JP6597719B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両前部構造に関し、特に、バンパの空気取入口から取り入れられた空気(走行風)を、バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す技術に関する。
特許文献1には、バンパの空気取入口から取り入れられた空気(走行風)を、バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す技術が開示されている。この技術では、空気取入口および流出口を共に上下方向に長尺な形にすることで、空気取入口から流出口までの通気路の断面形状の変化を最小限とし、これにより、通気路内の空気抵抗を低減することで、流出口から流出させた空気を高速風(すなわち低圧風)で前輪の側面に流している。
特開2015−44538号公報
特許文献1に記載の技術では、流出口から流出されて前輪の側面を流れる空気は高速風(すなわち低圧風)であるため、前輪の側面を流れる空気の気圧(すなわち前輪用のホイルハウスの外側の気圧)は、前輪用のホイルハウスの内側の気圧よりも低くなる。すなわち、前輪用のホイルハウスの内外の気圧差が大きくなる。
この結果、前輪用のホイルハウスの周辺の空気の流れが乱れて、車両の空力性能が低下するという問題がある。また、空気取入口が上下方向に長尺な形に形成されるため、空気取入口が意匠的に目立ち、バンパのデザイン自由度が低下するという問題もある。
そこで、この発明は、車両の空力性能を向上させると共に、バンパのデザイン自由度を向上させることができる車両前部構造の提供を目的とする。
この発明による車両前部構造は、バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、前記エアダクトは、前記凹壁部で案内された空気が流入する流入口を有し、前記エアダクトの前記流入口の上下方向の幅は、前記エアダクトの前記流出口の上下方向の幅の半分以下であることを特徴とするものである。
この構成によれば、車両の空力性能の向上と、バンパのデザイン自由度の向上とを両立することができる。
より詳細には、空気取入口が車幅方向に長尺に形成されるため、空気取入口を意匠的に目立ち難くでき、この結果、バンパのデザイン自由度を向上させることができる。また、エアダクトの流出口が上下方向に長尺に形成されるため、流出口から前輪の側面に流出された空気により、前輪の側面での空気の流れを整流でき、この結果、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、凹壁部が車幅方向に長尺に形成されると共にエアダクトが上下方向に長尺な流出口を備えるため、空気取入口から取り入れられて車幅方向に長尺に偏在した空気の流れを上下方向に長尺に偏在した空気の流れに、円滑に変換することができる。また、その際、流出口から流出する空気の流れを適度に減圧して低速風(すなわち高圧風)に変換することができる。この結果、前輪用のタイヤハウス内の気圧と前輪の側面側の気圧(すなわちタイヤハウス外の気圧)との気圧差を小さくでき、これによっても、前輪の側面での空気の流れを整流でき、車両の空力性能を向上させることができる。
しかも、前記エアダクトは、前記凹壁部で案内された空気が流入する流入口を有し、前記エアダクトの前記流入口の上下方向の幅は、前記エアダクトの前記流出口の上下方向の幅の半分以下であるので、エアダクト内で、空気取入口から取り込んだ空気の流れの気圧を適度に減圧することができる。
この発明による車両前部構造は、また、バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、前記凹壁部の前面開口の上下方向の幅は、前記空気取入口の上下方向の幅よりも長いことを特徴とするものである。
この構成によれば、車両の空力性能の向上と、バンパのデザイン自由度の向上とを両立することができる。
詳しくは、空気取入口が車幅方向に長尺に形成されるため、空気取入口を意匠的に目立ち難くでき、この結果、バンパのデザイン自由度を向上させることができる。また、エアダクトの流出口が上下方向に長尺に形成されるため、流出口から前輪の側面に流出された空気により、前輪の側面での空気の流れを整流でき、この結果、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、凹壁部が車幅方向に長尺に形成されると共に、エアダクトが上下方向に長尺な流出口を備えるため、空気取入口から取り入れられて車幅方向に長尺に偏在した空気の流れを、上下方向に長尺に偏在した空気の流れに、円滑に変換することができる。また、その際、流出口から流出する空気の流れを適度に減圧して低速風(高圧風)に変換することができる。この結果、前輪用のタイヤハウス内の気圧と前輪の側面側の気圧(タイヤハウス外の気圧)との気圧差を小さくでき、これによっても、前輪の側面での空気の流れを整流でき、車両の空力性能を向上させることができる。
しかも、前記凹壁部の前面開口の上下方向の幅を上述の如く長く設定したので、凹壁部の内部空間の容積を大きくできる。この結果、凹壁部での空気の流量を増大でき、これにより、凹壁部内での空気の流れに対する抵抗を低減することができる。
この発明による車両前部構造は、さらに、バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、前記空気取入口は、筒状に形成され、前記凹壁部の前面開口の下側縁部は、前記空気取入口の下側に潜り込むように延設されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、車両の空力性能の向上と、バンパのデザイン自由度の向上とを両立することができる。
詳しくは、空気取入口が車幅方向に長尺に形成されるため、空気取入口を意匠的に目立ち難くでき、この結果、バンパのデザイン自由度を向上させることができる。また、エアダクトの流出口が上下方向に長尺に形成されるため、流出口から前輪の側面に流出された空気により、前輪の側面での空気の流れを整流でき、この結果、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、凹壁部が車幅方向に長尺に形成されると共に、エアダクトが上下方向に長尺な流出口を備えるため、空気取入口から取り入れられて車幅方向に長尺に偏在した空気の流れを、上下方向に長尺に偏在した空気の流れに、円滑に変換することができる。また、その際、流出口から流出する空気の流れを適度に減圧して低速風(高圧風)に変換することができる。この結果、前輪用のタイヤハウス内の気圧と前輪の側面側の気圧(タイヤハウス外の気圧)との気圧差を小さくでき、これによっても、前輪の側面での空気の流れを整流でき、車両の空力性能を向上させることができる。
しかも、凹壁部の前面開口の下側縁部が空気取入口の下側に潜り込むように延設されているため、凹壁部での空気の流量を増大でき、これにより、凹壁部内での空気の流れに対する抵抗を低減することができる。
この発明の一実施態様においては、前記空気取入口は、筒状に形成され、前記エアダクトは、前記凹壁部に連通する流入口を有し、前記エアダクトは、前記バンパの裏面に沿って配置され、前記流入口は、前記バンパの裏面から、前記空気取入口の軸方向の長さ分、車両後側にずれて配置されているものである。
この構成によれば、空気取入口が筒状に形成され、その後側に凹壁部が配置され、エアダクトがバンパの裏面に沿って配置された場合でも、エアダクトの流入口を凹壁部に適切に連通させることができる。
この発明による車両前部構造は、さらにまた、バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、前記凹壁部の車幅方向外側の端部には、前記エアダクトが連通する連通口が設けられ、前記凹壁部の上下方向の幅は、前記連通口の側で拡幅されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、車両の空力性能の向上と、バンパのデザイン自由度の向上とを両立することができる。
詳しくは、空気取入口が車幅方向に長尺に形成されるため、空気取入口を意匠的に目立ち難くでき、この結果、バンパのデザイン自由度を向上させることができる。また、エアダクトの流出口が上下方向に長尺に形成されるため、流出口から前輪の側面に流出された空気により、前輪の側面での空気の流れを整流でき、この結果、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、凹壁部が車幅方向に長尺に形成されると共に、エアダクトが上下方向に長尺な流出口を備えるため、空気取入口から取り入れられて車幅方向に長尺に偏在した空気の流れを、上下方向に長尺に偏在した空気の流れに、円滑に変換することができる。また、その際、流出口から流出する空気の流れを適度に減圧して低速風(高圧風)に変換することができる。この結果、前輪用のタイヤハウス内の気圧と前輪の側面側の気圧(タイヤハウス外の気圧)との気圧差を小さくでき、これによっても、前輪の側面での空気の流れを整流でき、車両の空力性能を向上させることができる。
しかも、前記凹壁部の上下方向の幅が、連通口の側で拡幅されているので、凹壁部からエアダクトへの空気の流れを円滑に繋げることができる。また、凹壁部からエアダクトに流入する空気をエアダクトに入る直前でる程度減圧することができる。
この発明による車両前部構造は、また、バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、前記凹壁部の前面開口の上側縁部には、上方に延びた延設部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、車両の空力性能の向上と、バンパのデザイン自由度の向上とを両立することができる。
詳しくは、空気取入口が車幅方向に長尺に形成されるため、空気取入口を意匠的に目立ち難くでき、この結果、バンパのデザイン自由度を向上させることができる。また、エアダクトの流出口が上下方向に長尺に形成されるため、流出口から前輪の側面に流出された空気により、前輪の側面での空気の流れを整流でき、この結果、車両の空力性能を向上させることができる。
さらに、凹壁部が車幅方向に長尺に形成されると共に、エアダクトが上下方向に長尺な流出口を備えるため、空気取入口から取り入れられて車幅方向に長尺に偏在した空気の流れを、上下方向に長尺に偏在した空気の流れに、円滑に変換することができる。また、その際、流出口から流出する空気の流れを適度に減圧して低速風(高圧風)に変換することができる。この結果、前輪用のタイヤハウス内の気圧と前輪の側面側の気圧(タイヤハウス外の気圧)との気圧差を小さくでき、これによっても、前輪の側面での空気の流れを整流でき、車両の空力性能を向上させることができる。
しかも、凹壁部の前面開口の上側縁部に、上方に延びた延設部を設けたので、延設部を、各種センサ(例えば、バンパへの衝突物の衝突を検知する衝突検知センサ)を取り付けるための取付部として利用できる。
この発明の一実施態様においては、前記バンパには、車幅方向に延びた加飾部が設けられ、前記空気取入口は、加飾部に沿って隣接するように設けられたものである。
この構成によれば、空気取入口を加飾部によって目立たなくすることができ、意匠性を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記エアダクトは、前記バンパの裏面側を構成する外側部材と、車両内部側を構成する内側部材とを備え、前記内側部材は、前記外側部材よりも変形容易な部材で形成されているものである。
この構成によれば、内側部材が外側部材よりも変形容易な部材で形成されているため、内側部材の近傍に配置された機能部品と内側部材とが接触しても、機能部品が破損することを抑制することができる。
この発明によれば、車両の空力性能を向上させると共に、バンパのデザイン自由度を向上させることができる車両前部構造を提供する。
バンパの外観を車両前側から見た外観図。 バンパの外観を車両斜め後側から見た外観図。 バンパの裏側を示す外観図である。 凹設部およびエアダクトを車両前側から見た外観図。 凹設部の裏側を示す外観図。 図1のA−A断面図。 (a)はエアダクトを車幅方向内側から見た図、(b)はエアダクトを車両前側から見た図、(c)はエアダクトの後面部を示す図。 図1のB−B断面図。 エアダクトの分解斜視図。 図1のC−C断面図。 図1のD−D断面図。 走行風の流れを説明する図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1〜図12を参照して、この実施形態に係る車両前部構造1について説明する。なお、図1〜図12において、「前側」「後側」「外側」「内側」はそれぞれ「車両前側」「車両後側」「車幅方向外側」「車幅方向内側」を意味する。
図1および図2に示すように、車両前部構造1は、自動車などの車両の前部構造であり、車幅方向に長尺な空気取入口3をフロントバンパ(以後、バンパと記載する。)5の前面部51に設ける(図1)と共に上下方向に長尺な流出口17bをバンパ5の側面部52の後端に設け(図2)、空気取入口3から取り入れられた空気(すなわち走行風)を流出口17bから流出させて前輪9の側面9bに沿って流すことで、車両の空力性能を向上させると共に、バンパ5のデザイン自由度を向上させたものである。
図1、図3および図4に示すように、車両前部構造1は、バンパ5と、バンパ5に設けられた加飾部11(図1)と、バンパ5の裏側に設けられた通気路部材13とを備えている。
図1に示すように、バンパ5は、前面部51と、左右両側の側面部52とを備えている。前面部51の左右両側は、車両後側に緩やかに湾曲して側面部52の前端に繋がっている。左右両側の側面部52はそれぞれ、車両前側に行くほど車幅方向内側に緩やかに湾曲している。
図6に示すように、バンパ5の前面部51における左右両側の下部にはそれぞれ、加飾部11が装着される凹溝部5aと、上記の空気取入口3を構成する開口部5bとが設けられている。
凹溝部5aは、バンパ5の前面部51に沿って車幅方向(すなわち横方向)に長尺に設けられている。開口部5bは、凹溝部5aの底面を貫通する開口であり、凹溝部5aの底面の下部において凹溝部5aの長手方向の全体に亘って(すなわち車幅方向に長尺に)設けられている。開口部5bは、凹溝部5aの底面から該底面の裏側に向かって筒状に突出するように設けられている。開口部5bの下面部5b1は、凹溝部5aの下面部5a1が車両後側に延設されることで形成されている。
加飾部11は、凹溝部5aの底面のうちの開口部5b以外の部分を被覆するように設けられている。また、加飾部11は、凹溝部5aの底面の中段から前方に突出すると共に凹溝部5aの長手方向の全体に亘って突出した突出部11aを有している。突出部11aの下面部11a1は、車両後側に突出するように延設されており、開口部5bの上面部5b2の下側に潜り込み、開口部5bの上面部5b2の後端に達するように配置されている。また、加飾部11は、その車幅方向外側の端部がバンパ5の裏側から締結部品(例えばネジ)15でバンパ5に締結されることで、バンパ5の凹溝部5aの内部に固定されている(図11)。
図1に示すように、空気取入口3は、バンパ5の前面部51の所定箇所(例えば前面部51の下部における車幅方向外側の箇所)に設けられている。空気取入口3は、車両前側から見て、車幅方向に長尺に形成されている。また、図10に示すように、空気取入口3は、車両平面視で、バンパ5の前面部51に沿って車幅方向外側に行くほど車両後側に延びるように延設されている。
より詳細には、図6に示すように、空気取入口3は、加飾部11の突出部11aの下面部11a1と、凹溝部5aの下面部5a1と、開口部5bの下面部5b1と、開口部5bの左右両側の側面部(図示省略)とによって構成されている。空気取入口3は、車両後側に筒状に突出するように形成されている。空気取入口3の上下方向の幅H2は、空気取入口3の後端開口から前端開口に向かって漸次大きくなっている。これにより、空気が取り入れ易くなっている。空気取入口3は、加飾部11の下側に隣接した状態で、加飾部11の長手方向に沿って設けられている。
図3および図4に示すように、通気路部材13は、空気取入口3から取り入れた空気を流出口17bまで案内して流出口17bから流出させる通気路を構成する部材であり、凹設部16と、エアダクト17とを備えている。
凹設部16は、空気取入口3の後側に配置され、空気取入口3から取り入れられた空気を車幅方向外側(すなわちエアダクト17)に案内するものである。図4〜図6に示すように、凹設部16は、凹設部16の本体である凹壁部161と、各種センサ(例えば、バンパ5への衝突物の衝突を検知する衝突検知センサ)21が取り付けられる取付部162(延設部)とを備えている。
図6に示すように、凹壁部161は、車両前側に凹状に開口している。凹壁部161の前面開口の上下方向の幅H1は、空気取入口3の上下方向の幅(例えば空気取入口3の後端開口の上下方向の幅)H2よりも長くなっている。凹壁部161の前面開口の上側縁部161bは、空気取入口3の後端開口の上側縁部(すなわち下面部11a1)と同じ高さに配置されている。凹壁部161の前面開口の下側縁部161aは、空気取入口3の下側に潜り込むように車両前側に延設されている。
このように凹壁部161の上下方向の幅H1および凹壁部161の下側縁部161aが形成されることで、凹壁部161の内部空間の容積を増大でき、この結果、凹壁部161での空気の流量を増加でき、これにより凹壁部161での空気の流れに対する抵抗を低減できる。
図6に示すように、取付部162は、凹壁部161の前面開口の上側縁部161bから、バンパ5の裏面に沿って上方に延設されるように、設けられている。図3に示すように、各種センサ21は、例えば正面視略L字形の取付ブラケット22を介して取付部162に取り付けられている。
図10に示すように、凹壁部161は、空気取入口3の長手方向に(すなわち車幅方向)に延設されている。より詳細には、凹壁部161は、車両平面視で、車幅方向外側に行くほど車両後側に延びて傾斜するように、延設されている。このように凹壁部161が傾斜されることで、空気取入口3から取り入れられた空気を凹壁部161に沿って車幅方向外側に円滑に案内することができる。
図4、図5および図10示すように、凹壁部161の長手方向外側(すなわち車幅方向外側)の端部は、開放されており、エアダクト17の流入口17aが連通する連通口161cを構成している。連通口161cは、空気取入口3の長手方向外側の端部(すなわちバンパ5の凹溝部5aの長手方向外側の端部)の付近に配置されている(図10)。凹壁部161の前面開口の上下方向の幅H1は、凹壁部161の上面部が連通口161cの側で例えば段差状に上側に上がることで、連通口161cの側で拡幅されている(図4)。これにより、凹壁部161からエアダクト17への空気の流れが円滑になる。
凹設部16には、バンパ5との固定用の孔(図示省略)が複数設けられている。これらの孔を通じて締結部品(例えばネジ)B1がバンパ5に締結されることで、凹設部16は、バンパ5の裏面の所定箇所に固定されている(図3)。このように、締結部品B1によって凹設部16がバンパ5の裏面に固定されることで、凹設部16は、バンパ5の剛性を向上させる補強部材として機能している。
なお、この実施形態では、バンパ5の裏側には、凹設部16の周囲に、補強部材(例えばフロントグリル開口部の外周に設けられたグリル外周部品をバンパ5の裏面側から補強する補強部材)40が設けられている。凹設部16は、補強部材40との隣接部分において、締結部品B1で、補強部材40と共締めされてバンパ5の裏面に固定されている。このように共締めされることで、バンパ5、凹設部16および補強部材40の各々の剛性が向上されている。
エアダクト17は、凹壁部161で案内された空気を、流出口17bまで案内して流出口17bから前輪9の側面9bに流出させるものであり、空気取入口3から取り入れられた空気を流出口17bに案内する通気路を構成している。図3および図7に示すように、エアダクト17は、例えば上下方向に延びた扁平な形に形成されると共に、バンパ5の側面部52の裏面に沿って、凹壁部161の連通口161cとバンパ5の側面部52の後端との間に亘るように形成されている。エアダクト17は、流入口17aと流出口17bとを備えている。
図10に示すように、流入口17aは、凹壁部161で案内された空気がエアダクト17に流入する開口である。流入口17aは、エアダクト17の前面部173に設けられており、例えば矩形に形成されており、凹壁部161の連通口161cに連通されている。
なお、凹壁部161の連通口161cは、空気取入口3の後側(すなわちバンパ5の凹溝部5aの後側)に配置されているため、流入口17aは、バンパ5の裏面から、空気取入口3の軸方向(即ち筒軸方向)の長さLの分、車両後側にずれて配置されている。これにより、エアダクト17の流入口17aと凹壁部161の連通口161cとが無理なく連結される。
なお、この実施形態では、図11に示すように、加飾部11は、その車幅方向外側の端部がバンパ5の裏側から締結部品15でバンパ5に締結されることで、バンパ5の凹溝部5aの内部に固定されているが、上述のように、エアダクト17の流入口17aが、バンパ5の裏面から空気取入口3の軸方向の長さLの分、車両後側にずれて配置されるため、エアダクト17の流入口17aは、当該締結部品15と干渉することなく、凹壁部161の連通口161cに連通されている。
また、図10に示すように、流入口17aの開口面は、車両平面視で、凹溝部5aの長手方向に対して車両前側に傾斜すると共に、車両前方から見て、空気取入口3の内部に張り出すように配置されている。これにより、流入口17aには、空気取入口3から凹溝部5aを経由して流れてくる空気だけでなく、空気取入口3から直接流入口17aに流入する空気も流入可能になっている。
流出口17bは、流入口17aから流入してエアダクト17の内部を流れた空気を外部に流出させる開口である。図7に示すように、流出口17bは、エアダクト17の後面部174に設けられており、上下方向に長尺な形に形成されている。流出口17bは、バンパ5の側面部52の後端の内側に隣接して配置されている(図2および図3)。
図7に示すように、流出口17bの上下方向の幅H4は、流入口17aの上下方向の幅H3よりも長くなっている。流出口17bの横方向の幅H6は、流入口17aの横方向H5の幅よりも小さくなっている。エアダクト17の上下方向の幅は、流入口17aから流出口17bに向かって漸次大きくなり、エアダクト17の横方向の幅は、流入口17aから流出口17bに向かって漸次小さくなっている。エアダクト17は、流入口17aおよび流出口17bを両端開口とする筒状に形成されており、その縦断面(すなわち、筒軸方向に直交する断面)の形状は、例えば矩形状になっている(図8)。
特に、流入口17aの上下方向の幅H3(図7参照)は、エアダクト17の流出口17bの上下方向の幅H4の半分以下の長さに形成されている。これにより、エアダクト17内で、流入口17aから流入した空気(すなわち空気取入口3から取り入れた空気)の流れの気圧を適度に減圧することができる。
図9に示すように、エアダクト17は、車幅方向の外側(すなわちバンパ5の裏面側)を構成する外側部材17Aと、車幅方向の内側(すなわち車両内部側)を構成する内側部材17Bとによって分割構成されている。
外側部材17Aは、エアダクト17の剛性を確保するために、比較的硬い樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)で形成されている。外側部材17Aは、エアダクト17を構成する外面部(すなわち車幅方向外側の外側側面部171、車幅方向内側の内側側面部172、前面部173および後面部174)のうち、外側側面部171、前面部173および後面部174を一体形成したものである。
外側側面部171の縦断面形状は、車幅方向外側に凸の略ハット状に形成されている(図8)。外側側面部171の上縁部および下縁部にはそれぞれ、内側部材17Bとの連結用の連結フランジ部171rが設けられている。各連結フランジ部171rには、連結用の孔H1が設けられている。前面部173は、外側側面部171の前縁部に設けられている。前面部173の中央には、流入口17aが設けられている。前面部173の周縁には、内側部材17Bとの連結用の連結フランジ部173rと、バンパ5との固定用の固定部173kとが設けられている。連結フランジ部173rには、連結用の孔H1が設けられ、固定部173kは、固定用の孔H2が設けられている。後面部174は、外側側面部171の後縁部に設けられている。後面部174の中央には、流出口17bが設けられている。後面部174の3辺(すなわち上下の各辺及び車幅方向内側の辺)は、後面部174の外周側に延設され、その延設部分によって、バンパ5との固定用の固定フランジ部174kが形成されている。固定フランジ部174kには、固定用の孔H2が設けられている。
このように、流入口17aが設けられた前面部173と、流出口17bが設けられた後面部174とが外側部材17Aに設けられることで、外側部材17aの両側の剛性が向上され、これにより、外側部材17Aの外側部材17A全体の剛性が向上されている。
内側部材17Bは、その周辺に対向配置された機能部品(例えば、ウォッシャタンクなど)TWに接触しても、当該機能部品TWを破損させないように、外側部材17Aよりも変形容易な部材(すなわち外側部材17Aよりも低剛性の部材、例えば弾性部材、具体的にはエラストマ)で形成されている。内側部材17Bは、エアダクト17の内側側面部172を構成するものである。
内側部材17Bの縦断面形状は、車幅方向内側に凸の略ハット状に形成されている(図8)。内側部材17Bの上縁部、下縁部および前縁部にはそれぞれ、外側部材17Aとの連結用の連結フランジ部172rが設けられている。各連結フランジ部172rには、連結用の孔H3が設けられている。
外側部材17Aおよび内側部材17Bは、それらの各連結フランジ部171r,173r,172rが互いに重ね合わされた状態で、それらの各孔H1,H3に締結部品B2が取り付けられることで、互いに連結されている(図7)。
また、エアダクト17の固定フランジ部174kおよび固定部173kの各々の孔H2を通じて締結部品(例えばネジ)B3がバンパ5の裏面に締結されることで、エアダクト17は、バンパ5の裏面の所定箇所に固定されている(図3)。その際、エアダクト17は、凹設部16と隣接して配置されており、凹設部16との隣接部分において、締結部品B3で、凹設部16と共締めされてバンパ5の裏側の所定箇所に固定されている。このように、エアダクト17が凹設部16と共締めされてバンパ5の裏面に締結されることで、バンパ5、凹設部16およびエアダクト17の各々の剛性が向上されている。
エアダクト17は、流出口17bから流出する空気が前輪9の外側のショルダ部9aに当たるように、バンパ5に対する配置が調整されて、バンパ5の裏面に固定されている(図12)。これにより、流出口17bから流出した空気は、空気の流れを乱さずに、前輪9の側面9bに沿って流れる。
エアダクト17がバンパ5の裏面に固定された状態では、エアダクト17の前面部173側の端部(取付ブラケット22側の端部)17cと、取付ブラケット22のエアダクト17側の端部と22aは、互いに上下方向に隣接して配置されている(図3)。これにより、バンパ5のエアダクト17側で受けた衝撃をバンパ5の取付ブラケット22側により確実に伝達可能になり、その衝撃を衝突検知センサ21でより確実に検知可能になっている。また、エアダクト17と取付ブラケット22とは凹設部16を介して互いに連結されているが、この連結状態で上記のように上下方向の隣接配置されることで、バンパ5の剛性が更に向上されている。
このように構成された車両前部構造1では、図12に示すように、空気(すなわち走行風)が流れる。すなわち、車両の走行により、空気(すなわち走行風)が空気取入口3に取り入れられる。空気取入口3から取り入れられた空気は、凹壁部161に当たって凹壁部161の長手方向に沿った方向に流れを変えて、凹壁部161によって車幅方向外側に案内され、凹壁部161の連通口161cからエアダクト17内に流入する。その際、凹壁部161は、車両平面視で、その車幅方向外側が車両斜め後側に向いているため、空気取入口3から取り入れられた空気は、円滑に、流れる方向を凹壁部161の長手方向に沿った方向に変えることができる。
そして、凹壁部161で案内された空気は、流入口17aからエアダクト17内に流入して流出口17bから流出して、前輪9の側面9bに沿って流れる。その際、エアダクト17の流入口17aの上下方向の幅H3が流出口17bの上下方向の幅H4の半分以下であるため、エアダクト17内で空気の風速がる程度減速される。この結果、空気取入口3から取り入れられた空気は、る程度減速されて低速風(すなわち高圧風)として流出口17bから流出される。
以上、この実施形態に係る車両前部構造1によれば、バンパ5の空気取入口3から取り入れられた空気をバンパ5の側面部52の後端付近の流出口17bから流出させて前輪9の側面9bに沿って流す車両前部構造であって、空気取入口3の後側に配置され、空気取入口3から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部161と、流出口17bを有し、凹壁部161で案内された空気を流出口17bまで案内して流出口17bから前輪9の車幅方向外側に流出させるエアダクト17とを備え、空気取入口3および凹壁部161は、車幅方向に長尺に形成され、エアダクト17の流出口17bは、上下方向に長尺に形成されている。
この構成によれば、車両の空力性能の向上と、バンパ5のデザイン自由度の向上とを両立することができる。
より詳細には、空気取入口3が車幅方向に長尺に形成されるため、空気取入口3を意匠的に目立ち難くでき、この結果、バンパ5のデザイン自由度を向上させることができる。また、エアダクト17の流出口17bが上下方向に長尺に形成されるため、流出口17bから前輪9の側面9bに流出された空気により、前輪9の側面9bでの空気の流れを整流でき、この結果、車両の空力性能を向上させることができる。
また、凹壁部161が車幅方向に長尺に形成されると共にエアダクト17が上下方向に長尺な流出口17bを備えるため、空気取入口3から取り入れられて車幅方向に長尺に偏在した空気の流れを上下方向に長尺に偏在した空気の流れに、円滑に変換することができる。また、その際、流出口17bから流出する空気の流れを適度に減圧して低速風(すなわち高圧風)に変換することができる。この結果、前輪用のタイヤハウス30内の気圧と前輪9の側面9b側の気圧(すなわちタイヤハウス30の外側の気圧)との気圧差を小さくでき、これによっても、前輪9の側面9bでの空気の流れを整流でき、車両の空力性能を向上させることができる。
また、エアダクト17は、凹壁部161で案内された空気が流入する流入口17aを有し、エアダクト17の流入口17aの上下方向の幅H3は、エアダクト17の流出口17bの上下方向の幅H4の半分以下であるため、エアダクト17内で、空気取入口3から取り込んだ空気の流れの気圧を適度に減圧することができる。
また、凹壁部161の前面開口の上下方向の幅H1は、空気取入口3の上下方向の幅H2よりも長いため、凹壁部161の内部空間の容積を大きくできる。この結果、凹壁部161での空気の流量を増大でき、これにより、凹壁部161内での空気の流れに対する抵抗を低減することができる。
また、空気取入口3は、筒状に形成され、凹壁部161の前面開口の下側縁部161aは、空気取入口3の下側に潜り込むように延設されているため、これによっても、凹壁部161の内部空間の容積を大きくすることができる。
また、空気取入口3は、筒状に形成され、エアダクト17は、凹壁部161に連通する流入口17aを有し、エアダクト17は、バンパ5の裏面に沿って配置され、流入口17aは、バンパ5の裏面から、空気取入口3の軸方向の長さLの分、車両後側にずれて配置されているため、空気取入口3が筒状に形成され、その後側に凹壁部161が配置され、エアダクト17がバンパ5の裏面に沿って配置された場合でも、エアダクト17の流入口17aを凹壁部161に適切に連通させることができる。
また、凹壁部161の車幅方向外側の端部には、エアダクト17が連通する連通口161cが設けられ、凹壁部161の上下方向の幅H1は、連通口161cの側で拡幅されているため、凹壁部161からエアダクト17への空気の流れを円滑に繋げることができる。また、凹壁部161からエアダクト17に流入する空気をエアダクト17に入る直前でる程度減圧することができる。
また、この発明の態様として、凹壁部161の前面開口の上側縁部161bには、上方に延びた取付部162(延設部)が設けられているため、取付部162を、各種センサ(例えば、バンパ5への衝突物の衝突を検知する衝突検知センサ)を取り付けるための取付部として利用できる。
また、バンパ5には、車幅方向に延びた加飾部11が設けられ、空気取入口3は、加飾部11に沿って(例えば加飾部11の下側に沿って)隣接するように設けられているため、空気取入口3を加飾部11によって目立たなくすることができ、意匠性を向上させることができる。
また、エアダクト17は、バンパ5の裏面側を構成する外側部材17Aと、車両内部側を構成する内側部材17Bとを備え、内側部材17Bは、外側部材17Aよりも変形容易な部材(例えばエラストマ)で形成されているため、内側部材17Bの近傍に配置された機能部品(例えば、ウォッシャタンクや、回生エネルギを電気に変換する回生装置)TWと内側部材17Bとが接触しても、機能部品TWが破損することを抑制することができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、車両前部構造に関し、特に、バンパの空気取入口から取り入れられた空気(走行風)を、バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す技術への適用に好適である。
1…車両前部構造
3…空気取入口
5…バンパ
9…前輪
9b…側面
11…加飾部
17…エアダクト
17A…外側部材
17B…内側部材
17a…流入口
17b…流出口
161…凹壁部
161a…凹壁部の下側縁部
161c…連通口
162…取付部(延設部)
H1…凹壁部の上下方向の幅
H2…空気取入口の上下方向の幅
H3…エアダクトの流入口の上下方向の幅
H4…エアダクトの流出口の上下方向の幅
L…空気取入口の軸方向の長さ

Claims (8)

  1. バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、
    前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、
    前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、
    前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、
    前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され
    前記エアダクトは、前記凹壁部で案内された空気が流入する流入口を有し、
    前記エアダクトの前記流入口の上下方向の幅は、前記エアダクトの前記流出口の上下方向の幅の半分以下である
    車両前部構造。
  2. バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、
    前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、
    前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、
    前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、
    前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、
    前記凹壁部の前面開口の上下方向の幅は、前記空気取入口の上下方向の幅よりも長い
    両前部構造。
  3. バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、
    前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、
    前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、
    前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、
    前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、
    前記空気取入口は、筒状に形成され、
    前記凹壁部の前面開口の下側縁部は、前記空気取入口の下側に潜り込むように延設されている
    両前部構造。
  4. 前記空気取入口は、筒状に形成され、
    前記エアダクトは、前記凹壁部に連通する流入口を有し、
    前記エアダクトは、前記バンパの裏面に沿って配置され、前記流入口は、前記バンパの裏面から、前記空気取入口の軸方向の長さ分、車両後側にずれて配置されている
    請求項1〜3の何れか一項に記載の車両前部構造。
  5. バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、
    前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、
    前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、
    前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、
    前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、
    前記凹壁部の車幅方向外側の端部には、前記エアダクトが連通する連通口が設けられ、
    前記凹壁部の上下方向の幅は、前記連通口の側で拡幅されている
    両前部構造。
  6. バンパの空気取入口から取り入れられた空気を前記バンパの側面部後端付近の流出口から流出させて前輪の側面に沿って流す車両前部構造であって、
    前記空気取入口の後側に配置され、前記空気取入口から取り入れられた空気を車幅方向外側に案内する凹壁部と、
    前記流出口を有し、前記凹壁部で案内された空気を前記流出口まで案内して前記流出口から流出させて前記前輪の側面に流すエアダクトとを備え、
    前記空気取入口及び前記凹壁部は、車幅方向に長尺に形成され、
    前記エアダクトの前記流出口は、上下方向に長尺に形成され、
    前記凹壁部の前面開口の上側縁部には、上方に延びた延設部が設けられている
    両前部構造。
  7. 前記バンパには、車幅方向に延びた加飾部が設けられ、
    前記空気取入口は、加飾部に沿って隣接するように設けられた
    請求項1〜6の何れか一項に記載の車両前部構造。
  8. 前記エアダクトは、前記バンパの裏面側を構成する外側部材と、車両内部側を構成する内側部材とを備え、
    前記内側部材は、前記外側部材よりも変形容易な部材で形成されている
    請求項1〜7の何れか一項に記載の車両前部構造。
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