JP2001167865A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2001167865A
JP2001167865A JP35127199A JP35127199A JP2001167865A JP 2001167865 A JP2001167865 A JP 2001167865A JP 35127199 A JP35127199 A JP 35127199A JP 35127199 A JP35127199 A JP 35127199A JP 2001167865 A JP2001167865 A JP 2001167865A
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Takeshi Kitaizumi
武 北泉
Motonari Hirota
泉生 弘田
Takahiro Miyauchi
貴弘 宮内
Hideki Omori
英樹 大森
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の誘導加熱調理器は、アルミ鍋や多層鍋
を加熱するときに、加熱電力を調整することができない
という課題を有している。 【解決手段】 制御手段15が第一のスイッチング素子
4のオフ期間を制御するようにして、アルミ鍋や多層鍋
であっても鍋に供給する電力を調整できる誘導加熱調理
器としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波磁界による
誘導加熱を利用して調理を行う誘導加熱調理器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の誘導加熱調理器について説
明する。図10は従来から使用されている誘導加熱調理
器の構成を示すブロック図である。
【0003】電源1は商用電源でありダイオードブリッ
ジ13により整流され、高周波電流を供給する供給源と
して働く平滑コンデンサ2に伝達される。第一のチョー
クコイル3は電源1の正極に接続されており、第一のス
イッチング素子4がターンオフするタイミングが零電流
となる零電流スイッチングを行うように使用されてい
る。また、第一のスイッチング素子4には第一のダイオ
ード5が並列に接続されている。第一のダイオード5
は、電流が第一のスイチング素子4と逆方向に流れる場
合にこの電流を電源1側に環流するように作用する。第
一のスイッチング素子4は、オン状態の時に加熱コイル
6と共振コンデンサ7の共振周波数で共振する共振電流
を発生する。また加熱コイル6は、この共振電流によっ
て高周波磁界を発生する。この高周波磁界は、鍋8と鎖
交して、鍋8は誘導加熱されるものである。第二のダイ
オード12は、第一のスイッチング素子4のコレクタ電
圧が上昇してクランプコンデンサ10の電位より高くな
ったときに導通して、第一のスイッチング素子4のコレ
クタ電圧の上昇を抑えている。また第二のスイッチング
素子11は、第一のスイッチング素子4がオフすると同
時にオンして、クランプコンデンサ10が蓄えた電荷を
放出する様に動作する。制御手段9はマイクロコンピュ
ータなどを用いており、鍋8に供給する電力に応じて第
一のスイッチング素子4と、第二のスイッチング素子1
1とを制御している。
【0004】制御手段9は、第一のスイッチング素子4
をスイッチング損失などを考慮して20〜30kHzで
駆動している。また、鍋8に結合する加熱コイル6のイ
ンダクタンスと共振コンデンサ7の容量で決まる共振周
波数を、スイッチング素子4の動作周波数の2倍以上に
設定している。すなわち一回のスイッチング動作で2波
形以上の共振電流が流れるような定数としている。換言
すれば、例えば20kHzでスイッチング素子4を駆動
すると加熱コイル6には40kHz以上の高周波電流が
供給されるものである。すなわち、加熱コイル6は40
kHz以上の高周波磁界を発生するものである。鍋8と
してアルミ鍋等を使用しているときには、これらの鍋を
誘導加熱するためには40kHz以上の高周波磁界が必
要となるものである。この理由は、20kHz程度の周
波数であれば鍋の表皮抵抗が少なく十分な発熱が期待で
きないためである。そこで、前記説明したように40k
Hz以上の高周波磁界を加熱コイル6から発生させ、鍋
の表皮抵抗が周波数の平方根に比例して増加する性質を
利用して、誘導加熱を効率的に実行できるものである。
上記構成における動作について説明する。図11は、
前記構成としたときに各部に流れる電流あるいは電圧の
波形を示している。波形(a)は、第一のスイッチング
素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Ic
を、波形(b)は第一のスイッチング素子4のコレクタ
−エミッタ間に生じる電圧Vceを、波形(c)は第二の
スイッチング素子11または第二のダイオード12に流
れる電流Iscを、波形(d)は第二のスイッチング素子
11のコレクタ−エミッタ間に生じる電圧Vsceを、波
形(e)は制御手段9が第一のスイッチング素子4に与
えるゲート信号VGEを、波形(f)は制御手段9が第二
のスイッチング素子11に与えるゲート信号VsGEを示
している。
【0005】制御手段9は第一のスイッチング素子4に
ゲート信号VGEを供給すると、第一のスイッチング素子
4は導通する。この時、第一のスイッチング素子4には
加熱コイル6と共振コンデンサ7で生じた共振電流Ic
が流れる。この共振電流Icの周波数は、第一のスイッ
チング素子4のゲート信号VGEの周波数より2倍以上高
いため、2波形以上の共振電流が一回のスイッチング動
作で流れるものである。鍋8にはこの共振電流の共振周
波数で決まる高周波磁界が供給されることになる。つま
り、通常の2倍以上の周波数で駆動している状態と同様
な効果が得られることになる。
【0006】この後、必要なパワーを供給した後、制御
手段9は第一のダイオード5に電流が流れているタイミ
ングで第一のスイッチング素子4をオフする。この時、
第二のスイッチング素子11をオンして、クランプコン
デンサ10に蓄えられた電荷を放出する。この間に第一
のスイッチング素子4のコレクタ電圧は共振波形で上昇
することになる。このとき、クランプコンデンサ10の
電圧より第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧が高
くなると、第二のダイオード12は導通状態になり、ク
ランプコンデンサ10を充電して第一のスイッチング素
子4のコレクタ電圧を一定電圧にクランプする。この間
に、制御手段9は第二のスイッチング素子11をオフ状
態にしておく。その後、制御手段9は第一のスイッチン
グ素子4を導通状態にし、以降この動作を繰り返すこと
になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の誘導加熱調
理器は、アルミ鍋や多層鍋を加熱するときに、加熱電力
を調整することができないという課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御手段が第
一のスイッチング素子のオフ期間を制御するようにし
て、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調
整できる誘導加熱調理器としている。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、制御
手段が第一のスイッチング素子のオフ期間を制御するよ
うにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電
力を調整できる誘導加熱調理器としている。
【0010】請求項2に記載した発明は、制御手段が、
鍋に供給する電力が基準値よりも大きいときには、第二
のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上
がって0に達するまでを1周期としてカウントして、こ
の周期の数が現在よりも減少するように、また鍋に供給
する電力が基準値よりも少ないときは、第二のスイッチ
ング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に
達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数
が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数とな
るタイミングで第二のスイッチング素子をオンするよう
に制御するようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋
に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器としてい
る。
【0011】請求項3に記載した発明は、制御手段が、
鍋に供給する電力が基準値よりも大きいときには、第一
のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上
がって0に達するまでを1周期としてカウントして、こ
の周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数
が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子をオ
ンするように制御して、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋
に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器としてい
る。
【0012】請求項4に記載した発明は、制御手段は、
鍋に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子ま
たは第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0か
ら立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウント
して、第一のスイッチング素子を通過する共振電流の周
期の数と第二のスイッチング素子を通過する共振電流の
周期の数の合計が常に一定となるように、かつ周期の数
が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子また
は第二のスイッチング素子をオンするように制御するよ
うにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電
力を調整でき、また発振周波数を一定にしたままで出力
電力を調整でき、2つ以上の誘導加熱調理器を同時に動
作させた場合に生じる鍋干渉音を防止することもできる
誘導加熱調理器としている。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて説明する。図1は本実施例の誘導加熱調理器の構成
を示す回路図である。本実施例が従来例と異なるのは第
一のスイッチング素子5及び第二のスイッチング素子1
1を制御している制御手段15の制御方法が異なる点で
ある。
【0014】電源1は商用電源であり、ダイオードブリ
ッジ13によって整流され、高周波電流を供給する供給
源として働く平滑コンデンサ2に伝達される。第一のチ
ョークコイル3は電源1の正極に接続されており、第一
のスイッチング素子4がターンオフするタイミングが零
となる零電流スイッチングを行うように作用している。
また、第一のスイッチング素子4には第一のダイオード
5が並列に接続されており、第一のスイッチング素子4
に流れる電流が、第一のスイチング素子4と逆方向に流
れる場合には、電源1側に環流するように作用する。第
一のスイッチング素子4は、オン状態の時に加熱コイル
6と共振コンデンサ7で決まる共振周波数の共振電流を
発生して、加熱コイル6にこの共振電流を供給する。加
熱コイル6は、この共振電流によって高周波磁界を発生
する。この高周波磁界は鍋8に鎖交して、鍋8は誘導加
熱され発熱する。
【0015】第二のダイオード12は、第一のスイッチ
ング素子4のコレクタ電圧が上昇してクランプコンデン
サ10の電位より高くなると導通するもので、このため
第一のスイッチング素子4のコレクタ電圧の上昇は抑え
られる。従って、第一のスイッチング素子4としては耐
圧定格の低い、換言すれば汎用のスイッチング素子を使
用することができるものである。また第二のスイッチン
グ素子11は、第一のスイッチング素子4がオフすると
同時にオン状態となって、クランプコンデンサ10が蓄
えた電荷を放出させる。
【0016】制御手段15にはマイクロコンピュータな
どを用いており、予め設定されている出力電力を基準と
して、鍋8に供給する電力に応じて第一のスイッチング
素子4を、またこのとき、クランプ動作に応じて第二の
スイッチング素子11を制御している。従来例でも説明
しているように、制御手段9は、第一のスイッチング素
子4をスイッチング損失などを考慮して20〜30kH
zで駆動している。また、鍋8に結合する加熱コイル6
のインダクタンスと共振コンデンサ7の容量で決まる共
振周波数を、スイッチング素子4の動作周波数の2倍以
上に設定している。すなわち一回のスイッチング動作で
2波形以上の共振電流が流れるような定数としている。
換言すれば、例えば20kHzでスイッチング素子4を
駆動すると加熱コイル6には40kHz以上の高周波電
流が供給されるものである。すなわち、加熱コイル6は
40kHz以上の高周波磁界を発生するものである。鍋
8としてアルミ鍋等を使用しているときには、これらの
鍋を誘導加熱するためには40kHz以上の高周波磁界
が必要となるものである。この理由は、20kHz程度
の周波数であれば鍋の表皮抵抗が少なく十分な発熱が期
待できないためである。そこで、前記説明したように4
0kHz以上の高周波磁界を加熱コイル6から発生さ
せ、鍋の表皮抵抗が周波数の平方根に比例して増加する
性質を利用して、誘導加熱を効率的に実行できるもので
ある。
【0017】以下、本実施例の動作について説明する。
図2と図3は制御手段15が動作している状態での誘導
加熱調理器の各部の波形を示している。図2は、鍋8に
供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図3は鍋8
に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示してい
る。また、波形(a)は第一のスイッチング素子4また
は第一のダイオード5に流れる共振電流Icを、波形
(b)は第二のスイッチング素子11または第二のダイ
オード12に流れる電流Iscを、波形(c)は制御手段
15が第一のスイッチング素子4に与えるゲート信号V
GEを、(d)は制御手段15が第二のスイッチング素子
11に与えるゲート信号VsGEを示している。
【0018】制御手段15が第一のスイッチング素子4
にゲート信号VGEを供給すると、第一のスイッチング素
子4は導通する。すなわち、第一のスイッチング素子4
には加熱コイル6と共振コンデンサ7で生じた共振電流
Icが流れることになる。ここで、共振電流Icの周波
数はゲート信号VGEの周波数より2倍以上高いため、2
波形以上の共振電流が一回のスイッチング動作で流れる
ものである。つまり、通常の2倍以上の周波数で駆動し
ている状態と同様な効果が得られることになる。
【0019】この後、必要なパワーを供給した後、制御
手段9は第一のダイオード5に電流が流れているタイミ
ングで第一のスイッチング素子4をオフする。この時、
第二のスイッチング素子11をオン状態にしてクランプ
コンデンサ10が蓄えた電荷を放出する。この間に第一
のスイッチング素子4のコレクタ電圧は共振波形で上昇
する。ここで、クランプコンデンサ10の電圧より第一
のスイッチング素子4のコレクタ電圧よりも高くなる
と、第二のダイオード12は導通状態になり、クランプ
コンデンサ10を充電して第一のスイッチング素子4の
コレクタ電圧を一定電圧にクランプする。この間に、制
御手段9は第二のスイッチング素子11をオフ状態にし
ておく。その後、制御手段9は第一のスイッチング素子
4を導通状態にし、以降この動作を繰り返すことにな
る。
【0020】ここで、制御手段15は、鍋8に供給する
電力が基準値よりも大きい場合には、第二のスイッチン
グ素子12を通過する共振電流が0から立ち上がって0
に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の
数が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数と
なるタイミングで第二のスイッチング素子をオンするよ
うに制御しているものである。すなわち、第一のスイッ
チング素子4がオフしている時間が現在よりも短くなる
ように制御しているものである。
【0021】また、制御手段15は、鍋8に供給する電
力が基準値よりも小さい場合には、第一のスイッチング
素子4のオフ時間が現在よりも長くなるように制御して
いるものである。但し、再び第一のスイッチング素子4
をオンする際には、第二のスイッチング素子11がオフ
している期間であることが必要なため、第二のスイッチ
ング素子11がオフし手いる状態で、第二のダイオード
12に電流が流れている区間でオフ時間を調整している
ものである。
【0022】以上のように本実施例によれば、制御手段
15が第一のスイッチング素子4のオフ時間を制御する
ようにして、鍋8に供給する電力を調整することが可能
で、多層鍋やアルミ鍋の加熱が可能な誘導加熱調理器を
実現しているものである。
【0023】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図4と図5は、本実施例の制御手段
15としたときの各部の波形を示している。図4は、鍋
8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図5は
鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示して
いる。またそれぞれ、波形(a)は第一のスイッチング
素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Ic
を、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第
二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は
制御手段15が第一のスイッチング素子4に供給するゲ
ート信号VGEを、波形(d)は制御手段15が第二のス
イッチング素子11に与える駆動信号VsGEを示してい
る。
【0024】本実施例では、鍋8に供給する電力が基準
値よりも大きい場合には、制御手段15は第二のスイッ
チング素子11のオン時間を短くするように制御してい
る。すなわち、第二のスイッチング素子を通過する共振
電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期とし
てカウントして、この周期の数が現在よりも減少するよ
うに、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のス
イッチング素子11をオンするように制御しているもの
である。
【0025】また、鍋8に供給する電力が基準値よりも
少ない場合には、制御手段15は第二のスイッチング素
子11のオン時間を長くするように制御している。すな
わち、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流
が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカ
ウントして、この周期の数が現在よりも増加するよう
に、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイ
ッチング素子11をオンするように制御しているもので
ある。
【0026】以上のように本実施例によれば、制御手段
15は、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きいとき
には、第二のスイッチング素子11を通過する共振電流
が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカ
ウントして、この周期の数が現在よりも増加するよう
に、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイ
ッチング素子11をオンするように制御し、鍋8に供給
する電力が基準値よりも少ないときは、第二のスイッチ
ング素子11を通過する共振電流が0から立ち上がって
0に達するまでを1周期としてカウントして、この周期
の数が現在よりも減少するように、かつ周期の数が整数
となるタイミングで第二のスイッチング素子11をオン
するように制御しているものである。このため、鍋8が
アルミ鍋や多層鍋であっても、供給する電力を調整で
き、効率よく加熱することができる誘導加熱調理器を実
現するものである。
【0027】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図6と図7は、本実施例の制御手段
15としたときの各部の波形を示している。図6は、鍋
8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図7は
鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示して
いる。またそれぞれ、波形(a)は第一のスイッチング
素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Ic
を、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第
二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は
制御手段15が第一のスイッチング素子4に供給するゲ
ート信号VGEを、波形(d)は制御手段15が第二のス
イッチング素子11に与える駆動信号VsGEを示してい
る。
【0028】本実施例では、鍋8に供給する電力が基準
値よりも大きい場合には、制御手段15は第一のスイッ
チング素子4のオン時間を長くするように制御してい
る。すなわち第一のスイッチング素子4を通過する共振
電流Icの数が多くなるように制御している。つまり通
過する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを
1周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも
増加するように、かつ周期の数が整数となるタイミング
で第一のスイッチング素子4をオンするように制御して
いるものである。また鍋8に供給する電力が基準値より
も少ない場合には、第二のスイッチング素子4のオン時
間を短くするように制御するものである。すなわち第一
のスイッチング素子4を通過する共振電流Icの数が少
なくなるように制御している。つまり通過する共振電流
が0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカ
ウントして、この周期の数が現在よりも減少するよう
に、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイ
ッチング素子4をオンするように制御しているものであ
る。
【0029】このように制御することによって、鍋8に
供給する電力を、第一のスイッチング素子4を通過する
共振電流の個数で制御することができ、かつ第二のスイ
ッチング素子11を流れる電流値が零の時にスイッチン
グすることが可能になる。
【0030】以上のように本実施例によれば、制御手段
15が、鍋8に供給する電力が基準値よりも大きいとき
には、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流が
0から立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウ
ントして、この周期の数が現在よりも増加するように、
かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイッチ
ング素子4をオンするように、また鍋8に供給する電力
が基準値よりも少ないときは、第一のスイッチング素子
4を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達する
までを1周期としてカウントして、この周期の数が現在
よりも減少するように、かつ周期の数が整数となるタイ
ミングで第一のスイッチング素子4をオンするように制
御するようにして、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供
給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現してい
る。
【0031】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図8と図9は、本実施例の制御手段
15としたときの各部の波形を示している。図8は、鍋
8に供給する電力が基準値よりも大きい場合を、図9は
鍋8に供給する電力が基準値よりも小さい場合を示して
いる。またそれぞれ、波形(a)は第一のスイッチング
素子4または第一のダイオード5に流れる共振電流Ic
を、波形(b)は第二のスイッチング素子11または第
二のダイオード12に流れる電流Iscを、波形(c)は
制御手段15が第一のスイッチング素子4に供給するゲ
ート信号VGEを、波形(d)は制御手段15が第二のス
イッチング素子11に与える駆動信号VsGEを示してい
る。
【0032】本実施例では制御手段15は、鍋8に供給
する電力の調整を、第一のスイッチング素子4または第
二のスイッチング素子11を通過する共振電流が0から
立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウントし
て、第一のスイッチング素子4を通過する共振電流の周
期の数と第二のスイッチング素子11を通過する共振電
流の周期の数の合計が常に一定となるように、かつ周期
の数が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子
または第二のスイッチング素子をオンするように制御し
ているものである。すなわち、図8に示しているVGE
とVsGEで決まる周期中に第一のスイッチング素子4
を通過する共振電流Icと第二のスイッチング素子11
を通過する共振電流Iscの数の合計と、図9に示して
いるVGEとVsGEで決まる周期中に第一のスイッチ
ング素子4を通過する共振電流Icと第二のスイッチン
グ素子11を通過する共振電流Iscの数の合計とは一
定の数となっているものである。
【0033】また、前記実施例で説明しているように、
鍋8に供給する電力が基準値よりも大きい場合には、第
一のスイッチング素子4を通過する共振電流Icの数を
多くし、第二のスイッチング素子11を通過する共振電
流Iscの数を少なくするように制御し、鍋8に供給す
る電力が基準値よりも少ない場合には、第一のスイッチ
ング素子4を通過する共振電流Icの数を少なくし、第
二のスイッチング素子11を通過する共振電流Iscの
数を多くするように制御しているものである。以上のよ
うに制御することによって、動作周波数を一定に制御で
きるものである。従って、例えば2台以上の誘導加熱調
理器を動作させた時に発振周波数の違いによって生じる
鍋の干渉音を防止することができる。
【0034】以上の様に本実施例によれば、制御手段1
5が、鍋8に供給する電力の調整を、第一のスイッチン
グ素子4または第二のスイッチング素子11を通過する
共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期
としてカウントして、第一のスイッチング素子4を通過
する共振電流の周期の数と第二のスイッチング素子11
を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一定となる
ように、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一の
スイッチング素子4または第二のスイッチング素子11
をオンするように制御するようにして、アルミ鍋や多層
鍋であっても鍋に供給する電力を調整でき、また発振周
波数を一定にしたままで出力電力を調整でき、2つ以上
の誘導加熱調理器を同時に動作させた場合に生じる鍋干
渉音を防止することもできる誘導加熱調理器を実現する
ものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、電源に並列
に接続したダイオードブリッジと、前記ダイオードブリ
ッジに並列に接続した平滑コンデンサと、前記平滑コン
デンサに一端を接続した第一のチョークコイルと、前記
第一のチョークコイルの他端と前記平滑コンデンサの他
端との間に接続した第一のスイッチング素子と、前記第
一のスイッチング素子に並列に接続した第一のダイオー
ドと、前記第一のスイッチング素子に並列に接続した直
列に接続した加熱コイルと共振コンデンサと、前記第一
のチョークコイルの両端に接続した直列に接続したクラ
ンプコンデンサと第二のスイッチング素子と、前記第二
のスイッチング素子に並列に接続した第二のダイオード
からなる電圧クランプ回路と、前記第一のスイッチング
素子と第二のスイッチング素子の導通を制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は前記第一のスイッチング素
子のオフ期間を制御することによって鍋に供給する電力
を調整する構成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋
に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現する
ものである。
【0036】請求項2に記載した発明は、制御手段は、
鍋に供給する電力が基準値よりも大きいときには、第二
のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上
がって0に達するまでを1周期としてカウントして、こ
の周期の数が現在よりも減少するように、また鍋に供給
する電力が基準値よりも少ないときは、第二のスイッチ
ング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に
達するまでを1周期としてカウントして、この周期の数
が現在よりも増加するように、かつ周期の数が整数とな
るタイミングで第二のスイッチング素子をオンするよう
に制御する構成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋
に供給する電力を調整できる誘導加熱調理器を実現する
ものである。
【0037】請求項3に記載した発明は、制御手段は、
鍋に供給する電力が基準値よりも大きいときには、第一
のスイッチング素子を通過する共振電流が0から立ち上
がって0に達するまでを1周期としてカウントして、こ
の周期の数が現在よりも増加するように、かつ周期の数
が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子をオ
ンするように、また鍋に供給する電力が基準値よりも少
ないときは、第一のスイッチング素子を通過する共振電
流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期として
カウントして、この周期の数が現在よりも減少するよう
に、かつ周期の数が整数となるタイミングで第一のスイ
ッチング素子をオンするように制御する構成として、ア
ルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電力を調整でき
る誘導加熱調理器を実現できるものである。
【0038】請求項4に記載した発明は、制御手段は、
鍋に供給する電力の調整を、第一のスイッチング素子ま
たは第二のスイッチング素子を通過する共振電流が0か
ら立ち上がって0に達するまでを1周期としてカウント
して、第一のスイッチング素子を通過する共振電流の周
期の数と第二のスイッチング素子を通過する共振電流の
周期の数の合計が常に一定となるように、かつ周期の数
が整数となるタイミングで第一のスイッチング素子また
は第二のスイッチング素子をオンするように制御する構
成として、アルミ鍋や多層鍋であっても鍋に供給する電
力を調整でき、また発振周波数を一定にしたままで出力
電力を調整でき、2つ以上の誘導加熱調理器を同時に動
作させた場合に生じる鍋干渉音を防止することもできる
誘導加熱調理器を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である誘導加熱調理器の
構成を示す回路図
【図2】同、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場
合の各部の動作を示す波形図
【図3】同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場
合の各部の動作を示す波形図
【図4】本発明の第2の実施例である誘導加熱調理器
の、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部
の動作を示す波形図
【図5】同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場
合の各部の動作を示す波形図
【図6】本発明の第3の実施例である誘導加熱調理器
の、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部
の動作を示す波形図
【図7】同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場
合の各部の動作を示す波形図
【図8】本発明の第4の実施例である誘導加熱調理器
の、鍋に供給する電力が基準値よりも大きい場合の各部
の動作を示す波形図
【図9】同、鍋に供給する電力が基準値よりも少ない場
合の各部の動作を示す波形図
【図10】従来の誘導加熱調理器の回路構成の例を示す
【図11】同、各部の動作を示す波形図
【符号の説明】
1 電源 2 平滑コンデンサ 3 第一のチョークコイル 4 第一のスイッチング素子 5 第一のダイオード 6 加熱コイル 7 共振コンデンサ 8 鍋 9 制御手段 10 クランプコンデンサ 11 第二のスイッチング素子 12 第二のダイオード 13 ダイオードブリッジ 15 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 貴弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA03 AA06 AA08 AB05 AC03 AC09 AC23 AC35 AC53 AD13 AD23 BD10 CD09 CD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に並列に接続したダイオードブリッ
    ジと、前記ダイオードブリッジに並列に接続した平滑コ
    ンデンサと、前記平滑コンデンサに一端を接続した第一
    のチョークコイルと、前記第一のチョークコイルの他端
    と前記平滑コンデンサの他端との間に接続した第一のス
    イッチング素子と、前記第一のスイッチング素子に並列
    に接続した第一のダイオードと、前記第一のスイッチン
    グ素子に並列に接続した直列に接続した加熱コイルと共
    振コンデンサと、前記第一のチョークコイルの両端に接
    続した直列に接続したクランプコンデンサと第二のスイ
    ッチング素子と、前記第二のスイッチング素子に並列に
    接続した第二のダイオードからなる電圧クランプ回路
    と、前記第一のスイッチング素子と第二のスイッチング
    素子の導通を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
    は前記第一のスイッチング素子のオフ期間を制御するこ
    とによって鍋に供給する電力を調整する誘導加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】 制御手段は、鍋に供給する電力が基準値
    よりも大きいときには、第二のスイッチング素子を通過
    する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1
    周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも減
    少するように、また鍋に供給する電力が基準値よりも少
    ないときは、第二のスイッチング素子を通過する共振電
    流が0から立ち上がって0に達するまでを1周期として
    カウントして、この周期の数が現在よりも増加するよう
    に、かつ周期の数が整数となるタイミングで第二のスイ
    ッチング素子をオンするように制御する請求項1に記載
    した誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 制御手段は、鍋に供給する電力が基準値
    よりも大きいときには、第一のスイッチング素子を通過
    する共振電流が0から立ち上がって0に達するまでを1
    周期としてカウントして、この周期の数が現在よりも増
    加するように、かつ周期の数が整数となるタイミングで
    第一のスイッチング素子をオンするように、また鍋に供
    給する電力が基準値よりも少ないときは、第一のスイッ
    チング素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0
    に達するまでを1周期としてカウントして、この周期の
    数が現在よりも減少するように、かつ周期の数が整数と
    なるタイミングで第一のスイッチング素子をオンするよ
    うに制御する請求項1に記載した誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 制御手段は、鍋に供給する電力の調整
    を、第一のスイッチング素子または第二のスイッチング
    素子を通過する共振電流が0から立ち上がって0に達す
    るまでを1周期としてカウントして、第一のスイッチン
    グ素子を通過する共振電流の周期の数と第二のスイッチ
    ング素子を通過する共振電流の周期の数の合計が常に一
    定となるように、かつ周期の数が整数となるタイミング
    で第一のスイッチング素子または第二のスイッチング素
    子をオンするように制御する請求項1に記載した誘導加
    熱調理器。
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