JP2006306226A - 空気流制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両を適切に走行させる。
【解決手段】 空気流制御装置10では、ステアリング36が操舵される間に、操舵方向側の導入口18が開閉蓋24によって開けられる。これにより、車両12前側からの空気流が操舵方向側の導入口18へ導入されて操舵方向側の吹出口22から吹き出されることで、車両12の操舵方向側の側面から空気流が剥離されて、車両12に操舵方向側への横力が作用する。このため、ステアリング36の操舵時の車両12の応答が良くなると共に、車両12がステアリング36の操舵角に対して得られる旋回方向側への荷重を大きくでき、車両12の旋回時の運動をスムーズにできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両前部の吹出口からの空気流の吹き出しを制御する空気流制御装置に関する。
空気流制御装置としては、車両前端の左右コーナ部付近に設けられた剥離促進手段が、当該コーナ部の風下側で車両側面からの空気流剥離を促進させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この車両後部構造では、車両の受ける走行風の偏揺角に応じて、剥離促進手段が制御されるのみである。このため、車両の旋回状態に応じて剥離促進手段を制御して車両を適切に走行させることは、考慮されていない。
特開平4−342675号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両を適切に走行させることができる空気流制御装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の空気流制御装置は、車両の前面に設けられ、車両の走行により空気流を導入する導入口と、車両の前部に設けられると共に、前記導入口に連通され、前記導入口へ導入された空気流を車両の車幅方向外側へ吹き出す吹出口と、車両の旋回状態を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記車両の旋回状態に応じて前記吹出口からの空気流の吹き出しを制御する制御手段と、を備えている。
請求項2に記載の空気流制御装置は、請求項1に記載の空気流制御装置において、前記制御手段は、前記導入口を開閉可能にされた開閉部材と、前記開閉部材を駆動して前記開閉部材が前記導入口を開閉する駆動手段と、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の空気流制御装置は、請求項1又は請求項2に記載の空気流制御装置において、前記車両の旋回状態を、車両の操舵状態とした、ことを特徴としている。
請求項4に記載の空気流制御装置は、請求項3に記載の空気流制御装置において、前記車両の操舵状態を、車両のステアリングの操舵角度とした、ことを特徴としている。
請求項5に記載の空気流制御装置は、請求項3又は請求項4に記載の空気流制御装置において、前記車両の操舵状態を、車両のステアリングの操舵トルクとした、ことを特徴としている。
請求項6に記載の空気流制御装置は、請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の空気流制御装置において、前記車両の操舵状態を、車両のステアリングの操舵トルクの微分値とした、ことを特徴としている。
請求項7に記載の空気流制御装置は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の空気流制御装置において、前記車両の旋回状態を、車両のヨーレートとした、ことを特徴としている。
請求項8に記載の空気流制御装置は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の空気流制御装置において、車両の前部への車幅方向外側からの風圧作用状態を検出する風圧作用状態検出手段を備え、かつ、前記制御手段は、車両の直進時に、前記風圧作用状態検出手段が検出した車両の前部への車幅方向外側からの風圧作用状態に応じて前記吹出口からの空気流の吹き出しを制御する、ことを特徴としている。
請求項9に記載の空気流制御装置は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空気流制御装置において、車両のブレーキ作動状態を検出するブレーキ作動状態検出手段を備え、かつ、前記制御手段は、車両の直進時に、前記ブレーキ作動状態検出手段が検出した車両のブレーキ作動状態に応じて前記吹出口からの空気流の吹き出しを制御する、ことを特徴としている。
請求項1に記載の空気流制御装置では、車両の前面に設けられた導入口に、車両の前部に設けられた吹出口が、連通されており、車両の走行により空気流が導入口へ導入されて吹出口から車両の車幅方向外側へ吹き出される。
ここで、検出手段が車両の旋回状態を検出し、検出手段が検出した車両の旋回状態に応じて、制御手段が吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両を適切に走行させることができる。
請求項2に記載の空気流制御装置では、制御手段が、導入口を開閉可能にされた開閉部材と、駆動手段と、を有しており、駆動手段が開閉部材を駆動して、開閉部材が導入口を開閉する。このため、制御手段を簡単な構成にすることができる。
請求項3に記載の空気流制御装置では、検出手段が車両の操舵状態を検出し、制御手段が車両の操舵状態に応じて吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両の操舵時における応答性能及び運動性能を向上させることができる。
請求項4に記載の空気流制御装置では、検出手段がステアリングの操舵角度を検出し、制御手段がステアリングの操舵角度に応じて吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両の操舵時における応答性能及び運動性能を良好に向上させることができる。
請求項5に記載の空気流制御装置では、検出手段がステアリングの操舵トルクを検出し、制御手段がステアリングの操舵トルクに応じて吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両の操舵時における応答性能及び運動性能を良好に向上させることができる。
請求項6に記載の空気流制御装置では、検出手段がステアリングの操舵トルクの微分値を検出し、制御手段がステアリングの操舵トルクの微分値に応じて吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両の操舵時における応答性能及び運動性能を良好に向上させることができる。
請求項7に記載の空気流制御装置では、検出手段が車両のヨーレートを検出し、制御手段が車両のヨーレートに応じて吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両の急操舵時や急旋回時に車両の安定性を確保することができる。
請求項8に記載の空気流制御装置では、風圧作用状態検出手段が車両の前部への車幅方向外側からの風圧作用状態を検出し、車両の直進時に、風圧作用状態検出手段が検出した車両の前部への車幅方向外側からの風圧作用状態に応じて、制御手段が吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、車両が横風を受ける際に車両の安定性を確保することができる。
請求項9に記載の空気流制御装置では、ブレーキ作動状態検出手段が車両のブレーキ作動状態を検出し、車両の直進時に、ブレーキ作動状態検出手段が検出した車両のブレーキ作動状態に応じて、制御手段が吹出口からの空気流の吹き出しを制御する。このため、ブレーキが作動される際に車両の制動力を増加でき、ブレーキへの負荷を軽減することができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る空気流制御装置10が適用されて構成された車両12の前部が上方から見た断面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態における車両12は、前部にフロントバンパ14(フロントバンパカバー)を備えており、フロントバンパ14の車両前側面は、車幅方向両端部以外において車幅方向に沿って配置されて車両12の前面を構成すると共に、車幅方向両端部において車幅方向外側へ向かうに従い車両後側へ向かう方向へ湾曲されて車両12前部の右側部及び左側部のコーナー面を構成している。また、車両12の前方への走行時には、車両12前側からの空気流(走行風)が、車両12の前面から両側面に沿って流れる。
フロントバンパ14の車両右側部及び車両左側部には、矩形湾曲筒状のダクト16(空気ダクト)が設けられている。ダクト16の車両前側端は、フロントバンパ14の車幅方向中央部に配置されて、スリットとしての矩形状の導入口18(空気流導入口)にされており、導入口18は車両前側へ開口されている。ダクト16の車両後側端は、フロントバンパ14の車幅方向端部(車両12の前輪20の車両前側近傍)に配置されて、スリットとしての矩形状の吹出口22(空気流吹出口)にされており、吹出口22は車幅方向外側へ開口されている。ダクト16は導入口18から吹出口22へ向かうに従い断面積(横方向幅)が小さくされており、吹出口22は導入口18に比し断面積(横方向幅)が小さくされている。
図3に詳細に示す如く、導入口18には、制御手段(空気流制御手段)の開閉部材としての矩形平板状の開閉蓋24(蓋部材)が設けられており、開閉蓋24は、一端(車幅方向内側端)に固定された回動軸24Aを中心として回動可能にされて、導入口18を開閉可能にされている。回動軸24Aには入力ギヤ26が固定されており、入力ギヤ26は、制御手段の駆動手段としてのモータ28(アクチュエータ)の出力軸28Aに固定された出力ギヤ30に噛合されている。
モータ28には、制御手段及び検出手段(車両旋回状態検出手段)を構成する制御装置32(CPU)が接続されており、制御装置32の制御によりモータ28が駆動されることで、出力軸28A、出力ギヤ30、入力ギヤ26及び回動軸24Aを介して開閉蓋24が回動されて、導入口18が開閉される。このため、例えば図2及び図3に示す如く、車両12の前方への走行時に、導入口18が開けられた際には、車両12前側からの空気流が導入口18からダクト16へ導入されて吹出口22から車幅方向外側へ吹き出されることで、車両12の側面に沿って流れる空気流が車両12の側面から剥離して、負圧が発生する。これにより、車両12に吹出口22から空気流が吹き出された側(車幅方向外側)への横力Fが作用する。
制御装置32には、検出手段を構成する操舵センサ34が接続されている。操舵センサ34は、車両12のステアリング36(ステアリングシャフト38)に接続されており、操舵センサ34は、車両の旋回状態としての車両12の操舵状態であるステアリング36の操舵角(回転角)及びステアリング36の操舵トルク(回転操作力)を検出して、制御装置32へ信号を送信する。制御装置32では、ステアリング36の車両右側への操舵角及び操舵トルクが正側とされ、ステアリング36の車両左側への操舵角及び操舵トルクが負側とされる。さらに、制御装置32は、操舵センサ34からの信号に基づき、車両12の操舵状態であるステアリング36の操舵トルクの微分値(変化の勾配)を計算(検出)する。
制御装置32には、検出手段を構成する荷重センサ40(横Gセンサ及びヨーレートセンサ)が接続されている。荷重センサ40は、車両12の車幅方向への作用荷重(横G)及び車両の旋回状態としての車両12のヨーレート(車幅方向への作用回転荷重)を検出して、制御装置32へ信号を送信する。制御装置32では、車両12の右側への作用荷重及びヨーレートが正側とされ、車両12の左側への作用荷重及びヨーレートが負側とされる。
制御装置32には、風圧作用状態検出手段としての一対の圧力センサ42が接続されている。圧力センサ42は、フロントバンパ14の車両前側面の車幅方向両端部に配置されており、圧力センサ42は、作用する風圧(車両12の前部への車幅方向外側からの作用風圧)を検出して、制御装置32へ信号を送信する。さらに、制御装置32は、一対の圧力センサ42からの信号に基づき、車両右側の圧力センサ42への作用風圧から車両左側の圧力センサ42への作用風圧を減じた圧力差を計算(検出)する。
制御装置32には、ブレーキ作動状態検出手段としてのブレーキセンサ44が接続されている。ブレーキセンサ44は、車両12のブレーキ(図示省略)に接続されており、ブレーキセンサ44は、車両12のブレーキ作動状態(ブレーキ操作状態)を検出して、制御装置32へ信号を送信する。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成の空気流制御装置10では、図4に示す如く、車両12の前方への走行時に、ステップ100において、制御装置32が、操舵センサ34からの信号に基づき、ステアリング36が操舵された(ステアリング36の操舵角の絶対値がしきい値T1よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ100において、制御装置32が、ステアリング36が操舵されていない(ステアリング36の操舵角の絶対値がしきい値T1よりも小さく車両12が直進している)と判断した際には、ステップ102において、制御装置32の制御により、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図1に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側及び車両左側のダクト16において、導入口18へ導入されずに、吹出口22から車両12の車幅方向両外側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の両側面に沿って流れて、車両12には車幅方向への横力Fが作用しない。
ステップ100において、制御装置32が、ステアリング36が操舵された(ステアリング36の操舵角の絶対値がしきい値T1よりも大きい)と判断した際には、ステップ104において、制御装置32が、操舵センサ34からの信号に基づき、ステアリング36が車両右側へ操舵された(ステアリング36の操舵角が0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ104において、制御装置32が、ステアリング36が車両右側へ操舵された(ステアリング36の操舵角が0よりも大きい)と判断した際には、ステップ106において、制御装置32の制御により、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図2及び図3に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の右側へ吹き出されると共に、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の左側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の右側面から剥離されると共に車両12の左側面に沿って流れて、車両12に右側への横力Fが作用する。
ステップ104において、制御装置32が、ステアリング36が車両左側へ操舵された(ステアリング36の操舵角が0よりも小さい)と判断した際には、ステップ108において、制御装置32の制御により、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、車両12前側からの空気流が、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の左側へ吹き出されると共に、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の右側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の左側面から剥離されると共に車両12の右側面に沿って流れて、車両12に左側への横力Fが作用する。
ここで、例えば、図5(A)に示す如く、車両12を右側へ旋回させるためにステアリング36が車両右側へ操舵されて操舵角を略一定に維持された後に戻し操舵されて短時間車両左側へ操舵されたとすると、図5(B)に示す如く、ステアリング36が車両右側へしきい値T1よりも大きい角度操舵される間には、車両右側の導入口18が開閉蓋24(右蓋)によって開けられると共に、ステアリング36が車両左側へしきい値T1よりも大きい角度操舵される間には、車両左側の導入口18が開閉蓋24(左蓋)によって開けられる。
これにより、図5(C)に実線で示す如く、図5(C)の1点鎖線(各導入口18が常に閉じられている場合)と比較して、ステアリング36の操舵時の車両12の応答が良くなる(旋回方向側への荷重発生タイミングが早くなる)と共に、車両12がステアリング36の操舵角に対して得られる旋回方向側への荷重(横G)を大きくすることができ、車両12の旋回時の運動をスムーズにすることができる。
また、モータ28が開閉蓋24を駆動して開閉蓋24が導入口18を開閉することで、吹出口22からの空気流の吹き出しが制御される。このため、吹出口22からの空気流の吹き出しを制御する構造を簡単な構成にすることができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る空気流制御装置50は、第1の実施の形態と作用において異なる。
空気流制御装置50では、図6に示す如く、車両12の前方への走行時に、ステップ120において、制御装置32が、操舵センサ34からの信号に基づき、ステアリング36が操舵された(ステアリング36の操舵トルクの絶対値がしきい値T2よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ120において、制御装置32が、ステアリング36が操舵されていない(ステアリング36の操舵トルクの絶対値がしきい値T2よりも小さく車両12が直進している)と判断した際には、ステップ122において、制御装置32の制御により、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図1に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側及び車両左側のダクト16において、導入口18へ導入されずに、吹出口22から車両12の車幅方向両外側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の両側面に沿って流れて、車両12には車幅方向への横力Fが作用しない。
ステップ120において、制御装置32が、ステアリング36が操舵された(ステアリング36の操舵トルクの絶対値がしきい値T2よりも大きい)と判断した際には、ステップ124において、制御装置32が、操舵センサ34からの信号に基づき、ステアリング36が車両右側へ操舵された(ステアリング36の操舵トルクが0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ124において、制御装置32が、ステアリング36が車両右側へ操舵された(ステアリング36の操舵トルクが0よりも大きい)と判断した際には、ステップ126において、制御装置32の制御により、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図2及び図3に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の右側へ吹き出されると共に、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の左側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の右側面から剥離されると共に車両12の左側面に沿って流れて、車両12に右側への横力Fが作用する。
ステップ124において、制御装置32が、ステアリング36が車両左側へ操舵された(ステアリング36の操舵トルクが0よりも小さい)と判断した際には、ステップ128において、制御装置32の制御により、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、車両12前側からの空気流が、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の左側へ吹き出されると共に、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の右側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の左側面から剥離されると共に車両12の右側面に沿って流れて、車両12に左側への横力Fが作用する。
ここで、例えば、図7(A)に示す如く、車両12を右側へ旋回させるためにステアリング36が車両右側へ操舵されて操舵角を略一定に維持された後に戻し操舵されて短時間車両左側へ操舵されたとすると、特にステアリング36の車両右側への操舵時にはステアリング36の操舵トルクがステアリング36の操舵角よりも早く変化する。
さらに、図7(B)に示す如く、ステアリング36の車両右側への操舵トルクがしきい値T2よりも大きい間には、車両右側の導入口18が開閉蓋24(右蓋)によって開けられると共に、ステアリング36の車両左側への操舵トルクがしきい値T2よりも大きい間には、車両左側の導入口18が開閉蓋24(左蓋)によって開けられる。
これにより、図7(C)に実線で示す如く、図7(C)の1点鎖線(第1の実施の形態の場合)と比較して、ステアリング36の操舵時(特に操舵開始時)の車両12の応答が一層良くなり(旋回方向側への荷重発生タイミングが一層早くなり)、車両12の旋回時の運動を一層スムーズにすることができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態に係る空気流制御装置60は、第2の実施の形態と作用において異なる。
空気流制御装置60では、図8に示す如く、車両12の前方への走行時に、ステップ140において、制御装置32が、操舵センサ34からの信号に基づき、ステアリング36の操舵力に変化がある(ステアリング36の操舵トルクの微分値の絶対値がしきい値T3よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ140において、制御装置32が、ステアリング36の操舵力に変化がない(ステアリング36の操舵トルクの微分値の絶対値がしきい値T3よりも小さい)と判断した際には、ステップ142において、制御装置32の制御により、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図1に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側及び車両左側のダクト16において、導入口18へ導入されずに、吹出口22から車両12の車幅方向両外側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の両側面に沿って流れて、車両12には車幅方向への横力Fが作用しない。
ステップ140において、制御装置32が、ステアリング36の操舵力に変化がある(ステアリング36の操舵トルクの微分値の絶対値がしきい値T3よりも大きい)と判断した際には、ステップ144において、制御装置32が、操舵センサ34からの信号に基づき、ステアリング36の操舵トルクが増加した(ステアリング36の操舵トルクの微分値が0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ144において、制御装置32が、ステアリング36の操舵トルクが増加した(ステアリング36の操舵トルクの微分値が0よりも大きい)と判断した際には、ステップ146において、制御装置32の制御により、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図2及び図3に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の右側へ吹き出されると共に、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の左側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の右側面から剥離されると共に車両12の左側面に沿って流れて、車両12に右側への横力Fが作用する。
ステップ144において、制御装置32が、ステアリング36の操舵トルクが減少した(ステアリング36の操舵トルクの微分値が0よりも小さい)と判断した際には、ステップ148において、制御装置32の制御により、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、車両12前側からの空気流が、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の左側へ吹き出されると共に、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の右側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の左側面から剥離されると共に車両12の右側面に沿って流れて、車両12に左側への横力Fが作用する。
ここで、例えば、図9(A)に示す如く、車両12を右側へ旋回させるためにステアリング36が車両右側へ操舵されて操舵角を略一定に維持された後に戻し操舵されて短時間車両左側へ操舵されたとすると、図9(B)に示す如く、ステアリング36の操舵開始時にステアリング36の操舵トルクが増加して減少すると共にステアリング36の操舵終了時にステアリング36の操舵トルクが減少して増加する。また、ステアリング36の操舵トルクの微分値は、ステアリング36の操舵トルクに比し急激に変化する。
さらに、図9(C)に示す如く、ステアリング36の操舵トルクがしきい値T3よりも大きい微分値で増加する間には、車両右側の導入口18が開閉蓋24(右蓋)によって開けられると共に、ステアリング36の操舵トルクがしきい値T3よりも大きい微分値で減少する間には、車両左側の導入口18が開閉蓋24(左蓋)によって開けられる。
これにより、図9(D)に実線で示す如く、図9(D)の1点鎖線(第2の実施の形態の場合)と比較して、ステアリング36の操舵角が略一定に維持された間(ステアリング36の操舵中間時)に車両12がステアリング36の操舵角に対して得られる旋回方向側への荷重(横G)は小さくなるものの、ステアリング36の操舵時の車両12の旋回方向側への応答が一層良くなる(旋回方向側への荷重発生タイミングが一層早くなる)と共に、車両12の旋回終了時における反旋回方向側への揺り返し(横G)を抑制でき、車両12の旋回時の運動を一層スムーズにすることができる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態に係る空気流制御装置70は、第3の実施の形態と作用において異なる。
空気流制御装置70では、図10に示す如く、車両12の前方への走行時に、ステップ160において、制御装置32が、荷重センサ40からの信号に基づき、車両12のヨーレートが過大である(車両12のヨーレートの絶対値がしきい値Y0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ160において、制御装置32が、車両12のヨーレートが過大でない(車両12のヨーレートの絶対値がしきい値Y0よりも小さい)と判断した際には、第3の実施の形態と同一のステップ140、142、144、146、148の処理を行う。
ステップ160において、制御装置32が、車両12のヨーレートが過大である(車両12のヨーレートの絶対値がしきい値Y0よりも大きい)と判断した際には、ステップ162において、制御装置32が、荷重センサ40からの信号に基づき、車両12のヨーレートが車両右側へ作用する(車両12のヨーレートが0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ162において、制御装置32が、車両12のヨーレートが車両右側へ作用する(車両12のヨーレートが0よりも大きい)と判断した際には、ステップ164において、制御装置32の制御により、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、車両12前側からの空気流が、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の左側へ吹き出されると共に、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の右側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の左側面から剥離されると共に車両12の右側面に沿って流れて、車両12に左側への横力Fが作用する。
ステップ162において、制御装置32が、車両12のヨーレートが車両左側へ作用する(車両12のヨーレートが0よりも小さい)と判断した際には、ステップ166において、制御装置32の制御により、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図2及び図3に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の右側へ吹き出されると共に、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の左側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の右側面から剥離されると共に車両12の左側面に沿って流れて、車両12に右側への横力Fが作用する。
また、ステップ160、162、164、166の処理はステップ140、142、144、146、148の処理よりも優先されて行われる。
ここで、例えば、図11(A)に示す如く、車両12を右側へ急旋回させるためにステアリング36が車両右側へ急操舵された後に操舵角の減少を抑制されて操舵角を増加され(車両12が急旋回され)最後に戻し操舵(急操舵)されて短時間車両左側へ操舵されたとすると、図11(B)に示す如く、ステアリング36の操舵開始時にステアリング36の操舵トルクが増加して減少し、ステアリング36の操舵中間時にステアリング36の操舵トルクが増加し、ステアリング36の操舵終了時にステアリング36の操舵トルクが減少して増加する。また、ステアリング36の操舵トルクの微分値はステアリング36の操舵トルクに比し急激に変化する。
しかも、図11(C)に実線で示す如く、ステアリング36の操舵開始時(急操舵時)及び操舵中間時(車両12の急旋回時)に車両12のヨーレートがしきい値Y0よりも大きくなる。
さらに、図11(D)に示す如く、車両12のヨーレートがしきい値Y0よりも小さい時においてステアリング36の操舵トルクがしきい値T3を越える微分値で増加する間には、車両右側の導入口18が開閉蓋24(右蓋)によって開けられると共に、車両12のヨーレートがしきい値Y0よりも大きい間及びステアリング36の操舵トルクがしきい値T3を越える微分値で減少する間には、車両左側の導入口18が開閉蓋24(左蓋)によって開けられる。
これにより、図11(C)及び図11(E)に実線で示す如く、第3の実施の形態と同様の効果を奏することができるのみならず、図11(C)及び図11(E)の1点鎖線(第3の実施の形態の場合)と比較して、ステアリング36の操舵開始時(急操舵時)及び車両12の急旋回時(超高速旋回時を含む)に、車両12のヨーレートが過大になる(オーバシュートする)ことを抑制でき、車両12がステアリング36の操舵角に対して得られる旋回方向側への荷重(横G)が過大になることを抑制できる。したがって、車両12の旋回時の運動を、第3の実施の形態と同様にスムーズにすることができ、かつ、第3の実施の形態に比し安定させることができる。
なお、本実施の形態では、ステップ140、142、144、146、148の処理を行う構成にしたが、ステップ140、142、144、146、148の処理に代えて、上記第1の実施の形態のステップ100、102、104、106、108の処理又は上記第2の実施の形態のステップ120、122、124、126、128の処理を行う構成にしてもよい。
[第5の実施の形態]
本発明の第5の実施の形態に係る空気流制御装置80は、第4の実施の形態と作用において異なる。
空気流制御装置80では、図12に示す如く、車両12の前方への走行時に、第4の実施の形態と同一のステップ160、162、164、166とステップ140、144、146、148との処理を行う。
ステップ140において、制御装置32が、ステアリング36の操舵力に変化がない(ステアリング36の操舵トルクの微分値の絶対値がしきい値T3よりも小さい)と判断した際には、ステップ180において、制御装置32が、一対の圧力センサ42からの信号に基づき、車両12に横風が作用する(車両右側の圧力センサ42への作用風圧から車両左側の圧力センサ42への作用風圧を減じた圧力差の絶対値がしきい値P0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ180において、制御装置32が、車両12に横風が作用しない(圧力差の絶対値がしきい値P0よりも小さい)と判断した際には、ステップ182において、制御装置32の制御により、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図1に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側及び車両左側のダクト16において、導入口18へ導入されずに、吹出口22から車両12の車幅方向両外側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の両側面に沿って流れて、車両12には車幅方向への横力Fが作用しない。
ステップ180において、制御装置32が、車両12に横風が作用する(圧力差の絶対値がしきい値P0よりも大きい)と判断した際には、ステップ184において、制御装置32が、一対の圧力センサ42からの信号に基づき、車両12に右側から横風が作用する(圧力差が0よりも大きい)か否かを判断する。
ステップ184において、制御装置32が、車両12に右側から横風が作用する(圧力差が0よりも大きい)と判断した際には、ステップ186において、制御装置32の制御により、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図3及び図13に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の右側へ吹き出されると共に、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の左側へ吹き出されない。これにより、車両12に右側から横風が作用することで空気流が車両12の左側面から剥離されて車両12に左側への横力Hが作用しても、空気流が車両右側の吹出口22から車両12の右側へ吹き出されることで空気流が車両12の右側面から剥離されて車両12に右側への横力Fが作用する。
ステップ184において、制御装置32が、車両12に左側から横風が作用する(圧力差が0よりも小さい)と判断した際には、ステップ188において、制御装置32の制御により、車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられると共に、車両右側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、車両12前側からの空気流が、車両左側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の左側へ吹き出されると共に、車両右側のダクト16において導入口18へ導入されずに吹出口22から車両12の右側へ吹き出されない。これにより、車両12に左側から横風が作用することで空気流が車両12の右側面から剥離されて車両12に右側への横力Hが作用しても、空気流が車両左側の吹出口22から車両12の左側へ吹き出されることで空気流が車両12の左側面から剥離されて車両12に左側への横力Fが作用する。
また、ステップ180、182、184、186、188の処理よりもステップ140、144、146、148の処理が優先されて行われると共に、ステップ140、144、146、148の処理よりもステップ160、162、164、166の処理が優先されて行われる。
ここで、例えば、車両12のヨーレートが過大でなく(車両12のヨーレートの絶対値がしきい値Y0よりも小さく)かつステアリング36の操舵力に変化がない(ステアリング36の操舵トルクの微分値の絶対値がしきい値T3よりも小さい)際に、図14(A)に示す如く、車両12に右側から横風が作用した後に車両12に左側から横風が作用したとすると、図14(B)に示す如く、車両12に右側から横風が作用して圧力差の絶対値がしきい値P0よりも大きい間には、車両右側の導入口18が開閉蓋24(右蓋)によって開けられると共に、車両12に左側から横風が作用して圧力差の絶対値がしきい値P0よりも大きい間には、車両左側の導入口18が開閉蓋24(左蓋)によって開けられる。
これにより、第4の実施の形態と同様の効果を奏することができるのみならず、車両12のヨーレートが過大でなくかつステアリング36の操舵力に変化がなくて車両12が直進している際に車両12に横風が作用しても、図14(C)に実線で示す如く、図14(C)の1点鎖線(第4の実施の形態の場合)と比較して、車両12に作用する車幅方向側への荷重(横G)を小さくすることができ、車両12の安定性を向上させることができる。
[第6の実施の形態]
本発明の第6の実施の形態に係る空気流制御装置90は、第5の実施の形態と作用において異なる。
空気流制御装置90では、図15に示す如く、車両12の前方への走行時に、第5の実施の形態と同一のステップ160、162、164、166とステップ140、144、146、148とステップ180、184、186、188との処理を行う。
ステップ180において、制御装置32が、車両12に横風が作用しない(圧力差の絶対値がしきい値P0よりも小さい)と判断した際には、ステップ200において、制御装置32が、ブレーキセンサ44からの信号に基づき、車両12のブレーキが作動(操作)されたか否かを判断する。
ステップ200において、制御装置32が、車両12のブレーキが作動されていないと判断した際には、ステップ202において、制御装置32の制御により、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって閉じられる。このため、図1に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側及び車両左側のダクト16において、導入口18へ導入されずに、吹出口22から車両12の車幅方向両外側へ吹き出されない。これにより、空気流が車両12の両側面に沿って乱れを発生することなく流れる。
ステップ200において、制御装置32が、車両12のブレーキが作動されたと判断した際には、ステップ204において、制御装置32の制御により、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18が開閉蓋24によって開けられる。このため、図3及び図16に示す如く、車両12前側からの空気流が、車両右側及び車両左側のダクト16において導入口18へ導入されて吹出口22から車両12の右側及び左側へ吹き出される。これにより、車両12の両側面に沿って流れる空気流に乱れが発生して、車両12に右側及び左側において空気抵抗Rが作用する。
また、ステップ200、202、204の処理よりもステップ180、184、186、188の処理が優先されて行われると共に、ステップ180、184、186、188の処理よりもステップ140、144、146、148の処理が優先されて行われ、かつ、ステップ140、144、146、148の処理よりもステップ160、162、164、166の処理が優先されて行われる。
ここで、車両12のヨーレートが過大でなく(車両12のヨーレートの絶対値がしきい値Y0よりも小さく)かつステアリング36の操舵力に変化がなくて(ステアリング36の操舵トルクの微分値の絶対値がしきい値T3よりも小さくて)車両12が直進しておりしかも車両12に横風が作用しない(圧力差の絶対値がしきい値P0よりも小さい)際に車両12のブレーキが作動されると、車両12に右側及び左側において空気抵抗Rが作用する。このため、第5の実施の形態と同様の効果を奏することができるのみならず、車両12のブレーキが作動された際に車両12の制動力が増加することでブレーキ(ブレーキ装置)への負荷を軽減することができる。
なお、上記第5の実施の形態及び第6の実施の形態では、ステップ140、144、146、148の処理を行う構成にしたが、ステップ140、144、146、148の処理に代えて、上記第1の実施の形態のステップ100、104、106、108の処理又は上記第2の実施の形態のステップ120、124、126、128の処理を行う構成にしてもよい。
本発明の第1の実施の形態における車両の前部を示す上方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態における車両の前部の空気流吹き出し状態を示す上方から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態における車両の前右部を示す車両前斜め右方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における空気流吹き出し制御を示すフローチャートである。 (A)乃至(C)は、本発明の第1の実施の形態における車両の右旋回時の状況例を示すグラフであり、(A)は、ステアリングの操舵角(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(B)は、車両左右の開閉蓋の開閉制御(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(C)は、車両に車幅方向へ作用する荷重(縦軸)と時間(横軸)との関係を示している。 本発明の第2の実施の形態における空気流吹き出し制御を示すフローチャートである。 (A)乃至(C)は、本発明の第2の実施の形態における車両の右旋回時の状況例を示すグラフであり、(A)は、ステアリングの操舵角及び操舵トルク(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(B)は、車両左右の開閉蓋の開閉制御(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(C)は、車両に車幅方向へ作用する荷重(縦軸)と時間(横軸)との関係を示している。 本発明の第3の実施の形態における空気流吹き出し制御を示すフローチャートである。 (A)乃至(D)は、本発明の第3の実施の形態における車両の右旋回時の状況例を示すグラフであり、(A)は、ステアリングの操舵角及び操舵トルク(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(B)は、ステアリングの操舵トルクの微分値(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(C)は、車両左右の開閉蓋の開閉制御(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(D)は、車両に車幅方向へ作用する荷重(縦軸)と時間(横軸)との関係を示している。 本発明の第4の実施の形態における空気流吹き出し制御を示すフローチャートである。 (A)乃至(E)は、本発明の第4の実施の形態における車両の急右旋回時の状況例を示すグラフであり、(A)は、ステアリングの操舵角及び操舵トルク(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(B)は、ステアリングの操舵トルクの微分値(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(C)は、車両のヨーレート(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(D)は、車両左右の開閉蓋の開閉制御(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(E)は、車両に車幅方向へ作用する荷重(縦軸)と時間(横軸)との関係を示している。 本発明の第5の実施の形態における空気流吹き出し制御を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における車両の空気流吹き出し状態を示す上方から見た断面図である。 (A)乃至(C)は、本発明の第5の実施の形態における車両の直進時の状況例を示すグラフであり、(A)は、車両右側の圧力センサへの作用風圧から車両左側の圧力センサへの作用風圧を減じた圧力差(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(B)は、車両左右の開閉蓋の開閉制御(縦軸)と時間(横軸)との関係を示し、(C)は、車両に車幅方向へ作用する荷重(縦軸)と時間(横軸)との関係を示している。 本発明の第6の実施の形態における空気流吹き出し制御を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態における車両の空気流吹き出し状態を示す上方から見た断面図である。
符号の説明
10 空気流制御装置
12 車両
18 導入口
22 吹出口
24 開閉蓋(制御手段、開閉部材)
28 モータ(制御手段、駆動手段)
32 制御装置(制御手段、検出手段)
34 操舵センサ(検出手段)
36 ステアリング
40 荷重センサ(検出手段)
42 圧力センサ(風圧作用状態検出手段)
44 ブレーキセンサ(ブレーキ作動状態検出手段)
50 空気流制御装置
60 空気流制御装置
70 空気流制御装置
80 空気流制御装置
90 空気流制御装置

Claims (9)

  1. 車両の前面に設けられ、車両の走行により空気流を導入する導入口と、
    車両の前部に設けられると共に、前記導入口に連通され、前記導入口へ導入された空気流を車両の車幅方向外側へ吹き出す吹出口と、
    車両の旋回状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記車両の旋回状態に応じて前記吹出口からの空気流の吹き出しを制御する制御手段と、
    を備えた空気流制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記導入口を開閉可能にされた開閉部材と、
    前記開閉部材を駆動して前記開閉部材が前記導入口を開閉する駆動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の空気流制御装置。
  3. 前記車両の旋回状態を、車両の操舵状態とした、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気流制御装置。
  4. 前記車両の操舵状態を、車両のステアリングの操舵角度とした、ことを特徴とする請求項3記載の空気流制御装置。
  5. 前記車両の操舵状態を、車両のステアリングの操舵トルクとした、ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の空気流制御装置。
  6. 前記車両の操舵状態を、車両のステアリングの操舵トルクの微分値とした、ことを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか1項記載の空気流制御装置。
  7. 前記車両の旋回状態を、車両のヨーレートとした、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の空気流制御装置。
  8. 車両の前部への車幅方向外側からの風圧作用状態を検出する風圧作用状態検出手段を備え、かつ、前記制御手段は、車両の直進時に、前記風圧作用状態検出手段が検出した車両の前部への車幅方向外側からの風圧作用状態に応じて前記吹出口からの空気流の吹き出しを制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の空気流制御装置。
  9. 車両のブレーキ作動状態を検出するブレーキ作動状態検出手段を備え、かつ、前記制御手段は、車両の直進時に、前記ブレーキ作動状態検出手段が検出した車両のブレーキ作動状態に応じて前記吹出口からの空気流の吹き出しを制御する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の空気流制御装置。
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