JP2015044538A - 車両用空力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空力性能と操安性を両立させることを目的とする。【解決手段】フロントバンパカバー12に開口部18を設け、開口部18から走行風を導入して、導風路16を介して導出部20から車両側面方向へ導出する。また、シャッタ22を設けてアクチュエータ24によって駆動する。そして、コントローラ28が、舵角センサ28の検出結果に基づいて、舵角が発生した場合にアクチュエータ24を制御してシャッタを閉じるように制御することにより、舵角発生時に導出部20からの走行風の導出を抑制する。【選択図】図2

Description

本発明は、フロントバンパカバー内から車両側面方向への空気の流れを整流する車両用空力装置に関する。
特許文献1には、車体の前端部に開口部を設け、該開口部内に導入された走行風を前輪のブレーキ装置に吹き当たる部位へ案内する第1の導風路と、開口部内に導入された走行風を前輪の前面下部と地面との間の領域に斜め前方から吹き出させる第2の導風路とを設けると共に、第1の導風路を開閉する開閉手段を設けた自動車の導風装置が提案されている。
実開平6−65045号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、第2の導風路からの走行風によって空力性能を改善することができるが、走行時に旋回して舵角が発生したときには、第2の導風路からの走行風がタイヤに当たることにより操安性が低下するため、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、空力性能と操安性を両立させることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車両のフロントバンパカバー内に進入した空気をタイヤの車両前側から車両側面方向へ導出する導出部と、舵角に応じて、前記導出部から導出する空気の流量を調整する調整部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、導出部は、車両のフロントバンパカバー内に進入した空気をタイヤの車両前側から車両側面方向へ導出する。例えば、フロントバンパカバー内に進入した空気を導出部から導出するようにしてもよいし、フロントバンパカバーに開口部を設けると共に、開口部から導出部まで空気を導く導風路を設けて、該開口部から進入した空気を導風路を介して導出部から導出するようにしてもよい。
すなわち、フロントバンパカバー内に進入した空気(走行風)が導出部から車両側面方向へ導出されることにより、前方から車両側面を沿って流れる空気の流れに合流して、車両前面で受ける風圧が低減される。これによって、車両の空力特性を表すCd値が改善される。
しかしながら、旋回等によってタイヤに舵角が発生すると、導出部から排出される空気がタイヤに当たり、操安性が低下してしまう。
そこで、調整部では、舵角に応じて、導出部から導出する空気の流量が調整される。これによって、導出部から導出された空気のタイヤへの衝突を抑制することができ、操安性の低下を抑制することができる。従って、空力特性と操安性を両立させることができる。
以上説明したように本発明によれば、空力性能と操安性を両立させることができる、という効果がある。
本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置の車両の概略配置位置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置の概略構成を示す図である。 開口部のシャッタ前側に設けられたフィンを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置のコントローラで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置におけるシャッタの変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用空力装置の構成を示す図である。 (A)は本発明の第3実施形態に係る車両用空力装置におけるコントローラに記憶されるシャッタを開閉するためのテーブルの一例を示す図であり、(B)は本発明の第3実施形態に係る車両用空力装置のコントローラで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は本発明の第4実施形態に係る車両用空力装置の制御系の構成を示すブロック図であり、(B)は第4実施形態に係る車両用空力装置のコントローラに記憶されるシャッタを開閉するためのテーブルの一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用空力装置のコントローラで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置の車両の概略配置位置を示す図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置の概略構成を示す図である。なお、図2は、図1におけるA−A断面図を含む。
車両用空力装置10は、図1に示すように、フロントバンパカバー12の車両前側からフロントタイヤ14の方向に連通した導風路16を有している。
導風路16は、フロントバンパカバー12の車両両サイド近辺に開口部18を有して、当該開口部18からフロントバンパカバー12内部へ走行風が導入される。導入された走行風は、導風路16を介して導出部20から車両側面方向へ排出される。これによって、車両前方から車両側面を沿って流れる走行風と、導出部16から車両側面方向へ排出された走行風が合流して車両側面に沿って流れる。
また、導風路16には、車幅方向に移動可能とされたシャッタ22が設けられており、シャッタ22が車幅方向に移動することによって、導風路16の開口部18が開閉される。これによって導風路16への走行風の導入と、走行風の遮蔽とが可能とされている。
シャッタ22は、シャッタ22を車幅方向に移動して開閉するためのモータ等のアクチュエータ24によって駆動される。アクチュエータ24は、コントローラ26に接続され、コントローラ26の制御によってアクチュエータ24の駆動が制御される。
また、コントローラ26には、舵角センサ28が接続されており、舵角センサ28の検出結果が入力されるようになっている。
コントローラ26は、舵角センサ28によって予め定めた角度以上の舵角が検出された場合に、アクチュエータ24を駆動してシャッタ22を閉じるようになっている。すなわち、図2の点線で示すように、旋回により舵角が発生した場合には、導出部20から排出される走行風がタイヤ14に当たり、操安性が低下してしまうので、コントローラ26が、予め定めた角度以上の舵角が検出された場合に、シャッタ22を閉じて導出部20から排出された走行風がタイヤに当たるのを防止するようになっている。
また、本実施形態では、導風路16への雪の侵入を防止するために、開口部18のシャッタ22の前方側に、図3に示すように、複数のフィン30が車両上下方向に沿って配列されている。
複数のフィン30が車両前方側より車両後方側が車両下側を向くように傾いて配置された例を図3に示す。また、隣接するフィン30同士が車両上下方向で一部重なるように配置されている。すなわち、車両前方からの走行風がフィン30に必ずあたるようになっている。なお、複数のフィン30の傾きは、逆であってもよい。
また、フロントバンパカバー12の複数のフィン30が配列された車両下側には、排出口32が設けられており、フィン30に当たった雪や雨水等が排出口32から排出され、導風路16内に侵入しないようになっている。
なお、複数のフィン30及び排出口32は、雪が降らない地域では必要がないため、地域によっては省略した構成としてもよい。また、導出部20にもフィンを設けて導出部20から導風路16への雪や雨水の浸入を抑制するようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置10のコントローラ26で行われる処理について説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る車両用空力装置10のコントローラ26で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、舵角センサ28の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、取得された舵角センサ28の検出結果が所定舵角以上か否か判定され、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上記処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ104へ移行する。
ステップ104では、シャッタ22が閉動作されてステップ106へ移行する。すなわち、コントローラ26がシャッタ22を閉じるようにアクチュエータ24を駆動する。これにより、旋回等により舵角が発生した場合には、シャッタ22が閉じられるので、開口部18から導風路16に走行風が導入されなくなる。また、導出部20から走行風が導出されなくなることにより、導出部10から走行風が導出されなくなるので、導出部20から排出された走行風がタイヤに当たることによる操安性の低下を防止することができる。
ステップ106では、舵角センサ28の検出結果が再び取得されてステップ108へ移行する。
ステップ108では、取得された舵角センサ28の検出結果が所定舵角より小さくなったか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ106に戻って所定舵角より小さくなるまでステップ106、108の処理が繰り返され、判定が肯定されたところでステップ110へ移行する。
ステップ110では、シャッタ22が開動作されてステップ112へ移行する。すなわち、コントローラ26がシャッタ22を開けるようにアクチュエータ24を駆動する。これにより、前方からの走行風が開口部18を介して導風路16へ導入されて導出部20から排出され、タイヤ14に当たることなく車両側面方向に沿って流れる。従って、図2に示すように、導風路16を通過した走行風は、導出部20からタイヤ14前方から車両側面方向へ排出されるので、前方から車両側面を沿って流れる空気の流れに合流して、フロントバンパカバー12の前面で受ける風圧が低減される。これによって、車両の空力特性を表すCd値が改善される。
続いて、ステップ112では、イグニッションスイッチ(IG)がオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
なお、上記実施形態では、シャッタ22を車幅方向に移動可能な構成としたが、これに限るものではなく、例えば、図5に示すように、回転動作によって開口部18を閉じるシャッタ22を適用するようにしてもよい。図5の例では、シャッタ22の車両前側の一点を回転軸として回転することにより、シャッタ22を回転可能に構成することにより、シャッタ22による開口部18の開閉を行う。開口部18を開放する場合、シャッタ22を車両前後方向に沿った位置(図5の実線で示す位置)にシャッタ22を回転することで、開口部18が開放され、走行風が導風路16へ導入されて、導出部20から車両側面方向に排出される。図5の例では、シャッタ22の回転軸は車両前側としたが車両後側としてもよい。また、シャッタ22を閉じた状態で、シャッタ22の中央部を回転軸として回転可能としてもよい。
また、上記実施形態では、開口部18からフロントバンパカバー12内の導風路16に走行風を導入して導出部20から排出する構成としたが、これに限るものではなく、例えば、図6に示すように、フロントバンパカバー12の中央部等からフロントバンパカバー12内に進入した空気をフロントタイヤ14の前方から車両側面方向へ排出する導出部20を備えて、導出部20に舵角に応じて開閉させるシャッタ22を設ける構成としてもよい。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態に係る車両用空力装置について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る車両用空力装置の構成を示す図である。
第1実施形態では、舵角センサ28の検出結果に基づいて、アクチュエータ24を駆動することにより、シャッタ22を駆動する構成としたが、第2実施形態では、舵角センサ28やアクチュエータ24等を設けることなく、安価な構成で機械的にシャッタ22を開閉させるようにした例を説明する。
本実施形態に係る車両用空力装置は、上記実施形態と同様に、フロントバンパカバー12に開口部18が設けられて、当該開口部18からフロントバンパカバー12内部へ走行風が導入される。導入された走行風は、導風路16を介して、導出部20から車両側面方向へ排出されるようになっている。
また、導風路16には、図7点線で示すように、開口部18を閉鎖するように移動可能とされたシャッタ22が設けられており、シャッタ22が予め定めた回転軸を中心に回転することによって、導風路16の開口部18が開閉される。これによって導風路16への走行風の導入と、走行風の遮蔽とが可能とされている。
シャッタ22には、シャッタ22を回転させるためのプーリー34が設けられており、プーリー34が回転されることによってプーリー34に連動してシャッタ22が開閉される。
また、ステアリングラック40には、ステアリングの回転に応じて回転する回転プーリー36が設けられている。
そして、プーリー34と回転プーリー36には、ワイヤ42が巻掛けられている。そして、プーリー34と回転プーリー36間に設けられたピン38によってワイヤ42のテンションが所定値に保たれるようになっている。
すなわち、ステアリングの操作に応じてステアリングラック40に設けられた回転プーリー36が回転される。これによって、シャッタ22に設けられたプーリー34がワイヤ42によって回転されて、シャッタ22が開閉される。換言すれば、舵角に応じた位置にシャッタ22が移動して、導風路16を通過する走行風の流量が変化される。
このように構成することにより、舵角が発生しない場合には、シャッタ22が開放された状態となり、前方からの走行風が開口部18から導風路16に導入され、導出部20から車両側面方向へ排出され、空力性能を向上させることができる。
一方、ステアリングが操作されて舵角が発生した場合には、ステアリングラック40に設けられた回転プーリー36が回転し、ワイヤ42を介してプーリー34が回転され、シャッタ22が図7の点線で示すように、回転して開口部18が閉鎖される。これによって、導出部20から排出された走行風がタイヤに当たることが防止されて、操安性の悪化を防止することができる。
また、プーリー34と回転プーリー36の大きさを調整することによって舵角毎の導風路16を通過する走行風の流量を変化させることができるので、車種毎の調整が可能となる。
このように、本実施形態では、舵角センサ28、アクチュエータ24、及びコントローラ26のような電気的な構成を必要としないため、第1実施形態よりも安価な構成で、空力性能と操安性を両立させることができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る車両用空力装置について説明する。第3実施形態に係る空力装置は、第1実施形態の変形例であり、基本的な構成は、第1実施形態と同一であるため、詳細な構成は省略する。
第1実施形態では、舵角が発生した場合に、シャッタ22を閉じるように制御する例を説明したが、本実施の形態では、導風路16を通過する走行風の流量を変化させるために、発生した舵角に応じてシャッタ22の開口率を変えるように制御するようにした例を説明する。
本実施形態では、コントローラ26にシャッタ22を開閉するためのテーブルが予め記憶され、当該テーブルに基づいてシャッタ22の開閉量が制御される。
テーブルは、例えば、図8(A)に示すように、舵角毎に、シャッタ22の位置を予め定める。図8(A)の例では、舵角Xが0°からα°までの場合は、シャッタ22の開口率を100%(全開)とし、舵角Xがα以上β未満の場合は、シャッタ22の開口率を70%とし、舵角Xがβ以上γ未満の場合は、シャッタ22の開口率を30%とし、舵角がγ以上の場合は、シャッタ22の開口率を0%(全閉)として定めた例を示す。なお、テーブルは一例であり、これに限定されるものではない。
すなわち、本実施形態では、舵角センサ28によって検出された舵角に応じてシャッタ22を駆動するアクチュエータ24の駆動量を制御するようになっている。これによって、舵角の発生の有無だけではなく、車両の形状(例えば、導出部20からタイヤ14までの距離)などの車両特性を考慮した、シャッタ22の制御が可能となる。
また、このように導風路16を通過させる流量を制御可能な構成とすることで、各車種毎に空力を重視するか操安性を重視するかなどの設定も可能となる。
続いて、本実施の形態に係る車両用空力装置のコントローラ26で行われる処理について説明する。図8(B)は、本発明の第3実施形態に係る車両用空力装置のコントローラ26で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、舵角センサ28の検出結果が取得されてステップ202へ移行する。
ステップ202では、舵角量に応じて予め定めた位置にシャッタ22が動作されてステップ204へ移行する。すなわち、舵角センサ28によって検出された舵角に対応するシャッタ位置を図8(A)に示すテーブルから読み出して、読み出したシャッタ位置になるようにアクチュエータ24が駆動される。これによって、舵角毎に予め定めた位置にシャッタ22が移動されるので、導風路16を通過する走行風の流量が変化することになる。例えば、タイヤと導出部20までの距離が広がれば、舵角が発生しても導出部20から排出される走行風がタイヤ14当たりにくくなるので、車両の形状等によってシャッタ22の開閉量を予め設定することで、空力特性と操安性の両立を車種毎にきめ細かに調整することが可能となる。
ステップ204では、イグニッションスイッチ(IG)がオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態に係る車両用空力装置について説明する。図9(A)は、本発明の第4実施形態に係る車両用空力装置の制御系の構成を示すブロック図であり、図9(B)は、第4実施形態に係る車両用空力装置のコントローラ26に記憶されるシャッタ22を開閉するためのテーブルの一例を示す図である。
第4実施形態に係る空力装置は、第4実施形態の変形例であり、車速センサ44がコントローラ26に接続されている以外は第1実施形態と同一の構成とされている。
すなわち、図9(A)に示すように、コントローラ26には、舵角センサ28、車速センサ44、及びアクチュエータ24が接続されている。
コントローラ26には、舵角センサ28によって検出された舵角が入力されると共に、車速センサ44によって検出された車速が入力され、検出された舵角及び車速に応じてシャッタ22の位置を制御するようになっている。
本実施形態では、例えば、図9(B)に示すように、車速が0から80km/Hの範囲のときには、第3実施形態と同様に、舵角Xが0°からα°までの場合は、シャッタ22の開口率を100%(全開)とし、舵角Xがα以上β未満の場合は、シャッタ22の開口率を70%とし、舵角Xがβ以上γ未満の場合は、シャッタ22の開口率を30%とし、舵角がγ以上の場合は、シャッタ22の開口率を0%(全閉)として定めた例を示す。
また、車速が80km/Hのときには、舵角Xが0°からα°までの場合は、シャッタ22の開口率を100%(全開)とし、舵角Xがα以上β未満の場合は、シャッタ22の開口率を60%とし、舵角Xがβ以上γ未満の場合は、シャッタ22の開口率を20%とし、舵角がγ以上の場合は、シャッタ22の開口率を0%(全閉)として定めた例を示す。なお、テーブルは一例であり、これに限定されるものではない。
続いて、本実施の形態に係る車両用空力装置のコントローラ26で行われる処理について説明する。図10は、本発明の第4実施形態に係る車両用空力装置のコントローラ26で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ300では、舵角センサ28及び車速センサ44の検出結果が取得されてステップ302へ移行する。
ステップ302では、検出された舵角及び車速に応じて予め定めた位置にシャッタ22が動作されてステップ304へ移行する。すなわち、舵角センサ28及び車速センサ44によって検出された舵角及び車速に対応するシャッタ位置を図9(B)に示すテーブルから読み出して、読み出したシャッタ位置になるようにアクチュエータ24が駆動される。これによって、舵角及び車速に予め定めた位置にシャッタ22が移動されるので、導風路16を通過する走行風の流量が変化することになる。例えば、タイヤと導出部20までの距離が広がれば、舵角が発生しても導出部20から排出される走行風がタイヤ14当たりにくくなる。また、車速によっても導出部20から排出された走行風のタイヤ14への当たる量が変化するので、車両の形状等によってシャッタ22の開閉量を予め設定することで、空力特性と操安性の両立を車種毎にさらにきめ細かに調整することが可能となる。
ステップ304では、イグニッションスイッチ(IG)がオフされたか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ300に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定されたところで一連の処理を終了する。
なお、上記の第1、3、4実施形態では、舵角センサ28の検出結果に基づいて、シャッタ22の開閉を制御するようにしたが、これに限るものではなく、舵角センサ28以外のセンサを用いるようにしてもよい。例えば、ステアリングラック40のラック&ピニオンの移動量を検出するセンサを用いて移動量が閾値以上になった場合にシャッタ22を閉じるように制御するようにしてもよい。或いは、舵角が発生すると導風路16内の圧力が上がるので、導風路16内に圧力センサを設けて圧力センサの値が閾値以上になった場合にシャッタ22を閉じるように制御するようにしてもよい。或いは、加速度センサによって車幅方向の加速度(所謂横G)を検出して、検出した加速度が閾値以上の場合にシャッタ22を閉じるように制御するようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態では、舵角の発生に応じてシャッタを機械的に開閉させる機構の一例を説明したが、機械的な機構はこれに限定されるものではなく、舵角の有無に応じてシャッタ22を開閉可能な構成、或いは、舵角に応じてシャッタ22の開口率を変化させる構成であればよい。
また、上記の各実施形態におけるコントローラ26で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体等に記憶して流通するようにしてもよい。
10 車両用空力装置
12 フロントバンパカバー
14 タイヤ
16 導風路
18 開口部
20 導出部
22 シャッタ(調整部)
24 アクチュエータ(調整部)
26 コントローラ(調整部)
28 舵角センサ(調整部)
34 プーリー(調整部)
36 回転プーリー(調整部)
42 ワイヤ(調整部)

Claims (1)

  1. 車両のフロントバンパカバー内に進入した空気をタイヤの車両前側から車両側面方向へ導出する導出部と、
    舵角に応じて、前記導出部から導出する空気の流量を調整する調整部と、
    を備えた車両用空力装置。
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