JP6356191B2 - ミラー取付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後方視認用のミラー取付け装置に関する。
特許文献1には、ミラーを取付けるミラーハウジングと、支持アーム部を介してミラーハウジングを車両側面で保持するミラーベースとを有するミラー取付け装置が開示されている。係るミラー取付け装置には、ミラーベースの側面(車両側面)から車幅方向の側方(水平方向)に延びる突起部が配置されており、ミラーハウジングとミラーベースとの間を流れる走行風を整流することができるように構成されている。
特許第5607181号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、ミラーベースの側面(車両側面)に突起部が配置されているため、車両側面のミラーハウジングとミラーベースとの距離が離れた場合、突起部による整流効果が低減することにより、ミラーハウジングの内側側壁と車両側面との間を走行風が流れにくくなり得る。例えば、ミラーハウジングの内側側壁と車両側面との間で澱んだ走行風がミラーハウジングの外側(前側コーナー部側)に流入することにより、ミラーハウジングの外側に流れる走行風(空気)の量が多くなり、ミラーハウジングの前側コーナー部で剥離した走行風がミラーハウジングの後方に巻き込まれる風の流れを抑えることが困難となり得る。
本願発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、車両側面とミラーハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能なミラー取付け装置の提供を目的とする。
本発明の第1の側面のミラー取付け装置は、鏡体を内部に設けたハウジング部と、車両の側面から車幅方向の外方に向かって延びると共に、前記ハウジング部と前記車両の側面とを連結する連結部と、前記車両の側面と前記ハウジング部との間において、前記連結部から上方に向かって突出し、前記車両の車幅方向に比べて前記車両の前後方向の長さが長くなるように形成された突起部と、を備え、前記突起部の前端部が前記ハウジング部の前端部よりも前方に位置するように、前記突起部は前記連結部に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の第の側面のミラー取付け装置は、前記突起部は、前端部から後方に向かって車幅方向の幅が大きくなる前側部と、前記前側部よりも後方において前方から後端部に向かって車幅方向の幅が小さくなる後側部と、を有し、前記前側部と前記後側部との接続部が前記ハウジング部の前端部よりも前方に位置するように、前記突起部は前記連結部に配置されていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、車両側面とミラーハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能なミラー取付け装置を提供することが可能になる。すなわち、車両側面とミラーハウジングとの間の間隔を突起部によって車幅方向に分割することで、突起部とミラーハウジングとの間の間隔が狭くなることから車両側面とミラーハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能になる。
車両側面に沿ってながれる空気を突起部で整流しつつ、その整流された空気に引き寄せるようにミラーハウジング側から車両側面側へ空気を導くことができるので、ミラーハウジングの車幅方向外側端から剥離する空気の量を減らすことができ、空力性能を高めることが可能になる。
本発明の第の態様によれば、車両の前コーナー部で剥離した空気がミラーハウジングに付着するまでの領域(ハウジング部の前端部の内側領域)に生じる渦流によって負圧が発生した場合であっても、ミラーハウジングよりも前方に突起部を配置することで、係る領域の渦流を整流して車両の側面とミラーハウジングとの間の空間に空気を流すことができるので、空力性能を改善することが可能になる。
本発明の第の態様によれば、前側部の車幅方向外側の面に沿って流れる風がミラーハウジングと干渉するよりも先に、後側部の車幅方向外側の面に沿わせて車両側面側に引き寄せることができるので、よりミラーハウジング側から空気を引き寄せることが可能になる。
本発明の実施形態に係る車両のミラー取付け装置の側面図である。 ミラー取付け装置を車両後方(図1の矢印2)から見た図である。 ミラー取付け装置を車両前方(図1の矢印3)から見た図である。 車両側面とミラーハウジングとの間に突起部を配置した構成を示す図。 車両側面とミラーハウジングとの間に突起部を配置した構成を示す図。 車両側面とミラーハウジングとの間に突起部を配置した構成を示す図。 突起部を配置しない比較例を示す図。 突起部を配置しない比較例を示す図。
以下、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
(ミラー取付け装置の構成)
本実施形態のミラー取付け装置は、鏡体を内部に設けたハウジング部と、車両の側面から車幅方向の外方に向かって延びると共に、ハウジング部と車両の側面とを連結する連結部とを備える。車両の側面とハウジング部との間において、連結部から上方に向かって突出し、車両の車幅方向に比べて車両の前後方向の長さが長くなるように形成された突起部が連結部に配置されている。車両の側面とハウジング部との間の間隔を突起部によって分割することで、突起部とハウジング部との間の間隔が狭くなることから、車両側面とハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能になる。以下、ミラー取付け装置の具体的な構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るミラー取付け装置13の構成を示す車両11の側面図であり、図2は、ミラー取付け装置13を車両11の後方(図1の矢印2)から見た図である。図1に示すように車両11は、フロントボデー16と、フロントボデー16に支持された前輪17と、車室18の側面をなすサイドボデー21と、サイドボデー21に取付けられたフロントドア12と、を有する。フロントドア12は、ドア本体14と、ドアガラス25と、ドアガラス25を支持するサッシュ15と、車両11の外側面27と、三角窓31とを備えている。サイドボデー21、三角窓31、外側面27、ドアガラス25等により構成される車両11の側面をまとめて、以下、側面50として示すものとする。
図2に示すように、ミラー取り付け装置13は、車両11に取り付けられるミラーベース24と、ミラーベース24に回転可能に取り付けられるミラーハウジング34とを有する。ここで、ミラーベース24は、車両11に取り付けられる車両側面の部材26と、車両側面から車幅方向の外方に向かって張り出したミラーベース張出部28とを有する。
また、ミラーハウジング34は、鏡体37を内部に設けたハウジング部36と、ハウジング部36の内側側壁23から車両側面側に張り出したハウジング張出部38とを有する。ハウジング張出部38はミラーベース張出部28に対して回転可能に取り付けられている。ミラーハウジング34はハウジング張出部38を介してミラーベース24に対して回転可能に取り付けられる。
連結部35は、ミラーベース張出部28とハウジング張出部38とを有し、連結部35は、車両11の側面50から車幅方向の外方に向かって延びると共に、ハウジング部36と車両の側面50とを連結する。突起部100は、車両11の側面50とハウジング部36との間において、連結部35から上方に向かって突出し、車両11の車幅方向に比べて車両11の前後方向の長さが長くなるように形成されている。
突起部100は、連結部35の支持面44上に配置されている。支持面44を基準とした、突起部100の上端部までの高さをhtとし、ハウジング部36の天部22までの高さをHhとする。突起部100の高さhtと、ハウジング部36の高さHhとに関して、突起部100の高さht=α×Ht(係数α:0<α≦1)という関係が成り立つ。ここで係数αは、間隔Sに基づいて設定可能な係数である。
図2に示す構成では、ミラー取付け装置13は、車両11の左側面に配置されている構成を示しているが、ミラー取付け装置13は、車両11の右側面にも同様に配置されている。図2において、ハウジング部36の内側側壁23と、車両11の側面50との間隔(支持面44の車幅方向の間隔)は「S」で示されている。突起部100は、側面50とハウジング部36との間において、連結部35の支持面44上に配置されており、車両11の側面50とハウジング部36との間の間隔Sを分割する。間隔Sを突起部100によって分割することで、突起部100とハウジング部36との間の間隔が狭くなることから、車両11の側面50とハウジング部36との距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能になる。
図2において、突起部100は、連結部35を構成するミラーベース張出部28側の支持面に配置されている例を示しているが、本実施形態は、この例に限定されるものではなく、例えば、突起部100をハウジング張出部38側の支持面に配置してもよい。また、突起部100は、支持面44上において、間隔Sの略中央部に配置されている例を示しているが、本発明の趣旨は、この例に限定されるものではない。例えば、間隔Sの大きさに応じて、複数の突起部100を所定のピッチで、間隔S内に複数列配置することも可能である。
図3は、ミラー取付け装置13を車両11の斜め前方(図1の矢印3)から見た図である。ミラーベース24は、車両11に取り付けられる車両側面の部材26と、車両側面から車幅方向の外方に向かって張り出したミラーベース張出部28とを有しており、ミラーハウジング34は、ハウジング部36と、ハウジング部36の内側側壁23から車両側面側に張り出したハウジング張出部38とを有する。連結部35は、ミラーベース張出部28とハウジング張出部38とを有しており、突起部100は、車両11の側面50とハウジング部36との間において、連結部35上に配置されている。突起部100が、側面50とハウジング部36との間に配置されると、突起部100と側面50との間隔および突起部100とハウジング部36との間の間隔がそれぞれ狭くなることから、車両11の側面50とハウジング部36との距離が離れた場合でも、突起部100の整流効果により、走行風Wの流れを整えることができる。
突起部100の整流効果により、車両11の前方から流れる走行風Wは、ハウジング部36の内側側壁23側で澱むことなく、ハウジング部36の内側側壁23と車両11の側面50との間に流入するように、走行風Wの流れは整えられる。それにより、内側側壁23側から外側側壁29(前側コーナー部)側に流れる走行風の量を少なくすることができる。
図4は、車両11を上方から見た状態について、車両11の側面50と車両11の右側面に配置されたハウジング部36との間に突起部100を配置した構成を示す図である。図4に示す構成では、突起部100の断面形状と、ハウジング部36に対する突起部100の相対的な配置位置とを模式的に示している。突起部100は、連結部35から車両11の上方に向かって突出し、かつ、車両11の前後方向に延びるように形成されている。突起部100の車両前後方向の長さ(前端部C1から後端部C3までの長さ)は「L」である。突起部100の前端部C1がハウジング部36の前端部45よりも前方に位置するように、突起部100は連結部35に配置されている。断面形状として、突起部100は、前端部C1から後方に向かって車幅方向の幅が大きくなる前側部101と、前方から後端部C3に向かって車幅方向の幅が小さくなる後側部102と、を有する。
接続部C2(接続点)において、前側部101と後側部102とが接続する。突起部100の表面が滑らかに連続するように、前側部101と後側部102とは屈曲点を介さずに滑らかに接続されており、突起部100の接続部C2における表面の連続性は維持されている。また、前側部101と後側部102との接続部C2がハウジング部36の前端部45よりも前方に位置するように、突起部100は連結部35に配置されている。
このような断面形状および配置位置に基づいて、突起部100を構成することにより、走行風Wの流れを乱すことなく、ハウジング部36の前端部の内側領域41における気圧の低下を抑制(負圧を抑制)することができるとともに、ハウジング部36の前端部の内側領域41から走行風Wを引き寄せて、ハウジング部36の内側側壁23と側面50との間を走行風Wが流れるように流れを整えることが可能になる。
突起部100による具体的な整流効果について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。また、図7及び図8は、突起部100を配置しない比較例を示す図である。図5から図8では、車両11を上方から見た状態において、車両11の右側面側に配置されたハウジング部36と、車両11の側面50とを模式的に示している。
図5及び図6は、車両11の側面50とハウジング部36との間に突起部100を配置した構成を示す図である。まず、図5を用いて、走行風Wが車両11の正面から流れて、ハウジング部36に当たる場合の突起部100の整流効果を説明する。図5に示す構成では、車両11の側面50とハウジング部36との間に突起部100を配置して車両の側面50と突起部100との間の隙間を狭くすることにより、車両側面に沿って流れる空気を突起部で整流しつつ流速を速めることができるので、その整流された空気に引き寄せるように、ハウジング部36の前端部の内側領域51から車両11の側面50側へ空気を導くことができる。これにより、ハウジング部36の前端部の外側領域52側に流入する走行風(空気)の量を減らすことができる。すなわち、ハウジング部36の車幅方向の外側端から剥離する空気の量を減らすことができ、空力性能を高めることが可能になる。
次に図6を用いて走行風Wが車両11の斜め方向から流れて、ハウジング部36に当たる場合の突起部100の整流効果を説明する。突起部100の前端部がハウジング部36の前端部65よりも前方に位置するように、突起部100は連結部35に配置されている。ハウジング部36の前端部65よりも前方に突起部100を配置することで、ハウジング部36よりも手前で突起部100に走行風を付着させることができ、突起部100の表面(外側面の表面100a)に沿わせて走行風をハウジング部36と突起部100との間に流すことができる。すると、その流れに引き寄せるように、車両11の側面50と突起部100との間に空気を流すことができるので、車両11の側面50に沿わせた走行風の流れを形成することができる。従って、車両11の側面50とハウジング部36との間の空間に空気を流すことができるので、ハウジング部36の前端部65の内側領域61に大きな負圧を発生することを抑制でき、空力性能を改善することができる。
ここで、突起部100とハウジング部36との相対的な位置関係として、突起部100は、図4で説明したように、突起部100の前端部C1から後方に向かって車幅方向の幅が大きくなる前側部101と、前方から後端部C3に向かって車幅方向の幅が小さくなる後側部102と、を有している。そして、前側部101と後側部102との接続部C2がハウジング部36の前端部65よりも前方に位置するように、突起部100は連結部35に配置されている。従って、前側部の車幅方向外側の面に沿って車幅方向外側に向かって流れる風がミラーハウジングと干渉するよりも先に、後側部の車幅方向外側の面に沿わせて車両側面側に引き寄せることができるので、走行風が澱むことを抑制できる。
図6に示す突起部100は、ハウジング部36の前端部の内側領域61における気圧の低下を抑制(負圧を抑制)し、ハウジング部36の前端部の内側領域61から走行風Wを引き寄せて、ハウジング部36の内側側壁23と側面50との間を走行風Wが流れるように流れを整えることを可能にする。また、図6に示す突起部100の構成により、ハウジング部36の前端部の外側領域62側に流入する走行風(空気)の量を減らすことができる。すなわち、すなわち、ハウジング部36の車幅方向の外側端から剥離する空気の量を減らすことができ、空力性能を高めることが可能になる。
次に、図7及び図8を用いて比較例の構成を説明する。図7は、走行風Wが車両11の正面から流れて、ハウジング部36に当たる場合の比較例を示す図である。図7に示す比較例の場合、ハウジング部36の前端部の内側領域71では、ハウジング部36に当たった走行風の渦流が発生することにより走行風が澱み、ハウジング部36の内側側壁23と車両11の側面50との間を走行風が流れにくくなる。前端部の内側領域71で澱んだ空気に妨げられた走行風が前端部の外側領域72側に流入することにより、ハウジング部36の外側側壁29(前側コーナー部)側に流れる走行風(空気)の量が多くなる。剥離点Pでハウジング部36の表面から走行風が剥離すると、剥離した走行風の流れは大きな剥離渦73を発生させて、ハウジング部36の後方に回り込む。剥離渦73は風切り音を生じさせる原因となり得る。
図7に示した比較例では、ハウジング部36の前端部の内側領域71で澱んだ空気に妨げられた走行風が前端部の外側領域72側に流入することにより、ハウジング部36の外側側壁29側に流れる走行風(空気)の量が多くなる現象が生じ得る。一方、本実施形態に係る図5に示す構成では、車両11の側面50とハウジング部36との間の間隔を突起部100によって車幅方向に分割することで、突起部100とハウジング部36との間の間隔が狭くなることから車両側面とハウジング部36を有するミラーハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能になる。
図5に示す構成では、ハウジング部36の前端部の内側領域51から走行風Wを引き寄せて、ハウジング部36の内側側壁23と側面50との間を走行風Wが流れるように流れを整えるとともに、ハウジング部36の外側側壁29(前側コーナー部)側に流れる走行風(空気)の量を低減することができる。ハウジング部36の外側側壁29側における走行風(空気)の量は、突起部100の整流効果により図7の場合に比べて低減される。このため、剥離点Pにおいて、ハウジング部36の表面から走行風が剥離しても、剥離した走行風の流れによる剥離渦53(図5)は、図7に示す剥離渦73に比べて小さくなり、ハウジング部36の後方へ剥離渦53の回り込みを低減し、剥離渦53による風切り音の発生を抑制することが可能になる。
図8は、走行風Wが車両11の斜め方向から流れて、ハウジング部36に当たる場合の比較例を示す図である。図8に示す比較例の場合、車両11の前コーナー部で剥離した走行風Wがハウジング部36に再付着するまでの空間(ハウジング部36の前端部の内側領域81)に大きな負圧が発生するので、そこに渦流が発生する。ハウジング部36の前端部の内側領域81では、負圧の発生により走行風が澱み、ハウジング部36の内側側壁23と車両11の側面50との間を走行風が流れにくくなる。
ハウジング部36の前端部の内側領域81で澱んだ空気に妨げられた走行風が前端部の外側領域82側に流入することにより、ハウジング部36の外側側壁29(前側コーナー部)側に流れる走行風(空気)の量が多くなる。剥離点Pでハウジング部36の表面から走行風が剥離すると、剥離した走行風の流れは大きな剥離渦83を発生させて、ハウジング部36の後方に回り込む。剥離渦83は風切り音を生じさせる原因となり得る。
図8に示した比較例では、ハウジング部36の前端部の内側領域81で澱んだ走行風が前端部の外側領域82側に流入することにより、ハウジング部36の外側側壁29側に流れる走行風(空気)の量が多くなる現象が生じ得る。一方、本実施形態に係る図6に示す構成では、ハウジング部36の前端部65よりも前方に突起部100の接続部(図4のC2)を配置することにより、前端部65よりも前方で走行風の整流を行うことができる。
図6に示す構成では、ハウジング部36の前端部65の内側領域61から走行風Wを引き寄せて、ハウジング部36の内側側壁23と側面50との間を走行風Wが流れるように流れを整えるとともに、ハウジング部36の外側側壁29(前側コーナー部)側に流れる走行風(空気)の量を低減することができる。ハウジング部36の外側側壁29側における走行風(空気)の量は、突起部100の整流効果により図8の場合に比べて低減される。このため、剥離点Pにおいて、ハウジング部36の表面から走行風が剥離しても、剥離した走行風の流れによる剥離渦63(図6)は、図8に示す剥離渦83に比べて小さくなり、ハウジング部36の後方へ剥離渦63の回り込みを低減し、剥離渦63による風切り音の発生を抑制することが可能になる。
(実施形態のまとめ)
構成1.本実施形態のミラー取付け装置は、以下の構成を有する。すなわち、ミラー取付け装置13は、鏡体37を内部に設けたハウジング部36と、
車両11の側面から車幅方向の外方に向かって延びると共に、ハウジング部36と車両11の側面とを連結する連結部35と、
車両11の側面50とハウジング部36との間において、連結部35から上方に向かって突出し、車両11の車幅方向に比べて車両の前後方向の長さが長くなるように形成された突起部100と、を備えることを特徴とする。
構成2.構成1に記載のミラー取付け装置において、突起部100の前端部C1がハウジング部の前端部45よりも前方に位置するように、突起部100は連結部35に配置されていることを特徴とする。
構成3.構成2に記載のミラー取付け装置において、突起部100は、前端部C1から後方に向かって車幅方向の幅が大きくなる前側部101と、前側部101よりも後方において前方から後端部C3に向かって車幅方向の幅が小さくなる後側部102と、を有し、
前側部101と後側部102との接続部C2がハウジング部36の前端部45よりも前方に位置するように、突起部100は連結部35に配置されていることを特徴とする。
構成1によれば、車両側面とミラーハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能なミラー取付け装置を提供することが可能になる。すなわち、車両側面とミラーハウジングとの間の間隔を突起部によって車幅方向に分割することで、突起部とミラーハウジングとの間の間隔が狭くなることから車両側面とミラーハウジングとの距離が離れた場合でも、整流効果を得ることが可能になる。
また、車両側面に沿ってながれる空気を突起部で整流しつつ、その整流された空気に引き寄せるようにミラーハウジング側から車両側面側へ空気を導くことができるので、ミラーハウジングの車幅方向外側端から剥離する空気の量を減らすことができ、空力性能を高めることが可能になる。
構成2によれば、車両の前コーナー部で剥離した空気がミラーハウジングに付着するまでの領域(ハウジング部の前端部の内側領域)に生じる渦流によって負圧が発生した場合であっても、ミラーハウジングよりも前方に突起部を配置することで、係る領域の渦流を整流して車両の側面とミラーハウジングとの間の空間に空気を流すことができるので、空力性能を改善することが可能になる。
構成3によれば、前側部の車幅方向外側の面に沿って流れる風がミラーハウジングと干渉するよりも先に、後側部の車幅方向外側の面に沿わせて車両側面側に引き寄せることができるので、よりミラーハウジング側から空気を引き寄せることが可能になる。
11:車両、13:ミラー取付け装置、24:ミラーベース、34:ミラーハウジング、35:連結部(28:ミラーベース張出部、38:ハウジング張出部)、36:ハウジング部、37:鏡体、45:ハウジング部の前端部、50:車両の側面、100:突起部、C1:突起部の前端部

Claims (2)

  1. ミラー取付け装置であって、
    鏡体を内部に設けたハウジング部と、
    車両の側面から車幅方向の外方に向かって延びると共に、前記ハウジング部と前記車両の側面とを連結する連結部と、
    前記車両の側面と前記ハウジング部との間において、前記連結部から上方に向かって突出し、前記車両の車幅方向に比べて前記車両の前後方向の長さが長くなるように形成された突起部と、
    を備え
    前記突起部の前端部が前記ハウジング部の前端部よりも前方に位置するように、前記突起部は前記連結部に配置されていることを特徴とするミラー取付け装置。
  2. 前記突起部は、前端部から後方に向かって車幅方向の幅が大きくなる前側部と、前記前側部よりも後方において前方から後端部に向かって車幅方向の幅が小さくなる後側部と、を有し、
    前記前側部と前記後側部との接続部が前記ハウジング部の前端部よりも前方に位置するように、前記突起部は前記連結部に配置されていることを特徴とする請求項に記載のミラー取付け装置。
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