JPWO2011148414A1 - 椅子の背凭れ用反力機構及びこれを組み込んだ椅子 - Google Patents

椅子の背凭れ用反力機構及びこれを組み込んだ椅子 Download PDF

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Abstract

本発明にかかる椅子の背凭れ用反力機構は、座下の外観をすっきりさせ、尚かつ座下空間を大きくとることを可能とし、さらには従来の同種の機構よりも長い反力ばねを利用できるようにするものであり、脚1に支持されたベース部材2と、該ベース部材2に回転軸7を介して後傾可能に連結されて背もたれ3を支える背支持部材4と、座5が取り付けられた座支持部材6と、背支持部材4を後傾させる際に座支持部材6を持ち上げる方向に連係動作させる体重対応式反力機構と背支持部材4を原位置に復帰させるばね力を負荷する反力ばね16とを有する椅子の背凭れ用反力機構において、反力ばね16を背支持部材4と座支持部材6との間に横向きに配置するようにしたものである。

Description

本発明は、後傾可能な背凭れに対して背凭れを元位置に押し戻そうとする力(本明細書ではロッキング反力と呼ぶ)を発生させる椅子の背凭れ用反力機構及びこれを組み込んだ椅子に関する。さらに詳述すると、本発明は、椅子の背もたれの後傾に連動して座を上昇させることにより背凭れを押し戻そうとする力を発生させる体重対応式反力機構とばねを利用した反力機構とを併用する椅子の背凭れ用反力機構及びこれを組み込んだ椅子に関する。
従来から、後傾可能な椅子の背凭れに対して背凭れを元位置に押し戻そうとする力を発生させる背凭れ用反力機構として、ばねを利用した反力機構のみならず、背もたれの後傾に連動して座を上昇させることにより背凭れを押し戻そうとする力を発生させる体重対応式反力機構を併用するものが提案されている(特許文献1,2)。
特許文献1の体重対応式反力機構は、図19に示すように、脚101に支持されたベース102と、背もたれ103が取り付けられた背支桿104と、座105が取り付けられた座支持部材106と、ベース102に背支桿104を後傾可能に連結する軸107と、ベース102に座支持部材106の前方を連結するリンク108と、軸109によって座支持部材106の後方に連結される背支桿104の延長部分110とを備え、背もたれ103が後傾する際に背支桿104の延長部分110と起立するリンク108によって座105を持ち上げるように構成されたものである。
また、特許文献2の体重対応式反力機構は、特許文献1と基本概念を同じくするものであるが、背もたれの後傾の初期段階にいきなり大きな反力が発生してその後反力が小さくなるという特許文献1の発明の不具合を解消するため、リンク108に代えて長孔200と軸201とを利用して座支持部材202の前方を背支持部材203の後傾に連係させて後ろ斜め上方に持ち上げる構造としたものである(図20参照)。
ここで、特許文献1及び2の背凭れ用反力機構において、体重対応式反力機構と併用される反力ばね111,204は、いずれも背支持部材の回転中心となる回転軸(体重対応式反力機構の支点となる軸)よりも後ろ側の背支持部材とベース部材との間に挟み込むように垂直に配置され、背支持部材の揺動を直に縦方向に受けて反力を生み出すように構成されている。
国際公開WO00/74531号 特開2008−212622号
しかしながら、特許文献1及び2の背凭れ用反力機構においては、背支持部材の回転軸よりも後ろ側でかつ回転軸の直ぐ近くに反力を生み出すばねが背支持部材とベース部材との間に挟み込まれるように垂直に配置されているので、反力ばねが座下において縦方向に突出し場所をとることで外観を損ねる問題を有する。また、反力ばねをカバーなどで覆い隠す場合にも、カバーそのものが大型化してぼってりとした外観となり重々しい印象を与えてしまうと共に、座下のスペースを大きく採ることができない問題を伴う。加えて、背支持部材の回転軸よりも前方の座下空間に比べて元々比較的狭く空間的に余裕が少ない後方空間に背凭れの支持構造物や反力ばね機構が集中させることは必要以上に高さ方向の膨らみをとってスリム化に反すると共に、比較的余裕のある前方の座下空間を有効に利用できないのは無駄である。
さらに、反力ばねを背支持部材の回転軸の近くに縦向きに配置するため、反力ばねの長さを短くせざるを得ないため、高価な金型用ばねのような強く堅いばねを使わなければならず、コスト高となる。また、ばねが堅いため、背凭れをロッキング動作させる際の硬さが単調なものとなる。また、回転軸の直ぐ近くに短い反力ばねを配置せざるを得ないため、ばねの角度を変えるようにしようとしてもその角度調整の影響が殆ど及ばない。しかも、最初から最後まで同じように反力ばねの圧縮方向に体重が作用するため、ストロークエンド付近でもばねが効いている感じを使用者に与え、押し戻されるような反発を感じさせる。これらのことから、ロッキング硬さを調整することが難しい。
また、短い反力ばねしか採用できないため、機構的に小型化が難しいロック機構付きガススプリングを反力ばねとして採用することが難しい。
そこで、本発明は、座下の外観をすっきりさせ、また座下のスペースを大きく採ることができる椅子の背凭れ用反力機構及びこれを組み込んだ椅子を提供することを目的とする。また、本発明は、従来の同種の機構よりも長い反力ばねを利用できる椅子の背凭れ用反力機構及びこれを組み込んだ椅子を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、脚に支持されたベース部材と、該ベース部材に回転軸を介して後傾可能に連結されて背もたれを支える背支持部材と、座が取り付けられた座支持部材と、背支持部材を後傾させる際に座支持部材を持ち上げる方向に連係動作させる体重対応式反力機構と背支持部材を原位置に復帰させるばね力を負荷する反力ばねとを有する椅子の背凭れ用反力機構において、反力ばねを背支持部材とベース部材との間に横向きに配置するようにしている。
ここで、ばねとは、ばね状弾性を示すもの全般を意味するものであり、例えば圧縮コイルばねのような狭義の意味でのばねは勿論のこと、ガススプリングやエラストマーを含むものである。また、反力ばねは背支持部材の回転軸よりも椅子の前方に配置されていることが好ましいが、これに特に限定されるものではなく、回転軸よりも後ろに配置され、一端が背支持部材に他端がベース部材にそれぞれ回転自在に取り付けられ、背支持部材の動きとともにその傾きを変化させるようにしても良い。さらに、反力ばねを背支持部材とベース部材との間に横向きに配置するとは、厳密な意味での横向きに限られず、広義では縦向きの配置を除くという程度の意味であり、より適切には座下をすっきりさせることを目的としては配置するものであり、場合によっては背支持部材の形状に沿って斜めに配置されることも含まれるものとする。
また、本発明においては、反力ばねとして圧縮コイルばねを用い、該圧縮コイルばねを背支持部材または座支持部材のいずれか一方に取り付ける端部に反力ばねを回転自在に軸受けすると共に反力ばねの長さ方向成分の変位を与えて反力ばねの初期圧縮量を調整する反力ばね位置調整装置を備えることが好ましい。
また、本発明の背凭れ用反力機構は、ベース部材と背支持部材との間に互いに係合するロック機構を備え、該ロック機構がベース部材側に取り付けられる固定部材と背支持部材側に取り付けられる可動部材とで構成され、可動部材側には回転軸を中心に旋回動作して両端が固定部材と交差するストッパ部材と該ストッパ部材を旋回動作させる駆動部とを備え、固定部材側にはストッパ部材の両端部が嵌まり込む孔または凹部を背支持部材の回転方向に複数段備えているものであることが好ましい。
さらに、ロック機構には、ストッパ部材を固定部材側の孔または凹部に向けて付勢する第1のばねと、ストッパ部材と駆動部材との間に介在され駆動部材の動きをストッパ部材に伝達する第2のばねとを備え、駆動部のロック動作あるいはロック解除動作に対してストッパ部材が追従できないときには第2のばねの伸縮により駆動部と前記ストッパ部材との連係動作を切り離すと共に駆動部材の変位を吸収してばね力として蓄え、ストッパ部材にかかる固定部材との間の摩擦力が軽減されたときに第2のばねに蓄えられたばね力でストッパ部材を旋回させることが好ましい。
また、本発明は、上述の背凭れ用反力機構を組み込んだ椅子である。
本発明の椅子の背凭れ用反力機構によれば、反力ばねを横向きに配置することで、ばねの長さに制約を受け難くなるので、ばねを長くできる。したがって、同じモーメントを得る場合にはばねの力は小さくでき、金型用のばねのような強いばねを使わずに済むのでコストダウンが可能となる。また、長いばねの使用を可能とするので、機構的に小型化が難しいガススプリングでも使用可能となる。ガススプリングの使用は、ロック機構を兼ねることができ、体重対応式反力機構を併用する構造でありながら、任意の角度で背凭れを固定することができる。
また、本発明の背凭れ用反力機構において、反力ばねを背支持部材の回転軸よりも前方に横向きに配置すれば、無駄な空間となっていた回転軸よりも前の空間を有効利用でき、尚かつ後ろのスペースに生じていた反力ばねの出っ張りをなくすことができるので、座下全体をすっきりとした薄型のデザインにすることができる。
また、本発明の背凭れ用反力機構において、反力ばねを背支持部材の回転軸よりも後ろに配置して、その一端を背支持部材に他端をベース部材にそれぞれ回転自在に取り付けることにより、背支持部材の動きとともにその傾きを変化させるようにすれば、ばねを座屈させずにスムーズに圧縮させることができ、ばねの特性を最大限利用することができる。ばね特性を最大限利用できるので、弱いばね(安価なばね)でも使用できる。
また、本発明の背凭れ用反力機構は、反力ばねとして圧縮コイルばねを用い、該ばねの初期圧縮量を調整する反力ばね位置調整装置を備えているので、反力ばねの初期圧縮量を調整することによりばねを利用した反力機構の反力の大きさを調整することが可能となる。
また、本発明の背凭れ用反力機構は、ベース部材と背支持部材との間にベース部材側に取り付けられる固定部材と背支持部材側に取り付けられる可動部材とで構成されるロック機構を備える一方、可動部材側には回転軸を中心に旋回動作して両端が固定部材と交差するストッパ部材と該ストッパ部材を旋回動作させる駆動部とを備え、固定部材側にはストッパ部材の両端部が嵌まり込む孔または凹部を背支持部材の回転方向に複数段備えるようにしているので、背もたれの後傾動作の途中の予め決められた後傾角度で背支持部材を固定することができる。このため、椅子の使い勝手をより向上させることができる。
しかも、ストッパ部材は回転運動によりその両端を固定部材と同時に係合させてロックが成立する構造を採っているので、動作不良が少なく強度的に強いロック機構を構成できる。1枚のストッパ部材の回転運動で両端でのロックを完了することができるので、部品点数が少なく、シンプルな構造とできると共に2点で固定するのでストッパ部材の厚みを薄くすることも可能となる。また、可動部材側にストッパ部材を装備するので、スペースを小さくすることができる。可動部材側に孔または凹部がある場合、ストッパ部材が嵌り込む複数の孔又は凹部を縦方向に設けることが必要となり、結果として可動部材が大きくなるので、大きなスペースが必要となる。
さらに、固定部材側の孔または凹部に向けてストッパ部材を常時付勢する第1のばねと、ストッパ部材と駆動部材との間に介在されて駆動部材の動きをストッパ部材に伝達する第2のばねとをロック機構に備え、ストッパ部材が駆動部材の動きに追従できないときには第2のばねの伸縮により駆動部とストッパ部材との連係動作を切り離すと共に駆動部材の変位を吸収してばね力として蓄えるように構成することにより、ストッパ部材にかかる固定部材との間の摩擦力が軽減されたときに第2のばねに蓄えられたばね力でストッパ部材を旋回させるように構成されているので、背支持部材に回転方向の何らかの力が作用しない限り、駆動部材の動作状況にかかわらずロック状態あるいはロック解除状態が保持される。
本発明の反力機構を採用した椅子の第1の実施形態を示す概略側面図である。 同椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 本発明の反力機構を採用した椅子の第2の実施形態を示す概略側面図である。 第2の実施形態の椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 本発明の反力機構を採用した椅子の第3の実施形態を示す概略側面図である。 第3の実施形態の椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 本発明の反力機構を採用した椅子の第4の実施形態を示す概略側面図である。 第4の実施形態の椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 ロック機構を組みこんだ椅子の座受け部材と背支持部材との関係を示す一実施形態を示す中央縦断図である。 同椅子のロック機構を組みこんだ座受け部材と背支持部材を示す平面図である。 ロック機構の底面図である。 ロック機構の可動側部材を示す中央縦断図である。 ロック解除状態にあるロック機構の底面図である。 ロック状態にあるロック機構の底面図である。 ロック機構の固定側部材を示す平面図である。 同固定側部材の側面図である。 ロック機構の他の実施形態を示す中央縦断図である。 同ロック機構の要部を示す平面図である。 従来の体重応答式反力機構を採用した椅子の一例を示す概念図である。 従来の体重応答式反力機構を採用した椅子の他の例を示す概念図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図2に本発明の椅子の背凭れ用反力機構の第1の実施形態を示す。この背凭れ用反力機構は、椅子の背支持部材4を後傾させる際に座支持部材6を持ち上げる方向に連係動作させる体重対応式反力機構と背支持部材4を原位置に復帰させるばね力を負荷する反力ばね16を利用した反力機構とを併用するものであり、反力ばね16が背支持部材4の回転軸7よりも前方でかつ背支持部材4と座支持部材6との間に横向きに配置されている。
尚、椅子は、脚1と、脚1に支持されたベース部材2と、背もたれ3が取り付けられた背支持部材4と、座5が取り付けられた座支持部材6とを有し、ベース部材2に対して背支持部材4を回転軸7によって後傾可能に連結する一方、座支持部材6の前方をベース部材2のブラケット58に対して連結ピン8,59で回転自在にリンク10を介して連結すると共に、座支持部材6の後方と背支持部材4の回転軸7よりも斜め上前方へと延出するてこリンク部11とを連結ピン9で回転自在に連結し、背支持部材4の回転軸7を中心とする後傾動作によって背支持部材4の前方のてこリンク部11を座支持部材6の後方を後ろ上斜め方向へ持ち上げるように回転させて、座支持部材6の前方に連結されたリンク10を引き起こしながら座支持部材6の前方を持ち上げる体重対応式反力機構を構成している。
背支持部材4は、背凭れ3を支持すると同時に、背凭れ回転軸7を支点として座支持部材6を持ち上げる梃子として機能するものであり、回転軸7よりも前方で二股状に分岐されることにより、一方が反力ばね受け部12として、他方がてこリンク部11として一体形成されている。即ち、背支持部材は、回転軸7よりも前方でかつ上方にてこリンク部11が、回転軸よりも前方でかつ下方に連結ピン13を介して反力ばね16の端部を支える反力ばね受け部12がそれぞれ設けられ、着座者が背もたれ3に凭り掛かった際に座支持部材6を持ち上げると共に反力ばね16を縮めて反力を発生させるように設けられている。尚、背支持部材4には、ベース部材2に設けられた回転規制用長孔15を貫通する規制ピン14が備えられ、背支持部材が一定範囲でのみ揺動可能となるようにストローク端を規制するように設けられている。
ベース部材2は、背支持部材4と座支持部材6とを支持して脚1に回転可能に搭載させるためのものであり、少なくとも背支持部材4と座支持部材6とを支持する部位と剛性を備えれば良く、特定の構造や形状などに限定されるものではない。本実施形態の場合、ベース部材2は、脚1の支柱の上端部に締まり嵌めによって固定される円錐筒状の軸受け部を有するベース取付座60の左右に前方へ向けて突出するように配置されるビームの前端を前端板20並びに横板61で連結して、中央にロック機構31あるいはロック機構31と反力ばね16とを配置する空所62を形成したフレーム形状を成している。
ここで、反力ばね16としては、本実施形態では圧縮コイルばねが用いられている。圧縮コイルばねから成る反力ばね16は、図2に示すように、ガイド軸19によって一軸方向に接近離反可能に設けられた一対のばねマウント17,18を介して背支持部材4の先端の反力ばね受け部12の連結ピン13とベース部材2の先端の前端板20との間に横向きに配置されている。したがって、反力ばね16は、背支持部材4の反力ばね受け部12の連結ピン13とベース部材2の前端板20との間に横向きに配置されため、ばねを長くして支点から作用点までの距離を長くとることができるので、金型用のばねのような強いばねを使わずに済む。一方のばねマウント17には調節ねじ21の先端の球面が嵌り込む凹部が、他方のばねマウント18には連結ピン13と係合する半円状のフックが設けられている。そして、ベース部材2の前端板20には先端が球面に形成された調節ねじ21が備えられ、調節ねじ21の前端板20からの突出量を変えることで反力ばね16の初期圧縮量を調節し、発生する反力の強さを調節可能とされている。また、調節ねじ21の先端の球面は反力ばね16の一方のばねマウント17に設けられる凹部との間で球面座を構成している。したがって、調節ねじ21の出入りにより反力ばね16の傾きを可変にしながら、反力ばね16の初期長さを変化させ、反力を調整可能とする。ばねの取り付け角度を調整することで、ストロークエンドでの反発力を低減させたり、最後までばねっぽいフィーリング(最後まで反力が増え続ける感覚)を与えることもできる。
なお、本実施形態では、反力ばね16の角度調整を可能とするため、ベース部材2の前端板20には調節ねじ21がねじ込まれるねじ孔23を有する調整プレート22が位置決めボルト24と長孔25とを利用して前端板20に沿って上下方向に移動可能に取り付けられているが、反力ばね16の組み付け時に反力ばね16の角度が固定される場合には例えば溶接等により前端板20と調整プレート22とが固着されたり、あるいは前端板20そのものに調節ねじ21を備えるようにしても良い。調節ねじ21は調整プレート22から反力ばね16のばねマウント17に向けて突き出されている。
以上のように構成された背凭れ用反力機構によれば、着座者が背もたれ3に凭り掛かると、反力ばね16を押し縮めながら背もたれ3及び背支持部材4が回転軸7を中心に仮想線で示すように後傾する。同時に、背支持部材4の先端のてこリンク部11及びリンク10によって座支持部材6が持ち上げられようとするため、座5にかかる着座者の体重が背もたれ3を押し戻す力に変換されて背支持部材4に反力として作用する。このため、体重の重い人ほど背もたれを後傾させるのに大きな力が必要になり、体重の軽い人ほど背もたれを後傾させるのに小さな力で済む。つまり、背もたれを後傾させる力に対するロッキング反力として着座者の体重に応じた大きさのものを得ることができる。一方、着座者が上体を起こそうとすると、体重に起因するロッキング反力の作用と共に反力ばね16が伸びて背支持部材4が前方に起こされる。
この構成によると、背支持部材4の傾斜角度の増加に伴いばねの角度が寝てくるので、発生するロッキング反力は一定値に近づいてくる。その反面、背凭れにかかる着座者の体重は背凭れの角度が寝てくるため増加する。即ち、背もたれが後ろに倒れるに従ってばねの角度が寝てくるので、次第に背支持部材によって加えられる反力ばねの圧縮量が少なくなって反力ばねで発生する背凭れを元位置に押し戻そうとする力が相対的に弱まる。このため、ストロークエンド付近でばねが効いている感じ即ち押し戻されるような反発感のない反力特性が得られる。つまり、一般的には高級感があると言われているばねらしさのないロッキング反力が得られる。
反力ばね16は背支持部材4の回転軸7よりも前方に配置されていることが好ましいが、これに特に限定されるものではなく、回転軸7よりも後ろに配置され、一端が背支持部材4に他端がベース部材2にそれぞれ回転自在に取り付けられ、背支持部材4の動きとともにその傾きを変化させるようにしても良い。例えば、図3及び図4に示すように、背支持部材4に連結ピン13を設けると共にベース部材2の後端に調節ねじ21を備え、一方のばねマウント17の凹部を調節ねじ21の先端の球面に嵌め込んで回転自在に軸受けさせると共に他方のばねマウント18の半円状のフックを連結ピン13に係合させ、背支持部材4の後傾動作によって反力ばね16を縮めて反力を発生させるように設けても良い。なお、以下、本明細書及び図面において図1及び図2に示す実施形態と同一の部材には同一の符号を付してそれらの重複した説明を省略する。
この場合、反力ばね16が背支持部材4にほぼ隠れて背支持部材4とベース部材2との間に配置されるため、背支持部材4の形態から縦方向に突出した反力ばね16やそれを覆う大型のカバーが必要なく、座下のベース部材並びに背支持部材を含む周辺の機構がすらりとした形体をとってすっきりとした外観にすることができる。しかも、反力ばね16の長さに制限を受けることがないので、ばねを長くして支点から作用点までの距離を長くとることができるので、金型用のばねのような強いばねを使わずに済む。
また、反力ばね16としては 上述の圧縮コイルばねに特に限られず、ガススプリングやエラストマーなどの他のばね弾性を示す部材を利用することも可能である。例えば図5及び図6に示すように、反力ばね16としてロック機構付きガススプリングを採用し、背支持部材4の先端の反力ばね受け部12の連結ピン13とベース部材2の先端の連結ピン27との間に横向きに配置するようにしても良い。ロック機構付きガススプリング16は、シリンダ基部のリング26を連結ピン13で背支持部材4のばね受け部12に回転自在に取り付ける一方、ロッド先端をベース部材2に連結ピン27によって回転自在に取り付けられているブラケット29にナットで固定することにより、角度変更可能に取り付けられている。ブラケット29には操作ワイヤ28によって遠隔操作されるレバー30を備え、このレバー30でガススプリングのロック機構のバルブを操作するように設けられている。この場合、反力ばね16そのものが無段階のロック機構を有するため、背支持部材4の後傾動作の途中の任意の角度で背支持部材4の動きを固定することができる。
また、反力ばね16としてのロック機構付きガススプリングは、回転軸7よりも後ろに配置され、一端が背支持部材4に他端がベース部材2にそれぞれ回転自在に取り付けられ、背支持部材4の動きとともにその傾きを変化させるようにしても良い。例えば、図7及び図8に示すように、シリンダ基部のリング26を連結ピン13でベース部材2の後端に回転自在に取り付ける一方、ロッド先端を背支持部材4に連結ピン27によって回転自在に取り付けられているブラケット29に固定することにより、反力ばね16が背支持部材4にほぼ隠れて背支持部材4とベース部材2との間に配置させ、背支持部材4の動きとともガススプリング16の傾きを変化させるようにしても良い。
また、圧縮コイルばねやエラストマーなどを反力ばね16として用いる背凭れ用反力機構の場合、ベース部材2に対して背支持部材4を係止させるロック機構31を備えていることが好ましい。例えば、図9〜図16に示すようなロック機構31をベース部材2と背支持部材4との間に装備し、背凭れ3が後傾した状態で固定可能としても良い。このロック機構31は、ベース部材2側に取り付けられる固定部材33と背支持部材4側に取り付けられる可動部材32とで構成され、可動部材32側には回転軸38を中心に旋回動作して両端37aが固定部材33と交差するストッパ部材37と該ストッパ部材37を旋回動作させる駆動部51とを備え、固定部材33側にはストッパ部材37の両端部37aが嵌まり込む孔34または凹部が両側壁にそれぞれ背支持部材4の回転方向に複数段備えられている。尚、可動部材32のストッパ部材37や駆動部51並びに操作ワイヤ48等は可動部材の天井部分に支持される。
固定側部材33は、下方が開口された溝形のフレーム71によって構成され、鉛直方向に垂下する左右一対の側壁部70に放射状に3つの孔34がそれぞれ設けられると共に、両側壁部70の外側には外方へ向けて突き出しベース部材2に跨るフランジ部35が備えられている。本実施形態では、孔34は回転軸7を中心とした円周上に等間隔で3つ設けられているが、この孔数、孔のピッチに限るものではない。この固定側部材33は、ベース部材2の左右のビーム部分に跨るようにフランジ部35を搭載して、透孔72に通したボルト36でベース部材2に固定することにより、ベース部材2の中央の空所62に孔34を開けた側壁部70を落とし込むように配置される。また、可動側部材32は、下方が開口された溝形のベースフレーム69によって構成され、鉛直方向に垂下する左右一対の側壁部67の後端に回転軸7を貫通させる孔63と背支持部材4の回転軸7よりも前方に突出した先端に備えられるピン例えば反力ばね16の一端を受け止める連結ピン13に係合する軸受け凹部64が設けられている。また、可動側部材32の両側壁67には、ストッパ部材37の両端37aを通過させるための孔50がそれぞれ1箇所ずつ形成されている。可動側部材32は、後端の孔63に回転軸7を貫通させると共に連結ピン13に軸受け凹部64を宛がうことで背支持部材4と一体化され、背支持部材4と連動するように構成される。この可動側部材32の孔50と固定側部材33の孔34とは、共にプレート状のストッパ部材37の厚みよりも僅かに大きな孔としてがたつきを少なくすることが好ましい。尚、可動側部材32のストッパ部材37や駆動部51並びに操作ワイヤ48等は可動側部材32の溝形のベースフレーム69の天井部68に支持される。また、ストッパ部材37は操作ワイヤ48を介して着座者の近傍に配置された操作レバーなどで操作される。
ここで、ロック機構31には、機構中にばねを介在させることによって自己保持機能を持たせることが好ましい。自己保持機構は、例えば図9〜図16に示すように、ストッパ部材37を固定部材33側の孔34または凹部に向けて付勢する第1のばね44と、ストッパ部材37と駆動部51との間に介在され駆動部51の動きをストッパ部材37に伝達する第2のばね45とを備え、駆動部51のロック動作あるいはロック解除動作に対してストッパ部材37が追従できないときには第2のばね45の伸縮により駆動部51とストッパ部材37との連係動作を切り離すと共に駆動部51の変位を吸収してばね力として蓄え、ストッパ部材37にかかる固定部材33との間の摩擦力が軽減されたときに第2のばね45に蓄えられたばね力でストッパ部材37を旋回させるものである。尚、ロック機構の自己保持機能とは、図示していない操作レバーなどの操作でロック状態が駆動系では切り替えられたとしても、ストッパ部材37が切り替えられない状況にある時には、ストッパ部材37が旋回し得る状況になるまで、駆動部51の状態を保持することを意味する。第1のばね44は第2のばね45よりも弱く、同じ方向に作用する力で先に第1のばね44が縮んだ後に第2のばねが縮む強さ関係を有していることが好ましい。
駆動部51は、ストッパ部材37に回転自在に取り付けられてストッパ部材37を直接駆動する第1のスライダ40と、この第1のスライダ40に沿って摺動可能な第2のスライダ41と、第1のスライダ40と第2のスライダ41とを貫通して第1のスライダ40に対して第2のスライダ41を摺動可能に連結する連結軸42と、第1のスライダ41の第2のスライダ42が配置される面の反対側の面に配置されて連結軸の抜け止めを図るスライダ43とから構成されている。第2のばねは、第1のスライダ41の中央に配置されたガイド溝46内に収容され、第1のスライダの後端縁とスライダ43との間で伸縮するように設けられている。第2のばね45は第2のスライダ41が操作ワイヤ48の働きによってストッパ部材37を固定部材33の孔34から離脱させる方向に引っ張られる際に、連結軸42を介して連動されるスライダ43との間で圧縮される。そして、ストッパ部材37に対して孔34から離脱する方向に常時付勢するばね力を蓄える。第2スライダ41の動きあるいは第1スライダ40の動きは第2のばね45を介して互いに伝達される。したがって、ストッパ部材37が旋回させられようとする方向に拘束されている場合、例えば固定部材33の孔34にストッパ部材37の先端部37aが嵌入された状態で固定部材33と可動部材32との間に生ずる摩擦力などで拘束されたり、あるいは可動部材32の孔34に向けて付勢されているストッパ部材37の先端37aが孔34の位置と合致していない状態では、第2のスライダ41の変位量は第2のばね45の変位として吸収される。
また、第2のスライダ42には、操作用ワイヤの玉が挿入されて引っ掛けられるワイヤ係止ブロック47が設けられ、可動部材32に溶接付けなどで固着されたワイヤ保持用ブラケット49に固定されたワイヤの先端が引っ掛けられるように設けられている。第2のスライダ42と可動部材32と一体のワイヤ保持用ブラケット49との間には操作ワイヤ48と同心状に第1のばね44が配置されている。したがって、操作ワイヤ48が引っ張られることにより、第2のスライダ41が引き寄せられた状態では第1のばね44は圧縮されて、第2のスライダ41を元の位置に戻そうとする力が蓄えられる。
ストッパ部材37は中央に配置された回転軸38を中心に旋回動作することにより、両端37aが固定部材33の左右の側壁部70の孔34に斜めに差し込まれるようにして同時に嵌入される。このため、ストッパ部材を固定部材の側壁部70に直交させるように差し込む場合に比べて滑らかに差し込まれ確実に係合できる。しかも、固定部材33に対してストッパ部材37の両端で係合されるため、ロック機構31としての構造強度を高くできる。したがって、場合によってはストッパ部材37の厚さを片持ち支持の場合に比べて薄くすることも可能である。さらに、可動部材32側にストッパ部材37を搭載しているので、複数段の孔34を設けるために高さ方向に面積を要する固定部材33側を背支持部材4と連動させる場合に比べて遙かにロック機構を装備するための所要空間を小さくすることができる。
以上のように構成されたロック機構31は、ベース部材2並びに背支持部材4とは独立して構成され、それぞれベース部材2と背支持部材4に取り付け可能な構造とされているため、ベース部材にロック機構31が嵌め込まれる空所62と固定部材33のフランジ35が固定される場所が存在すれば後付可能となる。ベース部材2はボルト36を通すねじ穴と空所62を有しているだけで、反力ばね16もベース部材の前端板20と背支持部材のばね受け部12の連結ピン13との間に横向きで配置するだけなので、複雑な構造物がベース部材2上に存在しないことから、容易に後付けできる。勿論、固定部材33をベース部材と、可動部材32を背支持部材4と当初から一体形成することも可能である。
図13に非ロック状態を示す。この非ロック状態では、操作ワイヤ48によって第2のスライダ41のみが引っ張られると共にストッパ部材37が自由に動ける状態にあるため、第1のばね44が圧縮され、第2のばね45の反発力で第1のスライダ40のガイド溝46の前端縁まで連結軸42が押された状態でストッパ部材37が固定部材33の孔34から離脱した状態に保持されている。
ここで、ロック状態に移行するため操作ワイヤ48が伸ばされると、第2のスライダ41が第1のばね44の力で第1のスライダ40側へ押し出されると共に第1のばね44が開放される。このとき、図13に示すように可動部材32の孔34が固定部材33の孔34の位置と一致していないと、ストッパ部材37は旋回することができないので、連結ボルト39、第1のスライダ40及び連結軸42も移動できない。このため、第2のばね45を圧縮しながら第2のばね45と第1のばね44との力が調和する位置まで第2のスライダ41が前進して止まる。この状態では、第2のばね45が圧縮された状態であるので、連結軸42(スライダ43)、第1のスライダ40及び連結ボルト39を介してストッパ部材37を図上反時計回転方向へ弾力的に付勢する力を常時負荷することとなるので、ストッパ部材37の先端37aが可動部材32の側壁に押し当てられた状態で保持される。勿論、ばね44とばね45の反力が大きく異なる場合には、第1のばね44が開放されながらストッパ部材37が旋回できない場合でも、ばね44が圧縮された状態となることもある。
そして、背支持部材4の後傾あるいは復元動作により可動部材32の孔34がストッパ部材37の位置に合致したとき、第2のばね45並びに第1のばね44の力でストッパ部材37の先端37aが可動部材32の孔34に嵌入してロック状態となる(図11及び図12参照)。このロック状態では、操作ワイヤ48が伸ばされて第2のスライダ41が第1のばね44の力で、第1のスライダ40が第2のばね45の力でそれぞれ押されることにより、第2のスライダ41の連結軸42が第1のスライダ40のガイド溝46の前端縁まで移動して、第1のスライダ40を押し出してストッパ部材37を旋回させているので、第1のばね44と第2のばね45とは共に伸びた状態となっている。
この図11及び図12のロック状態から、操作ワイヤ48を引っ張って非ロック状態に切り替えようとすると、第1のばね44を圧縮しながら第2のスライダ41が引っ張られる。このとき、ストッパ部材37が自由に動ける状態にあれば、第2のばね45を介して第1のスライダ40及びストッパ部材37が固定部材33の孔34から抜け出し図13に示す非ロック状態に移行する。しかし、ストッパ部材37が旋回させられようとする方向に拘束されている場合、例えば固定部材33の孔34にストッパ部材37の先端部37aが嵌入された状態で固定部材33と可動部材32との間に生ずる摩擦力などで拘束されている場合には、第2のスライダ41の変位量は第2のばね45の変位として吸収され、第1のスライダ40及びストッパ部材37がそのままの状態に保持されたまま第2のばね45の圧縮が行われる(図14参照)。この状態は、操作ワイヤ48は非ロック状態に切り替わっているものの、可動部材32の孔34から抜け出せない状態のストッパ部材37に対して離脱させるためのばね力だけを付勢し続けているものである。したがって、背支持部材4に何らかの動きが生じることにより上述の摩擦力などが軽減されたとき、第2のばね45の力で第1のスライダ40及びストッパ部材37が即座に引っ張られ、固定部材33の孔34からストッパ部材37が抜け出し図13に示す非ロック状態に移行することができる。
ロック機構31としては図9〜図16に示すようなものには限られない。例えば、図17及び図18に示すように、第1のばね44と第2のばね45とをストッパ部材37を挟んで反対側に配置するようにしたロック機構でも実施可能である。第1のばね44は、ねじりコイルばねから成り、ストッパ部材37の旋回中心となる回転軸38と同心状に配置されて、一端がストッパ部材37の縁に引っ掛けられると共に他端が可動部材32の天井の孔57に引っ掛けられて、ストッパ部材37を固定部材33側の孔34または凹部に向けて常時付勢するように設けられている。
他方、第2のばね45を含む駆動部51は、ストッパ部材37に設けられた長孔56に嵌入される連結ピン39を介してストッパ部材37の旋回方向にのみ係合される第2のスライダ41’と、この第2のスライダ41’と同方向に前後方向に駆動可能な第1のスライダ40’と、操作ワイヤ48によって第1のスライダ40’を前後方向に駆動する揺動レバー53と、第2のスライダ41’をストッパ部材37に向けて前後動可能に支持するガイド55とから構成されている。第2のスライダ41’は第2のばね45を収容する筺形を成すと共に、前端に連結ピン39を有するストッパ部材37の下に潜り込み連結板が突出するように設けられている。この第2のスライダ41’の後半部の底部は解放されており、第1のスライダ40’が内方に挿入されて第2のばね45を押すようにして前後動可能に設けられている。また、第2のスライダ41’の後退時のストロークエンドはガイド55の縁に当接することで規制されている。ガイド55は第2のスライダ41’をストッパ部材37に向けて前後動可能に支持するためのものであり、ストッパ部材37側に向かう面だけが開放されて周囲の3面が包囲された溝状の空間を区画している。ガイド55は、左右の側壁の一方に突起65を設けると共に他方の側壁にブラケット66を備え、可動部材32の側壁に設けられている孔に前述の突起65を嵌め込むと共に可動部材32の天井面にブラケット66をねじ止めすることで、可動部材32に固定されている。揺動レバー53はガイド55の左右の側壁からそれぞれ突出する凸部52が軸受け孔54に挿入されることによって揺動可能に支持されている。また、揺動レバー53の先端側には、ワイヤ係止ブロック47が設けられ、ガイド55に形成されたワイヤ保持用ブラケット49に固定されたワイヤ48の先端の玉が引っ掛けられている。
このロック機構31は、ストッパ部材37を固定部材33側の孔34に向けて復元させ嵌入されるように常時付勢する第1のばね44と、ストッパ部材37と連係動作する第2のスライダ41’と操作ワイヤ48によって駆動される第2のスライダ41’との間に配置されて第1のスライダ40’の動きを第2のスライダ41’に伝達する第2のばね45とで自己保持機能が実現される。尚、第1のばね44は第2のばね45よりも弱く、同じ方向に作用する力で先に第1のばね44が縮んだ後に第2のばねが縮む強さ関係を有していることが好ましい。
このロック機構31によれば、ストッパ部材37が時計回転方向に旋回して固定部材33の孔34から離脱したロック解除状態は、第2のスライダ41’がストッパ部材37と共に図18上左側へ移動した状態であると共に第1のばね44が捻られた状態にある。このとき、第1スライダ40’と揺動レバー53とは、操作ワイヤ48が引っ張られて図17上反時計回転方向に回転している状態にある。そこで、ロック状態に切り替えるため、操作ワイヤを伸張(解放)すると、揺動レバー53並びに第1のスライダ40’が解放され、第1のばね44の力でストッパ部材37が反時計回転方向へ旋回させられると共に第2のスライダ41’並びに第1のスライダ40’も図17の状態に押し戻される。このとき、可動部材32の位置が固定部材33の孔34の位置と一致していないと、ストッパ部材37の両端部37aが固定部材33の両側壁に当接してストッパ部材37が旋回できない状態となり、ストッパ部材37の先端37aが可動部材32の側壁に押し当てられた状態で保持される。しかし、背支持部材4の後傾あるいは復元動作により可動部材32の孔34がストッパ部材37の位置に合致したとき、第1のばね44の力でストッパ部材37が反時計回転方向に回転して可動部材32の孔34に嵌入するロック状態へと切り替わる。同時に、ピン39で連結された第2のスライダ41’並びに第1のスライダ40’も図17の位置に復帰する。
このロック状態から、操作ワイヤ48を引っ張ってロック解除状態に切り替えようとすると、図17において揺動レバー53が反時計回転方向に回転して第1のスライダ40’を前進させ、第2のばね45を圧縮する方向に付勢する。このとき、ストッパ部材37が自由に動ける状態にあれば、第2のばね45を介して第2のスライダ41’及びストッパ部材37が押されて固定部材33の孔34から抜け出しロック解除状態に切り替わる。しかし、固定部材33の孔34にストッパ部材37の先端部37aが嵌入された状態で固定部材33と可動部材32との間に生ずる摩擦力などで拘束されている場合には、第1のスライダ40’の変位量は第2のばね45の変位として吸収され、第2のスライダ41’とストッパ部材37とがそのままの状態に保持されたまま第2のばね45の圧縮が行われる。そして、背支持部材4に何らかの動きが生じることにより上述の摩擦力などが軽減されたとき、第2のばね45の力で第2のスライダ41’とストッパ部材37とが即座に固定部材33の孔34から押し出されてロック解除状態に切り替わると同時に第1のばね44が捻られ、ストッパ部材37をロック状態に切り替えるためのばね力が蓄えられる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では、体重対応式反力機構として座支持部材6の前方をベース部材2に対してリンク10で昇降可能に連結する例を挙げて主に説明したが、これに特に限定されるものではく、特開2008−212622号に開示するように、ベース部材側に形成した長孔とその中を移動する座支持部材の軸とで座支持部材の前方を背支持部材の後傾に連係させて後ろ斜め上方に持ち上げる構造の体重対応式反力機構を用いる場合にも適用できることは言うまでもない。勿論、座支持部材の前方を持ち上げるための長孔は直線的なものに限られず、円弧状を成すものでも良い。
また、本実施形態における背支持部材はベース部材2を挟むように左右に分岐された2本の槓杆から成る例を挙げて主に説明したが、これに特に限定されるものではく、中央に1本の槓杆を配置するものでも可能である。
1 脚
2 ベース部材
4 背支持部材
6 座支持部材
7 背支持部材の回転軸
16 反力ばね
21 反力ばね位置調整装置を構成する先端が球面となったねじ
31 ロック機構
32 可動部材
33 固定部材
34 孔
37 ストッパ部材
38 回転軸
44 第1のばね
45 第2のばね
51 駆動部
本発明の反力機構を採用した椅子の第1の実施形態を示す概略側面図である。 同椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 本発明の反力機構を採用した椅子の第2の実施形態を示す概略側面図である。 第2の実施形態の椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 本発明の反力機構を採用した椅子の第3の実施形態を示す概略側面図である。 第3の実施形態の椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 本発明の反力機構を採用した椅子の第4の実施形態を示す概略側面図である。 第4の実施形態の椅子の反力機構部分を拡大して示す原理図である。 ロック機構を組みこんだ椅子の座受け部材と背支持部材との関係を示す一実施形態を示す中央縦断図である。 同椅子のロック機構を組みこんだ座受け部材と背支持部材を示す平面図である。 ロック機構の底面図である。 ロック機構の可動側部材を示す中央縦断図である。 ロック解除状態にあるロック機構の底面図である。 ロック状態にあるロック機構の底面図である。 ロック機構の固定側部材を示す平面図である。 同固定側部材の側面図である。 ロック機構の他の実施形態を示す中央縦断図である。 同ロック機構の要部を示す平面図である。 従来の体重対応式反力機構を採用した椅子の一例を示す概念図である。 従来の体重対応式反力機構を採用した椅子の他の例を示す概念図である。
駆動部51は、ストッパ部材37に回転自在に取り付けられてストッパ部材37を直接駆動する第1のスライダ40と、この第1のスライダ40に沿って摺動可能な第2のスライダ41と、第1のスライダ40と第2のスライダ41とを貫通して第1のスライダ40に対して第2のスライダ41を摺動可能に連結する連結軸42と、第1のスライダ40の第2のスライダ41が配置される面の反対側の面に配置されて連結軸の抜け止めを図るスライダ43とから構成されている。第2のばねは、第のスライダ41の中央に配置されたガイド溝46内に収容され、第1のスライダの後端縁とスライダ43との間で伸縮するように設けられている。第2のばね45は第2のスライダ41が操作ワイヤ48の働きによってストッパ部材37を固定部材33の孔34から離脱させる方向に引っ張られる際に、連結軸42を介して連動されるスライダ43との間で圧縮される。そして、ストッパ部材37に対して孔34から離脱する方向に常時付勢するばね力を蓄える。第2スライダ41の動きあるいは第1スライダ40の動きは第2のばね45を介して互いに伝達される。したがって、ストッパ部材37が旋回させられようとする方向に拘束されている場合、例えば固定部材33の孔34にストッパ部材37の先端部37aが嵌入された状態で固定部材33と可動部材32との間に生ずる摩擦力などで拘束されたり、あるいは可動部材32の孔34に向けて付勢されているストッパ部材37の先端37aが孔34の位置と合致していない状態では、第2のスライダ41の変位量は第2のばね45の変位として吸収される。
また、第2のスライダ41には、操作用ワイヤの玉が挿入されて引っ掛けられるワイヤ係止ブロック47が設けられ、可動部材32に溶接付けなどで固着されたワイヤ保持用ブラケット49に固定されたワイヤの先端が引っ掛けられるように設けられている。第2のスライダ41と可動部材32と一体のワイヤ保持用ブラケット49との間には操作ワイヤ48と同心状に第1のばね44が配置されている。したがって、操作ワイヤ48が引っ張られることにより、第2のスライダ41が引き寄せられた状態では第1のばね44は圧縮されて、第2のスライダ41を元の位置に戻そうとする力が蓄えられる。
このロック機構31は、ストッパ部材37を固定部材33側の孔34に向けて復元させ嵌入されるように常時付勢する第1のばね44と、ストッパ部材37と連係動作する第2のスライダ41’と操作ワイヤ48によって駆動される第のスライダ40’との間に配置されて第1のスライダ40’の動きを第2のスライダ41’に伝達する第2のばね45とで自己保持機能が実現される。尚、第1のばね44は第2のばね45よりも弱く、同じ方向に作用する力で先に第1のばね44が縮んだ後に第2のばねが縮む強さ関係を有していることが好ましい。

Claims (7)

  1. 脚に支持されたベース部材と、該ベース部材に回転軸を介して後傾可能に連結されて背もたれを支える背支持部材と、座が取り付けられた座支持部材と、前記背支持部材を後傾させる際に前記座支持部材を持ち上げる方向に連係動作させる体重対応式反力機構と前記背支持部材を原位置に復帰させるばね力を負荷する反力ばねとを有する椅子の背凭れ用反力機構において、前記反力ばねを前記背支持部材と前記ベース部材との間に横向きに配置したことを特徴とする椅子の背凭れ用反力機構。
  2. 前記反力ばねは前記背支持部材の回転軸よりも前方に配置されているものである請求項1記載の椅子の背凭れ用反力機構。
  3. 前記反力ばねは前記背支持部材の回転軸よりも後ろに配置され、一端が前記背支持部材に他端が前記ベース部材にそれぞれ回転自在に取り付けられ、前記背支持部材の動きとともにその傾きを変化させるものである請求項1記載の椅子の背凭れ用反力機構。
  4. 前記反力ばねとして圧縮コイルばねを用い、該圧縮コイルばねを前記背支持部材または前記ベース部材のいずれか一方に取り付ける端部に前記反力ばねを回転自在に軸受けすると共に前記反力ばねの長さ方向成分の変位を与えて前記反力ばねの初期圧縮量を調整する反力ばね位置調整装置を備えるものである請求項1記載の椅子の背凭れ用反力機構。
  5. 前記ベース部材と前記背支持部材との間に互いに係合するロック機構を備え、該ロック機構は前記ベース部材側に取り付けられる固定部材と前記背支持部材側に取り付けられる可動部材とで構成され、前記可動部材側には回転軸を中心に旋回動作して両端が前記固定部材と交差するストッパ部材と該ストッパ部材を旋回動作させる駆動部とを備え、前記固定部材側には前記ストッパ部材の両端部が嵌まり込む孔または凹部を前記背支持部材の回転方向に複数段備えているものである請求項1に記載の椅子の背凭れ用反力機構。
  6. 前記ロック機構には、前記ストッパ部材を前記固定部材側の孔または凹部に向けて付勢する第1のばねと、前記ストッパ部材と前記駆動部材との間に介在され前記駆動部材の動きを前記ストッパ部材に伝達する第2のばねとを備え、前記駆動部のロック動作あるいはロック解除動作に対して前記ストッパ部材が追従できないときには前記第2のばねの伸縮により前記駆動部と前記ストッパ部材との連係動作を切り離すと共に前記駆動部材の変位を吸収してばね力として蓄え、前記ストッパ部材にかかる前記固定部材との間の摩擦力が軽減されたときに前記第2のばねに蓄えられたばね力で前記ストッパ部材を旋回させるものである請求項5記載の椅子の背凭れ用反力機構。
  7. 請求項1に記載の背凭れ用反力機構を組み込んだ椅子。
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