JPH051505Y2 - - Google Patents

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JPH051505Y2
JPH051505Y2 JP1986175058U JP17505886U JPH051505Y2 JP H051505 Y2 JPH051505 Y2 JP H051505Y2 JP 1986175058 U JP1986175058 U JP 1986175058U JP 17505886 U JP17505886 U JP 17505886U JP H051505 Y2 JPH051505 Y2 JP H051505Y2
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JP
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inner plate
joint
folded
outer plate
notch
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、板金部材をヘミング加工によつて接
合する構造に関する。
b 従来の技術 従来、第3図に示すような自動車においては、
その外板を構成するインナープレートとアウター
プレートをヘミング加工によつて接合したあと、
スポツト溶接(一部、ミグロー付、CO2溶接)を
行なつている。たとえば、第3図におけるA−A
線断面を示す第4図においては、アウタープレー
トbの端部をインナープレートa側に折り返し、
これらパネルa,bの重なつた部分cをスポツト
溶接により接合している。なお、同様な接合構造
として第3図におけるB−B線、C−C線、D−
D線、E−E線による断面部分があり、その断面
図を第5図ないし第8図に示す。
c 考案が解決しようとする課題 ところで、自動車の車体組立工程においては、
アウタ、インナー両プレートa,bの接合部cに
スポツト溶接を施す前に、これらプレートa,b
をマルチ溶接機によつて仮止めしておかなければ
ならない。このため、溶接工程が複雑になり、コ
ストアツプを招くという問題が生じる。
また、スポツト溶接の打点数が多く、接合部c
に生じる圧痕やバリの修理に手間を要するという
欠点もある。
本考案は、このような事情に鑑み、マルチ溶接
機による仮止め工程を省いて、上記欠点を除くこ
とができる板金部材の接合構造を提供することを
目的とする。
d 課題を解決するための手段 上記課題を解決するための本考案は、インナー
プレートとアウタープレートをヘミング加工によ
つて接合する場合において、上記アウタープレー
トの接合部の端縁からほぼ直角に折り返し部を延
出するとともに、該折り返し部とほぼ同じ長さの
切欠部を上記インナープレートの接合部の端縁に
形成し、さらに上記インナープレートの接合部で
切欠部の下方に穴を設け、上記アウタープレート
の折り返し部を切欠部に係合させて上記インナー
プレートの接合部に折り重ね、該折り返し部を上
記穴内に突き出して突起を形成したことを特徴と
する。
以下、本考案に係る板金部材の接合構造の一実
施例を、添付図面に基づき詳細に説明する。
第1図は同構造の断面図、第2図は第1図に示
す両板金部材の接合前の状態を示す斜視図であ
る。
図において、1はアウタープレート、2はイン
ナープレートである。アウタープレート1の接合
部3には、その端縁からほぼ直角に延出する折り
返し部4を所定の間隔をおいて複数個設けてあ
る。
インナープレート2の接合部8には、その端縁
上で上記折り返し部4と対応する位置に形成され
た切欠部5と、該切欠部5の下方に貫通した穴6
とを設けてある。この切欠部5は上記折り返し部
4とほぼ等しい長さで、アウタープレート1の板
厚とほぼ等しい深さに端縁を切り欠いて形成され
ている。さらに、穴6は切欠部5のほぼ中間で、
接合部7の幅方向のほぼ中間に配置されている。
上記両プレート1,2を接合する手順を以下に
述べる。まず、インナープレート2の切欠部5に
アウタープレート1の折り返し部4を係合させて
プレート1,2の接合部3,8同志を当接する。
つぎに、折り返し部4を折り曲げてインナープレ
ート2の接合部8に重ね合わせ、折り返し部4を
穴6内に突き出し突起7を形成する。なお、この
突起7の加工は折り返し部4の折り加工と同時に
行なうようにしてもよい。以後は、接合部3,8
の適当な位置にスポツト溶接を施せばよい。
なお、上記両パネル1,2の接合面に接着剤を
塗布しておくと接合強度がさらに増加する。
e 効果 本考案によれば、従来マルチ溶接機により行な
つていた仮止め工程が不要になるので、設備コス
トを大幅に低減することができる。また、スポツ
ト溶接の打点数が少なくなるので、圧痕やバリの
修理コストも少なくてすむ。
さらに、インナープレート2の穴6内にアウタ
ープレート1の折り返し部4を突き出してこれら
プレート1,2を仮止めしてあるので、アウター
プレート1の表面側に変形が及ぶ虞は全くない。
また、インナープレート2の切欠部5にアウタ
ープレート1の折り返し部4を係合させて位置決
めを行なつた状態で、折り返し部4の曲げ加工が
行なえるので、製品の精度を高めることができる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る板金部材の接
合構造の一実施例を示し、第1図は同接合構造を
示す断面図、第2図は接合前のインナープレート
とアウタープレートを示す斜視図、第3図は自動
車の車体を示す斜視図、第4図ないし第8図は、
それぞれ第3図に示したA−A線、B−B線、C
−C線、D−D線、E−E線における断面図であ
る。 1……インナープレート、2……アウタープレ
ート、3……接合部、4……折り返し部、5……
ガイド部、6……穴、7……突起、8……接合
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナープレート2とアウタープレート1をヘ
    ミング加工によつて接合する場合において、上記
    アウタープレート1の接合部3の端縁からほぼ直
    角に折り返し部4を延出するとともに、該折り返
    し部4とほぼ同じ長さの切欠部5を上記インナー
    プレート2の接合部8の端縁に形成し、さらに上
    記インナープレート2の接合部8で切欠部5の下
    方に穴6を設け、上記アウタープレート1の折り
    返し部4を切欠部5に係合させて上記インナープ
    レート2の接合部8に折り重ね、該折り返し部4
    を上記穴6内に突き出して突起7を形成したこと
    を特徴とする板金部材の接合構造。
JP1986175058U 1986-11-14 1986-11-14 Expired - Lifetime JPH051505Y2 (ja)

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JP1986175058U JPH051505Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JP1986175058U JPH051505Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JPS6380288U JPS6380288U (ja) 1988-05-27
JPH051505Y2 true JPH051505Y2 (ja) 1993-01-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6008171B2 (ja) * 2012-06-12 2016-10-19 スズキ株式会社 車両のサイドシル構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5680332A (en) * 1979-12-07 1981-07-01 Nissan Motor Co Ltd Temporary assembling method of panel

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