JP2019001400A - 車両下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行時に車両後方側へ流れる空気流の拡散を抑制できる車両下部構造を得る。【解決手段】車両幅方向から見て、ロッカ、フロントバンパ又はリアバンパの下面よりも車両下方側へ突出された突出部材36の車両後方側に設けられ、走行時に車両前方側から突出部材36に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材20を備えた車両下部構造10であって、整流部材20は、車両幅方向端部における下部に、車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くように形成されたガイド部22を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両下部構造に関する。
車輪が配置されるホイールハウスの後端部に設けられたマッドガード部に、車両下側かつ後側へ延びる整流部が形成された車両用マッドガード構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、車両の下部には、マフラーや燃料タンクが配置されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5943093号公報 特開2003−3838号公報
しかしながら、車両下側かつ後側へ延びる整流部では、車両の走行時に、その整流部に案内されて車両後方側へ流れた空気流が車両幅方向外側へ拡散して流れるおそれがあり、車両後方側へ流れる空気流を安定させることが困難になるおそれがある。
また、マフラーや燃料タンクの一部がロッカよりも車両下方側へ突出している場合、車両の走行時に、突出したマフラーや燃料タンクの一部が障害物となり、車両の下面側を流れる空気流の一部が、その障害物の後面側に回り込んでしまうなど、車両後方側へ拡散して流れるおそれがあり、車両後方側へ流れる空気流を安定させることが困難になるおそれがある。
そこで、本発明は、車両の走行時に車両後方側へ流れる空気流の拡散を抑制できる車両下部構造を得るものである。
本発明に係る第1の態様の車両下部構造は、車両幅方向から見て、ロッカ、フロントバンパ又はリアバンパの下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の車両後方側に設けられ、走行時に車両前方側から前記突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材を備え、前記整流部材は、車両幅方向端部における下部に、該車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くように形成されたガイド部を有している。
第1の態様の発明によれば、車両幅方向から見て、ロッカ、フロントバンパ又はリアバンパの下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の車両後方側に整流部材が設けられている。そして、その整流部材の車両幅方向端部における下部には、その車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くガイド部が形成されている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ流れる。よって、車両後方側へ流れる空気流の拡散が抑制される。
また、本発明に係る第2の態様の車両下部構造は、第1の態様の車両下部構造であって、前記ガイド部は、車両幅方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向に対する角度が大きくなる傾斜面で構成されていてもよい。
第2の態様の発明によれば、整流部材のガイド部が、車両幅方向から見て、車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向に対する角度が大きくなる傾斜面で構成されている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の傾斜面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第3の態様の車両下部構造は、第2の態様の車両下部構造であって、前記傾斜面は、車両前後方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように形成されていてもよい。
第3の態様の発明によれば、ガイド部の傾斜面が、車両前後方向から見て、車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように形成されている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の傾斜面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流れる。
また、本発明に係る第4の態様の車両下部構造は、第1の態様の車両下部構造であって、前記ガイド部は、車両幅方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って曲率が大きくなる湾曲面で構成されていてもよい。
第4の態様の発明によれば、整流部材のガイド部が、車両幅方向から見て、車両幅方向端部に向かうに従って曲率が大きくなる湾曲面で構成されている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の湾曲面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第5の態様の車両下部構造は、第4の態様の車両下部構造であって、前記湾曲面は、車両前後方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように形成されていてもよい。
第5の態様の発明によれば、ガイド部の湾曲面が、車両前後方向から見て、車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように形成されている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の湾曲面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流れる。
また、本発明に係る第6の態様の車両下部構造は、第1〜第5の何れかの態様の車両下部構造であって、前記ガイド部は、前記車両幅方向端部よりも該車両幅方向端部側へ張り出し、かつ車両後方側を向く張出部を有していてもよい。
第6の態様の発明によれば、ガイド部が、整流部材の車両幅方向端部よりも、その車両幅方向端部側へ張り出し、かつ車両後方側を向く張出部を有している。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の張出部に沿って、より車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第7の態様の車両下部構造は、第1〜第5の何れかの態様の車両下部構造であって、前記整流部材は、前記車両幅方向端部における上部に切欠部を有し、前記ガイド部は、前記切欠部よりも前記車両幅方向端部側へ張り出し、かつ車両後方側を向く張出部を有していてもよい。
第7の態様の発明によれば、整流部材が、車両幅方向端部における上部に切欠部を有し、ガイド部が、その切欠部よりも車両幅方向端部側へ張り出し、かつ車両後方側を向く張出部を有している。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の張出部に沿って、より車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れるとともに、その車両後方側へ流れた空気流に、切欠部を通って流れた空気流が効果的に合流される。
また、本発明に係る第8の態様の車両下部構造は、第1〜第6の何れかの態様の車両下部構造であって、前記整流部材は、前記ガイド部の車両上方側に、該車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くように形成されたサブガイド部を有していてもよい。
第8の態様の発明によれば、整流部材が、ガイド部の車両上方側に、車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くように形成されたサブガイド部を有している。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材のガイド部及びサブガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流れる。
また、本発明に係る第9の態様の車両下部構造は、第3の態様の車両下部構造であって、前記傾斜面の最大高さが、前記整流部材の前記車両幅方向端部の高さと同一とされていてもよい。
第9の態様の発明によれば、ガイド部の傾斜面の最大高さが、整流部材の車両幅方向端部の高さと同一とされている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の傾斜面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流れる。
また、本発明に係る第10の態様の車両下部構造は、第5の態様の車両下部構造であって、前記湾曲面の最大高さが、前記整流部材の前記車両幅方向端部の高さと同一とされていてもよい。
第10の態様の発明によれば、ガイド部の湾曲面の最大高さが、整流部材の車両幅方向端部の高さと同一とされている。したがって、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流は、整流部材におけるガイド部の湾曲面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流れる。
また、本発明に係る第11の態様の車両下部構造は、第1〜第10の何れかの態様の車両下部構造であって、前記突出部材が、前輪及び後輪の少なくとも一方とされ、前記整流部材が、ホイールハウスの車両後方側下部に設けられるとともに、前記ガイド部が、前記整流部材の車両幅方向内側に形成されていてもよい。
第11の態様の発明によれば、突出部材が、前輪及び後輪の少なくとも一方とされ、整流部材が、ホイールハウスの車両後方側下部に設けられるとともに、ガイド部が、その整流部材の車両幅方向内側に形成されている。したがって、走行時に前輪又は後輪の車両幅方向内側を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流は、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第12の態様の車両下部構造は、第1〜第10の何れかの態様の車両下部構造であって、前記突出部材が、スペアタイヤとされ、前記整流部材が、前記リアバンパの下面に設けられていてもよい。
第12の態様の発明によれば、突出部材が、スペアタイヤとされ、整流部材が、リアバンパの下面に設けられている。したがって、走行時にスペアタイヤの車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流は、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第13の態様の車両下部構造は、第1〜第10の何れかの態様の車両下部構造であって、前記突出部材が、マフラーとされ、前記整流部材が、前記マフラーの車両後方側に設けられていてもよい。
第13の態様の発明によれば、突出部材が、マフラーとされ、整流部材が、マフラーの車両後方側に設けられている。したがって、走行時にマフラーの車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流は、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第14の態様の車両下部構造は、第1〜第10の何れかの態様の車両下部構造であって、前記突出部材が、燃料タンクとされ、前記整流部材が、前記燃料タンクの車両後方側に設けられていてもよい。
第14の態様の発明によれば、突出部材が、燃料タンクとされ、整流部材が、燃料タンクの車両後方側に設けられている。したがって、走行時に燃料タンクの車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流は、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。
また、本発明に係る第15の態様の車両下部構造は、車両幅方向から見て、ロッカ、フロントバンパ又はリアバンパの下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の車両後方側に設けられ、走行時に車両前方側から前記突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材の車両幅方向端部における下部の形状が、前記空気流を前記車両幅方向端部側へ案内する形状とされている。
第15の態様の発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流が整流部材によって車両幅方向端部側へ案内される。したがって、車両後方側へ流れる空気流の拡散が抑制される。
また、本発明に係る第16の態様の車両下部構造は、前輪及び後輪の少なくとも一方におけるホイールハウスの車両後方側下部に設けられ、走行時に車両前方側から前記前輪又は前記後輪に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材の車両幅方向内側下部の形状が、前記空気流を車両幅方向内側へ案内する形状とされている。
第16の態様の発明によれば、走行時に車両前方側から前輪又は後輪の車両幅方向内側を向く面に沿って車両後方側へ流れてきた空気流が整流部材によって車両幅方向内側へ案内される。したがって、車両後方側へ流れる空気流の拡散が抑制される。
第1の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ流すことができ、車両後方側へ流れる空気流の拡散を抑制することができる。
第2の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材におけるガイド部の傾斜面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第3及び第9の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材におけるガイド部の傾斜面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流すことができる。
第4の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材におけるガイド部の湾曲面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第5及び第10の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材におけるガイド部の湾曲面に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流すことができる。
第6の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材におけるガイド部の張出部に沿って、より車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第7の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材におけるガイド部の張出部に沿って、より車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができるとともに、その車両後方側へ流れた空気流に、切欠部を通って流れた空気流を効果的に合流させることができる。
第8の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材のガイド部及びサブガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へより効果的に流すことができる。
第11の態様に係る発明によれば、走行時に前輪又は後輪の車両幅方向内側を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流を、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第12の態様に係る発明によれば、走行時にスペアタイヤの車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流を、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第13の態様に係る発明によれば、走行時にマフラーの車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流を、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第14の態様に係る発明によれば、走行時に燃料タンクの車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流を、整流部材のガイド部に沿って車両幅方向端部側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる。
第15の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材によって車両幅方向端部側へ案内することができ、車両後方側へ流れる空気流の拡散を抑制することができる。
第16の態様に係る発明によれば、走行時に車両前方側から前輪又は後輪の車両幅方向内側を向く面に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を、整流部材によって車両幅方向内側へ案内することができ、車両後方側へ流れる空気流の拡散を抑制することができる。
本実施形態に係る車両下部構造を備えた車両を示す側面図である。 第1実施形態に係る整流部材を示す斜視図及び拡大正面図である。 第1実施形態に係る整流部材のガイド部を示す底面図である。 図2におけるX−X線矢視断面図である。 図2におけるY−Y線矢視断面図である。 第1実施形態に係る整流部材による空気流を示す模式図である。 第1実施形態に係る整流部材による空気流を拡大して示す模式図である。 第2実施形態に係る整流部材を示す模式図である。 第3実施形態に係る整流部材を示す正面図である。 第4実施形態に係る整流部材を示す正面図である。 第5実施形態に係る整流部材を示す正面図である。 第6実施形態に係る整流部材を示す図4に相当する断面図である。 第6実施形態に係る整流部材を示す図5に相当する断面図である。 第7実施形態に係る整流部材がスペアタイヤの車両後方側に設けられた場合を示す斜視図である。 第7実施形態に係る整流部材がマフラー及び燃料タンクの車両後方側に設けられた場合を示す斜視図である。 第7実施形態に係る整流部材がスペアタイヤの車両後方側に設けられた場合を示す底面図である。 第7実施形態に係る整流部材がマフラー及び燃料タンクの車両後方側に設けられた場合を示す底面図である。 第7実施形態に係る整流部材がスペアタイヤの車両後方側に設けられた場合を示す側面図である。 スペアタイヤの車両後方側に設けられた整流部材による空気流を拡大して示す模式図である。 第7実施形態に係る整流部材がマフラーの車両後方側に設けられた場合を示す側面図である。 第7実施形態に係る整流部材が燃料タンクの車両後方側に設けられた場合を示す側面図である。 比較例に係る整流部材による空気流を拡大して示す模式図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両上方向、矢印FRを車両前方向、矢印RHを車両右方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両上下方向の上下、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右を示すものとする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係る車両下部構造10について説明する。図1、図2に示されるように、車両12の前輪36及び後輪38が配置されるホイールハウス14の車両後方側下部には、マッドガード部15が設けられている。そして、各ホイールハウス14に設けられたマッドガード部15の下端部には、車両下部構造10を構成する樹脂製の整流部材20が一体的に取り付けられている。
なお、整流部材20は、前輪36のマッドガード部15のみ又は後輪38のマッドガード部15のみに設けられていてもよい。したがって、以下においては、前輪36側に設けられた整流部材20について説明する。また、前輪36及び後輪38は、車両幅方向から見た側面視で、ロッカ16、フロントバンパ17又はリアバンパ18の下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の一例である。
図6に示されるように、整流部材20は、車両12の走行時に車両前方側から前輪36(タイヤ及びホイールを含む)の車両幅方向内側を向く面(以下「車両幅方向内側端面36A」という)に沿って車両後方側へ流れてきた空気流A2を整流するものであり、車両前後方向から見た正面視で、車両幅方向が長手方向とされた略長方形状に形成されている。
そして、この整流部材20は、図2に示されるように、その車両幅方向内側端部(車両幅方向端部)20Aにおける下部に、その空気流A2を車両幅方向内側へ案内する形状とされたガイド部22を有している。すなわち、このガイド部22は、図3に示されるように、整流部材20の車両幅方向内側端部20Aに向かうに従って、その車両幅方向内側(車両幅方向端部側)で、かつ車両後方側へ向くように形成されている。
詳細に説明すると、図4、図5に示されるように、ガイド部22は、車両幅方向から見た側面視で、車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かうに従って徐々に鉛直方向に対する角度θが大きくなる傾斜面24で構成されている。そして、その傾斜面24は、図2に示されるように、車両前後方向から見た正面視で、車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かうに従って鉛直方向の高さH(図4、図5も参照)が高くなるように形成されている。
換言すれば、このガイド部22の傾斜面24は、図7に示されるように、車両幅方向から見た側面視で略三角形状に見える第1平面24Aと、その第1平面24Aと車両幅方向に連続し、車両前後方向から見た正面視で略台形状に見える第2平面24Bと、で構成されており、第2平面24Bは、その面積が、第1平面24Aの面積よりも大きくなるように形成されている。
以上のような構成とされた第1実施形態に係る整流部材20を備えた車両下部構造10において、次にその作用について説明する。
図6に示されるように、車両12の走行時には、平面視で、車両12の車両幅方向外側を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流A1と、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2と、が少なくとも形成される。
ここで、図22に示されるように、ガイド部22を有していない比較例に係る整流部材120を備えた車両の場合は、図6における2点鎖線の矢印でも示されるように、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2の少なくとも一部が、前輪36の後部とホイールハウス14の後部との隙間から車両幅方向外側へ流れつつ(前輪36の車両後方側へ巻き込まれつつ)整流部材120の下端部を通って車両後方側へ流れる空気流Bとされる。
したがって、その整流部材120に案内された空気流Bは、その整流部材120の車両後方側から車両幅方向外側へ拡散して流れるおそれがある。つまり、ガイド部22を有していない整流部材120では、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2を車両幅方向内側へ集める(案内する)ことが困難になり、その空気流A2を安定させることが困難になるおそれがある。
これに対し、ガイド部22(傾斜面24)を有する第1実施形態に係る整流部材20を備えた車両12の場合は、図6における実線の矢印及び図7に示されるように、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2を、整流部材20のガイド部22における傾斜面24に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ効果的に流すことができる(車両幅方向内側へ集めて車両後方側へ流すことができる)。
よって、その整流部材20のガイド部22に案内された空気流A2は、縦渦の空気流A3となり、更にガイド部22の下端部からガイド部22の後面へ回り込んで流れる空気流A2により、その縦渦となった空気流A3が増強される。換言すれば、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2の流速が空気流A3によって速められ、前輪36の車両後方側へ流れる空気流A2の慣性力が高められる。
したがって、慣性力不足による空気流の損失(前輪36の車両後方側へ巻き込まれる空気流Bや車両幅方向外側へ吸い出される空気流)が低減され、その空気流A2の車両幅方向外側への拡散が抑制される。つまり、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2を安定させることができ、前輪36の挙動を安定させることができる。よって、車両12の操縦安定性能を向上させることができ、かつ車両12の空気抵抗も低減させることができる。
なお、第1実施形態に係る車両下部構造10を構成する整流部材20は、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2(走行風)を整流するものである。したがって、前輪36の前部に走行風を当てないようにするために、その前輪36の車両前方側に整流部材(図示省略)が配置されているものとは、目的が異なるものである。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は、適宜省略する。
図8に示されるように、この第2実施形態に係る整流部材20の車両幅方向内側端部20Aにおける上部には、ガイド部22と同等のサブガイド部26が形成されている。換言すれば、ガイド部22の車両上方側における整流部材20の車両幅方向内側端部20Aには、その車両幅方向内側に向かうに従って、その車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ向く傾斜面28を有するサブガイド部26が形成されている。
すなわち、このサブガイド部26の傾斜面28も、車両幅方向から見た側面視で略三角形状に見える第1平面28Aと、その第1平面28Aと車両幅方向に連続し、車両前後方向から見た正面視で略台形状に見える第2平面28Bと、で構成されており、第2平面28Bは、その面積が、第1平面28Aの面積よりも大きくなるように形成されている。
このようなサブガイド部26を有する第2実施形態に係る整流部材20によれば、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2は、整流部材20におけるガイド部22の傾斜面24に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ流れるとともに、サブガイド部26の傾斜面28に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ流れる。したがって、その車両後方側へ流れる空気流A2の車両幅方向外側への拡散を更に抑制することができる。
より具体的に説明すると、ガイド部22の車両上方側にサブガイド部26が形成されていないと、ガイド部22の車両上方側における整流部材20の車両幅方向内側端部20Aに向かって流れた空気流A2の一部が、その車両幅方向内側端部20Aの後面側へ巻き込まれるおそれがある。
しかしながら、ガイド部22の車両上方側にサブガイド部26が形成されていると、その空気流A2の一部が、整流部材20における車両幅方向内側端部20Aの後面側へ巻き込まれるのを抑制することができ、その空気流A2の一部を安定して車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ流すことができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態及び第2実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は、適宜省略する。
図9に示されるように、この第3実施形態に係る整流部材20のガイド部22は、その一部が、車両前後方向から見た正面視で、整流部材20の車両幅方向内側端部20Aよりも、その車両幅方向内側へ向かって張り出している。より具体的には、このガイド部22は、車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ略直角三角形状に張り出した張出部23を有しており、傾斜面24を構成する第2平面24Bの面積が、上記第1実施形態に比べて大きくされている。
このような張出部23を有する第3実施形態に係る整流部材20によれば、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2が、ガイド部22の傾斜面24、特に張出部23を有する第2平面24Bによって更に車両幅方向内側へ集められる。したがって、その空気流A2は、その傾斜面24に沿って、より車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。よって、その車両後方側へ流れる空気流A2の車両幅方向外側への拡散を更に抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態〜第3実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は、適宜省略する。
図10に示されるように、この第4実施形態に係る整流部材20は、車両幅方向内側端部20Aにおける上部に切欠部30を有している。そして、この整流部材20のガイド部22は、上記第3実施形態と同様に、車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ略直角三角形状に張り出す張出部23を有している。より具体的には、このガイド部22は、切欠部30の上端部30Aはもちろん、下端部30Bよりも車両幅方向内側へ張り出す張出部23を有している。
なお、図示の切欠部30は、車両前後方向から見た正面視で略半円弧状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば略「L」字状に形成されていてもよい。また、その切欠部30は、第2平面24Bの上端部を含んで形成されていてもよい。つまり、仮想線Kで示されるように、張出部23を含む第2平面24Bの上端部が切り欠かれるようになっていてもよい。
このような切欠部30及び張出部23を有する第4実施形態に係る整流部材20によれば、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2が、ガイド部22の傾斜面24に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へより効果的に流れるとともに、その車両後方側へ流れて縦渦となった空気流A3(図7参照)に、切欠部30を通って流れた空気流A2(図示省略)を効果的に合流させることができる。
したがって、その車両後方側へ流れる空気流A2の車両幅方向外側への拡散を更に抑制することができる。なお、このような切欠部30が形成されていると、例えば整流部材20の車両幅方向内側端部20Aよりも車両幅方向内側に障害物Gがある場合でも、その障害物Gを回避して(障害物Gの車両幅方向外側と切欠部30との間を通って)、空気流A2を車両後方側へ流すことができる利点もある。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態〜第4実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は、適宜省略する。
図11に示されるように、この第5実施形態に係る整流部材20のガイド部22は、その傾斜面24の最大高さHmが、整流部材20の車両幅方向内側端部20Aにおける高さHsと同一とされている。つまり、このガイド部22の傾斜面24を構成する第1平面24A及び第2平面24Bは、上記第1実施形態〜第4実施形態における第1平面24A及び第2平面24Bよりも最大限に大きくなるように形成されている。
このような傾斜面24を有する第5実施形態に係る整流部材20によれば、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2が、ガイド部22の傾斜面24に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へより効果的に(より多く)流れる。したがって、その車両後方側へ流れる空気流A2の車両幅方向外側への拡散を更に抑制することができる。
なお、図示のガイド部22は、整流部材20の車両幅方向内側端部20Aよりも、その車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ向かって略直角三角形状に張り出す張出部23を有する構成とされており、第2平面24Bの面積が更に大きくなるように構成されている。しかしながら、この第5実施形態に係る整流部材20では、張出部23が形成されていなくてもよい。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態〜第5実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は、適宜省略する。
図12、図13に示されるように、この第5実施形態に係る整流部材20のガイド部22は、車両幅方向から見た側面視で、車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かうに従って徐々に鉛直方向に対する角度θ(曲率)が大きくなる湾曲面34で構成されている。そして、上記第1実施形態と同様なため、図示は省略するが、その湾曲面34は、車両前後方向から見た正面視で、車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かうに従って鉛直方向の高さHが高くなるように形成されている。
このような湾曲面34を有する第6実施形態に係る整流部材20によれば、前輪36の車両幅方向内側端面36Aに沿って車両後方側へ流れる空気流A2が、ガイド部22の湾曲面34に沿って車両幅方向内側で、かつ車両後方側へ効果的に流れる。したがって、その車両後方側へ流れる空気流A2の車両幅方向外側への拡散を抑制することができ、その車両後方側へ流れる空気流A2を安定させることができる。
なお、このような湾曲面34の場合でも、上記第2実施形態〜第5実施形態と同様に形成してもよい。すなわち、湾曲面34を有するガイド部22の車両上方側に湾曲面34を有するサブガイド部26を形成してもよいし、その湾曲面34に張出部23を形成してもよい。また、その湾曲面34の車両上方側に切欠部30を形成してもよいし、湾曲面34の最大高さHmを整流部材20の車両幅方向内側端部20Aにおける高さHsと同一にしてもよい。
<第7実施形態>
最後に、第7実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態〜第6実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は、適宜省略する。
図14〜図21に示されるように、この第7実施形態に係る整流部材20は、その車両幅方向両端部における下部(以下「車両幅方向両端下部」という)にガイド部22が形成されている。なお、このガイド部22には、第1実施形態〜第6実施形態の何れのガイド部22が適用されてもよく、図示のものは、一例として第5実施形態に係るガイド部22が適用されている。
また、この第7実施形態に係る整流部材20は、その下端部が車両前方側へ向かって略直角に屈曲されている(図19参照)。すなわち、この第7実施形態に係る整流部材20の下端部には、車両幅方向から見た側面視で、車両前方側へ向かって略直角に屈曲された屈曲部32が一体に形成されている。なお、この屈曲部32は、第1実施形態〜第6実施形態における整流部材20に形成するようにしてもよい。
このような構成とされた第7実施形態に係る整流部材20は、図1にも示されているように、スペアタイヤ40の車両後方側、即ちリアバンパ18の下面に取り付けられたり、マフラー42の車両後方側に取り付けられたり、燃料タンク44の車両後方側に取り付けられたりしている。つまり、この第7実施形態では、スペアタイヤ40、マフラー42及び燃料タンク44が、車両幅方向から見た側面視で、ロッカ16、フロントバンパ17又はリアバンパ18の下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の一例となっている。
なお、図18に示されるように、リアバンパ18の下面に上端部が取り付けられた整流部材20の下端部(屈曲部32)の高さ位置は、スペアタイヤ40の下面の高さ位置とほぼ同一になっている。これにより、整流部材20の下端部が、スペアタイヤ40の下面よりも車両下方側へ突出されている場合に比べて、車両12の空気抵抗が低減される構成になっている。
また、図20に示されるように、マフラー42の車両後方側(例えば排気管43の下端部)に上端部が取り付けられた整流部材20の下端部(屈曲部32)の高さ位置は、マフラー42の後端部側における下面の高さ位置とほぼ同一になっている。これにより、整流部材20の下端部が、マフラー42の下面よりも車両下方側へ突出されている場合に比べて、車両12の空気抵抗が低減される構成になっている。
更に、図21に示されるように、燃料タンク44の車両後方側(例えば燃料タンク44から車両後方側へ延出しているフランジ部45の後端部)に上端部が取り付けられた整流部材20の下端部(屈曲部32)の高さ位置は、燃料タンク44の後端部側における下面の高さ位置とほぼ同一になっている。これにより、整流部材20の下端部が、燃料タンク44の下面よりも車両下方側へ突出されている場合に比べて、車両12の空気抵抗が低減される構成になっている。
ここで、スペアタイヤ40の車両後方側は、車両12の走行時において、車両前方側から流れてきた空気流A4(図16参照)の流速が他の部位に比べて遅い部位となる。したがって、車両12の走行時に、スペアタイヤ40の車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れてきた空気流A4の一部は、スペアタイヤ40の後端部側へ回り込むおそれがある。
同様に、マフラー42の車両後方側及び燃料タンク44の車両後方側は、車両12の走行時において、車両前方側から流れてきた空気流A5、A6(図17参照)の流速が他の部位に比べて遅い部位となる。したがって、車両12の走行時に、マフラー42の車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れてきた空気流A5の一部は、マフラー42の後端部側へ回り込むおそれがあり、燃料タンク44の車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れてきた空気流A6の一部は、燃料タンク44の後端部側へ回り込むおそれがある。
しかしながら、図14〜図21に示されるように、スペアタイヤ40の車両後方側、マフラー42の車両後方側及び燃料タンク44の車両後方側には、それぞれ車両幅方向両端下部にガイド部22を有する整流部材20が配置されている。したがって、各空気流A4、A5、A6は、各ガイド部22の傾斜面24に沿って車両幅方向両端部側で、かつ車両後方側へ流れるため、上記した各空気流A4、A5、A6の一部の回り込みを抑制することができる。
しかも、この第7実施形態に係る整流部材20の下端部には、車両前方側へ略直角に屈曲された屈曲部32が形成されているため、各空気流A4、A5、A6を車両下方側へ案内し難い。すなわち、整流部材20に屈曲部32が形成されていないと、例えば図19に仮想線で示されるように、空気流A4の一部が車両下方側へ流れるおそれがあるが、整流部材20に屈曲部32が形成されていると、例えば図19に実線で示されるように、空気流A4の一部が車両下方側へ流れ難い。
したがって、車両12の走行時にスペアタイヤ40、マフラー42及び燃料タンク44の車両幅方向を向く面に沿って車両後方側へ流れる空気流A4、A5、A6の車両下方側への拡散及び上記回り込みによる拡散を抑制することができ、その車両後方側へ流れる空気流A4、A5、A6を安定させることができる。
以上、本実施形態に係る車両下部構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両下部構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、傾斜面24及び湾曲面34は、上記した角度θ(曲率)の規定及び高さHの規定の少なくとも一方を満たしていればよい。
また、上記したように、各実施形態における構成は、互いに適用可能である。例えば、第7実施形態において適用される整流部材20の車両幅方向両端下部には、湾曲面34とされたガイド部22が形成されていてもよい。また、突出部材は、前輪36、後輪38、スペアタイヤ40、マフラー42及び燃料タンク44に限定されるものではない。
また、マフラー42の車両後方側に設けられる整流部材20は、排気管43に設けられる構成に限定されるものではなく、例えばマフラー42の後端部に直接設けられる構成とされていてもよい。同様に、燃料タンク44の車両後方側に設けられる整流部材20は、フランジ部45に設けられる構成に限定されるものではなく、例えば燃料タンク44の後端部に直接設けられる構成とされていてもよい。
10 車両下部構造
14 ホイールハウス
16 ロッカ
17 フロントバンパ
18 リアバンパ
20 整流部材
20A 車両幅方向内側端部(車両幅方向端部)
22 ガイド部
23 張出部
24 傾斜面
26 サブガイド部
30 切欠部
34 湾曲面
36 前輪(突出部材)
38 後輪(突出部材)
40 スペアタイヤ(突出部材)
42 マフラー(突出部材)
44 燃料タンク(突出部材)

Claims (16)

  1. 車両幅方向から見て、ロッカ、フロントバンパ又はリアバンパの下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の車両後方側に設けられ、走行時に車両前方側から前記突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材を備え、
    前記整流部材は、車両幅方向端部における下部に、該車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くように形成されたガイド部を有する車両下部構造。
  2. 前記ガイド部は、車両幅方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向に対する角度が大きくなる傾斜面で構成されている請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 前記傾斜面は、車両前後方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように形成されている請求項2に記載の車両下部構造。
  4. 前記ガイド部は、車両幅方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って曲率が大きくなる湾曲面で構成されている請求項1に記載の車両下部構造。
  5. 前記湾曲面は、車両前後方向から見て、前記車両幅方向端部に向かうに従って鉛直方向の高さが高くなるように形成されている請求項4に記載の車両下部構造。
  6. 前記ガイド部は、前記車両幅方向端部よりも該車両幅方向端部側へ張り出し、かつ車両後方側を向く張出部を有する請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両下部構造。
  7. 前記整流部材は、前記車両幅方向端部における上部に切欠部を有し、前記ガイド部は、前記切欠部よりも前記車両幅方向端部側へ張り出し、かつ車両後方側を向く張出部を有する請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両下部構造。
  8. 前記整流部材は、前記ガイド部の車両上方側に、該車両幅方向端部に向かうに従って車両後方側へ向くように形成されたサブガイド部を有する請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両下部構造。
  9. 前記傾斜面の最大高さが、前記整流部材の前記車両幅方向端部の高さと同一とされている請求項3に記載の車両下部構造。
  10. 前記湾曲面の最大高さが、前記整流部材の前記車両幅方向端部の高さと同一とされている請求項5に記載の車両下部構造。
  11. 前記突出部材が、前輪及び後輪の少なくとも一方とされ、前記整流部材が、ホイールハウスの車両後方側下部に設けられるとともに、前記ガイド部が、前記整流部材の車両幅方向内側に形成されている請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の車両下部構造。
  12. 前記突出部材が、スペアタイヤとされ、前記整流部材が、前記リアバンパの下面に設けられている請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の車両下部構造。
  13. 前記突出部材が、マフラーとされ、前記整流部材が、前記マフラーの車両後方側に設けられている請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の車両下部構造。
  14. 前記突出部材が、燃料タンクとされ、前記整流部材が、前記燃料タンクの車両後方側に設けられている請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の車両下部構造。
  15. 車両幅方向から見て、ロッカ、フロントバンパ又はリアバンパの下面よりも車両下方側へ突出された突出部材の車両後方側に設けられ、走行時に車両前方側から前記突出部材に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材の車両幅方向端部における下部の形状が、前記空気流を前記車両幅方向端部側へ案内する形状とされている車両下部構造。
  16. 前輪及び後輪の少なくとも一方におけるホイールハウスの車両後方側下部に設けられ、走行時に車両前方側から前記前輪又は前記後輪に沿って車両後方側へ流れてきた空気流を整流する整流部材の車両幅方向内側下部の形状が、前記空気流を車両幅方向内側へ案内する形状とされている車両下部構造。
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