JP6326884B2 - 車両のドアミラー - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアミラーの構造に関する。
ドアミラーは、車両のフロントドアの前方に取り付けられている。車両の走行時に車体は風を受け、ドアミラーの周りには、前方からフロントガラスに当たりドアミラー側に流れてくる風、前方からまっすぐドアミラーに当たる風、タイヤから巻き上げられてドアミラーに当たる風などが混在して流れている。風がドアミラーに当たると、ドアミラーによって分散されるとともに、ドアミラーから剥離して後方へと流れる。このとき、分散された風は、ドアミラーのハウジングの周囲において、ハウジングと車体側面との間を通過する気流、ハウジングの上側を通過する気流、ハウジングの側方(車幅方向外側)を通過する気流、ハウジングの下側を通過する気流となって後方へと流れる。
上述のように、車両の走行時にはドアミラー付近に複雑な気流が発生するため、気流の乱れによる風きり音の音圧の変化が、乗員にざわつき音として感じられる場合がある。また、ハウジングと車体側面との間を通過した風(気流)はドアガラスの付近に流れて、風の流れる音が乗員に騒音として聞こえる場合がある。また、ドアミラーから剥離した風(気流)が渦を生じ、ドアガラスに当たることで騒音として聞こえる場合がある。このような車両の走行時に生じるドアミラー付近の風の流れに起因する空力騒音の低減を図る技術が提案されている。
例えば特許文献1には、車体への固定基部となる取付部の車両後方側縁部近傍表面に、側縁部に沿って形成された突起を有するドアミラーが開示されている。この技術では、側縁部に形成された突起により、ハウジングとドアミラーの取付部との間に吹き込んだ風によって発生する乱流を車体(ドアガラス面)から離して後方に流し、騒音となる風音を低減することができるとされている。
また、特許文献2には、ハウジングの車両と対面しない外側面のみに複数個の突起を並設し、外側面に沿って流れる気流が突起の間を流れて整流されるように構成されたドアミラーが開示されている。この技術では、外側面の突起により、ドアミラーの外側面への気流が整流されて、剥離渦による圧力変動及びミラーの振動を防止することが可能となるとされている。
特開2007−137130号公報 特許第4240383号
車両のドアミラー付近の風の流れの中でも、ハウジングの下側では、各方向の風が集まることで流速、流量、又は方向が乱れやすく、これらの変動により空力騒音を生じる。上記の特許文献1,2では、ドアミラーのハウジングと車体との間、及びハウジングの外側面に流れる風(気流)を整流する技術が開示されているが、ドアミラーのハウジングの下側を通過する風に着眼したものではなかった。
本発明は上記のような課題に鑑み創案されたもので、本件の目的の一つは、車両の走行時に生ずるドアミラー付近の風の流れに起因する空力騒音の低減を図ることができるようにした車両のドアミラーを提供することである。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する車両のドアミラーは、ミラーが収納されたハウジングと、前記ハウジングを車体の側面に取り付けるベース部とを備えた車両のドアミラーである。前記ベース部は、前記車体の側面に固定される取付部と、前記取付部から車幅方向外側へ突設され前記ハウジングを下方から支持する支持部とを有している。また、前記支持部は、車両前後方向に沿う縦断面形状において下面が下方に膨出する逆翼断面形状に形成されており、前記下面の車両前後方向中間部前記支持部の前端及び後端に対して下方へ突設されるとともに車両後方へ行くに従って前記車体の側面から離れるように車両前後方向に延設されたビード部が設けられている。
(2)前記支持部は、その後端に上下方向に延在して上面と前記下面とに連接する後面を有することが好ましい。
(3)前記ビード部の前端は、前記支持部の前後方向中央よりも後方に形成されていることが好ましい。
(4)前記ビード部の後端は、前記支持部の後端よりも前方に形成されており、前記ビード部の後端の曲率半径は、前記支持部の後端の曲率半径よりも小さく形成されていることが好ましい。
開示の車両のドアミラーによれば、車両走行時に、ドアミラーのハウジングを下方から支持する支持部の下側を通過する風の流速を高めるとともに整流することで、ドアミラー付近の風の流れに起因する空力騒音を低減することができる。
一実施形態に係るドアミラーを備えた車両の左前側面を示す斜視図である。 一実施形態に係るドアミラーを備えた車両の前部の左側面図である。 一実施形態に係るドアミラーの側方下面を示す斜視図である。 一実施形態に係るドアミラーを左側面から見たときの支持部の縦断面図である。 一実施形態に係るドアミラーのベース部の後方下面を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.構造]
本実施形態に係る車両のドアミラー1について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態のドアミラー1を備えた車両の左側のドアミラー1の周辺を示す斜視図であり、図2は図1の車両の前部の左側面図である。図3は、本実施形態のドアミラー1を側方下側からやや後方に向かって見上げたときの斜視図(図2のB方向矢視図)である。以下の説明では、車両の進行方向を前方、逆側を後方とし、前方を基準に左右を定める。また、重力の方向を下方、逆側を上方として説明する。なお、ここでは、車両の左側面に取り付けられたドアミラー1について説明するが、車両の右側面に取り付けられるドアミラーについても、本実施形態のドアミラー1と左右対称となるようにして同様に構成される。
図1及び図2に示すように、ドアミラー1は、フロントドア81の前端部分のフロントピラー73の前端部(下端部)近傍に取り付けられる。より具体的には、ドアガラス83の前方のドアサッシュ82の前端部分と、ドアパネル84とに囲まれた領域に取り付けられる。
ドアミラー1は、ミラー12が収納されたハウジング11と、ハウジング11を車体71の側面に取り付けるベース部21とを備える。ベース部21は、車体71の側面に固定される取付部31と、取付部31から車幅方向外側へ突設されハウジング11を下方から支持する支持部41とを有する。ドアミラー1は、フロントドア81のドアサッシュ82の前端部分であって、ドアガラス83の前方の位置に、ベース部21の取付部31がボルト締結されることにより取り付けられる。
支持部41は、車両の前後方向に対して略平行となるように、取付部31から車幅方向外側に向かって略水平に突設される。
ハウジング11は、図1に示すように、支持部41の上面42における車幅方向外側の端部付近において、取付部31との間に間隔をあけて配置され、図示しないシャフトが下方から通されてボルト締結されることによって、このシャフトを中心に支持部41に対して回動可能に取り付けられる。本実施形態に係るドアミラー1は可倒式であって、走行時には図1に示すようにミラー12が後方に向くようにハウジング11が側方に展開されて、ミラー12によって運転者が車体71の後側方を確認できる。一方、駐車時や挟路を走行する場合等には、ハウジング11を後方に折りたたんで収納できる。
次に、支持部41の構造について詳述する。図4は、ドアミラー1を左側面から見たときの支持部41の縦断面図(図3のA−A′矢視断面図)である。図4の断面は、後述するビード部51の頂部に沿って上下方向に切断したものであり、水平面に対し垂直となる面を示す。図5は、ドアミラー1のベース部21を後方下側からやや前方に見上げたときの斜視図(図4のC方向矢視図)である。なお、図4では、ビード部51の頂部を通過する断面を実線で示しているが、ビード部51が設けられていないとした場合に支持部41がなす下面43の形状を二点鎖線で示している。つまり、ビード部51がない場合の支持部41の車両前後方向に沿う縦断面形状は、図4の断面において、ビード部51の部分が二点鎖線により示される形状となる。
図3及び図4に示すように、支持部41は、取付部31から突設されて、支持部41の上面42、前縁44、後端46、及び下面43の一部をなす上側部材48と、支持部41の下面43をなすとともにビード部51,61が一体に形成される下側部材49とからなる。すなわち、上側部材48の下側に下側部材49を組み付けることによって、支持部41が構成される。なおここでは、上側部材48は取付部31と一体成形されており、ハウジング11は上側部材48の上面(支持部41の上面42)に位置決めされて上側部材48の下側からボルトで締結された後、下側部材49が装着される。
図3及び図5に示すように、支持部41は、下方から見た場合に、取付部31から車幅方向外側に向かうに従って前縁44が後退することで車両平行面D−D′に対して斜めになるとともに、前後方向の長さが狭まるよう形成される。これにより、支持部41は、取付部31と接する面を底辺として、この底辺の対頂点が切り落とされた三角形状をした後退翼形状に形成されている。
図4に示すように、支持部41は、車両前後方向に沿う縦断面形状において、上面42が略平面状であるのに対して下面43が下方に曲面状に膨出して形成された逆翼断面形状となっている。支持部41は、上面42と下面43とが車両前方において合流する前縁44が、なだらかな曲面を描いて前方に向かって先細形状となるように形成される。前縁44の先端部となる前端45は、支持部41の上面42寄りに設けられる。
上面42は前端45から上方に張り出して、前縁44から後ろの部分では略水平な平面状に形成される。下面43は、前端45から支持部41の中間部付近までの部分は下方に湾曲して上面42よりも大きく張り出しており、さらに後ろの部分では緩やかなカーブを描いて後端46に向かうにつれて上面42側に近づくよう形成される。
このように、支持部41の縦断面形状を上述した逆翼断面形状とすることにより、車両の走行時に、支持部41の上面42に沿って流れる風の流速より、支持部41の下面43に沿って流れる風の流速が速くなるようにしている。
また、支持部41は、その後端46に上下方向に延在して上面42と下面43とに連接する後面47を有する。すなわち、支持部41は、上面42と下面43とが後部に向かうにつれて互いに接近した後に集合して尖ったエッジ(後縁)を形成するのではなく、図4に示すように、上面42と下面43の後部の上下に曲率半径R2を有するコーナー部を形成して略平面状の後面47が形成される。これにより、支持部41の後端部は、支持部41の上面42及び下面43に沿って流れる風が上面42及び下面43から剥離し易い形状とされている。
図5に示すように、支持部41にはその下面43に、下方へ突設されるとともに車両前後方向に延設されたビード部51,61が設けられる。ビード部51,61は、車両平行面D−D′に対して所定の角度αをなして、車両前後方向に延設される。つまり、ビード部51,61は、車両後方へ行くに従って車体71の側面から離れるように後方かつ車幅方向外側に傾斜した状態で設けられる。図5では、ビード部61と車両平行面D−D′とのなす角度αを模式的に示しているが、ビード部51についても同様に車両平行面と角度αをなして設けられる。すなわち、二つのビード部51,61は略平行に延設される。
ビード部51,61は、フィン形状の突起物である。より具体的には、ビード部51,61は、角部が丸みをもち車両前後方向に延設された略錘台形状に形成され、その下端(すなわち、ビード部51,61の頂部)は先鋭ではなく曲面状あるいは平面状に形成される。また、ビード部51,61の前端52,62が先細り形状となるように形成される。図4に示すように、ビード部51,61は、その前端52,62付近では支持部41からの立ち上がりからなだらかな曲面を描いて突出量を増すのに対し、後端53,63付近では曲率半径R1を有するコーナー部を有するとともに、内側に反るようにして支持部41の後端46と接して形成される。
ビード部51,61は、前端52,62が支持部41の前後方向中央よりも後方に形成される。すなわち、ビード部51,61の前端52,62が支持部41の前縁44よりも後方であって、下面43の緩やかなカーブを描く部分に設けられる。より好ましくは、ビード部51,62は、支持部41の前後方向位置において、後ろ側の3分の1程度の位置に形成される。
ビード部51,61は、後端53,63が支持部41の後端46よりも僅かに前方に形成される。具体的には、図4に示すように、ビード部51,61の後端53,63は、支持部41の後端46よりも前方に形成されるとともに内側に反るように形成されることで、支持部41はその後部において、後端46の前側にビード部51,61によって一段の段差が設けられる。また、図4に示すように、ビード部51,61の後端53,63の曲率半径R1は、支持部41の後端46の曲率半径R2よりも小さく形成される。
ビード部51,61と車両平行面D−D′とのなす角度αは、ビード部51,61により、支持部41の下面43側を通過する風(気流)をドアガラス83から遠ざかる方向に整流する点からは、0度よりも大きいことが好ましい。一方、ビード部51,61自体が風の抵抗となり騒音が生じることを避ける点からは、角度αは30度よりも小さいことが好ましい。
[2.作用,効果]
図1及び図2に示すように、上記のドアミラー1が設けられた車両の走行時に、ドアミラー1の周辺には図1及び図2中に矢印a〜eで模式的に示した風(気流)が混在して流れている。具体的には、矢印aは、車両の走行時にフロントガラス72に当たりドアミラー1側に流れてくる風が、ハウジング11と取付部31(車体71)との間の空間を通り後方へ通過する流れであり、矢印bは、ドアミラー1の前方から流れてくる風が、ハウジング11と取付部31との間の空間であって支持部41の上側を通過する流れである。また、矢印cは、ドアミラー1の前方から流れてくる風が、支持部41に当たりその下側を通過する流れであり、矢印dは、フロントフェンダー74付近を通過して支持部41の下方を通過する風の流れであり、矢印eは、タイヤから巻き上げられてドアミラー1の下側を通過する風の流れである。このように、車両の走行時におけるドアミラー1の付近には、複雑な気流が発生する。
このような風の流れのうち、ドアミラー1の前方から流れてきて支持部41の周辺を通過する風(気流)の流れを図4中に矢印f〜iで模式的に示す。図4において、矢印f〜iは、車両の走行時にドアミラー1の前方から流れてきた風が、支持部41に当たって分岐して、支持部41の後方へと通過する流れを表している。より具体的には、矢印fは、支持部41の上側(上面42の側)を通過する風の流れであり、矢印g〜iは、支持部41の下側(下面43の側)を通過する風の流れである。
図1、図2及び図4に示すように、支持部41の上側は、車体71の側面に固定された取付部31とハウジング11との間の狭い空間となるため、ここを流れる矢印a、矢印b、及び矢印fで示される風の流量が増えると騒音が大きくなる。また、図4に示すように、矢印fで示される支持部41の上側を通過した風は支持部41から剥離して渦を発生し、この風がドアガラス83に当たることによっても騒音の増大に繋がる。
これに対して、上記のドアミラー1によれば、支持部41が、車両前後方向に沿う縦断面形状において下面43が下方に膨出する逆翼断面形状に形成されている。このため、図4において矢印g〜iで示されるように、下面43に沿って支持部41の下側を通過する風の流速が、矢印fで示されるように上面42に沿って支持部41の上側を通過する風の流速よりも速くなる。これにより、前方から来る風を積極的に支持部41の下側に流すことができ、騒音の原因となる支持部41の上側に流れる風の流量を減らすことができる。また、支持部41の下側の流速を高めることにより、支持部41の上側を通過した風は、流速の速い支持部41の下側を通過した流速の速い風によって下方向に引っ張られる。これにより、支持部41の上側を通過した風が、斜め上方向に剥離することを抑制して、後ろ方向に向けて剥離させることで、ドアガラス83よりも下方に流すことができる。これらによって、ドアミラー1の前方から流れてきて支持部41から剥離することで渦を生じた風がドアガラス83に当たることを防ぐことができ、騒音を低減することができる。
また、上記のドアミラー1によれば、支持部41は、その下面43に、下方へ突設されるとともに車両の後方へ行くに従って車体71の側面から離れるように車両前後方向に延設されたビード部51,61が設けられている。ビード部51,61によって、矢印g〜iで示される支持部41の下側を流れる風を整流することにより、下面43から風が剥離する際に勢いをつけて剥離を安定化させるとともに、剥離の起点を外方向に向けることで、車体71から車幅方向外方向に整流して流すことができる。これにより、ドアミラー1の前方から流れてきて支持部41の下側を通過して剥離した風がドアガラス83から遠ざかるように流れることで、剥離した風が車体71及びドアガラス83に吸い寄せられて音として聞こえることを防ぎ、騒音を低減することができる。このとき、支持部41の上側を通過した風についても、支持部41の下側を通過した風の作用により、車体71から離れる車幅方向外側に流すよう導くことができる。
また、車両が走行時に横風を受けて、ドアミラー1付近を通過する風がこの横風の影響を受ける場合であっても、ビード部51,61によって支持部41の下側を流れる風をドアガラス83に近づけないよう整流して流すことができる。また、ビード部51,61により、矢印gで示される下面43に沿って流れる風が横風によって支持部41の面上を蛇行してドアガラス83に当たることがないよう、まっすぐに剥離させることができる。
上記のドアミラー1では、支持部41は、その後端46に、上下方向に延在して上面42と下面43とに連接する後面46を有する。後面46により、支持部41の上面42及び下面43に沿って流れる風が上面42及び下面43から剥離しやすくなり、支持部41から剥離した風が後端46に沿って回り込むことを防いで、後ろ方向に向けて飛ばすようにして流すことができる。よって、支持部41の下側を通過した風が回りこみによりドアガラス83に当たることを抑制することができ、騒音を低減することができる。
上記のドアミラー1では、ビード部51,61の前端52,62は、支持部41の前後方向中央よりも後方に形成されている。ビード部51,61が支持部41の前縁44付近から後方に向けて形成されている場合には、ビード部51,61が風切り音を発して、ビード部51,61そのものが騒音源となる場合がある。ドアミラー1では、前端52,62が支持部41の前後方向中央よりも後方に形成されているビード部51,61によって、ビード部51,61からの風切り音を抑えて騒音を低減するとともに、剥離する風を整流することができる。
上記のドアミラー1では、ビード部51,61の後端53,63は、支持部41の後端46よりも前方に形成されており、ビード部51,61の後端53,63の曲率半径R1は、支持部41の後端46の曲率半径R2よりも小さく形成されている。ビード部51,61で整流した風を支持部41から剥離させる剥離効果を高めるためには、ビード部51,61の後端53,63の曲率半径R1が小さいことが好ましい。一方、安全性の面からは、車両外方へ突設される支持部41の端部は曲率半径が小さい突起部分を有さない方が好ましい。上記のドアミラー1では、ビード部51,61の後端53,63が、支持部41の後端46よりも前方に形成されることで、支持部41の後部に段差を設けた形状となるとともに、後端53,63の曲率半径R1が、後端46の曲率半径R2よりも小さく形成されている。このため、支持部41の後ろ側に曲率半径が大きい後端46が設けられることによって、突出した部分を有さないようにして安全性を高めた上で、曲率半径の小さいビード部51,61の後端53,63において剥離効果を高めることができる。
[3.変形例]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、下面43にビード部51,61を二つ設けた場合について説明したが、ビード部の個数は二つに限定されない。例えば、構成をできるだけ簡素にしつつ下面43に沿って流れる風を車幅方向外側に流すためにビード部を一つにしてもよいし、下面43に沿って流れる風を整流して支持部41からより剥離させやすくすることを考えて、ビード部を三つ以上設けてもよい。また、ビード部51,61の具体的な形状は上記のものに限られず、支持部41の下面43から下方に突設されるとともに後方に行くに従って車両側面から離隔するように車両前後方向に延設されていればよい。
上述の実施形態では、支持部41は、ビード部51,61が下側部材49と一体成形されている場合について説明したが、ビード部51,61は、支持部41とは別体で成形された後、支持部41の下側に装着される構成であってもよい。
上述の実施形態では、支持部41の上面42が平面状に形成されている場合について説明したが、上面42の形状はこれに限られない。支持部41が車両前後方向に沿う縦断面形状において、少なくとも、下面43が下方に凸状に湾曲した円弧状の形状をなし、支持部41の下側を通過する風の流速が上側を通過する風の流速よりも速くなる形状であればよい。例えば、上面42は下方に窪むようにして形成されていてもよく、または、下面43が下方に膨出するよりも小さい範囲であれば、上面42は上方に膨出するように形成されていてもよい。
1 ドアミラー
11 ハウジング
12 ミラー
21 ベース部
31 取付部
41 支持部
42 上面
43 下面
44 前縁
45 支持部の前端
46 支持部の後端
47 後面
51,61 ビード部
52,62 ビード部の前端
53,63 ビード部の後端
71 車体

Claims (4)

  1. ミラーが収納されたハウジングと、前記ハウジングを車体の側面に取り付けるベース部とを備えた車両のドアミラーであって、
    前記ベース部は、前記車体の側面に固定される取付部と、前記取付部から車幅方向外側へ突設され前記ハウジングを下方から支持する支持部とを有し、
    前記支持部は、車両前後方向に沿う縦断面形状において下面の車両前後方向中間部前記支持部の前端及び後端に対して下方に膨出する逆翼断面形状に形成されており、前記下面に下方へ突設されるとともに車両後方へ行くに従って前記車体の側面から離れるように車両前後方向に延設されたビード部が設けられている
    ことを特徴とする、車両のドアミラー。
  2. 前記支持部は、その後端に上下方向に延在して上面と前記下面とに連接する後面を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両のドアミラー。
  3. 前記ビード部は、前記支持部の前後方向中央よりも後方に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の車両のドアミラー。
  4. 前記ビード部の後端は、前記支持部の後端よりも前方に形成されており、
    前記ビード部の後端の曲率半径は、前記支持部の後端の曲率半径よりも小さく形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両のドアミラー。
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