JP2014180940A - 車両用アンダーカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで車外騒音を低減するともに、空力性、軽量化、耐衝撃性及び耐水性を確保することが可能な車両用アンダーカバーを提供する。
【解決手段】車両用アンダーカバー5は、車両のフロア2の車外側面に沿って設けられる主面部11と、主面部11から車外方向に立設される外枠部12と、外枠部12の先端に形成される開口を閉塞する平坦なシート部17と、を備え、シート部17には貫通孔17aが形成されており、主面部11、外枠部12及びシート部17によって共鳴部Aが構成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の下部に設けられる車両用アンダーカバーに関する。
車両におけるノイズ低減のための技術として、特許文献1,2には、エンジン音を低減するために、ヘルムホルツ共鳴器の構造を用いて吸音するエンジンアンダーカバーが開示されている。
また、特許文献3には、タイヤノイズ等の車外騒音を低減するために、車両のフロアの下面に撥水性不織布を貼着するフロアーアンダーカバーが開示されている。
特開平8−207833号公報 特開2012−071662号公報 特開2009−298339号公報
しかし、特許文献3に記載のフロアーアンダーカバーでは、吸音のための通気性が空気の漏れにつながり、車体回りの空気の流れを乱して空力性能を低下させるおそれがある。また、不十分な施工、外力等によってアンダーカバーの端末が捲れて脱落等の不具合が生じるおそれがある。また、高強度材による薄肉化が結果として耐衝撃性の低下を招き、チッピングによって破壊されるおそれがある。また、材料の単価が高く、高価格化を招く。
また、特許文献1,2に記載のエンジンアンダーカバーは、スプラッシング、チッピング等に対する耐衝撃性及び耐水性を考慮したものではない。すなわち、特許文献1に記載のエンジンアンダーカバーではプレートが、特許文献2に記載のエンジンアンダーカバーではカバー本体の主板体が、それぞれ路面側の曝露面となるため、チッピング等によるエンジンアンダーカバーの破壊を防ぐためには、プレートや主板体の厚肉化に伴う重量増が生じる。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、低コストで車外騒音を低減するともに、空力性、軽量化、耐衝撃性及び耐水性を確保することが可能な車両用アンダーカバーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の車両用アンダーカバーは、車両のフロア面の車外側面に沿って設けられる主面部と、前記主面部から車外方向に立設される外枠部と、前記外枠部の先端に形成される開口を閉塞する平坦なシート部と、を備え、前記シート部には貫通孔が形成されており、前記主面部、前記外枠部及び前記シート部によって共鳴部が構成されていることを特徴とする。
かかる構成によると、路面側に貫通孔が設けられたホルムヘルツ構造の共鳴部を有するので、タイヤノイズ等の車外騒音を好適に低減(吸音)し、車両の乗員に静粛性を提供することができる。また、平坦なシート部によって曝露面が構成されるので、空力性を好適に確保することができる。また、シート部によって曝露面が構成されるので、共鳴部を軽量化しつつ耐衝撃性及び耐水性を確保することができる。
前記主面部及び前記外枠部は、一体に成形されている構成であってもよい。
かかる構成によると、共鳴部の気密性及び形状剛性を確保し、所望の周波数で共鳴を発現させて吸音効果をより確実に得ることができる。
車両用アンダーカバーは、前記主面部から車外方向に立設され、前記共鳴部を複数に分割する第一リブ部を備える構成であってもよい。
かかる構成によると、共鳴部を複数に分割して共鳴部の大きさ及び配置を自由に設定することができ、所望の吸音効果を得ることができる。
車両用アンダーカバーは、前記主面部から立設される補強用の第二リブ部を備える構成であってもよい。
かかる構成によると、主面部の厚肉化を抑制しつつ部材強度を確保することができる。
前記第二リブ部は、前記外枠部の少なくとも一部に対応する部位において、前記主面部から車内方向に立設される構成であってもよい。
車両用アンダーカバーは、前記主面部から立設される補強用の第二リブ部を備え、前記第二リブ部は、前記第一リブ部の少なくとも一部に対応する部位において、前記主面部から車内方向に立設される構成であってもよい。
かかる構成によると、一体成形時における材料の流路を好適に確保することができる。
前記シート部は、オレフィン系樹脂によって形成されている構成であってもよい。
かかる構成によると、チッピング、スプラッシング等の衝撃入力に好適に耐えることができる。
車両用アンダーカバーは、さらに、前記車両の車輪の上方に設けられるインナーフェンダーの車輪側面に沿って前記共鳴部が設けられており、前記インナーフェンダーの車輪側面に沿って設けられる前記シート部は、側面視で円弧形状を呈する構成であってもよい。
かかる構成によると、車輪W周りから生じる車外騒音を好適に吸音することができる。
また、本発明の車両用アンダーカバーは、車両の車輪の上方に設けられるインナーフェンダーの車輪側面に沿って設けられる主面部と、前記主面部から車輪側に立設される外枠部と、前記外枠部の先端に形成される開口を閉塞する側面視で円弧形状を呈するシート部と、を備え、前記シート部には貫通孔が形成されており、前記主面部、前記外枠部及び前記シート部によって共鳴部が構成されていることを特徴とする。
本発明によると、低コストで車外騒音を低減するとともに、空力性、耐衝撃性及び耐水性を確保することができる。
本発明の実施形態に係る車両において車両用アンダーカバーの共鳴部が適用される領域の一例を示す図である。 フロアに設けられる車両用アンダーカバーを示す断面図である。 フロアに設けられる車両用アンダーカバーを示す斜視図である。 (a)はインナーフェンダーに設けられる車両用アンダーカバーを示す側断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。
本発明の実施形態について、本発明の車両用アンダーカバーを四輪自動車に適用した場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。また、前後上下左右といった方向は、車両の乗員を基準とする。なお、本発明の車両用アンダーカバーは、四輪自動車以外の車両にも適用可能である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両1は、そのフロア2及びインナーフェンダー3に車両用アンダーカバー5(図2参照)が設けられている四輪自動車である。図1においてドットが描画されている領域X1,X2は、車両用アンダーカバー5において吸音を行う共鳴部A(図2参照)が設けられる部分である。すなわち、共鳴部Aは、フロア2の車外側面(下面)において、前輪WFL(WFR)の中心内側と後輪WRL(WRR)の後端内側とを結ぶ線分と、左右の後輪WRL,WRRの後端内側を結ぶ線分と、前輪WFL(WFR)の中心内側と後輪WRL(WRR)の後端内側を結ぶ線分の中点とを結ぶ線分と、に囲まれた領域X1に設けられる。かかる領域X1は、前輪WFL,WFRによる飛散物(小石、水撃等)が衝突し(小石等によるチッピング、水撃によるスプラッシング)、衝突音が発生する部分である。なお、共鳴部Aは、フロア2の車外側面(下面)に沿う部位であれば、前記した領域X1以外の場所にも設置可能である。
また、共鳴部Aは、インナーフェンダー3において、インナーフェンダー3の車輪側面全体にわたる領域X2に設けられる。かかる領域X2は、車輪WFL,WFR,WRL,WRRによる飛散物(小石、水撃等)が衝突し、衝突音が発生する部分である。
<フロアに設けられる車両用アンダーカバー>
図2に示すように、車両用アンダーカバー5は、路面側における原音(タイヤノイズ等)を低減するとともに、空力を改善し、さらにはチッピング、スプラッシュ等に対する耐衝撃性及び耐水性を満たすものであって、吸音を行うボックス部10と、取り付けのための一般構造部20と、を一体的に備える。
<ボックス部>
図2及び図3に示すように、ボックス部10は、主面部11と、外枠部12と、第一リブ部13a,13bと、第二リブ部14,15a,15bと、厚肉部16と、シート部17と、を備える。
<主面部>
主面部11は、フロア2の車外側(下方)において、当該フロア2の車外側面(下面)に沿って設けられる平板形状を呈する部位である。
<外枠部>
外枠部12は、主面部11から車両外方向すなわち下方に向けて立設されている部位である。外枠部12は、主面部11の縁部から立設されており、平面視で矩形枠形状を呈する。
<第一リブ部>
第一リブ部13a,13bは、共鳴部Aを複数に分割(区画)するための平面視で格子状を呈するリブであって、主面部11から車両外方向すなわち下方に向けて立設されている部位である。本実施形態では、一以上の第一リブ部13aが、平面視で左右方向に延設されており、一以上の第一リブ部13bが、平面視で前後方向に延設されている。これら第一リブ部13a,13bは、互いに交差するとともに、端部において外枠部12と連結されている。
第二リブ部14,15a,15bは、部材強度を確保するための平面視で格子状を呈する補強用リブであって、主面部11から車両内方向すなわち上方に向けて立設されている部位である。第二リブ部14は、平面視で外枠部12と重なる位置に形成されるものであって、主面部11の縁部から立設されており、平面視で矩形枠形状を呈する。第二リブ部15aは、平面視で第一リブ部13aと重なる位置に形成されるものであって、平面視で左右方向に延設されている。第二リブ部15bは、平面視で第一リブ部13bと重なる位置に形成されるものであって、平面視で前後方向に延設されている。これら第二リブ部15a,15bは、互いに交差するとともに、端部において第二リブ部14と連結されている。
ここで、外枠部12及び第一リブ部13a,13bの立設高さは、同一に形成されている。また、第二リブ部14,15a,15bの立設高さは、同一に形成されている。
シート部17は、外枠部12の先端(下端)に形成される開口を閉塞するシート状部材である。シート部17には、複数の貫通孔17aがパンチングによって形成されている。かかる貫通孔17aは、チッピングによって飛散する小石等よりも小さく形成されており、小石等は貫通孔17aを通過することができない。シート部17は、振動溶着、接着等によって外枠部12及び第一リブ部13a,13bの先端部に取り付けられており、車外の飛散物(小石、水撃等)が衝突する平坦な曝露面を構成する。
すなわち、主面部11、外枠部12及びシート部17は、内部空間が胴、貫通孔17aが首となる、いわゆるヘルムホルツ共鳴器(共鳴部A)を構成する。共鳴部Aは、音源側すなわち路面側に向かって開口しており、タイヤノイズ等の車外騒音を低減する。
ここで、車外騒音としては、タイヤ(車輪W)の空洞共鳴音、ロードノイズ及びパターンノイズを含むタイヤノイズと、風切音と、スプラッシュ及びチッピングによる衝突音と、が挙げられる。本実施形態に係る共鳴部Aは、かかる車外騒音をヘルムホルツ共鳴によって吸音し、車外騒音が車体下部から車室内へと侵入するのを抑制する。
なお、共鳴部Aにおける吸音周波数は、ヘルムホルツ共鳴器の共鳴周波数fに準じており、下記式によって表される。
f=(v/2π)・[S/{V・(L+δ)}]1/2
ここで、vは空気中の音速、Sは共鳴部Aの開口の断面積(貫通孔17aの合計断面積)、Lはダクト長(シート部17の厚み)、δは開口補正(δ≒0.6r、rは共鳴部Aにおける複数の貫通孔17aを足し合わせた仮想の孔の半径)である。
なお、主面部11は、ある程度薄肉化されている場合には、膜振動部材としての吸音効果を発揮することができる。
また、本実施形態に係る車両用アンダーカバー5は、第一リブ部13a,13bの立設高さ、個数及び間隔並びに貫通孔17aの個数及び孔径を適宜設定することによって、所望の吸音効果を得ることができる。
<一般構造部>
一般構造部20は、ボックス構造部10の外枠であって、車両用アンダーカバー5をフロア2に固定するための部位である。一般構造部20は、外枠部12の下端部から外側に延設されているとともに、当該一般構造部20の主要部の下面がシート部17の下面と面一となっており、第二リブ部14,15a,15bと略同じ高さのボス取付部21と、端末取付部22と、を備える。ボス取付部21及び端末取付部22には、それぞれ取付孔21a,22bが形成されており、車両用アンダーカバー5は、かかる取付穴21a,22bを介したボルト締結によってフロア2の下面に取り付けられる。なお、車両用アンダーカバー5の車体への取付手法は前記したものに限定されず、クリップ等の他の取付手段によるものであってもよい。
本実施形態において、車両用アンダーカバー5のうち、主面部11、外枠部12、第一リブ部13a,13b、第二リブ部14,15a,15b及び一般構造部20は、樹脂系材料を用いた射出成形によって一体に成形される。
ここで、主面部11と第一リブ部13a及び第二リブ部15aとの交差部位、主面部11と第一リブ部13b及び第二リブ部15bとの交差部位、第一リブ部13a及び第二リブ部15aと第一リブ部13b及び第二リブ部15bとの交差部位には、それぞれ厚肉部16が形成されている。かかる厚肉部16は、ボックス部10の他部よりも厚肉の柱状を呈しており、射出成形時における材料の流入口及び流動路である。射出成形時には、材料が厚肉部16に該当する場所を流れつつ、厚肉部16に該当する場所から主面部11及び各リブ部13a,13b,15a,15bへと流れ出ることとなり、薄肉化された主面部11及び各リブ部13a,13b,15a,15bが得られる。
また、主面部11は、外枠部12、第一リブ部13a,13b及び第二リブ部14,15a,15bよりも薄肉に形成されている。主面部11の厚みは、成形限界の0.5〜0.8mm又はそれに近い厚みであることが望ましい。本実施形態に係る車両用アンダーカバー5では、主面部11を覆うシート部17が、車外を飛散する飛散物(小石、水撃等)が主面部11に直接衝突することを防止するので、強度条件による主面部11の肉厚増加が不要である。
また、一般構造部20は、強度対策の観点から、ボックス部10よりも肉厚に形成されていることが望ましい。また、一般構造部20は、取付強度の観点から、図1の領域X1の中間部位にも設けられてもよい。
また、シート部17は、例えば、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタート)、PP(ポリプロプレン)等といったオレフィン系樹脂によって形成されている。シート部17の厚みは、主に低温〜常温を中心とした衝撃強度によって決定され、例えば、0.2〜1.0mmとすることができる。
<インナーフェンダーに設けられる車両用アンダーカバー>
図4に示すように、インナーフェンダー3に設けられる車両用アンダーカバー5は、路面側における原音(タイヤノイズ等の車外騒音)を低減するとともに、空力を改善し、さらにはチッピング、スプラッシュ等に対する耐衝撃性及び耐水性を満たすものであって、吸音を行うボックス部10と、取り付けのための一般構造部(図示せず)と、を備える。なお、図4において、インナーフェンダー3については、その外形が図示されており、車両用アンダーカバー5については、その断面形状が図示されている。
ここで、インナーフェンダー3は、車輪W(WFL,WFR,WRL,WRR)の上部を覆う部材であり、側面視で車輪Wの上部に沿った円弧形状を呈する。本実施形態において、インナーフェンダー3に設けられる車両用アンダーカバー5は、インナーフェンダー3の車輪W側面の頂点近傍の所定範囲に配置されており、フロア2に設けられる車両用アンダーカバー5を湾曲させた形状を呈する。すなわち、主面部11は、インナーフェンダー3の車輪W側面に沿って設けられており、外枠部12は、主面部11から車輪W側に立設されている。したがって、インナーフェンダー3に設けられる車両用アンダーカバー5のボックス部10は、側面視でインナーフェンダー3に沿った円弧形状を呈するように湾曲して形成されている。共鳴部(共鳴室)Aは、音源側すなわち車輪W側に向かって開口しており、タイヤノイズ等の車外騒音を低減する。また、シート部17は、側面視で円弧形状を呈する。ここで、外枠部12及び第二リブ部14における左右方向に延設される部位、第一リブ部13a並びに第二リブ部15aのうち、中央の第一リブ部13a及び第二リブ部15aは、径方向(ここでは、上下方向)に延設されており、それ以外の外枠部12及び第二リブ部14における左右方向に延設される部位、第一リブ部13a並びに第二リブ部15aは、中央の第一リブ部13a及び第二リブ部15aに平行に(ここでは、上下方向に)延設されている。かかる形状は、ボックス部10を射出成形によって製造する際の型割り(ここでは、型割りは、上下方向に行われる)を考慮したものである。なお、かかる車両用アンダーカバー5は、必要に応じて、インナーフェンダー3の車輪側W側面の全体にわたって設けられてもよい。
本発明の実施形態に係る車両用アンダーカバー5は、路面側に貫通孔17aが設けられたホルムヘルツ構造の共鳴部Aを有するので、タイヤノイズ等の車外騒音を好適に低減(吸音)し、車両1の乗員に静粛性を提供することができる。また、平坦なシート部17によって曝露面が構成されるので、空力性を好適に確保することができる。また、シート部17によって曝露面が構成されるので、ボックス部10を軽量化しつつ耐衝撃性及び耐水性を確保することができる。
また、車両用アンダーカバー5は、主面部11及び外枠部12が一体に成形されているので、共鳴部Aの気密性及び形状剛性を確保し、所望の周波数で共鳴を発現させて吸音効果をより確実に得ることができる。
また、車両用アンダーカバー5は、共鳴部Aを複数に分割して共鳴部Aの大きさ及び配置を自由に設定することができ、所望の吸音効果を得ることができる。
また、車両用アンダーカバー5は、補強用の第二リブ部14,15a,15bを備えるので、主面部11の厚肉化を抑制しつつ部材強度を確保することができる。
また、車両用アンダーカバー5は、第二リブ部14,15a,15bが外枠部12及び第一リブ部13a,13bに対応する部位に設けられるので、一体成形時における材料の流路を好適に確保することができる。
また、車両用アンダーカバー5は、シート部17が低温強度の高いオレフィン系樹脂によって形成されるので、チッピング、スプラッシング等の衝撃入力に好適に耐えることができる。
また、車両用アンダーカバー5は、インナーフェンダー3にも設けられるので、車輪W周りから生じる車外騒音を好適に吸音することができる。また、車両用アンダーカバー5は、シート部17がインナーフェンダー3に合わせた側面視で円弧形状を呈するので、車輪W周りにおいても空力性を好適に確保することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第二リブ部14,15a,15bは、外枠部12及び第一リブ部13a,13bの少なくとも一部に対応する部位において車内方向に立設されていてもよく、外枠部12及び第一リブ部13a,13bに対応しない部位において車内方向に立設されていてもよい。また、第二リブ部14,15a,15bは、外枠部12及び第一リブ部13a,13bよりも低い立設高さで車外方向に立設されていてもよく、部材強度が十分である場合には省略されてもよい。また、変形例として、主面部11をフロア2又はインナーフェンダー3と一体化することも可能である。
1 車両
2 フロア(フロア面)
3 インナーフェンダー
5 車両用アンダーカバー
11 主面部
12 外枠部
13a,13b 第一リブ部
14 第二リブ部
15a,15b 第二リブ部
17 シート部
17a 貫通孔
A 共鳴部
W,WFL,WFR,WRL,WRR 車輪

Claims (9)

  1. 車両のフロア面の車外側面に沿って設けられる主面部と、
    前記主面部から車外方向に立設される外枠部と、
    前記外枠部の先端に形成される開口を閉塞する平坦なシート部と、
    を備え、
    前記シート部には貫通孔が形成されており、
    前記主面部、前記外枠部及び前記シート部によって共鳴部が構成されている
    ことを特徴とする車両用アンダーカバー。
  2. 前記主面部及び前記外枠部は、一体に成形されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用アンダーカバー。
  3. 前記主面部から車外方向に立設され、前記共鳴部を複数に分割する第一リブ部を備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用アンダーカバー。
  4. 前記主面部から立設される補強用の第二リブ部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用アンダーカバー。
  5. 前記第二リブ部は、前記外枠部の少なくとも一部に対応する部位において、前記主面部から車内方向に立設される
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用アンダーカバー。
  6. 前記主面部から立設される補強用の第二リブ部を備え、
    前記第二リブ部は、前記第一リブ部の少なくとも一部に対応する部位において、前記主面部から車内方向に立設される
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用アンダーカバー。
  7. 前記シート部は、オレフィン系樹脂によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両用アンダーカバー。
  8. さらに、前記車両の車輪の上方に設けられるインナーフェンダーの車輪側面に沿って前記共鳴部が設けられており、
    前記インナーフェンダーの車輪側面に沿って設けられる前記シート部は、側面視で円弧形状を呈する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両用アンダーカバー。
  9. 車両の車輪の上方に設けられるインナーフェンダーの車輪側面に沿って設けられる主面部と、
    前記主面部から車輪側に立設される外枠部と、
    前記外枠部の先端に形成される開口を閉塞する側面視で円弧形状を呈するシート部と、
    を備え、
    前記シート部には貫通孔が形成されており、
    前記主面部、前記外枠部及び前記シート部によって共鳴部が構成されている
    ことを特徴とする車両用アンダーカバー。
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