JP2004235032A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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敏 永井
Hiroyasu Shiichi
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Abstract

【課題】耳障りな音や照明等のちらつきが発生せず、安価で小型の誘導加熱調理器を得る。
【解決手段】電源と、この電源に並列に接続された少なくとも2つの加熱コイルと、これら2つの加熱コイルに各々高周波電流を供給するスイッチング素子と、該各々のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路とを備えた誘導加熱調理器であって、前記制御回路は、前記各々のスイッチング素子のスイッチング周期を同一にするとともに、該各々のスイッチング素子のオンするタイミングを1/2周期以上の位相差を設けて制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの加熱コイルを有する誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の誘導加熱調理器の回路構成図である。
図4において、1は商用電源、2は前記商用電源1を整流する整流回路、3は整流後の出力を平滑し、直流電源を得る平滑回路である。4は加熱コイル、5は共振コンデンサ、6はスイッチング素子であり、これらの加熱コイル4、共振コンデンサ5、スイッチング素子6によりインバータ回路11a、11bが構成されている。7a、7bは発振回路であり、前記インバータ回路11a、11bの夫々のスイッチング素子6を駆動するものである。8は入力電流の値を検出する入力電流検知回路であり、9は商用電源電圧を検出する電源電圧検知回路である。10はマイクロコンピュータであり、前記入力電流検知回路8、電源電圧検知回路9により検知した値を入力するとともに、前記インバータ回路11a、11bを発振制御し、また、前記発振回路7a、7bの駆動を交互に行うよう制御する。
【0003】
上記構成において、前記マイクロコンピュータ10による前記発振回路7a、7bの制御タイミングは、図5(a)の発振回路の制御タイミングに示すようにT1で発振回路7aを制御し、T2で発振回路7bを制御する。前記発振回路7aを制御している間に前記入力電流検知回路8により入力された電流値と、また、前記電源電圧検知回路9により入力された電圧値とからマイクロコンピュータ10で演算された電力値によって前記インバータ回路11aの電力補正などに利用する。
【0004】
上述同様に、前記発振回路7bを制御している間に前記入力電流検知回路8と電源電圧検知回路9で得られる夫々電流値と電圧値とからマイクロコンピュータ10で演算された電力値によって前記インバータ回路11bの電力補正などに利用する(例えば特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−196156号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の誘導加熱調理器は、上記図5(a)に示すように発振回路7a、7bをそれぞれ時間T1及びT2で間欠的に動作して、この発振回路7a、7bの動作によって、前記インバータ回路11aのスイッチング素子6及びインバータ回路11bのスイッチング素子6をそれぞれ間欠的に時間T1、T2で図5(b)に示すように高周波で駆動している。ここで、前記発振回路7a、7bの前記時間T1、T2が、例えば夫々1msecとした場合、はじめの1msec間は前記発振回路7aが動作してインバータ回路11aのスイッチング素子6を高周波で駆動して、次の1msec間は前記発振回路7bが動作してインバータ回路11bのスイッチング素子6を高周波で駆動するように動作する。このような動作の場合、前記インバータ回路11a、11bは2msecの500Hzで動作することになり、耳障りな音が聞こえてしまう問題点があった。
【0007】
また、例えば前記インバータ回路11aを2kw、そして前記インバータ回路11bを1kwで前記発振回路7a、7bによって前述のように間欠的に例えば半周期ごと交互に運転しようとすると、図6に示すように前記インバータ回路11aは、平均2kwの出力を得るために半周期で4kwの出力を出す必要がある。同様に前記インバータ回路11bは、平均1kwの出力を得るために半周期で2kwの出力を出す必要がある。このことは、前記発振回路7a、7bが半周期ごと交互に駆動する毎に誘導加熱調理器の入力電力が4kw、2kwと大きく変わることを意味している。住宅内でこのような装置を使用した場合、住宅内の商用交流電圧はこれに同期して変動し、例えば照明のちらつきなどが発生する恐れがあった。
【0008】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、耳障りな音や照明等のちらつきが発生せず、安価で小型の誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる誘導加熱調理器は、電源と、この電源に並列に接続された少なくとも2つの加熱コイルと、これら2つの加熱コイルに各々高周波電流を供給するスイッチング素子と、該各々のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路とを備えた誘導加熱調理器であって、前記制御回路は、前記各々のスイッチング素子のスイッチング周期を同一にするとともに、該各々のスイッチング素子のオンするタイミングを1/2周期以上の位相差を設けて制御するようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1における誘導加熱調理器の構成図である。
図1において、11は商用電源、12は前記商用電源11を全波整流する整流回路、13はノイズフィルタである。14は第1の加熱回路であり、ダイオード内蔵のスイッチング素子14a、14bと誘導加熱コイル14c(以下、加熱コイル14cという)及びコンデンサ14dから構成されている。14fは前記加熱コイル14cの上に設けられている天板14eに載置され、前記加熱コイル14cと磁気結合して渦電流により誘導加熱される鍋である。
【0011】
15は第2の加熱回路で、前記第1の加熱回路と同様に、ダイオード内蔵のスイッチング素子15a、15bと誘導加熱コイル15c(以下、加熱コイル15cという)及びコンデンサ15dから構成されている。15fは前記加熱コイル15cの上に設けられている天板15eに載置され、前記加熱コイル15cと磁気結合して渦電流により誘導加熱される鍋である。
【0012】
16は前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a、14b及び前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a、15bを制御する制御回路である。17は操作回路であり、前記第1の加熱回路14の出力調整ボリューム17aと前記第2の加熱回路15の出力調整ボリューム17bを備えている。18は前記第1の加熱回路14及び前記第2の加熱回路15への入力電流を検出する入力電流検出回路である。
【0013】
図2は、本実施の形態に係る前記第1の加熱回路14及び第2の加熱回路15の夫々前記スイッチング素子14a、14b及び15a、15bの動作を表した波形図である。
図2中、P1は前記第1の加熱回路14及び前記第2の加熱回路15が最大出力で運転しているときの動作を、P2は前記最大出力の半分の出力で前記第1の加熱回路14及び第2の加熱回路15が運転している時の動作をそれぞれ表す。
また、図2中、(A)は前記スイッチング素子14aの駆動タイミング、(B)は前記スイッチング素子14bの駆動タイミング、(C)はスイッチング素子14aに流れる電流をそれぞれ表している。同様に、(D)は前記スイッチング素子15aの駆動タイミング、(E)は前記スイッチング素子15bの駆動タイミング、(F)はスイッチング素子15aに流れる電流をそれぞれ表している。
【0014】
尚、前記スイッチング素子14a、14b及び15a、15bは、前記P1、P2で示す出力に係わらず、所定のスイッチング周期T、例えば16kHz以上の人間の耳には聞こえない高周波の周期で駆動している。また、前記スイッチング素子14a及び前記スイッチング素子15aのオン時間は、前記スイッチング周期Tの半分の時間を最大オン時間になるよう制限している。すなわち、前記スイッチング素子14a及びスイッチング素子15aのオン時間が夫々スイッチング周期Tの半分の時が最大出力運転となる。
【0015】
また、図2中、tdはデッドタイムを表し、前記第1の加熱回路14の前記スイッチング素子14aの駆動信号(A)とスイッチング素子14bの駆動信号(B)、及び前記第2の加熱回路15の前記スイッチング素子15aの駆動信号(D)とスイッチング素子15bの駆動信号(E)とでそれぞれ形成され、前記スイッチング素子14aとスイッチング素子14bとが、及び前記スイッチング素子15aとスイッチング素子15bとが同時にオンして、スイッチング素子が破壊するのを防止するために設けられる時間のことで、このデッドタイム(td)は必ず設けられている。
【0016】
次に、上記図1及び図2の(A)〜(C)の波形を用いて、前記第1の加熱回路14の動作について説明する。
前記制御回路16からの制御信号により、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14aがオン、14bがオフの時は、図1の矢印▲1▼に示すように電源から前記加熱コイル14cに電流が流れて、前記コンデンサ14dを充電する。また、前記制御回路16からの制御信号により前記スイッチング素子14aがオフして14bがオンになると、前記コンデンサ14dの放電電流が矢印▲2▼のように流れる。
【0017】
このように前記スイッチング素子14aと14bを高周波で交互にオン、オフ(図2の(A)、(B))することで、前記加熱コイル14cには前記矢印▲1▼、▲2▼の高周波電流が流れ、加熱コイル14cに磁束が発生する。この磁束が前記鍋14fの底部と交差して鍋14fの底部に渦電流が発生し、該渦電流と鍋14fの抵抗分でジュール熱が発生して鍋14fが発熱する。
【0018】
前記スイッチング素子14aに流れる電流は、図2の(C)に示すようにマイナスから始まって、徐々に増加する電流となる。マイナスから始まる理由は、スイッチング素子14aがオフ、スイッチグ素子14bがオンの前記矢印▲2▼の電流の状態から、スイッチング素子14aがオン、スイッチグ素子14bがオフの前記矢印▲1▼の電流の状態に移るときの切り換え直後、加熱コイル14cは前記矢印▲2▼の方向に電流を流そうと働くので、前記切り換え直後は矢印▲3▼のような電流が流れて、その後前記矢印▲1▼の方向に移るからである。
【0019】
そして、前記操作回路17には、前記第1の加熱回路14の出力調整ボリューム17a及び前記第2の加熱回路15の出力調整ボリューム17bが備えてあり、使用者は、この出力調整ボリューム17a、17bをそれぞれ調整しながら調理を行う。そして、前記制御回路16は、前記出力調整ボリューム17aまたは17bで設定された前記加熱コイル14cまたは前記加熱コイル15cに流す電流値と、前記入力電流検出回路18で検出される入力電流とを比較しながら、前記第1の加熱回路14または第2の加熱回路15の夫々のスイッチング素子を制御する。
【0020】
尚、前記第1の加熱回路14の出力調整ボリューム17a、前記第2の加熱回路15の出力調整ボリューム17bは、図1に示すように(大)の右方向に回せば、前記制御回路16は前記加熱コイル14c及び前記加熱コイル15cに流す電流を増やし、(小)の左方向に回せば、前記加熱コイル14c及び前記加熱コイル15cに流す電流を減らすものである。使用者は、調理状態を見て前記出力調整ボリューム17a、17bを夫々調整して調理を行う。
【0021】
ここで、例えば前記第1の加熱回路14の出力調整ボリューム17aを(大)の右方向に回して最大出力になるよう設定すると、前記制御回路16は前記加熱コイル14cへ流れる電流を増やし、前記入力電流検出回路18で検出される入力電流値が前記最大出力となる電流になるように、前述の図2のP1期間に示すように前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a(図2の(A))のオン期間の幅を広げる。すなわち、前述したようにスイッチング素子14aのオン時間がスイッチング周期Tの半分となる。この時、前述のようにスイッチング素子14a(図2の(A))とスイッチング素子14b(図2の(B))とが同時にオンしないように、前記デットタイム(td)を確保して約50%のデューティ比で運転される。
【0022】
また、前記出力調整ボリューム17aを(小)の左方向に回して、前記加熱コイル14cの出力を下げるように設定すると、前記制御回路16は前記入力電流検出回路18で検出される入力電流値が前記出力調整ボリューム17aで設定された所定の電流になるように、前述の図2の例えばP2期間に示すように前記スイッチング素子14a(図2の(A))のオン時間の幅を短くし、前記加熱コイル14cに流す電流を減らして出力を下げる。すなわち、スイッチング素子14aのオン時間がスイッチング周期Tの半分以下となる。
【0023】
次に、上記図1及び図2の(D)〜(F)の波形を用いて、前記第2の加熱回路15の動作について説明する。
尚、前記第2の加熱回路15においても、前記制御回路16による前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a、15bの動作の仕方や電流の流れ方、また鍋15fが発熱する動作等においては、上記第1の加熱回路14の動作説明で述べたことと基本的に同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0024】
前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a、15bの動作は、図2の(D)、(E)に示すように、前記制御回路16により前記第1の加熱回路14の前記スイッチング素子14a、14bと同じスイッチング周期Tで動作するが、前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a(図2の(D))の駆動タイミングは、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a(図2の(A))の駆動タイミングより、例えば1/2周期(T/2)遅らせた位相となっている。
【0025】
上記のように、半周期遅らせた位相の駆動タイミングにより、電源から前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14aに流れる電流(図2の(C))と、電源から前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15aに流れる電流(図2の(F))とには重なりが無くなる。
【0026】
そして、前記制御回路16により、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14aがオンしている期間は、前記入力電流検出回路18で検出される入力電流と第1の加熱回路14の前記出力調整ボリューム17aで設定される電流とを比較して、第1の加熱回路14の制御を行う。また、前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15aがオンしている期間は、前記入力電流検出回路18で検出される入力電流と第2の加熱回路15の前記出力調整ボリューム17bで設定される電流とを比較して、第2の加熱回路15の制御を行う。
【0027】
図3は、例えば、前記第1の加熱回路14を前述した上記図2のP1に示す最大出力状態の2kw、前記第2の加熱回路15を同じく前述した図2のP2に示す最大出力の半分の状態の1kwで動作させた場合の、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a(図3の(A))、14b(図3の(B))及び前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a(図3の(D))、15b(図3の(E))の動作を表した図である。
【0028】
図3に示すように、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a(図3の(A))はスイッチング周期Tの半分のオン時間で駆動し、図示していないが、前記デットタイム(td)を確保したのちスイッチング素子14aのオフ期間に前記スイッチング素子14b(図3の(B))がオン状態になる。
一方、前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a(図3の(D))は、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a(図3の(A))のオンタイミングから1/2周期(T/2)遅れてオンし、図示していないが、同様にデットタイム(td)を確保したのちスイッチング素子15aのオフ期間に前記スイッチング素子15b(図3の(E))がオン状態になる。
【0029】
したがって、本実施の形態の前記第1の加熱回路14及び第2の加熱回路15は、従来例(図6)のように2つのインバータ回路11a、11bが夫々間欠的に例えば半周期ごと交互に動作しないで、前記第1の加熱回路14のスイッチング素子14a、14b及び前記第2の加熱回路15のスイッチング素子15a、15bが、スイッチング周期Tで連続的に駆動するので、加熱調理器の入力電力は、前記第1の加熱回路14の2kwと前記第2の加熱回路15の1kwにおける両者の出力の加算値3kwが平均的に入力される。よって、住宅内で本実施の形態の加熱調理器を使用した場合、住宅内の商用交流電圧の変動がなく、したがって、照明等のちらつきを解消することができる。
【0030】
以上のように、本実施の形態においては、電源と、2つの加熱コイルと、該2つの加熱コイルに各々高周波電流を供給するスイッチング素子と、該各々のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記各々のスイッチング素子のスイッチング周期を同一にするとともに、該各々のスイッチング素子のオンするタイミングを1/2周期以上の位相差を設けて制御して、電源から前記2つの加熱コイルに夫々電流を流すタイミングを半周期ずらしたので、電源から前記2つの加熱コイルに同時に電流が流れることがなく、したがって、前記2つの加熱コイルに共通の整流回路や入力電流検出回路及びノイズフィルター等の定格電流を小さくすることができ、よって安価で小型の誘導加熱調理器を得ることができる。
【0031】
また、例えば住宅内でこのような加熱調理器を使用した場合、加熱調理器の入力電力の変動が抑えられ、従来のような住宅内の商用交流電圧の変動がなくなるため、照明等のちらつきが解消される誘導加熱調理器が提供できる。
【0032】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、電源と、この電源に並列に接続された少なくとも2つの加熱コイルと、これら2つの加熱コイルに各々高周波電流を供給するスイッチング素子と、該各々のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路とを備えた誘導加熱調理器であって、前記制御回路は、前記各々のスイッチング素子のスイッチング周期を同一にするとともに、該各々のスイッチング素子のオンするタイミングを1/2周期以上の位相差を設けて制御して、前記電源から前記2つの加熱コイルに夫々電流を流すタイミングを半周期ずらしたので、電源から2つの加熱コイルに同時に電流が流れることがなく、したがって、2つの加熱コイルに共通の整流回路や入力電流検出回路及びノイズフィルター等の定格電流を小さくすることができ、よって安価で小型の誘導加熱調理器を得ることができる。また、例えば住宅内でこのような加熱調理器を使用した場合、加熱調理器の入力電力の変動が抑えられ、従来のような住宅内の商用交流電圧の変動がなくなるため、照明等のちらつきが解消される誘導加熱調理器が提供できる。
さらに、2つの加熱コイルへ各々高周波電流を供給するための夫々のスイッチング素子は、人間の耳には聞こえない高周波で連続的に駆動するので、従来のように耳障りな音が発生しない誘導加熱調理器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る2つの加熱回路の各々のスイッチング素子の動作を表した波形図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る2つの加熱回路を、例えば2kwと1kwで動作させた場合の各々のスイッチング素子の動作と入力電力を表した図である。
【図4】従来の誘導加熱調理器の構成図である。
【図5】従来の誘導加熱調理器における2つの発振回路の制御タイミング(a)と該発振回路による各々のインバータ回路のスイッチング素子の動作(b)を表した図である。
【図6】従来の誘導加熱調理器における2つのインバータ回路を、例えば2kwと1kwで動作させた場合の各々のスイッチング素子の動作と入力電力を表した図である。
【符号の説明】
11 商用電源、 12 整流回路、 13 ノイズフィルタ、 14 第1の加熱回路、 14a、14b スイッチング素子、 14c 誘導加熱コイル、 14d コンデンサ、 14e 天板、 14f 鍋、 15 第2の加熱回路、 15a、15b スイッチング素子、 15c 誘導加熱コイル、 15d コンデンサ、 15e 天板、 15f 鍋、 16 制御回路、 17操作回路、 17a、17b 出力調整ボリューム、 18 入力電流検出回路。

Claims (1)

  1. 電源と、この電源に並列に接続された少なくとも2つの加熱コイルと、これら2つの加熱コイルに各々高周波電流を供給するスイッチング素子と、該各々のスイッチング素子をオンオフ制御する制御回路とを備えた誘導加熱調理器であって、前記制御回路は、前記各々のスイッチング素子のスイッチング周期を同一にするとともに、該各々のスイッチング素子のオンするタイミングを1/2周期以上の位相差を設けて制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
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