシル構造。
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