JP5763881B2 - ロッキング椅子 - Google Patents
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前記カム部材は、前記ばね手段に対して初期荷重を全く掛けていないフリー位置まで移動可能である一方、前記ねじ軸は、人が前記背もたれにもたれ掛かり得る使用状態で前記カム部材の外側に露出する部分を有しており、前記露出する部分に、前記カム部材が使用状態での位置から前記フリー状態に向けて移動することを阻止するために当該露出する部分の外周から突出するストッパー手段が、前記ねじ軸を前記使用状態に移動させた後に前記ねじ軸の軸心と直交した方向から後付けすることによって設けられている。
更に、前記カム部材のカム面は、前記トーションバーに負荷を全く付与しない完全無負荷状態からトーションバーにある程度の負荷を付与する初期負荷状態までの範囲で機能する第1カム面と、前記初期負荷状態からトーションバーに最も大きな負荷を付与する最大負荷状態までの範囲で機能する第2カム面とを有しており、前記ねじ軸の軸線に対して第1カム面が傾斜した角度を、前記ねじ軸の軸線に対して第2カム面が傾斜した角度よりも大きい角度に設定している。
前記ばね手段は左右方向に延びるトーションバーであり、前記トーションバーにはこれにねじりの初期荷重を付加する回動式のアームが取付けられており、前記アームに前記カム部材を当接させており、前記アームとカム部材との当接面をねじ軸の軸線に対して傾斜したカム面とすることにより、前記カム部材が移動すると前記アームの初期回動量が変化してトーションバーに対する初期荷重が変化するようになっている。
まず、図1〜図5に基づいて椅子の概要を説明する。図1,2に示すように、椅子は、主要要素として、脚支柱2を有する脚装置1、脚支柱2の上端に固定されたベース3、ベース3の上方に配置された座4、背もたれ5を構成するバックフレーム8備えている。
次に、ベース3とその周辺部材の概略を、図6以下の図面も参照して説明する。ベース3はアルミダイキャストのような金属成形品であり、例えば図5に示すように、全体的には平面視で前後に長い長方形であり、その前部を除いて概ね上向きに開口した形態になっている。ベース3の後端部に脚支柱2が嵌まっている。
次に、アーム37やカム部材40等で構成されている弾力調節装置の詳細を説明する。図面では明示してないが、図7から理解できるように、中心軸10はセンターブラケット32の内部に入り込む内向き端部10aを有しており、この内向き端部にリング体45が嵌まっている。そして、アーム37には、リング45に上方から重なる張り出し部37aを設けている。このため、トーションバー44に曲げ荷重が作用することを防止できる。
次に、背もたれ5の傾動制御機構と座の昇降作動機構とを簡単に説明しておく。例えば図6に示すように、センターブラケット32にはブロック状の第1ロック体48がビスで固定されており、第1ロック体48の後面には左右横長のロック溝49が多段に形成されている。
次に、図11を参照して背フレーム7の取付け構造を説明する。既述のとおり中心軸10には補助ブラケット36が固定されており、この補助ブラケット36に背フレーム7が固定されている。
次に、実施形態の構成を補足説明しておく。図3に示すように、座受け部材16のリア軸受け部22の下端には、その外面に位置して手前に向けて突出したカバー片22bを設けており、このカバー片22bで背フレーム7のガイド長穴24を外側から覆っている。このため、人がガイド長穴24に指を差し込もうとしてもできず、このため指を挟むことを防止できる。
図12(A)(B)に示すように(図3も参照)、リアリンク12の後部は上向きに延びる支柱部12aになっており、この支柱部12aにホルダー12b′を介してランパーサポート12cを高さ調節可能に取付け、ランバーサポート12cでシート材9を支持している(ランバーサポート12cは足部12c′を有しており、この足部12c′をホルダー12b′に設けた空所12b″に挿入している。)。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば上記の実施形態は座が背もたれにシンクロして後退しつつ後傾するタイプに適用しているが、背もたれのみが後傾するタイプにも適用できることは言うまでもない。敢えて述べるまでもないが、劇場用椅子のような固定式椅子にも適用できる。
3 ベース
4 座
5 背もたれ
7 背フレーム
10 中心軸
34 ばね手段の一例としてのトーションバー
37 荷重作用体の一例としてのアーム
40 カム部材
40a 第1カム面40a
40b 第2カム面40b
41 ハンドル軸(ねじ軸)
42 ハンドル(摘まみ:グリップ)
46 ストッパー手段としてのビス
Claims (3)
- 脚の上端に設けたベースに、背もたれの後傾動を支持するばね手段と、前記ばね手段の初期弾性力を調節するための弾力調節装置とを設けており、前記弾力調節装置は、人が回転操作するハンドル付きねじ軸と、前記ねじ軸の回転によって当該ねじ軸の軸方向に移動するカム部材とを有しており、前記カム部材を移動させて前記ばね手段に付与する初期荷重を変化させることで前記ばね手段の初期弾性力が調節される構成であって、
前記カム部材は、前記ばね手段に対して初期荷重を全く掛けていないフリー位置まで移動可能である一方、前記ねじ軸は、人が前記背もたれにもたれ掛かり得る使用状態で前記カム部材の外側に露出する部分を有しており、前記露出する部分に、前記カム部材が使用状態での位置から前記フリー状態に向けて移動することを阻止するために当該露出する部分の外周から突出するストッパー手段が、前記ねじ軸を前記使用状態に移動させた後に前記ねじ軸の軸心と直交した方向から後付けすることによって設けられている、
ロッキング椅子。 - 脚の上端に設けたベースに、背もたれの後傾動を支持するばね手段と、前記ばね手段の初期弾性力を調節するための弾力調節装置とを設けており、前記弾力調節装置は、人が回転操作するハンドル付きねじ軸と、前記ねじ軸の回転によって当該ねじ軸の軸方向に移動するカム部材とを有しており、前記カム部材を移動させて前記ばね手段に付与する初期荷重を変化させることで前記ばね手段の初期弾性力が調節される構成であって、
前記ばね手段は左右方向に延びるトーションバーであり、前記トーションバーにはこれにねじりの初期荷重を付加する回動式のアームが取付けられており、前記アームに前記カム部材を当接させており、前記カム部材が左右方向に移動すると前記アームの初期回動量が変化してトーションバーに対する初期荷重が変化するようになっており、
更に、前記カム部材のカム面は、前記トーションバーに負荷を全く付与しない完全無負荷状態からトーションバーにある程度の負荷を付与する初期負荷状態までの範囲で機能する第1カム面と、前記初期負荷状態からトーションバーに最も大きな負荷を付与する最大負荷状態までの範囲で機能する第2カム面とを有しており、前記ねじ軸の軸線に対して第1カム面が傾斜した角度を、前記ねじ軸の軸線に対して第2カム面が傾斜した角度よりも大きい角度に設定している、
ロッキング椅子。 - 脚の上端に設けたベースに、背もたれの後傾動を支持するばね手段と、前記ばね手段の初期弾性力を調節するための弾力調節装置とを設けており、前記弾力調節装置は、人が回転操作するハンドル付きねじ軸と、前記ねじ軸の回転によって当該ねじ軸の軸方向に移動するカム部材とを有しており、前記カム部材を移動させて前記ばね手段に付与する初期荷重を変化させることで前記ばね手段の初期弾性力が調節される構成であって、
前記カム部材は、前記ばね手段に対して初期荷重を全く掛けていないフリー位置まで移動可能であると共に、後付けされたストッパー手段により、人が背もたれにもたれ掛かり得る使用状態で前記ばね手段に初期荷重を掛けている位置から前記フリー位置に向けて移動することが阻止されており、かつ、
前記ばね手段は左右方向に延びるトーションバーであり、前記トーションバーにはこれにねじりの初期荷重を付加する回動式のアームが取付けられており、前記アームに前記カム部材を当接させており、前記アームとカム部材との当接面をねじ軸の軸線に対して傾斜したカム面とすることにより、前記カム部材が移動すると前記アームの初期回動量が変化してトーションバーに対する初期荷重が変化するようになっており、
更に、前記カム部材のカム面は、前記トーションバーに負荷を全く付与しない完全無負荷状態からトーションバーにある程度の負荷を付与する初期負荷状態までの範囲で機能する第1カム面と、前記初期負荷状態からトーションバーに最も大きな負荷を付与する最大負荷状態までの範囲で機能する第2カム面とを有しており、前記ねじ軸の軸線に対して第1カム面が傾斜した角度を、前記ねじ軸の軸線に対して第2カム面が傾斜した角度よりも大きい角度に設定している、
ロッキング椅子。
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JP2009298049A JP5763881B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | ロッキング椅子 |
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