JPH07228177A - 自動車床敷用カーペット - Google Patents
自動車床敷用カーペットInfo
- Publication number
- JPH07228177A JPH07228177A JP4308094A JP4308094A JPH07228177A JP H07228177 A JPH07228177 A JP H07228177A JP 4308094 A JP4308094 A JP 4308094A JP 4308094 A JP4308094 A JP 4308094A JP H07228177 A JPH07228177 A JP H07228177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- resin layer
- carpet
- automobile
- sound insulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は安価でかつ遮音防振性に優れた
自動車床敷用カーペットを提供することにある。 【構成】自動車床敷用カーペット1において、本体2の
裏面に成形用合成樹脂層3を形成して成形性および形状
保持性を付与し、所定個所、例えば騒音振動発生源が床
下に配置されているバックボーン部1Aの個所にのみ遮
音防振用合成樹脂層4を設ける。
自動車床敷用カーペットを提供することにある。 【構成】自動車床敷用カーペット1において、本体2の
裏面に成形用合成樹脂層3を形成して成形性および形状
保持性を付与し、所定個所、例えば騒音振動発生源が床
下に配置されているバックボーン部1Aの個所にのみ遮
音防振用合成樹脂層4を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車床敷用カーペット
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車床敷用カーペットは、該カ
ーペットに成形性を付与するために、裏面全面にスチレ
ン−アクリル樹脂エマルジョン等を塗布していた。しか
しながらこのようなカーペットは遮音性に乏しく、高級
車用カーペット等では更に硫酸バリウム等の比重の大き
な充填材を入れた遮音防振用合成樹脂層をカーペット裏
面全面に形成したものが提供されている。
ーペットに成形性を付与するために、裏面全面にスチレ
ン−アクリル樹脂エマルジョン等を塗布していた。しか
しながらこのようなカーペットは遮音性に乏しく、高級
車用カーペット等では更に硫酸バリウム等の比重の大き
な充填材を入れた遮音防振用合成樹脂層をカーペット裏
面全面に形成したものが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な遮音防振用合成樹脂層をカーペット裏面全面に形成す
ることは、カーペットのコストアップになり、また省資
源的観点からみて望ましいことではない。
な遮音防振用合成樹脂層をカーペット裏面全面に形成す
ることは、カーペットのコストアップになり、また省資
源的観点からみて望ましいことではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、本体(2) と、該本体(2)
裏面に形成される成形用合成樹脂層(3) と、該成形用合
成樹脂層(3) の所定個所に積層されている遮音防振用合
成樹脂層(4) とからなる自動車床敷用カーペット(1) を
提供し、更に該遮音防振用合成樹脂層(4) はバックボー
ン部(1A)に形成されている自動車床敷用カーペット(1)
を提供するものである。
を解決するための手段として、本体(2) と、該本体(2)
裏面に形成される成形用合成樹脂層(3) と、該成形用合
成樹脂層(3) の所定個所に積層されている遮音防振用合
成樹脂層(4) とからなる自動車床敷用カーペット(1) を
提供し、更に該遮音防振用合成樹脂層(4) はバックボー
ン部(1A)に形成されている自動車床敷用カーペット(1)
を提供するものである。
【0005】本発明において、カーペット本体としては
ニードルパンチカーペット、タフトカーペットの何れも
が使用され、タフトカーペットとしてはループパイルの
もの、カットパイルのものの何れもが使用される。
ニードルパンチカーペット、タフトカーペットの何れも
が使用され、タフトカーペットとしてはループパイルの
もの、カットパイルのものの何れもが使用される。
【0006】本発明において、本体裏面には成形用合成
樹脂層が形成されるが、該成形用合成樹脂層は、硬質の
アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、スチレン−ブタジエン樹脂、ポリエチレン等からな
り、通常上記合成樹脂のエマルジョンを塗布乾燥させる
ことによって形成される。上記成形用合成樹脂層は剛性
を有し本体に成形性と形状保持性を与えるものである。
樹脂層が形成されるが、該成形用合成樹脂層は、硬質の
アクリル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、スチレン−ブタジエン樹脂、ポリエチレン等からな
り、通常上記合成樹脂のエマルジョンを塗布乾燥させる
ことによって形成される。上記成形用合成樹脂層は剛性
を有し本体に成形性と形状保持性を与えるものである。
【0007】本発明において、該成形用合成樹脂層の所
定個所には遮音防振用合成樹脂層が形成されるが、該遮
音防振用合成樹脂層とは上記成形用合成樹脂層と同種の
合成樹脂あるいは該合成樹脂よりも若干軟質の同種の合
成樹脂に硫酸バリウム、セメント、金属粉、金属酸化物
粉、炭酸カルシウム、タルク、ガラス繊維、セラミック
繊維、金属繊維等の比重の大きな充填材を混合して重量
を増大させることによって遮音性を付与したものであ
る。上記充填材は通常上記合成樹脂に30〜50重量%
程度添加される。
定個所には遮音防振用合成樹脂層が形成されるが、該遮
音防振用合成樹脂層とは上記成形用合成樹脂層と同種の
合成樹脂あるいは該合成樹脂よりも若干軟質の同種の合
成樹脂に硫酸バリウム、セメント、金属粉、金属酸化物
粉、炭酸カルシウム、タルク、ガラス繊維、セラミック
繊維、金属繊維等の比重の大きな充填材を混合して重量
を増大させることによって遮音性を付与したものであ
る。上記充填材は通常上記合成樹脂に30〜50重量%
程度添加される。
【0008】本発明においては、該遮音防振用合成樹脂
層は所定個所、特に自動車床下に騒音および/または振
動発生源が存在している個所に積層される。このような
個所としては、自動車床下にプロペラシャフトが存在す
るバックボーン部がある。
層は所定個所、特に自動車床下に騒音および/または振
動発生源が存在している個所に積層される。このような
個所としては、自動車床下にプロペラシャフトが存在す
るバックボーン部がある。
【0009】
【作用】本発明では自動車床敷用カーペット(1) の本体
(2) の裏面に成形用合成樹脂層(3) を形成するから、該
カーペット(1) は自動車床形状に沿った形状に成形さ
れ、該形状を保持することが出来る。そして遮音防振用
合成樹脂層(4) は例えば自動車床下に騒音および/また
は振動発生源が存在している個所にのみ積層されるか
ら、遮音防振は効率的に行なわれそしてカーペット(1)
全面に該合成樹脂層(4) を設けるよりははるかに省資源
化されコストダウンされる。
(2) の裏面に成形用合成樹脂層(3) を形成するから、該
カーペット(1) は自動車床形状に沿った形状に成形さ
れ、該形状を保持することが出来る。そして遮音防振用
合成樹脂層(4) は例えば自動車床下に騒音および/また
は振動発生源が存在している個所にのみ積層されるか
ら、遮音防振は効率的に行なわれそしてカーペット(1)
全面に該合成樹脂層(4) を設けるよりははるかに省資源
化されコストダウンされる。
【0010】
【実施例】本発明を図1〜図3に示す一実施例によって
説明すれば、カーペット(1) の本体(2) の裏面には成形
用合成樹脂層(3) が形成され、該成形用合成樹脂層(3)
の中央部には更に遮音防振用合成樹脂層(4) が積層され
ている。該カーペット本体(2) は図2に示すように自動
車床形状に沿う形状に成形され、中央部前後方向にバッ
クボーン部(1A)が形成され、左右方向にサイドメンバー
部(1B)が形成され、両側にサイドシル部(1C)が形成され
る。
説明すれば、カーペット(1) の本体(2) の裏面には成形
用合成樹脂層(3) が形成され、該成形用合成樹脂層(3)
の中央部には更に遮音防振用合成樹脂層(4) が積層され
ている。該カーペット本体(2) は図2に示すように自動
車床形状に沿う形状に成形され、中央部前後方向にバッ
クボーン部(1A)が形成され、左右方向にサイドメンバー
部(1B)が形成され、両側にサイドシル部(1C)が形成され
る。
【0011】上記自動車床敷用カーペット(1) は図3に
示すように自動車床(5) に敷設され、遮音防振用合成樹
脂層(4) が形成されているバックボーン部(1A)が被着さ
れる床(5) のバックボーン部(5A)の下にはプロペラシャ
フト(6) が配置されており、該プロペラシャフト(6) の
騒音および振動は該カーペット(1) の合成樹脂層(4)に
より遮断吸収される。
示すように自動車床(5) に敷設され、遮音防振用合成樹
脂層(4) が形成されているバックボーン部(1A)が被着さ
れる床(5) のバックボーン部(5A)の下にはプロペラシャ
フト(6) が配置されており、該プロペラシャフト(6) の
騒音および振動は該カーペット(1) の合成樹脂層(4)に
より遮断吸収される。
【0012】
【発明の効果】したがって本発明においては、安価でか
つ防音防振性に優れた自動車床敷用カーペットが提供さ
れる。
つ防音防振性に優れた自動車床敷用カーペットが提供さ
れる。
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】裏面図
【図2】斜視図
【図3】図2におけるA−A断面図
1 自動車床敷用カーペット 1A バックボーン部 2 カーペット本体 3 成形用合成樹脂層 4 遮音防振用合成樹脂層
Claims (2)
- 【請求項1】本体と、該本体裏面に形成される成形用合
成樹脂層と、該成形用合成樹脂層の所定個所に積層され
ている遮音防振用合成樹脂層とからなることを特徴とす
る自動車床敷用カーペット - 【請求項2】該遮音防振用合成樹脂層はバックボーン部
に形成されている請求項1に記載の自動車床敷用カーペ
ット
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308094A JPH07228177A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 自動車床敷用カーペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308094A JPH07228177A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 自動車床敷用カーペット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228177A true JPH07228177A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12653872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4308094A Pending JPH07228177A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 自動車床敷用カーペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228177A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1120572A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-01-26 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 自動車車室内用防音材 |
JP2015504817A (ja) * | 2012-01-26 | 2015-02-16 | フォルシア オートモーティブ インダストリーFaurecia Automotive Industrie | 自動車両用部品および当該部品に関連する自動車 |
KR20200016556A (ko) * | 2018-08-07 | 2020-02-17 | 주식회사 소브 | 소음 차단 및 방진을 위한 차량용 매트 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56140175A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-02 | Mitsubishi Petrochemical Co | Production of carpet with improved sound proofness |
JPH061176A (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-11 | Sugihara Hosei Kogyo Kk | 車両用内装材 |
JPH0649026B2 (ja) * | 1984-10-23 | 1994-06-29 | 株式会社ダスキン | ほつれが防止されたモップコード糸の製法 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP4308094A patent/JPH07228177A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56140175A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-02 | Mitsubishi Petrochemical Co | Production of carpet with improved sound proofness |
JPH0649026B2 (ja) * | 1984-10-23 | 1994-06-29 | 株式会社ダスキン | ほつれが防止されたモップコード糸の製法 |
JPH061176A (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-11 | Sugihara Hosei Kogyo Kk | 車両用内装材 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1120572A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-01-26 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 自動車車室内用防音材 |
JP2015504817A (ja) * | 2012-01-26 | 2015-02-16 | フォルシア オートモーティブ インダストリーFaurecia Automotive Industrie | 自動車両用部品および当該部品に関連する自動車 |
KR20200016556A (ko) * | 2018-08-07 | 2020-02-17 | 주식회사 소브 | 소음 차단 및 방진을 위한 차량용 매트 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980421 |