JP2003151752A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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JP2003151752A
JP2003151752A JP2001347356A JP2001347356A JP2003151752A JP 2003151752 A JP2003151752 A JP 2003151752A JP 2001347356 A JP2001347356 A JP 2001347356A JP 2001347356 A JP2001347356 A JP 2001347356A JP 2003151752 A JP2003151752 A JP 2003151752A
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load
conduction time
heating coil
switching element
control means
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JP2001347356A
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Hitoshi Takimoto
等 滝本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の入力インピーダンスが大きく変化する
場合でも、それに応じて極力最適な加熱調理を行うこと
ができる電磁調理器を提供する。 【解決手段】 固定オン時間変更部43は、負荷検出部
42cによって検出された鍋34の材質に応じてIGB
T7の導通時間を可変制御し、鍋34がステンレスであ
り加熱コイル11から見た入力インピーダンスが比較的
小さい場合は、鍋34が鉄であり入力インピーダンスが
比較的大きいものである場合に対してIGBT7のター
ンオンタイミングを遅延させることで導通時間を短くし
て、IGBT7のオン抵抗によって電力が消費されるだ
けの無効期間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱コイル及び共
振コンデンサで構成される共振回路に対してインバータ
主回路により高周波電流を供給し、調理容器等の負荷に
渦電流を誘導することで加熱調理を行う電磁調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器は、火を使わず安全で且つ熱
効率にも優れていることから、システムキッチンなどに
組み込まれるクッキングヒータとして広く普及しつつあ
る。そして、最近では200Vの商用交流電源を利用し
たハイパワー化も進んでおり、スイッチング素子に高耐
圧を要求しない構成であるハーフブリッジ型のインバー
タ主回路を採用することで、例えば3kWの高火力を実
現しているものある。
【0003】図8は、従来の電磁調理器に採用されてい
るハーフブリッジ型インバータの電気的構成を示すもの
である。この図8において、ダイオードブリッジで構成
される整流回路1の交流入力端子は、商用交流電源2に
接続されており、直流出力端子は、平滑コンデンサ3の
両端に接続されている。
【0004】その平滑コンデンサ3の両端には、直流母
線4,5を介して、正側及び負側のIGBT6及び7か
らなるアームが接続されており、以てハーフブリッジ型
のインバータ主回路8を構成している。IGBT6及び
7のコレクタ−エミッタ間には、フリーホイールダイオ
ード9及び10が夫々接続されている。
【0005】インバータ主回路8の出力端子8aには、
加熱コイル11の一端が接続されており、加熱コイル1
1の他端と直流母線5との間には、共振コンデンサ1
2,ダイオード13,抵抗40よりなる並列回路が接続
されている。尚、加熱コイル11及び共振コンデンサ1
2は、共振回路14を構成している。抵抗40は、共振
動作の停止時において共振コンデンサ12の電荷を放電
させるために設けられている。
【0006】また、出力端子8aには、スナバコンデン
サ15の一端が接続されており、スナバコンデンサ15
の他端は、IGBT16のコレクタ−エミッタを介して
直流母線5に接続されている。そして、IGBT16の
コレクタ−エミッタ間には、ダイオード17が接続され
ている。これらは、所謂スナバ回路18を構成してお
り、IGBT6及び7のオフ時におけるスイッチング損
失を減少させるために設けられている。
【0007】発振器19が出力する所定周波数の発振信
号は、可変オン時間設定部20及び固定オン時間設定部
21に与えられている。整流回路1の交流入力側には電
流トランス22が介挿されており、その電流トランス2
2の出力端子は、入力電流検出部23を介して入力設定
部24aの入力端子に接続されている。入力電流検出部
23は、電流トランス22が検出する入力電流値をA/
D変換し、入力電流検出値Vinとして入力設定部24a
に出力するようになっている。
【0008】操作部25には、具体的には図示しない
が、使用者が各種の自動調理メニュー(制御プログラ
ム)を選択するキーや、加熱量を1kW,2kWなどの
電力量で設定するためのキーなどが設けられている。そ
して、入力設定部24aは、操作部25における電力量
の設定に応じた入力電流値となるように、入力電流検出
部23から与えられる入力電流検出値Vinに基づきフィ
ードバック制御を行い、可変オン時間設定部20にPW
M信号を与えるようになっている。
【0009】また、加熱停止部24bは、所定の条件が
成立した場合に加熱停止指令を可変オン時間設定部20
及び固定オン時間設定部21に出力するようになってい
る。尚、入力設定部24a及び加熱停止部24bは、マ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)24の機
能をブロック化して示すものである。
【0010】可変オン時間設定部20の出力信号は、第
1及び第3駆動部26及び27に与えられ、固定オン時
間設定部21の出力信号は、第2及び第3駆動部28及
び27に与えられている。そして、第1,第2及び第3
駆動部26,28及び27の出力端子は、IGBT6,
7及び16のゲートに夫々接続されている。
【0011】以上のように構成されたインバータを備え
てなる電磁調理器の動作について、図9及び図10をも
参照して以下に述べる。鍋の加熱は、インバータにより
加熱コイル11に高周波電流を供給することによって行
う。図9に、この場合の各部の信号波形を示す。図9
(a)及び(b)に示すように、IGBT6,7は、例
えば、21KHz程度のインバータの制御周期Tinv に
おいて、交互にオンオフされるようになっている。
【0012】IGBT6のオン期間Ton1 は、可変オン
時間設定部20から与えられる出力信号に基づいて、T
inv /2を上限として変化するようになっている。一
方、IGBT7のオン期間Ton2 は、固定オン時間設定
部21から与えられる出力信号に基づいて、略Tinv /
2に固定されている。但し、IGBT6,7間の短絡を
防ぐため、両者のオン期間の切り替わりには、停止期間
TD1,TD2が確保されるようになっている。
【0013】また、スナバ回路18のIGBT16は、
IGBT6,7のターンオフ時のスイッチング損失を減
少させると共に、IGBT6がオフしてからIGBT7
がオンするまでの期間にスナバコンデンサ15が充電さ
れないようにオンオフ制御される。即ち、IGBT16
は、IGBT7のターンオンから遅延時間Tαの経過後
にターンオンされ、IGBT6のターンオフから遅延時
間Tαの経過後にターンオフされる。
【0014】制御周期は、次の4つのサイクルからな
る。また、図9(d)は、この時加熱コイル11に流れ
る電流IL の波形と、加熱コイル11に発生する電圧V
L の波形を示す。尚、鍋34の材質は鉄であり、160
0Wの入力電力を与えた場合である。 IGBT6:オン/IGBT7:オフ 平滑コンデンサ3,IGBT6,加熱コイル11,共振
コンデンサ12及び平滑コンデンサ3の経路により、加
熱コイル11に電流を供給すると共に共振コンデンサ1
2を充電する。この時、図9(d)に示すように電流I
L はマイナス方向に増加しており、加熱コイル11に発
生する電圧VL の符号もマイナスとなっている(有効期
間)。 IGBT6:オフ/IGBT7:オフ 加熱コイル11,共振コンデンサ12,フリーホイール
ダイオード10及び加熱コイル11の経路で、加熱コイ
ル11の遅れ電流により更に共振コンデンサ12を充電
する。この時、電流IL は減少するため、加熱コイル1
1に発生する電圧VL の符号は反転してプラスとなる
(回生期間)。
【0015】(1)IGBT6:オフ/IGBT7:
オン 共振コンデンサ12,加熱コイル11,IGBT7及び
共振コンデンサ12の経路により、共振コンデンサ12
を放電させて加熱コイル11に逆方向の電流を流す。共
振コンデンサ12が放電し切ると、電流は、並列に接続
されているダイオード13を経由して流れる。この時、
電流IL はプラス方向に増加しており、加熱コイル11
に発生する電圧VL の符号もプラスとなっている(有効
期間)。◎ (2)IGBT6:オフ/IGBT7:オン この時、電流IL は増減することなく略一定に流れるた
め、加熱コイル11に電圧VL は発生しない(無効期
間)。 IGBT6:オフ/IGBT7:オフ 加熱コイル11,フリーホイールダイオード9,平滑コ
ンデンサ3,ダイオード13及び加熱コイル11の経路
で、加熱コイル11の遅れ電流を、フリーホイールダイ
オード9を介して電源側に回生させる(回生期間)。
【0016】以上のサイクルを繰返すことによって加熱
コイル11に高周波電流を供給し、トッププレート33
の上に載置される鍋34(図8参照)に渦電流を誘導し
て加熱調理を行うようになっている。入力電流制御は、
IGBT6のオン期間Ton1を変化させて行うようにな
っており、オン期間Ton1 を長くすれば入力電流は増加
し、鍋34の加熱量は増加する。
【0017】また、加熱コイル11において有効期間に
発生した電力と回生期間に回生された電力との差が、加
熱コイル11を介して鍋34側に伝達された電力であ
る。そして、無効期間では加熱コイル11に電圧VL が
発生しないことから鍋34側に伝達される電力が発生せ
ず、無効期間で流れる電流IL はIGBT7のオン抵抗
によって消費される電力を発生している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】一方、図10には、鍋
34の材質が非磁性材のステンレス(SUS)である場
合を示す。ステンレス鍋では、共振回路14の共振周波
数が鉄鍋の場合に比較して高くなると共に、加熱コイル
11側から見た入力インピーダンスも小さくなるため、
鉄鍋と同様の1600W入力で加熱しようとした場合に
流れる電流IL は、鉄鍋の場合よりも大きくなる。そし
て、共振周波数が高いことから、IGBT7がオンして
いる時に電流IL がピークとなる時点(図10,P2参
照)が鉄鍋の場合(図9,P1参照)よりも早くなり、
その分だけ無効期間が長くなってしまう。
【0019】従って、ステンレス鍋の場合、IGBT7
のオン抵抗によって生じる電力損失は鉄鍋の場合よりも
大幅に増加することになる。そのため、従来の電磁調理
器において鍋の材質がステンレスであることを検出した
場合は、IGBT7を温度上昇による破壊から保護する
ため、入力電力の最大値を大きく制限せざるを得ないと
いう問題があった。
【0020】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、負荷の入力インピーダンスが大きく
変化する場合でも、それに応じて極力最適な加熱調理を
行うことができる電磁調理器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の電磁調理器は、交流電源を整流して
直流電源を生成する整流回路と、この整流回路によって
生成される直流電源が印加される正側及び負側直流母線
間に直列に接続される2つのスイッチング素子で構成さ
れるインバータ主回路と、前記2つのスイッチング素子
の何れか一方の両端子間に接続され、加熱コイル及び共
振コンデンサで構成される共振回路と、前記加熱コイル
によって加熱される負荷の種類を検出するための負荷検
出手段と、加熱出力を調整するため、前記共振回路が接
続されない第1のスイッチング素子について導通時間を
可変制御する出力制御手段と、前記負荷検出手段によっ
て検出された負荷の種類に応じて、前記共振回路が接続
される第2のスイッチング素子について導通時間を可変
制御する導通時間制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】即ち、従来の電磁調理器では、インバータ
主回路を構成する第2のスイッチング素子の導通時間は
負荷の種類にかかわらず常に一定であり、専ら第1のス
イッチング素子の導通時間を変化させることで入力電力
−加熱出力の調整を行うだけであった。これに対して、
本発明によれば、検出された負荷の種類に応じて導通時
間制御手段が第2のスイッチング素子の導通時間を可変
制御するので、夫々のケースにおいて、加熱コイルに電
力を発生させずに第2のスイッチング素子のオン抵抗に
よって消費される電力を発生させるだけの無効期間を極
力短くすることが可能となる。従って、第2のスイッチ
ング素子における発熱は低く抑えられることになり、従
来は入力電力−加熱出力の上限が制限されていた負荷に
ついても、より高い電力を与えて加熱調理を行うことが
できるようになる。
【0023】この場合、請求項2に記載したように、導
通時間制御手段を、負荷検出手段によって検出された負
荷が、加熱コイルから見た入力インピーダンスが比較的
小さいものである場合は、前記入力インピーダンスが比
較的大きいものである場合に対して第2のスイッチング
素子の導通時間を短くするように構成すると良い。
【0024】即ち、入力インピーダンスが小さい負荷の
場合は加熱コイルに流れる電流量が増加し、また、共振
回路の共振周波数も上昇する傾向を示すため、電流値が
増減する傾きも急峻となる。そして、共振サイクルにお
いて電流が一定レベルで流れようとする期間は、第2の
スイッチング素子が導通している期間の後半に位置する
ので、導通時間を短くすれば上記無効期間を短くするこ
とが可能となる。
【0025】また、この場合、請求項3に記載したよう
に、導通時間制御手段を、負荷検出手段によって検出さ
れた負荷が、加熱コイルから見た入力インピーダンスが
比較的小さいものである場合は、前記入力インピーダン
スが比較的大きいものである場合に対して、インバータ
主回路の動作周波数が高くなるようにして第2のスイッ
チング素子の導通時間を短くするように構成しても良
い。
【0026】即ち、インバータ主回路の動作周波数を高
くすれば、動作周期、つまり1回の共振サイクルに要す
る時間は短くなる。そして、第1のスイッチング素子の
導通時間は目標とする加熱出力に応じて定めた状態に維
持すれば、第2のスイッチング素子の導通時間は、動作
周期が短くなった分だけ短くなる。従って、無効期間を
短くすることが可能となる。
【0027】更に、この場合、請求項4に記載したよう
に、共振回路並びにインバータ主回路を複数備え、導通
時間制御手段を、それらの内任意の2つの間におけるイ
ンバータ主回路の動作周波数の差が、人間の聴覚では聞
き取りにくくなる周波数となるように設定するのが好ま
しい。
【0028】即ち、複数の共振回路夫々の動作周波数が
可聴周波数域を超えるように設定されているとしても、
それらの内少なくとも何れか2つの動作周波数が異なっ
ており、その周波数差が可聴周波数域であるとすると、
その周波数で発生する音響(干渉音)がユーザの聴覚で
捉えられる場合がある。しかしながら、斯様なタイプの
電磁調理器において、そのようにしてユーザの聴覚で実
際に捉えられる干渉音の周波数には所定の範囲があるの
で、前記周波数差がその所定周波数範囲外となるように
設定すれば、2つの共振回路を並行して動作させた場合
に発生する干渉音がユーザによって認識されてしまうこ
とを防止できる。
【0029】また、請求項2の構成において、請求項5
に記載したように、共振コンデンサの端子電圧波形のゼ
ロクロス点を検出するゼロクロス点検出手段を備え、導
通時間制御手段を、前記ゼロクロス点が検出されたタイ
ミングに基づいて第2のスイッチング素子をターンオフ
させるように構成することが好ましい。
【0030】即ち、第2のスイッチング素子がターンオ
ンすると、共振コンデンサに充電されている電荷が放電
されることに伴ってその端子電圧は減少する。そして、
共振コンデンサが完全に放電され端子電圧が0Vになっ
た時点から共振サイクルは無効期間に転じる。従って、
端子電圧波形のゼロクロス点が検出されたタイミングに
応じて第2のスイッチング素子をターンオフさせれば、
無効期間が削減されることになる。
【0031】この場合、請求項6に記載したように、加
熱コイルによって加熱される負荷の温度を検出するため
の負荷温度検出手段を備え、導通時間制御手段を、前記
負荷の温度が所定温度以上となることを条件として、第
2のスイッチング素子の導通時間を短くする制御を開始
するように構成すると良い。
【0032】即ち、請求項5の構成は、共振コンデンサ
の端子電圧波形のゼロクロスタイミングに応じて第2の
スイッチング素子をターンオフさせるため、共振回路が
複数存在する場合は、やはり何れか2つの動作周波数差
が可聴周波数域となって干渉音が発生する場合が想定さ
れる。しかしながら、例えば、鍋などの負荷の温度があ
る程度上昇した状態になっていると、鍋の内部にある調
理対象物が加熱されており、加熱調理に伴なって水が沸
騰する音や肉,野菜などが炒められている音が発生して
いることが想定される。
【0033】従って、そのような音が発生している状態
で複数の共振回路を並行して動作させ、それらの内少な
くとも1つのインバータ主回路の動作周波数を変化させ
たとしても、干渉音はマスキングされてユーザに認識さ
れにくくなるので、ユーザに不快感を与えることを回避
できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1及び図2を参照して説明する。尚、図8と同一
部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部
分についてのみ説明する。入力・回生電流検出部(負荷
検出手段)41は、入力電流検出部23に回生電流を検
出する機能を追加したものであり、入力・回生電流検出
部41の検出信号は、マイコン42の内部でA/D変換
されて負荷検出部(負荷検出手段)42cに与えられる
ようになっている。負荷検出部42cは、所定の入力電
流でインバータ主回路8を動作させた場合に発生する回
生電流の値に応じて、加熱コイル11の加熱対象となる
負荷の種類を検出する。
【0035】負荷検出部42cの出力信号は、固定オン
時間変更部(導通時間制御手段)43に与えられてい
る。固定オン時間変更部43は、固定オン時間設定部2
1に代わって配置されている。即ち、従来構成において
は、IGBT7(第2のスイッチング素子)のオン時間
(導通時間)は加熱出力(入力電流)及び負荷の種類に
かかわらず常に一定であったが、本実施例の構成では、
IGBT7のオン時間は、負荷検出部42cによって検
出される負荷の種類に応じて変化するようになってい
る。また、IGBT16のオン時間についても、IGB
T7のオン時間変化に伴なって変化する。但し、加熱出
力の変化に対しては従来通り一定である。
【0036】次に、本実施例の作用について図2をも参
照して説明する。負荷検出部42cは、所定の入力電流
でインバータ主回路8を動作させた場合に発生する回生
電流の値が設定したしきい値よりも小さい場合は、鍋3
4の種類(材質)を磁性体(例えば鉄)と判定し、回生
電流の値がしきい値よりも大きい場合は、鍋34の種類
を非磁性体(例えばステンレス)と判定する。即ち、磁
性体の鍋34であれば、加熱コイル11から見た入力イ
ンピーダンスは大きく、誘導によって発生する渦電流量
は多くなるため回生される電流量は少なくなる。また、
非磁性体の鍋34であれば入力インピーダンスは小さく
誘導によって発生する渦電流量は少なくなり、回生され
る電流量は多くなるからである。
【0037】固定オン時間変更部43は、鍋34の種類
が鉄であることを負荷検出部42cが検出した場合は、
IGBT7のオン時間を従来通りTinv /2に設定す
る。また、設定される入力電流に応じて、可変オン時間
設定部(出力制御手段)20によりIGBT6(第1の
スイッチング素子)のオン時間が制御される。そして、
固定オン時間変更部43は、鍋34の種類がステンレス
あることを負荷検出部42cが検出した場合は、IGB
T7のオン時間を鉄の場合よりも短くする。
【0038】即ち、図2(b)に示すように、遅延時間
TD2を長くすることで、インバータ主回路8の動作周期
期間の中間位相であるTinv /2の時点を基準としてI
GBT7をターンオンさせるタイミングを遅らせる。こ
の場合の遅延時間TD2は、Tinv に応じて予め設定して
おき例えばタイマなどで計時する。また、IGBT16
のターンオンタイミングは、IGBT7のターンオンタ
イミングから従来通りの遅延時間Tαの経過後となる。
【0039】IGBT7のターンオンタイミングが遅れ
ると、図2(c)に示すように、その分だけ共振サイク
ルの後半における有効期間が遅れて開始されることにな
る。従って、加熱コイル11を介して鍋34に加熱エネ
ルギを供給することなく、また、電源などにエネルギを
回生させずに、IGBT7のオン抵抗によって電力が消
費されるだけとなる無効期間を従来よりも短縮すること
ができる。
【0040】以上のように本実施例によれば、固定オン
時間変更部43は、負荷検出部42cによって検出され
た鍋34の材質に応じてIGBT7の導通時間を可変制
御し、鍋34がステンレスであり加熱コイル11から見
た入力インピーダンスが比較的小さい場合は、鍋34が
鉄であり入力インピーダンスが比較的大きいものである
場合に対してIGBT7のターンオンタイミングを遅延
させることで導通時間を短くするようにした。
【0041】従って、鍋34の材質が非磁性体である場
合でも、IGBT7のオン抵抗によって電力が消費され
るだけの期間が従来よりも短縮され、その電力消費によ
る損失が低減されるので、IGBT7が熱破壊すること
を防止した上で、より高い電力を与えて加熱調理を行う
ことができるようになる。
【0042】図3及び図4は本発明の第2実施例を示す
ものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明す
る。電気的構成を示す図3において、第1実施例におけ
る固定オン時間変更部43は、従来構成の固定オン時間
設定部21に置き換わっている。また、発振器19は、
異なる波形の発振信号を出力可能に構成される発振器
(導通時間制御手段)44に置き換わっており、負荷検
出部42cの検出信号は、発振器44に与えられてい
る。その他の構成は第1実施例と同様である。
【0043】次に、第2実施例の作用について図4をも
参照して説明する。第2実施例では、発振器44は、鍋
34がステンレスであることを負荷検出部42cが検出
した場合は、IGBT7のターンオフタイミングを早め
ることで鍋34が鉄である場合よりもオン時間を短くす
る。
【0044】即ち、図4に示すように、遅延時間TD2は
従来通りであるが、インバータ主回路8の動作周期期間
の後半だけを短くすることでIGBT7をターンオフさ
せるタイミングを早める。可変オン時間設定部23及び
固定オン時間設定部21は、発振器44より出力される
発振信号のレベルと内部で設定されるしきい値レベルと
の比較結果に基づくPWM方式によりIGBT6,7の
オン時間を設定する構成であるが、この時、発振器44
より出力される発振信号波形は周期の前半,後半が異な
る非対称波形となることで、斯様なタイミング設定が実
現される。この結果として、インバータ主回路8の動作
周期Tinv は短くなっている(動作周波数が高くなって
いる)。
【0045】IGBT7のターンオフタイミングが早ま
り動作周期期間の後半だけが短くなると、その分だけI
GBT7のオン抵抗によって電力が消費されるだけの無
効期間は従来よりも短縮される。
【0046】以上のように第2実施例によれば、発振器
44は、鍋34がステンレスである場合は、鉄である場
合に対してインバータ主回路8の動作周波数が高くなる
ようにしてIGBT7のターンオフタイミングを早め、
IGBT7の導通時間を短くするようにした。従って、
第1実施例と同様に共振サイクルの無効期間を短くする
ことが可能となる。
【0047】尚、第2実施例の構成では、インバータ主
回路8の動作周波数が21kHzよりも高くなるが、例
えば加熱コイル11が2つあるような電磁調理器(即
ち、共振回路14及びインバータ主回路8が2セット存
在する)の場合において、一方で鉄鍋,他方でステンレ
ス鍋を同時に加熱調理することを想定すると、ステンレ
ス鍋に対応して動作周波数を上昇させた場合に周波数差
が干渉音となってユーザに認識されるおそれがある。
【0048】そのような事態を回避するには、ステンレ
ス鍋に対応して上昇させる動作周波数を例えば28kH
z以上に設定すれば良い。この場合、周波数差は7kH
z以上となるが、電磁調理器においては斯様な周波数の
干渉音はユーザに殆ど認識されないことは、発明者の経
験上明らかとなっている。
【0049】図5及び図6は本発明の第3実施例を示す
ものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明す
る。電気的構成を示す図5において、電圧検出部(ゼロ
クロス点検出手段)45は、共振コンデンサ12の端子
電圧のゼロクロス点を検出するものであり、その検出出
力は、発振器44に代わる発振器(導通時間制御手段)
46にトリガ信号として与えられている。
【0050】発振器46は、負荷検出部42cによって
検出された負荷の種類と、電圧検出部45より与えられ
るトリガ信号によって発振信号の出力タイミングを決定
するようになっている。即ち、鍋34が鉄である場合は
従来通りであるが、鍋34がステンレスである場合は、
電圧検出部45が出力するトリガ信号のタイミングでI
GBT7がターンオフされるように発振信号の出力波形
を制御する。例えば、そのタイミングで発振信号のレベ
ルを最大値に張り付かせるような構成となっている。
【0051】次に、第3実施例の作用について図6をも
参照して説明する。図6(e)に示すように、共振コン
デンサ12の端子電圧は、共振サイクルの初期にIGB
T6がオンすると充電が行われて上昇し、サイクル途中
でIGBT6,7の何れもがオフとなる期間は充電電位
が維持され、サイクルの終期にIGBT7がオンすると
放電が開始されて端子電圧は低下する。そして、その端
子電圧が0Vになると加熱コイル11に流れる電流IL
は上昇を停止して、共振サイクルのフェイズは有効期間
から無効期間へと遷移する。
【0052】従って、発振器46が端子電圧のゼロクロ
スタイミングで発振信号の出力波形を変化させることで
IGBT7をターンオフさせ、第2実施例と同様にイン
バータ主回路8の動作周期Tinv を短くすれば、その分
だけIGBT7のオン抵抗によって電力が消費されるだ
けの無効期間は従来よりも短縮される。
【0053】以上のように第3実施例によれば、発振器
46は、鍋34がステンレスである場合は、共振コンデ
ンサ12の端子電圧のゼロクロスタイミングでIGBT
7をターンオフさせるので、第2実施例と同様に共振サ
イクルの無効期間を短くすることが可能となる。
【0054】図7は本発明の第4実施例を示すものであ
る。第4実施例の構成は、第3実施例の構成にサーミス
タ(負荷温度検出手段)47及び鍋温度検出部(負荷温
度検出手段)48を追加し、鍋温度検出部48の出力信
号を負荷検出部42Acに与えるようにしたものであ
る。サーミスタ47は、電磁調理器の内部側において図
示しないトッププレートに密着配置されており、加熱コ
イル11によって加熱される鍋34などの温度を検出す
る。
【0055】鍋温度検出部48は、サーミスタ47の検
出出力に基づいて、鍋34の温度がしきい値温度例えば
(80℃)を超えると、検出信号を負荷検出部42Ac
に出力する。そして、負荷検出部42Acは、鍋34が
ステンレスである場合は、鍋温度検出部48が温度検出
信号を出力した時点で第3実施例と同様の制御の開始
を、発振器46に許可するようになっている。
【0056】即ち、第3実施例の構成は、共振コンデン
サ12の端子電圧のゼロクロスタイミングでIGBT7
をターンオフさせた結果としてインバータ主回路8の動
作周波数を上昇させるものである。従って、第2実施例
で述べたように、加熱コイル11が2つあるような電磁
調理器で、一方で鉄鍋,他方でステンレス鍋を同時に加
熱調理する際に、ステンレス鍋に対応して動作周波数を
上昇させると、周波数差を7kHz以上に設定できなく
なる場合もある。
【0057】そこで、鍋34の温度が80℃を超えてい
る場合に、第3実施例と同様の制御の開始を発振器46
に許可する。つまり、その状態では、鍋34の内部にあ
る調理対象物が加熱されており、加熱調理に伴なって水
が沸騰する音や肉,野菜などが炒められている音が発生
していることが想定される。
【0058】従って、第4実施例のように構成すれば、
そのような音が発生している状態で複数の共振回路14
を並行して動作させ、それらの内少なくとも1つのイン
バータ主回路8の動作周波数を変化させた結果、例えば
周波数6kHz程度の干渉音が発生したとしても、その
干渉音はマスキングされてユーザに認識されにくくなる
ので、ユーザに不快感を与えることを回避することがで
きる。尚、ステンレス鍋について動作周波数を上昇させ
る制御を開始する前の段階では、入力電流を従来構成と
同様に抑えるようにすることは言うまでもない。
【0059】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。共振回路及びインバータ主回路が3
つ以上ある電磁調理器に適用しても良い。インバータ主
回路の動作周波数を変化させることなく、第2のスイッ
チング素子のターンオフタイミングを早めるように構成
しても良い。スイッチング素子はIGBTに限ることな
く、パワートランジスタやパワーMOSFETであって
も良い。
【0060】
【発明の効果】本発明の電磁調理器によれば、導通時間
制御手段は、負荷検出手段により検出された負荷の種類
に応じて第2のスイッチング素子の導通時間を可変制御
するので、夫々のケースにおいて、加熱コイルに電力を
発生させずに第2のスイッチング素子によって消費され
る電力を発生させるだけの無効期間を極力短くすること
が可能となる。従って、第2のスイッチング素子におけ
る発熱は低く抑さえられることになり、従来は入力電力
−加熱出力の上限が制限されていた負荷についても、よ
り高い電力を与えて加熱調理を行うことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、電磁調理器の電気
的構成を示す図
【図2】鍋がステンレスである場合の各部の信号波形を
示すタイミングチャート
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】図2相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図8】従来技術を示す図1相当図
【図9】鍋が鉄である場合の図2相当図
【図10】図2相当図
【符号の説明】
1は整流回路、2は商用交流電源、4及び5は正側及び
負側直流母線、6及び7はIGBT(第1及び第2のス
イッチング手段)、8はインバータ主回路、11は加熱
コイル、12は共振コンデンサ、14は共振回路、16
はIGBT(第3のスイッチング素子)、20は可変オ
ン時間設定部(出力制御手段)、22は電流トランス
(負荷検出手段)、34は鍋(負荷)、41は入力・回
生電流検出部(負荷検出手段)、42c,42Acは負
荷検出部(負荷検出手段)、43は固定オン時間変更部
(導通時間制御手段)、44は発振器(導通時間制御手
段)、45は電圧検出部(ゼロクロス点検出手段)、4
6は発振器(導通時間制御手段)、47はサーミスタ
(負荷温度検出手段)、48は鍋温度検出部(負荷温度
検出手段)を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流して直流電源を生成する
    整流回路と、 この整流回路によって生成される直流電源が印加される
    正側及び負側直流母線間に直列に接続される2つのスイ
    ッチング素子で構成されるインバータ主回路と、 前記2つのスイッチング素子の何れか一方の両端子間に
    接続され、加熱コイル及び共振コンデンサで構成される
    共振回路と、 前記加熱コイルによって加熱される負荷の種類を検出す
    るための負荷検出手段と、 加熱出力を調整するため、前記共振回路が接続されない
    第1のスイッチング素子について導通時間を可変制御す
    る出力制御手段と、 前記負荷検出手段によって検出された負荷の種類に応じ
    て、前記共振回路が接続される第2のスイッチング素子
    について導通時間を可変制御する導通時間制御手段とを
    備えたことを特徴とする電磁調理器。
  2. 【請求項2】 導通時間制御手段は、負荷検出手段によ
    って検出された負荷が、加熱コイルから見た入力インピ
    ーダンスが比較的小さいものである場合は、前記入力イ
    ンピーダンスが比較的大きいものである場合に対して第
    2のスイッチング素子の導通時間を短くすることを特徴
    とする請求項1記載の電磁調理器。
  3. 【請求項3】 導通時間制御手段は、負荷検出手段によ
    って検出された負荷が、加熱コイルから見た入力インピ
    ーダンスが比較的小さいものである場合は、前記入力イ
    ンピーダンスが比較的大きいものである場合に対して、
    インバータ主回路の動作周波数が高くなるようにして第
    2のスイッチング素子の導通時間を短くすることを特徴
    とする請求項2記載の電磁調理器。
  4. 【請求項4】 共振回路並びにインバータ主回路を複数
    備え、 導通時間制御手段は、それらの内任意の2つの間におけ
    るインバータ主回路の動作周波数の差が、人間の聴覚で
    は聞き取りにくくなる周波数となるように設定すること
    を特徴とする請求項3記載の電磁調理器。
  5. 【請求項5】 共振コンデンサの端子電圧波形のゼロク
    ロス点を検出するゼロクロス点検出手段を備え、 導通時間制御手段は、前記ゼロクロス点が検出されたタ
    イミングに基づいて第2のスイッチング素子をターンオ
    フさせることを特徴とする請求項2記載の電磁調理器。
  6. 【請求項6】 共振回路並びにインバータ主回路を複数
    備え、 加熱コイルによって加熱される負荷の温度を検出するた
    めの負荷温度検出手段を備え、 導通時間制御手段は、前記負荷の温度が所定温度以上と
    なることを条件として、第2のスイッチング素子の導通
    時間を短くする制御を開始することを特徴とする請求項
    5記載の電磁調理器。
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