JP6734214B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部構造に関する。
下記特許文献1には、カウルルーバが開示されている。このカウルルーバは、硬質性樹脂により形成されており、フードの車両下方側にてフロントウィンドシールドガラスの下縁に沿って車両幅方向に延設されている。カウルルーバの車両幅方向両端部には、エンジンルームからの熱風がフロントピラーの近傍に漏れるのを防ぐ整流板が軟質性樹脂を介してカウルルーバに一体に形成されている。
特開2015−112985号公報
ところで、特許文献1に開示されたカウルルーバには、カウルルーバの長手方向に沿って略車両上方側に突出されかつ左右一対の整流板と一体に繋がるように構成された横壁部が形成されている。したがって、歩行者衝突時にフード上方から歩行者等の衝突体が衝突すると、このカウルルーバの横壁部がフードと当接してフードの変形が阻害されることで衝突体が受ける衝突荷重が増加する可能性があり、この点で上記先行技術は改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、フードに衝突する衝突体への衝突荷重を低減することができる車両前部構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両前部構造は、フロントウィンドシールドガラスの下縁に沿って車両幅方向を長手方向として配置されているカウルルーバと、フードの車両下方側かつ前記カウルルーバの少なくとも車両幅方向両端部に設けられると共に、略車両前後方向に沿って延設されかつ略車両上方側へ突出されている横壁部と、前記横壁部と連続的に延設されかつ前記横壁部よりも柔軟性を有していると共に、少なくとも一部が前記フードの車両下方側に配置されかつ前記フードの車両下方側に配置された部位が前記横壁部よりも略車両上方側へ突出されている整流板と、を備え、前記整流板は、前記横壁部の車両後方側かつ前記フードの車両下方側に配置されると共に、前記横壁部よりも略車両上方側へ突出された前側整流部と、前記前側整流部と一体に軟質性材料で形成されて当該前側整流部の車両後方側に配置され、車両後方側へ向かうに連れて車両幅方向外側へと湾曲して形成された後側整流部と、を含んで構成されている
請求項1に記載の発明によれば、フロントウィンドシールドガラスの下縁に沿って車両幅方向を長手方向として配置されたカウルルーバが設けられている。また、フードの車両下方側かつカウルルーバの少なくとも車両幅方向両端部には、略車両前後方向に沿って延設されかつ略車両上方側へ突出されている横壁部が設けられている。さらに、横壁部と連続的に延設されかつ横壁部より柔軟性を有している整流板が設けられている。この整流板は、少なくとも一部がフードの車両下方側に配置されかつフードの車両下方側に配置された部位が横壁部よりも略車両上方側へ突出されている。したがって、歩行者衝突時にフード上方から衝突体が衝突すると、フードが車両下方側へ屈曲するように変形するが、この際にカウルルーバの横壁部よりも柔軟性を有している整流板にフードが先に当接するため、カウルルーバの横壁部に当接するよりもフードの変形が抑制されない。このため、フードを変形させることによって衝突体が受ける衝突荷重を低減することができる。
具体的に説明すると、本発明では、整流板は、前側整流部と後側整流部とを含んで構成されている。前側整流部は、横壁部の車両後方側かつフードの車両下方側に配置されると共に、横壁部よりも略車両上方側へと突出されている。また、後側整流部は、前側整流部と一体に軟質性材料で形成されて当該前側整流部の車両後方側に配置され、車両後方側へ向かうに連れて車両幅方向外側へと湾曲して形成されている。
前述のように、歩行者衝突時にフードの上方から衝突体が衝突すると、フードが車両下方側へ屈曲するように変形するが、整流板はカウルルーバの横壁部よりも柔軟性を有する軟質性材料で形成され、かつ整流板の前側整流部は横壁部よりも略車両上方側へ突出されているため、カウルルーバの横壁部よりも整流板の前側整流部にフードが先に当接する。このため、本発明では、フードがカウルルーバの横壁部に当接するよりも当該フードを変形させることが可能となる。したがって、本発明では、フードを変形させることによって、衝突体が受ける衝突荷重を低減することができる。
一方、後側整流部は、前側整流部の車両後方側に当該前側整流部と一体に形成され、車両後方側へ向かうに連れて車両幅方向外側へと湾曲している。これにより、本発明では、カウルルーバ上を車両幅方向外側へと流れる走行風は、後側整流部を介して車両後方側へと案内されるため、風切音が低減される。
請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、フードに衝突する衝突体への衝突荷重を低減することができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る車両前部構造を有するカウルルーバを車両前方側から車両後方側へ向かって見た状態を示す概略斜視図である。 一実施形態に係る車両前部構造を有するカウルルーバを車両後方側から車両前方側へ向かって見た状態を示す概略斜視図である。 歩行者衝突時におけるフードを車両側面から見た状態を示す概略断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両前部構造10が適用された車両12の車両前部には、フード14(図1中二点鎖線)と、カウルルーバ16とが設けられている。フード14は、車両前後方向及び車両幅方向に沿って配置されており、図示しないパワーユニットが搭載されるパワーユニット室18を車両上方側から開閉可能に覆っている。
フード14の車両後方側には、図示しないフロントウィンドシールドガラスの下部が配置されている。フロントウィンドシールドガラスの車両下方側の下端部は、フード14の車両後方側の後端部20の車両下方側に配置されている。このフロントウィンドシールドガラスの下端部には、シール部材を介してカウルルーバ16の車両後方側の後端部22が接合されている。
カウルルーバ16は、一例として硬質性材料(一例としてポリプロピレン等の樹脂)により構成されていると共に、フロントウィンドシールドガラスの下端部に沿って車両幅方向に延びており、図示しない左右一対のフロントピラーの下端部に亘っている。また、カウルルーバ16は、フロントウィンドシールドガラスの下端部から車両前方側へ延出されており、フード14の後端部20の車両下方側に配置されている。
フード14の車両下方側かつカウルルーバ16の車両幅方向両端部には、略車両上方側に突出された横壁部24がそれぞれ形成されている。この横壁部24は、略車両前後方向に沿って設けられており、具体的にはカウルルーバ16の車両幅方向の端部17から車両幅方向内側へ向かうに連れて車両前方側へと斜めに延設されている。なお、左右一対の横壁部24同士は、略車両上方側に突出された連結壁部26によって車両幅方向に一体に連結されている。このカウルルーバ16に設けられた横壁部24及び連結壁部26によって、フロントウィンドシールドガラスとフード14との間からパワーユニット室18内への雨水及び風等が浸入することが抑制されている。
横壁部24の車両後方側には、整流板28が設けられている。この整流板28は、カウルルーバ16よりも柔軟性を有している軟質性材料(一例としてゴム等)により構成されており、略車両上方側へ突出されかつ横壁部24と連続して略車両前後方向に沿って横壁部24と一体に延設されている。また、整流板28は、前側整流部34と後側整流部35とで構成されており、前側整流部34は、略車両幅方向を板厚方向とする板状に形成されかつ前端部30が横壁部24の後端部32に接続されている。なお、前側整流部34は、フード14の車両下方側に配置されていると共に、横壁部24よりも略車両上方側へと突出されている。つまり、前側整流部34の上端部36は、横壁部24の上端部40よりも車両上方側に配置されている。
後側整流部35は、前側整流部34の車両後方側に配置されていると共に、略車両幅方向を板厚方向とする略板状に形成されている。また、後側整流部35は、車両後方側へ向かうに連れて車両幅方向外側へと湾曲されている。この後側整流部35の後端側における下端部42は、図2に示されるように、フロントピラーの意匠面(不図示)に沿うように湾曲して形成されている。上述したカウルルーバ16の連結壁部26と、横壁部24と、整流板28とによって、カウルルーバ16上を車両幅方向外側へと流れる走行風W(図1参照)が整流された状態でフロントピラーを乗り越えるように車両後方側へと案内されている。これにより、風切音が低減されている。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、フロントウィンドシールドガラスの下縁に沿って車両幅方向を長手方向として配置されたカウルルーバ16が設けられている。また、フード14の車両下方側かつカウルルーバ16の車両幅方向の端部17には、略車両前後方向に沿って延設されかつ略車両上方側へ突出されている横壁部24が設けられている。さらに、横壁部24と連続的に延設されかつ横壁部24より柔軟性を有している整流板28が設けられている。この整流板28は、前側整流部34を有しており、前側整流部34がフード14の車両下方側に配置されかつ前側整流部34が横壁部24よりも略車両上方側へ突出されている。したがって、図3に示されるように、歩行者衝突時にフード14上方から衝突体44(例えば歩行者の頭部)が衝突すると、フード14が車両下方側へ屈曲するように変形する(図中二点鎖線)が、この際にカウルルーバ16の横壁部24よりも柔軟性を有している整流板28の前側整流部34にフード14が先に当接するため、カウルルーバ16の横壁部24に当接するよりもフード14の変形が抑制されない。このため、フード14を変形させることによって衝突体44が受ける衝突荷重を低減することができる。これにより、フード14に衝突する衝突体44への衝突荷重を低減することができる。
また、整流板28は、横壁部24と一体に構成されていることから、部品点数を削減することができるので、コストを低減することができる。
なお、上述した実施形態では、整流板28の前側整流部34がフード14の車両下方側に配置された構成とされているが、これに限らず、前側整流部34と後側整流部35との両方、つまり整流板28全体がフード14の車両下方側に配置された構成としてもよい。
また、整流板28は、横壁部24と連続して一体に延設された構成とされているが、これに限らず、整流板28と横壁部24との間に多少の隙間が設けられた構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両前部構造
14 フード
16 カウルルーバ
17 端部(カウルルーバの車両幅方向の端部)
24 横壁部
28 整流板

Claims (1)

  1. フロントウィンドシールドガラスの下縁に沿って車両幅方向を長手方向として配置されているカウルルーバと、
    フードの車両下方側かつ前記カウルルーバの少なくとも車両幅方向両端部に設けられると共に、略車両前後方向に沿って延設されかつ略車両上方側へ突出されている横壁部と、
    前記横壁部と連続的に延設されかつ前記横壁部よりも柔軟性を有していると共に、少なくとも一部が前記フードの車両下方側に配置されかつ前記フードの車両下方側に配置された部位が前記横壁部よりも略車両上方側へ突出されている整流板と、
    備え、
    前記整流板は、
    前記横壁部の車両後方側かつ前記フードの車両下方側に配置されていると共に、前記横壁部よりも略車両上方側へと突出された前側整流部と、
    前記前側整流部と一体に軟質性材料で形成されて当該前側整流部の車両後方側に配置され、車両後方側へ向かうに連れて車両幅方向外側へと湾曲して形成された後側整流部と、
    を含んで構成されている車両前部構造。
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