JPWO2013015163A1 - 排水の処理方法 - Google Patents

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Abstract

アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水とを同時に処理することができ、処理設備が1系統で足りると共に、発生するスラッジ量も少ない排水の処理方法を提供する。アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水とを混合し、カルシウム化合物を添加した後、固液分離する。アルミエッチング排水にはリン酸成分が含まれているため、アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水を混合した後、カルシウム化合物を添加すると、リン酸カルシウムが生成し、水酸化アルミニウムと、濁質又は水酸化銅がリン酸カルシウムと共沈し、アルミニウム及び各種金属が同時に水中から除去される。

Description

本発明は、排水の処理方法に係り、特にカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水とアルミエッチング排水とを混合して処理する方法に関する。
テレビジョン受像機やOA用の表示装置に用いられるカラーフィルタは、一般にガラス等からなる透明基板上に、金属クロム(Cr)あるいは黒色顔料を含有するレジスト剤等からなる遮光層がフォトリソグラフィ法によって所定パターンに形成され、この遮光層上に透明な着色層が形成され、この着色層上に透明導電膜、配向膜が順次積層して形成されている。着色層と透明導電膜との間に透明保護膜が形成されることもある。
ブラックマトリックス、着色画素、及び付随する各層をフォトリソグラフィ法によりパターンとして形成する際には、例えば、先ずガラス基板に対して必要に応じた洗浄処理を施し、続いて塗布装置によるフォトレジストの塗布、減圧乾燥装置による予備乾燥処理、プリベーク装置によるプリベーク処理、露光装置によるパターン露光、現像装置による現像処理、ポストベーク装置によるポストベーク処理が順次に施され、ガラス基板に所定のパターンを形成する。
特許文献1には、カラーフィルタ製造装置からの廃水を処理する廃水処理方法として、顔料成分を分離した後、オゾンを注入して有機成分を除去し、次いで逆浸透膜分離処理した後、生物処理することが記載されている。
プリント配線基板は、金属箔がラミネートされた金属張積層板やめっきが施された基板をエッチング液を用いてエッチングすることにより製造される。金属がアルミニウムである場合、エッチング液としては、塩酸などが用いられる。
銅などの金属箔がラミネートされた金属張積層板や予め無電解銅めっき等のめっきが施されたプリント配線基板をエッチング液を用いてエッチングする場合、エッチング液としては、塩化第二銅を含むエッチング液や硫酸及び過酸化水素を含むエッチング液などが用いられる。
金属成分を含有するエッチング排水の処理方法としては、pH調整により金属成分を不溶化し、固液分離することが広く行われている。
アルミエッチング工程排水の処理方法として、特許文献2には、排水を蒸留濃縮してリン酸以外の酸を留出させた後、リン酸を晶析させ、アルミを水溶液として分離回収することが記載されている。
特許文献3の0004段落には、銅エッチング排水に水酸化ナトリウムを添加し、水酸化物として沈殿除去する方法が知られているが、生成するスラッジ量が多いことが記載されている。
特許文献4には、銅エッチング排水に希土類元素を添加した後、アルカリを添加して銅を沈殿分離することが記載されている。
特許文献5には、銅を含むフォトレジスト含有排水を、まず酸性に調整してフォトレジストを不溶化し、次いでpH8〜9に調整して銅を水酸化銅として析出させて分離することが記載されている。
アルミエッチング排水と銅エッチング排水をpH調整により処理する場合、アルミニウムと銅の析出pHが異なるので、従来は別々に処理されている。
特開2008−642 特開2006−69845 特開2010−77521 特開2004−183036 特開2006−255668
アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水を処理する場合、従来は別々に処理されていた。そのため、処理設備が2系統必要になると共に、各設備からそれぞれ多量のスラッジが発生する。
本発明は、アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水とを処理することができ、処理設備が1系統で足りると共に、発生するスラッジ量も少ないエッチング排水の処理方法を提供することを目的とする。
本発明の排水の処理方法では、カラーフィルタ排水又は銅エッチング排水とアルミエッチング排水とを混合し、カルシウム化合物を添加した後、固液分離する。
このカルシウム化合物としては塩化カルシウム又は水酸化カルシウムが好適である。カルシウム化合物を添加した後、pHを7〜12とし、高分子凝集剤を添加してもよい。
アルミエッチング排水にはリン酸成分が含まれている。そのため、アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水を混合した後、カルシウム化合物を添加すると、リン酸カルシウムが生成し、水酸化アルミと、カラーフィルタ中の濁質がリン酸カルシウムと共沈するので、アルミ及び各種金属を同時に水中から除去することができる。
アルミエッチング排水と銅エッチング排水を混合した後、カルシウム化合物を添加すると、リン酸カルシウムが生成し、水酸化銅及び水酸化アルミニウムがリン酸カルシウムと共沈するので、アルミニウム及び銅を同時に水中から除去することができる。
[カラーフィルタ排水とアルミエッチング排水とを混合して処理する第1形態]
第1形態で処理対象となる通常のカラーフィルタ排水には、濁度100〜5000度、色度1000〜50000度、TOC成分100〜5000mg/Lが含まれており、pH8〜14である。
第1形態で処理対象となるアルミエッチング排水は、集積回路、プリント基板、カラーフィルター、液晶ディスプレイ等の電子部品の製造工程からの排水である。通常のアルミエッチング排水にはアルミニウム1〜50mg/L、酢酸に由来するTOC成分50〜1000mg/L、リン酸に由来するPO−P成分50〜3000mg/Lが含まれており、pH1〜5である。
第1形態では、このカラーフィルタ排水とアルミエッチング排水とを好ましくは容量比で20:1〜1:20、特に好ましくは5:1〜1:5の範囲で混合する。この混合は槽内で攪拌機を用いて行われてもよく、ラインミキサで行われてもよい。
この混合排水に対しカルシウム化合物を添加し、アルミエッチング排水に含まれていたPO−P成分と該カルシウム化合物とを反応させてリン酸カルシウムを生成させる。カルシウム化合物としては、塩化カルシウム、又は水酸化カルシウムが好適である。カルシウム化合物の添加量は、排水中のPO−P成分の化学当量の0.5〜20倍特に0.5〜10倍とりわけ1〜5倍程度が好適である。塩化カルシウムを添加する場合、その水溶液として添加するのが好ましい。
カルシウム化合物を添加した後、水酸化ナトリウム又は水酸化カルシウムなどのアルカリを添加してpHを7〜12特に9〜11に調整するのが好ましい。これにより、アルミニウム及びその他の金属(例えば、クロム、銅)が水酸化物として析出し、先に析出しているリン酸カルシウムに付着ないし吸着し、共沈する。
第1形態では、pH調整の後、さらに高分子凝集剤を添加して凝集物を成長させ、沈降を促進させるのが好ましい。高分子凝集剤としては、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤、両性高分子凝集剤などが好適である。高分子凝集剤の添加量は1〜50mg/L、特に1〜20mg/L、とりわけ1〜10mg/L程度が好適である。
凝集処理後の液を固液分離してスラッジを分離する。固液分離手段としては、沈降槽、膜分離装置、遠心分離機など各種の固液分離装置を用いることができる。
[銅エッチング排水とアルミエッチング排水とを混合処理する第2形態]
第2形態で処理対象となるアルミエッチング排水、銅エッチング排水は、集積回路、プリント基板、カラーフィルター、液晶ディスプレイ等の電子部品の製造工程からの排水である。通常のアルミエッチング排水にはアルミニウム1〜50mg/L、酢酸に由来するTOC成分50〜1000mg/L、リン酸に由来するPO−P成分50〜3000mg/Lが含まれており、pH1〜5である。また、通常の銅エッチング排水には、銅1〜50mg/L、感光性有機物に由来するTOC成分10〜1000mg/Lが含まれており、pH2〜8である。
第2形態では、このアルミエッチング排水と銅エッチング排水とを好ましくは容量比で20:1〜1:20、特に好ましくは5:1〜1:5の範囲で混合する。この混合は槽内で攪拌機を用いて行われてもよく、ラインミキサで行われてもよい。
この混合排水に対しカルシウム化合物を添加し、アルミエッチング排水に含まれていたPO−P成分と該カルシウム化合物とを反応させてリン酸カルシウムを生成させる。カルシウム化合物としては、塩化カルシウム、又は水酸化カルシウムが好適である。カルシウム化合物の添加量は、排水中のPO−P成分の化学当量の0.5〜20倍特に0.5〜10倍とりわけ1〜5倍程度が好適である。塩化カルシウムを添加する場合、その水溶液として添加するのが好ましい。
カルシウム化合物を添加した後、水酸化ナトリウム又は水酸化カルシウムなどのアルカリを添加してpHを7〜12特に9〜11に調整するのが好ましい。これにより、アルミニウム及び銅のいずれもが水酸化物として析出し、先に析出しているリン酸カルシウムに付着ないし吸着し、共沈する。リン酸カルシウムは、アルミニウムや銅の水酸化物に比べて沈降性が良好であり、該水酸化物がリン酸カルシウムと共沈する。
第2形態では、pH調整の後、さらに高分子凝集剤を添加して凝集物を成長させ、沈降を促進させるのが好ましい。高分子凝集剤としては、カチオン系高分子凝集剤、アニオン系高分子凝集剤、両性高分子凝集剤などが好適である。高分子凝集剤の添加量は1〜50mg/L、特に1〜20mg/L、とりわけ1〜10mg/L程度が好適である。
凝集処理後の液を固液分離してスラッジを分離する。固液分離手段としては、沈降槽、膜分離装置、遠心分離機など各種の固液分離装置を用いることができる。
<第1形態の実施例及び比較例>
実施例I−1〜I−8及び比較例I−1〜I−9で用いたアルミエッチング排水及びカラーフィルタ排水の性状は表1の通りである。
Figure 2013015163
[実施例I−1,I−2,I−3]
上記カラーフィルタ排水とアルミエッチング排水とを容量比で4:1(実施例I−1)、1:1(実施例I−2)又は1:4(実施例I−3)の割合で混合し、塩化カルシウムを表2で示す添加量にて添加した後、水酸化ナトリウムにてpHを10.0に調整し、アニオン系高分子凝集剤(栗田工業(株)クリフロックPA331)を5mg/L添加し、沈降分離した。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表2に示す。
[実施例I−4,I−5]
実施例I−3において、pHを8(実施例I−4)又は6(実施例I−5)に調整したこと以外は同様にして処理を行った。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表2に示す。
Figure 2013015163
[実施例I−6,I−7,I−8]
塩化カルシウムの添加量を実施例I−1,I−2,I−3よりも少なくしたこと以外は同様にして処理を行った。塩化カルシウムの添加量、上澄水の水質、沈降したスラッジ濃度を表3に示す。
Figure 2013015163
[比較例I−1]
上記カラーフィルタ排水にポリ硫酸鉄を7000mg/L添加し、pHを8.5に調整し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジ濃度とを表4に示す。
[比較例I−2]
ポリ硫酸鉄の添加量を10000mg/Lとしたこと以外は比較例I−1と同様にしてカラーフィルタ排水を処理した。上澄水の水質と沈降したスラッジ濃度とを表4に示す。
[比較例I−3]
上記アルミエッチング排水にポリ硫酸鉄を660000mg/L添加し、pHを7.0に調整し、アニオン系高分子凝集剤(栗田工業(株)クリフロックPA331)を5mg/L添加しスラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジ濃度とを表4に示す。
Figure 2013015163
[比較例I−4]
上記カラーフィルタ排水に塩化カルシウムを1000mg/L添加し、pHを6に調整し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表5に示す。
[比較例I−5,I−6]
比較例I−4において、pHを8(比較例I−5)又は10(比較例I−6)に調整したこと以外は同様にして処理を行った。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表5に示す。
[比較例I−7]
上記アルミエッチング排水に塩化カルシウムを5000mg/L添加し、pHを6に調整し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表5に示す。
[比較例I−8,I−9]
比較例I−7において、pHを8(比較例I−8)又は10(比較例I−9)に調整したこと以外は同様にして処理を行った。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表5に示す。
Figure 2013015163
表1〜5の通り、本発明方法によると、アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水とを同時に処理し、色度、濁度及びリン濃度の低い処理水を得ることができる。また、本発明方法によるとスラッジ量を減らすことができる。
<第2形態の実施例及び比較例>
以下の実施例II−1〜II−8及び比較例II−1〜II−9で用いたアルミエッチング排水及び銅エッチング排水の性状は表6の通りである。
Figure 2013015163
[実施例II−1,II−2,II−3]
上記銅エッチング排水とアルミエッチング排水とを容量比で4:1(実施例II−1)、1:1(実施例II−2)又は1:4(実施例II−3)の割合で混合し、塩化カルシウムを表7で示す添加量にて添加した後、水酸化ナトリウムにてpHを8.0(実施例II−1及びII−2)又は10(実施例II−3)に調整し、アニオン系高分子凝集剤(栗田工業(株)クリフロックPA331)を2mg/L添加し、沈降分離した。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表7に示す。
[実施例II−4,II−5]
実施例II−3において、水酸化ナトリウムによりpHを8(実施例II−4)又は6(実施例II−5)に調整したこと以外は同様にして処理を行った。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表7に示す。
Figure 2013015163
[実施例II−6,II−7,II−8]
塩化カルシウムの添加量を実施例II−1,II−2,II−3よりも500mg/Lずつ少なくしたこと以外は同様にして処理を行った。塩化カルシウムの添加量、上澄水の水質、スラッジ濃度を表8に示す。
Figure 2013015163
[比較例II−1]
上記銅エッチング排水に38重量%濃度の塩化第二鉄水溶液を200mg/L添加し、pHを9.0に調整し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジ濃度とを表9に示す。
[比較例II−2]
塩化第二鉄水溶液の添加量を100mg/Lとしたこと以外は比較例II−1と同様にして銅エッチング排水を処理した。上澄水の水質と沈降したスラッジ濃度とを表9に示す。
[比較例II−3]
上記アルミエッチング排水に38重量%濃度の塩化第二鉄水溶液を550,000mg/L添加し、pHを7.0に調整し、アニオン系高分子凝集剤(栗田工業(株)クリロックPA331)を5mg/L添加し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質とスラッジ濃度とを表9に示す。
Figure 2013015163
[比較例II−4]
上記カラーフィルタ排水に塩化カルシウムを1000mg/L添加し、pHを6に調整し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表10に示す。
[比較例II−5,II−6]
比較例II−4において、pHを8(比較例II−5)又は10(比較例II−6)に調整したこと以外は同様にして処理を行った。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表10に示す。
[比較例II−7]
上記アルミエッチング排水に塩化カルシウムを5000mg/L添加し、pHを6に調整し、スラッジを沈降させた。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表10に示す。
[比較例II−8,II−9]
比較例II−7において、pHを8(比較例II−8)又は10(比較例II−9)に調整したこと以外は同様にして処理を行った。上澄水の水質と沈降したスラッジの濃度を表10に示す。
Figure 2013015163
表6〜10の通り、本発明方法によると、アルミエッチング排水と銅エッチング排水とを同時に処理し、アルミ濃度及び銅濃度の低い処理水を得ることができる。また、本発明方法によるとスラッジ量を減らすことができる。
本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本発明の意図と範囲を離れることなく様々な変更が可能であることは当業者に明らかである。
なお、本出願は、2011年7月22日付で出願された日本特許出願(特願2011−161105)及び日本特許出願(特願2011−161106)に基づいており、その全体が引用により援用される。

Claims (10)

  1. アルミエッチング排水とカラーフィルタ排水又は銅エッチング排水とを混合し、カルシウム化合物を添加した後、固液分離することを特徴とする排水の処理方法。
  2. 請求項1において、カルシウム化合物は塩化カルシウム又は水酸化カルシウムであることを特徴とする排水の処理方法。
  3. 請求項1又は2において、カルシウム化合物を添加した後、pHを7〜12とすることを特徴とする排水の処理方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、固液分離に先立って高分子凝集剤を添加することを特徴とする排水の処理方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、アルミエッチング排水はアルミニウムを1〜50mg/L、PO−Pを50〜3000mg/L含み、pH1〜5であることを特徴とする排水の処理方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、カルシウム化合物を排水中のPO−Pの化学当量の0.5〜20倍添加することを特徴とする排水の処理方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、カラーフィルタ排水とアルミエッチング排水とを容量比で20:1〜1:20の範囲で混合することを特徴とする排水の処理方法。
  8. 請求項7において、カラーフィルタ排水がTOCを100〜5000mg/L含み、pH8〜14であることを特徴とする排水の処理方法。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項において、銅エッチング排水とアルミエッチング排水とを容量比で20:1〜1:20の範囲で混合することを特徴とする排水の処理方法。
  10. 請求項9において、銅エッチング排水は、銅を1〜50mg/L含み、pH2〜8であることを特徴とする排水の処理方法。
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