JP3212022B2 - 自動車の車体下部構造 - Google Patents
自動車の車体下部構造Info
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- JP3212022B2 JP3212022B2 JP06674697A JP6674697A JP3212022B2 JP 3212022 B2 JP3212022 B2 JP 3212022B2 JP 06674697 A JP06674697 A JP 06674697A JP 6674697 A JP6674697 A JP 6674697A JP 3212022 B2 JP3212022 B2 JP 3212022B2
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- JP
- Japan
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- retainer
- side sill
- floor panel
- vibration
- wall portion
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドシルの上部
にキッキングプレートが配設されており、このサイドシ
ルの上面がフロアパネルの一般面よりも低位置に設定さ
れている自動車の車体下部構造に関する。
にキッキングプレートが配設されており、このサイドシ
ルの上面がフロアパネルの一般面よりも低位置に設定さ
れている自動車の車体下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車体下部構造は、図3に示すよ
うにフロアパネル300の一般部301の端部を斜め下
方に折曲すると共にその端末部に平坦状の接合フランジ
部302を形成し、この接合フランジ部302をサイド
シル200のサイドシルインナ201の上面201aに
接合して構成されている。
うにフロアパネル300の一般部301の端部を斜め下
方に折曲すると共にその端末部に平坦状の接合フランジ
部302を形成し、この接合フランジ部302をサイド
シル200のサイドシルインナ201の上面201aに
接合して構成されている。
【0003】このときフロアトリム1は、カーペット表
皮2と防音防振材としてのチップウレタン3との積層体
で構成されており、その積層部分がフロアパネル300
の一般部301上に敷設されると共にそのカーペット表
皮2がチップウレタン3を伴うことなくサイドシルイン
ナ201側に延設されてその端末部21をリテーナ40
0と共にキッキングプレート100と接合フランジ部3
02との間に結合して取り付けられている。
皮2と防音防振材としてのチップウレタン3との積層体
で構成されており、その積層部分がフロアパネル300
の一般部301上に敷設されると共にそのカーペット表
皮2がチップウレタン3を伴うことなくサイドシルイン
ナ201側に延設されてその端末部21をリテーナ40
0と共にキッキングプレート100と接合フランジ部3
02との間に結合して取り付けられている。
【0004】キッキングプレート100はサイドシル2
00を構成するサイドシルインナ201とサイドシルア
ウタ202との上部接合部200aを覆うようにして取
り付けられている。
00を構成するサイドシルインナ201とサイドシルア
ウタ202との上部接合部200aを覆うようにして取
り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の車
体下部構造は、フロアトリム1がキッキングプレート1
00よりも上位に設置されているので、乗降の際両者の
硬度差による異物感を強く受け、この結果品質の低下を
招くと言う課題を有している。
体下部構造は、フロアトリム1がキッキングプレート1
00よりも上位に設置されているので、乗降の際両者の
硬度差による異物感を強く受け、この結果品質の低下を
招くと言う課題を有している。
【0006】本発明は、前記した課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、乗降の際の異物感を緩和
して品質の向上を図ることのできる自動車の車体下部構
造を提供するにある。
れたものであり、その目的は、乗降の際の異物感を緩和
して品質の向上を図ることのできる自動車の車体下部構
造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため請求項1記載の発明は、サイドシルの上部にキッキ
ングプレートが配設されており、前記サイドシルの上面
がフロアパネルの一般面よりも低位置に設定されている
自動車の車体下部構造において、前記サイドシルの上面
とフロアパネルの一般面との間にリテーナが懸け渡され
ており、カーペット表皮と防音防振材とからなるフロア
トリムが前記フロアパネルの一般面に敷設されると共
に、前記防音防振材の端縁部が薄肉状に延設されて前記
リテーナのフロアパネル側の部分を部分的に被覆し、か
つ前記カーペット表皮が延設されて前記延設された薄肉
状の防音防振材及び前記リテーナの他の露出面を被覆し
て敷設されていることを特徴としている。
ため請求項1記載の発明は、サイドシルの上部にキッキ
ングプレートが配設されており、前記サイドシルの上面
がフロアパネルの一般面よりも低位置に設定されている
自動車の車体下部構造において、前記サイドシルの上面
とフロアパネルの一般面との間にリテーナが懸け渡され
ており、カーペット表皮と防音防振材とからなるフロア
トリムが前記フロアパネルの一般面に敷設されると共
に、前記防音防振材の端縁部が薄肉状に延設されて前記
リテーナのフロアパネル側の部分を部分的に被覆し、か
つ前記カーペット表皮が延設されて前記延設された薄肉
状の防音防振材及び前記リテーナの他の露出面を被覆し
て敷設されていることを特徴としている。
【0008】このため請求項1記載の発明では、リテー
ナのフロアパネル側の部分を薄肉状の防音防振材で被覆
して、フロアトリムの防音防振材の積層体部分とキッキ
ングプレートの間に両者の硬度の中間の硬度を有する部
分を設けることができる。
ナのフロアパネル側の部分を薄肉状の防音防振材で被覆
して、フロアトリムの防音防振材の積層体部分とキッキ
ングプレートの間に両者の硬度の中間の硬度を有する部
分を設けることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の自動車の車体下部構造であって、前記リテーナは、
前記サイドシルのサイドシルインナの上面に固着される
外側フランジ部と、この外側フランジ部に連続して上り
傾斜に形成された斜壁部と、この斜壁部に連続して下方
向に形成された立壁部と、この立壁部に連続して形成さ
れ前記フロアパネルの一般面に固着される内側フランジ
部とから構成されており、前記延設された薄肉状の防音
防振材が前記斜壁部と立壁部の連続部位となる頂部を被
覆していることを特徴としている。
載の自動車の車体下部構造であって、前記リテーナは、
前記サイドシルのサイドシルインナの上面に固着される
外側フランジ部と、この外側フランジ部に連続して上り
傾斜に形成された斜壁部と、この斜壁部に連続して下方
向に形成された立壁部と、この立壁部に連続して形成さ
れ前記フロアパネルの一般面に固着される内側フランジ
部とから構成されており、前記延設された薄肉状の防音
防振材が前記斜壁部と立壁部の連続部位となる頂部を被
覆していることを特徴としている。
【0010】このため請求項2記載の発明では、リテー
ナの頂部を薄肉状の防音防振材で被覆して、フロアトリ
ムの防音防振材の積層体部分とキッキングプレートの間
に両者の硬度の中間の硬度を有する部分を設けることが
できる。
ナの頂部を薄肉状の防音防振材で被覆して、フロアトリ
ムの防音防振材の積層体部分とキッキングプレートの間
に両者の硬度の中間の硬度を有する部分を設けることが
できる。
【0011】またリテーナは上方からの荷重を立壁部で
受けることができるので、リテーナ全体を高剛性に構成
することができ、これにより前記立壁部の近辺にあるフ
ロアトリムの前記荷重による沈込みを防止することがで
きる。
受けることができるので、リテーナ全体を高剛性に構成
することができ、これにより前記立壁部の近辺にあるフ
ロアトリムの前記荷重による沈込みを防止することがで
きる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の自動車の車体下部構造であって、前記リテー
ナと、前記サイドシルのサイドシルインナと、前記フロ
アパネルの端縁部に連続して形成され前記サイドシルイ
ンナに連結する側壁とでワイヤハーネスの収容空間部が
形成されていることを特徴としている。
は2記載の自動車の車体下部構造であって、前記リテー
ナと、前記サイドシルのサイドシルインナと、前記フロ
アパネルの端縁部に連続して形成され前記サイドシルイ
ンナに連結する側壁とでワイヤハーネスの収容空間部が
形成されていることを特徴としている。
【0013】このため請求項3記載の発明では、リテー
ナがワイヤハーネスのプロテクタをも兼ねることができ
る。
ナがワイヤハーネスのプロテクタをも兼ねることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態としての自動車
の車体下部構造を示す。この車体下部構造は、車体のサ
イドシル200とフロアパネル300との間にリテーナ
4を懸け渡すように固定して大略構成されている。
の車体下部構造を示す。この車体下部構造は、車体のサ
イドシル200とフロアパネル300との間にリテーナ
4を懸け渡すように固定して大略構成されている。
【0016】リテーナ4は、図2に示すように外側フラ
ンジ部41と、この外側フランジ部41に連続して上り
傾斜に形成された斜壁部42と、この斜壁部42に連続
して下方向に形成された立壁部43と、この立壁部43
に連続して形成された内側フランジ部44とからなる長
尺体として構成されている。さらに詳しくは外側フラン
ジ部41と斜壁部42との間には水平段部46が形成さ
れており、斜壁部42と立壁部43との連続部位には平
坦な頂部45が形成されている。このリテーナ4は合成
樹脂材により一体形成される。
ンジ部41と、この外側フランジ部41に連続して上り
傾斜に形成された斜壁部42と、この斜壁部42に連続
して下方向に形成された立壁部43と、この立壁部43
に連続して形成された内側フランジ部44とからなる長
尺体として構成されている。さらに詳しくは外側フラン
ジ部41と斜壁部42との間には水平段部46が形成さ
れており、斜壁部42と立壁部43との連続部位には平
坦な頂部45が形成されている。このリテーナ4は合成
樹脂材により一体形成される。
【0017】サイドシル200はサイドシルアウタ20
2とサイドシルインナ201とを接合して構成されてお
り、サイドシル200の上部には上部接合部200aを
覆うようにキッキングプレート100が設けられてい
る。サイドシルインナ201の側壁には下部側壁201
bを室内側へ突出させて段部201cが形成されてい
る。
2とサイドシルインナ201とを接合して構成されてお
り、サイドシル200の上部には上部接合部200aを
覆うようにキッキングプレート100が設けられてい
る。サイドシルインナ201の側壁には下部側壁201
bを室内側へ突出させて段部201cが形成されてい
る。
【0018】また、フロアパネル300は、一般面30
1の端縁部に連続して形成された下り傾斜の側壁303
と、この側壁303の下端に連続して形成された接合フ
ランジ部302とを有して構成されており、この接合フ
ランジ部302がサイドシルインナ201の段部201
cに連結している。この連結状態では側壁303がサイ
ドシルインナ201の上部側壁201dよりも高く設計
されており、これによりフロアパネル300はその一般
面301がサイドシル200の上面(サイドシルインナ
201の上面201a)よりも高位に位置している。
1の端縁部に連続して形成された下り傾斜の側壁303
と、この側壁303の下端に連続して形成された接合フ
ランジ部302とを有して構成されており、この接合フ
ランジ部302がサイドシルインナ201の段部201
cに連結している。この連結状態では側壁303がサイ
ドシルインナ201の上部側壁201dよりも高く設計
されており、これによりフロアパネル300はその一般
面301がサイドシル200の上面(サイドシルインナ
201の上面201a)よりも高位に位置している。
【0019】そしてリテーナ4は、その外側フランジ部
41をサイドシルインナ201の上面201aに固着す
ると共に、その内側フランジ部44をフロアパネル30
0の一般面301に固着して取付けられている。このリ
テーナ4の取付けによりリテーナ4の裏面側に、リテー
ナ4の水平段部46から立壁部43までの連続部位と、
サイドシルインナ201及びフロアパネル300の各側
壁201d及び303とでワイヤハーネス5の収容空間
部6が形成される。
41をサイドシルインナ201の上面201aに固着す
ると共に、その内側フランジ部44をフロアパネル30
0の一般面301に固着して取付けられている。このリ
テーナ4の取付けによりリテーナ4の裏面側に、リテー
ナ4の水平段部46から立壁部43までの連続部位と、
サイドシルインナ201及びフロアパネル300の各側
壁201d及び303とでワイヤハーネス5の収容空間
部6が形成される。
【0020】また、フロアトリム1はカーペット表皮2
の裏面側に防音防振材としてのチップウレタン3を積層
して構成されている。本実施形態ではフロアパネル30
0の一般面301上に敷設されるフロアトリム1の端縁
部は、チップウレタン3が上層チップウレタン31と下
層チップウレタン32との積層体で構成されており、カ
ーペット表皮2がチップウレタン3の端部よりも十分外
側へ延設されている。このとき上層チップウレタン31
はその端部31aを下層チップウレタン32の端面32
aより外側へ突出させて積層されている。
の裏面側に防音防振材としてのチップウレタン3を積層
して構成されている。本実施形態ではフロアパネル30
0の一般面301上に敷設されるフロアトリム1の端縁
部は、チップウレタン3が上層チップウレタン31と下
層チップウレタン32との積層体で構成されており、カ
ーペット表皮2がチップウレタン3の端部よりも十分外
側へ延設されている。このとき上層チップウレタン31
はその端部31aを下層チップウレタン32の端面32
aより外側へ突出させて積層されている。
【0021】そしてこのフロアトリム1は、図1に示す
ように下層チップウレタン32の端面32aをリテーナ
4の立壁部43に対向させると共に上層チップウレタン
31の端部31aをリテーナ4の頂部45上に載置させ
てフロアパネル300の一般面301上に敷設されると
共に、カーペット表皮2の延設部分が上層チップウレタ
ン31の端部31a及びリテーナ4の斜壁部42、水平
段部46を被覆してその端末部2aをキッキングプレー
ト100とリテーナ4の外側フランジ部41との間に嵌
入配置されて取付けられている。
ように下層チップウレタン32の端面32aをリテーナ
4の立壁部43に対向させると共に上層チップウレタン
31の端部31aをリテーナ4の頂部45上に載置させ
てフロアパネル300の一般面301上に敷設されると
共に、カーペット表皮2の延設部分が上層チップウレタ
ン31の端部31a及びリテーナ4の斜壁部42、水平
段部46を被覆してその端末部2aをキッキングプレー
ト100とリテーナ4の外側フランジ部41との間に嵌
入配置されて取付けられている。
【0022】以上のようにして構成された本実施形態の
車体下部構造によれば、リテーナ4の頂部45を上層チ
ップウレタン31の端部31aで被覆して、フロアトリ
ム1のチップウレタン3の積層体部分とキッキングプレ
ート100の間に両者の硬度の中間の硬度を有する部分
を設けることができたので、フロアトリム1の前記積層
体部分とキッキングプレート100の硬度差に起因する
乗降の際の異物感を緩和して品質の向上を図ることがで
きる。
車体下部構造によれば、リテーナ4の頂部45を上層チ
ップウレタン31の端部31aで被覆して、フロアトリ
ム1のチップウレタン3の積層体部分とキッキングプレ
ート100の間に両者の硬度の中間の硬度を有する部分
を設けることができたので、フロアトリム1の前記積層
体部分とキッキングプレート100の硬度差に起因する
乗降の際の異物感を緩和して品質の向上を図ることがで
きる。
【0023】またリテーナ4は上方からの荷重を立壁部
43で受けることができるので、リテーナ4全体を高剛
性に構成することができ、これにより立壁部43の近辺
にあるフロアトリム1の前記荷重による沈込みを防止し
てフロアトリム1の耐久性の向上を図ることができると
共に、ワイヤハーネス5の収容空間部6の変形をも防止
することができる。
43で受けることができるので、リテーナ4全体を高剛
性に構成することができ、これにより立壁部43の近辺
にあるフロアトリム1の前記荷重による沈込みを防止し
てフロアトリム1の耐久性の向上を図ることができると
共に、ワイヤハーネス5の収容空間部6の変形をも防止
することができる。
【0024】従ってリテーナ4はワイヤハーネス5に対
して保護機能をも合せて奏することができるので、ワイ
ヤハーネス5の専用プロテクタが不要となって部品点数
を削減でき、ひいては作業効率の向上及びコスト低減化
をも図ることができる。
して保護機能をも合せて奏することができるので、ワイ
ヤハーネス5の専用プロテクタが不要となって部品点数
を削減でき、ひいては作業効率の向上及びコスト低減化
をも図ることができる。
【0025】また本発明は前記した実施形態に限定され
るものではなく次のような変形例をも含む。
るものではなく次のような変形例をも含む。
【0026】すなわち、下層チップウレタン32から突
出する上層チップウレタン31の端部31aはカーペッ
ト表皮2に積層されるチップウレタン3の端縁部が薄肉
状に延設されて形成されるものであればよく、一体物と
して構成されたチップウレタンの端縁部を薄肉状に延設
して構成することもできる。
出する上層チップウレタン31の端部31aはカーペッ
ト表皮2に積層されるチップウレタン3の端縁部が薄肉
状に延設されて形成されるものであればよく、一体物と
して構成されたチップウレタンの端縁部を薄肉状に延設
して構成することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば次の効果を奏することができる。
ば次の効果を奏することができる。
【0028】すなわち請求項1記載の発明によれば、リ
テーナのフロアパネル側の部分を薄肉状の防音防振材で
被覆して、フロアトリムの防音防振材の積層体部分とキ
ッキングプレートの間に両者の硬度の中間の硬度を有す
る部分を設けたので、フロアトリムの前記積層体部分と
キッキングプレートの硬度差に起因する乗降の際の異物
感を緩和して品質の向上を図ることができる。
テーナのフロアパネル側の部分を薄肉状の防音防振材で
被覆して、フロアトリムの防音防振材の積層体部分とキ
ッキングプレートの間に両者の硬度の中間の硬度を有す
る部分を設けたので、フロアトリムの前記積層体部分と
キッキングプレートの硬度差に起因する乗降の際の異物
感を緩和して品質の向上を図ることができる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、上方
からの荷重をリテーナの立壁部で受けるようにしてリテ
ーナ全体を高剛性に構成したので、前記立壁部の近辺に
あるフロアトリムの前記荷重による沈込みを防止するこ
とができ、ひいてはフロアトリムの耐久性の向上を図る
ことができる。
からの荷重をリテーナの立壁部で受けるようにしてリテ
ーナ全体を高剛性に構成したので、前記立壁部の近辺に
あるフロアトリムの前記荷重による沈込みを防止するこ
とができ、ひいてはフロアトリムの耐久性の向上を図る
ことができる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、リテ
ーナを一個の構成要素としてワイヤハーネスの収容空間
部を構成したので、ワイヤハーネスの専用プロテクタが
不要となって部品点数を削減でき、ひいては作業効率の
向上及びコスト低減化をも図ることができる。
ーナを一個の構成要素としてワイヤハーネスの収容空間
部を構成したので、ワイヤハーネスの専用プロテクタが
不要となって部品点数を削減でき、ひいては作業効率の
向上及びコスト低減化をも図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態としての自動車の車体下部
構造の要部断面図である。
構造の要部断面図である。
【図2】図1の車体下部構造に用いられるリテーナの部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図3】従来の自動車の車体下部構造の要部断面図であ
る。
る。
1 フロアトリム 2 カーペット表皮 3 チップウレタン(防音防振材) 4 リテーナ 5 ワイヤハーネス 6 収容空間部(ワイヤハーネスの) 31a 上層チップウレタンの端部(薄肉状の防音防振
材) 41 外側フランジ部 42 斜壁部 43 立壁部 44 内側フランジ部 45 頂部 100 キッキングプレート 200 サイドシル 201 サイドシルインナ 300 フロアパネル 301 一般面(フロアパネルの) 303 側壁(フロアパネルの)
材) 41 外側フランジ部 42 斜壁部 43 立壁部 44 内側フランジ部 45 頂部 100 キッキングプレート 200 サイドシル 201 サイドシルインナ 300 フロアパネル 301 一般面(フロアパネルの) 303 側壁(フロアパネルの)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−66885(JP,U) 実開 昭63−180450(JP,U) 実開 平4−7286(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/04
Claims (3)
- 【請求項1】 サイドシルの上部にキッキングプレート
が配設されており、前記サイドシルの上面がフロアパネ
ルの一般面よりも低位置に設定されている自動車の車体
下部構造において、 前記サイドシルの上面とフロアパネルの一般面との間に
リテーナが懸け渡されており、カーペット表皮と防音防
振材とからなるフロアトリムが前記フロアパネルの一般
面に敷設されると共に、前記防音防振材の端縁部が薄肉
状に延設されて前記リテーナのフロアパネル側の部分を
部分的に被覆し、かつ前記カーペット表皮が延設されて
前記延設された薄肉状の防音防振材及び前記リテーナの
他の露出面を被覆して敷設されていることを特徴とする
自動車の車体下部構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車の車体下部構造で
あって、 前記リテーナは、前記サイドシルのサイドシルインナの
上面に固着される外側フランジ部と、この外側フランジ
部に連続して上り傾斜に形成された斜壁部と、この斜壁
部に連続して下方向に形成された立壁部と、この立壁部
に連続して形成され前記フロアパネルの一般面に固着さ
れる内側フランジ部とから構成されており、前記延設さ
れた薄肉状の防音防振材が前記斜壁部と立壁部の連続部
位となる頂部を被覆していることを特徴とする自動車の
車体下部構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車の車体下部
構造であって、 前記リテーナと、前記サイドシルのサイドシルインナ
と、前記フロアパネルの端縁部に連続して形成され前記
サイドシルインナに連結する側壁とでワイヤハーネスの
収容空間部が形成されていることを特徴とする自動車の
車体下部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06674697A JP3212022B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 自動車の車体下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06674697A JP3212022B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 自動車の車体下部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258670A JPH10258670A (ja) | 1998-09-29 |
JP3212022B2 true JP3212022B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=13324766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06674697A Expired - Fee Related JP3212022B2 (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 自動車の車体下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3212022B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5582262B2 (ja) | 2011-12-07 | 2014-09-03 | トヨタ自動車株式会社 | 車体下部構造 |
JP6053127B2 (ja) * | 2012-11-09 | 2016-12-27 | 西川ゴム工業株式会社 | 車両におけるドアの防音構造 |
JP6163645B2 (ja) * | 2013-11-06 | 2017-07-19 | トヨタ車体株式会社 | 車両の乗降部構造 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP06674697A patent/JP3212022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10258670A (ja) | 1998-09-29 |
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