JP2019034583A - グリルシャッタ装置 - Google Patents

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進太郎 西川
Shintaro Nishikawa
進太郎 西川
洋平 杉山
Yohei Sugiyama
洋平 杉山
崇史 川戸
Takashi Kawato
崇史 川戸
弘樹 木野
Hiroki Kino
弘樹 木野
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】より効果的に、空力による車両の旋回支援を行うことのできるグリルシャッタ装置を提供すること。【解決手段】旋回支援制御部としてのECUは、車両1の旋回運動を支援すべく、その車体の前部における車幅方向の中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部に対して互いに異なる開度を設定する。更に、走行路形状判定部としてのECUは、ナビゲーションシステムから取得した走行路情報に基づいて、車両前方の走行路形状を判定する。そして、ECUは、車両前方の走行路40にカーブ41が検知された場合には、車両1がカーブ41に進入する前に、このカーブ41を車両1が走行する際の旋回運動を支援するための旋回支援制御を開始する。【選択図】図6

Description

本発明は、グリルシャッタ装置に関するものである。
従来、車体前部のグリル開口部に設けられたシャッタ機構の開閉動作に基づいて、そのグリル開口部からエンジンルーム内に流れ込む空気の流量を制御可能なグリルシャッタ装置がある。
即ち、例えば、高速走行時には、シャッタ機構を閉状態としてエンジンルーム内への空気の流入を制限することにより、その空力性能(例えば「Cd値」等)を向上させることができる。また、エンジン始動時には、そのラジエータに導入する流量を抑えることで、その暖機時間を短縮することができる。そして、エンジン温度が上昇傾向にある場合には、シャッタ機構を開状態としてエンジンルーム内に流れ込む流量を増やすことにより、そのエンジン温度を適切に管理することができる。
また、例えば、特許文献1に記載のグリルシャッタ装置において、シャッタ機構は、グリル開口部の車幅方向中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部に分割されている。そして、車両が旋回状態にある場合には、その旋回運動を支援すべく、これらの左右のシャッタ部に対して互いに異なる開度を設定する構成になっている。
即ち、例えば、シャッタ機構を開状態として車両の走行風を車体の内部空間(エンジンルーム)に導入することにより、空気抵抗の増大及び内圧上昇に基づいた揚力が発生する。一方、シャッタ機構を開状態として走行風を車両の床下に流すことにより、空気抵抗の減少とともにダウンフォースが発生する。更に、これを利用して、例えば、一方側は全閉状態、他方側は全開状態にする等、その左右のシャッタ部に異なる開度を設定することにより、車両のロールモーメントを空力的に制御することができる。そして、これにより、車両の姿勢を安定化させることで、その旋回運動を支援することができる。
特開2008−6855号公報
しかしながら、シャッタ機構の開閉作動には時間を要する。このため、上記従来技術のように、車両に生じた姿勢変化を検出することによりシャッタ機構を作動させる構成では、その開度調整の途中で車両が旋回を終えてしまう可能性がある。そして、このような場合には、そのシャッタ機構の作動による空力的な旋回支援効果を十分に利用できないという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、より効果的に、空力による車両の旋回支援を行うことのできるグリルシャッタ装置を提供することにある。
上記課題を解決するグリルシャッタ装置は、車体前部のグリル開口部を開閉可能なシャッタ機構と、前記シャッタ機構の作動を制御する制御装置と、を備えるとともに、前記シャッタ機構は、前記車体前部における車幅方向の中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部を有するものであって、前記制御装置は、車両の旋回運動を支援すべく前記両シャッタ部に対して互いに異なる開度を設定する旋回支援制御を実行する旋回支援制御部と、車両前方の走行路形状を判定する走行路形状判定部と、を備え、前記旋回支援制御部は、車両前方の走行路にカーブが検知された場合には、前記車両が前記カーブに進入する前に、該カーブを前記車両が走行する際の前記旋回運動を支援するための前記旋回支援制御を開始する。
上記構成によれば、車両がカーブに進入するまでの間に、その左右のシャッタ部に異なる開度を設定する旋回支援制御に基づいたシャッタ機構の作動を進めることができる。そして、これにより、車両前方に検知されたカーブを車両が走行する際、より効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。
上記課題を解決するグリルシャッタ装置において、前記旋回支援制御部は、前記カーブの入口において、前記各シャッタ部の開度が、前記車両が前記カーブを走行する際の前記旋回運動を支援するために前記各シャッタ部に設定される旋回支援開度となるように、前記旋回支援制御を実行することが好ましい。
上記構成によれば、車両前方に検知されたカーブに対して車両が進入した時点から、効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。そして、車両がカーブに進入する前に旋回支援制御を開始することによる、そのカーブに進入する前の車両姿勢に与える影響を抑えることができる。
上記課題を解決するグリルシャッタ装置において、前記旋回支援制御部は、前記旋回支援制御の実行により、旋回方向側の前記シャッタ部を閉状態とし、旋回方向とは反対側の前記シャッタ部を開状態とするとともに、該旋回方向とは反対側の前記シャッタ部に対し、車速が遅いほど、より大きな開度を設定することが好ましい。
即ち、車速が速いほど、その旋回方向とは反対側のシャッタ部を開作動させることによる空力的な旋回支援効果が強く現れる。そして、車速が遅い場合には、その空力的な旋回支援効果が現れ難くなる。従って、上記構成によれば、その車速に応じた適切な旋回支援を行うことができる。更に、車速が速い場合には、その旋回方向とは反対側のシャッタ部を開作動させるシャッタ機構の作動時間を短縮することができる。そして、その開度の大きさからシャッタ機構の作動時間が長くなる車速が遅い場合であっても、車両がカーブに進入する前に旋回支援制御を開始することで、効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。
上記課題を解決するグリルシャッタ装置において、前記旋回支援制御部は、前記車両が旋回中にある場合には、該車両の舵角に基づいて、前記旋回支援制御を実行することが好ましい。
上記構成によれば、舵角に示される車両の旋回方向に応じた適切な旋回支援を行うことができる。また、適切に、その旋回支援制御を終了することができる。そして、これにより、例えば、左右のカーブが連続するような状況においても、効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。
上記課題を解決するグリルシャッタ装置において、前記旋回支援制御部は、前記車両が前記カーブを走行している状態において、該車両が次のカーブを走行する際の前記旋回運動を支援するための前記旋回支援制御を開始した場合には、前記車両が走行中のカーブを脱出するまでの間、前記次のカーブに対応した前記旋回支援制御の実行による前記各シャッタ部の開度調整を、前記走行中のカーブにおける前記車両の旋回運動を阻害しない範囲に留めることが好ましい。
上記構成によれば、例えば、所謂S字カーブのようなカーブが連続する走行路を車両が走行する場合においても、効果的に、そのカーブを走行する車両の旋回支援を行うことができる。
上記課題を解決するグリルシャッタ装置において、前記制御装置は、前記車両が急ブレーキ状態にあることを検知する急ブレーキ検知部と、前記車両が急ブレーキ状態にある場合に前記シャッタ機構を開作動させる急ブレーキ支援制御部と、を備えることが好ましい。
即ち、シャッタ機構を開作動させてグリル開口部から走行風を車体の内部空間に導入することにより車両の空気抵抗が増加する。そして、これにより、空力による急ブレーキ支援を行うことができる。
本発明によれば、より効果的に、空力による車両の旋回支援を行うことができる。
グリルシャッタ装置が搭載された車両の概略構成を示す模式図。 グリルシャッタ装置の制御ブロック図。 グリルシャッタ装置が搭載された車両の正面図。 グリルシャッタ装置を用いた旋回支援制御の説明図。 車速に応じた旋回支援開度演算の説明図。 (a)(b)は、車両前方の走行路に存在するカーブ、及びこのカーブに対応した旋回支援制御の説明図。 車両前方のカーブに対応した旋回支援制御の処理手順を示すフローチャート。 車両の舵角に基づいた旋回支援制御の処理手順を示すフローチャート。 グリルシャッタ装置を用いた急ブレーキ支援制御の説明図。 カーブの曲率半径に基づいた旋回支援開度演算の説明図。 別例の旋回支援制御の処理手順を示すフローチャート。
以下、グリルシャッタ装置に関する一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す車両1において、車体2の内部に形成されたエンジンルーム3には、そのエンジン4を冷却するためのラジエータ5が収容されている。また、車体2の前部(同図中、左側の端部)2aには、車両前方の外部空間と車体2の内部空間とを連通するグリル開口部7が形成されている。そして、上記ラジエータ5は、このグリル開口部7からエンジンルーム3に流れ込む空気が当たるように、エンジン4の前方に配置されている。
尚、ラジエータ5の後方(同図中、右側)には、ファン6が設けられている。そして、このファン6が回転することにより、効率良く、ラジエータ5に空気が流れるようになっている。
具体的には、本実施形態の車両1は、バンパー8の下方に設けられたグリル開口部7を有している。そして、このグリル開口部7には、当該グリル開口部7を開閉することによりエンジンルーム3内に流れ込む空気の流量を制御可能なグリルシャッタ装置10が設けられている。
詳述すると、本実施形態のグリルシャッタ装置10は、その開閉動作に基づいて空気の流量を制御可能なシャッタ機構11と、このシャッタ機構11を開閉駆動するアクチュエータ12とを備えている。具体的には、本実施形態のシャッタ機構11は、略四角枠状に形成されたフレーム13の内側に整列配置された複数の可動フィン14を備えている。尚、本実施形態の車両1において、フレーム13は、その上端がバンパーリインフォース15に固定されることにより、グリル開口部7内に配置されている。また、各可動フィン14は、車幅方向(同図中、紙面に直交する方向)に延びる回動軸16を有している。そして、各可動フィン14は、その回動軸16を中心として回動することによりフレーム13の枠内を閉塞可能なフィン部17を備えている。
即ち、本実施形態のシャッタ機構11は、グリル開口部7から流れ込む空気の流入方向に対してフィン部17が並行する状態となる方向(図1参照、時計回り方向)に各可動フィン14が回動することにより開状態となる。また、空気の流入方向に対してフィン部17が交差する状態となる方向(図1参照、反時計回り方向)に各可動フィン14が回動することにより閉状態となる。そして、各可動フィン14が全閉状態に対応する回動位置にある場合には、その隣り合う各可動フィン14の先端(フィン部17のフィン先)が重なり合うことで、フレーム13の枠内を閉塞することが可能になっている。
一方、図2に示すように、本実施形態のアクチュエータ12は、モータ18の回転を各可動フィン14の回動に変換することにより、シャッタ機構11を開閉駆動する。また、このアクチュエータ12の駆動源となるモータ18は、ECU20が供給する駆動電力に基づいて回転する。そして、本実施形態のグリルシャッタ装置10は、これにより、その駆動電力に通じてシャッタ機構11の作動が制御される構成になっている。
さらに詳述すると、本実施形態の車両1において、ECU20には、車速Vやエンジン4の冷却水温Tw、或いは雰囲気温度(外気温)Ta等、車両1の走行状態を推定可能な各種の車両状態量が入力される。そして、ECU20は、これらの車両状態量に基づいて、そのシャッタ機構11の作動制御を実行する。
具体的には、本実施形態のECU20は、車内ネットワーク(図示略)を介した各車両状態量の通信が開始されることにより、車両1のイグニッションスイッチがオン(IGオン)されたこと、即ち車両1が走行状態又は走行準備状態にあることを認識する。そして、その冷却水温Twが上昇するまではシャッタ機構11を閉状態とする、或いは走行する車両1の空気抵抗を低減すべく、車速Vの上昇によりシャッタ機構11を閉状態とする等といった周知の作動制御を実行する構成になっている。
また、本実施形態のアクチュエータ12には、そのモータ18の回転に同期したパルス信号Spを出力するパルスセンサ22が設けられている。そして、本実施形態のECU20は、このパルスセンサ22のパルス出力をカウントすることにより、そのシャッタ機構11の開度αを検出する構成になっている(全閉状態:α=0%、全開状態:α=100%)。
(旋回支援制御)
次に、本実施形態のECU20が実行する車両1の旋回支援制御について説明する。
図3に示すように、本実施形態の車両1において、上記のようにグリルシャッタ装置10を構成するシャッタ機構11は、車体2の前部2aにおける車幅方向(図3中、左右方向)の中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部21L,21Rを備えている。また、本実施形態のシャッタ機構11は、これらの各シャッタ部21L,21Rが、それぞれ、独立したアクチュエータ12(12L,12R)により駆動される構成となっている。即ち、本実施形態のグリルシャッタ装置10は、そのシャッタ部21L,21R毎に、シャッタ機構11の作動を制御することが可能になっている。そして、本実施形態のECU20は、これを利用して、車両1の旋回運動を支援すべく、そのシャッタ機構11を構成する上記各シャッタ部21L,21Rに対して互いに異なる開度α(αL,αR)を設定する構成になっている(旋回支援制御)。
即ち、例えば、右旋回時(図3中、左側に旋回)、車両1には、その車体2が左下がり(同図中、右側に傾動)となるようなロールモーメントが発生する。しかしながら、このとき、その車両1の旋回方向に位置する右側のシャッタ部21Rを閉状態として車両1の走行風を床下に流すことにより、車体2の右側には、その空気抵抗の減少とともにダウンフォースが発生する。更に、車両1の旋回方向とは反対側に位置する左側のシャッタ部21Lを開状態として車両1の走行風をエンジンルーム3内に導入することにより、車体2の左側には、その空気抵抗の増大とともに揚力が発生する。そして、これにより、その右旋回時に生ずるロールモーメントを抑えることができる。
本実施形態のECU20は、車両1の旋回時には、上記のように、その旋回支援制御の実行により、車両1の旋回方向側のシャッタ部21を全閉状態とし、旋回方向とは反対側のシャッタ部21を開状態とする。尚、本実施形態のECU20は、シャッタ機構11の開閉状態が車両1の空力に影響を与えると考えられる所定速度以上の速度領域、つまりは、空気抵抗を低減するために左右のシャッタ部21L,21Rがともに全閉となっている状態を基礎として、その旋回支援制御を実行する。そして、車両1の右旋回時には、左側のシャッタ部21Lを開作動させ、左旋回時には、右側のシャッタ部21Rを開作動させることにより、空力的に、その車両1の旋回時に生ずるロールモーメントを抑える構成になっている。
具体的には、図4に示すように、ECU20は、車両1の右旋回運動を支援するための右旋回支援開度RXとして、右側のシャッタ部21Rには、全閉状態に対応する旋回支援開度α0を設定する一方(αR=α0)、左側のシャッタ部21Lには、その開作動により車体2の左側に揚力を発生させる旋回支援開度α1を設定する(αL=α1)。そして、車両1の左旋回運動を支援するための左旋回支援開度LXとして、左側のシャッタ部21Lには、全閉状態に対応する旋回支援開度α0を設定する一方(αL=α0)、右側のシャッタ部21Rには、その開作動により車体2の左側に揚力を発生させる旋回支援開度α1を設定する(αR=α1)。
また、図5に示すように、本実施形態のECU20は、その旋回支援制御の実行により開作動させる車両1の旋回方向とは反対側のシャッタ部21に対し、車速Vが遅いほど、より大きな旋回支援開度α1を設定する。そして、本実施形態のグリルシャッタ装置10は、これにより、効果的に、その空力による車両1の旋回支援を行うことが可能になっている。
さらに詳述すると、図2に示すように、本実施形態のECU20には、図示しない車内ネットワークを介して車両1のナビゲーションシステム(カーナビ)30が接続されている。尚、このナビゲーションシステム30は、GPS(衛星測位システム)を用いて地図上に車両1の走行位置を示す周知の構成を有している。そして、ECU20は、このナビゲーションシステム30と通信することにより、車両1の走行位置Pと併せて、その車両1が走行する走行路40に関する走行路情報Irを取得する。
また、図6(a)(b)に示すように、本実施形態のECU20は、そのナビゲーションシステム30から取得した走行路情報Irに基づいて、車両前方の走行路形状、詳しくは、その走行路40の湾曲形状であるカーブ41の存在を検知する。そして、この検知されたカーブ41を車両1が走行する際に、その車両1の旋回運動を支援すべく、シャッタ機構11を構成する左右のシャッタ部21L,21Rに旋回支援開度Xを設定する。
即ち、ECU20は、車両前方の走行路40に、図6(a)に示すような右カーブ41Rを検知した場合には、その右カーブ41Rを走行する車両1の右旋回運動を支援すべく、各シャッタ部21L,21Rに右旋回支援開度RXを設定する(図4参照)。そして、図6(b)に示すような左カーブ41Lを検知した場合には、その左カーブ41Lを走行する車両1の左旋回運動を支援すべく、各シャッタ部21L,21Rに左旋回支援開度LXを設定する。
更に、本実施形態のECU20は、このように、車両前方の走行路40にカーブ41が検知された場合には、このカーブ41に車両1が進入する前に、そのカーブ41に対応した旋回支援制御を開始する。具体的には、ECU20は、カーブ41の入口41aにおいて、各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRが、その右カーブ41Rに対応した右旋回支援開度RX(αL=α1,αR=α0)、又は左カーブ41Lに対応した左旋回支援開度LX(αL=α0,αR=α1)となるように、その旋回支援制御を実行する(図4参照)。そして、本実施形態のグリルシャッタ装置10は、これにより、効果的に、その空力による車両1の旋回支援を行うことが可能になっている。
詳述すると、図7のフローチャートに示すように、本実施形態のECU20は、ナビゲーションシステム30から車両1の走行位置P及び走行路情報Irを取得すると(ステップ101)、続いて、その走行路情報Irに基づき、車両前方の走行路40について形状判定を実行する(走行路形状判定、ステップ102)。更に、ECU20は、このステップ102の判定結果に基づいて、その車両前方の走行路40にカーブ41が存在するか否かを判定する(ステップ103)。そして、車両前方の走行路40にカーブ41が検知された場合(ステップ103:YES)には、そのカーブ41の入口41aに到達したときの車両1の走行位置P1を演算する(カーブ入口位置演算、ステップ104)。
また、本実施形態のECU20は、各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRを車両前方のカーブ41に対応した旋回支援開度Xに調整するために必要なシャッタ機構11の作動時間Tを演算する(ステップ105)。尚、本実施形態のECU20は、この作動時間Tの演算に用いるシャッタ機構11の開閉動作速度Wを、その記憶領域20mに保持する(図2参照)。更に、ECU20は、車速Vを検出する(ステップ106)。そして、本実施形態のECU20は、これらカーブ41の入口41aに車両1が到達したときの走行位置P1、シャッタ機構11の作動時間T、及び車速Vに基づいて、その旋回支援制御を開始すべき車両1の走行位置Pxを演算する(旋回支援制御開始位置演算、ステップ107)。
即ち、シャッタ機構11の作動時間T及び車速Vに基づいて、各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRを車両前方のカーブ41に対応した旋回支援開度Xに調整するまでの間に進む車両1の走行距離γを演算することができる(図6(a)参照)。更に、この各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRを調整するまでの間に進む車両1の走行距離γを用いることにより、そのカーブ41の入口41aに到達したときの車両1の走行位置P1から、その旋回支援制御を開始すべき車両1の走行位置Pxを逆算することができる。そして、本実施形態のECU20は、このステップ107において演算した走行位置Pxに車両1が到達した場合(ステップ108:YES)に、その車両前方の走行路40に検知したカーブ41に対応する旋回支援制御を開始する構成になっている(ステップ109)。
また、図2に示すように、本実施形態のECU20は、車両1の舵角θを検出する(図1参照)。尚、本実施形態のECU20は、車両1の舵角θにステアリングの操舵角を用いる。そして、車両1が旋回中にある場合には、この車両1の舵角θ及び舵角変化に示される操舵状態(切り込み・切り戻し)に基づいて、その旋回支援制御を実行する。
具体的には、図8のフローチャートに示すように、本実施形態のECU20は、車両1の舵角θを検出すると(ステップ201)、先ず、旋回支援制御の実行中であるか否かを判定し(ステップ202)、旋回支援制御の実行中でない場合(ステップ202:NO)には、車両1の舵角θが所定角度θ1以上であるか否かを判定する(ステップ203)。更に、ECU20は、車両1の舵角θが所定角度θ1以上である場合(θ≧θ1、ステップ203:YES)には、続いて、車両1の舵角θを増加させる切り込み操舵中であるか否かを判定する(ステップ204)。そして、切り込み操舵中であると判定した場合(ステップ204:YES)に、その舵角θの方向に示される車両1の旋回運動を支援すべく、旋回支援制御を実行する(ステップ205)。
尚、ECU20は、上記ステップ204において、切り込み操舵中ではないと判定した場合(ステップ204:NO)は、ステップ205以降の処理を実行しない。更に、上記ステップ203において、車両1の舵角θが所定角度θ1よりも小さいと判定した場合(θ<θ1、ステップ203:NO)には、ステップ204以降の処理を実行しない。そして、上記ステップ202において、旋回支援制御の実行中であると判定した場合(ステップ202:YES)には、上記ステップ203〜ステップ205の処理を実行することなく、次のステップ206の処理を実行する。
また、ECU20は、車両1の舵角θが所定角度θ2以下であるか否かを判定する(ステップ206)。更に、ECU20は、車両1の舵角θが所定角度θ2以下である場合(θ≦θ2、ステップ206:YES)には、続いて、車両1の舵角θを減少させる切り戻し操舵中であるか否かを判定する(ステップ207)。そして、切り戻し操舵中である判定した場合(ステップ207:YES)には、その旋回支援制御の実行を終了する構成になっている(ステップ208)。
(急ブレーキ支援制御)
次に、本実施形態のECU20が実行する車両1の急ブレーキ支援制御について説明する。
図2に示すように、本実施形態のECU20には、車両状態量として、ブレーキ信号Sbkが入力される。また、ECU20は、車両1の前後方向加速度Gを検出する。更に、ECU20は、これらのブレーキ信号Sbk及び前後方向加速度Gに基づいて、車両1が急ブレーキ状態にあるか否かを判定する。そして、急ブレーキ状態にあると判定した場合には、その車両1の急ブレーキ動作を支援すべく、シャッタ機構11を開状態とする(急ブレーキ支援制御)。
具体的には、図9のフローチャートに示すように、ECU20は、ブレーキ信号Sbkを受信すると(ステップ301:YES)、車両1の前後方向加速度Gを検出し(ステップ302)、その前後方向加速度Gが所定の閾値G0以上であるか否かを判定する(ステップ303)。そして、その前後方向加速度Gが所定の閾値G0以上である場合(G≧G0、ステップ303:YES)には、車両1が急ブレーキ状態にあると判定して(急ブレーキ状態検知、ステップ304)、シャッタ機構11を全開状態に制御する(ステップ305)。
尚、本実施形態のECU20は、この急ブレーキ支援制御においては、そのシャッタ機構11を開閉駆動するアクチュエータ12の出力(モータ18のDuty)を、通常時の出力よりも高い値に設定する(例えば、Duty=100%)。そして、これにより、迅速に、その車両1の急ブレーキ動作を支援することが可能になっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)グリルシャッタ装置10は、車体2の前部2aに設けられたグリル開口部7を開閉可能なシャッタ機構11と、このシャッタ機構11の作動を制御する制御装置としてのECU20と、を備える。また、シャッタ機構11は、車体2の前部2aにおける車幅方向の中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部21(21L,21R)を有する。そして、旋回支援制御部50aとしてのECU20は、車両1の旋回運動を支援すべく、その両シャッタ部21に対して互いに異なる開度α(αR,αL)を設定する。更に、走行路形状判定部50bとしてのECU20は、ナビゲーションシステム30から取得した走行路情報Irに基づいて、車両前方の走行路形状を判定する。そして、ECU20は、車両前方の走行路40にカーブ41が検知された場合には、車両1がカーブ41に進入する前に、このカーブ41を車両1が走行する際の旋回運動を支援するための旋回支援制御を開始する。
上記構成によれば、車両1がカーブ41に進入するまでの間に、その左右のシャッタ部21に異なる開度α(αR,αL)を設定する旋回支援制御に基づいたシャッタ機構11の作動を進めることができる。そして、これにより、その車両前方に検知されたカーブ41を車両1が走行する際、より効果的に、空力による旋回支援を行うことができる。
(2)ECU20は、カーブ41の入口41aにおいて、各シャッタ部21(21L,21R)の開度α(αL,αR)が、このカーブ41を車両1が走行する際の旋回運動を支援するために各シャッタ部21(21L,21R)に設定される旋回支援開度Xとなるように、その旋回支援制御を実行する。
上記構成によれば、車両前方に検知されたカーブ41に対して車両1が進入した時点から、効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。そして、車両1がカーブ41に進入する前に旋回支援制御を開始することによる、そのカーブに進入する前の車両姿勢に与える影響を抑えることができる。
(3)ECU20は、旋回支援制御の実行により開作動させる旋回方向とは反対側のシャッタ部21に対し、車速Vが遅いほど、より大きな旋回支援開度α1を設定する。
即ち、車速Vが速いほど、その旋回方向とは反対側のシャッタ部21を開作動させることによる空力的な旋回支援効果が強く現れる。そして、車速Vが遅い場合には、その空力的な旋回支援効果が現れ難くなる。従って、上記構成によれば、その車速に応じた適切な旋回支援を行うことができる。更に、車速Vが速い場合には、その旋回方向とは反対側のシャッタ部21を開作動させるシャッタ機構11の作動時間が短くなる。そして、その開度αの大きさからシャッタ機構11の作動時間が長くなる車速Vが遅い場合であっても、上記(1)(2)の構成によって、効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。
(4)ECU20は、車両1が旋回中にある場合には、車両1の舵角θに基づいて、その旋回支援制御を実行する。
上記構成によれば、舵角θに示される車両1の旋回方向に応じた適切な旋回支援を行うことができる。また、適切に、その旋回支援制御を終了することができる。そして、これにより、例えば、左右のカーブ41が連続するような状況においても、効果的に、その空力による旋回支援を行うことができる。
(5)急ブレーキ検知部50cとしてのECU20は、車両1のブレーキ信号Sbk及び前後方向加速度Gに基づいて、その車両1が急ブレーキ状態にあることを検知する。そして、急ブレーキ支援制御部50dとしてのECU20は、車両1が急ブレーキ状態にある場合には、そのシャッタ機構11を開作動させる。
即ち、シャッタ機構11を開作動させて走行風をエンジンルーム3内に導入することにより車両1の空気抵抗が増加する。そして、これにより、空力による急ブレーキ支援を行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、グリル開口部7から流れ込む空気は、車体2内に形成されたエンジンルーム3内に取り入れられることとした。しかし、これに限らず、そのシャッタ機構11が設けられたグリル開口部7から空気が流れ込む車体2の内部空間は、必ずしも、エンジンルーム3でなくともよい。例えば、熱交換器やバッテリー等の収容室であってもよい。
・上記実施形態では、シャッタ機構11は、フレーム13の枠内に複数の可動フィン14を整列配置することにより形成される。そして、これら各可動フィン14の回動により開閉動作することとした。しかし、これに限らず、車幅方向の中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部21(21L,21R)を有し、これらの各シャッタ部21に異なる開度α(αR,αL)を設定することにより、車両1の旋回運動を支援する空力効果が得られるものであれば、シャッタ機構11の構造は、例えば、スライド式等、任意に変更してもよい。
・また、そのシャッタ機構11が配置されるグリル開口部7の形成位置についてもまた、車両前方の外部空間と車体2の内部空間(エンジンルーム3)を連通するものであって、左右のシャッタ部21(21L,21R)を独立に設けることが可能であれば、その大きさや数、形成位置(上下方向や車幅方向の内外)については任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、車両1の旋回時、その旋回支援制御として、旋回方向側のシャッタ部21には、全閉状態に対応する旋回支援開度α0(=0%)を設定することとした(図4参照)。しかし、これに限らず、その旋回方向とは反対側のシャッタ部21に設定される旋回支援開度α1との差異により車両1の旋回運動を支援する空力効果が得られるものであれば、必ずしも全閉状態ではなくともよい。
・上記実施形態では、旋回支援制御の実行により開作動させる車両1の旋回方向とは反対側のシャッタ部21に対し、車速Vが遅いほど、より大きな旋回支援開度α1を設定することとした。しかし、これに限らず、例えば、全開状態に対応する開度(α1=100%)等、所定の旋回支援開度α1を設定する構成であってもよい。
・また、図10に示すように、車両前方に検知されたカーブ41の曲率半径rに基づいて、その旋回方向とは反対側のシャッタ部21に設定する旋回支援開度α1を調整する構成としてもよい。即ち、この例においては、そのカーブ41の曲率半径rが大きいほど、小さな値を有した調整ゲインK1(≦1.0)が演算される。そして、この調整ゲインK1を基礎となる旋回支援開度α1に乗じた調整後の値α1´が、その旋回方向とは反対側のシャッタ部21に設定される(α1´=α1×K1)。
このような構成を採用することで、そのカーブ41の大きさに応じた適切な旋回支援を行うことができる。尚、曲率半径rは、例えば、ナビゲーションシステム30等から走行路情報Irとして取得するとよい。また、車両1の旋回中は、車両1の舵角θを用いて、その旋回方向とは反対側のシャッタ部21に設定する旋回支援開度α1を調整する構成としてもよい。即ち、大きな舵角θが発生しているほど、そのカーブ41の曲率半径rは小さい。従って、このような構成を採用しても、そのカーブ41の大きさに応じた適切な旋回支援を行うことができる。
・上記実施形態では、車両1の舵角θとしてステアリングの操舵角を用いることとしたが、例えば、操舵系に伝達比可変装置やステアバイワイヤ型の操舵装置を備える車両、或いは、自動運転車等、ステアリングの操舵角が操舵輪の転舵角(タイヤの切れ角)と対にならない場合には、その舵角θに転舵角を用いてもよい。
・上記実施形態では、カーブ41の入口41aにおいて、各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRが、そのカーブ41に対応した旋回支援開度Xとなるように、その旋回支援制御を実行することとした。しかし、これに限らず、車両1がカーブ41に進入した後に、そのカーブ41に対応した旋回支援開度Xとなる構成であってもよい。そして、車両1がカーブ41に進入する前に、そのカーブ41に対応した旋回支援開度Xとなる構成であってもよい。
・上記実施形態では、ナビゲーションシステム30から取得した走行路情報Irに基づいて、車両前方の走行路形状を検知することとした。しかし、これに限らず、車両1の前方を映す車載カメラの撮影画像を解析することにより、或いは車両前方に向けられたレーダー装置(例えば、ミリ波レーダー等)を用いることにより、その車両前方の走行路形状を検知する構成としてもよい。
・上記実施形態では、車両1が旋回中にある場合には、車両1の舵角θ及び舵角変化に示される操舵状態(切り込み・切り戻し)に基づいて、その旋回支援制御を実行することとした。しかし、これに限らず、舵角θ(の大きさ)のみで、その旋回支援制御を実行する構成であってもよい。尚、この場合には、車両1がカーブ41に進入する前に開始された旋回支援制御の終了判定を別途実行するとよい。
・また、車両1がカーブ41を走行している状態においても、車両前方の走行路40に次のカーブ41を検知した場合には、この次のカーブ41を車両1が走行する際の旋回運動を支援するための旋回支援制御を開始してもよい。そして、この場合には、その走行中のカーブ41を車両が脱出するまでの間、次のカーブ41に対応した旋回支援制御の実行による各シャッタ部21L,21Rの開度調整を、走行中のカーブ41における車両1の旋回運動を阻害しない範囲に留めることが望ましい。
例えば、図11のフローチャートに示すように、カーブ41を走行中に(ステップ401:YES)、車両前方の走行路40に次のカーブ41を検知し(ステップ402:YES)、更に、この次のカーブ41に対応する旋回支援制御を開始すべき走行位置Pxに車両1が到達したとする(ステップ403:YES)。この場合、その次のカーブ41に対応する旋回支援制御を開始した上で(ステップ404)、この次のカーブ41に対応する旋回支援制御により左右のシャッタ部21L,21Rに設定する旋回支援開度Xに、当該各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRが到達する前に、そのシャッタ機構11の作動を一時停止する(ステップ405)。そして、車両1が、その走行中のカーブ41を脱出した後に(ステップ406:YES)、シャッタ機構11の作動を再開するとよい(ステップ407)。
このような構成を採用することで、例えば、所謂S字カーブのようなカーブ41が連続する走行路40を車両1が走行する場合においても、効果的に、そのカーブ41を走行する車両1の旋回支援を行うことができる。
尚、その次のカーブ41に対応した旋回支援制御の実行によるシャッタ機構11の作動を一時停止するタイミングとしては、例えば、左右のシャッタ部21L,21Rがともに全閉状態となった時点が考えられる。また、各シャッタ部21L,21Rの開度調整を同時に行う場合には、当該各シャッタ部21L,21Rの開度αL,αRが等しくなった時点でもよい。更に、空力的な中立状態を超えて、例えば、次のカーブ41における旋回方向側のシャッタ部21を全閉状態とする一方、旋回方向とは反対側のシャッタ部21については、大きな揚力を発生しない程度に開状態とする等としてもよい。そして、走行中のカーブ41の湾曲方向と次のカーブ41の湾曲方向が同じ場合には、シャッタ機構11の作動を一時停止することなく、次のカーブ41に対応する旋回支援制御を実行してもよい。
・上記実施形態では、ブレーキ信号Sbk及び前後方向加速度Gに基づいて、その車両1が急ブレーキ状態にあることを検知することとしたが、例えば、上位ECU等から車両1の衝突予測検知信号を取得することが可能な場合には、これを用いる構成としてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記旋回支援制御部は、前記旋回支援制御の実行により、旋回方向側の前記シャッタ部を閉状態とし、旋回方向とは反対側の前記シャッタ部を開状態とするとともに、車両前方の走行路に検知された前記カーブの曲率半径が大きいほど、前記旋回方向とは反対側の前記シャッタ部の開度を小さくすること、を特徴とするグリルシャッタ装置。これにより、そのカーブの大きさに応じた適切な旋回支援を行うことができる。
1…車両、2…車体、2a…前部、3…エンジンルーム(内部空間)、7…グリル開口部、10…グリルシャッタ装置、11…シャッタ機構、12(12L,12R)…アクチュエータ、13…フレーム、14…可動フィン、18…モータ、20…ECU(制御装置)、20m…記憶領域、21(21L,21R)…シャッタ部、22…パルスセンサ、30…ナビゲーションシステム、40…走行路、41…カーブ、41a…入口、41L…左カーブ、41R…右カーブ、50a…旋回支援制御部、50b…走行路形状判定部、50c…急ブレーキ検知部、50d…急ブレーキ支援制御部、α…開度、αL…開度(左側)、αR…開度(右側)、α0…旋回支援開度(旋回方向側)、α1…旋回支援開度(旋回方向の反対側)、RX…旋回支援開度、RX…右旋回支援開度、LX…左旋回支援開度、Ir…走行路情報、P…走行位置、P1…走行位置(カーブ入口到達位置)、Px…走行位置(旋回支援制御開始位置)、γ…走行距離、T…作動時間、V…車速、W…開閉動作速度、θ…舵角、θ1,θ2…所定角度、r…曲率半径、K1…調整ゲイン、G…前後方向加速度、G0…閾値、Sbk…ブレーキ信号、Ta…雰囲気温度、Tw…冷却水温、Sp…パルス信号。

Claims (6)

  1. 車体前部のグリル開口部を開閉可能なシャッタ機構と、
    前記シャッタ機構の作動を制御する制御装置と、を備えるとともに、
    前記シャッタ機構は、前記車体前部における車幅方向の中央位置を挟んで独立に設けられた左右のシャッタ部を有するものであって、
    前記制御装置は、
    車両の旋回運動を支援すべく前記両シャッタ部に対して互いに異なる開度を設定する旋回支援制御を実行する旋回支援制御部と、
    車両前方の走行路形状を判定する走行路形状判定部と、を備え、
    前記旋回支援制御部は、車両前方の走行路にカーブが検知された場合には、前記車両が前記カーブに進入する前に、該カーブを前記車両が走行する際の前記旋回運動を支援するための前記旋回支援制御を開始するグリルシャッタ装置。
  2. 請求項1に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記旋回支援制御部は、前記カーブの入口において、前記各シャッタ部の開度が、前記車両が前記カーブを走行する際の前記旋回運動を支援するために前記各シャッタ部に設定される旋回支援開度となるように、前記旋回支援制御を実行すること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記旋回支援制御部は、前記旋回支援制御の実行により、旋回方向側の前記シャッタ部を閉状態とし、旋回方向とは反対側の前記シャッタ部を開状態とするとともに、該旋回方向とは反対側の前記シャッタ部に対し、車速が遅いほど、より大きな開度を設定すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記旋回支援制御部は、前記車両が旋回中にある場合には、該車両の舵角に基づいて、前記旋回支援制御を実行すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記旋回支援制御部は、前記車両が前記カーブを走行している状態において、該車両が次のカーブを走行する際の前記旋回運動を支援するための前記旋回支援制御を開始した場合には、前記車両が走行中のカーブを脱出するまでの間、前記次のカーブに対応した前記旋回支援制御の実行による前記各シャッタ部の開度調整を、前記走行中のカーブにおける前記車両の旋回運動を阻害しない範囲に留めること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記制御装置は、
    前記車両が急ブレーキ状態にあることを検知する急ブレーキ検知部と、
    前記車両が急ブレーキ状態にある場合に前記シャッタ機構を開作動させる急ブレーキ支援制御部と、を備えること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
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