JP4314705B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波磁界による誘導加熱を利用して調理を行う誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の誘導加熱調理器について説明する。図10は従来から使用されている誘導加熱調理器の構成を示すブロック図である。
【0003】
電源1は商用電源でありダイオードブリッジ13により整流され、高周波電流を供給する供給源として働く平滑コンデンサ2に伝達される。第一のチョークコイル3は電源1の正極に接続されており、第一のスイッチング素子4がターンオフするタイミングが零電流となる零電流スイッチングを行うように使用されている。また、第一のスイッチング素子4には第一のダイオード5が並列に接続されている。第一のダイオード5は、電流が第一のスイチング素子4と逆方向に流れる場合にこの電流を電源1側に環流するように作用する。第一のスイッチング素子4は、オン状態の時に加熱コイル6と共振コンデンサ7の共振周波数で共振する共振電流を発生する。また加熱コイル6は、この共振電流によって高周波磁界を発生する。この高周波磁界は、鍋8と鎖交して、鍋8は誘導加熱されるものである。第二のダイオード12は、第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧が上昇してクランプコンデンサ10の電位より高くなったときに導通して、第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧の上昇を抑えている。また第二のスイッチング素子11は、第一のスイッチング素子4がオフすると同時にオンして、クランプコンデンサ10が蓄えた電荷を放出する様に動作する。制御手段9はマイクロコンピュータなどを用いており、鍋8に供給する電力に応じて第一のスイッチング素子4と、第二のスイッチング素子11とを制御している。
【0004】
制御手段9は、第一のスイッチング素子4をスイッチング損失などを考慮して20〜30kHzで駆動している。また、鍋8に結合する加熱コイル6のインダクタンスと共振コンデンサ7の容量で決まる共振周波数を、スイッチング素子4の動作周波数の2倍以上に設定している。すなわち一回のスイッチング動作で2波形以上の共振電流が流れるような定数としている。換言すれば、例えば20kHzでスイッチング素子4を駆動すると加熱コイル6には40kHz以上の高周波電流が供給されるものである。すなわち、加熱コイル6は40kHz以上の高周波磁界を発生するものである。鍋8としてアルミ鍋等を使用しているときには、これらの鍋を誘導加熱するためには40kHz以上の高周波磁界が必要となるものである。この理由は、20kHz程度の周波数であれば鍋の表皮抵抗が少なく十分な発熱が期待できないためである。そこで、前記説明したように40kHz以上の高周波磁界を加熱コイル6から発生させ、鍋の表皮抵抗が周波数の平方根に比例して増加する性質を利用して、誘導加熱を効率的に実行できるものである。 上記構成における動作について説明する。図11は、前記構成としたときに各部に流れる電流あるいは電圧の波形を示している。波形(a)は、第一のスイッチング素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Icを、波形(b)は第一のスイッチング素子4のコレクタ−エミッタ間に生じる電圧Vceを、波形(c)は第二のスイッチング素子11または第二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(d)は第二のスイッチング素子11のコレクタ−エミッタ間に生じる電圧Vsceを、波形(e)は制御手段9が第一のスイッチング素子4に与えるゲート信号VGEを、波形(f)は制御手段9が第二のスイッチング素子11に与えるゲート信号VsGEを示している。
【0005】
制御手段9は第一のスイッチング素子4にゲート信号VGEを供給すると、第一のスイッチング素子4は導通する。この時、第一のスイッチング素子4には加熱コイル6と共振コンデンサ7で生じた共振電流Icが流れる。この共振電流Icの周波数は、第一のスイッチング素子4のゲート信号VGEの周波数より2倍以上高いため、2波形以上の共振電流が一回のスイッチング動作で流れるものである。鍋8にはこの共振電流の共振周波数で決まる高周波磁界が供給されることになる。つまり、通常の2倍以上の周波数で駆動している状態と同様な効果が得られることになる。
【0006】
この後、必要なパワーを供給した後、制御手段9は第一のダイオード5に電流が流れているタイミングで第一のスイッチング素子4をオフする。この時、第二のスイッチング素子11をオンして、クランプコンデンサ10に蓄えられた電荷を放出する。この間に第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧は共振波形で上昇することになる。このとき、クランプコンデンサ10の電圧より第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧が高くなると、第二のダイオード12は導通状態になり、クランプコンデンサ10を充電して第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧を一定電圧にクランプする。この間に、制御手段9は第二のスイッチング素子11をオフ状態にしておく。その後、制御手段9は第一のスイッチング素子4を導通状態にし、以降この動作を繰り返すことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の誘導加熱調理器は、アルミ鍋や多層鍋を加熱するときに、加熱電力を調整することができないという課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給する電力を小さくする場合、第一のスイッチング素子のオフ時間を長くするとともに、第一のスイッチング素子がオフ期間にクランプコンデンサに蓄えられた電荷を放出すべく第二のスイッチング素子をオン状態にするようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給する電力を小さくする場合、第一のスイッチング素子のオフ時間を長くするとともに、第一のスイッチング素子がオフ期間にクランプコンデンサに蓄えられた電荷を放出すべく第二のスイッチング素子をオン状態にするようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器としている。
【0010】
請求項2に記載した発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段、鍋への供給電力を大きくする場合には第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を減少するように前記第二のスイッチング素子のオン時間を短くし、鍋への供給電力をさくする場合には、第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第二のスイッチング素子のオン時間を長くするように制御するようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器としている。
【0011】
請求項3に記載した発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給電力大きくする場合には第一のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第一のスイッチング素子のオン時間を長くし、鍋への供給電力が小さくする場合には第一のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第一のスイッチング素子のオン時間を短くするように制御するように制御して、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器としている。
【0012】
請求項4に記載した発明は、制御手段は、鍋に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子または第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、前記第一のスイッチング素子を通過する共振電流の周期の数と前記第二のスイッチング素子を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一定になるように、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子オン時間を制御するようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整でき、また発振周波数を一定にしたままで出力電力を調整でき、2つ以上の誘導加熱調理器を同時に動作させた場合に生じる鍋干渉音を防止することもできる誘導加熱調理器としている。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の誘導加熱調理器の構成を示す回路図である。本実施例が従来例と異なるのは第一のスイッチング素子5及び第二のスイッチング素子11を制御している制御手段15の制御方法が異なる点である。
【0014】
電源1は商用電源であり、ダイオードブリッジ13によって整流され、高周波電流を供給する供給源として働く平滑コンデンサ2に伝達される。第一のチョークコイル3は電源1の正極に接続されており、第一のスイッチング素子4がターンオフするタイミングが零となる零電流スイッチングを行うように作用している。また、第一のスイッチング素子4には第一のダイオード5が並列に接続されており、第一のスイッチング素子4に流れる電流が、第一のスイチング素子4と逆方向に流れる場合には、電源1側に環流するように作用する。第一のスイッチング素子4は、オン状態の時に加熱コイル6と共振コンデンサ7で決まる共振周波数の共振電流を発生して、加熱コイル6にこの共振電流を供給する。加熱コイル6は、この共振電流によって高周波磁界を発生する。この高周波磁界は鍋8に鎖交して、鍋8は誘導加熱され発熱する。
【0015】
第二のダイオード12は、第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧が上昇してクランプコンデンサ10の電位より高くなると導通するもので、このため第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧の上昇は抑えられる。従って、第一のスイッチング素子4としては耐圧定格の低い、換言すれば汎用のスイッチング素子を使用することができるものである。また第二のスイッチング素子11は、第一のスイッチング素子4がオフすると同時にオン状態となって、クランプコンデンサ10が蓄えた電荷を放出させる。
【0016】
制御手段15にはマイクロコンピュータなどを用いており、予め設定されている出力電力を基準として、鍋8に供給する電力に応じて第一のスイッチング素子4を、またこのとき、クランプ動作に応じて第二のスイッチング素子11を制御している。従来例でも説明しているように、制御手段9は、第一のスイッチング素子4をスイッチング損失などを考慮して20〜30kHzで駆動している。また、鍋8に結合する加熱コイル6のインダクタンスと共振コンデンサ7の容量で決まる共振周波数を、スイッチング素子4の動作周波数の2倍以上に設定している。すなわち一回のスイッチング動作で2波形以上の共振電流が流れるような定数としている。換言すれば、例えば20kHzでスイッチング素子4を駆動すると加熱コイル6には40kHz以上の高周波電流が供給されるものである。すなわち、加熱コイル6は40kHz以上の高周波磁界を発生するものである。鍋8としてアルミ鍋等を使用しているときには、これらの鍋を誘導加熱するためには40kHz以上の高周波磁界が必要となるものである。この理由は、20kHz程度の周波数であれば鍋の表皮抵抗が少なく十分な発熱が期待できないためである。そこで、前記説明したように40kHz以上の高周波磁界を加熱コイル6から発生させ、鍋の表皮抵抗が周波数の平方根に比例して増加する性質を利用して、誘導加熱を効率的に実行できるものである。
【0017】
以下、本実施例の動作について説明する。図2と図3は制御手段15が動作している状態での誘導加熱調理器の各部の波形を示している。図2は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図3は鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示している。また、波形(a)は第一のスイッチング素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Icを、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は制御手段15が第一のスイッチング素子4に与えるゲート信号VGEを、(d)は制御手段15が第二のスイッチング素子11に与えるゲート信号VsGEを示している。
【0018】
制御手段15が第一のスイッチング素子4にゲート信号VGEを供給すると、第一のスイッチング素子4は導通する。すなわち、第一のスイッチング素子4には加熱コイル6と共振コンデンサ7で生じた共振電流Icが流れることになる。ここで、共振電流Icの周波数はゲート信号VGEの周波数より2倍以上高いため、2波形以上の共振電流が一回のスイッチング動作で流れるものである。つまり、通常の2倍以上の周波数で駆動している状態と同様な効果が得られることになる。
【0019】
この後、必要なパワーを供給した後、制御手段9は第一のダイオード5に電流が流れているタイミングで第一のスイッチング素子4をオフする。この時、第二のスイッチング素子11をオン状態にしてクランプコンデンサ10が蓄えた電荷を放出する。この間に第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧は共振波形で上昇する。ここで、クランプコンデンサ10の電圧より第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧よりも高くなると、第二のダイオード12は導通状態になり、クランプコンデンサ10を充電して第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧を一定電圧にクランプする。この間に、制御手段9は第二のスイッチング素子11をオフ状態にしておく。その後、制御手段9は第一のスイッチング素子4を導通状態にし、以降この動作を繰り返すことになる。
【0020】
ここで、制御手段15は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合には、第二のスイッチング素子12を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイッチング素子をオンするように制御しているものである。すなわち、第一のスイッチング素子4がオフしている時間が現在よりも短くなるように制御しているものである。
【0021】
また、制御手段15は、鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合には、第一のスイッチング素子4のオフ時間が現在よりも長くなるように制御しているものである。但し、再び第一のスイッチング素子4をオンする際には、第二のスイッチング素子11がオフしている期間であることが必要なため、第二のスイッチング素子11がオフし手いる状態で、第二のダイオード12に電流が流れている区間でオフ時間を調整しているものである。
【0022】
以上のように本実施例によれば、制御手段15が第一のスイッチング素子4のオフ時間を制御するようにして、鍋8に供給する電力を調整することが可能で、多層鍋やアルミ鍋の加熱が可能な誘導加熱調理器を実現しているものである。
【0023】
(実施例2)
続いて本発明の第2の実施例について説明する。図4と図5は、本実施例の制御手段15としたときの各部の波形を示している。図4は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図5は鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示している。またそれぞれ、波形(a)は第一のスイッチング素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Icを、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は制御手段15が第一のスイッチング素子4に供給するゲート信号VGEを、波形(d)は制御手段15が第二のスイッチング素子11に与える駆動信号VsGEを示している。
【0024】
本実施例では、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合には、制御手段15は第二のスイッチング素子11のオン時間を短くするように制御している。すなわち、第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも減少するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイッチング素子11をオンするように制御しているものである。
【0025】
また、鍋8に供給する電力が基準値よりも少ない場合には、制御手段15は第二のスイッチング素子11のオン時間を長くするように制御している。すなわち、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイッチング素子11をオンするように制御しているものである。
【0026】
以上のように本実施例によれば、制御手段15は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きいときには、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイッチング素子11をオンするように制御し、鍋8に供給する電力が基準値よりも少ないときは、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも減少するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイッチング素子11をオンするように制御しているものである。このため、鍋8がアルミ鍋や多層鍋であっても、供給する電力を調整でき、効率よく加熱することができる誘導加熱調理器を実現するものである。
【0027】
(実施例3)
続いて本発明の第3の実施例について説明する。図6と図7は、本実施例の制御手段15としたときの各部の波形を示している。図6は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図7は鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示している。またそれぞれ、波形(a)は第一のスイッチング素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Icを、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は制御手段15が第一のスイッチング素子4に供給するゲート信号VGEを、波形(d)は制御手段15が第二のスイッチング素子11に与える駆動信号VsGEを示している。
【0028】
本実施例では、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合には、制御手段15は第一のスイッチング素子4のオン時間を長くするように制御している。すなわち第一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icの数が多くなるように制御している。つまり通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子4をオンするように制御しているものである。また鍋8に供給する電力が基準値よりも少ない場合には、第二のスイッチング素子4のオン時間を短くするように制御するものである。すなわち第一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icの数が少なくなるように制御している。つまり通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも減少するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子4をオンするように制御しているものである。
【0029】
このように制御することによって、鍋8に供給する電力を、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流の個数で制御することができ、かつ第二のスイッチング素子11を流れる電流値が零の時にスイッチングすることが可能になる。
【0030】
以上のように本実施例によれば、制御手段15が、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きいときには、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子4をオンするように、また鍋8に供給する電力が基準値よりも少ないときは、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも減少するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子4をオンするように制御するようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現している。
【0031】
(実施例4)
続いて本発明の第4の実施例について説明する。図8と図9は、本実施例の制御手段15としたときの各部の波形を示している。図8は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図9は鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示している。またそれぞれ、波形(a)は第一のスイッチング素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Icを、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は制御手段15が第一のスイッチング素子4に供給するゲート信号VGEを、波形(d)は制御手段15が第二のスイッチング素子11に与える駆動信号VsGEを示している。
【0032】
本実施例では制御手段15は、鍋8に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子4または第二のスイッチング素子11を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流の周期の数と第二のスイッチング素子11を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一定となるように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子または第二のスイッチング素子をオンするように制御しているものである。すなわち、図8に示しているVGEとVsGEで決まる周期中に第一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icと第二のスイッチング素子11を通過する共振電流Iscの数の合計と、図9に示しているVGEとVsGEで決まる周期中に第一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icと第二のスイッチング素子11を通過する共振電流Iscの数の合計とは一定の数となっているものである。
【0033】
また、前記実施例で説明しているように、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合には、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icの数を多くし、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流Iscの数を少なくするように制御し、鍋8に供給する電力が基準値よりも少ない場合には、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icの数を少なくし、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流Iscの数を多くするように制御しているものである。以上のように制御することによって、動作周波数を一定に制御できるものである。従って、例えば2台以上の誘導加熱調理器を動作させた時に発振周波数の違いによって生じる鍋の干渉音を防止することができる。
【0034】
以上の様に本実施例によれば、制御手段15が、鍋8に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子4または第二のスイッチング素子11を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流の周期の数と第二のスイッチング素子11を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一定となるように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子4または第二のスイッチング素子11をオンするように制御するようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整でき、また発振周波数を一定にしたままで出力電力を調整でき、2つ以上の誘導加熱調理器を同時に動作させた場合に生じる鍋干渉音を防止することもできる誘導加熱調理器を実現するものである。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給する電力を小さくする場合、第一のスイッチング素子のオフ時間を長くするとともに、第一のスイッチング素子がオフ期間にクランプコンデンサに蓄えられた電荷を放出すべく第二のスイッチング素子をオン状態にすることによって鍋に供給する電力を調整する構成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現するものである。
【0036】
請求項2に記載した発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給電力を大きくする場合には第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を減少するように前記第二のスイッチング素子のオン時間を短くし、鍋への供給電力をさくする場合には、第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第二のスイッチング素子のオン時間を長くするように制御する構成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現するものである。
【0037】
請求項3に記載した発明は、電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給電力大きくする場合には第一のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第一のスイッチング素子のオン時間を長くし、鍋への供給電力が小さくする場合には第一のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第一のスイッチング素子のオン時間を短くするように制御する構成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現できるものである。
【0038】
請求項4に記載した発明は、制御手段は、鍋に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子または第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、前記第一のスイッチング素子を通過する共振電流の周期の数と前記第二のスイッチング素子を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一定になるように、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子オン時間を制御する構成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整でき、また発振周波数を一定にしたままで出力電力を調整でき、2つ以上の誘導加熱調理器を同時に動作させた場合に生じる鍋干渉音を防止することもできる誘導加熱調理器を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である誘導加熱調理器の構成を示す回路図
【図2】 同、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部の動作を示す波形図
【図3】 同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場合の各部の動作を示す波形図
【図4】 本発明の第2の実施例である誘導加熱調理器の、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部の動作を示す波形図
【図5】 同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場合の各部の動作を示す波形図
【図6】 本発明の第3の実施例である誘導加熱調理器の、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部の動作を示す波形図
【図7】 同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場合の各部の動作を示す波形図
【図8】 本発明の第4の実施例である誘導加熱調理器の、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部の動作を示す波形図
【図9】 同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場合の各部の動作を示す波形図
【図10】 従来の誘導加熱調理器の回路構成の例を示す図
【図11】 同、各部の動作を示す波形図
【符号の説明】
1 電源
2 平滑コンデンサ
3 第一のチョークコイル
4 第一のスイッチング素子
5 第一のダイオード
6 加熱コイル
7 共振コンデンサ
8 鍋
9 制御手段
10 クランプコンデンサ
11 第二のスイッチング素子
12 第二のダイオード
13 ダイオードブリッジ
15 制御手段

Claims (4)

  1. 電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給する電力を小さくする場合、第一のスイッチング素子のオフ時間を長くするとともに、第一のスイッチング素子がオフ期間にクランプコンデンサに蓄えられた電荷を放出すべく第二のスイッチング素子をオン状態にする誘導加熱調理器。
  2. 電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給電力を大きくする場合には第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を減少するように前記第二のスイッチング素子のオン時間を短くし、鍋への供給電力をさくする場合には、第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第二のスイッチング素子のオン時間を長くするように制御する誘導加熱調理器。
  3. 電源に並列に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの一端に一端を接続した第一のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他端に接続した第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に逆並列に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した加熱コイルと共振コンデンサの直列回路と、前記第一のチョークコイルの両端に接続したクランプコンデンサと第二のスイッチング素子の直列回路と、前記第二のスイッチング素子に逆並列に接続した第二のダイオードと、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手段を備え、前記制御手段はアルミ鍋や多層鍋を誘導加熱すべく鍋に結合する前記加熱コイルと共振コンデンサの共振周波数を前記第一のスイッチング素子の動作周波数の2倍以上の周波数に設定するとともに、前記制御手段は、鍋への供給電力大きくする場合には第一のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第一のスイッチング素子のオン時間を長くし、鍋への供給電力が小さくする場合には第一のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数を増加するように前記第一のスイッチング素子のオン時間を短くするように制御する誘導加熱調理器。
  4. 制御手段は、鍋に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子または第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントして、前記第一のスイッチング素子を通過する共振電流の周期の数と前記第二のスイッチング素子を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一定になるように、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子オン時間を制御する請求項2〜3いずれか一項記載の誘導加熱調理器。
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