JPWO2013080401A1 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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    • H05B6/065Control, e.g. of temperature, of power for cooking plates or the like using coordinated control of multiple induction coils

Abstract

制御部(8)は、第1及び第2のインバータ回路(3,4)をともに動作させるときは、第1及び第2のインバータ回路(3,4)の各平均加熱出力がそれぞれ所定の第1及び第2の目標加熱出力になるように、第1及び第2のインバータ回路(3,4)をデューティ制御により制御し、第1及び第2のインバータ回路(3,4)のうちの一方のインバータ回路を、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させるとき、第1及び第2のインバータ回路(3,4)をデューティ制御により制御することを禁止する。

Description

本発明は、2つのインバータ回路を備えた誘導加熱装置に関し、特に、2つのインバータ回路が同時に加熱動作を行うときに、所定の周期で高火力モードと低火力モードとを交互に繰り返すように各インバータ回路を制御するデューティ制御を行う誘導加熱装置に関する。
図3は、例えば特許文献1記載の従来技術に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図である。図3の誘導加熱装置は、2つのインバータ回路が同時に加熱動作を行うときに、所定の周期で高火力モードと低火力モードとを交互に繰り返すように各インバータ回路を制御するデューティ制御を行う。図3において、従来技術に係る誘導加熱装置は、交流電源101からの交流電力を整流する整流回路102と、整流回路102からの出力電力を高周波電力に変換し第1の加熱コイル106に電流を印加する第1のインバータ回路104と、整流回路102からの出力電力を高周波電力に変換し第2の加熱コイル107に電流を印加する第2のインバータ回路105と、交流電源101からの入力電流を検出する電流検出手段103と、電流検出手段103の検出結果に応じて第1のインバータ回路104及び第2のインバータ回路105内の複数の半導体スイッチの導通時間を制御する制御手段108とを備えて構成される。
ここで、制御手段108は、第1のインバータ回路104及び第2のインバータ回路105のうちの一方のインバータ回路の入力電流が目標値に達した後に、当該一方のインバータ回路と他方のインバータ回路とを同時に動作させる。また、第1及び第2のインバータ回路104、105が同時動作するとき、少なくとも一方のインバータ回路は、一定時間オン状態とオフ状態が継続するデューティ制御を行う。従って、2つのインバータ回路104及び105が整流回路102と電流検知手段103とを共用しても、第1のインバータ回路104及び第2のインバータ回路105のそれぞれのインバータ回路に所定の電力を供給できる。また、入力電流を正確に検知できるので各インバータ回路104及び105に所定の電力を正確に供給できる。
特開2010−212052号公報
従来技術に係る誘導加熱装置において、デューティ制御時は、インバータ回路内の半導体スイッチを所定のスイッチング周期で駆動するオン状態と、半導体スイッチをオフするオフ状態とを、スイッチング周期より十分に長い所定の周期で繰り返す。従って、インバータ回路の加熱出力は、オン状態での加熱出力とオフ状態での加熱出力との平均加熱出力になる。このため、デューティ制御によって所望の加熱出力を実現する場合、オン状態において、所望の加熱出力より大きい加熱出力を得る必要がある。従って、デューティ制御時の最大加熱出力は、インバータ回路内の半導体スイッチを連続的にオン状態にする連続加熱制御を行って所望の加熱出力を実現する場合に比較して、大きくなる。
一般に、誘導加熱装置は、インバータ回路の故障を防ぐために、当該インバータ回路の加熱出力を所定値未満に制限するリミッタ制御を行うが、デューティ制御時は、連続加熱制御時より最大加熱出力が大きくなるため、リミッタ制御により加熱出力が制限される可能性が高くなる。従って、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードにおいてデューティ制御を行っているときにリミッタ制御により加熱出力が制限されると、所定の加熱出力で加熱制御を行えず、十分な調理性能を確保することが困難だった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、所定の加熱出力のシーケンスに従う自動的な加熱制御を、インバータ回路の加熱出力を制限するリミッタ制御に起因して行うことができなくなることを回避できる誘導加熱装置を提供することにある。
本発明に係る誘導加熱装置は、
第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ回路と、
第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータ回路と、
上記第1及び第2のインバータ回路を制御する制御部とを備えた誘導加熱装置において、
上記制御部は、
上記第1及び第2のインバータ回路をともに動作させるときは、上記第1及び第2のインバータ回路の各平均加熱出力がそれぞれ所定の第1及び第2の目標加熱出力になるように、上記第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御し、
上記第1のインバータ回路のみを動作させるときは、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、
上記第2のインバータ回路のみを動作させるときは、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第2の目標加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、
上記第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させるとき、上記第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御することを禁止することを特徴とする。
従って、第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を自動加熱モードで動作させるとき、当該一方のインバータ回路のみを連続加熱制御により制御するので、デューティ制御により制御する場合に比較して小さい最大加熱出力で所定の目標加熱出力を実現できる。このため、リミッタ部の動作に起因して加熱出力が制限されるために自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避することができ、従来技術に比較して安全性を向上できる。
本発明に係る誘導加熱装置によれば、第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させるとき、第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御することを禁止する。
従って、第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を自動加熱モードで動作させるとき、当該一方のインバータ回路のみを連続加熱制御により制御するので、デューティ制御により制御する場合に比較して小さい最大加熱出力で所定の目標加熱出力を実現できる。このため、リミッタ部の動作に起因して加熱出力が制限されるために自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避することができ、従来技術に比較して安全性を向上できる。
本発明の実施形態に係る誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。 図1の第1及び第2のインバータ回路3及び4を同時に動作させるときの第1及び第2のインバータ回路3及び4の各加熱出力の一例を示すタイミングチャートである。 従来技術に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図である。
第1の態様に係る誘導加熱装置は、
第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ回路と、
第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータ回路と、
上記第1及び第2のインバータ回路を制御する制御部とを備えた誘導加熱装置において、
上記制御部は、
上記第1及び第2のインバータ回路をともに動作させるときは、上記第1及び第2のインバータ回路の各平均加熱出力がそれぞれ所定の第1及び第2の目標加熱出力になるように、上記第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御し、
上記第1のインバータ回路のみを動作させるときは、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、
上記第2のインバータ回路のみを動作させるときは、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第2の目標加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、
上記第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させるとき、上記第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御することを禁止することを特徴とする。
従って、第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を自動加熱モードで動作させるとき、当該一方のインバータ回路のみを連続加熱制御により制御するので、デューティ制御により制御する場合に比較して小さい最大加熱出力で所定の目標加熱出力を実現できる。このため、リミッタ部の動作に起因して加熱出力が制限されるために自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避することができ、従来技術に比較して安全性を向上できる。
第2の態様に係る誘導加熱装置は、第1の態様に係る誘導加熱装置において、上記制御部は、上記第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路のみを動作させているとき、他方のインバータ回路を上記自動加熱モードで動作させることを禁止することを特徴とする。
第1及び第2のインバータ回路をそれぞれデューティ制御によって制御しているときに、自動加熱モードで動作しているインバータ回路の加熱出力が所定の最大加熱出力を超えたとき第1又は第2のインバータ回路の加熱出力を抑制することにより、自動加熱モードで動作しているンバータ回路の加熱出力がリミッタ部の動作に起因して制限されることを回避する制御方法が知られている。一方、本態様によれば、加熱される負荷の材質及びサイズなどに依存するリミッタ部の動作により決定される最大加熱出力に基づく加熱抑制を行わないため、上述した制御方法を用いる場合に比較して、使用方法が使用者にとって分かりやすく、使い勝手を向上できる。
第3の態様に係る誘導加熱装置は、第1又は第2の態様に係る誘導加熱装置において、上記制御部は、上記第1の及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路のみを上記自動加熱モードで動作させているとき、他方のインバータ回路を動作させることを禁止することを特徴とする。
本態様に係る誘導加熱装置は、第2の態様に係る誘導加熱装置と同様の効果を奏する。
第4の態様に係る誘導加熱装置は、第1から第3の態様に係る誘導加熱装置のうちのいずれか1つに記載の誘導加熱装置において、
上記第1及び第2のインバータ回路の各加熱出力がそれぞれ所定の加熱出力しきい値以上であるか否かを判断するリミッタ部をさらに備え、
上記制御部は、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値以上であると判断されたとき、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値未満の所定値になるように上記第1のインバータ回路を制御し、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値以上であると判断されたとき、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値未満の所定値になるように上記第2のインバータ回路を制御することを特徴とする。
第5の態様に係る誘導加熱装置は、第1から第4の態様に係る誘導加熱装置のうちのいずれか1つに記載の誘導加熱装置において、
上記制御部は、
所定の第1の期間において、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力より大きい所定の第1の加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を制御し、上記第1の期間に続く所定の第2の期間において、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力より小さい所定の第2の加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を制御することを繰り返し、
上記第1の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第2の目標加熱出力より大きい所定の第3の加熱出力及び上記第2の目標加熱出力より小さい所定の第4の加熱出力のうちの一方の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御し、上記第2の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第3及び第4の加熱出力のうちの他方の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御することを繰り返すことを特徴とする。
第6の態様に係る誘導加熱装置は、第5の態様に係る誘導加熱装置において、
上記制御部は、
上記第1の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第4の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御し、上記第2の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第3の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御し、
上記第2及び第4の加熱出力は、それぞれ実質的にゼロに設定されたことを特徴とする。
従って、前記第1及び第2のインバータ回路が同時に動作しないので、干渉音(唸り音)をなくすことができる。
第7の態様に係る誘導加熱装置は、第1から第6の態様に係る誘導加熱装置のうちのいずれか1つに記載の誘導加熱装置において、
交流電源からの交流電力を整流及び平滑化して出力する整流回路をさらに備え、
上記第1及び第2のインバータ回路は上記整流回路に並列に接続され、上記整流回路からの直流電流を上記高周波電流に変換することを特徴とする。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係る誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態に係る誘導加熱調理器は、交流電源1からの交流電力を整流及び平滑化して出力する整流回路2と、整流回路2に並列に接続された第1のインバータ回路3及び第2のインバータ回路4と、第1の加熱コイル5と、第2の加熱コイル6と、リミッタ部7と、制御部8と、電流検出部9とを備えて構成される。
ここで、電流検出部9は、交流電源1から整流回路2を介して第1のインバータ回路3及び第2のインバータ回路4に入力される合計の入力電流を検出し、当該検出結果を示す検出信号を制御部8に出力する。また、第1のインバータ回路3はスイッチング素子を備えて構成され、制御部8の制御の下で当該スイッチング素子を駆動することにより、整流回路2から出力された直流電流を高周波交流電流に変換して、第1の加熱コイル5に供給する。さらに、第2のインバータ回路4はスイッチング素子を備えて構成され、制御部8の制御の下で当該スイッチング素子を駆動することにより、整流回路2から出力された直流電流を高周波交流電流に変換して、第2の加熱コイル6に高周波電流を出力する。
制御部8は、電流検出部9からの検出信号に基づいて、交流電源1から整流回路2に供給される入力電流値が目標値となるように、第1のインバータ回路3及び第2のインバータ回路4の各スイッチング素子の駆動周波数又は導通時間を増減する。具体的には、制御部8は、第1のインバータ回路3及び第2のインバータ回路4を同時に動作させる場合は、始めに、一方のインバータ回路のみを動作させ、当該インバータ回路の加熱出力が所定の目標加熱出力になるように、当該一方のインバータ回路を制御する。そして、他方のインバータ回路をさらに動作させ、電流検出部9により検出された入力電流から、一方のインバータ回路のみを動作させたときの入力電流を減算して、他方のインバータ回路への入力電流を算出し、当該算出された入力電流に基づいて、当該他方のインバータ回路の加熱出力が所定の目標加熱出力になるように、当該他方のインバータ回路を制御する。なお、第1のインバータ回路3の目標加熱出力は第1の目標加熱出力であり、第2のインバータ回路4の目標加熱出力は第2の目標加熱出力である。さらに、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4に入力される入力電流、第1及び第2のインバータ回路3及び4の各スイッチング素子のオン時間、ならびに第1及び第2の加熱コイル5及び6の電圧などの第1及び第2のインバータ回路3及び4の制御情報をリミッタ部7に出力する。
リミッタ部7は、制御部8から入力される第1及び第2のインバータ回路3及び4の制御情報に基づいて、第1及び第2のインバータ回路3及び4の各加熱出力がそれぞれ所定の加熱出力しきい値以上であるか否かを判断し、当該判断結果を示す信号を制御部8に出力する。これに応答して、制御部8は、第1のインバータ回路3の加熱出力が加熱出力しきい値以上であると判断されたとき、第1のインバータ回路3の加熱出力が加熱出力しきい値未満の所定値になるように第1のインバータ回路3を制御し、第2のインバータ回路4の加熱出力が加熱出力しきい値以上であると判断されたとき、第2のインバータ回路4の加熱出力が加熱出力しきい値未満の所定値になるように第2のインバータ回路4を制御する。なお、加熱出力しきい値は、第1及び第2のインバータ回路3及び4が故障するときの加熱出力より小さいように設定される。
次に、制御部8の動作を詳細説明する。制御部8は、第1のインバータ回路3のみを動作させるときは、第1のインバータ回路3の加熱出力が連続的に第1の目標加熱出力になるように第1のインバータ回路3を連続加熱制御により制御し、第2のインバータ回路4のみを動作させるときは、第2のインバータ回路4の加熱出力が連続的に第2の目標加熱出力になるように第2のインバータ回路4を連続加熱制御により制御する。具体的には、制御部8は、連続加熱制御時に、インバータ回路への入力電流が連続的に目標加熱出力に対応する入力電流になるように、スイッチング素子の駆動周波数又は導通時間を変化させる。これにより、インバータ回路の加熱出力は、連続的に目標加熱出力となる。
また、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4をともに動作させるときと、第1及び第2のインバータ回路3及び4の平均加熱出力がそれぞれ第1及び第2の目標加熱出力になるように、第1及び第2のインバータ回路3及び4をデューティ制御により制御する。図2は、図1の第1及び第2のインバータ回路3及び4を同時に動作させるときの第1及び第2のインバータ回路3及び4の各加熱出力の一例を示すタイミングチャートである。図2に示すように、第1及び第2の加熱コイル5及び6に鍋などの負荷がそれぞれ載置されているときに、第1及び第2の加熱コイル5及び6で同時に加熱制御を行う場合、制御部8は、第1のインバータ回路3を、第1の期間T1において加熱出力が第1の目標加熱出力より大きい所定の第1の加熱出力P1になり、第2の期間T2において加熱出力が第1の目標加熱出力より小さい所定の第2の加熱出力P2になるように制御することを繰り返す(図2の上段の加熱パターン参照。)。
さらに、制御部8は、第2のインバータ回路4を、第1の期間T1において加熱出力が第2の目標加熱出力より大きい所定の第3の加熱出力P3になり、第2の期間T2において加熱出力が第2の目標加熱出力より小さい所定の第4の加熱出力P4になるように制御することを繰り返す(図2の下段の加熱パターンD2参照。)。もしくは、制御部8は、第2のインバータ回路4を、第1の期間T1において加熱出力が第4の加熱出力P4になり、第2の期間T2において加熱出力が第3の加熱出力P3になるように制御することを繰り返す(図2の中段の加熱パターンD1参照。)。なお、図2において、各期間T1及びT2における第1及び第2のインバータ回路3及び4の制御方法は、連続加熱制御時と同様である。
図2において、第1の期間T1の期間長と第2の期間T2の期間長とは同一(例えば、10ミリ秒)である。従って、第1のインバータ回路3の平均加熱出力Pa1は、第1の加熱出力P1と第2の加熱出力P2の平均値である。制御部8は、平均加熱出力Pa1が第1のインバータ回路3の第1の目標加熱出力になるように、第1及び第2の加熱出力P1及びP2を制御する。また、第2のインバータ回路4の平均加熱出力Pa2は、第3の加熱出力P3と第4加熱出力P4の平均値であり、制御部8は、平均加熱出力Pa2が第2のインバータ回路4の第2の目標加熱出力になるように、第3及び第4の加熱出力P3及びP4を制御する。
図2において、例えば、第1の加熱出力P1が第2の加熱出力P2の10倍である場合、第1の加熱出力P1を、第1の目標加熱出力の2倍に近い値に設定する必要がある。このように、デューティ制御時は、第1の期間T1と第2の期間T2の各加熱出力(P1とP2ならびにP3とP4)が互いに異なり、目標加熱出力より大きい加熱出力で加熱動作を行う期間を設ける必要がある。従って、デューティ制御によって、連続加熱制御時の目標加熱出力と同一の平均加熱出力を実現するためには、連続加熱制御時より大きい加熱出力で加熱動作を行う期間を設ける必要がある。
さらに、図1において、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4を、それぞれ、ユーザにより設定した所定の加熱出力で加熱するように加熱制御を行う手動加熱モード、又は、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させる。自動加熱モードは、例えば揚げ物調理モードである。揚げ物調理モードにおいて、制御部8は、始めに、油を収容した鍋を加熱するために1500Wの加熱出力で加熱動作を開始し、1500Wの加熱出力での加熱期間(以下、1500W加熱期間という。)の初期に鍋底の温度勾配に基づいて鍋内の油の量を推定し、油の量の推定結果と鍋底の温度とに基づいて1500W加熱期間の期間長を決定する。そして、1500W加熱期間の終了後に、1000Wの加熱出力と0Wの加熱出力での加熱動作を繰り返すことで、油の温度を所定の温度に上昇させ又は保温する。なお、鍋底温度は、図示しない温度センサによって検出されて制御部8に出力される。
次に、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のインバータ回路を、上述した連続加熱制御により単独で動作させているときに、他方のインバータ回路をさらに動作させるように、例えばユーザにより指示された場合の制御部8の動作を説明する。
制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のインバータ回路のみを動作させているとき、他方のインバータ回路を自動加熱モードで動作させることを禁止する。このとき、他方のインバータ回路は、自動加熱モードでの加熱動作を新たに開始できず、手動加熱モードでのみ動作可能である。制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4の両方を手動加熱モードで動作させる場合、各インバータ回路3及び4をデューティ制御により制御する(図2参照。)。
また、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のインバータ回路のみを自動加熱モードで動作しているとき、当該一方のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、他方のインバータ回路を動作させることを禁止する。従って、他方のインバータ回路は、加熱動作を新たに開始できない。
次に、本実施形態に係る誘導加熱調理器の特有の効果を説明する。
上述したように、デューティ制御によって、連続加熱制御時の目標加熱出力と同一の平均加熱出力を実現するためには、連続加熱制御時より大きい加熱出力で加熱動作を行う期間を設ける必要がある。従って、デューティ制御時の最大加熱出力は、連続加熱制御時の最大加熱出力より大きくなり、リミッタ部7によって加熱出力しきい値以上であると判断される可能性が大きくなる。このため、例えば、本実施形態に係る誘導加熱調理器において、第1のインバータ回路3を上述した揚げ物調理モードで動作させ、第2のインバータ回路4を使用者が設定した1000Wの加熱出力の手動加熱モードで動作させ、第1及び第2のインバータ回路3及び4をそれぞれデューティ制御(例えば、図2参照。)すると、以下のような問題が生じる。
第1のインバータ回路3の揚げ物調理モードにおける1500W加熱期間中に、第1のインバータ回路3の加熱出力が加熱出力しきい値以上であることをリミッタ部7が検出すると、制御部8は、第1のインバータ回路3の加熱出力を、例えば1000W以下に制限する。この結果、加熱出力が1500Wから1000Wに小さくなるために、1500W加熱期間における鍋底の温度上昇が緩やかになり、鍋底温度の温度勾配と油の量との関係が予め設計した関係からずれてしまう。従って、1500W加熱期間の期間長を適切に決定できず、揚げ物調理において十分な調理性能を確保することが困難になる。
これに対して、本実施形態では、始めに第1のインバータ回路3が単独で揚げ物調理モードで動作しているとき、第1のインバータ回路3を連続加熱制御により制御し、第2のインバータ回路4をさらに動作させることを禁止する。従って、第1のインバータ回路3が揚げ物調理モードで加熱動作を行っている間は、第2のインバータ回路4は動作しない。このため、第1のインバータ回路3の加熱出力を加熱出力しきい値未満に抑えることができ、第1のインバータ回路3の加熱出力が加熱出力しきい値以上になって加熱出力が1500Wより小さく制限されることを回避できる。従って、本実施形態によれば、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のみを動作させて自動加熱モードで加熱制御を行うので、リミッタ部7の動作によって加熱出力が制限されることなく自動加熱モードでの加熱制御を行うことができる。すなわち、所定の加熱出力で揚げ物調理モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避することができ、従来技術に比較して安全性を向上できる。
また、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のインバータ回路のみを動作させているとき、他方のインバータ回路を自動加熱モードでさらに動作させることを禁止する。従って、連続加熱制御時に比較して大きい最大加熱出力が必要となるデューティ制御で加熱動作を行ったためにリミッタ部7の動作により加熱出力が制限され、所定の加熱出力で自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避できるので、従来技術に比較して安全性を向上できる。さらに、デューティ制御で自動加熱モードによる加熱制御を行っている途中に鍋がずらされたりするなどの外的要因に起因してリミッタ部7の動作によって加熱出力が制限され、デューティ制御から連続加熱制御に切り替える場合に比較して、使い勝手を向上できる。
また、例えば、一方のインバータ回路を、使用者が設定できる最大加熱出力により手動加熱モードで動作させているとき、他方の加熱コイルを自動加熱モードで動作させることはできない。このため、第1または第2の加熱コイル5又は6の中心上に加熱を保証する最小径の鍋を載置して自動加熱モードでデューティ制御により加熱制御を行うと、リミッタ部7の動作により加熱出力が制限される場合であっても、連続加熱制御による自動加熱モードでの加熱動作を行うので、十分な調理性能を確保できる。
また、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のインバータ回路のみを自動加熱モードで動作させているとき、他方のインバータ回路を動作させることを禁止する。従って、連続加熱制御時に比較して大きい最大加熱出力が必要となるデューティ制御で加熱動作を行ったためにリミッタ部7の動作により加熱出力が制限され、所定の加熱出力で自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避できるので、従来技術に比較して安全性を向上できる。さらに、デューティ制御で自動加熱モードによる加熱制御を行っている途中に鍋がずらされたりするなどの外的要因に起因してリミッタ部7の動作によって加熱出力が制限され、デューティ制御から連続加熱制御に切り替える場合に比較して、使い勝手を向上できる。
また、例えば、一方のインバータ回路を、自動加熱モードで動作させているとき、他方のインバータ回路を、使用者が設定できる最大加熱出力により手動加熱モードで動作させてことはできない。従って、例えば、第1または第2の加熱コイル5又は6の中心上に加熱を保証する最小径の鍋を載置して自動加熱モードでデューティ制御により加熱制御を行うと、リミッタ部7の動作により加熱出力が制限される場合であっても、連続加熱制御による自動加熱モードでの加熱動作を行うので、十分な調理性能を確保できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御部8は、第1及び第2のインバータ回路3及び4のうちの一方のインバータ回路を自動加熱モードで動作させるとき、当該一方のインバータ回路のみを連続加熱制御により制御するので、デューティ制御により制御する場合に比較して小さい最大加熱出力で所定の目標加熱出力を実現できる。このため、リミッタ部7の動作に起因して加熱出力が制限されるために自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避することができ、従来技術に比較して安全性を向上できる。
なお、本実施形態において、図2の加熱出力P2及びP4を実質的にゼロに設定して、加熱出力を停止させ、第2のインバータ回路4を図2の中段のタイミングチャートの加熱パターンD1を繰り返すように制御してもよい。これにより、第1及び第2のインバータ回路3及び4は同一のタイミングで加熱動作を行わないので、干渉音(唸り音)をなくすことができる。
また、本実施形態では、自動加熱モードは揚げ物調理モードであったが、本発明はこれに限られず、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う加熱モード(調理モード)であればよい。
さらに、本実施形態では、図2において第1及び第2の各期間T1及びT2の期間長をそれぞれ10ミリ秒に設定したが、本発明はこれに限られず、第1及び第2の各期間T1及びT2の期間長は互いに異なってもよく、10ミリ秒以外の期間長でもよい。さらに、本実施形態において、制御部8は、平均加熱出力Pa1が第1のインバータ回路3の目標加熱出力になるように、第1及び第2の加熱出力P1及びP2を制御し、平均加熱出力Pa2が第2のインバータ回路4の目標加熱出力になるように、第3及び第4の加熱出力P3及びP4を制御したが、本発明はこれに限られない。制御部8は、平均加熱出力Pa1が第1のインバータ回路3の目標加熱出力になるように、第1のインバータ回路3におけるデューティ比を制御し、平均加熱出力Pa2が第2のインバータ回路4の目標加熱出力になるように、第2のインバータ回路4におけるデューティ比を制御してもよい。
またさらに、上記実施形態において誘導加熱調理器を例に挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限られない。2つのインバータ回路を備えた誘導加熱装置に本発明を適用してもよい。
以上説明したように、本発明に係る誘導加熱装置によれば、第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させるとき、第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御することを禁止する。
従って、第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を自動加熱モードで動作させるとき、当該一方のインバータ回路のみを連続加熱制御により制御するので、デューティ制御により制御する場合に比較して小さい最大加熱出力で所定の目標加熱出力を実現できる。このため、リミッタ部の動作に起因して加熱出力が制限されるために自動加熱モードによる加熱制御が行えずに十分な調理性能を確保することができない、という不安定な状態で加熱制御が行われることを回避することができ、従来技術に比較して安全性を向上できる。
本発明に係る誘導加熱装置は、一般家庭用又は業務用の誘導加熱装置として有効である。
1…交流電源、
2…整流回路、
3…第1のインバータ回路、
4…第2のインバータ回路、
5…第1の加熱コイル、
6…第2の加熱コイル、
7…リミッタ部、
8…制御部、
9…電流検出部。

Claims (7)

  1. 第1の加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバータ回路と、
    第2の加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバータ回路と、
    上記第1及び第2のインバータ回路を制御する制御部とを備えた誘導加熱装置において、
    上記制御部は、
    上記第1及び第2のインバータ回路をともに動作させるときは、上記第1及び第2のインバータ回路の各平均加熱出力がそれぞれ所定の第1及び第2の目標加熱出力になるように、上記第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御し、
    上記第1のインバータ回路のみを動作させるときは、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、
    上記第2のインバータ回路のみを動作させるときは、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第2の目標加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を連続加熱制御により制御し、
    上記第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を、所定の加熱出力のシーケンスに従って自動的に加熱制御を行う自動加熱モードで動作させるとき、上記第1及び第2のインバータ回路をデューティ制御により制御することを禁止することを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 上記制御部は、上記第1及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路のみを動作させているとき、他方のインバータ回路を上記自動加熱モードで動作させることを禁止することを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 上記制御部は、上記第1の及び第2のインバータ回路のうちの一方のインバータ回路のみを上記自動加熱モードで動作させているとき、他方のインバータ回路を動作させることを禁止することを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱装置。
  4. 上記第1及び第2のインバータ回路の各加熱出力がそれぞれ所定の加熱出力しきい値以上であるか否かを判断するリミッタ部をさらに備え、
    上記制御部は、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値以上であると判断されたとき、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値未満の所定値になるように上記第1のインバータ回路を制御し、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値以上であると判断されたとき、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記加熱出力しきい値未満の所定値になるように上記第2のインバータ回路を制御することを特徴とする請求項1から3までのうちのいずれか1つに記載の誘導加熱装置。
  5. 上記制御部は、
    所定の第1の期間において、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力より大きい所定の第1の加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を制御し、上記第1の期間に続く所定の第2の期間において、上記第1のインバータ回路の加熱出力が上記第1の目標加熱出力より小さい所定の第2の加熱出力になるように上記第1のインバータ回路を制御することを繰り返し、
    上記第1の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第2の目標加熱出力より大きい所定の第3の加熱出力及び上記第2の目標加熱出力より小さい所定の第4の加熱出力のうちの一方の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御し、上記第2の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第3及び第4の加熱出力のうちの他方の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御することを繰り返すことを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか1つに記載の誘導加熱装置。
  6. 上記制御部は、
    上記第1の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第4の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御し、上記第2の期間において、上記第2のインバータ回路の加熱出力が上記第3の加熱出力になるように上記第2のインバータ回路を制御し、
    上記第2及び第4の加熱出力は、それぞれ実質的にゼロに設定されたことを特徴とする請求項5記載の誘導加熱装置。
  7. 交流電源からの交流電力を整流及び平滑化して出力する整流回路をさらに備え、
    上記第1及び第2のインバータ回路は上記整流回路に並列に接続され、上記整流回路からの直流電流を上記高周波電流に変換することを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか1つに記載の誘導加熱装置。
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