JPWO2012073599A1 - 車両の後方視認ミラー取付け装置 - Google Patents

車両の後方視認ミラー取付け装置 Download PDF

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Abstract

車両の外側面に設けられた後方視認ミラー取付け装置が開示される。該ミラー取付け装置(13)は、鏡体(41)を内部に設けたミラーハウジング(36)と、ミラーハウジング(36)を支持している支持アーム部(35)と、支持アーム部(35)と一体的に形成され、車両(11)の外側面(43)の一部を形成しているミラーベース(34)と、ミラーベース(34)にミラーハウジング(36)方向に突出した複数の突起部(45)とを備えている。

Description

本発明は、車体の外側に設けられた車両の後方視認ミラー取付け装置に関する。
後方視認ミラー取付け装置には、前ドアにベースを取付け、ベースでミラーを支持しているものが、例えば、特許文献1に開示されているように知られている。
特許文献1に開示されている装置は、ベースからミラーを支持するミラーハウジングまでアームが延びている。アームの上方、ミラーハウジングとベースの間に走行風が流入すると、ベースの車両後方側縁部近傍表面に設けられた突起によって走行風を車体から離すので、ミラーハウジングで発生する乱気流が車体に衝突することによって生じる風音を低減することができる。
しかし、特許文献1に開示されている装置は、走行風を突起によって車体から離して風きり音を低減することができるが、ミラーハウジングとベース(ミラーベース)との間で乱流が発生しやすい。ミラーハウジングとミラーベースとの間で発生する空気(走行風)の乱流をさらに抑制し、整流効果を高められるようにすることが望まれている。
特開2007−137130号公報
本発明は、ミラーハウジングとミラーベースとの間を流れる走行風の乱れを抑制し、整流効果を高め、空気抵抗をより低減する車両の後方視認ミラー取付け装置を提供することを課題とする。
請求項1による発明によれば、車両の後方視認ミラー取付け装置であって、鏡体を内部に設けたミラーハウジングと、前記ミラーハウジングを車両の外側面から離して支持している支持アーム部と、前記支持アーム部の根元部に一体的に形成され、前記ミラーハウジングに近接する車両の外側面の一部を形成しているミラーベースと、前記車両の前後方向に延び、前記ミラーハウジングへ向けて突出するよう前記ミラーベースに形成された突起部と、を備えている車両の後方視認ミラー取付け装置が提供される。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記ミラーハウジングは、前記ミラーベース方向へ向くよう形成された実質的に平滑な内壁部を有しており、前記突起部は、前記内壁部に対向している対向面に形成されている。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記ミラーベースは、前記ミラーハウジングに最も近接した最狭部を有し、前記突起部は、前記車両の前後方向の長さの中央に形成された頂部を有し、前記頂部は、前記最狭部に位置している。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記頂部は、前記ミラーベースからの高さが最も高い頂点を有し、前記頂点は、前記最狭部より前記車両後方側に設けられている。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記突起部は、スピンドル状に形成されて、前記突起部の前端を前記車両前方側に設け、前記前端から前記突起部の後端まで稜線部が形成され、前記稜線部に連なり前記車両の上方へ向く上側部及び前記車両の下方へ向く下側部が凹状に形成されている。
請求項6に係る発明では、好ましくは、前記突起部は、前記車両の上下方向に離間して複数列並べて設けられ、前記突起部の前端同士の間隔に比べて、前記突起部の後端同士の間隔を大きくすることによって、前記突起部の間隔が前記車両後方へ向けて漸増している。
請求項7に係る発明では、好ましくは、前記ミラーハウジングと前記ミラーベースとの間の距離は、前記車両の上下方向において変化しており、前記ミラーハウジングからの距離が最も小さい前記突起部を最小離間突起部とし、前記ミラーハウジングからの距離が最も大きい前記突起部を最大離間突起部としたときに、前記最小離間突起部の前記間隔がなしている拡開する角度に比べ、前記最大離間突起部の前記間隔がなしている拡開する角度を大きく設定している。
請求項8に係る発明では、好ましくは、前記前端同士の間隔が最も小さい最小前端間隔を形成した前記突起部同士の拡開する角度に比べ、前記最小前端間隔より大きい前端間隔を形成した前記突起部同士の拡開する角度は大きく設定されている。
請求項1に係る発明では、後方視認ミラー取付け装置は、ミラーハウジング、支持アーム部を有し、さらに支持アーム部が接合され車両の外面の一部を形成しているミラーベースと、車両の前後方向に延び、ミラーハウジングへ向けて突出するようミラーベースに形成された突起部とを備えているので、ミラーベースとミラーハウジングとの間を走行風が流れると、突起部によって、走行風が乱流となることを抑制し、空気抵抗を低減することができる。
請求項2に係る発明では、ミラーハウジングは、ミラーベースへ向く内壁部が平滑に形成され、突起部は、内壁部に対向している対向面に形成されているので、空気抵抗をより低減することができる。具体的には、内壁部を平滑に形成することによって、内壁部の後半で走行風を整流させることができ、この整流効果の大きいミラーベースの対向面に突起部が形成されることによって、さらに整流効果を高めることができ、空気抵抗をより低減することができる。
請求項3に係る発明では、ミラーベースは、ミラーハウジングに最も近接した最狭部を有し、突起部は、車両の前後方向の長さの中央に形成した頂部を有し、頂部は、最狭部に位置しているので、最狭部によって空気(走行風)の流速が最も速くなり、この流速の速いところに頂部を設定することによって、整流効果を高めることができる。
請求項4に係る発明では、頂部は、ミラーベースからの高さが最も高い頂点を有し、頂点は、最狭部より車両後方側に設けられているので、最狭部を通過すると、走行風は拡散傾向となるが、この拡散し始める走行風を頂点に導くことによって、走行風の拡散を抑制する。その結果、走行風の流入を滑らかに行うことができる。
請求項5に係る発明では、突起部は、紡錘状に形成されて、突起部の前端から突起部の後端まで稜線部が形成され、稜線部に連なり上側部及び下側部が凹状に形成されているので、紡錘状の先端をなすとがった前端で走行風を導き始めることができ、空気抵抗を低減することができる。さらに、前端に連続する凹状の上側部及び下側部によって走行風(空気)の流れの規制効果を高めることができる。
請求項6に係る発明では、突起部は、上下方向に複数列並べて設けられ、突起部の前端同士の間隔に比べ、突起部の後端同士の間隔を大きくすることによって、突起部の間隔が車両後方へ向け漸増しているので、走行風の流れに合わせた形状となり、さらに空気抵抗を低減することができる。走行風はミラーベースとミラーハウジングとの間を通過するときに、車両後方へ向かうにつれて拡散傾向となり、複数の突起部が後方になるにつれて間隔を僅かに開いて形成されることによって、走行風の流れに合わせた傾きとなり、空気抵抗を低減することができる。
請求項7に係る発明では、ミラーハウジングとミラーベースとの間の距離は、車両の上下方向において変化し、ミラーハウジングからの距離が最も小さい最小離隔突起部の間隔がなしている拡開する角度に比べ、ミラーハウジングからの距離が最も大きい最大離隔突起部の間隔がなしている拡開する角度を大きく設定しているので、より走行風の流れに合わせた形状となり、さらに空気抵抗を低減することができる。突起部同士の間隔が小さい部位では走行風の流速が速く、勢いがあり拡散し難いので、突起部(最小離隔突起部)の拡開する角度を小さくし、一方、突起部同士の間隔が大きい部位では、走行風は比較的拡散する傾向にあるので、突起部(最大離隔突起部)の拡開する角度を大きくする。その結果、より走行風の流れに合わせた形状となり、さらに空気抵抗を低減することができる。
請求項8に係る発明では、最小前端間隔を形成した突起部同士の拡開する角度に比べ、最小前端間隔より大きい前端間隔を形成した突起部同士の拡開する角度は大きく設定されているので、より走行風の流れに合わせた形状となり、さらに空気抵抗を低減することができる。突起部同士の間隔が小さい部位では走行風の流速が速く、勢いがあり拡散し難いので、突起部の拡開する角度を小さくし、一方、突起部同士の間隔が大きい部位では、走行風は比較的拡散する傾向にあるので、突起部の拡開する角度を大きくする。その結果、より走行風の流れに合わせた形状となり、さらに空気抵抗を低減することができる。
本発明の実施例による車両の後方視認ミラー取付け装置の側面図である。 図1の矢印2から見た図である。 後方視認ミラー取付け装置のミラーベースの側面図である。 図1の矢印4から見た図である。 図1の5−5線に沿った断面図である。 図1の6−6線に沿った断面図である。 図1の7−7線に沿った断面図である。 図3の8−8線に沿った断面図である。 後方視認ミラー取付け装置のミラーハウジングの比較図で、(a)は比較例、(b)は実施例である。 後方視認ミラー取付け装置の比較図で、(a)は比較例、(b)は実施例である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように車両11は、前ドア12に実施例による車両11の後方視認ミラー取付け装置13を備えている。
車両11は、フロントボデー16と、フロントボデー16に支持した前輪17と、車室18の側壁をなすサイドボデー21と、サイドボデー21に取付けられたフロントドア12と、後方視認ミラー装置22とを備える。
フロントドア12は、ドア本体24と、ドアガラス25と、ドアガラス25を支持するサッシュ26と、補助サッシュ27と、補助サッシュ27で形成された三角窓31とを備えている。後方視認ミラー装置22は、補助サッシュ27に取付けられている。
後方視認ミラー装置22は、後方視認ミラー取付け装置13を含んでいる。後方視認ミラー取付け装置13は、補助サッシュ27に取付けたミラーベース34と、このミラーベース34に取付けた支持アーム部35と、この支持アーム部35に取付けたミラーハウジング36と、ミラーハウジング36内に設けた後方視認ミラー37とからなる。
後方視認ミラー37は、鏡体41と、この鏡体41を回動自在に支持している鏡体回動機構(図に示していない)を有する。
後方視認ミラー取付け装置13は、ミラーハウジング36、支持アーム部35、ミラーベース34で形成されている。
次に、後方視認ミラー取付け装置13の主要構成について、図1〜図8に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、車両11の後方視認ミラー取付け装置13は、鏡体41を内側に設けたミラーハウジング36と、ミラーハウジング36を車両11の外側面43から離して支持している支持アーム35とを有する。
ミラー取付け装置13は、支持アーム35の根元部44と一体的に形成され、ミラーハウジング36に近接する車両11の外側面43の一部を形成しているミラーベース34と、車両11の前後方向に延び、ミラーハウジング36へ向けて突出するようミラーベース34に形成された突起部45とを備えている。突起部45は、第1突起部46と第2突起部47と第3突起部48とからなる。第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48は、ミラーハウジング36の内壁部51に対向しているミラーベース34の対向面52に形成されている。
ミラーハウジング36は、ミラーベース34へ向く内壁部51が平滑に形成されている。ミラーベース34は、図5に示すように、ミラーハウジング36に最も近接(距離Ln)した最狭部55を有する。
突起部45(第1突起部46、第2突起部47、第3突起部48)は、図3、図6〜図8に示すように、車両11の前後方向の長さL1、L2、L3の中央に形成した頂部57、58、59を有する。頂部57、58、59は、最狭部55に位置している。
頂部57、58、59は、ミラーベース34の表面からの高さが最も高い頂点61、62、63を有する。頂点61、62、63は、最狭部55より車両11後方(矢印a1の方向)に設けられている。最狭部55から頂点61、62、63までの距離はδである(図3、図6、図7)。
第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48は、図1及び図3に示すように、スピンドル状に形成されて、第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48の前端65を車両11前方側に設け、前端65から第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48の後端66まで稜線部68が形成され、稜線部68に連なり車両11の上方(矢印a2の方向)へ向く上側部71(図8も参照)及び車両11の下方(矢印a3の方向)へ向く下側部72が凹状に形成されている。
さらに、第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48は、車両11の上下方向に離間して複数並べて設けられている。第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48の前端65同士の間隔Ef1、Ef2に比べて、第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48の後端66同士の間隔Er1、Er2を大きくすることによって、第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48の間隔は、車両11後方へ向けて漸増(Ef1<Er1、Ef2<Er2)している。
ミラーハウジング36とミラーベース34との間の距離Bb、Bt(図2)は、車両11の上下方向において変化している。
ミラーハウジング36からの距離が最も小さい距離Tnを有するよう形成された第3突起部48を最小離間突起部とし、ミラーハウジング36からの距離が最も大きい距離Txで形成した第1突起部46を最大離間突起部としたときに、最小離間突起部(第3突起部48)の間隔(Ef2、Er2)がなしている拡開する角度αsに比べ、最大離間突起部(第1突起部46)の間隔がなしている拡開する角度αgを大きく設定している。ミラーハウジング36から第2突起部47までの距離はTmであり、距離Tmは、Tn<Tm<Txである。
前端65同士の間隔Ef1、Ef2のうち、間隔が最も小さい最小前端間隔Ef2を形成した第2突起部47および第3突起部48同士の拡開する角度αsに比べ、最小前端間隔Ef2より大きい前端間隔Ef1を形成した第1突起部46および第2突起部47同士の拡開する角度αgは大きく設定されている。
前述したように、後方視認ミラー取付け装置13は、ミラーハウジング36、支持アーム部35、ミラーベース34で形成されている。
図5に示すように、ミラーハウジング36は、内壁部51は平滑に形成されているが、実際は、内壁部51は、平滑といえるほど平均半径rhが大きい曲面である。内壁部51の曲面のうちミラーベース34に最も近接した部位、言い換えると、ミラーベース34までの距離が最も小さい距離Lnに設定された最接近部51aが形成されている。ミラーベース34が下方に向けて左右に広がる傾斜角θ(図2)を有するため、距離Lnは下方に向けて漸減する。
図2に示すように、内壁部51とミラーハウジング36の天部75とで形成される上の角部は、面取り曲面部76によって滑らかに連続し、内壁部51の下の角部は、面取り曲面部77によって滑らかに連続している。
ミラーベース34は、ここでは、フロントドア12(図1)の窓の外観形状の一部を形成している。さらに、ミラーベース34は、図5に示すように、平滑といえるほど半径rbが大きい曲面である。その結果、ミラーハウジング36の内壁部51に最も近い最狭部55が距離Lnで形成されている。
図2に示すように、ミラーベース34は、ミラーハウジング36からの距離Bb、Btが、車両11(図1)の上下方向において変化している。距離Bbは、ミラーベース34からミラーハウジング36までの距離のうち下の距離である。すなわち、距離Bbは、ミラーハウジング36の内壁部51から支持アーム部35の上面35aに接する水平線とミラーベース34の外表面34aの延長線との交点34bまでの距離である。
距離Btは、図2に示すように、ミラーベース34からミラーハウジング36までの距離のうち上の距離である。すなわち、距離Btは、ミラーハウジング36の内壁部51からミラーハウジング36の天部75に接する水平線とミラーベース34の外表面34aとの交点34cまでの距離である。
図3及び図4に示すように、ミラーベース34は、フロントドア12のサッシュ26(図1)に重なるよう形成された上部81と、この上部81に連なるよう形成されたベースアウタ部82と、このベースアウタ部82に連ねて形成された下部83とを有する。下部83は、支持アーム部35の根元部44に連続し、ドア本体24(図1)の上部85に接続する部位である。
ベースアウタ部82は、第1突起部46、第2突起部47、第3突起部48の裏面にリブ87(図6〜図8)を設けている。
図6〜図8に示すように、第1突起部46の頂部57は、頂点61までの高さの半分から上の部位とする。第2突起部47の頂部58、第3突起部48の頂部59も第1突起部46の頂部57と同様で、半分から上の部位とする。
第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48は、支持アーム部35の上面35a(図2)からミラーハウジング36の天部75までの高さHhの領域(対向面52)に設置されている。
第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48は、前端65を揃えている(図3)。詳しくは、図1及び図3に示すように、これら第1、第2および第3突起部46、47、48の前端65が、線46a上に配置されている。言い換えると、線46aは3つの点(前端65)を通る線である。そして、線46aは、前輪17(図1)および後輪が接地している地面(水平線G)に直角な垂直線(鉛直線)に対し、車両後方へ傾斜角度γだけ傾斜している。
さらに、第1突起部46は、図3に示すように、前端65より後端66が高く傾斜している。詳しくは、図1及び図3に示すように、第1突起部46は、前輪17および後輪が接地している地面(水平線G)に対して、傾斜角度β1だけ傾斜している。
ミラーベース34では、第1突起部46、第2突起部47および第3突起部48の合計3個を配列したが、突起部の数は車両11によって最適化すればよく、1個、2個(2列)、4個(4列)以上でもよい。
次に、車両11の後方視認ミラー取付け装置13の作用を説明する。
後方視認ミラー取付け装置13では、図1、図3及び図4に示すように、走行風Wがミラーハウジング36の内壁部51とミラーベース34との間に流入すると、ミラーハウジング36の平滑な内壁部51によって、内壁部51の後の空気の乱れを抑制することができる(図9(b))。従って、空気抵抗が減少する。
さらに、後方視認ミラー取付け装置13では、走行風Wがミラーハウジング36の内壁部51とミラーベース34との間に流入すると、ミラーベース34の突起部45(第1突起部46、第2突起部47、第3突起部48)によって空気の流れる方向が規制されるので、空気の流れの乱れを抑制することができる(図10(b))。従って、空気抵抗が減少する。
次に、図9及び図10に基づいて本実施例を比較例と比較して説明する。まず、ミラーハウジング36について説明する。
図9(a)は、に示す比較例のミラーハウジング201の比較例を示している。比較例によるミラーハウジング201では、走行風Wがミラーハウジング201の内壁部202とミラーベース203との間に流れると、内壁部202が半径の小さい曲面なので、内壁部202の後方で内壁部202から空気が離れる際に、空気の流れが走行風Wrのように乱れる。従って、空気抵抗が増加する。
図9(b)に示す本実施例によるミラーハウジング36では、走行風Wがミラーハウジング36の内壁部51とミラーベース34との間に流れると、内壁部51が平滑なので、内壁部51の後方で空気の流れが乱れない。従って、空気抵抗が減少する。
次に、ミラーベース34について比較する。
図10(a)に示した比較例によるミラーベース203では、走行風Wがミラーベース203に沿って流れると、上下方向に自由に流れるので、空気の流れが乱れる。従って、空気抵抗が増加する。
図10(b)に示した本実施例によるミラーベース34では、走行風Wがミラーベース34に沿って流れると、突起部(第1突起部46、第2突起部47、第3突起部48)によって空気の流れる方向が規制されるので、空気流の乱れが抑制される。従って、空気抵抗が減少する。
本発明の車両の後方視認ミラー取付け装置は、自動車に好適である。
11…車両、13…後方視認ミラー取付け装置、34…ミラーベース、35…支持アーム部、36…ミラーハウジング、41…鏡体、43…車両の外面、44…根元部、46…突起部(第1突起部)、47…突起部(第2突起部)、48…突起部(第3突起部)、51…ミラーハウジングの内壁部、52…ミラーベースの対向面、55…ミラーベースの最狭部、57…第1突起部の頂部、58…第2突起部の頂部、59…第3突起部の頂部、61…第1突起部の頂部の頂点、62…第2突起部の頂部の頂点、63…第3突起部の頂部の頂点、65…突起部の前端、66…突起部の後端、68…稜線部、71…上側部、72…下側部、Ef1、Ef2…前端同士の間隔、Er1、Er2…後端同士の間隔、αs…突起部(第2突起部、第3突起部)同士の拡開する角度、αg…突起部(第1突起部、第2突起部)同士の拡開する角度。

Claims (8)

  1. 車両の後方視認ミラー取付け装置であって、
    鏡体を内部に設けたミラーハウジングと、
    前記ミラーハウジングを車両の外側面から離して支持している支持アーム部と、
    前記支持アーム部の根元部に一体的に形成され、前記ミラーハウジングに近接する車両の外側面の一部を形成しているミラーベースと、
    前記車両の前後方向に延び、前記ミラーハウジングへ向けて突出するよう前記ミラーベースに形成された突起部と、
    を備えていることを特徴とする車両の後方視認ミラー取付け装置。
  2. 前記ミラーハウジングは、前記ミラーベース方向へ向くよう形成された実質的に平滑な内壁部を有しており、
    前記突起部は、前記内壁部に対向している対向面に形成されている、請求項1に記載の後方視認ミラー取付け装置。
  3. 前記ミラーベースは、前記ミラーハウジングに最も近接した最狭部を有し、
    前記突起部は、前記車両の前後方向の長さの中央に形成された頂部を有し、
    前記頂部は、前記最狭部に位置している、請求項1又は請求項2に記載の後方視認ミラー取付け装置。
  4. 前記頂部は、前記ミラーベースからの高さが最も高い頂点を有し、
    前記頂点は、前記最狭部より前記車両後方側に設けられている、請求項3に記載の後方視認ミラー取付け装置。
  5. 前記突起部は、スピンドル状に形成されて、前記突起部の前端を前記車両前方側に設け、前記前端から前記突起部の後端まで稜線部が形成され、前記稜線部に連なり前記車両の上方へ向く上側部及び前記車両の下方へ向く下側部が凹状に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の後方視認ミラー取付け装置。
  6. 前記突起部は、前記車両の上下方向に離間して複数列並べて設けられ、前記突起部の前端同士の間隔に比べて、前記突起部の後端同士の間隔を大きくすることによって、前記突起部の間隔が前記車両後方へ向けて漸増している、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の後方視認ミラー取付け装置。
  7. 前記ミラーハウジングと前記ミラーベースとの間の距離は、前記車両の上下方向において変化しており、
    前記ミラーハウジングからの距離が最も小さい前記突起部を最小離間突起部とし、前記ミラーハウジングからの距離が最も大きい前記突起部を最大離間突起部としたときに、前記最小離間突起部の前記間隔がなしている拡開する角度に比べ、前記最大離間突起部の前記間隔がなしている拡開する角度を大きく設定している、請求項6記載の車両の後方視認ミラー取付け装置。
  8. 前記前端同士の間隔が最も小さい最小前端間隔を形成した前記突起部同士の拡開する角度に比べ、前記最小前端間隔より大きい前端間隔を形成した前記突起部同士の拡開する角度は大きく設定されている、請求項6又は請求項7に記載の後方視認ミラー取付け装置。
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