JPWO2013001809A1 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

複数の画素を有する固体撮像装置100であって、基板10と、基板10上に形成され、絶縁膜20及び複数の配線24を含む配線層と、配線層上に、複数の画素と一対一に対応して形成された複数の下部電極30と、複数の下部電極30上に亘って形成された光電変換膜50と、光電変換膜50上に形成され、透光性を有する上部電極60とを備え、隣り合う下部電極30の間に、下部電極30と電気的絶縁が図られ、且つ、電位が固定されたシールド電極40が形成されている。

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、光電変換膜で入射光から光電変換を行う積層型固体撮像装置の構成に関する。
従来の固体撮像装置として、例えば、図11に示すように、カラーフィルター972r,972g,972bが配列された固体撮像装置900がある。図12に示すように、固体撮像装置900は、n型シリコン基板912とp型ウェル領域914とからなる半導体基板910、半導体基板910上に形成された絶縁膜920、絶縁膜920上に形成された下部電極930、下部電極930上に形成された光電変換膜950、及び光電変換膜950上に形成された上部電極960を備える。さらに、固体撮像装置900は、上部電極960上に形成された保護膜970、保護膜970上に形成されたカラーフィルター972、及びカラーフィルター972上に形成されたマイクロレンズ974を備える。ウェル領域914には、n型電荷蓄積部916、及びn型電荷蓄積部916から信号電荷を読み出す信号読み出し部918が形成されている。絶縁膜920には、導電性材料からなるプラグ922が埋め込まれている。下部電極930は画素毎に離間して形成され、隣り合う下部電極930の間には隙間932がある。下部電極930は電位固定されておらず、フローティング状態となっている。
光電変換膜950で生成された信号電荷は、上部電極960に正パルスを印加することにより、下部電極からプラグ922を通り電荷蓄積部916に蓄積される。さらに所定の蓄積時間後に、電荷蓄積部916に蓄積された信号電荷が信号読み出し部918に読み出される。その後、信号電荷は増幅器を介して外部へ出力される。
ところで、光電変換膜950の下部電極930間の隙間932に対応する領域は、下部電極930の上方に対応する領域と比べ印加される電界強度が小さい。よって、光電変換膜950の下部電極930間の隙間932に対応する領域では信号電荷が移動しにくく、信号電荷が本来よりも後のフレームで読み出されてしまい、残像が生じるおそれがある。この問題を解決するため、特許文献2では、隣り合う下部電極930間の隙間を3μm以下とする構成が開示されている。
特開2008−252004号公報 特開2009−147147号公報
上記従来の固体撮像装置では、下部電極が、隣り合う下部電極の電位による静電結合の影響を受けるおそれがある。静電結合とは、電流が流れる導体の近くに異なる導体を設けると、隣り合う導体の間に浮遊容量が生じ、電圧が誘起されることである。具体的には、各下部電極の隣り合う下部電極に信号電荷が多く蓄積されると、下部電極において隣り合う下部電極に近い部分では反対の電荷が引き寄せられ、その他の部分において疑似信号が発生することがある。各下部電極で発生する疑似信号量は、それぞれ隣り合う下部電極に蓄積された信号電荷量により異なる。そして、当該下部電極ごとに異なる疑似信号が、電荷蓄積部を介して外部へ読み出されると、画素ごとに異なるノイズが出力され、撮像画像の画質が劣化してしまう。
特に近年、画素の微細化とともに、光電変換膜で発生し各下部電極を通る信号電荷が減少している。本来の信号電荷に対する疑似信号の割合がより増加してしまい、疑似信号による画質劣化が大きな問題となっている。
例えば、単位画素サイズが1.75μm×1.75μmで単位画素当たりに最大で蓄積できる電荷が約10000電子の場合、下部電極の間隔を0.2μm、下部電極の膜厚を0.1μmとした場合に、4方のうち1方の隣接画素からは、当該画素に蓄積された電子のうち最大で約250電子の増減となる影響を受ける。カラーフィルターがベイヤー配列を採る場合、さらに画像の色合い(解像度)の劣化が顕著になる。例えば、緑色カラーフィルターは4方向を赤色カラーフィルターと青色カラーフィルターとに囲まれている。この領域に赤色の強い光が入射したとき、緑色カラーフィルターでは2方向に隣り合う赤色カラーフィルターの下部電極の電位の静電結合によって最大で約500電子の信号出力を生じる。そのため、赤色カラーフィルターは最大で約500電子の信号出力の低下となる。1画素当たりに蓄積可能な電子数を約10000電子とすると、約5%の信号出力が変動することとなり、被写体の色合いと異なる画像の出力につながる。
本発明は、上記問題の解決を図るべくなされたものであって、隣り合う下部電極間の隙間を小さくしつつ下部電極ごとに異なる疑似信号が発生することを抑制できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る固体撮像装置は、複数の画素を有する固体撮像装置であって、基板と、基板上に形成され、絶縁膜及び複数の配線を含む配線層と、配線層上に、前記複数の画素と一対一に対応して形成された複数の下部電極と、複数の下部電極上に亘って形成された光電変換膜と、光電変換膜上に形成され、透光性を有する上部電極とを備え、隣り合う下部電極の間に、当該隣り合う下部電極と電気的絶縁が図られ、且つ、電位が固定されたシールド電極が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る固体撮像装置は、複数の画素を有する固体撮像装置であって、基板と、基板上に形成され、絶縁膜及び複数の配線を含む配線層と、配線層上に、前記複数の画素と一対一に対応して形成された複数の下部電極と、複数の下部電極上に亘って形成された光電変換膜と、光電変換膜上に形成され、透光性を有する上部電極とを備え、隣り合う配線の間に、当該隣り合う配線と電気的絶縁が図られ、且つ、電位が固定されたシールド配線が形成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る固体撮像装置では、隣り合う下部電極間の隙間に、電位が固定されたシールド電極が形成されている。これにより、下部電極が静電結合されるものは電位が固定されたシールド電極となり、その影響はどの下部電極でも等しくなる。そのため、下部電極ごとに異なる疑似信号が発生することを抑制できる。疑似信号がどの下部電極でも等しいので、あらかじめ、信号出力値を補正することで、撮像画像の画質の劣化を抑制できる。
従って、本発明の一態様に係る固体撮像装置では、隣り合う下部電極間の隙間を小さくしつつ、隣り合う下部電極間の静電結合を抑制し下部電極ごとに異なる疑似信号が発生することを抑制できる。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置における各構成要素のレイアウト図である。 図1に示した固体撮像装置を示すA−A断面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置を示すA−A断面図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置を示すA−A断面図である。 本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置における各構成要素のレイアウト図である。 図5に示した固体撮像装置を示すB−B面図である。 本発明の実施の形態5に係る固体撮像装置を示すB−B断面図である。 本発明の実施の形態6に係る固体撮像装置を示すB−B断面図である。 変形例に係る固体撮像装置を説明する図である。 変形例に係る固体撮像装置を説明する図である。 従来の固体撮像装置の構成を示す図である。 従来の固体撮像装置の構成を示す図である。
[実施の形態1]
1.固体撮像装置100の構成
図1は、実施の形態1に係る固体撮像装置100における下部電極30、シールド電極40、及びカラーフィルター72の形状と位置関係とを説明するためのレイアウト図である。
複数の画素を有する固体撮像装置100は、画素毎に区切られたカラーフィルター72、画素と一対一に対応して隙間32を空けて形成された正方形状の下部電極30、及び下部電極30を囲み隣り合う下部電極30の隙間32を通るように形成され、正方格子状のシールド電極40を備える。シールド電極40の電位は固定されており、これについては、後に詳細に説明する。カラーフィルター72r,72g,72bはそれぞれ赤色光(波長域600nm〜700nm程度)、緑色光(波長域500nm〜600nm程度)、青色光(波長域400nm〜500nm程度)の光を透過し、カラーフィルター72はベイヤー配列となっている。
図2は、図1に示した固体撮像装置100のA−A線での断面図である。
固体撮像装置100は、n型シリコン基板12とp型ウェル層14とからなる半導体基板10、p型ウェル層14内に形成された電荷蓄積部16、p型ウェル層14内に形成された信号読み出し部18、半導体基板10上に積層された絶縁膜20、絶縁膜20内に形成された下部電極30、下部電極30上に形成された光電変換膜50、光電変換膜50上に形成された上部電極60、上部電極60上に形成された保護膜70、保護膜70上に形成されたカラーフィルター72、及びカラーフィルター72上に形成されたマイクロレンズ74を備える。
絶縁膜20には配線22及び配線24が埋め込まれ、配線24と下部電極30とは配線22を介して接続され、配線24同士はコンタクトプラグ26を介して接続されている。配線24は配線24a,24b,24cからなり、コンタクトプラグ26はコンタクトプラグ26a,26b,26cからなる。これにより、下部電極30で補集された信号電荷を電荷蓄積部16へ移動できる。隣り合う下部電極30の間には隙間32があり、当該隙間32にシールド電極40が形成されている。上部電極60に配線が接続され、この配線を介して正のバイアス電圧が上部電極60に印加されている。このバイアス電圧により、光電変換膜50で発生した正孔が下部電極30へ移動し、電子が上部電極60に移動する。
光電変換膜50は複数の下部電極30を覆うように拡がっている。光電変換膜50に電圧が印加されると、光電変換効率を向上できる。所望の光電変換効率を得るために、光電変換膜50に印加しなければならない電圧は、光電変換膜50の膜厚により異なる。具体的には、光電変換効率は光電変換膜50に加わる電界が大きいほど向上し、且つ、同じ印加電圧の場合でも光電変換膜50の膜厚が薄いほど加わる電界は大きくなる。従って、光電変換膜50の膜厚が薄い場合は、印加電圧が小さくても所望の光電変換効率を得ることができる。固体撮像装置100における光電変換膜50に加える電場の下限は、10V・m-1以上が良く、さらに、1×103V・m-1以上が望ましい。電場の上限は特にないが、大きな電場を加え過ぎると暗所でも電流が流れてしまうので、1×1012V・m-1以下が良く、さらに1×109V・m-1以下が望ましい。
3.固体撮像装置100の駆動
マイクロレンズ74に入射した光は集光され、カラーフィルター72を通り、光電変換機能を有する光電変換膜50に入射する。光電変換膜50で入射光から信号電荷が発生し、当該電荷は下部電極30から配線22を通り、電荷蓄積部16で蓄積される。この状態で、読み出しゲート(図示せず)に読み出しパルスが印加されると、蓄積されていた信号電荷は信号読み出し部18に読み出される。その後、従来のMOS型固体撮像装置と同様に信号が順次読み出される。
ここで、カラーフィルター72rは赤色の波長域の光を透過するため、カラーフィルター72rに対応する領域で出力される信号は赤色光に対応するものである。緑色、青色カラーフィルター72g,72bについても同様である。このように、固体撮像装置100では、カラー画像データを生成することができる。
4.固体撮像装置100の寸法と材料と製造方法
固体撮像装置100の単位画素サイズは、例えば、1.75μm×1.75μmである。
半導体基板10は、上述のように、例えば、シリコンからなり、絶縁膜20は、例えば、酸化シリコンからなる。
配線24は、例えば、Cu、Al合金、W、Mo(モリブデン)、Ti(チタン)、TiN(窒化チタン)からなり、信号線、電源線、及び接続線等として機能する。
コンタクトプラグ26は、例えば、W(タングステン)、Cu、Al、Ag、Au、Cr(クロム)からなる。コンタクトプラグ26を形成するには、絶縁膜20をリソグラフィ技術及びRIE(反応性イオンエッチング)のような異方性ドライエッチングを用いて開口し、例えば、ブランケットCVD法を用いて当該開口に金属を埋め込めば良い。
下部電極30及びシールド電極40は、入射光を遮光するような不透明の導電性材料である金属、例えば、Al−Si−Cu合金、Al、Ti、TiN、Cu、Cr、In、Agなどからなる。シールド電極40を形成するには、例えば、DC(直流)スパッタリング法で成膜を行った後、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いれば良い。
下部電極30とシールド電極40との隙間の幅d1は、例えば、0.1μm〜0.3μmである。これは、製造プロセスで実現できる範囲で下部電極30の感度を向上させ、且つ、静電結合による影響を抑制できる大きさである。また、隣り合う下部電極30の隙間32の幅d2は、例えば、0.3μm〜0.8μmである。これは、下部電極30上に比べ、隙間32上に位置する領域の光電変換膜50で発生した信号電荷は読み出されるのに時間がかかることによる残像を抑制できる程度となっている。
光電変換膜50は、波長400nm〜700nmにおける光吸収率が50%以上であれば良く、例えば、有機光導電膜からなる。有機光電変換膜は、特定波長域の光を吸収して電荷を生成する光電変換材料を含み、分光特性や感度に優れている。さらに、光電変換膜50は、高感度を維持できるよう、入射光子1つあたりの出力電子数である量子効率が高い材料からなることが望ましい。
上部電極60は、可視光に対する透過性が高く、且つ、抵抗値が小さい透明導電性酸化物(TCO;Transparent Conducting Oxide)からなり、例えば、ITO(酸化インジウムスズ)からなる。
保護膜70は、光電変換膜50や上部電極60の保護機能及び透明性を兼ね備えた材料、例えば、窒化シリコンからなる。ここで、保護機能とは、水分や酸素が浸入しにくい緻密性、水分や酸素と反応しにくい非反応性をいう。窒化物からなる保護膜70を形成するには、物理気相堆積法によって成膜すればよい。この方法を用いれば、光電変換膜50及び上部電極60を変化させずに、緻密な窒化シリコン膜を形成できる。なお、波長400nm〜700nmにおいて、保護膜70の光透過率が80%以上であれば、光電変換膜50に十分に可視光を入射させることができる。また、保護膜70の厚みは0.1μm〜10μmが好ましく、0.5μm〜5μmがより好ましく、1μm〜3μmが更に好ましい。
カラーフィルター72は、例えば、顔料を含有するアクリル樹脂のような有機材料からなる。カラーフィルター72の膜厚は、カラーフィルター72の材料の入射光に対する分光特性や透過性を基準として設定され、例えば、0.2μm〜0.5μmである。
マイクロレンズ74は、例えば、アクリル樹脂からなる。
5.シールド電極の電位設定
シールド電極40の電位は、上部電極60と下部電極30との中間電位(0V〜10数Vの間の電圧)に設定することが必要である。シールド電極40の電位として上部電極60と下部電極30との平均電位を与えると、他の電位を与えたときと比べ光電変換膜50への電界ストレスを低減でき、絶縁膜20の隙間32に対応する領域の耐久性を抑制でき、且つ、光電変換膜50中で発生した電荷の下部電極30への取り込みロスを抑制できる。シールド電極40の電位として上部電極60と下部電極30との平均電位より大きく上部電極60の電位以下である電位を与えると、光電変換膜50中で発生した電荷の下部電極30への取り込みロスをさらに低減できる。
また、シールド電極40を、各画素内に形成された画素読み出し回路への電源供給を行う電源配線に複数箇所に電気的に接続することで、シールド電極40を電源配線としても使用できる。これにより、シールド電極40がシャント配線としても機能することとなる。その結果、電源配線における電圧降下を抑制し、画素読み出し回路への電源供給の安定化を図ることができる。
6.効果
隣り合う下部電極30間の隙間32に、電位が固定されたシールド電極40が形成されている。これにより、下部電極30はシールド電極40から静電結合の影響を受けることとなる。ここで、シールド電極40の電位が固定されているため、その影響はどの下部電極30でも等しくなる。そのため、各下部電極30において異なる疑似信号が発生することを抑制できる。疑似信号がどの下部電極30でも等しいので、あらかじめ、信号出力値を補正することで、固体撮像装置100の撮像画像の画質の劣化を抑制できる。
シールド電極40は下部電極30と同じ材料からなり、下部電極30に並設する状態で上面高さを揃えて形成されるため、下部電極30とシールド電極40とを同時に形成できる。そのため、シールド電極40を形成するため、別途製造工程を増やさなくても良い。製造時のマスクの合わせずれが起きないので、適切な位置に下部電極30とシールド電極40とを形成することが容易である。
また、シールド電極40が金属からなるので、半導体基板10への入射光を低減でき、半導体基板10に光が入射することにより起きる、読み出し回路の誤動作を抑制できる。
[実施の形態2]
1.固体撮像装置200
図3は、実施の形態2に係る固体撮像装置200の構造を示す図である。下記以外の構成は、固体撮像装置100と同じなので説明を省略する。
隣り合う配線22の間に、シールド配線42が形成されている。シールド配線42と配線22とは電気的絶縁が図られている。また、シールド電極40とシールド配線42とが電気的に接続されているため、シールド配線42の電位はシールド電極40の電位に固定されている。シールド配線42は配線22と同じ材料からなり、配線22並設する状態で上面高さを揃えて形成される。
2.効果
ところで、隣り合う配線22等の配線間においても、下部電極30と同様のノイズが発生するおそれがある。従来の固体撮像装置では、画素の微細化で配線間の隙間が狭くなり下部電極間にシールドが形成できなくなり、隣り合う配線の電位による静電結合の影響を受けるおそれがある。各配線の隣り合う配線に信号電荷が多く蓄積されると、配線において隣り合う配線に近い部分では反対の電荷が引き寄せられ、その他の部分において疑似信号が発生することがある。各配線で発生する疑似信号量は、それぞれ隣り合う配線に蓄積された信号電荷量により異なる。そして、当該配線ごとに異なる疑似信号が、電荷蓄積部を介して外部へ読み出されると、画素ごとに異なるノイズが出力され、撮像画像の画質が劣化してしまう。
固体撮像装置200では、隣り合う配線22の隙間に、電位が固定されたシールド配線42が形成されている。これにより、配線22が静電結合されるものは電位が固定されたシールド配線42となり、その影響はどの配線22でも等しくなる。そのため、配線22ごとに異なる疑似信号が発生することを抑制できる。疑似信号がどの配線22でも等しいので、あらかじめ、信号出力値を補正することで、撮像画像の画質の劣化を抑制できる。従って、固体撮像装置200では、微細化で隣り合う配線22の隙間を小さくしつつ、隣り合う配線22間の静電結合を抑制し配線ごとに異なる疑似信号が発生することを抑制できる。
すなわち、固体撮像装置200では、シールド電極40、シールド配線42の電位が固定されているため、その影響はどの下部電極30、配線22でも等しくなる。そのため各下部電極30において異なる疑似信号が発生することをさらに抑制できる。
なお、シールド配線42は配線22と同じ材料からなり、配線22に並設する状態で上面高さを揃えて形成されるため、配線22とシールド配線42とを同時に形成できる。そのため、シールド配線42を形成するため、別途製造工程を増やさなくても良い。製造時のマスクの合わせずれが起きないので、適切な位置に配線22とシールド配線42とを形成することが容易である。
さらに、シールド電極40とシールド配線42とが電気的に接続されている。そのため、シールド配線42を、例えば、アイランド状に形成することができる。このように、シールド配線42の電気的接続を可能とするために、固体撮像装置200全体に亘って、シールド配線42を引き回す必要がないため、設計の自由度が大きくなる。
なお、下部電極30間の静電結合の影響が気にならなければ、シールド電極40を形成せず、シールド配線42のみを形成してもよい。
[実施の形態3]
1.固体撮像装置300
図4は、実施の形態3に係る固体撮像装置300の構造を示す図である。下記以外の構成は、固体撮像装置200と同じなので説明を省略する。
隣り合う配線24bの間にシールド配線44が形成されている。シールド電極40とシールド配線42,44とが電気的に接続されているため、シールド配線44の電位はシールド電極40の電位に固定されている。シールド配線44は配線24bと同じ材料からなり、配線24b並設する状態で上面高さを揃えて形成される。
2.効果
シールド電極40、シールド配線42に接続されたシールド配線44がさらに形成されることで、下部電極30が静電結合されるものはシールド電極40、シールド配線42となり、シールド電極40、シールド配線42の電位が固定されているため、その影響はどの下部電極30でも等しくなる。そのため各下部電極30において異なる疑似信号が発生することを抑制できる。
なお、シールド配線44は配線24bと同じ材料からなり配線24b並設する状態で上面高さを揃えて形成されるため、配線24bとシールド配線44とを同時に形成できる。そのため、シールド配線44を形成するため、別途製造工程を増やさなくても良い。製造時のマスクの合わせずれが起きないので、適切な位置に配線24bとシールド配線44とを形成することが容易である。
[実施の形態4]
1.固体撮像装置400
図5は、実施の形態1に係る固体撮像装置400における配線24b、シールド配線24d、及びカラーフィルター72の形状と位置関係とを説明するためのレイアウト図である。
図6は、図5に示した固体撮像装置400のB−B線での断面図である。図6は、実施の形態4に係る固体撮像装置400の構造を示す図である。下記以外の構成は、固体撮像装置100と同じなので説明を省略する。
固体撮像装置400の単位画素サイズは、上述した、例えば、1.75μm×1.75μmの固体撮像装置100の単位画素サイズから、隣り合う下部電極30の隙間32にシールド電極40を形成できなくなるサイズまで縮小されている。固体撮像装置400では、固体撮像装置100同様に所望の効果を得るために、配線24bの周囲にシールド配線24dが形成されている。シールド配線24dは配線24bと同じ材料からなり、配線24b並設する状態で上面高さを揃えて形成される。シールド配線24dの電位は、固定またはフローティングに形成することが容易である。
2.効果
シールド配線24dが形成されることで、半導体基板10上の電荷蓄積部16がシールドされ、シールド配線24dの電位が固定されているため、その影響はどの電荷蓄積部16でも等しくなる。そのため、各電荷蓄積部16において異なる疑似信号が発生することを抑制できる。
また、シールド配線24dは配線24bと同じ材料からなり並設する状態で上面高さを揃えて形成されるため、配線24bとシールド配線24dとを同時に形成できる。そのため、シールド配線24dを形成するため、別途製造工程を増やさなくても良い。製造時のマスクの合わせずれが起きないので、適切な位置に配線24bとシールド配線24dとを形成することが容易である。
[実施の形態5]
1.固体撮像装置500
図7は、実施の形態5に係る固体撮像装置500の構造を示す図である。下記以外の構成は、固体撮像装置400と同じなので説明を省略する。
配線24bの周囲にシールド配線24dが形成され、シールド配線24dの下部にシールド配線26dが形成されている。シールド配線26dは配線26bと同じ材料からなり、配線26b並設する状態で上面高さを揃えて形成される。シールド配線26dの電位は、固定またはフローティングに形成することが容易である。
2.効果
シールド配線24dの下部にシールド配線26dが形成されることで、半導体基板10上の電荷蓄積部16がシールドされ、シールド配線24dの電位が固定されているため、その影響はどの電荷蓄積部16でも等しくなる。そのため各電荷蓄積部16において異なる疑似信号が発生することを抑制できる。
また、シールド配線26dはコンタクトプラグ26bと同じ材料からなり並設する状態で上面高さを揃えて形成されるため、コンタクトプラグ26bとシールド配線26dとを同時に形成できる。そのため、シールド配線26dを形成するため、別途製造工程を増やさなくても良い。製造時のマスクの合わせずれが起きないので、適切な位置にコンタクトプラグ26bとシールド配線26dとを形成することが容易である。
[実施の形態6]
1.固体撮像装置600
図8は、実施の形態5に係る固体撮像装置600の構造を示す図である。下記以外の構成は、固体撮像装置500と同じなので説明を省略する。
配線24bの周囲にシールド配線24dが形成され、シールド配線24dの下部にシールド配線26dが形成され、さらにシールド配線26eが形成されている。シールド配線26eは配線24a、24cと同じ材料からなり、配線24a、24cは並設する状態で上面高さを揃えて形成される。シールド配線26eの電位は、固定またはフローティングに形成することが容易である。
2.効果
配線24a、24cに挟まれるシールド配線26eが形成されることで、半導体基板10上の電荷蓄積部16がシールドされ、シールド配線24d、26d、26eの電位が固定されているため、その影響はどの電荷蓄積部16でも等しくなる。そのため各電荷蓄積部16において異なる疑似信号が発生することを抑制できる。
また、シールド配線26eは配線24a、24cと同じ材料からなり並設する状態で上面高さを揃えて形成されるため、シールド配線26eは配線24a、24cとを同時に形成できる。そのため、シールド配線26eを形成するため、別途製造工程を増やさなくても良い。製造時のマスクの合わせずれが起きないので、適切な位置にシールド配線26eとシールド配線24a、24cとを形成することが容易である。
[変形例]
1.カラーフィルターについて
実施の形態等では赤色カラーフィルター、緑色カラーフィルター、青色カラーフィルターの配列は、ベイヤー配列としたが、これに限らず、公知の固体撮像素子に用いられているカラーフィルター配列(縦ストライプ、横ストライプ等)を採用することができる。
1.シールド電極の形状
実施の形態等では、平面視したときのシールド電極の形状は、正方格子状であるが、これに限らず、他の格子状やライン状に形成しても良い。例えば、図9に示すように、隣り合うカラーフィルター72の列の間にのみ、シールド電極440をライン状に形成しても良い。また、これに限らず、隣り合うカラーフィルターの行の間にのみ、シールド電極をライン状に形成しても良い。
また、実施の形態等では、隣り合う下部電極の隙間は均一であったが、これは均一でなくても良い。例えば、列方向の隣り合う下部電極の隙間がシールド電極を形成できない程に小さく、行方向の隣り合う下部電極の隙間がシールド電極を形成できる程度に広い場合には、行方向にのみライン状のシールド電極を形成すれば良い。
2.シールド配線の形状
実施の形態3では、シールド配線の形状をライン状としていたが、これに限らず、アイランド状に形成しても良い。
また、隣り合うライン状の配線24aの間にシールド配線48を設け、隣り合うライン状の配線24bの間にシールド配線44を設ける構成では、図10(a),(b)に示すように、配線24a,24bの列の間に、それぞれシールド配線44,48を形成すれば良い。このとき、シールド配線44,48にそれぞれコンタクト44a,48aを設けて、コンタクト44a,48a間にアイランド状のシールド配線を形成することで、シールド配線48に固定電位を与えることができる。
3.シールド電極
実施の形態等では、シールド電極を下部電極と同じ材料で形成したが、別の材料で形成しても良い。別の材料で形成すると、下部電極を形成する工程とシールド電極を形成する工程とは別工程となり、それぞれのマスクパターンに余裕が出るため、隣り合う下部電極間の隙間が小さくても、シールド電極を形成することができる。
4.基板
実施の形態等では、基板としてn型シリコン基板を用いたが、これに限らず、例えば、p型シリコン基板を用いても良い。p型シリコン基板を用いた場合、p型シリコン基板とp型ウェル層を電気的に分離するため、p型ウェル層の下層に深いn型ウェル層を形成することが望ましい。
また、基板は基板内部及び基板上に電子回路を設置できるものであれば良く、例えば、ガラス基板や石英基板等でも良い。
5.上部電極
実施の形態等では、上部電極はITOからなるとしたが、これに限らず、酸化インジウム、酸化スズ、FTO(フッ素ドープ酸化スズ)、酸化亜鉛、AZO(アルミニウムドープ酸化亜鉛)を用いても良い。上部電極の材料は、プラズマフリーである成膜装置、EB蒸着装置、及びパルスレーザ蒸着装置により成膜できるものが望ましい。
上部電極の光透過率は、光電変換膜の光電変換光吸収ピーク波長において、60%以上が良く、80%以上であれば望ましい。また、上部電極の表面抵抗は、電荷蓄積/転送・読み出し部位がCCD構造であるかCMOS構造であるか等に適する範囲が異なる。電荷蓄積/転送/読み出し部位がCMOS構造の場合には10000Ω/□以下が良く、1000Ω/□以下であれば望ましい。電荷蓄積/転送/読み出し部位がCCD構造の場合には1000Ω/□以下が良く、100Ω/□以下が望ましい。
6.光電変換膜の構成
実施の形態等では、光電変換膜として有機光導電膜を用いたが、これに限らず、無機光導電膜を用いても良いし、有機材料及び無機材料の両方が混在したものを用いても良い。無機光導電膜は有機光導電膜よりも、時間の経過により光電変換膜に侵入した水分や酸素による特性劣化に耐久性がある。
また、非結晶シリコン(アモルファスシリコン)やガリウム砒素のような化合物半導体を用いて形成しても良い。この場合、光電変換膜は、シリコン、ガリウム砒素の吸収係数の波長依存性を利用して形成し、その深さ方向で色分離を行う。化合物半導体を用いた光電変換膜を形成するには、例えば、プラズマCVD法やMO(有機気層)CVD法などを用いれば良い。
7.その他
実施の形態等では、上部電極に正のバイアス電圧を印加したが、これに限らない。例えば、上部電極に負のバイアス電圧を印加する場合は、光電変換膜で発生した電荷が下部電極に移動し、正孔が上部電極に移動することとなる。
本発明に係る固体撮像装置の構成などは、上記実施の形態及び変形例に係る固体撮像装置の構成に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する範囲において、種々の変形および応用が可能である。そして、技術的思想を逸脱しない範囲において、上述の各工程で使用したプロセスを他の等価なプロセスに置換することが可能である。また、工程順を入れ替えることも、材料種を変更することも可能である。
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視カメラ、車載カメラなどに搭載される撮像デバイスとしての固体撮像装置を実現するのに有用である。
10,910 半導体基板
16,916 電荷蓄積部
18,918 信号読み出し部
20,920 絶縁膜
22,24,24a,24b 配線
42,44,24d,26d,26e シールド配線
30 下部電極
40,440 シールド電極
50,950 光電変換膜
60,960 上部電極
70,970 保護膜
72,72r,72g,72b,972,972r,972g,972b カラーフィルター
74,974 マイクロレンズ
100,200,300,400,500,600,900 固体撮像装置

Claims (13)

  1. 複数の画素を有する固体撮像装置であって、
    基板と、
    前記基板上に形成され、絶縁膜及び複数の配線を含む配線層と、
    前記配線層上に、前記複数の画素と一対一に対応して形成された複数の下部電極と、
    前記複数の下部電極上に亘って形成された光電変換膜と、
    前記光電変換膜上に形成され、透光性を有する上部電極と
    を備え、
    隣り合う前記下部電極の間に、当該隣り合う下部電極と電気的絶縁が図られ、且つ、電位が固定されたシールド電極が形成されている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記シールド電極は前記下部電極と同じ材料からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 隣り合う前記配線の間に、当該隣り合う配線と電気的絶縁が図られ、且つ、電位が固定されたシールド配線が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記シールド配線は前記配線と同じ材料からなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記シールド配線は、前記シールド電極と電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  6. 前記シールド電極の電位は、前記上部電極の電位と前記下部電極の電位との間に取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. さらに、各画素の前記配線に、共通に電源供給をする電源配線を備え、
    前記シールド電極は、前記電源配線に複数箇所で電気的に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数の下部電極は行列状に二次元配置され、
    前記シールド電極は平面視すると格子状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 複数の画素を有する固体撮像装置であって、
    基板と、
    前記基板上に形成され、絶縁膜及び複数の配線を含む配線層と、
    前記配線層上に、前記複数の画素と一対一に対応して形成された複数の下部電極と、
    前記複数の下部電極上に亘って形成された光電変換膜と、
    前記光電変換膜上に形成され、透光性を有する上部電極と
    を備え、
    隣り合う前記配線の間に、当該隣り合う配線と電気的絶縁が図られ、且つ、電位が固定されたシールド配線が形成されている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  10. 前記シールド配線は前記配線と同じ材料からなる
    ことを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装置。
  11. 前記シールド配線の電位は、前記上部電極の電位と前記下部電極の電位との間に取る
    ことを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装置。
  12. さらに、各画素の前記配線に、共通に電源供給をする電源配線を備え、
    前記シールド配線は、前記電源配線に複数箇所で電気的に接続されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装置。
  13. 前記複数の配線は行列状に二次元配置され、
    前記シールド配線は平面視すると格子状である
    ことを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装置。
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